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子ども用のマスクを手作りする末永さん一家

助け合いの精神で、家族ぐるみでマスク作り〜ボーイスカウトの「ちかい」体現、2千枚を学校に

子ども用のマスクを手作りする末永さん一家

子ども用のマスクを手作りする末永さん一家

 

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが不足する中、釜石市野田町の末永正志さん(70)一家は、布製のマスクを手作りし、子どもたちに贈る取り組みをしている。「みんなが困っている時に役に立てられたら」「材料が無くて作れない家庭のために」と、家族4人で3月下旬に製作を開始。これまでに作り上げた数は2千枚を超える。

 

 元市職員の末永さんは現在、妻啓子さん(70)、長女久美子さん(44)、次男和磨さん(41)と暮らしている。ボーイスカウト(BS)岩手連盟釜石第2団の団委員長としても活動している。

 

 県内では感染者が出ていないことから、4月に学校の新学期がスタート。活動を自粛しているBS団員の母親らから「学校からマスク着用を伝えられたが、手に入らない。子ども用のマスクも少ない」と聞いたことが、マスクづくりのきっかけとなった。

 

 BSの「ちかい」にある「いつも他の人を助けます」を体現する取り組みだと感じた末永さん。当初は団員約60人分を作って終える考えだった。

 

 そんな中、啓子さんの元に静岡県在住の知人、中野富士恵さん(釜石出身)から着物の端切れなどが届いた。布が豊富に手に入ったことから、市内の小学校に贈ることを一家で決めた。

 

 サイズは大中小の3種類で、試行錯誤して型紙を作った。色はピンクや黄など豊富で、柄は動植物や水玉など多様。手に入りにくい材料もあり、裏地に使うガーゼはシーツや布団カバー、耳に掛けるゴムひもは水切りネットを購入し代用した。

 

 布を切るのは末永さん、ゴムを切るのが和磨さん、袋詰めは久美子さん。啓子さんは朝から晩までミシンを操って縫った。BSに所属する大学生2人とその家族も一部作業に協力した。

 

 啓子さんは「助け合いの精神で協力してくれたみんなのおかげ」と感謝する。

 

 4月中旬の釜石小を皮切りに、1カ月かけて市内9小学校全てに届けた。その数は1560枚。幼児向けにも作り、17日までに3つの保育施設に計200枚を贈った。

 

 この取り組みのエネルギーになったものが、もう一つある。東日本大震災で被災し、多くの支援を受けたことだ。

 

 末永さん一家は只越町の自宅が全壊し、震災のあった2011年秋に現在の住宅に移った。今回活躍するミシンも知人からの支援。「お世話になった恩返しがエネルギー源」と家族全員でうなずく。

 

 そして、家族の絆を深める機会にも。久美子さんは「マスク作りをきっかけに一体感が生まれた。家族で力を合わせたことが、誰かを喜ばせることにつながり、うれしい」と目を細める。

 

 4月下旬、唐丹小からマスクを着けた児童の写真が添えられたお礼のメッセージが届いた。子どもたちの笑顔を思い描きながら手を動かす和磨さん。「マスクもファッションとして楽しむ時代だから」と満足げだった。

 

 コロナに負けるな―。そんな願いを込めた末永さん。子どもたちが安全に暮らすことのできる環境が戻るまで、もう少し取り組みを続ける考えだ。

 

(復興釜石新聞 2020年5月30日発行 第888号より)

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宿自慢の景色のいい客室で再開への思いを語るおかみの岩崎さん

“コロナ休業”から決意の再開〜経済活動しながら命を守る、鵜住居町根浜の宝来館

宿自慢の景色のいい客室で再開への思いを語るおかみの岩崎さん

宿自慢の景色のいい客室で再開への思いを語るおかみの岩崎さん

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため自主的に休業していた釜石市鵜住居町根浜の旅館「宝来館」が、国の緊急事態宣言本県対象解除を受け、23日から営業を再開した。当面は一日の宿泊予約数を制限。会食も人数を制限し受け入れる。館内の衛生強化、3密回避、従業員の体調管理など感染防止策を徹底し、「安全安心」な滞在に努める。

