KAMAISHI BBQ 交流会

『KAMAISHI BBQ 交流会』を開催します

9月3日(土)にバーベキューイベント『KAMAISHI BBQ 交流会』を開催します‼

 

KAMAISHI BBQ 交流会

 

https://kamaishibbqparty.jimdo.com/

KAMAISHI BBQ 交流会

2016年9月3日(土)釜石漁師のみんなの家を会場に、BBQイベント『KAMAISHI BBQ 交流会』を開催します‼
リンク


 

開催日時

平成28年9月3日(土)
【受付】12:45~13:15
【イベント】13:15~16:15(途中退出自由)

開催場所

釜石漁師のみんなの家(釜石市新浜町2丁目2)

募集人数

30名程度

参加条件

20歳以上の方
※お酒を提供するため20歳以上に限定させていただきます。

参加料金

1人3,000円
※参加料は当日会場で徴収いたします。
※食材・ドリンク類の持ち込みも可能です。

内容

バーベキュー(食材・ドリンク提供込み)
※アルコール・ノンアルコール・ソフトドリンクもご用意します。

申込方法

公式HPの参加申込フォームにより申込下さい。
※定員を超えた場合には、抽選により参加者を決定します。
※参加可否の連絡は8月29日(月)に行う予定です。

申込期限

平成28年8月28日(日)

取材

コンセプト BAR with 趣味のハローワーク@釜石
釜石市若者定着事業実行委員会

問い合わせ先

釜石市若者定着事業実行委員会
(釜石市役所総合政策課オープンシティ推進室)
TEL.0193-22-2111(内線132)
FAX.0193-22-2686

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 総合政策課 オープンシティ推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(132) / 0193-22-2686 / メール
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広報かまいし2016年8月15日号(No.1646)

広報かまいし2016年8月15日号(No.1646)

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【目次】
表紙:楕円球に夢をこめて いざラグビーワールドカップ2019へ
P02:もうすぐ希望郷いわて国体
P04:鵜住居地区の道路の切り替えを行います
P06:戦没者などのご遺族の皆さんへ 特別弔慰金の請求を受け付けています、みんなでごみ減量へチャレンジ2
P07:ラグビーワールドカップ2019™釜石開催をPRするキャッチコピー・標語を募集します、みんなで応援しよう2016ラグビッグドリームを開催
P08:保健案内板
P10:まちの話題
P12:市民のひろば
P13:まちのお知らせ
P16:かまいし徒然日記15

この記事に関するお問い合わせ
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未来につながるスポーツの力、いわて国体盛り上げへパネル討論〜甲子中創立70周年記念事業

甲子中で開かれたスポーツパネルディスカッション。右端が三ケ田礼一さん

甲子中で開かれたスポーツパネルディスカッション。右端が三ケ田礼一さん

 

 甲子中(菅原雅之校長、生徒180人)で4日、10月に迫った希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)にちなんだ「スポーツパネルディスカッション」が開かれた。アルベールビル冬季五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得した三ケ田礼一さん(49)=県教委スポーツ健康課=らがスポーツの持つ力などを紹介。国体に向けて中学生ができることへの助言もあり、生徒らは機運盛り上げに協力する意識を高めた。

 

 同校の創立70周年記念事業の一つとして実施。菅原校長をコーディネーターに、パネリストの三ケ田さん、昨年10月に開かれた第15回全国障害者スポーツ大会の水泳肢体不自由女子1部25メートル自由形、50メートル自由形で優勝した村田奈々さん(32)=市教委・市立図書館勤務=、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催に向けた準備に携わる増田久士さん(53)=市ラグビーワールドカップ推進室長補佐=が意見を交わした。

 

 2部構成で行われ、1部のテーマは「未来につながるスポーツの力」。3人はそれぞれの競技との出会いや中学時代の部活、スポーツと職業との関わりなどを話した。

 

