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W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

「釜石ラグビー応援団」結成、交流事業や情報発信へ〜W杯の遺産継承目指す

W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催のレガシー(遺産)を継承しようと、釜石市の官民ラグビー関係者が7月29日、「釜石ラグビー応援団」を結成した。W杯開催で培われた地域間の交流、全国のボランティア参加者との連携などを民間レベルで継続的に推進。10月に行われるW杯1周年記念事業のボランティ運営や「ラグビーのまち釜石」についての情報発信などに取り組む。

 

 大町の情報交流センター釜石PITで行われた結団式には関係者約40人が出席。18年8月に釜石鵜住居復興スタジアムのオープン行事でキックオフ宣言をした洞口留伊さん(18)=慶応大1年=も駆け付け、進行役を務めた。

 

 設立趣旨や活動方針などを確認。団長にW杯2019釜石開催支援連絡会の副会長を務めた中田義仁さん(51)、副団長には釜石シーウェイブスRFC理事の浜登寿雄さん(51)を選出した。

 

 ラグビーW杯開催の実現に向けて誘致活動を進めてきた中田団長は「W杯では世界から釜石が評価され、市民が自信と誇りを持つことができた。W杯は終わりではなく、これからが重要。市民みんなで作り上げてきた釜石のラグビーの盛り上がりを生かし、これからの釜石のまちづくりを未来につなげていきたい」とあいさつした。

 

 結団式には市内の男子高校生らが参加。「今後イベントなどで釜石を訪れる外国人に英語で地元の魅力を伝えるボランティアをしたい」などと思いを膨らませた。

 

 同応援団はW杯釜石開催支援連絡会のプロモーション部会メンバーを中心に、W杯に携わった県内外のボランティアら有志約300人で構成する。W杯釜石開催の機運醸成を担った同連絡会の後継組織として活動。ラグビーを活用したまちづくり交流事業、W杯日本大会で培われた各開催都市や友好都市との交流事業、ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)での情報発信、W杯の公式・独自ボランティア参加者への各種サポートなどを展開する。

 

釜石ラグビー応援団

 【団員】中田義仁(中田薬局)、浜登寿雄(浜登医院)、松田宇善(グループホームやかた)、上田康広(釜石青年会議所)、下村達志(釜石まちづくり会社)、市川香織(同)、川崎杏樹(釜石DMC)、久保知久(釜石地方森林組合)、篠原洋介(釜石市ラグビーフットボール協会)、梅澤義明(釜石シーウェイブスRFC)
 【アドバイザー】エミリー・ハラムズ(オーストラリア・ニュージーランド商工会議所事務局長)アシュリン・バリー(釜石市文化スポーツ部国際交流課国際交流員)

 

(復興釜石新聞 2020年8月1日発行 第897号より)

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かまいしエール券(プレミアム付食事券・商品券)を販売します

かまいしエール券(プレミアム付食事券・商品券)

かまいしエール券(プレミアム付食事券・商品券)を販売します

 

新型コロナウイルス感染症拡大により甚大な影響を受けている市内飲食店、小売業者、タクシー事業者を支援し、地域経済の活性化を図るために、市内各店舗で利用可能なプレミアム付き食事券・商品券を販売します。この機会に是非、かまいしエール券をご利用ください。※購入は1世帯あたり1冊までです。

 
関連情報 by 縁とらんす
かまいしエール券取扱一覧表[PDF:266KB]

かまいしエール券の内容

販売価格は5,000円で、10,000円分利用することが可能な食事券・商品券です。
※500円の食事券×12枚で6,000円分、500円の商品券×8枚で4,000円分、合計で10,000円分利用可能。

販売期間

令和2年8月6日(木)~令和2年10月20日(火)まで

利用期間

令和2年8月6日(木)~令和2年10月31日(土)まで

購入方法について

令和2年8月5日(水)に全世帯の世帯主宛てにかまいしエール券購入引換券を発送しますので、購入引換券と身分証明書を持参し、各販売場所にて購入してください。また、代理人が購入することも可能です。その際には、購入引換券と代理人の身分証明書を持参し、購入してください。

販売場所について

・各地区生活応援センター(8:30~17:15 平日のみ)※釜石地区を除く
・市商工観光課(8:30~17:15 平日のみ)
・釜石観光総合案内所(9:00~18:00 無休)

