意見発表した尾形祐貴さん、舘下佑哉さん、長野凌太さん、紺野聖人さん(左から)

消防職員が業務への提言を発表 県発表会に舘下佑哉さん(釜石署)を選出

意見発表した尾形祐貴さん、舘下佑哉さん、長野凌太さん、紺野聖人さん(左から)

意見発表した尾形祐貴さん、舘下佑哉さん、長野凌太さん、紺野聖人さん(左から)

 

 第45回県消防職員意見発表会(2月14日、盛岡市)に向けた釜石大槌地区行政事務組合消防本部(大丸広美消防長)の代表者選考会は12日、釜石市鈴子町の消防庁舎で開かれた。釜石、大槌両消防署から消防士4人が登壇し、それぞれの視点で業務の課題や改善策を発表。審査の結果、SNSによる情報発信で人命を守る策を提言した釜石消防署の舘下佑哉さん(25)が代表に選ばれた。

 

 同発表会は若手消防職員が業務の諸課題解決へ意識を高め、一層の研さん、業務改善につなげる取り組み。県内12消防本部の代表が出場する県発表会に向け、釜石大槌地区消防本部では代表選考のための発表会を幹部職員らの前で行った。

 

 発表者は登壇順に、釜石署の長野凌太さん(25)、大槌署の紺野聖人さん(29)、大槌署の尾形祐貴さん(32)、舘下さんの4人。1人5分の制限時間で、自らの経験を基に消防や救命、津波避難などに関する考えを述べた。

 

職員らは業務の課題、改善策を自らの言葉で発表

職員らは業務の課題、改善策を自らの言葉で発表

 

 長野さんは、新規入団の減少、団員の高齢化が顕著な消防団の課題を取り上げた。火災や災害現場で消防職員と共に大きな役割を担う消防団員確保のための方策として、学生時からの学びの機会を提案。「学校の防災授業で消防団の活動内容や地域にとっての必要性などを教えることで、社会人になった時に入団しやすくなる」と、認知向上への取り組みを提言した。

 

 紺野さんは、傷病者発生時に現場に居合わせた人(バイスタンダー)が救急隊到着までの間に行う処置(心肺蘇生法など)に着目。早期の救命処置を的確に行える人を増やすため、義務教育期の成長段階に合わせた学習プログラムを示した。小学校低学年は119番通報、同高学年は応急手当の実技、中学生は小学校期の学びの復習と災害時に役立つ搬送法などの習得。応急手当講習の義務化が実現すれば「より質の高い多くのバイスタンダーを生むことができる」と強調した。

 

幹部職員や先輩職員らも耳を傾けた意見発表会

幹部職員や先輩職員らも耳を傾けた意見発表会

 

 尾形さんは、東日本大震災の経験から津波避難時のさまざまな場面を想定した問題点を指摘。よりイメージをつかみやすい避難の動画を市のホームページに掲載することを考えた。避難場所までの経路を撮影し、いつでも見られるようにすることで、訓練に参加できない人や外出が困難な人の避難を助ける狙い。動画による情報発信で、「地域住民同士、家族で話すきっかけもでき、防災意識がさらに高まる」とした。

 

 舘下さんは、活字離れやSNSの普及が進む社会情勢の変化に注目。ポスターやパンフレットなどの紙媒体による広報活動だけでは情報発信効果が不十分と考え、火災予防や救急医療の呼び掛けにSNSを活用することを提案。「災害などへの注意喚起、消防団員募集、各種講習の案内に加え、消防署の訓練の様子を発信することで興味を持ってもらえる。住民の理解が深まれば、現場活動でのトラブルも回避できるのではないか」と訴えた。

 

釜石大槌地区行政事務組合消防本部の代表で県発表会に出場する舘下さん

釜石大槌地区行政事務組合消防本部の代表で県発表会に出場する舘下さん

 

 市教委の髙橋勝教育長ら4人の審査員が、▽論旨の明確性、説得力▽業務に対する問題意識、発展性▽発表態度、表現力―の3項目で採点。審査の結果、県発表会への出場が決まった舘下さんは「他の人の発表も聞いて(自分たちの業務には)いろいろな問題点がまだまだあると実感し、とても勉強になった。県大会までに発表の仕方をさらに工夫し、等身大で臨みたい」と話した。

第25回釜石市郷土芸能祭

【開催中止】第25回釜石市郷土芸能祭

第25回釜石市郷土芸能祭

 

第25回釜石市郷土芸能祭中止のお知らせ(1/26追記)
令和4年1月30日(日)に開催を予定しておりました第25回釜石市郷土芸能祭は、新型コロナウイルス感染症拡大により、中止することとなりました。
楽しみにされていた皆様には、大変残念なお知らせとなりますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

市内に伝わる郷土芸能を皆様にご覧いただき、広く知っていただくとともに、郷土芸能の次代への伝承・継承者育成のため、市と市教育委員会が2年に1度開催しているものです。

 

25回目となる今回は、唐丹町大石「屋形遺跡」が令和3年3月に国史跡に指定されたことを記念し「大石虎舞」が出演。また、同年7月に世界遺産登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」に含まれる「御所野遺跡」がある一戸町から「一戸の山伏神楽~高屋敷神楽~」をお招きしています。

 

入場は無料です。皆様のご来場をお待ちしております。

 

