唐丹小・中では施設を見学し、児童らと交流した

復興へ教育現場の取り組み確認〜義家文科副大臣 釜石訪問、児童 生徒らと交流

鵜住居地区の学校建設現場で説明を受ける義家副大臣(左)

鵜住居地区の学校建設現場で説明を受ける義家副大臣(左)

 

 義家弘介文部科学副大臣は10日、釜石市を訪れ、仮設の学校や幼稚園、新校舎の建設現場を視察し、震災からの復興に向けた教育現場の取り組みを確認した。就任後、被災地を訪れるのは初めてで、仮設校舎で授業を続けている子どもたちの様子や今後の教育環境の整備に向けた計画を知りたいと、釜石を選択。唐丹小・中、鵜住居小・釜石東中、市立鵜住居幼稚園を見て回った。

 

 唐丹小・中では、仮設校舎が建つ敷地内で建設が進められている新校舎の建設現場を見学し、工事の進み具合について担当者から説明を受けた。児童生徒4人と一緒に給食を囲んで懇談。義家副大臣は日々の仮設校舎での生活や将来の夢などについて尋ね、「大変な経験をしたが、心の原風景として残る震災の記憶も生かし方では財産になる。胸を張り、自分の言葉で語り継いでほしい」と期待した。

 

唐丹小・中では施設を見学し、児童らと交流した

唐丹小・中では施設を見学し、児童らと交流した

 

 鵜住居小・釜石東中では児童生徒6人と懇談。義家副大臣は仮設校舎を仮の場所ではなく、大切に使っている様子に感心。東中生徒会長の佐藤繁君(3年)は不自由さをにじませながらも、「自分たちのことを思って作ってくれたもの。借りている立場として感謝を込めて使っていきたい」と思いを伝えた。

 

 震災当時の避難行動や防災の取り組み、「助けられる人から助ける人になりたい」という生徒の思いを聞いた義家副大臣は「困難や助け合い、ぬくもりの意味を知った皆さんが将来の日本、世界のリーダーになると信じている。好奇心を持ってあらゆる分野に挑戦してほしい」とエールを送った。

 

 鵜住居幼稚園では園児が虎舞で歓迎。ハイタッチして和やかに交流した。

 

 幼稚園や小中学校を併設している鵜住居地区の学校建設現場も見学。「学校を中心にした新たな地域について、みんなで話し合い作り上げていくという新しい形の公教育の場が生まれている先進的な地区。集約した施設は少子化の新たな教育モデルになる」と話した。

 

(復興釜石新聞 2015年11月14日発行 第436号より)

 

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12月23日オープンする釜石情報交流センター

釜石情報交流センター 12月23日オープンへ〜施設利用 運営委で検討、予約受付は12月1日から

12月23日オープンする釜石情報交流センター

12月23日のオープンへ建設が進む釜石情報交流センター

 

 12月23日のオープンに向けて釜石市が中心市街地の大町に整備を進めている釜石情報交流センターの運営委員会が11日、設置された。青葉ビルで開かれた初会合では、センターの概要や施設利用、事業計画などについて市が説明。委員からは、施設利用の3カ月前とする予約開始日について、「もっと前から予約できないか」と見直しを求める意見などが出された。

 

 センターは、大型商業施設イオンタウン釜石を核に周辺に公共施設を配置し、にぎわい創出を目指す市の拠点整備事業「フロントプロジェクト1」の主要施設。隣接して整備する市民ホール(仮称)と連動し、市民活動の活性化を図る釜石の新しいランドマークに位置付ける。

 

 鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1千平方メートル。ワークスペースや市民スタジオのほか、オランダ人絵本作家ディック・ブルーナさんによるキャラクターをモチーフとした国内唯一の「ミッフィーカフェ」を設置する。多目的集会室(約160人収容)は、市と復興支援活動の協定を結んだ一般社団法人との契約で「チームスマイル釜石PIT」と命名。映画や首都圏でのライブ上映などイベントが年間40回程度実施される計画だ。

 

 センターの基本整備構想は2013年に策定された。建設検討委員会、運営検討委員会を経て、オープンまで1カ月余りと迫ったことから運営委員会に切り替えた。委員には市民公募などで10人を委嘱。委員長には市芸術文化協会の岩切潤会長を選んだ。

