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広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

 

広報かまいし2019年9月15日号(No.1720)

広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

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【P1】表紙/4月入園幼稚園児の募集/市長のつぶや記
【P2〜3】釜石市議会議員の紹介
【P4〜7】ラグビーワールドカップ情報
【P8〜11】郷土資料館「津波・震災」コーナーリニューアル/第10回全国虎舞フェスティバル/まちのお知らせ
【P12】新しい市民体育館が完成しました

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釜石市内の小中学生が「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました

釜石市内の小中学生が「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました

 

震災復興への感謝の気持ちを世界中の人たちに伝えるため、釜石市内の小中学生が、「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました。

 

この歌は、2017年に発足した釜石市内の小中学校の代表者で組織される「かまいし絆会議」を中心に、2018年から作成が進められました。

 

作詞作曲に当たっては、スマイルとうほくプロジェクトや、専門家の方々の力を借りながらも、市内の全小中学生から「大切な人への手紙」をテーマに歌詞を募り、震災後に想いを寄せてくれた世界中の人たちや、家族、仲間や友人に向け、感謝の気持ちを伝える歌となりました。

 

歌が完成した後、市内の小中学生は、ラグビーワールドカップ関連イベントでの披露を目指し、各学校において一生懸命練習に励み、併せてPR動画の撮影にも取り組んできました。

 

「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」は、9月20日に行われるラグビーワールドカップのファンゾーン開幕イベント内にて市内の小中学生の代表者により披露されるほか、9月25日に釜石鵜住居復興スタジアムで行われるワールドカップの試合の際にも、市内の全小中学生が世界中へこの歌を披露することを目標としています。

 

この度、「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」のPR動画が完成しましたので、ぜひご覧ください。

 

「ありがとうの手紙 ♯Thank You From KAMAISHI」

 

作詞:かまいし絆会議、下山和也 作曲:佐藤将展

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

 

僕たちがまだ小さかった頃 この町に悲しみがやってきました
灯りも笑顔も失ったとき トラックに乗って 世界中の想いが届いたんだ

 

顔も名前もわからないけど みんなが応援してくれました
あたたかい気持ちは絆となって 釜石の町に たくさんの希望が生まれたよ

 

ありがとう ありがとう ありがとう 何度言っても足りないよ
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと忘れないよ

 

あなたが背中を押してくれたから 僕たちは未来へ進めるんだ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

 

「みなさんの想いを 僕たちは忘れません」

 
 

いつも一緒にいて励ましてくれた その笑顔と温かい手が大好きだ
悲しみ苦しみ消えないとき ともにいた仲間が 僕に勇気をあたえてくれたんだ

 

もしも明日会えなくなっても 笑い合える日々はきっと続くよ
いつもは恥ずかしくて言えないけど 仲良しの君に 今日こそはちゃんと伝えたいよ

 

ありがとう ありがとう ありがとう 何度も相談に乗ってくれて
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと友達だよ

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら 君の住む町まで 今すぐ届けたいよ

 

「君と過ごした日々は 最高の宝物だよ」

 
 

美味しい朝ごはん いってらっしゃいの言葉 当たり前だけど当たり前じゃない毎日
たまにはけんかもするけれども 本当はいつも思ってるよ 大切な 存在だってこと

 

僕はまだ子供だから 感謝の袋が ちょっと小さいみたい
これまでの「ありがとう」を詰めたら 袋からあふれて どんどんあふれてこぼれちゃうよ

 

お母さん お父さん ありがとう いつもそばにいてくれて
おばあちゃん おじいちゃん ありがとう ずっとずっと大好きだよ

 

大変な時に育ててくれて 守ってくれてありがとう
照れくさくて言えないけれど 大切な家族へ いつもありがとう

 

「これからも一緒に 手をつないで歩いていこう」

 
 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

 

「これからは僕たちが 釜石の未来をつくる つくる」

 

Thank you from KAMAISHI!

