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手練の技で柿の皮むき作業が順調に進められた

深まる秋に「柿すだれ」、唐丹で干し柿づくり

手練の技で柿の皮むき作業が順調に進められた

手練の技で柿の皮むき作業が順調に進められた

 

 釜石市の唐丹公民館(猪又博史館長)で12日、干し柿作りの皮むき作業が行われた。60代以上の住民25人が参加し、約1300個を仕上げた。年内の乾燥、成形を経て、独特の形と風味の「気仙柿」を完成させる。

 

 この地方では、柿の木は古くから田や畑のあぜなどに植栽され、渋柿の実は、さらし柿(アルコール加工)、干し柿などに加工して珍重され、高値の商品となった。

 

 唐丹公民館は、地元の資源を活用し、その技術を伝え残す活動を住民のコミュニティーづくりと一体化しようと、2年前から干し柿づくりを始めた。今年も住民が提供した柿を2回に分けて加工。合わせて2千個を作った。

 

 参加者は小白浜と片岸・川目地区の女性が大半。〝マイ包丁〟を持参し、手作業で加工を進めた。皮むきすると、木綿糸で20個を結び、つり下げた。作業は1時間ほどで終了した。

 

 川目の所有地にある柿を提供した小白浜復興住宅の尾形英治さん(80)は「昔は家族総出で気仙柿を作った。最近は作る人も、量も減った。今年はクマの被害もあったが、量は十分。柿作りの交流は楽しい。昔の技を思い出しながら、語らうのはいい」と共同作業を楽しんだ。

 

 小白浜地区の民家が協力し、日当たりがいい軒先に“柿すだれ”を並べる。好天が続けば1週間ほどで渋みが抜け、甘さが増す。乾燥状態と色合いを確認し保存する。参加者らが味見し、公民館や地区の集会行事で活用する。

種砕水車場から続く排水路跡で説明を聞く見学者

橋野鉄鉱山高炉場跡、長屋の建物遺構を確認〜発掘調査の成果報告、12月まで遺物展示

種砕水車場から続く排水路跡で説明を聞く見学者

種砕水車場から続く排水路跡で説明を聞く見学者

 

 釜石市の世界遺産「橋野鉄鉱山」の高炉場跡で市が実施している発掘調査の成果が7日、一般に公開された。調査エリアは二番高炉の北側。高炉稼働時の記録として残されている絵巻を基に発掘調査を行い、種砕水車場、3つの長屋の建物遺構を確認したことが報告された。出土した遺物は、同鉄鉱山インフォメーションセンターで12月6日まで展示されている。

 

 調査は8月24日から開始。盛岡藩お抱え絵師が1861(文久元)年ごろ描いたとされる絵巻「紙本両鉄鉱山御山内並高炉之図(しほんりょうてっこうざんおやまうちならびにこうろのず)」(県指定文化財、釜石製鉄所所有)を基に発掘を進めてきた。

 

 「種砕水車場跡」では絵巻に描かれている水車場と排水路の痕跡を確認。水車を回している箇所の木枠部分のような跡が見つかり、水車の大きさや建物の範囲が推定される。建物廃棄時に、水車場や排水路の石垣を崩しながら廃棄している状況もうかがえた。

 

 「鍛冶長屋跡」では、明確な建物礎石は確認できなかったが、粘土塊が入った土坑跡が南北に並ぶ状況が見られた。用途は不明だが、掘立柱の穴の可能性も。鍛冶長屋の南隣「大工長屋跡」では建物礎石5個を確認。約180センチ(1間)間隔で並ぶ。現在の一番高炉に続く見学通路に重なる形で、長方形の建物敷地が想定される。

 

 二又沢川により近い「長屋跡」では建物礎石14個を確認。礎石間隔約180センチと約270センチ(1間半)の軸があり、面積約39平方㍍(約12坪)の建物が想定される。絵巻にはないが、長屋跡より一段高い平場も調査した結果、炭が密集し底面が焼けている穴が確認された。規模が小さいことから、伏焼窯あるいは種焼窯の可能性が考えられるという。

