釜石〜大橋ショートツアー

戦後70年 釜石とオランダ、そして戦争 釜石〜大橋ショートツアー

戦後70年 釜石オランダ、そして戦争

 

「戦後70年 釜石とオランダ、そして戦争〜葛藤から和解へ〜」連続プログラム第2弾

釜石〜大橋 ショートツアー 連合軍捕虜収容所跡を訪ねる

 

先の大戦中、釜石には米英蘭軍の捕虜収容所がありました。このままでは埋もれてしまうかもしれない、釜石の歴史の一端を実際に見に行きませんか?

 

《予定ルート》
郷土資料館→釜石収容所跡(矢の浦)→大橋(天洞)収容所跡→釜石鉱山周辺→(道の駅で休憩)→郷土資料館(ふりかえり)
【講師】
加藤直子さん(釜石市国際交流協会事務局長)

 

日時

10月10日(土) 10:00〜13:00

集合場所

釜石市郷土資料館(釜石市鈴子町15-2)

参加料

無料

定員

15名

その他

このツアーは申し込み制です
申し込み締め切り日:10月6日(火)
当日は貸し切りバスで移動します。

申し込み先

三陸みらいシネマパートナーズ(平松)080-1823-1571
suiminsha@gmail.com

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

昭和の釜石を語る会

昭和の釜石を語る会

昭和の釜石を語る会

 

みらいへつなぐ、ふるさとの情景「昭和の釜石を語る会」

 

市民から寄せられた、昭和40年代の釜石や三陸の貴重な映像と、NHK盛岡放送局制作のシリーズ『よみがえるふるさとの情景』から、釜石のダイジェスト映像を特別上映します。懐かしい風景や思い出をみなさんで語り合いませんか?

 

日時

2015年10月9日(金) 13:00〜(1時間程度)

会場

平田どうもカフェ(平田パーク商店街A棟104)

ゲスト

坂本英紀(特定非営利活動法人20世紀アーカイブ仙台理事長)
丹野康平(NHK盛岡放送局ディレクター)

参加料

無料

問い合わせ

平田どうもの会事務局 0193-55-6786
三陸みらいシネマパートナーズ(平松)080-1823-1571

 

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寺崎幸季さんと日比野克彦さん

カラフル・マグネットで外壁彩る〜仮設住宅に愛着を、アーティスト日比野克彦さん企画

仮設住宅の前で記念撮影

ハートのマグネットで彩った仮設住宅の前で記念撮影するイベント参加者

 

 仮設団地に住む1人の女子高校生の思いが形に――。仮設住宅を「家」として愛着を持って暮らせたらと、釜石市の中妻町仮設団地(昭和園)に住む寺崎幸季さん(釜石高2年)が声を上げ実現したイベントが20日、同団地と昭和園クラブハウスで開かれた。寺崎さんが協力を求めたアーティストの日比野克彦さんら、市内外の”寺崎応援団”が全面的に支援し、ハートマークをあしらったカラフルなマグネットシートで団地の外壁を彩った。

 

 クラブハウス内では、デザインを考え、タイル状のマグネットシートにハートや文字などの形に切り抜いたシールを貼り付けるワークショップが行われた。同団地や近隣住民などが参加し、完成したマグネットは住宅の壁に飾り付けた。

 

 日比野さんは2012年から釜石の仮設建築物の壁を色とりどりのマグネットで演出する活動を始め、青葉公園商店街(大只越町)と中妻、平田の仮設団地を住民らと装飾した。その活動を鮮明に記憶していた寺崎さんは、「仮設」を「家」と呼べる雰囲気を作りたいと、日比野さんに協力してもらうためコンタクトを試みた。寺崎さんの思いを支え続ける釜石市の一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤聡代表は今年5月、面識のあった日比野さんが釜石を訪れた際、寺崎さんを日比野さんに引き合わせた。話を聞いた日比野さんは、ナビゲーターを務める東京のFMラジオ局J―WAVEの震災復興支援番組と連動し、今回のイベント「ハートトゥーハートフェス イン釜石」を企画した。

 

 8月には仙台市で、ハートをデザインしたマグネットを作ってもらうワークショップを行い、釜石の仮設団地のために1千枚もの作品が製作された。寺崎さんの思いに共感した全国の支援者も協力し、合わせて6千枚が集まった。

 

 寺崎さんは「全国の人たちの『頑張れ』という気持ちが、この団地に集まったと思うとすごくうれしい。マグネットが団地住民の仲間意識を生むきっかけになれば」と願った。

 