 

運営委員会

施設利用などについて意見を交わした運営委員会

 

 市は、センターの愛称を検討していることも明らかにした。

 

 開館時間は午前9時から午後10時までで、毎月第3木曜日と年末年始は休館。一般の利用予約は12月1日から受け付ける。

 

 市は12月23日のオープンに合わせてセレモニーを行い、同24日と25日には一般の利用促進に向けて内覧会を開く。釜石PITは年明け1月9日にオープニングセレモニーを行い、同11日のゴスペラーズ公演など記念イベントを予定する。

 

(復興釜石新聞 2015年11月14日発行 第436号より)

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釜石市民らを励ました支部蘭蹊さん

ふるさと支援へ同期生結束、ひと・まち・こころ釜南44展〜郷土愛、展示作品に色濃く

「釜南44展」の展示会場

多彩な作品を鑑賞しながら交流を深めた「釜南44展」の展示会場

 

 同期生の郷土愛で釜石を元気に――。釜石南高の1969(昭和44)年卒業生でつくる「ふるさと復興支援グループ釜南44」は7、8の両日、作品展示と音楽によるイベント「ひと・まち・こころ釜南44展」を釜石市大町の青葉ビルで開いた。心の復興を後押ししようと仙台、八戸、東京など各地と岩手県内在住の同期生約25人が集い、趣味で取り組む絵画や写真、リメークした布作品などを展示した。煙突が並ぶ釜石製鉄所や橋上市場といった釜石を象徴する懐かしい風景写真もあり、来場者と出品者が当時に思いをはせながら交流した。

 

 中学、高校の6年間を釜石で過ごした仙台市在住の書家、支部蘭蹊さん(64)は釜南同期の音楽家山﨑眞行さん(釜石在住)のフルート演奏とコラボで書のパフォーマンスを披露。震災後、言葉の力を書に込め被災者を勇気づけてきた支部さんは、心に響く一節を味わいのある書体で書き上げた。

 

釜石市民らを励ました支部蘭蹊さん

人生の糧になる言葉を書に託し、釜石市民らを励ました支部蘭蹊さん(左)

 

 1クラス50人で、9クラスもあった高校時代。当時は話したこともなかった同期生とも釜南44の活動で心を通わせる仲になったという。支部さんは「60代以降は自由な時間を使い、また違った生き方ができる年代。われわれが培ってきた技術や感覚は復興まちづくりにも大きな力になるだろう」とさらなる貢献に意欲を見せた。

 

 盛岡市在住の多田康子さん(65)は、地元「湯沢さんさの会」の仲間と湯沢地区伝統のさんさ踊りでイベントのオープニングを飾った。多田さんは大槌町出身。震災直後は歯科衛生士として被災地支援に奔走した。「何かお役に立ちたいと、自分たちができる形を探り実現させた同期たちのエネルギーに頭が下がる。みんなで地元愛を持ち続け、まちの元気につなげていけたら」と願った。

 

 釜南44は、二十数年前から交流が続く仙台市在住の同期生を中心に2011年に結成。震災から8カ月後にウクライナの歌姫ナターシャ・グジーのコンサートを仙台で開き、収益の一部を釜石で行われる食のイベントに寄付した。3回目となった昨年2月のコンサートには釜石虎舞も出演している。

 

 釜石でのイベントは今回初めての試みで、グループの白田正行代表(65)=仙台市=は「外に出た人間は釜石を思う気持ちが強い。今後は釜北、釜工、釜商を含め全国に散らばる釜石の高校同期生のネットワークをつなぎ、より良い形にできれば。50歳を過ぎると昔に帰っていくというか、そういう(地元への)強い気持ちを釜石のために役立てるような仕組みを作っていきたい」と、新たな展開に期待した。

 

(復興釜石新聞 2015年11月11日発行 第435号より)

 

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広報かまいし2015年11月15日号(No.1628)

広報かまいし2015年11月15日号(No.1628)

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【目次】
表紙:秋晴れに フライキはためかせ 祈りささげる
P02:野田市政 3期目がスタート
P03:ラグビー情報発信拠点「ラグビーカフェ・シープラザ釜石」プレオープン、大学等研究機関誘致促進懇話会を開催
P04:市営住宅の入居者を募集します、被災者に自宅などを提供した人の再調査を行います
P05:ごみ減量にご協力を~簡単にできるごみ減量~
P06:平成26年度決算のあらまし
P10:まちの話題
P12:保健案内板
P14:まちのお知らせ
P16:かまいし徒然日記