 

 橋野高炉は1858(安政5)年から94(明治27)年まで稼働。最大で3基の高炉が操業し、67(明治元)年から4年間は銭座も併設された。絵巻によると、作業員の長屋は三番高炉の西側にもあり、主に盛岡など遠方から働きに来ていた人が使っていたと見られる。

 

 鍛冶長屋跡からはフイゴの羽口、大工長屋跡からは角くぎ、かすがいと場所の特定につながる遺物が出土。馬のてい鉄、明治時代の銭など同所の鉄産業を物語る遺物も。水車場跡からは、水車が使われなくなって埋める際に捨てたと見られる高炉の耐火れんが、食器(陶磁器)や飲料、薬瓶の破片などが見つかっている。

 

 発掘を担当する市世界遺産課の高橋岳主任(37)は「建物の位置は、ほぼ絵巻通り確認できた。見学者も当時の雰囲気を少しでもイメージできたのでは」と話す。

 

 二番高炉周辺の発掘調査は本年度でほぼ終了。結果は報告書にまとめるほか、パンフレットの改編にも反映させる。現地の保護、表示法などについては今後、検討委員会で話し合う。

 

 この日の現地説明会では、三番高炉ブロックとして来年度、本格調査が予定される「御日払所跡」の試掘調査の結果も報告された。

やわらかく不思議な甘さ、甲子中1年生「甲子柿」収穫体験

やわらかく不思議な甘さ、甲子中1年生「甲子柿」収穫体験

収穫作業を見学し、甲子柿の生産現場に理解を深めた甲子中1年生

収穫作業を見学し、甲子柿の生産現場に理解を深めた甲子中1年生

 

 煙でいぶして渋を抜く釜石市特産「甲子柿」の生産体験学習が10日にあり、甲子中(柏舘秀一校長、生徒140人)の1年生42人が柿のもぎとりや実の仕上げ作業に挑戦した。「柿室(かきむろ)」と呼ばれる農作業小屋を見学し、試食もした。 

 

 体験学習は甲子町の生産農家柏木充夫さん(80)の柿畑で行われた。長男幹彦さん(51)が柿の木の手入れや収穫作業について説明。「約200本を栽培しているが、今年は天候不順のため育てるのが大変だった。時期を見極め収穫したので、残った実が少ない」とし、生徒2人が代表して柿もぎを体験した。

 

 柿室でいぶす様子を見学。床におがくずが敷かれ、もうもうと煙を出していて、幹彦さんは「甲子柿になるまで約1週間。温度は20度前後に保つ。糖度は14~15度になる」などと解説した。

 

 実のへた取りと磨きの仕上げ作業は柏木さんが実演。生徒たちは見よう見まねで、ハサミを使ってへたを切り取り、軍手で丁寧に磨いた。

 

 中村司恩君は脚立に上り収穫を体験し、いぶした柿を次々に頬張った。「あんなに硬かったのに、こんなに柔らかくて甘くなるなんて不思議。煙もすごかったのに焦げたにおいもしない。何個でも食べられる。地元にある食のおいしさを知った感じ」と笑顔だった。

広報かまいし2020年11月15日号(No.1748)

広報かまいし2020年11月15日号(No.1748)

広報かまいし2020年11月15日号(No.1748)

 

広報かまいし2020年11月15日号(No.1748)

広報かまいし2020年11月15日号(No.1748)

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【表紙】
【P2-5】
令和元年度決算のあらまし
【P6-7】
津波災害避難場所の見直し
市営住宅入居募集 他
【P8-9】
鉄の記念日イベント
釜石エール券再販 他
【P10-11】
こどもはぐくみ通信
石上真由子バイオリンコンサート 他
【P12-13】
まなびぃ釜石
【P14-15】
まちの話題
【P16-19】
コラム 釜石市教育魅力化コーディネーター
岩手大学かまいしキャンパスだより
まちのお知らせ
【P20-21】
保健案内板
【P22-23】
復興情報
【P24】
釜石の歴史 よもやま話

