2年ぶりに演奏会を開いた釜石商工高吹奏楽部

心を一つに10人が感謝の演奏~釜石商工高吹奏楽部2年ぶりの定演~

2年ぶりに演奏会を開いた釜石商工高吹奏楽部

2年ぶりに演奏会を開いた釜石商工高吹奏楽部

 

 釜石商工高吹奏楽部(佐藤諒華部長、8人)は7月25日、釜石市大町の市民ホールTETTOで第3回定期演奏会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年度は中止したため2年ぶりの開催。顧問の教諭2人も演奏に加わり、持てる力を発揮。支えてくれた仲間や家族への感謝を込め演奏した。

 

 「Unite Our Sounds~笑顔と感謝を届けよう~」をテーマに掲げ、1部は滝廉太郎の「花」をアレンジした「花のプロセッショナル」で幕開け。今年の吹奏楽コンクールで演奏した「ふたつの伝承歌」へと続いた。2、3年生5人は、昨年のアンサンブルコンテストで発表した管楽五重奏「未だ見ぬ景色へ続く道」を披露した。

 

2・3年生は管楽五重奏でコンテスト出場曲を披露

2・3年生は管楽五重奏でコンテスト出場曲を披露

 

2部は虎舞委員会が出演。ステージを盛り上げた

2部は虎舞委員会が出演。ステージを盛り上げた

 

 2部は同校虎舞委員会が友情出演。演目「跳ね虎」を舞い、昨年度の全国高校総合文化祭にWeb出場した際の映像を見せながら、虎舞の由来や演目について解説した。最終3部はポップスステージ。テレビドラマや映画の主題歌、アニメ曲メドレーなど7曲をソロを交えて聞かせた。ネット配信で人気に火がついたYOASOBIの「夜に駆ける」など難曲にも挑戦。ブラスサウンドならではの心地良い音の響きで楽しませた。

 

人気の曲を集め、楽しませたポップスステージ

人気の曲を集め、楽しませたポップスステージ

 

部員のソロにも注目!カジュアルな雰囲気の第3部

部員のソロにも注目!カジュアルな雰囲気の第3部

 

 同部は本年度、1年生3人、2年生2人、3年生3人で活動する。少人数、コロナ禍と活動にはさまざまな苦労も伴ったが、演奏会に向けては1人1人が自分の役割を全うし、プログラム構成からステージ演出まで生徒主体で取り組んだ。

 

 佐藤部長(3年)は高校から吹奏楽を始め、1年時に副部長を任された。自らの演奏技術向上、リーダーシップに大きなプレッシャーを感じ、部長として迎える本演奏会に向けても「正直逃げ出したい」と思う時があったという。それでも頑張ってこられたのは、部員の協力や支えがあったから。「何とか最後まで乗り切れた。失敗もしたが、まとまった演奏ができたと思う」。後輩たちには「失敗を恐れず、仲間を信じてやり切ることを大事にしてほしい」と願った。

 

 顧問の太田柚子教諭(27)は「準備段階から生徒の自主性が随所に光った。生徒会や虎舞委員会、家族の協力もあって初めて成立した演奏会。周りに助けられて自分たちも頑張れたという経験は、今後の人生にも生かされるのでは」と話した。

鉄鉱石の採掘(露天掘り)が行われていた現場

橋野鉄鉱山〝非公開エリア〟で見学会 鉱山労働者の労苦 肌で実感

鉄鉱石の採掘(露天掘り)が行われていた現場

鉄鉱石の採掘(露天掘り)が行われていた現場

 

 釜石市橋野町の世界遺産「橋野鉄鉱山」のうち、普段は一般公開されていない「採掘場跡」と「運搬路跡」の見学会が、7月24日行われた。市内を中心に18人が参加。険しい山道を往復し、人力で鉄鉱石を採掘して運んでいた約160年前に思いをはせた。

 

 見学会は、同鉄鉱山が「明治日本の産業革命遺産」(23資産)の1つとして世界文化遺産に登録された2015年から開始。16年の台風10号による豪雨被害で中止されていたが、昨年から再開された。