 イベントでは栗ご飯、サンマつみれ汁など秋の味覚のお振る舞いや尾崎青友会の虎舞の他、レミオロメンの活動を休止しソロ活動中の藤巻亮太さんの弾き語りライブもあり、ヒット曲「粉雪」などで会場が大きな感動に包まれた。同団地に住む菊池テル子さん(76)は「壁のマグネットを見るとにぎやかで明るい気分になる。歌も聴けて楽しかった。(高校生の発案は)素晴らしい」と顔をほころばせた。

 

 日比野さんは「寺崎さんの発信、行動力は同じような思いを抱える同世代の若者を刺激し、新たなものを生む可能性がある。思い(イメージ)があれば、それを共有する人たちが現れ形に結びつく」と実感を込めた。

 

寺崎幸季さんと日比野克彦さん

寺崎幸季さん(右)の思いに応えた日比野克彦さん。仮設団地住民の思い出づくりに大きな力を貸した

 

 震災前は「釜石が嫌いだった」と話す寺崎さん。震災を機に多くの人と出会い釜石の魅力を発見し、地域のために何かをする喜び、人との温かいつながりを感じた。寺崎さんの行動は復興に携わる周りの大人たちにもパワーを与えている。

 

(復興釜石新聞 2015年9月26日発行 第422号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

「釜石線ゲーム」を楽しむ子どもたちと西山将士さん

素晴らしき柔道 子どもらに伝授〜五輪メダリストら熱心指導

「釜石線ゲーム」を楽しむ子どもたちと西山将士さん

人の背で作った線路の上を腹ばいになって進む「釜石線ゲーム」を楽しむ子どもたちと西山将士さん

 

 オリンピックなど世界の舞台で活躍する現役選手や指導者を招いた「少年柔道教室」が20日、釜石中体育館で開かれた。公益財団法人全日本柔道連盟(全柔連)が7月に「全国少年柔道協議会」(少柔協)を設立したことを機に、今年度、全国で実施を予定する少年教室の一環。県柔道連盟が主催し、県内各地の道場やスポ少15団体から小学生を中心に約150人が参加した。

 

 少柔協は人間教育を重んじる柔道の素晴らしさを知ってもらい、少年柔道の普及・振興につなげようと設立され、少年教室は本県が4カ所目。東日本大震災で被災した福島、宮城、岩手の3県では復興支援の意味合いも込めた。釜石市での教室は、全柔連の宗岡正二会長(新日鉄住金会長)が強く推して実現した。

 

 講師は2012年ロンドン五輪90キロ級で銅メダルを獲得し、現役で活躍する西山将士さん(30)、1992年バルセロナ五輪52キロ級銀メダリストの溝口紀子さん(44)、95年世界柔道選手権95キロ級3位の岡泉茂さん(47)。溝口、岡泉さんは全柔連評議員を務め、指導者として後進の育成に力を注ぐ。

 

 溝口さんが主導し準備運動からスタート。入念なストレッチや各技に必要な動きを取り入れたトレーニング、ゲームなどで楽しく体をほぐした。12年の五輪後、釜石の仮設住宅で被災者を元気づけ、今回は豪快な技で子どもたちを喜ばせた西山さんは「みんな元気いっぱいだが、少し体力が落ちている感じも。今日は礼節とか基本だけを覚え、楽しんでほしい。柔道を好きだなって思ってもらえたら」と熱心に子どもたちの相手をした。

 

 後半は基本的な練習、技の指導が行われた。岡泉さんは「柔道の技をつくるには、数多く正確に打ち込みをすることが大事」とし、技を受ける側の姿勢やかける側の意識するポイントを教えた。最後は、子どもたちが五輪メダルに触れさせてもらうなど有意義な時間となった。

 

溝口さん(右)、西山さんから五輪メダルを見せてもらう子ども

溝口さん(右)、西山さんから五輪メダルを見せてもらう子ども

 

 溝口さんは講評で、試合のピンチを救う言葉として「あせらない」「あわてない」「あきらめない」の3つの「あ」を伝授し、子どもたちを激励。参加者を代表し釜石柔道スポ少の佐々木ここみさん(双葉小4年)がお礼の言葉を述べた。

 

 大久保道場(釜石)の及川弘倫君(小佐野小6年)は「柔道の技の広さを教わり手本の技も見せてもらえ、貴重な体験だった。いろいろな経験を積んで、五輪のような大きな試合に出たい」と将来に夢を膨らませた。同道場の指導者、大久保幸徳さん(33)は「みんな教室を心待ちにしていた。普段やっていないトレーニングも楽しくやらせてもらい、指導する側も勉強になった。教わったことを繰り返し、今後につなげたい」と感謝した。

 

 釜石市柔道協会の今五郎会長(県連盟副会長)は「市内の少年柔道の競技人口は、少子化などもあり減少している。このような教室を機に柔道に親しむ子どもが増えてくれれば幸い」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2015年9月23日発行 第421号より)

 

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いま、釜石の野球が熱い!