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釜石市民劇場

釜石市民劇場 被災母子の「小さな幸せ」描く〜前を向いて生きる家族の絆

釜石市民劇場

大好きな父親との思い出に支えられ、強く生きる親子の姿を描いた第29回市民劇場公演

 

 第29回釜石市民劇場「小さな幸せの花~あなたを忘れない」(同実行委主催)は8日、釜石市鈴子町のシープラザ遊で上演され、約200人が観劇した。東日本大震災による休演を経て復活3年目の今年は、震災で父親を亡くした母子の物語。4年の歳月を経た日常に、大切な思い出を胸に前を向いて生きる家族の絆が描かれた。深い悲しみを経験した人たちに希望をつなぐ内容が共感を呼んだ。

 

 全8景の舞台。震災で父親が行方不明になり、残された母親と3人の子どもは、近所の友人や父の職場の同僚らに見守られ暮らしていた。ある日、長女が帰宅せず大騒ぎに。無人駅でうとうとする長女は夢に現れた父から亡くなった生母の存在を聞くとともに、今の母、自分、2人の妹に向けられる深い愛情を知る。「母の日」、家族は母の大好きな花の花言葉「小さな幸せ」をかみしめる。

 

 家族愛が表現された夢の中のシーンは、セリフの一部を歌にしてミュージカル風に演出。原作・脚本は実行委の久保秀俊事務局長が手がけた。キャストは子どもから大人まで14人。約50人のスタッフ、実行委員が支えた。

 

 公演後、母親役(主人公)の小笠原景子さん(31)は、小学生の時に父を亡くした自身の経験と重ね、「(故人を)思い出すことで、姿は無くとも存在し続ける。悲しみは幸せの肥やしとなり、耕された後には必ず”小さな幸せの花”が咲くと思う」と劇に込めた気持ちを観客に伝えた。

 

 同劇場公演は震災前、市民文化会館の自主文化事業として行い、郷土の先人をテーマに釜石ならではの市民手づくり舞台を毎年継続してきた。同会館が被災し2年の休演を余儀なくされたが、関係者の熱意で復活。苦労を重ねながらも創意工夫によるテント公演を実現させている。

 

 一関藤沢市民劇場に携わる男性(59)は「十分ではない環境の中で、今までの歴史を守っていこうという皆さんの心意気を感じる。劇を見ながら、死はつらいが生きている人間も何とか頑張っていかなくてはと思った」と語った。

 

 転勤で釜石に戻り、10年ぶりの出演となった阿部健一さん(47)は「何か協力できればとの思いもあって参加。仕事後の稽古など体力的にきつい面もあるが、市民劇場の仲間はやっぱりいい」と笑顔。初参加の鬼頭佑介君(釜石中1年)は「一からなので難しかったが、うまくできてほっとしている。また役者で出てみたい」と充実感を見せた。

 

 演出を担当して3年目となる坂脇和恵さん(44)は「みんなの力が集まれば、何もないテントでも公演ができる。人の力って本当にすごい。(2年後に完成予定の)市民ホールでのこけら落とし公演も決まっているので、キャストには本物の舞台で演じてほしい」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2015年11月11日発行 第435号より)

関連情報 by 縁とらんす
釜石市民劇場 Facebookページ

昨日は、第29回釜石市民劇場【小さな幸せの花~あなたを忘れない~】へご来場いただきまして、本当にありがとうございました!天候が悪いにもかかわらず、たくさんの方に観劇いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。第29回釜石市民劇場公演は終了しましたが、ほんの数ヶ月後には、次回公演に向けて始動いたします。今後とも、釜石市民劇場をよろしくお願いしますm(__)m

Posted by 釜石市民劇場 on 2015年11月9日

 

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ラグビーカフェ釜石

『ラグビーカフェ釜石』プレオープンイベント開催のお知らせ

ラグビーカフェ釜石

 

『ラグビーカフェ釜石』11月15日(日)プレオープンイベント開催!