 

 同館は、国の緊急事態宣言が4月16日、全国に拡大されたのを受け、翌17日からの休業を決定。以降の宿泊予約を断る苦渋の決断をした。関東・関西圏からの客が多く、感染リスクを避けられないこと、本県の感染者0(ゼロ)を維持したいとの強い思いから決めた。

 

 5月14日、本県を含む39県の宣言解除が発表され、営業再開を決意。週末と重なった23、24日は、同館を応援したいと県内陸部から訪れた計4組が宿泊。24日は市内の日帰り会食客2組も迎えた。

 

 おかみの岩崎昭子さん(63)は「みんなで協力し、お客さまを迎えられるのがうれしい。宿はやはりお客さまがないと、建物に命が吹き込まれない感じがしてね」と喜びをかみしめた。

 

営業を再開した「浜辺の料理宿宝来館」

営業を再開した「浜辺の料理宿宝来館」

 

 再開にあたっては、客と従業員の安全確保を第一に細かなマニュアルを定めた。3密回避のため、当面は一日の宿泊を6室に制限(全客室数19)。夕食は宿泊する客室(3、4階)とは別の客室(2階)で個別提供する。客と従業員の接触を減らすため、料理の出し方を工夫し、飲み物はあらかじめ部屋の冷蔵庫に備えておく。朝食はビュッフェ形式をやめ、テーブルの間隔を2メートル以上空けた。

 

 客にはチェックイン時の検温、館内各所でのアルコール消毒に協力してもらう。従業員は出勤前の検温と記録を義務化。全ての業務時にマスクを着用する。館内はアルコールなどを用いた除菌清掃を念入りに行う。

 

 同館では新型コロナの影響で、2月ごろから宿泊予約のキャンセルが出始め、3~4月にかけての歓送迎会、各種会食も軒並み中止に。全国的な感染拡大が進む中、「お客さまも判断しかねていた。私たちのほうから(休業を)決断すべきと思った」と岩崎さん。4月時点で6月までの予約キャンセルは1900人分に上り、損失は約2200万円(昨年比9割減)。

 

 三陸鉄道の台風災害からの全線復旧で観光振興への期待が高まっていた矢先のコロナ禍。市内の主要イベント中止の発表も相次ぎ、厳しい経営環境が予想されるが、岩崎さんは「この危機をどう生き抜くか。地域の飲食店との連携など民間で人を呼び込む工夫も必要。経済活動をしながら人の命を守る新たな形を模索し、挑戦し続けていきたい」と今後を見据える。

 

(復興釜石新聞 2020年5月30日発行 第888号より)

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釜石出身学生に「応援ふるさと便」〜地場産品をセット宅配、地元業者の支援策にも

釜石出身学生に「応援ふるさと便」〜地場産品をセット宅配、地元業者の支援策にも

釜石出身の学生に無料で送られる「応援ふるさと便」の地場産品

釜石出身の学生に無料で送られる「応援ふるさと便」の地場産品

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大により「巣ごもり生活」を強いられている釜石市出身の一人暮らしの学生を支援しようと、市は6月から、地元産の食材詰め合わせなど特産品セットを無料で送る「学生応援ふるさと便」を始める。郷里を離れて不安な日々を送る地元出身者を励まし、市内の事業者も支援する取り組みだ。

 

 市内の事業者が販売するインスタントの釜石ラーメン、お菓子、ミネラルウオーター、缶詰、三陸産のさんまの干物など水産加工品を市が購入し、1万円相当の地場産品セットとして送る。

 

 市外で生活する大学、短大、専門学校生のほか、市内にキャンパスがある岩手大水産システム学コースの学生も対象。約620人への宅配を見込む。アルバイトや仕送りの減少で生活が困窮する学生を励ますとともに、販路を失い苦境に陥っている地元業者を支援する。

 

 野田武則市長は「アルバイトができず、生活に困っている学生が多いと聞く。ふるさとから少しでも手を差し伸べたい」と思いを寄せる。

 

 かまいしDMCのホームページにサイトを立ち上げ、学生の保護者や本人が自己申告する形で申し込みを受け付ける。アンケートも同封し、第2、3弾の支援の参考にする。

 