いま、釜石の野球が熱い!

秋季岩手県高校野球 釜石高校スコアボード

 

野球大好きのサクビッシュです!

 

先日、秋季岩手県高校野球が開催され釜石高校が準優勝!来春の選抜へとつながる東北大会へ20年振りに進出しました。

 

釜石高校頑張れ~!!

 

そしてそして!釜石高校だけじゃなく、いま釜石市の野球が熱いんです。

 

まずは、
1. 社会人の硬式野球『釜石野球団』
岩手県クラブカップ 準優勝!
東北大会出場!

 

2. 中学少年新人戦『釜石東中学校』
岩手県少年軟式新人戦 優勝!
県内各市町村の代表が集まる新人戦で見事優勝!

 

3. 壮年野球『釜石マリンズ』
岩手県大会 準優勝!
関東東北大会出場!

 

4. 一般軟式野球『ヨーカクラブ』
岩手県大会ベスト4!

 

各世代で岩手県の上位へ進出してます!釜石は、野球どころですねd(^-^)

 

ちなみに、私サクビッシュも野球をやっておりますが、いつもベンチを温めております(笑)

 

サクビッシュ

タウンレポーター サクビッシュ

所属:総合型地域スポーツクラブ 唐丹すぽこんクラブ / 資格:健康運動実践指導者 / 特技:高齢者の健康づくりのサポート

唐丹すぽこんクラブ Facebookページ

3番大尻悠矢が右前打を放ち2点を先制

東北大会出場も決定〜秋の高校野球県大会、釜石 統合後初の決勝へ

3番大尻悠矢が右前打を放ち2点を先制

釜石ー花巻南 1回無死二、三塁から3番大尻悠矢が右前打を放ち2点を先制する=20日、花巻球場

 

 第68回秋季東北地区高校野球県大会で快進撃を続ける釜石は20日、花巻市の花巻球場で行われた準決勝で花巻南を3―1で破り、決勝進出と東北大会出場を決めた。2008年に釜石南と釜石北が統合して以降、初の快挙。釜石南は1995年の第48回大会で準優勝し東北大会に出場。東北大会でも準優勝し、初のセンバツ出場を果たしている。以来、20年ぶりにめぐって来た大きなチャンス。釜石南OBでもある佐々木偉彦監督(31)は「東北大会でもこれまで通り、ともかく一戦、一戦」と気を引き締める。県大会決勝は22日、花巻球場で強豪・盛岡大付と対戦する。

 

▽準決勝
花巻南
0000100001
20001000×3
釜 石
(花)佐々木悠、前野―伊藤
(釡)岩間―大尻
▽二塁打 古舘(花)奥村、菊池勇2(釡)

 

エース岩間熱投 花巻南に3-1

 

 釜石は初回、連打で無死二、三塁とし、大尻悠矢(1年)の右前打で2点を先制。1点を返された後の五回には、2死一、三塁から新沼康大(1年)の内野安打で1点を追加。投げては県大会4連投の岩間大(2年)が散発4安打1失点に抑えて逃げ切った。

 

 気力だけで投げ抜いたエース岩間の「粘投」が、20年ぶりの東北大会出場の原動力となった。「一番いいピッチャー。彼でないと勝てない」。佐々木偉彦監督は迷わず、岩間に準決勝のマウンドを託した。

 
 その岩間。地区予選初戦こそ継投したものの、その後は2連続完投。県大会でもこれまで3試合全てを一人で投げ抜いてきた。県大会初戦から肩に痛みがあり、「きょうは立っているだけで痛かった」と明かす。

 

 しかし、投球はさえにさえた。直球は130キロ弱のスピードだが、得意のスライダーを効果的に決め、チェンジアップで空振りを取った。1球ごとに魂を込めて投じた130球が勝利を呼び込んだ。

 

肩の痛みをこらえて熱投する岩間投手

県大会で4連続完投勝利。肩の痛みをこらえて熱投する岩間投手

 

 地区予選の初戦で高田にコールド負けしたことが、粘りの原点となった。「センバツを目標にやってきた。こんなところで負けてはいられない」。地区予選の代表決定戦では延長十三回を投げ抜き、第3代表の座をつかみ取った。

 