この記事に関するお問い合わせ
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釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
ワールドカップレガシーを未来へ、釜石開催1周年イベント〜次世代が輝くまちづくりを

ワールドカップレガシーを未来へ、釜石開催1周年イベント〜次世代が輝くまちづくりを

ニュージーランドに伝わる「ハカ」を披露する甲子中の生徒有志

ニュージーランドに伝わる「ハカ」を披露する甲子中の生徒有志

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の開幕から1年となった2日、釜石市大町の市民ホールTETTOで記念イベントが開かれた。市内の小中学生が感想文を発表、高校生はボランティア活動の成果を報告するなど、W杯との関わりを通じた成長を披露。釜石開催の成功で手にしたレガシー(遺産)を地域の活性化や発展につなげようと、思いを新たにした。

 

W杯釜石開催の成果を報告した小中学生や高校生

W杯釜石開催の成果を報告した小中学生や高校生

 

 記念イベントは官民でつくる釜石ラグビー応援団(中田義仁団長)が企画し、約200人が席を埋めた。昨年9月25日に釜石鵜住居復興スタジアムで行われたフィジー対ウルグアイ戦の模様を上映し、それぞれの大使館関係者からのビデオメッセージも流された。

 

 2015年W杯英国大会で活躍した元日本代表の山田章仁選手(NTTコミュニケーションズ)がオンライントークショーで市民と交流。釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーと対談し、「釜石のみなさんの情熱は世界に届いた。いろんな個性の人が集まってできるのがラグビーの魅力。それぞれが得意なことを見つけてやってほしい」とエールを送った。

 

 甲子中の生徒有志はニュージーランドに伝わる伝統の踊り「ハカ」を披露してイベントを盛り上げた。W杯で釜石の小中学生が復興支援への感謝を込めて歌った「ありがとうの手紙」を釜石鵜住居復興スタジアムのアンセム(聖歌)にすることも提案された。

 

 釜石ラグビー応援団の中田団長は「W杯は想定以上の盛り上がりで、ラグビーを生かしたまちづくりのヒントを得た。W杯を通じて子どもたちが輝いていることも知った。それぞれの長所を生かしながら、次代を担う世代が活躍できる場をつくりたい」と今後を見据えた。

世界遺産の森を守ろう、「橋野鉄鉱山」周辺で育樹〜高炉に木炭供給の時代に思いはせ、一般市民も作業に汗流す

世界遺産の森を守ろう、「橋野鉄鉱山」周辺で育樹〜高炉に木炭供給の時代に思いはせ、一般市民も作業に汗流す

広葉樹の森復活へ作業に尽力した参加者

広葉樹の森復活へ作業に尽力した参加者

 

 釜石市の世界遺産「橋野鉄鉱山」周辺の国有林を高炉稼働時代の広葉樹の森に再生させる取り組みとして、24日、スギの人工林の枝打ちが行われた。市と林野庁東北森林管理局三陸中部森林管理署(大船渡市)が共催。関係機関・団体のほか一般市民が協力し、総勢65人で作業。世界遺産登録から5年―。参加者は高炉への木炭供給を支えた森林の価値を再認識しながら、作業に精を出した。

 

 「橋野鉄鉱山稼働時代の森づくり育樹祭」と題した同事業は、2017年にスタート。4年目の今年は一番高炉の南側の山林、約2ヘクタールで作業した。植樹から15年前後経過したスギが枝打ちの対象。幹から伸びる余分な枝をのこぎりやなたで切り落とした。人の背丈よりも上の部分は高枝のこぎりを使用。初心者向けの体験も行われた。

 

 上中島町の柏﨑恵美さん(38)、寧音さん(双葉小5年)親子は、寧音さんの同級生黒澤菜々子さんを誘って参加。寧音さんは「最初はのこぎりがうまく使えなかったけど、慣れてくると楽しくて夢中になって作業した。昔の人は便利な道具とかもないから大変だっただろうな」。母恵美さんは「枝打ちしていくと、どんどん日差しが入ってくる感じで気持ち良かった。子どもたちが自然と触れ合える機会にもなった。高炉跡も後でじっくり見てみたい」と声を弾ませた。

