防火・災害対応へ士気高揚 「釜石市消防出初式」規模縮小し2年ぶり開催


2022/01/12
釜石新聞NewS #防災・安全

昨年は中止、2年ぶりに開催された市消防出初式

昨年は中止、2年ぶりに開催された市消防出初式

 

 釜石市消防出初式(市、市消防団主催)は8日、大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、まとい振りなどの街頭パレードを取りやめ、規模を縮小した式典のみを実施。市消防団(団員563人)などから約100人が参加し、新年のスタートにあたり消防防災活動へ意欲を高めた。

 

 東日本大震災の犠牲者らに黙とう後、統監の野田武則市長が式辞。世界各地で温暖化による気候変動が要因の自然災害が多発している現状に触れ、「災害はまさかと思われる規模で発生するようになった。危機管理体制のさらなる充実が求められる。複雑、多様化する災害に備え、一層の尽力を」と呼び掛けた。

 

2022年の消防防災活動へ士気を高める団員ら

2022年の消防防災活動へ士気を高める団員ら

 

 長年の消防防災に対する功績、職務精励などで団員66人を表彰。無火災956日(2019年6月8日~21年11月30日)を達成した栗橋地域を管轄する第7分団(団員91人)に「無火災竿頭綬」(県消防協会遠野釜石地区支部表彰)が授与された。小澤万寿男分団長(67)は「団員による火災予防運動が功を奏し、住民は防火意識が高い。地域は高齢化が進み、独居世帯も増えている。今後も地域一丸となって啓発活動に努めていきたい」と決意を新たにした。

 

「無火災竿頭綬」を受けた消防団第7分団の幹部

「無火災竿頭綬」を受けた消防団第7分団の幹部

 

10~40年勤続、職務精励で団員66人を表彰

10~40年勤続、職務精励で団員66人を表彰

 

 昨年の市内の火災発生は5件(建物4、その他1)。前年のほぼ3分の1に減少した。火災による死者はおらず、負傷者は1人だった。

 

 式典での表彰団員は次の通り。(かっこ内数字は分団・部、「本」は本部)

 

【釜石市長表彰】
▽永年勤続功労章(30年勤続)
川端裕一(1・1、部長)川向文吾(3・3、班長)加藤孝雄(5・2、同)小向初見(5・6、部長)狐鼻薫(6・5、班長)和田一之(7・本、部長)八幡利則(7・3、同)

 

【県消防協会遠野釜石地区支部表彰】
▽勤続章
*40年勤続
野田幸正(4・本、分団長)佐々木正雪(4・2、部長)小笠原賀伸(6・5、班長)
*25年勤続
佐々木清明(1・本、部長)井上健(2・1、同)小山久雄(4・1)岩﨑英紀(6・5)佐々木隆行(6・6、班長)佐々木光政(6・6)小笠原義雄(7・本、部長)八幡勝明(7・2、班長)三浦勝弘(8・本、副分団長)佐々木和則(8・3)佐々木仁(8・3)鈴木利治(8・5、部長)
*15年勤続
藤原士朗(1・3)竹内俊作(2・1、班長)熊谷仁(3・3)藤井悌壮(4・1)川﨑浩二(6・1)小笠原剛真(6・2)土手広和(6・3)植田賢利(6・3)小笠原尊史(6・5)八幡恵史(7・2)小笠原嘉春(7・3、班長)伊藤貞治(8・本、同)岩城覚(8・2)佐々木健(8・3)内川裕也(8・5、班長)留畑丈治(8・5、同)中嶋康裕(8・5、同)東卓也(8・6、同)青山克徳(8・6、同)久保準一(8・6)
*10年勤続
菅原徹(2・1)泉憲一(3・1)久保弘貴(3・3)佐々木一馬(3・3)三縄聡(3・4)副士光雄(5・1、班長)

 

▽精練章
照井雄騎(1・2)佐々木一哉(1・4)阿部信太郎(1・4)浜田志紀(1・4)小山純平(3・2)高橋光輝(5・3、班長)東谷剛(5・5)小笠原祐樹(6・2)平間佑(6・2)川崎友則(6・5)佐々木滉司(6・5)佐々木北斗(6・6)栗澤正太(7・1)佐々木靖(7・2、班長)中村修(7・2)和田良作(7・3)黍原豊(7・3)東英樹(8・6)

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