 三ケ田さんは3歳からスキー、小学4年生からスキージャンプを始めた。5年生の時にあこがれの金メダリストとの出会いで、夢は「オリンピック選手」になったというが、中学時代はいい結果が残せなかったという。約30人の五輪選手を輩出しているスキー部のある高校に進学し、高校2年のインターハイで優勝。「すごく厳しい練習だったが、あきらめず続けたことが精神的な強さにつながった。そして世界との距離が縮まった」と振り返った。

 

 アルベール五輪で金メダルを取った時の感想は「ほっとした」。気持ちを入れて参加したものの個人では34位と失敗し、切羽詰まった中でのメダル獲得だったからだという。競技する上では練習、試合に関係なく普段通りに、やるべきことを確実にやることが大切で、「結果にこだわらず、やることをやる。今の時間は戻ってこない。できることを積極的にやることが夢に近づくチャンス」と生徒らを激励した。

 

 2部は、国体に向けたおもてなしについて。同校では各都道府県への応援旗の製作、花いっぱい運動、炬火(きょか)リレー参加などを行ってきた。村田さんは現役アスリートとして試合会場の様子を紹介。「のぼりを見つけるとうれしい。『おはよう』『頑張って』との声掛けもうれしい。車いすで生活する人にとって、ごみがないことはとても重要」と指摘した。

 

 増田さんはラグビーW杯釜石開催に向けた取り組みなどを話し、「国体はいい機会だと思うので、そこで出た課題をラグビーW杯につなげてもらえれば」と期待。三ケ田さんは「やる人(選手)、見る人、支える人、スポーツは全ての人が参加できるもの。来た人にいい思い出を作ってもらい、自分たちもいい思い出となるよう国体を成功させよう」と呼びかけた。

 

 パネリストへ積極的に質問した小宮佳恵さん(3年)は「スポーツ選手、メダルを取った人の話を聞くのは初めてで、貴重な時間になった。村田さんの『支えてくれる人のことを忘れずに』との言葉が印象に残った。今できることを頑張りたい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年8月6日発行 第510号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石てっぱん映画祭

釜石てっぱん映画祭

釜石てっぱん映画祭

 

映画を通じた「心の復興」と、釜石の映画文化の再生を!

 

地元の劇団やフラダンスチームもステージで映画祭を盛り上げます!上映作品や映画関連の書籍販売コーナーも出店予定!

 

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釜石てっぱん映画祭 チラシ表面

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釜石てっぱん映画祭 チラシ裏面

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会期

2016年8月26日(金)〜28日(日)

会場

チームスマイル・釜石PIT(釜石情報交流センター内)他

チケット

前売500円 / 当日800円

主催

釜石てっぱん映画祭実行委員会

お問い合わせ

電話 080-1823-1571(担当 平松)
メール kamaishiteppaneigasai@gmail.com

 

現在、前売り券を以下のプレイガイドにて販売しています。

 

販売する前売り券は次の3種類のチケットです。
▼「共通チケット」1枚につき、「あん」「我が人生最悪の時」以外の1作品をご鑑賞いただけます。
▼「あん」「我が人生最悪の時」をご鑑賞になりたい方は、①②の「特別作品券」をお求めください。
①「あん」特別作品券(500円)
②「我が人生最悪の時」特別作品券(500円)
③「共通チケット」(500円)

 

前売り販売期間:8月1日(月)〜8月25日(木)
市内プレイガイドは次のとおり。
◯釜石観光総合案内所(ホテルフォルクローロ三陸釜石1F)
釜石市鈴子2-2-1
◯釜石情報交流センター
釜石市大町1-1-10
◯みつわや本店
釜石市上中島町1-1-37
◯ミントカフェ
釜石市只越町2-2-14
◯うさぎ
釜石市大町1-9-12NEXTビル3F

 