 大槌町出身の岩間は赤浜小6年時に震災で被災。自宅を流され、母親は今も行方不明のままだ。現在は父・茂さん(47)の釜石市小川町の実家で、祖父母と4人で暮らす。大学生の兄・仁さんは昨年、釜石高野球部の主将として活躍した。

 

 「負けん気は強いですよ。私の言うこともあまりきかない。意地っ張りは兄譲り」と茂さん。「チームの中で一番気持ちが強く、周りを鼓舞する強さもある」と佐々木監督の信頼も厚い。震災で母親を失った悲しみを逆に力に変え、準決勝を投げ抜いた。

 

 エースの奮闘に1年生捕手の大尻悠矢が応えた。初回、無死二、三塁の場面で2点先制打。エースを助けたい、との思いが打球を右翼線に運んだ。「強気のリード。インコースに、びっくりするようなサインも出す」という佐々木監督の期待にも応えた。

 

 「初回に点を取ろう、と言ったことを選手がそのまま表現してくれた」と佐々木監督。就任1年目で手にした東北大会出場切符に、「正直、力はないと思う。気持ちで勝ち抜くしかない」と思いを込める。

 

父母席も快進撃に熱狂「すごい、信じられない」

 

 校訓に掲げる「鋼鉄の意志(はがねのこころ)」を体現した釜石高ナインの破竹の快進撃に、応援席を埋めた父母会も沸いた。最前列でメガホンを取った事務局長の沖裕之さん(54)=釜石市教委スポーツ推進課長=は「きのう(準々決勝)勝っただけで、すごいと思った。信じられない」と絶句した。

 

 同大会は課外授業と重なり、生徒応援の予定はなかった。代わって応援スタンドには父母会約30人と野球部OB約20人が陣取り、一投一打に熱い声援を送った。最後の打者を岩間投手が外野フライで打ち取ると、「やったー、決勝だ」「東北大会だ」と歓声を上げ、喜びを爆発させた。

 

 地区予選の初戦で高田にコールド負け。「まさか、こうなるとは思ってもみなかった」と沖さん。「岩間君の男気がチームを一つにした」と奮闘をたたえた。

 

統合後初の決勝進出、東北大会出場に沸く父母会の応援席

統合後初の決勝進出、東北大会出場に沸く父母会の応援席

 
 

準々決勝 延長十回 宮古に逆転勝ち〜沿岸対決、釜石に軍配

 

▽準々決勝(八幡平球場)
釜 石
00000000134
00010000001
宮 古
(延長十回)
(釡)岩間―大尻
(宮)伊藤虎、高橋、山本―佐々木夢
▽二塁打 佐々木尚、新沼(釡)大川原、高橋(宮)

 

 釜石は八回まで0―1と追い詰められたが、九回に追い付き、延長十回に一挙3点を加え、逆転で宮古との「沿岸対決」を制した。

 

 1点リードされたまま迎えた九回、2死一、二塁。平野雄哉(1年)がフルカウントからしぶとく左翼線に打球を運んで同点。延長十回には1死満塁から、新沼康大(1年)がセンターの頭上を越える勝ち越しの二塁打を放ち勝負を決めた。

 

5番新沼康大の右中間二塁打で2者が生還

釜石—宮古 十回1死満塁、5番新沼康大の右中間二塁打で2者が生還、3ー1と逆転する=19日、八幡平球場

 

 いずれも佐々木監督の1年生起用がズバリと的中した。

 

 2回戦でけがをしたメンバーに代わり公式戦で初先発した平野について、監督は「積極的にバットを振れるし、打撃もシャープ。一本出るのではないかという勘があった」。打撃不振ながら5番に打順を上げた新沼は「必ずキーマンになる」と送り出した。

 

 165センチ、52キロと小柄の平野は甲子中出身。「ダウンスイングを心がけているが、フライになってしまって…。頼む、ヒットになってくれと祈りました」と、チームを救った殊勲の場面を振り返る。「正直言ってメンタル面はあまり強くない。監督の『信じてやれ』という言葉が支えになった」

 

 一方、「県大会初戦から調子を落とし、チームに迷惑をかけていた」という新沼は釜石東中出身。2球続いた変化球のあと、「絶対来ると思っていた」直球を思い切り振り抜き、準決勝進出を決定付けた。目標はあくまでセンバツ出場。「まだ通過点。守備、走塁面で(自分は)レベルが落ちるので、バッティングで取り戻さないと」と、さらなる貢献を胸に誓う。

 