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釜石市 教育委員会 学校教育課
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釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

ワールドカップ本番を告げるバナー、市民ホールにお目見え〜壁面で躍動4ヵ国 フィジー、ウルグアイ、ナミビア、カナダ

釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

 

 釜石市も会場の一つになる2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕。11月2日までの大会期間中、「ファンゾーン」が設けられる大町の市民ホールTETTOに、大会をPRする大型の壁面バナー「ウォールギャラリー」がお目見えした。釜石で試合を行う各国代表を迫力あるプレーシーンで紹介。道行く人に開催中の世界的スポーツイベントの魅力、地元での試合の開催間近を伝えている。 

 

 同ホール東部市街地の目抜き通りに面するガラスに登場したバナーは高さ約4メートル、幅約12・8メートル。釜石鵜住居復興スタジアムで9月25日に対戦するフィジーとウルグアイ、10月13日に戦うナミビアとカナダの4チームのプレー写真で構成。「一生に一度を釜石で!」との文字も並ぶ。

 

 ラグビーW杯釜石開催実行委員会が、大会オフィシャルスポンサーのキヤノンの協力を得て17日に設置した。W杯に関する大型都市装飾は県内では盛岡市のJR盛岡駅東西自由通路、釜石市鈴子町の三陸鉄道のアンダーパス歩道壁面、花巻市の花巻空港1階出発口側ガラスに設けられ、同ホールは4カ所目。

 

 県ラグビーW杯2019推進室連携推進課の松崎雄一課長は「人通りの多いところで、目に留めてもらえる」と機運醸成、注目度向上に期待を示す。ファンゾーンの開設は12開催都市最長の30日間。全48試合のパブリックビューイングも行う。さまざまな体験、イベント企画も用意。「たくさんの人に来ていただき、ラグビーとまちの魅力を存分に楽しんでもらいたい」と期待する。

 

 市民ホール周辺のファンゾーンは20日からオープン。釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーらによるトークショーや記念のもちまきなどが行われた。

 

 会場には、釜石で試合をする4カ国の紹介、ラグビー体験、飲食ブースなどを開設。24日は釜石開催前夜祭、25日にはお笑いコンビのサンドウィッチマン、元新日鉄釜石ラグビー部監督の松尾雄治さんが登場する。

 

(復興釜石新聞 2019年9月21日発行 第826号より)

 

復興釜石新聞

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ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

ワールドカップボランティア、いよいよ本番〜ファンゾーン開設へ最後の研修

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)で2試合が行われる釜石市で14日、開催期間中に市民ホールTETTO周辺に設置されるファンゾーンで来訪者サービスなどを担う公式ボランティアの最後の研修が始まった。20日のW杯開幕まで1週間、25日に釜石で行われるフィジー対ウルグアイ戦まで10日。研修に臨んだボランティアは「いよいよ本番。来訪者が釜石を存分に楽しめるように」と気持ちを高めていた。

 

 試合会場周辺の運営補助などに当たる公式ボランティアは約700人で、このうち大型画面で試合観戦ができるファンゾーンで案内などを担うボランティアは約100人。今年2月のオリエンテーションを皮切りに、これまで3回の研修を重ねてきた。

 

 この日の研修では、手荷物検査の案内や外国人対応などの内容、注意点などを確認。ファンゾーンが設けられる市民ホールの周辺を巡り、ボランティアとしての実際の動きにイメージを膨らませた。説明に当たったファンゾーン運営担当者は「まずは笑顔でおもてなしを」と呼び掛けた。

 

 久慈市から駆け付けた佐々木裕毅さん(62)は釜石出身で、長く小学校の教員を務め2年前に退職。母親が一人で定内町に暮らす。「仕事も一段落し、W杯で国内外から古里を訪れる人たちのお手伝いができれば」とボランティアに応募した。

 

 震災直後には鵜住居町で、がれきの片付けなどボランティア活動に汗を流した。「当時はまさか釜石でラグビーワールドカップが開かれるとは思いもしなかった」と佐々木さん。「自分なりのおもてなしで、来訪者が良かったと思い出が残せるようにしたい」と本番を心待ちにした。

 