釜石てっぱん映画祭 公式サイト
釜石てっぱん映画祭 Facebookページ

釜石シネクラブ

釜石シネクラブ

釜石シネクラブは、映画上映などの文化活動を通じて人と人をつなぎ、釜石の映画文化の再生を目指す市民グループです。
問い合わせ:〒026-0022 釜石市大只越町2-4-4 カリタス釜石内 / TEL 0193-27-0903 / FAX 0193-27-8070 / Facebookページ / メール
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釜石市初の国際交流員、豪州からハラムズさん着任〜ラグビーW杯見据え

国際交流員として着任したエミリー・ハラムズさん

国際交流員として着任したエミリー・ハラムズさん

 

 釜石市初となる国際交流員として、オーストラリア出身のエミリー・ハラムズさん(24)が着任した。1日、市役所で野田武則市長から辞令を受け取り、「市民と仲良くなり、国際交流を進めたい。楽しく仕事をしたい」などと抱負を語った。

 

 3年後のラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を見据えた対応で、市は外国人の受け入れ態勢の強化などへの貢献を期待。野田市長は「釜石と世界をつなぐ懸け橋になってほしい。不自由なく楽しく試合を観戦し、釜石の歴史や自然に触れる環境を整える取り組みの先頭に立ってもらえれば。遠慮なくトライしてほしい」と歓迎した。

 

 ハラムズさんは首都キャンベラ出身。オーストラリア国立大学では日本語、北東アジア学を専攻し、昨年卒業した。学生時代に関西大(大阪府)へ1年間の留学経験があり、日本語も堪能。

 

 オーストラリアでは日本のアニメ、マンガなどが人気で、「日本は近く、政治的に良い関係があり、日本語を学ぶ人が多い」とハラムズさん。中学生の頃から授業の一環で日本語の勉強を始めた。修学旅行で福井県などを訪れ、日本の文化、歴史、伝統などにも興味を持ったという。

 

 釜石に赴任し、世界遺産橋野鉄鉱山の見学や市内の飲食店にも立ち寄ってみて、「美しい自然を見て感動。人もすごく優しい。世界の人にすてきな釜石を伝えたい」と意欲を高める。テニスや水泳に親しみ、さまざまなスポーツの観戦も好きだといい、「もちろんオーストラリア人としてラグビーも好き」と笑顔を見せる。

 

 非常勤職員としてラグビーW杯2019推進室と総合政策課オープンシティ推進室に兼務として配属。外国人の受け入れ環境のコーディネート支援、英語ボランティアの育成、市民や職員への英語研修などを担当する。

 

 国際交流員の採用は、外国語指導助手らを仲介する外国青年招致事業(JETプログラム)を活用。任期は1年で、最長5年まで更新できる。

 

(復興釜石新聞 2016年8月6日発行 第510号より)

 

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「十割糀みそ」(左)を使ったパウンドケーキ(右)

岩手ぅんめぇ〜もんグランプリ優秀賞、藤勇 十割糀みそケーキ 発売〜老舗醸造会社と人気洋菓子店のコラボ

「十割糀みそ」(左)を使ったパウンドケーキ(右)

「十割糀みそ」(左)を使ったパウンドケーキ(右)

 

 釜石市大渡町のみそ、しょうゆ製造販売業、藤勇醸造(藤井徳之社長)は7日から、自社の「十割糀(こうじ)みそ」を使ったパウンドケーキを販売する。東日本大震災で被災した同社が復旧支援への感謝を込めて作り上げたみそに釜石と東京の”発酵女子”が着目し、新しいおいしさを提案しようと開発した。製造は地元のアンジェリック洋菓子店(鈴子町)が担当する。

 
 藤勇醸造の小山和宏専務(51)は「人との出会い、地域のつながりがなければ生まれなかった商品。手作り感、コラボレーションを楽しんでほしい」と力を込める。新しいスイーツの企画にかかわった小山さんの長女、明日奈さん(27)は「ケーキからみそのおいしさを知ってほしい。新しい釜石の土産物になれば」と期待する。

 

釜石と東京の”発酵女子”開発

 