 

 市と管理局は世界遺産登録前の2012年に、周辺の国有林を適正に管理するため、「橋野鉄鉱山郷土の森保護協定」を締結。後に制度変更による再締結を経て、資産範囲と緩衝地帯約500ヘクタールを保護対象とした。

 

 一帯は戦後の高度経済成長に伴う木材需要に対応するため、スギやマツの人工造林が進められてきた。世界遺産登録を機に、元の林相に戻す取り組みが本格化。針葉樹は間伐を繰り返しながら伐採時期まで育て、資源を有効活用。間伐で空いた場所に広葉樹の侵入を促すことで、鉄鉱山稼働時代の森に近付けていくことにしている。当時の植生を取り戻すには100年単位の時間を要すると見られる。

 

 同管理署の菊地孝和署長は「継続した取り組みが大事。一般市民にも作業に加わってもらい、鉄鉱山や周辺の山林に思いを寄せながら、保護意識を次代につないでいってほしい」と願った。

 

 同鉄鉱山の繁栄要因の一つが、高炉の燃料となる木炭供給源であったナラやブナなどの豊かな広葉樹林の存在。世界遺産の範囲(高炉場、運搬路、採掘場跡)40ヘクタールのほとんどは森林で、育樹祭は、その意義を知ってもらう狙いもある。

 

 市は11月7日には、高炉場跡で行ってきた発掘調査の現地説明会を開催(午前10時と午後2時から各1時間程度)。これに先立ち、3日から橋野鉄鉱山インフォメーションセンターで発掘調査速報展も始まる。問い合わせは市世界遺産課(電話0193・22・8846)へ。

多くの住民が参加、郷土芸能などで交流した

躍動演舞 復興実感、神楽や虎舞で地域交流〜平田町内会 災害公営住宅

多くの住民が参加、郷土芸能などで交流した

多くの住民が参加、郷土芸能などで交流した

 

 釜石市平田地区の地域交流会は25日、平田地区生活応援センターなどで行われた。県営平田災害公営住宅(97戸)の入居者や平田町内会(佐藤雅彦会長、280世帯)の住民ら延べ300人が郷土芸能の演舞、キッチンカー開店などのイベントを通じて縁日気分を満喫し交流を深めた。

 

 交流会は県の被災地コミュニティ形成支援事業を導入し、実行委員会(会長・佐藤雅彦平田町内会長)が実施した。平田災害公営住宅(126戸)は2014年から入居を開始。自治会は翌年春に組織され、独自に交流会や敬老会などで親睦を図ってきた。平田町内会は被災区域のかさ上げ、区画整理や道路整備など復興事業を経て住民の交流を維持しているが、空き地が残り、住環境の再整備は途上だ。

 

 交流会は災害公営住宅の集会所近くの野外と約300メートル離れた平田地区生活応援センターの2階ホールでそれぞれ開かれ、平田神楽や平田虎舞のほか、空手の形も披露された。センターの駐車場にはキッチンカーが出店し、軽食やスイーツを家族連れが買い求めた。

 
 地元の熊谷玲子さん(80)は「平田に40年暮らすが、神楽を見る機会は少ない。上手に舞っていて楽しかった。震災で自宅は大丈夫だったが、コロナで日常の交流も影響がある。にぎわいはうれしい」と声を弾ませた。

 

 平田神楽保存会(久保義明会長)の掛け声を担当する前川力雄さん(85)は「コロナの影響で4月の平田まつりは宵宮の奉納だけ。釜石まつりに合わせた(福祉施設の)慰問もやめた。今年初めての公演ができた。みんなに見てもらわないと、郷土芸能の伝承も難しい。けっこう人が集まって、やりがいがあった」と喜んだ。

 