 ファンゾーンは20日から11月2日まで30日間にわたって開設。期間は、開催12都市の中で最長となる。飲食ブースを併設した大型画面で観戦できるほか、多彩なステージイベントも繰り広げる。

 

(復興釜石新聞 2019年9月18日発行 第825号より)

 

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地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

待望のスーパー 鵜住居に、「うのポート」オープン初日 住民あふれる〜被災地支援へ「マルイチ」出店、まちなか再生 中核担う

地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

 

 釜石まちづくり会社(谷澤栄一社長)が釜石市鵜住居町に整備した商業施設「うのポート」のオープニングセレモニーが11日、現地で行われた。甚大な被害を受けた東日本大震災から8年半。再生が進む地域、住民生活に欠かせない買い物の利便性を向上させる待望の施設の開店初日は、心待ちにしていた住民らであふれ返った。

 

 うのポートは、鵜住居地区のまちなか再生に向けた中核施設の一つ。同社や市、住民らで土地利用や公共施設の配置など話し合いを重ねる中で整備について検討され、生活利便性の確保、地域に密着した拠点施設として、同社が今年3月から整備を進めた。

 

マルイチ鵜住居店の開店を大勢の人が待った

マルイチ鵜住居店の開店を大勢の人が待った

 

 施設は鵜住居小・釜石東中に近い、国道45号沿いに建設。敷地面積3535平方メートル、鉄骨平屋で延べ床面積は1506平方メートル。周辺の公共施設とともに、地域のにぎわい創出の拠点となる。事業費は約4億5千万円。国の津波立地補助金などを活用した。

 

 核店舗は、盛岡市に本社があるスーパーマーケット、マルイチ(小笠原正吉社長)の鵜住居店(今淵剛店長)。売り場面積約960平方メートルで、鮮魚など生鮮食品を中心に加工食品、酒、日用品などを販売する。午前9時半から午後8時まで営業する。

 

 地区内外で被災した▽二本松石油店(タイヤ販売、灯油配達、釣り具販売)▽リフォームショップ・ランナー(建築・リフォーム業)▽レディースショップ・ラン(婦人服店)▽ほけんの菊池(保険代理店)―が入居。北日本銀行の現金自動預払機(ATM)も構える。駐車場は42台分を確保した。

 

 セレモニーには関係者ら約70人が出席した。谷澤社長は「出店者、地域の力を借りながらにぎわいを生み出すよう維持管理していく」とあいさつ。テープカットの後、地元出身の民謡歌手佐野よりこさんが商売繁盛を願う「秋田大黒舞」を歌い、完成を祝った。

 

関係者がテープカットで開店を祝う

関係者がテープカットで開店を祝う

 

 午前9時半に開店すると店内は買い物客で大にぎわい。レジには、買い物かごいっぱいに商品を詰め込んだ人たちの長い行列ができた。

 
 震災で鵜住居町内にあったスーパーは被災し、仮設店舗で運営したものの数年で閉店。地元の川崎シゲ子さん(79)は車を所有しておらず、離れて暮らす家族らの運転で釜石市の市街地や大槌町まで買い物に出向いてきた。念願のスーパー立地に「自転車で行ける。最高だ」と喜んだ。

 

 今淵店長は「たくさんの人が待っていてくれたと実感。明るい笑顔で迎え、愛される店づくりをしていきたい」と気持ちを新たにした。

 

 震災前、町内でガソリンスタンドと釣具店を営業していた二本松石油店は、スタンドのリニューアルオープンを控えていた時期に震災で被災。先が見えなかったが、町内に整備された仮設商店街でスタンド経営を除いた事業を続けてきた。

 

 名須川洋一社長(63)は「核店舗としてスーパーの出店を決断してもらったことで、新たな一歩が踏み出せた」と感謝。本設店舗で再出発した仲間と力を合わせ、「頑張っていく」と力を込めた。

 

 鵜住居川でのアユ釣りを長年楽しんできた町内の澤本幸夫さん(73)は、早速来店。「やっぱり地元の店を利用したい。便利になる」と笑顔を見せた。

 