 

 参加者が目指すのは高炉場跡から南に約2・6キロの山中にある鉄鉱石の採掘場跡。市世界遺産課課長補佐の森一欽さんが案内した。二又沢川に沿って林道を進み、川が東西に分かれる付近で、採掘場跡がある西又沢上流に向かった。

 

採掘場跡を目指して険しい道を進む参加者

採掘場跡を目指して険しい道を進む参加者

 

人や牛が行き来していた運搬路跡をたどる。写真右側には急斜面が広がる

人や牛が行き来していた運搬路跡をたどる。写真右側には急斜面が広がる

 

 途中、高炉稼働時代に人や牛が鉄鉱石を背負って運んでいた運搬路跡にも足を踏み入れた。幅2メートルに満たない当時の道は、一歩間違えば谷に転落する危険な場所もあり、鉱山労働者の労苦を強く感じさせた。

 

2016年の台風10号豪雨被害を受け、通行不能になった道。ゲートの基礎部分がむき出しになっている

2016年の台風10号豪雨被害を受け、通行不能になった道。ゲートの基礎部分がむき出しになっている

 

 5年前の台風10号では西又沢上流部が決壊し、採掘場跡に通じる道の一部が大規模流失した。参加者はその被害も目にしながら進み、採掘場エリアにたどり着いた。この日見学した最も奥の採掘場は標高約900メートル。人力で岩を砕き、地表に出てきた鉄鉱石を採る「露天掘り」が行われていた。

 

 「日本で一番、鉄鉱石が採れる鉱山だったのが釜石。まだまだ良質な鉄鉱石はあるが、採算が合わないため、採掘はやめてしまった」と森さん。マグマの上昇で元々あった石が溶かされ、変成してできるのが鉄鉱石や銅鉱石。釜石では銅鉱石も採れ、釜石鉱山に大きな利益をもたらしたという。

 

採掘場跡で説明を受ける参加者。写真奥のさらに登った場所には切り立った岩の下に半地下式の採掘場跡が残る

採掘場跡で説明を受ける参加者。写真奥のさらに登った場所には切り立った岩の下に半地下式の採掘場跡が残る

 

付近の岩には磁石がくっつく部分があり、鉄分を含んでいることが分かる

付近の岩には磁石がくっつく部分があり、鉄分を含んでいることが分かる

 

 見学会では、後に使われたトロッコの軌道跡、甲子町大橋につながる坑道の入り口、坑道の発破用火薬を収納する火薬庫跡なども見ることができた。

 

 野田町の栗原蒼育君(小佐野小3年)は「鉄鉱石がある場所へ行くのは、あんなにつらいんだなと思った。昔の人はきっと筋肉ムキムキ!当時の鉄づくりはすごい」と驚きの表情。母希実子さんも「今とは比べものにならないぐらい根気や体力があったのだろう」と想像を巡らせた。熱心に話を聞く蒼育君に「釜石人として鉄の歴史への学びを深めてほしい」と期待した。

 

 雫石町の久保賢治さん(41)は「当時の採掘場が失われずに残っているのは世界に誇れること。現地に行って初めて分かる空気や雰囲気を感じると、より一層想像が膨らむ」と実感を込めた。

 

火薬庫があった場所には石垣が残り、足元には建物の壁に使われたれんがが散らばる

火薬庫があった場所には石垣が残り、足元には建物の壁に使われたれんがが散らばる

 

 橋野鉄鉱山の高炉場跡では7月9日から御日払所跡の発掘調査が始まった。9月ごろに一般向けの現地説明会を予定する。15日に開かれた市橋野高炉跡史跡整備検討委員会では、昭和20年代に建てられた山神社の鳥居の老朽化についても協議。修復する方向で検討していくことになった。

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

道路整備を訴えてきた鵜栗地区同盟会 市に新看板を寄贈 会は解散へ

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

 