※新型コロナウイルス感染症の影響等により、延期・中止が決定した場合には、このページでお知らせします。

 

令和4年1月24日追記:岩手緊急事態宣言に伴う入場制限実施のお知らせ
令和4年1月23日、「新型コロナウイルス感染症 岩手緊急事態宣言」が発出されました。
これに伴い、感染が拡大している地域(緊急事態措置区域及びまん延防止等重点措置区域)からお越しの方は、入場をご遠慮くださるようお願いいたします。
観覧を楽しみにされていた方々には誠に申し訳ございません。

日時

令和4年1月30日(日曜)13:00~(開場12:30/終了16:00)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA(大町1丁目1番9号) ※入場無料

プログラム

13:00〜 開会
13:15〜 八雲神楽
13:35〜 桜舞太鼓
14:00〜 高屋敷神楽(権現堂)
14:20〜 小川しし踊り
14:45〜 休憩
14:55〜 高屋敷神楽(鐘巻き御寺)
15:40〜 大石虎舞
※時間は目安です。

 

第25回釜石市郷土芸能祭

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 文化スポーツ部 文化振興課 文化財係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22番1号 シープラザ釜石2階
TEL 0193-27-5714 / Fax 0193-22-1170 / メール
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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
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「お絵かき列車」表彰式 園児が描く、みんなの三陸鉄道

三鉄の「園児お絵かき列車」入賞者と家族、関係者ら

三鉄の「園児お絵かき列車」入賞者と家族、関係者ら

 

 三陸鉄道(本社宮古市、中村一郎社長)が沿線の保育園児などを対象に募集した「お絵かき列車作品」で、最高賞となる県三陸鉄道強化促進協議会(会長=達増拓也知事)会長賞に中妻子供の家保育園の渋谷実希ちゃん(6)が選ばれた。小佐野保育園の寺田茉希ちゃん(5)が釜石市特別賞、小川葵愛(あいな)ちゃん(6)は市さんてつくん賞を受賞。表彰式は8日に鈴子町のシープラザ釜石で行われ、入賞者に賞状などが贈られた。

 

 同列車は同協議会と三鉄が主催。列車の旅を楽しみながら車両の絵を描いてもらうもので、1995年から続く。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で乗車を見合わせる園が多かったが、作品は募集した。沿線の11市町村から690人が参加。釜石市内からは6保育園、こども園が参加し、計97点が寄せられた。

 

 表彰式で、中村社長は「力作ぞろいで、選ぶのに苦労した」と総評。コロナ禍で厳しい経営が続くが、昨秋から客足が戻りつつあると説明し、「家族と一緒に利用して盛り上げてほしい」と期待を込めた。野田市長も「久慈から盛まで163キロもあるリアス線は駅ごとに楽しい場所がある。みんなの三鉄を大事にしていこう」と呼び掛けた。

 

最高賞に輝いた作品の前で笑顔を見せる渋谷実希ちゃん

最高賞に輝いた作品の前で笑顔を見せる渋谷実希ちゃん

 

 中妻子供の家保育園では三鉄から提供された写真を見本に年長児が取り組んだ。まだ三鉄に乗ったことがないという実希ちゃんは、青い空と海が広がる景色の中を走る様子を想像しながら、クレヨンと絵の具を使って「楽しい気持ち」を表現。白い車体に赤と青のラインが入った車両を描くのを頑張り、「(賞をもらって)うれしい」とはにかんだ。

 

 小佐野保育園は三鉄釜石駅に出向いてホームでお絵かき。いろんな車両を見る機会にもなり、外出気分を楽しんだ。茉希ちゃんは車両を囲むようにたくさんの笑顔を描いていて、かわいらしさ満載の力作。葵愛ちゃんの作品は画用紙の半分を占めるほどの大きい車両が印象的な、ダイナミックな絵に仕上がった。

 

子どもたちの愛らしい作品が紹介された

子どもたちの愛らしい作品が紹介された

 

 釜石市内の応募作品は14日までシープラザで展示。入賞作品を車内で公開する「たいへんよくできました号」も同日まで三鉄リアス線で運行された。

広報かまいし2022年1月15日号(No.1776)

広報かまいし2022年1月15日号(No.1776)

広報かまいし2022年1月15日号(No.1776)

 

広報かまいし2022年1月15日号(No.1776)

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【P1】
表紙
【P2-4】
税の申告
【P5-7】
コロナワクチン接種関係(3回目)
【P8-9】
国民健康保険の税率改正・灯油購入費の一部助成
【P10-13】
特集 釜石シーウェイブスRFC
【P14-15】
子どもはぐくみ通信
まなびぃ釜石
【P16-19】
市民のひろば
まちのお知らせ
【P20-21】
まちの話題
【P22-23】
保健だより
【P24】
【10万円給付】子育て世帯・非課税世帯への臨時特別給付

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釜石市

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「釜石市成人のつどい」式典に臨む新成人=9日

2年ぶりに参集開催「釜石市成人のつどい」 二十歳の門出に笑顔はじける

「釜石市成人のつどい」式典に臨む新成人=9日

「釜石市成人のつどい」式典に臨む新成人=9日

 