 平田災害公営住宅自治会の平野スエ子副会長(72)は「空き室が増えた。ペット(動物)を飼う人は、許可された公営住宅に移り、働いている若い世帯も減っている。高齢の人にはバスの便数や買い物の利便性が課題になる」とした上で、「交流会には予想以上にたくさんの住民が参加した」と手応えを語った。

 

 平田町内会の佐藤会長(66)は「コロナで、地域のイベントも中止。きょうは祭りのような感じだった。公営住宅のみなさんとは互いに話し合い、できる交流は重ねている。来年、センターの近くに公園ができる。町が一つになる行事を考えたい」と期待を述べた。

桑畑さんは自作が収録された美術年鑑を市立図書館に寄贈。その8冊が一挙に公開された(

美術年鑑を市立図書館に寄贈〜洋画家 桑畑さん「絵画に関心を」

桑畑さんは自作が収録された美術年鑑を市立図書館に寄贈。その8冊が一挙に公開された(

桑畑さんは自作が収録された美術年鑑を市立図書館に寄贈。その8冊が一挙に公開された

 

 釜石市新町の洋画家桑畑和生さん(69)が釜石市立図書館(高橋悦子館長)に美術年鑑8冊を寄贈し、18日まで小佐野町の同図書館で開かれた「3つの秋 よくばり図書展」の特設コーナーで公開された。桑畑さんは「私の作品も収録されているが、国内の現代作品が凝縮されている。絵画に関心がある多くの人に楽しんでほしい」と願う。

 

 桑畑さんは釜石北高時代から本格的に油彩の制作に取り組む。東京のデザイン専門学校を経て埼玉県の広告デザイン会社に勤務。1975年に釜石にUターンして就職し、仕事を続けながら創作活動に取り組んだ。96年に日本美術家連盟会員となり、98年に東京・新宿の伊勢丹デパート本店で個展を開くなど、個展はこれまで28回を数える。昨年夏には盛岡市の老舗デパート、カワトクで初の個展を実現した。

 

 作風は優しく、おぼろげな線や色彩で風景を描き、時間を超える透明感が醸し出す「いやしの世界」が多くのファンに支持され、大手電力会社のカレンダーにも採用された。

 

 美術年鑑は98年以降に発行され、桑畑さんの作品も収録される。今年夏に7冊を図書館に寄贈し、以前の1冊と合わせて8冊が書架に並ぶ。「禁帯出」図書で貸し出しはできないが、館内なら自由に閲覧できる。

 

 桑畑さんは、年間300日ほどは絵筆をとるという。作風はこれまでと変わらないが、「手がけている作品が一段落したら、名山ではない山並みを描いてみたい」と新境地への思いを膨らませる。

 

 今回の図書展は秋にちなみ、「芸術、スポーツ、食欲」を題材にした蔵書203冊を紹介した。

甲子柿の生産過程を見学した「食のキャラバン」一行

秋の味覚「甲子柿」試食〜県内外シェフ、食のキャラバンで釜石に

甲子柿の生産過程を見学した「食のキャラバン」一行

甲子柿の生産過程を見学した「食のキャラバン」一行

 

 県内外のシェフらによる「三陸と世界をつなぐ『食』のキャラバン」の一行が23日、釜石市の特産品・甲子柿の生産現場を見学した。収穫した渋柿が甘い甲子柿として店頭に並ぶまでの過程に興味を示し、地域ならではの食文化に理解を深めた。

 

 一行は、「オトワレストラン」(栃木県・フレンチ)の音羽和紀さんや「ロレオール田野畑」(田野畑村・同)の伊藤勝康さんらシェフ10人を含む関係者約30人。甲子町大畑の農家佐々木裕一さん(69)の柿畑を訪れ、歴史や生産方法など説明を受けた。

 

 甲子柿は小ぶりな渋柿の一種の小枝柿をいぶして渋みを抜くのが特徴。トマトのような紅色となり、ゼリーのような柔らかい食感と濃厚な甘みが味わえる。

 