(復興釜石新聞 2020年5月30日発行 第888号より)

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広報かまいし2020年6月1日号(No.1737)

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広報かまいし2020年6月1日号(No.1737)

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【P1-5】
・新型コロナウイルス関連記事
・住宅に関する助成のお知らせ
【P6-7】
・まちのお知らせ
【P8】
・地域おこし協力隊、教育魅力化コーディネーターの着任について
・各種啓発週間のお知らせ

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市内事業者の商品詰め合わせ

釜石出身の学生へ、市内事業者の商品詰め合わせを送ります

市内事業者の商品詰め合わせ

内容のイメージ

 

新型コロナウィルス感染症対策学生支援事業として、釜石市出身の学生に対し、「かまいし学生エール便」として、市内事業者の商品詰め合わせ(10,000円相当)をお送りします。
 
釜石市は、学生のみなさんが有意義な学生生活を送れるよう、応援しています!
※本事業は(株)かまいしDMCに委託しています。

 

対象者

①釜石市出身の学生(大学、大学院、短大、専門学校、高専、予備校等)
※住民票を移した方、移していない方、どちらでも対象です。
②岩手大学釜石キャンパスに通う学生
 
〇お問い合わせ例
・実家は釜石だが、住民票を移して自分が世帯主。 
⇒ 対象です。
・実家は釜石。今学生だがひとり暮らしではない(寮、下宿)。
⇒ 対象です。
・実家は釜石だが、市外の高校を卒業した。
⇒ 対象です。
・市外の実家から釜石市内の高校に通った。
⇒ 申し訳ありませんが対象外です。
・実家は釜石で、岩手県内の大学に通っている。
⇒ 対象です。
・オンライン授業のため釜石の実家にいて、戻る時期未定。
⇒ 受付期間内に戻らない場合は、実家の住所で申し込んでください。

受付期間

令和2年6月1日(月)から7月31日(金)
申込を確認し、随時発送いたします。

申込み方法(申込フォーム)

上記期間内に申込フォームから、学生本人がお申込みください。(かまいしDMCのホームページ内)
※住所欄=配送先です。

学生のみなさんへお願い

①本件をまわりの釜石出身の学生の方へお知らせください!
②「かまいし学生エール便」は無料ですが、必ず同封されているアンケートにご回答をお願いします。
 
(元記事更新日 2020年06月01日)

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第1回“うのスタフォトコンテスト”を開催します

第1回“うのスタフォトコンテスト”を開催します

第1回“うのスタフォトコンテスト”を開催

 

Facebookから応募するフォトコンテストを開催致します!
グランプリには非売品の限定”釜石ラグビー”ボールをプレゼント!

 

フォトコンテスト概要

釜石市スポーツ推進課では、皆様がお持ちの 〜釜石にはラグビーの力がある〜 をイメージできるスタジアムのとっておきの写真を募集します!グランプリには、非売品の限定”釜石ラグビー”ボールとタオルをプレゼント!準グランプリには、”釜石ラグビー”ミニボールとタオルをプレゼントします!

応募期間

2020年5月25日(月)から2020年6月7日(日)まで

応募資格

Facebookを利用している個人の方どなたでも応募頂けます。

写真のテーマ

〜釜石にはラグビーの力がある〜

表彰

グランプリの方(1名様)
準グランプリの方(2名様)

応募方法

1、Facebookの公式アカウント (@kamaishistadium)をフォロー(ページに「いいね!」)
2、「#うのスタフォトコンテスト」を付けて写真を投稿。

応募写真について

1、スマートフォン、タブレット、カメラなど、どの写真機材で撮った写真でもご応募可能です。
2、非公開アカウント及び、公式アカウントをフォローしていない場合は選考の対象外となりますのでご注意下さい。

審査方法

応募期間内の投稿のみ主催者が、厳正な審査を行います。

結果発表

2020年6月15日(月)に公式アカウントにて発表予定
受賞した方にはダイレクトメッセージで個別にご連絡をさせて頂きます

主催

釜石市スポーツ推進課

注意事項

1、当落についてのお問い合わせは受付しておりません。
2、本コンテストの投票画像を公式ホームページやFacebook・Twitter・Instagramにて使用する場合がございます。
3、グランプリ・準グランプリの方の名前と写真を公表させて頂きます。
 