 施設名うのポートは、同社が指定管理者として大町で共同店舗「タウンポートおおまち」を運営していることから、姉妹店との意味合いで命名。海の町釜石をイメージし、「船が寄港するように多くの市民が集う場所、人がつながる場になってほしい」といった願いも込められている。

 

(復興釜石新聞 2019年9月14日発行 第824号より)

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ほいくしカフェを開催します

ほいくしカフェを開催します

 

保育士の再就職について、不安なことや知りたいことを、コーディネーターや同じ悩みを持つみなさんとお話ししてみませんか?
保育士の仕事に関する情報提供も行います。
ブランクのある方や保育の仕事をするか迷っている方、お子様連れも歓迎します!

 

日時

令和元年10月4日(金)10:30~12:00

場所

上中島こども園 子育て支援室 (上中島町3-5-17)

内容

コーディネーターから保育に関する情報提供、参加者同士の意見・情報交換等

対象

保育士資格を持っていて、現在保育士として働いていない方

費用

無料

その他

託児はありませんが、お子様連れ歓迎です。

お申込み・お問い合わせ

岩手県保育士・保育所支援センター(担当:山田)
岩手県盛岡市三本柳8地割1番3(ふれあいランド岩手内)
電話 : 019-637-4544 / 公用携帯電話 : 080-8200-1054

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 保健福祉部 子ども課 次世代育成係
〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
電話 0193-22-5121 / FAX 0193-22-6375 / メール
元記事:hhttp://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/jidofukushi/detail/1221251_2375.html
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広報かまいし2019年9月15日号(No.1720)

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【P1】表紙/もくじ
【P2〜3】ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーン in 岩手・釜石情報
【P4〜5】9月25日「フィジー 対 ウルグアイ」戦情報/ボランティア募集
【P6〜7】ラグビーワールドカップ2019™釜石開催時の津波避難導線/釜石まるごと味覚フェスティバルなど
【P8〜9】胃がん検診/みんなでごみ減量にトライ/狂犬病予防接種/年金生活者支援給付金制度
【P10〜11】リノベーションスクール@釜石 参加者募集/コミュニティ助成事業募集/市民のひろば
【P12〜15】まちのお知らせ
【P16〜17】まちの話題
【P18〜19】保健案内板
【P20】Meetup Kamaishi 2019

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
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電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
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震災から8年半 津波で流され漂着〜釜石の漁船 沖縄で発見、中城海保から連絡

震災から8年半 津波で流され漂着〜釜石の漁船 沖縄で発見、中城海保から連絡

沖縄の海岸に漂着した清昭丸(中城海保提供)

沖縄の海岸に漂着した清昭丸(中城海保提供)

 

 東日本大震災の津波で釜石市唐丹町から流された漁船が、沖縄県沖縄本島の海岸で見つかった。8月31日午前10時37分ごろ、中部太平洋岸の金武町の浜辺で、陸上を巡回中の海上保安庁第11管区海上保安本部・中城海上保安部の巡視艇「おきぐも」乗組員が発見した。船舶登録番号から、釜石市唐丹町字花露辺の漁業佐々木清文さん(74)所有の「清昭丸」(0・8トン)と判明した。震災で花露辺漁港から流失し、8年半をかけて約1900キロ離れた沖縄に漂着した。佐々木さんは「壊れてばらばらになったと思っていた。驚いた。写真で見る限り、船体はきれいだ」と感慨深そうに語った。

 

 震災時、この船は漁港に係留していた。多くの僚船とともに、大津波の引き潮にのみ込まれるように姿を消した。海抜15メートルほどの所にある佐々木さんの自宅は形を残したものの、全壊の判定を受けた。家族8人は避難して無事だった。

 

 復興事業で代わりの船の割り当てを受けたのは2年後。船名は同じ「清昭丸」にした。震災前と同様、ホタテ、ワカメ、コンブの養殖や磯漁を続けている。

 