 名称は「藤勇の十割糀みそケーキ」。生地にみその塊を残し、アクセントに香ばしいクルミを練り込んだことで、西洋風のお菓子にほんのり懐かしい味わいがするのが特徴だ。

 

 使われた十割糀みそは県産の米、大豆100%で仕込んだ甘めのみそ。ケーキは材料の小麦粉の半分、卵が県産など、地域食材を主役にしている。

 

 同社は1902年にみそ醸造会社として創業。事業が軌道に乗り、しょうゆづくりも始め、まろやかな甘味が特徴のしょうゆは地元で長く愛されている。

 

 震災では社屋が半壊。仕込み中だったみそ約50トンは廃棄し、しょうゆは約3万本を市民に無償で提供した。被害額が大きく、会社存続の危機もあったというが、「製造を再開して」という顧客らの励ましの声、物資や復旧支援のボランティアらの後押しもあり、最低限の設備を復旧し、約半年後にしょうゆづくりを再開。みそは工場の建て替えが必要となって仕込みが遅れ、出荷が再開できたのは震災から2年半後だった。

 

 しょうゆとみその消費量は、食生活の変化などで震災前から全国的に減少。伝統を守り、支援への感謝を込め、地場食材にこだわった新商品づくりを進める中で生まれたのが十割糀みそだった。

 

 ケーキ開発のきっかけは、食を通じた人とまちのつながりを目的とした東京のシェアキッチン「okatteにしおぎ」に集うメンバーと明日奈さんの出会い。東京と釜石の新しい関係づくりをしようと、十割糀みそを使った商品づくりを始めた。今年2月に東京で開かれたイベントで試験的に販売。評判も上々で、地元での販売を決めた。

 

 先月盛岡で開催された「岩手ぅんめぇ~もん!!グランプリ2016(岩手県ふるさと食品コンクール)」に出品。商品の見せ方、味に高い評価を得、食品企業部門で優秀賞に選ばれた。小山専務は「販売に向け弾みがついた」と喜ぶ。

 

 発酵女子は、みそやぬか床といった発酵食品を自在に使った料理がお得意。「塩麹(こうじ)」や「酒かす」などの発酵食にも注目が集まっている。明日奈さんもその一人で、「(東京のメンバーは)うちのみそを気に入ってくれて、食に興味があり、発酵食の伝統を復活してほしいとの思いも強い。アイデアを出し合い、それぞれの強みを生かし出来上がったもので、本当につながりに感謝。まだ違った形で商品が出てくる可能性も」と目を輝かせた。

 

 ケーキのパッケージには、十割糀みそのロゴマークにもなっている同社の屋号を利用した。富士に見立てた山から、みそだるのイメージを重ねた太陽が昇るデザイン。津波で被災した市内の印刷会社に残っていた木版の中から偶然見つかったことも糀みそ開発のきっかけの一つだったことから、歴史を感じる木版の風合いをケーキにも生かそうと考えた。

 

 小山専務は「みそ造りから始まった伝統を守りたい。社としてまちの力にもなりたい。商品開発が食を通じた地域を支える一つの力になればうれしい」と話す。

 

 価格は1個220円(税別)。市内では道の駅仙人峠、アンジェリック洋菓子店、イオンタウン釜石で販売する。そのほか盛岡市のNanak(ななっく)、特産品プラザらら・いわて盛岡店、カワトクなどにも並ぶ予定。地元の洋菓子店が手作りするため、1回の製造で120個ほどとなり、販売開始直後は品薄となることも見込んでいるが、同社では売れ行きを見ながら進めたいとしている。

 

 あすの販売開始を前に、きょう開かれる「釜石よいさ」に合わせ、大町ほほえむスクエアで100個を限定販売する。「たまにやってくるみそのしょっぱさ、洋風の中にある和テイストを楽しんで」と小山専務。

 

 問い合わせは藤勇醸造(電話0193・22・4177)へ。

 

(復興釜石新聞 2016年8月6日発行 第510号より)