 10日の「成人の日」を前に釜石市では9日、成人のつどい(市、市教委主催)が大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルス感染状況を踏まえ、昨年は出席者を限定した式典をウェブ配信しており、参集開催は2年ぶり。検温や体調確認、マスク着用などの対策を徹底し、保護者も入場可能とした。長引くコロナ禍で帰郷がかなわなかった市外在住者も多く、会場では友人との再会を喜び合う姿が目立った。感染症の収束が見えぬまま、大人としての一歩を踏み出す新成人らは、困難を乗り越えた先の輝く未来に希望を託し、それぞれの人生をしっかり歩むことを誓った。

 

晴れ着姿の新成人で華やぐ式典会場の市民ホール

晴れ着姿の新成人で華やぐ式典会場の市民ホール

 

 今年の新成人は2001年4月2日から02年4月1日までに生まれた人。式には対象者295人中、227人が出席した。野田武則市長は東日本大震災の教訓、釜石人の不撓(ふとう)不屈の精神を胸に、たくましく生きることを新成人に期待。多様な課題を抱える世界と共に歩む必要性を示し、「限りある人生の中で精いっぱい自分の幸せを求めて生きてほしい。それがひいては世界の平和、幸福につながる」とエールを送った。

 

新成人を代表し、抱負を発表する三嶋瑛菜さん

新成人を代表し、抱負を発表する三嶋瑛菜さん

 

 釜石郵便局に勤務する三嶋瑛菜(あきな)さん(唐丹中、釜石商工高出身)が、新成人を代表し抱負発表。「つらいことも人生経験の価値を上げるチャンス。自分の素直な気持ちと向き合い、考えて出した答えを大事にし、自分色の人生を歩んでいこう。これまでの家族や地域の支えに感謝し、しっかり生きていくことが恩返しにつながる」と述べた。

 

 同市の成人のつどいは今年から、公募で集まった新成人が実行委員となり式典内容などを協議。今回は5人が名乗りを上げ、過去を振り返り未来につなぐイメージ動画、出身2高校の恩師から集めたメッセージ動画を自主制作し上映した。恒例の新成人有志による虎舞披露も式典を盛り上げた。

 

恩師のメッセージ動画上映で高校時代を懐かしむ

恩師のメッセージ動画上映で高校時代を懐かしむ

 

“寅年”の成人のつどいを虎舞で盛り上げる有志

“寅年”の成人のつどいを虎舞で盛り上げる有志

 

 式典の前後にはフォトスポットでの記念撮影を楽しんだり、再会した友人と会話を弾ませるいつもの光景が見られ、会場は華やいだ雰囲気に包まれた。大東文化大2年の本間勇樹さん(20)は甲子中の同級生らと再会し、「式典ができ、懐かしいみんなと会えたのが一番うれしい」と笑顔。大学はオンライン授業が続き、この2年間はほぼ釜石生活だが、体育教員の免許取得を目指し勉学に励む。成人としての自覚を高めつつ、「大好きな釜石を誇れるような大人になりたい」と地元愛をにじませた。

 

甲子中出身の同級生は「K」ポーズで記念の1枚

甲子中出身の同級生は「K」ポーズで記念の1枚

 

 市内の企業に勤める藤井利咲さん(20)は12月に誕生日を迎え、20歳になったばかり。初めて口にしたお酒の味に「おいしかった」とにっこり。今春から社会人3年目に入るにあたり、「自分の技能を磨きながら、後輩にも教えていければ」と決意を新たにする。長年続ける民謡でも夢を描き、「小さい子たちに民謡を広めていきたい」と後進育成に意欲を見せた。

 

 盛岡大短期大学部2年の山本菜摘さん(20)は、20年間育ててくれた両親に感謝。周りから「大人の仲間入りだね」と言われ、20歳の実感をかみしめる。保育士の資格を取得し、4月から就職予定。「子どもの目線に合わせ、気持ちを分かってあげられる保育士になりたい。まずは仕事を理解し、先輩方についていけるように頑張る」と目標を掲げた。

 

風船アートで彩られたフォトスポットで笑顔満開

風船アートで彩られたフォトスポットで笑顔満開

 

 今年の新成人は小学3年時に東日本大震災を経験。幾多の困難を乗り越えながら小・中・高校生活を送り、まちの復興をつぶさに見てきた。各種活動で震災後のまちづくりにも貢献。高校3年時に同市で開催されたラグビーワールドカップ(W杯)では、世界中から訪れる人たちへのもてなしや震災伝承活動で活躍する生徒もいた。

 

 ラグビーW杯の会場となった釜石鵜住居復興スタジアムのこけら落としイベント(2018年8月)でキックオフ宣言を行った洞口留伊さん(20)は現在、慶應義塾大の2年生。成人のつどいでは市民憲章、防災市民憲章の唱和を担当した。

 

釜石東中在学時の校長だった髙橋勝教育長(左)、野田武則市長と記念写真に納まる洞口留伊さん

釜石東中在学時の校長だった髙橋勝教育長(左)、野田武則市長と記念写真に納まる洞口留伊さん

 

洞口さんが復興スタジアム完成イベントでキックオフ宣言する姿を伝えた記事(復興釜石新聞)

洞口さんが復興スタジアム完成イベントでキックオフ宣言する姿を伝えた記事(復興釜石新聞)

 

