復興住宅、高齢者施設で交流 かまいしこども園 手作りこいのぼりプレゼント
季節の行事を通じて触れ合う園児と復興住宅の住民ら
釜石市天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児72人)は4月28日、近くの復興住宅や高齢者施設を訪れ、歌と手作りの「こいのぼりカード」をプレゼントした。
季節の行事を地域の人と楽しもうと続けている同園の恒例行事。隣接する復興住宅で外に出てきた住民らを前に、園児は「こいのぼり」の歌を元気いっぱいに披露した。カラフルなこいのぼりの絵がプリントされたカードを受け取った住民らはうれしそうに「ありがとう」と笑顔を返した。
道行く人にもこいのぼりの絵がプリントしたカードをプレゼントした
復興住宅の住民らは園児との触れ合いを楽しみにしているが、今回は新型コロナウイルスの感染予防に配慮し、フェンス越しの交流にとどめた。それでも、70代と80代の女性は「このコロナ騒ぎで大変だけど、外に出るとやっぱりいいね。子どもたちのかわいい姿や声に、沈みがちな気持ちが和らぐ。元気もらう」と声を重ねた。
交流のあるグループホームで元気な歌声を届けた園児たち
4、5歳児約30人は大町の青葉通り周辺まで歩き、道行く人にもカードをプレゼント。交流のあるグループホームには手作りの壁掛けを贈った。
こいのぼりが掲げられた園庭で楽しそうに遊ぶ子どもたち
釜石新聞NewS
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