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釜石湾のコンテナ

釜石港 コンテナ定期航路5周年、公共ふ頭でセレモニー〜さらなる利用拡大へ決意新た

くす玉を割り、釜石港コンテナ定期航路5周年を祝う関係者

くす玉を割り、釜石港コンテナ定期航路5周年を祝う関係者

 

 釜石港と京浜地区の国際コンテナ港を結ぶ定期航路=写真=が開設から5周年を迎え、釜石港の公共ふ頭で1日、記念のセレモニーが行われた。コンテナ船は、東日本大震災からの復興はもとより、地域経済の発展を支える重要な物流ツール。釜石港のコンテナ取扱量は震災後、年々増加を続け、2015年は県内主要港の最高記録を更新した。同港には来年度、荷役能力の高い大型のガントリークレーンを県が整備することも決まっており、関係者はさらなる港湾利用の拡大へ決意を新たにした。

 

 セレモニーは、釜石市、釜石港港湾振興協議会(会長・野田武則釜石市長)が主催した。コンテナ船を運航する井本商運(神戸市)の井本隆之社長ら関係者約60人が出席。野田市長が井本商運などに感謝状を贈り、関係者がくす玉を割って定期航路開設5周年を祝った。

 

 野田市長は「釜石港のドラスチックな変化はすべて、5年前のコンテナ定期航路開設から始まった」と感謝。井本商運と連携してコンテナ船を運航する香港の大手海運会社オリエント・オーバーシーズ・コンテナライン・リミテッド(OOCL)日本支社の藤江成宏代表は「初めて釜石港の惨状を見たときは言葉がなかった。何が何でも、ここに荷物を入れると決意して5年。これからも釜石市民になったつもりで、港の発展を祈念しつつ頑張りたい」とあいさつ。井本商運の井本社長は「今後も釜石港の発展に貢献したい」と決意を述べた。

 

釜石港のコンテナ

 

 釜石港へのコンテナ船寄港は、震災前は不定期に行われていた。被災した同港を支援しようとOOCL社がコンテナヤードに指定。井本商運が連携し、11年7月から京浜港との定期運航を始めた。

 

 コンテナ取扱量は、12年1759TEU(20フィートコンテナ換算)、13年2036TEU、14年2631TEUと着実に増加。15年は震災がれきを船で運んだことも加わり、4420TEUと県内港の過去最高記録を更新した。16年は昨年以上の取扱量を目指す。

 

 同港では現在、旋回するアームで荷物をつるジブクレーンが稼働しているが、1時間当たりに運べるコンテナは11~13個にとどまる。県が来年度の稼働を目指して整備を進める橋脚型のガントリークレーンになれば、荷役能力は約3倍にアップする見込み。

 

 県は、冷蔵・冷凍コンテナ用のコンセント増設も進めている。野田市長は「ガントリークレーンの整備は大きな一歩。本県にはまだまだ荷物がある。荷物は岩手の港から―という道筋を付け、釜石港が先進的な役割を果たしていきたい」と意気込む。

 

(復興釜石新聞 2016年8月3日発行 第509号より)

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震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

真夏のビーチ雪合戦、復興の願い込め砂上でバトル〜県内初の試み、片岸海岸で県内7チーム交流戦

岩崎実行委員長(右)と「タイガーセブン」メンバーによる始球式で交流戦が幕開け

岩崎実行委員長(右)と「タイガーセブン」メンバーによる始球式で交流戦が幕開け

 

 浜辺を活用した”スポーツ雪合戦”で復興途中の沿岸に元気と活気を―と、岩手県内の競技チームによる「真夏のビーチ雪合戦交流戦」が7月30日、釜石市片岸町の片岸海岸で開かれた。ビーチ雪合戦は県内でも初の試み。主催した同実行委は「根浜海岸の復興工事が完了したら、根浜でも開催したい」と意欲を燃やす。

 