 「序盤は粘り、追い上げる。予想した通りの展開。最後まで選手を信じていた」と佐々木監督。「目標はセンバツ出場」と選手に言い続けてきた。そのセンバツにつながる東北大会進出まで、あと1勝。「1戦ごとに選手に自立心が付いてきた。もっともっと、うまくなる」と期待を膨らませる。

 

(復興釜石新聞 2015年9月23日発行 第421号より)

 

復興釜石新聞

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ミッフィーカフェかまいし

ミッフィーカフェかまいし

2015.12.23 GRAND OPEN!!

 

ミッフィーカフェかまいし

 

「ミッフィーカフェかまいし」は、オランダ王国大使館並びに㈱ディック・ブルーナ・ジャパンの協力のもと、平成27年12月23日(水)に釜石情報交流センター内にオープンします。

 

ミッフィーカフェ イメージ

ミッフィーカフェ イメージ

 

ミッフィーカフェかまいしについて

平成25年11月、被災したまちに色彩をもたらし、復興のシンボルとなる「ミッフィーカフェ」プロジェクトがスタートしました。

 

「ミッフィーカフェ」は、オランダ人の絵本作家である、ディック・ブルーナのキャラクター「ミッフィー」をコンセプトにデザインしたカフェレストランで、オランダ王国と釜石市の友好の証となるとともに、釜石に元気と希望をもたらす灯台となり、人びとの交流をつくる場となりたいという願いを込めて整備するものです。

 

ミッフィーカフェ事業者について

平成27年4月、ミッフィーカフェ事業者公募・選定の結果、事業者が決定しました。

 

ミッフィーカフェ事業者
 
事業者名
そらちゃんキッチン(釜石市大字平田第3地割43-2)
代表者:大和田宜之

 

これまでの経緯

・プロジェクト発表会
平成25年11月、オランダ王国大使館にて、「釜石スマートミッフィーカフェ」プロジェクト発表会を開催しました。

 

プロジェクト発表会(H25年11月)

プロジェクト発表会(H25年11月)

 

・基本協定締結式
平成26年7月、(株)ディック・ブルーナ・ジャパンと釜石市の間で、「スマートミッフィーカフェの整備に関する基本協定書」を締結しました。

 

基本協定締結式(H26年7月)

基本協定締結式(H26年7月)

 

・ミッフィー&オランダフェア in 釜石
平成26年11月、「ミッフィー&オランダフェア in 釜石」を開催しました。
 
ミッフィー&オランダフェア in 釜石(平成26年11月)

 

ミッフィー&オランダフェア in 釜石(平成26年11月)

ミッフィー&オランダフェア in 釜石(平成26年11月)

 
 

miffy cafe kamaishi

 

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この記事に関するお問い合わせ
釜石市 復興推進本部 リーディング事業推進室
〒026-0025 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(312・136) / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/fukko_joho/fukko_torikumi/ayumi/detail/1196050_3128.html
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大きな手で肩もみ交流、野田復興住宅でボランティア活動〜釜石SW「地域と一体」アピール

交流を深めた釜石シーウェイブスの選手、野田復興住宅の住民ら

交流を深めた釜石シーウェイブスの選手、野田復興住宅の住民ら

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCの選手らが17日、釜石市野田町の野田復興公営住宅(32戸)を訪れ、肩もみやお茶を囲んでのおしゃべりなどで住民らと交流した。

 

 釜石SWは震災以降、練習や試合の合間に雪かきや復興住宅への引っ越しの手伝いなどボランティア活動を行っている。今回は、敬老の日(21日)にちなみ肩もみボランティアを企画。桜庭吉彦ディビジョンマネジャー(DM)の知人を通じて同住宅で実施することにし、ベテランの伊藤剛臣選手(44)ら5人が活動した。

 

 同住宅内にある集会所には同住宅の住民のほか、野田町の住民らも足を運んだ。選手らが「気になるところありますか」などと語りかけながら肩をもみほぐしてゆくと、住民は「熱くなった。血行が良くなった」「ぜいだくだ」などと、心地良さそうに顔をほころばせていた。

 

 肩もみの後は、お茶やお菓子を囲んで談笑。選手の自己紹介や住民らの生活の様子、要望などを聞きながら親睦を深めた。

 

 同団地で暮らす男性(80)は「普段は一人でごろごろしているので、今日は楽しい。体も楽になり、最高だ」と笑顔を見せた。近くに住む千葉スミ子さんは「けがの対処法とか聞きたいと思って参加。もっと話したかった」と名残惜しそう。同団地自治会長の中村容堂(よしたか)さん(60)は「高齢者がいるので、雪かきなどで皆さんの若い力を借りたい。負担のかからない程度で市民とつながりを深めてもらえれば」と期待した。