 震災の津波で鵜住居町の自宅が全壊。18年に再建を果たした家で家族と暮らす洞口さんは「助けてもらった世界中の皆さんに感謝を伝えたいという思いは今も変わらない」。コロナ禍で世界の人々が苦しい日々を送る中、「自分も誰かのために何かしてあげられる人になりたい」と意を強くする。大学では防災を学ぶ。「勉強して多くの命を救うことが、これまでの支援への恩返しになる」と信じ未来を開く。

釜石PITで行われた釜石SWの出陣式。チーム一丸となった奮闘を誓った

ラグビー・釜石シーウェイブスが出陣式 「リーグワン」初戦に合わせ

釜石PITで行われた釜石SWの出陣式。チーム一丸となった奮闘を誓った

釜石PITで行われた釜石SWの出陣式。チーム一丸となった奮闘を誓った

 

 ラグビーの新リーグ「リーグワン」が開幕した。釜石シーウェイブス(SW)RFCは6チームによる2部に参戦し、あす16日にビジターで三重ホンダヒートとの初戦を迎える。これを前に12日、釜石市大町の釜石PITで出陣式を行い、決意を示した。そして、戦いに臨むチームに欠かせないのが、声援を送るファンの存在。地域一体で「ラグビーのまち」を盛り上げようと、選手やスタッフは勧誘にも熱を入れる。

 

出陣式で奮闘誓う

 

「熱い応援を力に戦う」と意気込みを語る小野主将

「熱い応援を力に戦う」と意気込みを語る小野主将

 

 坂下功正総監督や小野航大主将ら8人が参加。小野主将は「昨年6月からトレーニングを重ね、最高の準備ができている。レベルの高いリーグになると思うが、しっかりと勝ち星を重ねることでチームもレベルアップでき、シーズンを通してさらに成長していける。ファン、サポーターと喜びを分かち合えるよう、一つでも多く勝てるよう選手一丸で頑張るので熱い応援を」とアピールした。

 

 釜石SWは、東北から新リーグに参戦する唯一のチーム。坂下総監督は「釜石、岩手、東北の皆さんの声援を受け止めて前に進んでいく。グラウンドに足を運んで応援してほしい」と呼び掛けた。

 

 スポンサー企業のべアレン醸造所(盛岡市)は応援ビールを発売し、チームの活躍を後押しする。パッケージはチームカラーの赤を基調に、背景にはホーム戦が行われる「釜石鵜住居復興スタジアム(うのスタ)」をデザイン。今季のチームスローガン「REVIVE(リバイブ=よみがえる、復活などの意味を持つ)」を前面にあしらった。数量限定(1万4000本)で販売。県内のスーパーなどに陳列されていて、同社の嶌田洋一専務は「すっきりとした味わいに仕上がった。観戦のお供に」と強調した。

 

釜石SW「応援ビール」をPRするべアレンの嶌田さん(右)、オフィシャルサポーターの葛巻さん

釜石SW「応援ビール」をPRするべアレンの嶌田さん(右)、オフィシャルサポーターの葛巻さん

 

 チームやスタジアムでの戦いを盛り上げるオフィシャルサポーターには、県内を中心にモデル・タレント・MCとして活躍する葛巻舞香さんが就任。「選手が前に向かって走っていけるよう、ファンとワンチームで応援したい」と力を込めた。

 

 釜石SWは、4月10日までホストとビジターで計10試合を行う。うのスタでのホーム戦は3月5日が皮切り。4試合が予定される。

 

「共に戦うファンに」入会を呼びかけ

 

県釜石地区合同庁舎で行ったファンクラブ入会への呼びかけ

県釜石地区合同庁舎で行ったファンクラブ入会への呼びかけ

 

 地域型クラブチームとして運営されている釜石SW。活動費を地域企業の支援やファンクラブ会員の会費でまかなっている。東日本大震災前に約3800人いた会員は震災後に減少。さらに、ここ数年はコロナ禍で対面での勧誘ができなかったため、現在は約半分の1700人弱になっている。

 

 より地域に密着し地元に愛されることを目指して、入会の呼びかけを強化。県沿岸広域振興局の協力を得て、5日にプロップの牛窪心希(しんき)選手(24)らが新町の県釜石地区合同庁舎で県職員らにアピールした。

 

 お昼休みに合わせて行い、約1時間の活動で30人が新規入会、会員更新をした。「いつも遅くまで練習しているね。心を動かす試合、期待してるよ」と声をかけたのは、沿岸振興局企画推進課の大釜範之課長(54)。野球、サッカー、バスケットボールなど最近、岩手のプロスポーツ界は明るい話題が続いていて、「ラグビーも」と熱視線を送る。

 

記念撮影に応じる牛窪選手(左)。入会した職員らの応援を力にした

記念撮影に応じる牛窪選手(左)。入会した職員らの応援を力にした

 

 記念撮影にも応じた牛窪選手は「頑張れ―とチームに期待する声をじかに聞くことができ、力をもらった」と目を見張った。今季、ニュージーランド代表として活躍した経験を持つ選手らが加入し、その高いスキルがチーム全体にいい刺激をもたらしていると手応えを実感。「倒されても立ち上がる姿を見に来てほしい」と意気込んだ。

 

 SWのホームページからも入会の申し込みができる。会員種別は「ゴールド」「クリスタル」「ファミリー」「スペシャル」の4種。年会費2000円~5万円で、カレンダーや優待券など特典が異なる。