 交流戦には7チーム、約70人が参加。北海道で開催されている国際雪合戦大会で世界一に輝いた西和賀町のチームや各種大会で上位入賞を果たしている遠野、花巻市などのチームが招待された。開会式で岩崎昭子実行委員長(宝来館おかみ)は各地からの参加に感謝し、「スポーツのまち釜石、鵜住居地区の実現に向け、ぜひ盛り上げてほしい」とあいさつした。

 

 同競技は1チーム7人で対戦。冬季は雪玉を使うが、オフシーズンは、お手玉のような”室内専用球”で試合を行う。今年の岩手国体では、デモンストレーションスポーツとして「室内雪合戦」が西和賀町で行われることになっており、交流戦には国体出場メンバーも参加した。3分3セットマッチでリーグ戦を実施。雪上の戦いの舞台を浜辺に変え、競技を楽しんだ。

 

震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

 

 地元釜石市からは、2016遠野早池峰雪合戦大会MIX3位入賞を機に、今年5月から本格的に練習を始めた「タイガーセブン」が出場。メンバーは市内と大槌町居住者で構成する。親子で競技に親しむ長洞奈央さん(大槌学園8年=中2)は、野球スポ少で鍛えた肩を生かし、チームの主力として活躍。初めてのビーチ雪合戦に「雪とは違う楽しさがある。地元のビーチでできるのもいい」と競技を満喫。父親の幸樹さん(42)は県内でも有数の強豪チームとの対戦に「レベルの差を感じるが、戦略やチームプレーなど見習う部分が多い。今回は、内陸の皆さんに被災地の現状を見てもらう機会にもなった」と地元開催を歓迎した。

 

 同交流戦は、釜石市の唐丹すぽこんクラブと遠野市の綾織スポーツクラブが中心となり実行委を立ち上げ企画。唐丹すぽこんのメンバーで事務局を担当する佐久間定樹さん(34)は「冬の雪合戦競技を浜辺でやることで、夏にも競技仲間の交流が図られる。今回はレクリエーション的な感じだが、いずれは大会という形で開催していければ」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2016年8月3日発行 第509号より)

 

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「かまいし親富幸通り飲食店会」の設立総会

「親富幸通り飲食店会」設立、釜石市大町1丁目界隈〜にぎわい創出へ29店加盟

「親富幸通り」と名称を改め、にぎわい創出を目指して飲食店会が設立された大町1丁目界隈

「親富幸通り」と名称を改め、にぎわい創出を目指して飲食店会が設立された大町1丁目界隈

 

 釜石市大町1丁目界隈(かいわい)、「親不幸通り」の通称で市民に親しまれてきた飲食店街が「親富幸通り」と名称を改め、新たに飲食店会を設立した。東日本大震災後さびれる中心市街地に、にぎわいを取り戻そうと飲食店業者らが立ち上がる。年内にもイベントを企画し、地域活性化に動き出す。

 

 設立総会は7月26日に大町の青葉ビルで開かれ、飲食店の経営者ら15人が出席。設立準備委員会の久保秀俊代表(スリーナイン)は「次の世代へ飲食店街を残す組織にしたい。みんなでやろう」と呼び掛けた。会則などを決め、初代会長には久保さん(68)を選んだ。

 

「かまいし親富幸通り飲食店会」の設立総会

「かまいし親富幸通り飲食店会」の設立総会

 

 今後の活動内容も協議。▽加盟店のステッカー作り▽パンフレット(マップ)作成▽ミュージックコンサート開催▽「はしご酒」やスタンプラリーの実施―などをめぐり意見を交わした。「通りの入り口に看板を」「避難訓練や親睦会、美化運動の実施を」などの要望も出た。

 

 副会長を務める及川繁さん(64)=童里夢=によると、「親不幸通り」の通称で市内最大の飲食店街が形成されたのは戦後間もなくという。飲食店会設立の話は震災前からあったが、震災で大町1丁目界隈の約8割に当たる飲食店が被災。5年余りを経て飲食店街も落ち着きを取り戻し、やっと具体化する。同界隈で営業する飲食店のうち29店が加盟した。

