「うのスターライト」光に新年の期待込め、LEDで謹賀新年
新しい年への期待や願いを込めグラウンドを彩ったイルミネーション
新しい年への期待を光に込めたライトアップイベント「うのスターライト2021」は12月31日夜から元日にかけて釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。
市スポーツ推進課が企画。雪で白く染まったグラウンド中央に発光ダイオード(LED)のチューブライトで「謹賀新年」と文字をかたどった。
一昨年のラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催では残念ながら台風災害の影響で中止となったナミビア―カナダ戦。昨年、記念試合としての開催を模索したが、新型コロナウイルスの感染拡大で断念した。「NAM2021CAN KAMAISHI」。実現への思いを込めた文字も添えた。
メインスタンドではW杯の振り返り映像を上映。来場者にはW杯開催1年を記念した昨年のメモリアルイベントのロゴが入ったTシャツなどが贈られた。
「年間を通して、うまく使われる施設になってほしい」と期待するのは、地元の川﨑英司さん(47)。スタジアムはジョギングコースだったというが、コロナの影響で生活が変化し、足を運ぶ機会が減った。夕闇のまちを静かに彩る4色の光に「普通の生活に戻り、経済的にも安定した暮らしができるように」と願いを込めた。
同課の長田剛主任は「たくさんの人が集まり、みんなが笑顔になる場に。来年こそ、ナミビアとカナダの試合を開催したい」と熱い思いを再確認した。
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