 地域の渋滞解消や防災対策のため、迂回(うかい)機能を持つ道路整備の必要性を訴え続けてきた釜石市の住民団体「鵜栗地区道路整備促進期成同盟会」(山崎長也会長)は、三陸沿岸道路の開通で目的をほぼ達成したとして解散を決めた。これに伴い、同道路の意義を後世に伝え、愛着を醸成する看板を制作。7月21日、市に寄贈した。

 

 鵜住居町と周辺5町の住民らで1996年に結成した同会は、国や県への陳情、住民大会、署名活動などを行い、地域を取り巻く道路環境改善を目指してきた。会の解散にあたり、鵜住居町の国道45号恋の峠に設置していた三陸縦貫自動車道釜石大槌間の早期実現を願う看板(2000年制作)を衣替え。「三陸道は地域住民悲願の道路 末永く大切に使いましょう」と文言を替え、会の思いを未来につないでいくこととした。

 

赤地から青地に替え、三陸道への愛着を表す文言を連ねた新看板=国道45号恋の峠

赤地から青地に替え、三陸道への愛着を表す文言を連ねた新看板=国道45号恋の峠

 

 21日は山崎会長ら役員4人が市役所を訪問。これまでの活動経緯や新看板寄贈について野田武則市長に説明し、看板の維持管理を市に託した。野田市長は25年間にわたる会の労をねぎらい、「看板は悲願達成の証しでもある。会の思いは歴史に刻まれ、必ずや次世代に伝えられると思う。市としても大切に受け継ぎ、活用していく」と述べた。

 

 同会は発足時からの活動をまとめた資料集(全91ページ)も作成した。「命の道の生いたち」と題し、陳情や運動資金調達、住民決議の詳細を示す資料、過去に発行されていた会報などを掲載。先行区間として整備された釜石山田道路両石―片岸間(4・6キロ)が、開通から6日後に発生した東日本大震災で避難者の命をつなぎ、その後の復旧・復興活動で大きな役割を果たしたことも、関係機関の多くの資料で紹介している。

 

鵜栗地区道路整備促進期成同盟会の歩みや三陸道が震災で果たした役割などをまとめた資料集

鵜栗地区道路整備促進期成同盟会の歩みや三陸道が震災で果たした役割などをまとめた資料集

 

 編集委員の1人、浦山文男副会長(81)は「災害が多発する時代だからこそ、地域の歴史、文化も含め土着の生きざまを知り、事前の備えをしておくことが大事。同じ悲劇を繰り返さないために役立ててもらえれば」と願う。資料集は270部作り、関係者や希望者に配布した。

 

 山崎会長(85)は活動初期を振り返り、「毎晩のように集まって話し合いを重ねた。(国の機関のある)宮古、仙台、東京へ何度も足を運び、早期整備を要望した」と説明。当初、インターチェンジ設置は不可能と言われたが、住民の熱意が伝わり、同区間の優先着工が実現した。「鵜栗地区住民1万人の悲願を達成すべく活動したことが実を結び、今につながっている事実を子や孫世代に伝えたい」と山崎会長。

 

 同会は国道45号の渋滞解消のためのバイパス的道路の整備、県道釜石遠野線笛吹峠のトンネル化による難所解消などを目的に「鵜栗地区国・県道整備促進期成同盟会」(初代会長=倉田昭二氏)として発足。2002年に現名称に変更した。活動資金は住民からの寄付で賄われた。

37人の力を結集した釜石高吹奏楽部の定期演奏会

釜石高吹奏楽部、音楽部 コロナ禍に負けず熱演 定期演奏会で元気発信

生ブラスで輝く時間を 心躍るステージに観客も笑顔

 

37人の力を結集した釜石高吹奏楽部の定期演奏会

37人の力を結集した釜石高吹奏楽部の定期演奏会

 

 釜石高吹奏楽部(石村海帆部長、37人)の第88回定期演奏会は7月17日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。1年生18人を迎え、例年より多い部員数で活動する同部。演奏会ではさらに厚みを増した音の響きで観客を魅了し、会場一体となって音楽の楽しみを味わった。

 