 

プレオープンプログラム

9:30 開場
10:00 開会
10:05 RWC2015 釜石東ロータリークラブ 中学生派遣事業報告
10:30 RWC2015 開催都市公式視察報告
11:15 RWC2015 岩手県ラグビー協会 視察報告ならびに寄付贈呈式
11:30 RWC2019に向けて釜石市特産品試食会
12:00 閉会

 

釜石市特産品試食会

●ラガークッキー(アンジェリック)
ラグビーカフェとのコラボレーションから生まれた、郷土菓子かまだんご味のクッキー。ほろにがさが外国人にも好評です。
 
●海まん(カマロク)
三陸の海の幸をふんだんに使った、贅沢な中華まん。釜石の新名物として注目度の高い逸品をご賞味ください。
 
●たらコロッケ(hamayui)
肉厚のたらをサクサクの衣で包みました。ラグビーW杯の開催都市決定を記念して、ラグビーボールの形をしています。
 
●ラガーブレンド(ハピスコーヒー)
鵜住居に拠点を置くコーヒー屋さんが、ラグビーをイメージして特別にブレンドしてくれたコーヒーです。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(105) / Fax:0193-22-6040 / メール
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釜石市

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第38回「かまいしの第九」

第38回「かまいしの第九」演奏会

第38回「かまいしの第九」

 

例年開催しております「かまいしの第九」演奏会も今年で38回目となりました。今回の「オーケストラと歌おう」のコーナーでは、大平中学校全校生徒が歌います。
ベートーヴェンの遺産をお借りして、総勢150人が「愛と希望と勇気」を歌います。是非お聴きください。

 

1.開催日

平成27年12月6日(日曜日)

2.開演

午後1時30分(午後0時30分開場)

3.会場

釜石高等学校 体育館
※ スリッパ等の上履きをご持参ください
※ 駐車場がありませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください

4.入場料

無料

5.内容

・オーケストラと歌おう(大平中学校)
・ベートーヴェン / 交響曲第9番「合唱付」

6.出演等

・指揮 / 山﨑眞行
・ソリスト / Sop.土井尻明子 Alt.斎藤みどり Ten.澤田薫 Bas.小原一穂
・管弦楽 / かまいし第九管弦楽団(ウッドランドノーツ、釜石市民吹奏楽団 ほか)
・合唱 / かまいし第九の会、釜石高校音楽部、大平中学校 ほか

7.問い合せ先

「かまいし第九」実行委員会事務局 木下 Tel0193-23-8047

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/11/12/2015daiku.pdf

第38回「かまいしの第九」演奏会チラシ(表面)

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第38回「かまいしの第九」演奏会チラシ(裏面)

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この記事に関するお問い合わせ
釜石市 教育委員会 生涯学習文化課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / Fax:0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1197294_2462.html
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第8回 鉄の検定

第8回 鉄の検定を開催します

1.開催日

平成27年12月1日(火曜日)

2.開催時刻

18時30分から

3.場所

市教育センター5階

4.内容

・釡石の鉄の歴史に関する問題
・解答時間60分、問題数80問

5.参加料

無料

6.申込期間

11月4日(水曜日)~20日(金曜日)

7.申込先

生涯学習文化課(Tel 0193-22-8835)

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漁業・農業後継者育成担い手確保対策セミナー

漁業・農業後継者育成担い手確保対策セミナー開催のお知らせ

漁業・農業後継者育成担い手確保対策セミナー
 

「魚のまち」としての再生・復興に向け、根底となる生産現場の活性化を目的とし、平成25年度より岩手大学と連携した「魚のまちモデルアクションプラン」の策定及び実証を進めておりますが、この一環として、石川県能登地域において「里山里海マイスター育成プログラム」を実践している金沢大学・中村浩二特任教授を当市に招聘した講演会を開催いたします。

 

開催日時

平成27年11月24日(火) 13:30~15:30

会場

岩手大学釜石サテライト 1階セミナー室(釜石市大字平田3-75-1)

内容

(1)講演 (13:30~14:30)
・演題:『漁業農業振興をベースにした地域人材育成活動について ~「能登里山里海マイスター育成プログラム」を例にして~』
・講師:金沢大学 中村浩二特任教授
(2)意見交換 (14:30~15:30)

 