 中城海保から清昭丸発見の連絡を受けたのは31日昼前。そのとき「まさか」と思わず口にした佐々木さんは、「大津波で消えた船は、どこかの岩場に当たり損傷して沈没したものと思っていた。8年6カ月も漂流して沖縄にたどり着くなんて、夢にも思わないこと」と驚く。

 

先代清昭丸の復活を願う佐々木さん

先代清昭丸の復活を願う佐々木さん

 

 清昭丸は2代目の持ち船で、18年前に手に入れた。「3人の子育てが一段落し、おっかあ=妻洋子さん(66)=も浜仕事に出始めたころに船を更新した。夫婦で一緒に苦労した船だから、思い入れはある。登録番号が残っていて、自分の船だと突き止められた。どのように漂流したのか、太平洋を右回りに半周したのか、何万キロかの長い旅だったかもしれない。運のいい船だ」と思いを巡らせた。

 

 沖縄に流れ着いた清昭丸について最近、現地の漁業者が引き取りを希望しているとの情報提供を受けた。佐々木さんは「明らかな損傷は船尾の外枠。浮力がとれれば、船は生き返る。自分の船はあるから、沖縄から持ち帰るつもりはない。廃棄されるより、修理して沖縄の浜の仕事にもう一度役立てば、船も本望だろう」と願う。

 

(復興釜石新聞 2019年9月7日発行 第822号より)

 

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8回目の最多当選を決めた山﨑長栄氏

釜石市議選 戦後初の無投票に〜現職12、元職1、新人5人が当選

 任期満了に伴う釜石市議選は1日、告示され、現職12人、元職1人、新人5人の計18人が立候補を届け出。議員定数(18)と同数となったことから、無投票での全員当選が決まった。市選管の資料によると、戦後、市議選が無投票となったのは初めて。今回の市議選では現職議員6氏が出馬を見送り、勇退する形となった。告示前は「立候補者が定数に満たないのでは」と市議選をめぐる動きにヤキモキする声もあった。18人中最多、8回目の当選を果たした山﨑長栄氏(72)は「地域の活力低下につながるのでは」と懸念する

 

地域活力の低下に危機感 山崎氏 市議会の現状憂う

 

8回目の最多当選を決めた山﨑長栄氏

8回目の最多当選を決めた山﨑長栄氏

 

 片岸町に再建した自宅に近い国道沿いで第一声。復興が進む周辺を見渡しながら、「議員生活28年。その集大成として地域に恩返しを」と思いを述べた。

 

 震災の津波で家が流され、昨年12月まで野田町の雇用促進住宅で暮らした。8年にわたる“避難生活”の疲れもあり、「議員活動はもうおしまいに」との思いもあったという。

 

 一方で、市議として積み重ねてきた数々の政策提言、実績への自負もあった。6人の市議が勇退するという事態の中で、「市長に是々非々でモノが言える人がいなくなる」という周囲の声に推され、8度目の出馬を決めた。

 

 市議選告示の、この日はちょうど「防災の日」。市消防団長として午前7時からの避難訓練の動きを指示した後で、第一声の場に駆け付けた。

 

 26歳で消防団員になり、震災の翌年に市消防団長となった。しかし、「団員が疲弊し、なり手もない。地域の消防力が落ちている。早く手を打たないと大変なことになる」と現状を憂う。

 

 市議会も似たような現状にある。今回の市議選では立候補予定者がなかなか定数(18)に満たず、「様子見をしながら『オラも出たい』と言う声も聞いた。市民を愚弄(ぐろう)する動きでは」と嘆く。

 

 今回の市議改選を前にした議員定数改正をめぐる審議では「定数16」を提案したが、否決された。結果的には、戦後初の無投票当選という形になり、「あの時もっと削減していれば、別な展開になっていた。地域活力の低下につながるのでは」と危機感を募らせる。

 

「住み良い子育て環境を」 磯崎氏 市職員から転身

 

街宣車も運動員もなく“一人選挙”で市議選に挑んだ磯﨑翔太氏

街宣車も運動員もなく“一人選挙”で市議選に挑んだ磯﨑翔太氏

 