 3部構成のプログラム。1部は吹奏楽の醍醐味(だいごみ)を味わえる3曲。過去にコンクールの課題曲にもなった吹奏楽のための「風之舞」、今年のコンクールで同部が自由曲に選んだ交響詩「あんたがたどこさ」など、曲調の変化でストーリー性を感じさせる作品を届けた。

 

 2部は五輪イヤーにちなみ、テレビ中継各局がテーマソングに用いた曲など5曲を演奏。選手の活躍と重なる印象的な楽曲が観客の心を捉え、開幕を間近に控えた東京五輪への期待感を高めた。3部は人気グループのヒット曲やアニメソングのステージ。〝縄跳びダンス〟が話題となったNiziUの「Make you happy」など2曲は1年生部員がダンスパフォーマンスで盛り上げ、にぎやかなステージとなった。

 

1年生部員のダンスでステージは一層華やかに

1年生部員のダンスでステージは一層華やかに

 

休憩時間はアンサンブル演奏でも楽しませた

休憩時間はアンサンブル演奏でも楽しませた

 

 合間の休憩時間には各種楽器のアンサンブル演奏も披露。約350人の観客が生徒の頑張りをたたえ、盛んな拍手を送った。山田町の千代川博一さん(69)は、本年度入部した孫の陽琉さん(1年)の応援を兼ねて来場。同部の演奏は初めて聞くといい、「高校生の演奏はやはり音量や技術が違う。知らない曲も結構あったが楽しめた」と声を弾ませた。

 

ミッキーマウス・マーチでは各パートが楽器の魅力をアピール

ミッキーマウス・マーチでは各パートが楽器の魅力をアピール

 

 久しぶりの大所帯となった同部。コロナの影響が続く中、練習場所を増やしての〝密〟の回避、換気の徹底など感染防止対策を講じながら練習を重ねる。「昨年よりは練習時間を確保できているが、人前で演奏する機会は極端に減った。自分たちもお客様も共に楽しめる演奏会は気持ちが高ぶる。こういう場を大事にしたい」と石村部長(3年)。

 

 昨年度は中止され、2年ぶりの開催となった県吹奏楽コンクール沿岸地区大会(7月3、4日)では、高校小編成の部で金賞を受賞。1位通過で県大会出場を決めた。2日に北上市で開かれた県大会同部門には18校が出場。釜石高は銀賞だった。

 

部員7人が心を込め感動のハーモニー ミュージカルにも初挑戦

 

美しいハーモニーで観客を魅了する釜石高音楽部

美しいハーモニーで観客を魅了する釜石高音楽部

 

 釜石高音楽部(平松和佳奈部長、7人)は7月24日、市民ホールTETTOで第7回定期演奏会を開いた。会の実現へ協力してくれた同校の仲間、来場者に感謝しながら、最高のステージを届けた。

 

 3部構成の1部は「ア・カペラの響き」と題し、ラテン語の宗教曲「おお 聖なる宴よ」など3曲を披露した。2部は邦人作曲家による合唱曲。木下牧子作曲の「散歩」は4声部以上に分かれる難易度の高い曲で、練習の成果が光った。信長貴富編曲の「7つの子ども歌」からは「通りゃんせ」「ずいずいずっころばし」など4曲を抜粋。現代のアレンジでよみがえるわらべ歌は新鮮な感動を与えた。

 

 2部には、部員にOGがいる縁で「遠野少年少女合唱隊」が賛助出演。遠野地方に伝わるわらべ歌「ほたるのうた」「とんびとんび」などを聞かせ、演奏会を盛り上げた。

 

賛助出演した遠野少年少女合唱隊。地域を越えて合唱の輪を広げる

賛助出演した遠野少年少女合唱隊。地域を越えて合唱の輪を広げる

 

 3部は3年生が集大成としたミュージカル。名作「シンデレラ」のストーリーを同部オリジナル脚本で上演した。全部員で登場人物を演じ、各場面での歌が物語の世界観を高めた。アンコールは、震災を機に生まれた「群青」、「願い~震災を乗り越えて~」を歌唱。「願い―」は震災後、避難所となった釜石高体育館で当時の音楽部が歌った曲に作曲者が新たな歌詞を付けたもので、全国で歌い継がれる。