寄せ書きが添えられた日章旗(画像)を示す小野さん(前列右)、佐々木宮司(同左)。後列は左から安藤さん、安美留さん、佐々木利恵さん

持ち主不明の寄せ書き日章旗 情報求め、金沢から釜石へ~尾崎神社の押印を手掛かりに

寄せ書きが添えられた日章旗(画像)を示す小野さん(前列右)、佐々木宮司(同左)。後列は左から安藤さん、安美留さん、佐々木利恵さん

寄せ書きが添えられた日章旗(画像)を示す小野さん(前列右)、佐々木宮司(同左)。後列は左から安藤さん、安美留さん、佐々木利恵さん

 

 釜石にゆかりのある日章旗ではないか―。昨年12月、北陸地方に住む男女3人が手掛かりを求めて釜石市を訪れた。尾崎神社の押印や約60人分の寄せ書きがあり、「佐々木」「菊池」「吉田」といった釜石でなじみのある名字が多く見られたため。陸上十種競技で活躍した人や「柔道部」という書き込みもあり、釜石製鉄所(現日本製鉄東日本製鉄所釜石地区)に関わりがありそうだとも考えている。

 

 手掛かりを探しに来たのは、石川県金沢市の主婦小野晴美さん(59)、大学教員の安藤竜さん(47)、滋賀県彦根市の会社員安美留久見子さん(35)の3人。観光や歴史研究に取り組む仲間だという。2020年12月に北陸地方の新聞に掲載された、太平洋戦争時に出征した兵士が持っていたとみられる日章旗の持ち主の情報提供を求める記事が気になり、活動してきた。

 

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金沢に届けられた持ち主不明の日章旗(小野さん提供)。右上隅に尾崎神社の押印が入っている

 

 小野さんによると、その日章旗は19年9月に金沢市の尾崎神社に持ち込まれた。日本へ旅行に訪れていた米国人男性が「この旗は尾崎神社で清められた日本の旗ではないか。家族のもとに届けば幸いだ」という手紙を添え、託した。金沢の尾崎神社は寄せ書きにあった氏名を電話帳などで調べたが、持ち主や遺族らしい人にたどり着くことはできず、現在は石川護国神社にある県遺族連合会で保管しているという。

 

 日章旗は縦75センチ、横1メートルで、「武運長久」「盡(じん)忠報国」「千人力」「玉砕」「奮闘祈」など文字が確認できる。右上隅に尾崎神社の押印が入っていて、血痕が数カ所にある。遺族会員ではない小野さんらが熱心に取り組みを続けたのは、書き込まれた言葉、戦地に行くのを見送った人たちが残した思いを想像したから。「敵軍に向けられた恐ろしい言葉。うれしくもないだろうに万歳の文字。生きて帰って―と願って書いた人もいただろう」。旗に込められた思いに突き動かされるように独自に調べ、「釜石」にたどり着いた。

 

釜石にゆかりのある姓が並ぶ(小野さん提供)

釜石にゆかりのある姓が並ぶ(小野さん提供)

 

「柔道部」などの言葉も確認できる(小野さん提供)

「柔道部」などの言葉も確認できる(小野さん提供)

 

 小野さんは釜石の尾崎神社に旗の画像を送るとともに問い合わせをし、昨年8月に押印について「(釜石のもので)間違いない」と確認。石応禅寺(大只越町)の押印や住職らしき名前もあったことから、「釜石ゆかりの旗だ」と確信した。ただ、こうした旗にはふつう、出征する兵士の名前が記されているが、今回の旗には個人名の記載はなく、持ち主を特定することは難しいと考えている。石川の遺族会も「持つべき本人か遺族に直接渡したい」とのことで、現物が釜石に届く見通しは立っていない。

 

 そこで、3人は旗の帰還につながる動きを見つけ出そうと、昨年12月に来釜。4日に市内を回った際、訪問先で対応した人が記名のある男性の遺族らしき人に電話で問い合わせをしてくれたといい、「20歳で出征し、戦地で亡くなった」などと情報を得た。「釜石ゆかりのもの」と認識を確かにし、5日には尾崎神社を訪問。佐々木裕基宮司(56)、妻利恵さん(54)に「この旗は、あるべき場所に納められるのがいいはず。釜石と石川の遺族会でやりとりしてもらえたら」と思いを伝えた。

 

釜石の尾崎神社を訪ねた金沢の3人。持ち主探しに込めた思いを伝えた

釜石の尾崎神社を訪ねた金沢の3人。持ち主探しに込めた思いを伝えた

 

 宮司の母郁子さん(78)は釜石遺族会長で、5日は不在だったが電話で応対。「釜石でつくられたもの。古里に帰って来たいでしょう。戻ってくることで報われるのでは」とおもんぱかり、協力を引き受けた。今後、盛岡市の岩手護国神社や県遺族会関係者らからも働き掛けてもらえるよう要請するほか、釜石市が行う戦没者追悼式などで画像を公開し、より多くの情報を得られるよう取り組みたいとしている。

 

 新たな動きが見え、小野さんは「一日も早く釜石に届いてほしい」と期待。安美留さん、安藤さんは「活動を通じ、いろんな人の人生に関わり、戦争や生きることを考えるきっかけになった。歴史的資料として残してもらえれば」と願う。

 