 当選した18人の中で最も若い、30歳の市議会議員が誕生した。拡声器を手に、浜町の自宅から目抜き通りを中心に歩いて一回り。街宣車も運動員もいない“一人選挙”を繰り広げた。

 

 看護師をしていた母親の影響で私立の薬科大に進んだが、大学に入り直して経済を学び、名古屋市に本社がある証券会社に就職。「次の世代の子どもたちのため、住みよいまちになるよう汗を流したい」と釜石に戻り、17年4月に市職員に採用された。

 

 市議選に打って出ようと思い立ったのは、わずか1カ月ほど前。事前の立候補説明会に若者の姿がないと聞き、「このままでは若い世代の声が市政に届かない。これはまずい」と思ったという。「子育て問題に取り組みたかったが、市職員の立場では人事一つで仕事が決まってしまう」というもどかしさもあった。

 

 街頭を一人で歩きながら「これからの時代は若い世代の横のつながりが大切。みなさんの声を吸収し、地域を発展させていきたい。若い力がこれからの釜石を支える。ベテラン議員の中にピリリと辛い30歳を」とアピールした。

 

 6歳と3歳の男の子、まだ1歳の女の子がいる。同学年の妻は「やるからには、しっかりと」と背中を押す。

 

ラガーマンの経験を原点に 三浦氏 労組組合長を9年

 

日鉄釜石労組組合長から市議に転身した三浦一泰氏

日鉄釜石労組組合長から市議に転身した三浦一泰氏

 

 自宅がある小川町内に構えた選挙事務所の前で第一声。労組の仲間や会社関係者、地元町内会の人々を前に「元気で明るい地域づくり、生き生きと働ける環境づくり、市民が主役のまちづくり、この三つに取り組みたい」と訴えた。

 

 市議選に出ようと思い立ったのは5月の大型連休明け。日本製鉄釜石労組の組合長を務めて9年。8月いっぱいでの勇退が決まり、「今後は会社(日本製鉄)や労組のパイプ役として地域のために役に立ちたい」と決意を固めた。

 

 結婚し、小川町に住み始め20年余り。親戚関係にある松坂喜史前市議(66)の勇退と重なり、バトンタッチする形となる。「小川はとてもまとまりのある地域。自分が心置きなく働けるのも地域のおかげ。町内会をしっかりしないと」との思いも新たにする。

 

 第一声を上げたのは奇しくも、閉店したばかりのスーパーの前。地域の暮らしを支える大切な店だった。この問題の解決が、市議としての最初の仕事になりそうだ。

 

 新日鉄釜石ラグビー部で活躍するなど、ラガーマンとしての経験が社会人としての原点となり、支えとなった。釜石では間もなくラグビーワールドカップ(W杯)も開かれる。「釜石の真のレガシー(遺産)となるよう力を尽くしたい」とW杯の後を展望する。

 

(復興釜石新聞 2019年9月4日発行 第821号より)

 

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乗車5000万人達成を喜ぶ(左から)中村一郎社長、福士遙奈さん、佐々木梓さん=26日、宮古市の三陸鉄道宮古駅で

三陸鉄道 乗車5千万人達成〜開業から35年で突破、宮古駅で記念のセレモニー

乗車5000万人達成を喜ぶ(左から)中村一郎社長、福士遙奈さん、佐々木梓さん=26日、宮古市の三陸鉄道宮古駅で

乗車5000万人達成を喜ぶ(左から)中村一郎社長、福士遙奈さん、佐々木梓さん=26日、宮古市の三陸鉄道宮古駅で

 

 県などが出資して運行する第三セクター三陸鉄道(宮古市、中村一郎社長)の乗客が26日、累計5千万人に達し、宮古駅で記念のセレモニーが行われた。1984年4月の開業から35年目で到達した大台。9、10月には、沿線にある釜石鵜住居復興スタジアムでラグビーワールドカップ(W杯)という大イベントも控える。中村社長は「大切な一日になった。今後も多くの人が乗って楽しんでもらえるよう努めていきたい」と決意を述べた。