 

初挑戦のミュージカル「シンデレラ」。練習を重ねた演技、歌唱を大舞台で披露

初挑戦のミュージカル「シンデレラ」。練習を重ねた演技、歌唱を大舞台で披露

 

 甲子町の菊池幸紀さん(20)は「合唱曲もミュージカルも素晴らしい仕上がり。感動した。コロナ禍でも生徒たちの力を発揮する場は必要。鑑賞の機会は観客にとってもありがたい」と喜んだ。

 

 同部は本年度1年生2人、3年生5人で活動。演奏会にはピアノ伴奏や裏方スタッフで吹奏楽部など他部の生徒が協力。平松部長(3年)は「多くの支えをいただき、何とか成功できた。人数も少なく不安が大きかったが、出来は上々。自分たちも楽しんでやれた」と達成感をにじませた。

 

とびきりの笑顔でミュージカルを締めくくる部員ら

とびきりの笑顔でミュージカルを締めくくる部員ら

 

 前日には不来方高、前週には宮古高の定期演奏会に出演。震災後につながった両校との絆は今も途絶えることなく続く。震災から10年―。「私たちも大きな力をもらってきた。後輩にもつないでいってほしい」と平松部長。今月下旬に予定される全日本合唱コンクール県大会では「みんなが後悔なく、いい演奏ができれば」と願う。

KAMAISHI KIDS TRY

KAMAISHI KIDS TRY

KAMAISHI KIDS TRY

 

お申し込み期間が7月31日(土)から8月6日(金)に延長されました。

 

スポーツを通した国際交流プログラム“KAMAISHI KIDS TRY”の第3回を開催します。キャンプ場に泊まったり、海で遊んで、台湾の子どもたちとのオンライン国際交流。更に鵜住居スタジアムでタグラグビーを体験するチャンスまで!!詳しくはチラシ・開催要項をご覧ください。

 

KAMAISHI KIDS TRY イベントチラシ(JPEG/469KB)
KAMAISHI KIDS TRY 開催要項(PDF/1.4MB)

日時

集合 2021年8月21日(土) 9:00
解散 2021年8月22日(日) 17:00

場所

釜石鵜住居復興スタジアム、根浜シーサイド、根浜海岸、釜石市民体育館

募集対象

釜石・大槌の小学校に通う小学4〜6年生

募集定員

定員:30名(先着順)

参加費

3,000円(保険料、記念Tシャツ代)
※アクティビティ体験料や食事代は協賛により無料

スケジュール

■1日目
09:00 集合、開会式(釜石市民体育館)
10:00 防災運動会 〜体を動かしながら防災を体験〜
12:00 昼食
13:00 台湾の小学生とのオンライン国際交流 ~異文化交流~
14:30 タグラグビー練習・試合(根浜シーサイド)
16:00 キャンプ準備
17:30 夕食、キャンプファイヤー
21:00 消灯、テントで就寝

 

■2日目
07:00 起床、朝食
09:00 海のアクティビティ(根浜海岸)〜シーカヤック、SUP、シュノーケリング等〜
12:00 昼食
13:00 台湾の小学生とのオンライン国際交流 ~お菓子で交流~
14:30 タグラグビー大会(鵜住居復興スタジアム)
16:30 閉会式
17:00 解散(鵜住居復興スタジアム)

 
※内容や時間は変更となる場合があります。

感染症対策について

・こまめな手洗いや手指消毒などの感染対策を徹底します。
・定期的に設備等の消毒を行います。
・交流プログラムをオンラインで実施することで接触によるリスクを減らします。
・釜石市と大槌町の小学生に限定して募集を行います。
・県外からのスタッフはPCR検査や抗体検査を行ったうえで、必要最低限の人数にしぼります。

主催

社団法人 子どもスポーツ国際交流協会(略称:KSE)
運営:KAMAISHI KIDS TRY 2021 運営チーム(KSE、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校、株式会社かまいしDMC)
協賛:クラシエホールディングス株式会社 他
後援(予定):釜石市、岩手県、日本ラグビーフットボール協会、玄奘大学(台湾) 他