 

 久保会長は「任意団体だが、組織化されれば市など関係行政機関にまとまった要望もできる」とメリットを強調。界隈の飲食店にさらなる加入を呼び掛ける。

 

 親富幸通り商店会の加盟店、役員は次の通り。
 【加盟店】AQUA(アクア)、シルク、アップダウンデイ、麗、さくら、ステラ、ひといろ、彩、新華園支店、PatiO、サン、和っつ、マリア、Gee style(ジースタイル)、帆のか、浜焼太郎三陸釜石店、よさく、祥、スリーナイン、二番街、絵里瑛留、リヴァル、うさぎ、ブルジョア、童里夢、愛子、ラベンダー、Amethyst(アメジスト)、GYARICK(ギャリック)

 

 【役員】▽会長=久保秀俊(スリーナイン)▽副会長=及川繁(童里夢)小澤ひろみ(リヴァル)▽理事=鈴木葉子(絵里瑛留)福士達也(和っつ)▽会計=佐々木悦子(うさぎ)▽監事=伊藤光代(二番街)最上眞知子(祥)

 

(復興釜石新聞 2016年8月3日発行 第509号より)

 

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橋野鉄鉱山世界遺産登録記念誌「鉄都釜石」

橋野鉄鉱山世界遺産登録記念誌「鉄都釜石」の販売について

橋野鉄鉱山世界遺産登録記念誌「鉄都釜石」

 

「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つである、橋野鉄鉱山の世界遺産登録1周年を記念して、記念誌を発刊いたしました。

 

※本文データはこちら

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橋野鉄鉱山世界遺産登録1周年記念誌(一部抜粋)

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販売金額

1,000円(税込み)

販売場所

・教育センター(釜石市鈴子町15-2 1階世界遺産室)
・釜石市郷土資料館
・釜石市鉄の歴史館
・旧釜石鉱山事務所
・釜石市橋野鉄鉱山インフォメーションセンター

 

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ボランティアで刃物を研ぐ堺工科高定時制の生徒たち

ボランティアで包丁研ぎ 堺工科高(大阪)定時制生徒

ボランティアで刃物を研ぐ堺工科高定時制の生徒たち

ボランティアで刃物を研ぐ堺工科高定時制の生徒たち

 

 大阪府立堺工科高(堺市)定時制の生徒たちが27、28の両日、釜石市の復興住宅や仮設住宅を訪れ、ボランティアで住民の包丁などを研いだ。東日本大震災から5年余りが経過。支援活動で同校がこれまで被災地に届けてきた包丁などを研ぎ直し、被災者の生活再建に少しでも役に立てば、という願いを込めた。ピカピカになった刃物を手にした住民らは「これで少し、明るい気持ちで生活できます」と笑顔で感謝していた。

 

 刃物作りは堺市の伝統産業の一つ。同校定時制は2005年から「堺学」を開講し、生徒らが刃物づくりを学んでいる。震災が起きた11年以降は部活動の一つとして「東北支援プロジェクト」を立ち上げ、生徒が講座で作ったステンレス製の万能包丁約300本を、家庭科で使う包丁が津波で流された小中学校に贈ってきた。釜石市には12年に102丁が贈られている。

 

被災者に笑顔届ける 釜石の復興住宅、仮設住宅で活動

 

 今回は堺学で習得した技術を生かし、被災地で包丁など刃物を研ぐことを計画。生徒3人のほか、伝統工芸士で堺学の講師も務める味岡知行さん(72)が2人の弟子を伴い手弁当で参加した。宮城県名取市、気仙沼市で活動した後、釜石へ。27日は大町1号復興住宅、28日は鵜住居町の第2D仮設住宅で活動。包丁のほか鎌などを持ち込む人もあり、合わせて110本もの刃物を無料で研いだ。

 