【*里山里海マイスター制度】地域の宝である「里山」「里海」を活かした地域のリーダー人材を、金沢大学、構成自治体及び地域企業の産学官連携によって育成しようという試み。能登への移住者やIターンによる漁業者の定着において実績を有している。

 

・漁業関係者、農業関係者、地域振興や人材育成にご関心のある方々、どなたでも参加できます。
・添付のチラシをご参照ください。

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/kurasu/suisangyo/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/11/12/chirashi_2.pdf

漁業・農業後継者育成担い手確保対策セミナー

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釜石市 産業振興部 水産課 水産振興係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(306) / Fax:0193-22-9005 / メール
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根浜海岸を望む場所に建立された島倉千代子さんの「おかえりなさい」の歌碑

島倉千代子さんの歌碑、根浜に〜震災犠牲者へ「おかえりなさい」の思い込め、除幕式は来年3月に

根浜海岸を望む場所に建立された島倉千代子さんの「おかえりなさい」の歌碑

根浜海岸を望む場所に建立された島倉千代子さんの「おかえりなさい」の歌碑

 

 昭和を代表する歌手の島倉千代子さんの歌碑が、釜石市鵜住居町根浜の旅館宝来館の裏山にある避難路入り口付近に建立された。「東日本大震災の被災地が落ち着いたら、『おかえりなさい』を歌いに行きたい」と話していたという島倉さんは2013年に他界。果たせなかった思いを形にしようと、関西地区のファンらでつくる島倉千代子後援会(事務局・大阪市吹田市、吉田恵美子代表、会員約150人)が中心となり建立した。震災で犠牲になった人に「お帰りなさい」、いまだ行方が分からない人に「帰っておいで」―と、さまざまな思いが込められた歌碑の除幕式は来年3月30日、島倉さんの誕生日に行うことにしている。

 

 歌碑は白御影石製で高さ90センチ、幅約1・4メートル。2007年5月にシングル曲として発売した「おかえりなさい」の歌詞が刻まれた。背面にはそのジャケット写真を配し、優しいまなざしで見守る島倉さんを感じられるようになっている。

 

 「東京だョおっ母さん」「人生いろいろ」などのヒット曲で知られ、戦後の歌謡界に大きな足跡を残した島倉さんは13年11月8日、75歳で生涯を閉じた。生前の島倉さんの思いをつなげようと、吉田代表(65)ら4人が発起人となり歌碑建立に向けて後援会を結成。会員に寄付を募ったところ、約200万円の善意が寄せられ、建立にこぎつけた。

 

 「おかえりなさい」は定年で職場から離れていく団塊の世代へ向けた応援歌で、節目を迎えた人の心を優しく温めてくれる曲だという。この曲を被災地に届けたいと話していた島倉さんの思いを形にできる場所は―と考えていた吉田代表の脳裏に浮かんだのが、鵜住居町出身の小松廣子さん(61)、義次さん(65)夫妻だった。

 

 吉田代表は1988年に義次さんの転勤で吹田市へ移った廣子さんと知り合い、家を行き来するように。廣子さんが手作りしたアップルパイを島倉さんに届けたこともあったといい、島倉さんは廣子さんのことを「アップルパイさん」と呼び、会いたいと言っていたことを思い出した。

 

 小松さん夫妻は退職後に住もうと03年に鵜住居町新田地区の廣子さんの実家近くに家を建てていたが、震災の津波で流失。実家も流され、両親も犠牲になった。父親の岩崎正志さん(当時85歳)はすぐに見つかったが、母親のテルさん(同84歳)は行方不明のまま。退職を控えていた2年前、鵜住居町での再建を断念し、花巻市に移った。

 

 当初、小松さん夫妻の自宅があった場所に建てる計画だったが、「復興がいつになるか分からない。何もない場所よりは」と、廣子さんと親交がある宝来館の女将に歌碑の設置を打診。女将が快諾し、設置が決まった。

 

 歌碑の設置作業は10月27日から29日まで実施。東京都品川区にある島倉さんの墓を手掛けた稗田石材店(同大田区本店)が製作から請け負った。

 