お申し込み

お申し込みフォーム https://forms.gle/U1S5UyFVMcaC7quv9

お問い合わせ

三陸ひとつなぎ自然学校
TEL 090-1065-9976(伊藤)
MAIL hitotsunagi.mail@gmail.com
LINE https://line.me/R/ti/p/%40ymj8208h

三陸ひとつなぎ自然学校

三陸ひとつなぎ自然学校

「地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石」の実現を目指し、釜石とたくさんの方々を「つなぐ」活動をしています。

問い合わせ:0193-55-4630 〒026-0411 岩手県釜石市橋野町34-46-1 公式サイト / Facebookページ

作者の小野寺浩さんと、7月に開かれた「サムディ45」作品展で紹介した色鉛筆・パステル画

美術集団「サムディ45」小野寺さん、日仏美術展に初挑戦で初入選

作者の小野寺浩さんと、7月に開かれた「サムディ45」作品展で紹介した色鉛筆・パステル画

作者の小野寺浩さんと、7月に開かれた「サムディ45」作品展で紹介した色鉛筆・パステル画

 

 「第22回 日本・フランス現代美術世界展」(JIAS日本国際美術家協会主催)に色鉛筆画「三陸虎の舞い」を初出展した釜石市の美術集団「サムディ45」所属の小野寺浩(ゆたか)さん(61)=甲子町=が、このほど初入選を果たした。「素直にうれしい。虎舞をモチーフにシリーズ化したいと考えており、作品に向かう意欲も高まった」と力を得ている。

 

 同展は、フランスやオランダなど海外の著名作家作品と、公募により選出された邦人作家作品が合同展示される展覧会。フランスの老舗サロン「サロン・ドトーヌ」が特別協賛する。油彩画や日本画などの平面作品に加え、ガラス工芸や彫刻、建築デザインなど、多様な分野の作品を受け入れている。

 

 「三陸虎の舞い」(縦100センチ、横80・3センチ)は、地元の郷土芸能「虎舞」をモチーフに、色鉛筆とパステルを併用し色彩豊かに仕上げた作品。釜石も試合会場となった2019年のラグビーワールドカップ日本大会を盛り上げようと、地元の高校生が披露した躍動感あふれる演舞に心を引かれ、題材に選んだ。東日本大震災発生から復興を進める中、日々変化する地域を元気づけ、人をつなげてきた郷土芸能の価値を見つめてもらいたいとの願いも込めた。

 

入選作品「三陸虎の舞い」

入選作品「三陸虎の舞い」

 

 小野寺さんは4年ほど前、市内のパステル画教室に参加したのをきっかけに本格的に絵を描き始めた。もともと色鉛筆画に興味があったことから、画材を併用した作品づくりも開始。サムディや陸前高田市の美術団体に所属し、地元の美術展への出品などを通じ、画力を磨いてきた。

 

 初出展初入選に、「モチーフが良かった。世界から見ると、まだ知られていない、飽きていないものだったのだろう」と控えめに話す小野寺さん。自分の絵が世界的に認められたとの実感もあるようで、「世界観が変わる入り口にいる感じ。走り出したばかりだが、どんな変化があるか楽しみ」と、この先に広がる景色を思い描いている。

 

 第22回展は8月5日~15日に東京・六本木の国立新美術館で開催。小野寺さんの作品も展示される。今回、全国から約200人の公募があり、入選したのは約150人。海外の招待作家作品と合わせ、約500点が出展されるという。

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

 

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

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【P1】
農園の名称募集
パラリンピック聖火

【P2-3】
新型コロナワクチン

【P4-5】
戦没者追悼式 
セミナー情報 ほか

【P6-7】
まちのお知らせ

【P8】
音楽イベント
お盆のごみ収集日程

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021080200027/
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ラグビー新リーグに向けた動きについて記者会見に応じる釜石SW関係者

「甘んずることなく前へ」釜石SW、ラグビー新リーグで2部に~地元和菓子店も活動後押し

ラグビー新リーグに向けた動きについて記者会見に応じる釜石SW関係者

ラグビー新リーグに向けた動きについて記者会見に応じる釜石SW関係者

 