 この日は雨模様で、湿度の変化が温度管理に影響するため、柿をいぶす柿室(かきむろ)の見学は取り止めた。シェフらは出来上がったばかりの甲子柿を試食し、「うまい」と感想。いぶす日数やまきの材料など熱心に質問した。

 

 音羽さんは甲子柿の食感に関心を示し、「食材としての可能性がある。産地をめぐり、人に触れ、風土から生み出されたものを料理として描く楽しさが広がる」と思いを巡らせている様子。伊藤さんは「県産品の良さを県外の人に知ってもらう機会に」と期待した。

 

 キャラバンはガストロノミー(美食術・食文化)の視点から岩手・三陸の魅力、豊かな食材や食文化を発信する「三陸国際ガストロノミー会議2020」の関連事業。会議は昨年に続き2回目で、26日から2日間大船渡市で開かれた。

 

 会議を前に行われたキャラバンはシェフらが三陸各地の生産者らと食を通じ交流するのが目的。23、24の両日で宮古、大槌、釜石、住田、大船渡、陸前高田の6市町、漁場や産地など13カ所を訪れた。釜石では橋野町の産直施設・橋野どんぐり広場や甲子町の道の駅・かまいし仙人峠にも立ち寄った。

広報かまいし2020年11月1日号(No.1747)

広報かまいし2020年11月1日号(No.1747)

広報かまいし2020年11月1日号(No.1747)

 

広報かまいし2020年11月1日号(No.1747)

広報かまいし2020年11月1日号(No.1747)

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【P1】
保育所入所申し込み
【P2-3】
キャッシュレス決済ポイント還元モデル事業第2弾
釜石宿泊得得キャンペーン
高齢者現況調査(訪問調査実施) ほか
【P4-7】
古文書入門講座 参加者募集
まちのお知らせ ほか
【P6-8】
第50回 釜石市民芸術文化祭
市長のつぶや記

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江戸から昭和の暮らし物語る、生活用具や作業具公開〜橋野鉄鉱山の絵図に登場する道具も、橋野出身三浦さん

江戸から昭和の暮らし物語る、生活用具や作業具公開〜橋野鉄鉱山の絵図に登場する道具も、橋野出身三浦さん

築約100年の古民家の隣に保管庫がある(右奥)

築約100年の古民家の隣に保管庫がある(右奥)

 

 釜石市野田町在住の三浦勉さん(68)は、生まれ育った橋野町青ノ木の実家で、先祖代々受け継がれてきた生活用具や農林作業具を保管、希望者に公開している。世界遺産「橋野鉄鉱山」のお膝元で、地元住民が営んできた暮らしの一端を垣間見ることができる貴重な資料がそろう。

 

 三浦さんによると、同家の先祖は1850(嘉永3)年生まれまでさかのぼることができ、少なくとも江戸時代後期には青ノ木に居住していたと見られる。長年林業をなりわいとし、育てた農作物で自給自足の生活を送っており、実家には江戸から昭和にかけての暮らしぶりを物語るさまざまな道具類が残されている。

 

鉄鉱山に関係する道具などを公開する三浦さん

鉄鉱山に関係する道具などを公開する三浦さん

 

 中には、橋野鉄鉱山の作業風景が描かれた絵図に登場する道具も。地元で〝ちんぎり〟と呼ばれる「天秤(てんびん)ばかり」は、重りと均衡させて物の重さを量る道具で、絵図では鉄を量る様子が描かれている。

 

 わらで厚く編まれた敷物(むしろ)は、失火などの際に水をかけて火元にかぶせ、炎の勢いを弱める役目があり、当時は「玄蕃(げんば)」と呼ばれた。絵図では、種焼場で鉄鉱石を砕く女性が敷いているほか、高炉の湯だし口で火の粉を抑えるのに使われている。火力の強い高炉では、わらに生昆布を編み込んだものが使われたという。

 