 

 伊藤選手は「楽しく交流し、元気をもらった。目指すはトップリーグ昇格」と力を込めた。桜庭DMは「顔が見える交流、活動を発信することが大事だと改めて感じた」と話した。

 

 トップイーストリーグから昇格を目指す釜石SWは、12日に釜石市球技場で行われた開幕戦でヤクルトに勝利。あす20日は埼玉県熊谷市でセコムと対戦する。27日には再び地元釜石で日本IBMと対戦することになっており、選手らは「一人でも多くの市民に足を運んでほしい」と来場を呼びかけている。

 

(復興釜石新聞 2015年9月19日発行 第420号より)

関連情報 by 縁とらんす
釜石シーウェイブスR.F.C. 公式サイト
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定内トンネルの安全祈願祭でくわ入れする野田市長ら

釜石道路・定内トンネル着工、来年5月貫通目指す〜地元小・中学生代表もくわ入れ

定内トンネルの安全祈願祭でくわ入れする野田市長ら

定内トンネルの安全祈願祭でくわ入れする野田市長ら

 

 東北横断自動車道・釜石花巻道路のうち釜石市内を東西に横断する釜石道路(釜石西インターチェンジ―釜石ジャンクション間、6キロ)に整備する仮称・定内トンネル(808メートル)の工事安全祈願祭が16日、釜石市甲子町のトンネル西側坑口で行われた。釜石道路でただ一つのトンネルで、来年5月の貫通を予定。釜石道路は2018年度内の開通を目指す。 

 

 工事を発注した国土交通省南三陸国道事務所の佐藤和徳所長や施工する大林組東北支店の高槻幹雄支店長ら工事関係者や地元町内会の代表など約80人が出席。神事を行い、野田武則市長や甲子、小佐野、双葉3小学校と甲子中の児童・生徒の代表も加わり、くわ入れで工事の安全を祈った。

 

 釜石道路は、07年に開通した仙人峠道路の東端に当たる釜石西インターチェンジと、三陸沿岸を縦貫する三陸沿岸道路との結節点に当たる釜石ジャンクションを結ぶ「復興支援道路」として整備が進む。定内トンネルの工事費は約23億5千万円で、釜石道路の総事業費は約43億5千万円。

 

 安全祈願祭で、野田市長は「釜石港のコンテナ取扱量は県内の記録を塗り替えるほど急増しているが、道路が整備されると、さらに優位性が増す。釜石全体の将来像にも影響する」と今後の整備促進に期待を寄せた。

 

 南三陸国道事務所によると、釜石道路には8つの橋とトンネル1本を整備するが、これまでに100メートル以上の3橋を含む5橋に着手。定内トンネルの着工により、100メートル以上の大きな構造物のすべてに着手したことになるという。

 

 国土交通省東北地方整備局は今年5月、釜石道路を含む東北横断自動車道・釜石花巻道路を2018年度までに全線開通させるとの目標を宣言している。南三陸国道事務所の佐藤所長はこれを受け、「41人の小さな事務所だが、一日も早い開通を目指し全力で頑張りたい」と力を込めた。

 

(復興釜石新聞 2015年9月19日発行 第420号より)

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室浜トンネル貫通〜被災地の孤立化防ぐ

万歳三唱で室浜トンネルの貫通を祝う野田市長ら

万歳三唱で室浜トンネルの貫通を祝う野田市長ら

 

 釜石市片岸町室浜と大槌町吉里吉里を結ぶ県道吉里吉里釜石線で今年6月から掘削が進められていた室浜トンネル(仮称、195メートル)が貫通し、16日、現地で式典が行われた。同トンネルは来年3月の完成を目指す。

 

 貫通式には、工事関係者や地域住民ら約70人が出席。沿岸広域振興局の佐々木和延局長、野田武則市長らが貫通の発破にスイッチ。作業員らが樽(たる)みこしを繰り出し、万歳三唱で貫通を祝った。

 

 海岸沿いに通る同路線は室浜地区から片岸地区への唯一のアクセス路。災害時の避難路ともなるが、東日本大震災では津波が浸水し、通れなくなった。

 

 このため県は、室浜地区の孤立化を防ごうと昨年10月から同路線のうち1680メートル区間の改良工事に着手。現道より山沿いにルートを変更し、新たにトンネルも整備することにした。

 

 総事業費は約20億円で、このうちトンネルの工事費は約5億6500万円。同区間の開通は2017年3月を予定する。

 

