釜石情報交流センター 12月23日オープンへ〜施設利用 運営委で検討、予約受付は12月1日から
12月23日のオープンへ建設が進む釜石情報交流センター
12月23日のオープンに向けて釜石市が中心市街地の大町に整備を進めている釜石情報交流センターの運営委員会が11日、設置された。青葉ビルで開かれた初会合では、センターの概要や施設利用、事業計画などについて市が説明。委員からは、施設利用の3カ月前とする予約開始日について、「もっと前から予約できないか」と見直しを求める意見などが出された。
センターは、大型商業施設イオンタウン釜石を核に周辺に公共施設を配置し、にぎわい創出を目指す市の拠点整備事業「フロントプロジェクト1」の主要施設。隣接して整備する市民ホール(仮称)と連動し、市民活動の活性化を図る釜石の新しいランドマークに位置付ける。
鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1千平方メートル。ワークスペースや市民スタジオのほか、オランダ人絵本作家ディック・ブルーナさんによるキャラクターをモチーフとした国内唯一の「ミッフィーカフェ」を設置する。多目的集会室(約160人収容)は、市と復興支援活動の協定を結んだ一般社団法人との契約で「チームスマイル釜石PIT」と命名。映画や首都圏でのライブ上映などイベントが年間40回程度実施される計画だ。
センターの基本整備構想は2013年に策定された。建設検討委員会、運営検討委員会を経て、オープンまで1カ月余りと迫ったことから運営委員会に切り替えた。委員には市民公募などで10人を委嘱。委員長には市芸術文化協会の岩切潤会長を選んだ。
施設利用などについて意見を交わした運営委員会
市は、センターの愛称を検討していることも明らかにした。
開館時間は午前9時から午後10時までで、毎月第3木曜日と年末年始は休館。一般の利用予約は12月1日から受け付ける。
市は12月23日のオープンに合わせてセレモニーを行い、同24日と25日には一般の利用促進に向けて内覧会を開く。釜石PITは年明け1月9日にオープニングセレモニーを行い、同11日のゴスペラーズ公演など記念イベントを予定する。
(復興釜石新聞 2015年11月14日発行 第436号より)
釜石市 – フロントプロジェクト1について
文化の殿堂 膨らむ期待〜釜石市民ホール着工 17年秋完成 12月オープンへ、イオンと連動 にぎわい創出 – 縁とらんす
ミッフィーカフェ釜石 – 縁とらんす
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