釜石・豪州 ジェラートで友好発信、東京オリパラホストタウン〜特産食材使用、コラボ商品開発


2021/02/04
復興釜石新聞アーカイブ #地域

豪州と釜石の食材を使ったジェラート

豪州と釜石の食材を使ったジェラート

 

 釜石市はこのほど、東京五輪・パラリンピックの「復興『ありがとう』ホストタウン」相手国・オーストラリアと地元の特産食材を使ったコラボ商品を開発した。同国産ナッツと蜂蜜、釜石特産甲子柿を合わせた友好を発信するジェラート。3月13日から魚河岸テラスで販売する予定で、関係者は「食を通じ、オーストラリアに親しみを持ってもらうきっかけに」と期待を込める。

 

 開発を担ったのは、テラスを指定管理するかまいしDMC(社長・野田武則市長)の運営店舗「魚河岸ジェラート部」。同国産のマカダミアナッツは砕いてミルクベースのアイスに混ぜ込んだ。蜂蜜「ティーツリーハニー」は甲子柿と合わせてムース状のソースに仕上げ、ナッツ入りアイスにかけて完成。両地域の〝味力〟を感じられるよう、約2カ月、試行錯誤した。

 

 22日にテラスで完成披露会があり、関係者が試食した。「ナッツの食感が良い」「蜂蜜と柿の香りがうまくマッチしている」などと上々の評価。野田市長も「程よい甘さで食べやすい。2つの地域、風景を感じながら味わってほしい」と期待した。

 

試食する野田市長(左)ら関係者

試食する野田市長(左)ら関係者

 

 開発は同ホストタウン事業の一環。同国を相手国に選んだのは、東日本大震災当時に釜石シーウェイブス(SW)RFCに所属していた同国出身のスコット・ファーディー選手が救援活動に尽力したり、震災後の海外派遣事業で中学生を受け入れるなど心を寄せていることに謝意を表すため。相手国として登録した2017年11月からは青少年のスポーツ交流などを推進してきた。

 

 市国際交流課の中村達也課長は「五輪開催に関わらず、交流を続けていきたい」と強調。食を通じた取り組みで、世界とつながるまちづくりの構築を進める考えだ。

 

 コラボジェラートは税込み380円で販売。現在ジェラートの名称を募集している(2月末まで)。採用者には、3月末まで毎日ジェラート1個を無料で提供する特典を用意。詳しくは、かまいしDMCホームページ(https://kamaishi-dmc.com/)へ。

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