 3年の東島虎司(たけし)さん(17)は電車で1時間半もかけて通学。「さまざまな進路を考えていますが、好きな刃物関係の仕事に就ければ」と技術を磨く。ボランティア活動が好きで、「包丁を研ぐことで笑顔になってもらえれば」と願う。

 

 大町の復興住宅で2丁の包丁を預けた丸木啓子さん(67)は「これで刺し身もつくれます。本当にありがたい」と感謝。「津波で砥石(といし)も流され、切れない包丁を使っていた。高校生と聞き、驚きました」と笑顔を見せた。

 

ピカピカになった包丁を笑顔で受け取る住民=大町1号復興住宅

ピカピカになった包丁を笑顔で受け取る住民=大町1号復興住宅

 

 東前町で被災し、甲子町松倉の仮設住宅から大町の復興住宅に移った田代宰子さん(76)はピカピカになった包丁を手に、「魚関係の仕事をしたこともあり、切れない包丁が情けなかった。いい気持ち。本当に大助かり」と声を弾ませた。

 

 同校は同じ堺学で取り組む線香作りの技術を生かし、販売実習の益金を義援金として釜石市に贈るなどの活動も継続している。進路指導主事の保田光徳教諭(56)は「被災地に笑顔が増えた。こちらの方が元気や勇気をもらっている」とボランティア活動の継続を誓う。

 

(復興釜石新聞 2016年7月30日発行 第508号より)

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釜石港でお披露目された新造のサンマ漁船第65欣栄丸=27日

釜石港で25年ぶり 新造船お披露目 ~サンマ漁強化 大型船2隻導入~

釜石港でお披露目された新造のサンマ漁船第65欣栄丸=27日

釜石港でお披露目された新造のサンマ漁船第65欣栄丸=27日

 

 世界の海で遠洋マグロ漁を手掛ける釜石市の浜幸水産(浜川幸雄社長)は新たにサンマ漁船2隻を導入。このうち新造した第65欣栄丸(199トン、山中東一郎漁労長、17人乗り組み)が27日、釜石港でお披露目された。釜石でサンマ船が新造されるのは25年ぶりという。新浜町の第2魚市場で行われたお披露目式には市民や漁業関係者ら約150人が訪れ、新しい船の操業の安全と豊漁を祈った。

 

 神事に続き、浜川社長(74)は「漁業は沖合から近海の時代になった。マグロも養殖に移りつつある。資源を大切にしながら漁業も育てたい」とあいさつ。かまいしこども園の園児らが虎舞を披露した後、餅まきをして船出を景気づけた。

 

 創業から80年にわたり遠洋マグロ漁一筋でやってきた同社は2012年、近海で操業するトロール船2隻を新造。資源管理などのため厳しさを増すマグロ漁の今後を見据え、経営体質を強化しようと昨年からサンマ漁にも乗り出した。昨季は中古船1隻を導入して操業。しかし、水揚げは約1億8千万円と目標(3億円)を大きく下回ったことから、新造と中古の2隻を加え水揚げ額倍増を目指す。

 

餅をまき出漁を景気付ける浜川社長ら

餅をまき出漁を景気付ける浜川社長ら

 

 第65欣栄丸は気仙沼市の業者に発注し、約8億7千万円をかけて静岡県で建造した。集魚灯は全てLED。サンマの魚群を捕らえる最新鋭のハイテク機器を備え、速度も昨年導入した中古船と比べ15%もアップ。浜川幸三専務(41)は「コスト削減効果は大きい」と期待する。

 

 今季のサンマ漁には、新たに石巻市の業者から購入した中古船の第58欣栄丸(196トン、大崎雅仁漁労長、18人乗り組み)と2隻体制で臨む。8月16日に釜石港から出漁。12月初旬までロシア海域から三陸沖にかけて操業する。2隻合わせて35人の乗組員は県内を中心に採用した。

 

(復興釜石新聞 2016年7月30日発行 第508号より)

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