 29日、設置を終えた歌碑の前には吉田代表、神戸市の佐野慶子さん(67)、奈良市の西幸子さん(66)、義次さんの笑顔があった。「ここが温かく『お帰りなさいね』と迎える場所。『ただいま』と帰る場所。歌詞がぴったりな場所」(吉田代表)、「千代子さん、きっと喜んでいる。みんなの協力でできたこと。ただ感謝。海が見え、自然が豊かで最高の立地条件。最高の幸せ」(西さん)。佐野さんは「寂しさもあるけど、ここで千代子さんに会える。千代子さんにもらった思いや友達を大事にしますね」と歌碑を見つめていた。

 

完成した歌碑の前で笑顔を見せる佐野さん、吉田代表、小松義次さん、西さん(左から)

完成した歌碑の前で笑顔を見せる佐野さん、吉田代表、小松義次さん、西さん(左から)

 

 義次さんは「関西の人が東北を訪れることは少ない。被災地以外の人がこの歌碑を含め被災地を見ることに意義がある。思いを寄せ、足を運んでもらう機会が増えれば」と願った。

 

 歌碑は現在ブルーシートで覆われており、来年3月に正式に除幕。除幕式は30日午前11時からの予定で、関西地区のほか九州や東京からもファンら約35人が駆け付けるという。

 

(復興釜石新聞 2015年11月7日発行 第434号より)

復興釜石新聞

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かまカフェ

かまカフェ【幻のスイーツ・甲子柿 de スイーツプレート編】 (東京)

かまカフェ

 

釜石出身の人、釜石でボランティア活動を行った人、旅行で訪れた人、釜石のお酒が好きな人…
釜石に関わる&関わりたい、ありとあらゆる人が集まり、釜石の『ひと』と『食』と『お酒』を楽しむ場、『かまカフェ』の第2回のお知らせです。

 

今回の主役は、釜石外にはほとんど出回らない幻のフルーツ『甲子柿 (かっしがき)』甲子柿 をふんだんに使用した、かまカフェ限定のスイーツプレートをお楽しみ下さい。ゲストは、釜石の食&子どもに関わる活動をされているお二人です。

 

お申込み不要です。
好きな時間にお越しいただき、好きなものを飲んで&食べて&おしゃべりして、のんびりとお過ごしください。みなさまのご来店、お待ちしております。

 

営業時間

11/24(火) 18:30~22:00 (21:30 LastOrder)
☆20:00~(予定) ゲストによるミニトークショーあり
※カフェ形式ですので、好きな時間にお越しください。お帰りも自由です。

会場

small design center
東京都中央区 日本橋箱崎町27-11-2F
地下鉄半蔵門線「水天宮前駅」2番出口から徒歩2分
https://smalldesigncenter.org/

https://smalldesigncenter.org/

small design center

small design centerは、スモールビジネスとクリエイターのためのシェアオフィスです。地域経済を支える小さなビジネスを強くするため、パートナーとしてともに課題を解決する仲間づくりを手助けします。2014年11月いま最も地方に近い町、日本橋箱崎町にオープン。
リンク

 


かまカフェGUEST

※20:00~ゲストによるミニトークショーを予定しています

 
▼創作農家こすもす 代表 / 釜石市甲子地区活性化協議会 会長 藤井サヱ子さん
藤井サヱ子さん
 
▼(一社)三陸ひとつなぎ自然学校 柏﨑未来さん (ジョイ)
柏﨑未来さん

 

かまカフェ参加費

①甲子柿スイーツプレート + コーヒーorお茶付 ¥1,000 (先着40名)
②コーヒーorお茶付 ¥300
*当日受付にて、①、②のどちらかをお選びください。
 
*甲子柿とは…
渋柿を柿室(かきむろ)に入れ、くん煙で渋を抜く独特の製法でつくられた柿のことです。トマトのような赤色とゼリーのようなトロトロした食感が特徴です。
 
*立席となる場合がございます。
*その他食べもの、飲みもののご用意もございます。(有料、キャッシュオン制)
詳細はWEBサイト(https://kamacafe.com)をご覧ください。

申込方法

不要ですが、Facebookイベントページの『参加する』を押していただけるとうれしいです♪お気軽にお越しください。
https://www.facebook.com/events/467439860047801/

主催

かまいしハブ機能プロジェクト
Media:https://kamacafe.com

https://kamacafe.com/

かまカフェ

釜石とあなたをつなぐカフェのご案内
リンク


 