 震災で室浜地区はほとんどの家屋が津波で壊滅した。現在、防潮堤の整備、土地のかさ上げ、宅地造成も進み、早ければ11月ころから順次、家屋の再建が始まる見込み。

 

 トンネルの貫通式で、沿岸振興局の佐々木局長は「室浜地区と片岸地区の早期開通へ向け、全力で取り組みたい」とあいさつ。野田市長は「室浜地区では78世帯、約200人が被災し、約30人が津波の犠牲になるなど壊滅的な被害を受けた」と振り返った上で、「トンネルを含むこの路線が開通すれば地域住民も安心して生活できるようになる」と期待を述べた。

 

(復興釜石新聞 2015年9月19日発行 第420号より)

 

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後半25分、CTBトロケがゴールポスト下にトライを決め、ゴールも成功し、28—25と逆転する

FWパワープレーで息吹き返す〜釜石逆転勝利も苦い開幕戦 ラグビートップイーストリーグ

 ラグビー地域リーグ、トップイーストリーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCは12日、地元釜石市球技場で迎えた開幕戦でヤクルトと対戦、35―25で逆転勝ちした。昨季はあと1勝まで迫った悲願のトップリーグ(TL)昇格へ向け、まずは白星発進となったものの、前半は14―18とリードを許す苦しいスタート。釜石の昇格を後押ししようとスタンドを埋めた約1200人の地元ファンをヒヤリとさせた。

 

釜石シーウェイブス 35(勝ち点5)  ヤクルト 25(勝ち点0)
キックオフ 釜石
▽レフェリー 畑中大器(関東協会)

 

 苦い開幕戦となった。勝利のノーサイドにも釜石の選手に笑顔はなく、三浦健博ヘッドコーチ(HC)は「やろうという目が感じられなかった。そういうチームではないはず」と厳しく指摘。選手の奮起を促した。

 

 開幕初戦を意識した固さだろうか、序盤はボールが手に付かず、パスワークも乱れ、小さなミスを繰り返した。前半3分、PGで先制したものの、直後にキックチャージからトライを奪われる。14分にはターンオーバーを許し、2つ目のトライを喫した。21分にWTB小野航大がトライを決め、8―18からSO村田賢史の2PGで4点差まで追い上げて折り返した。

 

 後半も先にトライを奪われたが、4分、小野の好タックルから盛り返す。ゴール前のモールを一気に押し込み、ナンバー8須田康夫主将が豪快にトライ。再び4点差まで迫った。これでFWが息を吹き返し、25分にはCTBマイケル・バー・トロケが逆転のダイビングトライ。終盤にもモールから1トライを加え、勝ち点5を手にした。

 

 「チームは生もの、水もの。熟成はしてきたが、初戦の難しさもあり、我慢するゲームとなってしまった」と三浦HC。新戦力5人を先発に起用するなど思い切った布陣で臨んだが、胸に描いたゲームプランにはまらなかった。「シンプルに前に出ることが重要。ラックを繰り返し、空いたスペースを突きたい」と次戦へ向け課題を挙げた。

 

 パワープレーの威力を自ら見せつけた須田主将も、「勝つには勝ったが、内容が良くなかった。油断したわけではないが、ゲームプラン通りできず、焦りも出た。自分たちで苦しくしてしまった」と猛省。「(セットプレーで)組めばいけると手応えもつかんだ。初戦で得た自信を次戦で生かしたい」と奮起を誓った。

 

前半21分、釜石WTB小野航大が左隅にトライを決め、8ー15とする

前半21分、釜石WTB小野航大が左隅にトライを決め、8ー15とする=釜石市球技場

 

「トライしたいとは思っていたが、まさか、こんな形で取れるとは」。日大から加入したルーキー、トンガ出身のCTBマイケル・バー・トロケ(25)が逆転トライを決め、「初戦でチームに貢献できて良かった」と照れ臭そうに喜びをかみしめた。

 

 後半25分、夢中でラックに入ると、目の前にボールがあったという。すかさず拾い、ゴールポスト下に豪快なダイビングトライ。苦しむチームに勝利を呼び込んだ。

 

 父親は2004年まで釜石でプレーし、現在はニュージーランドで暮らすソロモナ・バー・トロケさん。息子が活躍する釜石に来月、やってくるそうで、「それまでにもっとラインブレークに磨きをかけたい」とトロケ。

 

後半25分、CTBトロケがゴールポスト下にトライを決め、ゴールも成功し、28—25と逆転する

後半25分、CTBトロケがゴールポスト下にトライを決め、ゴールも成功し、28—25と逆転する

 