釜石製鉄所とのつながりを感じさせる名前もある(小野さん提供)

釜石製鉄所とのつながりを感じさせる名前もある(小野さん提供)

 

 釜石新聞NewSにも昨年9月、小野さんから画像の送付と問い合わせがあり、旗に記名のある人と同姓同名の男性(96)を訪ねてみた。「当時は20歳前後。こういう旗にいくつも名を記した」というが、画像を見ても自分が書いたものか判断できない様子だった。

 

 1941(昭和16)年12月8日(現地時間7日)の開戦から、45年8月の敗戦まで続いた太平洋戦争。80年近くを経る中、日章旗の持ち主や遺族に関する情報を得るのは難しい。この旗を持って戦地に赴いたのは誰なのか、どんな運命をたどったのか。名を記した古里の人たちは、どんな思いを込めたのだろうか。

 

 情報提供は、釜石市浜町の尾崎神社(電話0193・22・3095)へ。

水辺の鳥観察会

水辺の鳥観察会

水辺の鳥観察会

 

日時

令和4年1月15日(土)9:30~11:30 
予備日:令和4年1月22日(土)9:30~11:30
当日延期又は中止の場合、申込者にご連絡をいたします。

場所

集合場所:片岸公園駐車場
※現地集合・現地解散となります。
観察場所:片岸公園付近

観察場所で見られる鳥※一部

カワセミ

カワセミ

 
オオハクチョウ

オオハクチョウ

 
ノスリ

ノスリ

 
アオサギ

アオサギ

募集定員

20名(先着順)
申込期限:令和4年1月14日(金)まで(土・日・祝はお休み)
※参加費は無料です。

申込方法

電話(0193-27-8453)またはFAX(0193-22-2199)でお申し込みください。
FAXの場合、添付の申込用紙にご記入のうえお申し込みください。
水辺鳥観察会チラシ[PDF:885KB]

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生活環境課 環境保全係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
TEL 0193-27-8453 / Fax 0193-22-2199 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021120700036/
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JR釜石駅が無料配布している「すべらない砂」と「合格駅行き特急券」

JR釜石駅が無料配布している「すべらない砂」と「合格駅行き特急券」

 

 受験シーズンが本番に突入した。釜石市鈴子町のJR釜石駅(吉田正樹駅長)では、今年も合格祈願を込めた「すべらない砂」を無料配布し、受験生を応援している。列車が上り坂を走行する際、砂を車輪の空転防止に使うことにちなんだ験担ぎ。「合格駅」行き「特急券」とセットで3月中旬まで配布する予定だ。

 

 同駅では15年ほど前から受験応援グッズとして配布している。市内の神社でおはらいした砂と、合格特急券と表した片道切符を袋詰め。砂をもらうために駅を訪れる人もいる、リクエストの多い取り組みとのこと。今回は1000個を用意した。改札前に設置した「合格祈願神社」で、自由に入手できる。

 

駅員らが思いを込めて手作りした「合格祈願神社」と「招きトラ」パネル

駅員らが思いを込めて手作りした「合格祈願神社」と「招きトラ」パネル

 

砂も駅員たちが一つ一つ気持ちを込めて袋詰めしている

砂も駅員たちが一つ一つ気持ちを込めて袋詰めしている

 

 今年は、干支(えと)の「寅(とら)」にちなんだ手作りパネルもお目見えした。五角形と四角形を重ねてデザインした「合格」の文字を、招き猫ならぬ「招きトラ」が呼び込んでいるよう。「五角で合格、四角にはいろんな資格にも挑戦してほしい」と願いを込めた。

 

 配布を始めた4日に、さっそく手に入れた男性は「一番乗りで幸先がいい感じ」と目を細めた。自身は英検の受験を控え、親族にも受験生がいて、2人分の〝お守り″を大切そうにリュックサックにしまい込んだ。

 

砂を手に取る男性。「いい結果につながりますように」

砂を手に取る男性。「いい結果につながりますように」

 

 この砂ですべりませんように、うまくいきますように―。吉田駅長は「受験や就職活動、いろんな資格取得に向かって頑張る人たちへの応援を込めた。ぜひ手に取ってほしい」と呼び掛ける。同駅構内には寅年にちなんで郷土芸能・虎舞を紹介する掲示も。「釜石と言えば虎舞。虎の勢いでコロナを吹き飛ばし、いい年になれば」と期待する。

2022年の消防防災活動へ士気を高める団員ら

防火・災害対応へ士気高揚 「釜石市消防出初式」規模縮小し2年ぶり開催

昨年は中止、2年ぶりに開催された市消防出初式

昨年は中止、2年ぶりに開催された市消防出初式

 

 釜石市消防出初式(市、市消防団主催)は8日、大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、まとい振りなどの街頭パレードを取りやめ、規模を縮小した式典のみを実施。市消防団(団員563人)などから約100人が参加し、新年のスタートにあたり消防防災活動へ意欲を高めた。

 

 東日本大震災の犠牲者らに黙とう後、統監の野田武則市長が式辞。世界各地で温暖化による気候変動が要因の自然災害が多発している現状に触れ、「災害はまさかと思われる規模で発生するようになった。危機管理体制のさらなる充実が求められる。複雑、多様化する災害に備え、一層の尽力を」と呼び掛けた。

 