(一社)三陸ひとつなぎ自然学校、(一社)HUB三陸、岩手県釜石市の3者が共同で行っているプロジェクトです。釜石内外の人の交流を通して、釜石の担い手育成を目指しています。(NPO法人ETIC.さまの支援を受け、プロジェクトを運営しています。)

 

三陸ひとつなぎ自然学校

三陸ひとつなぎ自然学校

「地域のために立ち上がり、挑戦する人が多いまち、釜石」の実現を目指し、釜石とたくさんの方々を「つなぐ」活動をしています。

問い合わせ:0193-55-4630 〒026-0411 岩手県釜石市橋野町34-46-1 公式サイト / Facebookページ

古民家再生 魅力的な空間に生まれ変わった古民家に関係者の笑顔が輝く

古民家再生第1弾オープン祝う〜橋野町の曲がり屋 活用に夢膨らむ、市内外をつなぐ UIターン推進へ

古民家再生 魅力的な空間に生まれ変わった古民家に関係者の笑顔が輝く

魅力的な空間に生まれ変わった古民家に関係者の笑顔が輝く

 

 釜石市の一般社団法人HUB三陸(中村博充代表理事)が取り組む橋野町の古民家再生プロジェクトの建物改修第1弾が終了し、10月31日に現地でオープニングパーティーが開かれた。作業に携わってきたボランティアや関係者約50人が参加し、生まれ変わった築90年の曲がり家で今後の活用に夢を膨らませた。

 

 同プロジェクトは、地域資源である古民家に地域づくりの学びの場、団体や企業、大学の研修拠点としての機能を見いだし、釜石への関心の掘り起こしや交流促進につなげようと5月にスタートした。十数年空き家になっていた古民家を借り、ワークショップ方式でボランティアによる改修に着手。プロの指導を受けながら床板張り、壁塗り、ロケットストーブ製作などを行ってきた。国内外から集まったボランティアは延べ450人にのぼる。

 

改修が進められてきた橋野町中村の築90年の古民家

改修が進められてきた橋野町中村の築90年の古民家

 

 今回は2階建て母屋の1階を改修した。玄関に接する茶の間は吹き抜けに改築し、古民家ならではの立派な梁(はり)を際立たせ、まきをくべるロケットストーブを設置。他に広間と奥、表座敷の3部屋があり、戸を外すと大広間にもなる。水回り、照明などは企業が協賛した。設計、施工監理を行った東京都の1級建築士、高池葉子さん(33)は「多くの人が思い入れを持って関わってくださった。本当に感慨深い。まずは地域の方からどんどん使っていただき、外からも人を呼び込む場になれば」と願った。

 

 同プロジェクトには市の「定住促進かまいし魅力体験事業補助金」が交付されている。同事業は釜石での中・長期型滞在プログラムで地域の魅力を感じてもらい、継続的な関わりやU・Iターン推進につなげようというもの。市まち・ひと・しごと創生室の石井重成室長は「『移住未満、観光以上』という人たちをどれだけ増やせるか。その層の厚みが地域活力に大きな影響を与えてくると思う」とプログラムに期待を寄せる。

 

 改修した古民家はHUB三陸が管理し、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(伊藤聡代表理事)、パソナ東北創生(戸塚絵梨子社長)などと共に企画する体験・研修プログラムの活動拠点とする。2階も今後、改修が進められる予定。

 

 母屋に併設される馬屋は、一般社団法人三陸駒舎(寄田勝彦代表理事)がクラウドファンディングを活用し改修予定。馬を飼育しながら、ホースセラピーや馬との暮らし宿泊体験などを予定する。三陸駒舎、HUB三陸の両理事を務める黍原豊さん(38)は「馬との触れ合いには心豊かに過ごしたり、今の社会が抱える課題を解決するヒントがある。地域の人たちと一緒に発信していければ」と意欲を見せる。

 

 プロジェクト担当のHUB三陸理事斎藤学さん(35)は「内外の人をつなぎ、釜石に来るきっかけを作ろうとしたのがHUB三陸。古民家再生はまさにそれを体現してくれた。また釜石に来たい、外からも応援したいという人が出てきている」と、早くも事業の手応えを感じている。

 

(復興釜石新聞 2015年11月7日発行 第434号より)

関連情報 by 縁とらんす
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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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