 

 5千万人目となった乗客は、山田町に住む宮古高3年の佐々木梓さん(18)と福士遙奈さん(18)。中村社長とともに記念のくす玉を割り、大台到達を祝った。

 

 吹奏楽部で活動する2人は、週末に行われた文化祭の振替休日を利用して宮古に遊びに来たという。「記念の乗客になれて、とてもうれしい」と声をそろえた。

 

 三陸鉄道は1984年の開業時は年間約270万人の乗客でスタートしたが、その後は減少が続き、震災の年は30万人を割り込んだ。今年3月には、JRから山田線釜石―宮古間の移管を受け、旧南、北リアス線と合わせて盛(大船渡市)―久慈(久慈市)間を結ぶリアス線の運行がスタートした。

 

 4~6月の利用者は29万3103人で、本年度の目標113万人の25・9%。再出発後は好調を維持しており、ラグビーW杯効果でさらなる増加が期待される。中村社長は「このまま行けば目標達成は十分可能」とした上で、「沿線の地元と連携してさらなるマイレール意識の向上を図り、多彩なイベント列車を企画して県内外に三陸の魅力を発信したい」と意欲をみせる。

 

(復興釜石新聞 2019年8月31日発行 第820号より)

 

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広報かまいし2019年9月1日号(No.1719)

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さまざまなアイデアが飛び出したSDGsフォーラム。釜石の持続可能性に必要なことは?

持続可能な社会の実現へ、SDGsを身近なところから〜釜石青年会議所 記念フォーラム

さまざまなアイデアが飛び出したSDGsフォーラム。釜石の持続可能性に必要なことは?

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 一般社団法人釜石青年会議所(佐々木駿理事長、23人)の50周年記念「SDGsフォーラム」は18日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。あいおいニッセイ同和損害保険が共催。2015年9月に国連で採択された国際目標「SDGs(エスディージーズ)」を自分事として捉え、持続可能な社会の実現へどう取り組むべきか考えた。

 

 SDGsは英語表記の「Sustainable Development Goals」から取った言葉で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳される。国際社会が2030年をゴールとして取り組むべき17の目標、169の達成基準、232の指標を掲げ、貧困やエネルギー、気候変動など地球規模の優先課題解決を目指す。

 

 フォーラムでは、MS&ADインターリスク総研の産学官公民金連携・特命共創プロデューサーの原口真さんが、中小企業や地方自治体におけるSDGsの取り組みを紹介。再生可能エネルギー100%企業を目指す印刷会社、子育てに特化したまちづくりを推進する自治体、森林資源を活用したウナギ養殖を行う若手起業者などについて説明した。原口さんは「SDGsの道しるべとして釜石が世界に何を提供できるのか。これからの企業はSDGsを考えないと就職でも優秀な人材が来てくれなくなる」と指摘した。

 

 続いて原田さん、お笑いコンビ「ランパンプス」(吉本興業)、釜石地方森林組合の高橋幸男参事、釜石出身の大学生寺崎幸季さん(慶應義塾大3年)、佐々木理事長がトーク。SDGsに関する3つのお題について、自由に考えを述べ合った。

 

 「気軽に始められる第一歩は」との質問に、高橋参事は「自分の生活の中で17の目標にマッチングすることがあるか調べてみる。そこから自分たちができることに発展していけばいいのでは」と提言。ランパンプスの寺内ゆうきさんも「とっつきにくそう、難しそうという印象を払い、煙たがらないことこそが第一歩」と、身近なことから顧みる必要性を示した。

 

 「釜石・大槌地域に本当に必要な18番目のゴールは」との問いに、寺崎さんは「釜石から東京に進学した人たちに『釜石に帰ってきてほしい』とアピールすることが大事。就職を控えた学生らにアクションを起こしてもらえれば」と市に期待した。

 

 この日はランパンプスのSDGsをネタにしたトークライブもあり、約50人の来場者は楽しみながらSDGsについて理解を深めた。

 

(復興釜石新聞 2019年8月24日発行 第818号より)

 

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