2022年の消防防災活動へ士気を高める団員ら

2022年の消防防災活動へ士気を高める団員ら

 

 長年の消防防災に対する功績、職務精励などで団員66人を表彰。無火災956日(2019年6月8日~21年11月30日)を達成した栗橋地域を管轄する第7分団(団員91人)に「無火災竿頭綬」(県消防協会遠野釜石地区支部表彰)が授与された。小澤万寿男分団長(67)は「団員による火災予防運動が功を奏し、住民は防火意識が高い。地域は高齢化が進み、独居世帯も増えている。今後も地域一丸となって啓発活動に努めていきたい」と決意を新たにした。

 

「無火災竿頭綬」を受けた消防団第7分団の幹部

「無火災竿頭綬」を受けた消防団第7分団の幹部

 

10~40年勤続、職務精励で団員66人を表彰

10~40年勤続、職務精励で団員66人を表彰

 

 昨年の市内の火災発生は5件(建物4、その他1)。前年のほぼ3分の1に減少した。火災による死者はおらず、負傷者は1人だった。

 

 式典での表彰団員は次の通り。(かっこ内数字は分団・部、「本」は本部)

 

【釜石市長表彰】
▽永年勤続功労章(30年勤続)
川端裕一(1・1、部長)川向文吾(3・3、班長)加藤孝雄(5・2、同)小向初見(5・6、部長)狐鼻薫(6・5、班長)和田一之(7・本、部長)八幡利則(7・3、同)

 

【県消防協会遠野釜石地区支部表彰】
▽勤続章
*40年勤続
野田幸正(4・本、分団長)佐々木正雪(4・2、部長)小笠原賀伸(6・5、班長)
*25年勤続
佐々木清明(1・本、部長)井上健(2・1、同)小山久雄(4・1)岩﨑英紀(6・5)佐々木隆行(6・6、班長)佐々木光政(6・6)小笠原義雄(7・本、部長)八幡勝明(7・2、班長)三浦勝弘(8・本、副分団長)佐々木和則(8・3)佐々木仁(8・3)鈴木利治(8・5、部長)
*15年勤続
藤原士朗(1・3)竹内俊作(2・1、班長)熊谷仁(3・3)藤井悌壮(4・1)川﨑浩二(6・1)小笠原剛真(6・2)土手広和(6・3)植田賢利(6・3)小笠原尊史(6・5)八幡恵史(7・2)小笠原嘉春(7・3、班長)伊藤貞治(8・本、同)岩城覚(8・2)佐々木健(8・3)内川裕也(8・5、班長)留畑丈治(8・5、同)中嶋康裕(8・5、同)東卓也(8・6、同)青山克徳(8・6、同)久保準一(8・6)
*10年勤続
菅原徹(2・1)泉憲一(3・1)久保弘貴(3・3)佐々木一馬(3・3)三縄聡(3・4)副士光雄(5・1、班長)

 

▽精練章
照井雄騎(1・2)佐々木一哉(1・4)阿部信太郎(1・4)浜田志紀(1・4)小山純平(3・2)高橋光輝(5・3、班長)東谷剛(5・5)小笠原祐樹(6・2)平間佑(6・2)川崎友則(6・5)佐々木滉司(6・5)佐々木北斗(6・6)栗澤正太(7・1)佐々木靖(7・2、班長)中村修(7・2)和田良作(7・3)黍原豊(7・3)東英樹(8・6)

手帳の点検を受ける交通指導隊員

安全な地域づくりをともに 釜石市交通指導隊と防犯隊、初点検 初めて合同実施

初めて合同で実施された交通指導隊と防犯隊の初点検

初めて合同で実施された交通指導隊と防犯隊の初点検

 

 釜石市交通指導隊(佐藤鉄太郎隊長、隊員28人)と市防犯協会防犯隊(三浦栄太郎隊長、同38人)の2022年初点検は7日、大町の市民ホールTETTOで行われた。指導隊は「交通事故の被害」、防犯隊は「犯罪の被害」から住民を守ると任務は少し異なるが、ともに安心安全な地域づくりのため活動していることから、初めて合同で実施。合わせて約20人の隊員が参加し、任務遂行へ気を引き締めた。

 

 野田武則市長、釜石警察署の前川剛署長らが整列した隊員の手帳と警笛を点検した。野田市長が「市民の約4割を占める高齢者の事故防止が最大の課題となる。特殊詐欺、子どもへの声掛け事案が発生しており、抑止も重要な課題の一つ。交通安全、地域安全の意識高揚に努めていく。隊員の活動は多岐にわたり、欠かすことができない。気持ちを引き締め、任務を再確認して活動に尽力してほしい」と訓示した。

 

手帳の点検を受ける交通指導隊員

手帳の点検を受ける交通指導隊員

 

防犯隊員も野田市長らの点検を受けた

防犯隊員も野田市長らの点検を受けた

 

 前川署長は管内の治安情勢を報告した。窃盗などの刑法犯認知件数は昨年11月末現在で65件、前年同期比で18件減。交通事故の発生状況について、昨年1年間は事故死者がなく、人身事故は35件あったが、前年と比べると4件減った。「皆さんの活動のたまもの。引き続き、署を挙げて治安維持に全力で取り組み、各種対策を推進していく。秩序ある交通社会の実現と安全安心なまちづくりのため力添えを」と激励した。

 