スクラム、ラインアウト体験

 

 釜石SWのサポーター有志が開幕戦に合わせ、初の観戦ガイドツアーを実施した。参加した男女はグラウンドでスクラムやラインアウトを体験、子どものように歓声を上げた。

 

 初心者15人が参加。ラグビーのルールや観戦の心得などについて解説を受けたあとグラウンドへ。ラインアウトでSWの選手に持ち上げられた大槌町の市川高芳さん(65)は「もちろん初めて。最高の気分」と大喜び。

 

 スクラムを組んでみた釜石市大只越町の山﨑可奈子さん(38)は「意外とガッチリ感があった。(ラインアウトは)めっちゃ、高かった」と楽しんだ。

 

 フェースブックなどで参加を呼びかけたサポーター下村達志さんは「地元にもっとラグビーファンを増やしたい」と次のプランを練っている。

 

ラインアウト体験で釜石SWの選手に持ち上げられ、大喜びのサポーター

ラインアウト体験で釜石SWの選手に持ち上げられ、大喜びのサポーター

 

(復興釜石新聞 2015年9月16日発行 第419号より)

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がんに負けない社会に思いを同じくし、一歩一歩歩みを進めるリレーウオークの参加者

支え合い24時間リレーウオーク〜がん闘病の思い共有、踏み出す一歩 大きな力に

がんに負けない社会に思いを同じくし、一歩一歩歩みを進めるリレーウオークの参加者

がんに負けない社会に思いを同じくし、一歩一歩歩みを進めるリレーウオークの参加者

 

 がん征圧・患者支援チャリティー活動「リレー・フォー・ライフ(RFL)ジャパン2015さんりくかまいし」は12、13の両日、釜石市鈴子町のシープラザ遊で開かれた。同実行委、公益財団法人日本対がん協会が主催。「24時間、がんと闘っている」患者の思いを共有し、がんに立ち向かう勇気や生きる希望、地域社会全体での支え合いにつなげる24時間リレーウオークが行われた。

 

 RFLイベントは本県沿岸部では初開催。3市2町(釜石、大船渡、陸前高田、住田、大槌)の有志による実行委が実現させた。開会式には野田武則釜石市長も駆け付け、「がんになっても豊かに人生を歩める環境づくりが大切。当市は、がん検診受診率が低い。予防啓発と併せ非常に意義ある大会」と激励した。

 

 リレーウオークには、釜石、気仙地区、北上、八戸市などから15チームが参加。12日正午すぎのスタート時には、がん患者や経験者らが参加者の手つなぎアーチをくぐりながら歩き、今を生きていることへの祝福を受けた。続いて各チームが横断幕やのぼり旗を手に次々とスタートし、1周76メートルの24時間リレーが幕を開けた。

 

 会場内では歌やダンス、郷土芸能のステージ、医師らによる緩和ケアの講演、患者のフリートークなどさまざまな企画が用意され、楽しみ学びながら翌13日正午まで交代で歩き続けた。夜間には参加者のメッセージを託したルミナリエ(灯籠)を点灯し、がんで亡くなった人たちをしのぶとともに闘病者の安らぎを祈った。リレー参加者らの協力金は同協会に寄付され、がん医療の発展、患者支援、検診の推進に役立てられる。

 

 リレーやルミナリエで約70人が協力した社会福祉法人愛恵会の小山彩子さん(53)は「利用者さんや職員の中にもがんと闘っている人がいて、人ごとではない。闘病者には精神的な支えが一番大事。こもりがちな患者さんが一歩踏み出し、互いに話をすることは大きな力になる」とイベントに期待した。

 

 RFLは1985年、1人のアメリカ人医師が24時間夜通しトラックを走り(歩き)続け、アメリカ対がん協会への寄付を募ったのが始まり。以来、全世界に活動の輪が広がり、日本では2006年のプレイベント(茨城県つくば市)後、全国各地で開催されるようになった。今年は国内47会場で実施。本県では4年目を迎える一関市に次ぎ、釜石市が2番目の開催地となった。

 

 実行委事務局統括の及川陽次さん(52)=釜石市=は「釜石にはがん患者の会やがんサロンが無い。家族らを含めた交流の場は絶対必要。このイベントが機運盛り上げになれば」と願う。

 

 日本対がん協会RFLジャパン統括マネジャーの岡本宏之さん(52)は「RFLは患者や医師、製薬会社社員などさまざまな立場の人が集い、互いの声を聞ける。もっと多くの人に知ってほしいし、仲間をつくり生きる力を感じてほしい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2015年9月16日発行 第419号より)

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