皆様からのたくさんのご応募をお待ちしております!
なお、詳細につきましては、こちらの 釜石鵜住居復興スタジアム公式アカウント をご覧ください。

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元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020052500059/
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ラグビー動画に乗せ、復興精神 広く発信〜釜石市 YouTubeチャンネル開設

ラグビー動画に乗せ、復興精神 広く発信〜釜石市 YouTubeチャンネル開設

 「ラグビーのまち釜石」を発信するユーチューブ公式チャンネルの動画

「ラグビーのまち釜石」を発信するユーチューブ公式チャンネルの動画

 

 釜石市は4月28日、動画投稿サイトのユーチューブ公式チャンネル「ラグビーのまち釜石」を開設した。新型コロナウイルス感染症との闘いが続く厳しい状況の中、東日本大震災から立ち上がりラグビーワールドカップ(W杯)開催を実現させた釜石の姿を発信し、広く元気と勇気を届ける。

 

 皮切りに配信したのは、昨年のラグビーW杯釜石開催を記録した10分ほどの動画。震災直後のがれきだらけの状況からW杯誘致に向けて市民が一丸で取り組む姿を紹介。大会期間中の釜石鵜住居復興スタジアムや、大町に開設されたファンゾーンの盛り上がりも伝える。小中学生が歌う復興支援への感謝の歌も流れる。

 

 動画には「度重なる震災や苦難にも負けず、何度も立ち上がり、共にパスをつなぎながら走り続ける『釜石ラグビー』の復興の精神を感じていただき、苦しい時も諦めず、明るい未来に向かって歩みを進めていきたい」との思いを込める。

 

 今後は釜石シーウェイブス(SW)RFCの選手がトレーニングに取り組む姿、子どもたちのラグビー体験教室の模様、釜石鵜住居復興スタジアムの近況などを配信する予定。

 

 

復興釜石新聞

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釜石の浜千鳥、消毒用アルコール製造〜米焼酎原酒を再蒸留、コロナ対策 18日から出荷

消毒用アルコール製品を手にする新里進社長。18日から出荷する

消毒用アルコール製品を手にする新里進社長。18日から出荷する

 

 新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消毒液不足を受け、釜石市の酒造メーカー浜千鳥(新里進社長)は、手指の消毒に使える高濃度アルコール製品「浜千鳥ともづなスピリッツ65」を製造、18日から酒販店などに出荷する。

 

 国税庁は、一定の要件を満たした高濃度アルコール製品の酒税を免除すると全国に通知。これを受け、飲食業者などの休業で出荷が激減している同社が消毒用アルコールの製造に踏み切った。

 

 「浜千鳥ともづなスピリッツ65」は、医療機関や高齢者介護施設向けに供給する高濃度アルコール製品を除く一般消費者向けに製造。米焼酎「纜(ともづな)」の原酒(アルコール分40~42%)を再蒸留し、高濃度エタノール製品として製造した。保温効果のあるグリセリンを添加。アルコール濃度は65%に調整し、瓶に詰めた。医薬品や医薬部外品ではないが、消毒用エタノールの代替品として使用できる。飲用ではなく、スプレーなどの容器に詰め替えて使用する。新里社長は「消毒液不足に、みんな困っている。利益はほとんどないが、これまでにない社会貢献ができる。新型コロナの収束に少しでも役立てば」と思いを込める。

 

 参考小売価格は300ミリリットル入り990円、720ミリリットル入り2090円(いずれも消費税込み、酒税を含む)。18日は各1千本を出荷。医療機関や高齢者介護施設向けは酒税免税で、別ラベルで販売する。問い合わせは浜千鳥(電話0193・23・5613/FAX0193・23・0510)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年5月16日発行 第887号より)

 

浜千鳥公式オンラインショップ
浜千鳥 ともづなスピリッツ65 720ml
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客足が戻ることを願い、営業再開した道の駅