 終了後、指導隊は大町周辺で車両に対する街頭指導を行い、防犯隊はショッピングセンターの買い物客らに、地域安全に関するチラシなどを配布する啓発活動を展開した。

 

ショッピングセンターで買い物客らに啓発グッズを手渡す防犯隊員

ショッピングセンターで買い物客らに啓発グッズを手渡す防犯隊員

 

 交通指導隊員の任務は街頭や交通安全教室での指導、各種行事での交通の確保など。佐藤隊長(80)によると、昨年は新型コロナウイルス禍でイベントの中止が多く、活動を控えざるを得なかった。学校での交通安全教室は再開されていて、子どもたちの交通マナーが向上していると実感。「安心安全なまちをつくるため、気持ちが通じ合うような活動を続けたい」と意欲を見せた。

 

 防犯隊は民間のボランティア団体で、市民の自発性、高い志によって活動が維持されている。防犯パトロール、青少年の非行防止、特殊詐欺防止啓発活動、高齢者の安全対策などが任務。市防犯協会の岩渕善吉会長(80)は「市民が安心安全に暮らせるよう、地域に密着して活動。青色回転灯による見せる防犯パトロールでアピールしていく」と力を込めた。

釜石市魚市場に初水揚げする定置網漁船の乗組員ら

「虎の力を借りて元気なまちに」 釜石市役所や魚市場で仕事始め

釜石市魚市場に初水揚げする定置網漁船の乗組員ら

釜石市魚市場に初水揚げする定置網漁船の乗組員ら

 

 2022年の仕事始めとなった4日、釜石市魚河岸の釜石市魚市場で初売り式が行われた。主要魚種の不振に苦しんだ昨年からの挽回を期し、漁業関係者が鏡開きや手締めで豊漁を願った。市内の官公庁や企業も本格始動。新型コロナウイルスの感染収束は依然見通せないが、各現場では引き続き感染対策に当たり、東日本大震災からの復興完遂、産業振興に向けた地域づくりへの決意を共有した。

 

釜石魚市場で初売り式 「創意工夫で魚のまち復活を」好転願う

 

水揚げされた魚を見定め、競りに臨む買い受け人ら

水揚げされた魚を見定め、競りに臨む買い受け人ら

 

 市魚市場では、朝日を受けた定置網漁船の乗組員が白い息を吐きながら水揚げを進め、買い受け人らの威勢のいい掛け声が響いた。この日はサバ・イワシの混在約5トン、タラ約1トンなどが水揚げされ、次々と競りにかけられた。

 

 同市場の21年の取り扱い実績は、昨年末時点で数量が6700トン(前年同期比26%減)、金額は9億6000万円(同28%減)だった。このうち、巻き網船の水揚げが同比で2700トン減り、金額も2億円減。サンマは数量が同比で31%、金額も58%にとどまった。秋サケ漁は水揚げが同比の5%、金額7%と大幅な減産。過去10年間で最低の実績となった。

 

水揚げ増の期待を込めて鏡開きをする関係者

水揚げ増の期待を込めて鏡開きをする関係者

 

 初売り式で、市漁業協同組合連合会の小川原泉会長は厳しい現状を報告した上で、「巻き網船やサンマ船の誘致に力を入れ、水揚げ増強に取り組む。創意工夫、質の高いサービスで地域経済の発展に貢献していく」と力を込めた。

 

 市場開設者の野田武則市長は海洋環境の変化や二酸化炭素排出実質ゼロに向けた取り組みに触れながら、「令和4年は世界が大きく変わるスタートの年。課題を共有し、乗り越えていかなければ。『魚のまち釜石』復活のため、養殖にも力を入れたい。虎の手を借り、水産業が元気になってほしい」と願った。

 

「今年こそ」。漁業関係者は漁の好転に期待を込める

「今年こそ」。漁業関係者は漁の好転に期待を込める

 

 今年の出だしは例年に比べると、「少ない方だ」とこぼす市漁連の佐々木敏行参事。自然環境が相手という漁業の難しさをあらためて感じつつ、「今は獲る漁業から育てる漁業に変わりつつある。ギンザケ、サクラマスの養殖に取り組んでいて、いい感触もある。育てるのも大変なことだが、できることを工夫していきたい」と前を向いた。

 

釜石市役所で仕事始め式 「新しいまちづくりへ奮起を」野田市長

 

野田市長(右)の訓示に聞き入り、気持ちを引き締める市職員ら

野田市長(右)の訓示に聞き入り、気持ちを引き締める市職員ら

 

 野田武則市長は約40人の幹部職員を前に訓示した。「コロナ対応、復興完遂が市政の最重要課題。心の復興に全力を尽くしたい」と強調する一方、「震災の教訓、これまでの10年を踏まえたまちづくりができるような組織、体制を構築すべき年。千里行って必ず千里戻る―という虎の力を心にとどめ、奮起してほしい」と述べた。

 

 2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」という国の方針に触れ、「物事の見方、考え方、生活が一変する、新たな時代づくりの始まり。まちの将来像を描いていかなければ」と指摘。AI(人工知能)の導入などで業務の負担軽減を図るDX(デジタルトランスフォーメーション)化と合わせ、「ゼロカーボン推進」を強化する考えを示し、「次の10年を目指し、さらにパワーアップしていこう」と呼び掛けた。