 ラグビーのトップリーグ(TL)を刷新して来年1月にスタートする3部構成の新リーグ「リーグワン」。釜石シーウェイブス(SW)RFCは2部に入り、全6チームで1部昇格を争う。7月16日、釜石市大町の釜石PITで記者会見に応じた桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「2部に甘んずることなく前に進み、3年以内に1部に昇格し、10年後にチャンピオンシップを狙えるチームに」と決意を示した。

 

 新リーグには、釜石SWを含む国内24チームが参加。1部には昨季優勝した埼玉パナソニックワイルドナイツなど12チームが入り、2部と3部は各6チームとなった。1~3部でシーズンごとに入れ替え戦を行う。

 

 会見には、坂下功正総監督、須田康夫ヘッドコーチ(HC)、小野航大主将も出席。2部は昨季の成績で見ると、格上のチームが多い。坂下総監督は「体の大きいチームが挑んでくる。負けないフィジカルをつくることが必要になる」と強調。小野主将は「レベルの高いリーグに加入することができた。より高いモチベーションを持ちシーズンを迎えることができるよう準備していく」と力を込めた。

 

会見に臨む(右から)小野主将、須田HC、坂下総監督、桜庭ゼネラルマネジャー

会見に臨む(右から)小野主将、須田HC、坂下総監督、桜庭ゼネラルマネジャー

 

 今季のチームスローガンは「REVIVE(リバイブ)」。よみがえる、復活などの意味を持つ。「震災の時、多くの支えで活動を継続できた。新リーグをきっかけに、『ここにいる』との思いを伝えたい」と須田HC。桜庭ゼネラルマネジャーは新日鉄釜石の日本選手権7連覇、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催などに触れながら、「新しい釜石ラグビーの歴史を紡いでいきたい」とした。

 

 リニューアルしたエンブレムや、ニュージーランド代表としてのプレー経験もあるブレット・キャメロンら新規加入選手についても発表。キャメロンら外国人選手は、9月以降にチームに合流する予定だ。

 

釜石SWの新エンブレム

釜石SWの新エンブレム

 

「釜石SW応援」地元の老舗和菓子店・小島製菓、売り上げ寄付

 

釜石SWを応援しようと、寄付金を贈った小島製菓の関係者(前列右)ら

釜石SWを応援しようと、寄付金を贈った小島製菓の関係者(前列右)ら

 

 釜石SWの会見に合わせ、上中島町の小島製菓(菊地広隆社長)は同日、自社製品「釜石ラグビーパイ」の売り上げの一部をSWに寄付した。ラグビーで地域を盛り上げるチーム活動を後押しするのが目的。桜庭ゼネラルマネジャーに寄付金の目録を手渡した菊地社長は「未来に光り輝くものを残したい。今後の活動に役立ててほしい」と願った。

 

 ラグビーパイは、ラグビーボールの形に似せたパイ生地で自家製の粒あんやチョコあんを包んだ菓子。ラグビーW杯日本大会の開催決定を受け、2017年に作った。釜石SWの活躍とともに、土産品としての利用も好調で、累計100万個を売り上げるヒット商品となっている。寄付は20年の売り上げの一部を充てた。

 

釜石SW、交流試合などの日程発表

 

 会見では、9月26日に「ともだちマッチ」として、釜石鵜住居復興スタジアムで静岡ブルーレヴズと交流試合を行うことも発表。東日本大震災以降、さまざまな支援活動や交流事業を続けてきたヤマハ発動機ジュビロがチーム名を変更し、再訪する。

 

 11月14日にはラグビーW杯日本大会のレガシー(遺産)を継承するイベントとして、同スタジアムで神戸製鋼コベルコスティーラーズと記念試合を行う。県や市などでつくるイベント実行委での承認を受け、7月19日に発表した。「大震災の被災地」「日本選手権7連覇」のキーワードで結び付く両チームの対戦に、釜石SWは「ポジティブなメッセージを届けることができれば」としている。