“コロナ禍”休業の施設再開、感染防止対策は緩めず〜緊急事態宣言、岩手県も解除

客足が戻ることを願い、営業再開した道の駅

客足が戻ることを願い、営業再開した道の駅

 

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い全国に発令されていた緊急事態宣言を受け、4月21日から臨時休館していた釜石市内の各施設は、14日から順次、営業や利用を再開。時間短縮営業、マスク着用、アルコール消毒など各種対策を徹底し、社会経済活動の再始動を図った。

 

 釜石の西の玄関口、甲子町の道の駅「釜石仙人峠」は14日に営業を再開。23日ぶりに物販、飲食の客を迎えた。入り口ではマスク着用を呼び掛ける掲示をし、店内各所に計11本の消毒液のボトルを配置。レジカウンターには飛沫感染防止用の透明ビニールカーテンを設置し、担当者はゴム手袋をして接客。店内の換気にも気を配った。

 

 同駅では、緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大された4月16日以降、19、20日と時短営業。市の要請を受け、21日から5月13日までトイレ棟、駐車場利用を除き、臨時休業していた。従業員11人は休業期間中、交替で当番出勤し、トイレの見回りやごみの回収を実施。店内の大掃除も行い、陳列棚の消毒など念入りに再開に向けた準備を進めてきた。

 

 菊池利教駅長によると、コロナによる営業ダメージは深刻。4月に入り団体客のバスが消え客足が遠のいた上に、長期の休業。「春の大型連休は一番の稼ぎ時。ゼロになってしまったのは厳しい。4月の売り上げは前年比40%減」と菊池駅長。31日までは時短営業(午前10時~午後3時)の予定だが、「県内で感染者が出れば、状況は一変するだろう。防止対策を緩めず、期限前に通常営業(午前9時~午後6時)ができるようになれば」と願う。

 

 再開初日に訪れた地元の高齢夫婦は「埼玉にいる息子に米の発送を頼まれていた。さっそく送ってやりたいと思って。営業を再開してくれてうれしい」と笑顔で店を後にした。

 

(復興釜石新聞 2020年5月16日発行 第887号より)

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市長からのメッセージ

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市民の皆さまへ

 

 岩手県においては、一人の感染者も確認されないまま、5月14日をもって、緊急事態措置の対象地域から解除されました。

 

 これは、ひとえに、市民の皆さまが不要不急の外出を自粛するなど、感染予防に努めた成果であり、改めて深く感謝申し上げます。しかし、一部の都道府県については緊急事態宣言が継続されており、油断できない状況は依然として続いております。

 

 現在の状況をみますと、多くの事業者が大きな打撃を受け、収入を絶たれて生活に困っている方や、長い自粛生活によって、身体的・精神的に不調を来しておられる方もおり、当市を含む感染が拡大していない地域は、感染予防に努めながら、社会経済活動を少しずつ再開することが求められております。

 

 新型コロナウイルス感染症と共存しながら、社会経済活動を維持するためには、国から示された「新しい生活様式」を一人ひとりが十分に理解し、実践を続けることが重要となります。

 

 引き続き、新型コロナウイルスの感染防止に向けて、密閉、密集、密接の3密を避け、手洗いや咳エチケットをはじめとした基本的な感染症対策に努めていただくほか、「特定警戒都道府県」及び「感染拡大注意都道府県」への不要不急の移動を自粛していただきますよう市民の皆さまのご協力をお願い申し上げます。

 

釜石市新型コロナウイルス感染症対策本部
本部長 釜石市長  野田 武則

 

<元記事公開日:2020年05月18日>

<元記事更新日:2020年05月22日>

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広報かまいし2020年5月15日号(No.1736)

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広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

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【表紙】
・市内小中学校で入学式
【P2-9】
・新型コロナウイルス感染症対策に関する情報
・防災情報(災害避難場所について)
【P10-11】
・こどもはぐくみ通信
・市民のひろば
【P12-15】
・生涯学習情報誌まなびぃ釜石
・まちのお知らせ
【P16-17】
・保健案内板
・保健だより
【P18-19】
・復興情報
【P20】
・釜石の歴史よもやま話2 歴史のさんぽみち編(1)

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