 農具の「すくいみ」は、高炉への鉄鉱石投入にも使用。ブドウのつるで作られた背負い籠「こだす」は、鉄鉱石を入れて運ぶのにも使われた。高炉に風を効率よく送るための「ふいご」には、空気を漏らしにくく、脂で滑りやすいタヌキの毛皮が内部に使われているが、三浦家には親戚から譲り受けた同構造の箱型ふいごがある。

 

 木の切り出しとともに炭焼きも行っていた同家。現在、これら資料を保管する建物は、農作業小屋のほか炭庫(地域の木炭集積場)にも使われていた。木炭を入れる「炭簾(すみすご)」はカヤを編んで作られるが、それを編む機織り的な道具もある。大のこぎり、木を削る「ちょうな」、木に線を引く「墨つぼ」など、きこり道具も。切り出した丸太を牛に引かせて運ぶそりも残る。

 

 「高炉では木炭を使う。先祖がその木の切り出しに従事していた可能性もある」と三浦さん。

 

 他にも豆腐を作る道具、鉄砲風呂のまきを燃やす鉄管、重い物を背負う時に着用した「背中当て」、穀物を殻やちりと分ける箕(み)や唐箕(とうみ)など、昔の生活に必要だったあらゆるものがあり興味深い。実家裏の畑地からは縄文、弥生時代の土器の破片も見つかっている。

 

 保管庫には「むがすの暮す小屋」という看板を掲げる。三浦さんは「橋野鉄鉱山で使われたのと同じ道具がある。当時の鉄づくりや昭和30年代までの暮らしを知る一助になれば」と話す。見学希望者は三浦さんの携帯電話(090・9034・0306)に連絡を。

釜石市×PayPay「がんばろう釜石!対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン」

釜石市×PayPay「がんばろう釜石!対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン」を実施します!

釜石市×PayPay「がんばろう釜石!対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン」

 

釜石市とPayPay株式会社は、釜石市内の対象店舗にてPayPayで決済すると、決済金額の最大20%のPayPayボーナスが還元されるキャンペーンを令和2年11月1日(日)午前0時から令和2年12月31日(木)午後11時59分まで実施します。当事業は、市民の方はもちろん、市外の方・観光客の方でもご利用いただけます。

キャンペーン内容

本キャンペーン開催期間中に、市内対象店舗にてPayPayで決済すると、決済金額の最大20%のPayPayボーナスを還元します。
詳細内容やPayPayの使い方については、PayPayのキャンペーンページをご覧ください。
例)通常・・・1,000円ご利用で10円相当PayPayボーナス還元 (1%還元の場合)
  今回・・・1,000円ご利用で200円相当PayPayボーナス還元(20%還元の場合)

注)PayPay残高、Yahoo!JAPANカード、PayPayあと払いによる決済が対象です。

開催期間

令和2年11月1日(日)午前0時~令和2年12月31日(木)午後11時59分

対象店舗

上記ポスターが掲載されている店舗が対象です。
PayPayを導入している市内飲食店や小売店を初め、コンビニエンスストアやドラッグストア等でもご利用可能です。
※公的医療・介護保険が適用となる医療機関・薬局などは対象外です。

還元上限

2,000円相当/回 (10,000円のお支払いで最大となります。)
20,000円相当/期間(合計100,000円のお支払いで最大となります。)
※ポイントは支払日の翌日から起算して30日後にPayPayボーナスで還元予定です。
※還元されるPayPayボーナスはPayPay/ワイジェイカード公式ストアで利用可能。出金・譲渡不可。

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ご利用に関するお問い合わせは、PayPayカスタマーサポート窓口までお願いします。
PayPayカスタマーサポート窓口 ☎0120-990-634 24時間受付/土日祝含む365日対応
 
事業者の方へ
PayPayは、スマートフォンやパソコンがあれば無料で導入することができます。
本キャンペーンは途中参加も可能です。
申し込みや導入に関するお問い合わせは、PayPayのサポートセンターまでお願いします。
PayPayサポートセンター ☎0120-957-640 10:00~19:00(年中無休)  
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