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〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8421 / Fax 0193-22-2762 / メール
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広報かまいし2020年8月1日号(No.1741)

広報かまいし2020年8月1日号(No.1741)

 

広報かまいし2020年8月1日号(No.1741)

広報かまいし2020年8月1日号(No.1741)

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【P1-3】
・新型コロナウイルス感染症に関する支援策
【P4-5】
・マイナンバーカードに関するお知らせ
・フッ化物塗布事業のお知らせ ほか
【P6-9】
・まちのお知らせ
・水産業関連施設用地分譲のお知らせ
【P10】
・イベント情報
・お盆期間のごみ収集について

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出張窓口で申請などを行う市民ら=11日、マイヤ野田店

マイナンバー普及促進へ、交付申請出張窓口〜「今ならお得」マイナポイント申し込みも受け付け

出張窓口で申請などを行う市民ら=11日、マイヤ野田店

出張窓口で申請などを行う市民ら=11日、マイヤ野田店

 

 釜石市はマイナンバー(個人番号)カードの普及を促進しようと、各地で交付申請の出張窓口を設け、支援事業に力を入れている。3月に商業施設で実施し、約150人が訪れ申請。今月からスーパーなどにも窓口を開設する。11日は野田町のマイヤ野田店に出張。手続きの手助けと顔写真の無料撮影サービスが好評で、午前10時~午後2時の4時間に、雨にもかかわらず72人の市民が手続きした。市で予想していた通りの盛況ぶりで、背景には1日に始まった「マイナポイント」事業の受け付けがあるとみられる。

 

 マイナンバーカードは住所や氏名、個人番号などが記載され、顔写真とICチップが付いたプラスチック製のカード。身分証明書になり、住民票の写しなどの各種証明書がコンビニでも受け取れる。通常、カードの申請は、郵送やオンラインのいずれの方式でも顔写真を自ら用意する必要がある。

 

 出張窓口では、職員が専用の端末で顔写真を撮影する。時間帯によっては順番待ちができるほど。職員5人が親身に応じていた。手続きした人からは「買い物ついでに申請できて助かった」などと声が聞かれた。

 

 同カードを活用してポイントを付与する「マイナポイント」の利用予約・申し込みも同時に受け付けた。同事業は同カードを活用した国の消費活性化策。9月に始まる予定で、電子マネーなどキャッシュレス決済で入金(チャージ)したり、買い物したりすると、代金の25%(5千円分が上限)のポイントを受け取ることができる。

 

 同カード取得が前提で、ポイント付与の対象となる決済サービスを一つだけ選択できる。窓口では、利用に必要なIDの設定や、決済サービスの登録などの支援をする。

 

 窓口にはマイナンバーの通知カード、運転免許証や健康保険証といった本人確認書類、印鑑を持参する。カードは約1カ月後に市役所で入手できる。

 

 市の同カード交付率は6月1日現在14・7%。県平均(15%)、全国平均(16・8%)を下回っている。ただ、申請中を含めると6月末時点で19%超となっており、取得に関する問い合わせも増加傾向にあるという。

 

 市総務課の川﨑浩二課長は「来春から健康保険証としても使えるなど生活が便利になる。今ならお得になるメリットもあるので、ぜひ取得してほしい」と呼び掛ける。

 

 今月の残る出張窓口の日程と場所は次の通り。いずれも午前10時から。無料。

 

 ▽18日=マルイチサンパルク店(上中島町)・午後2時まで▽19日=マイヤ釜石店(鈴子町)・同▽25日=イオンタウン釜石2階イオンタウンホール(港町)・午後4時まで▽26日=鵜住居地区生活応援センター(鵜住居町)・午後2時まで

 

(復興釜石新聞 2020年7月18日発行 第895号より)

 

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新型コロナウイルス感染症の予防動画「おうちじかん」をPRする連合岩手とさんつな関係者

感染予防 動画で学ぶ、連合釜石・さんつな〜自然生かす遊びも紹介

新型コロナウイルス感染症の予防動画「おうちじかん」をPRする連合岩手とさんつな関係者

新型コロナウイルス感染症の予防動画「おうちじかん」をPRする連合岩手とさんつな関係者

 

 連合岩手釜石・遠野地域協議会(事務局・釜石市野田町、菊池喜彦議長)と、市内を拠点に活動する一般社団法人「三陸ひとつなぎ自然学校(さんつな)」(伊藤聡代表理事)は、新型コロナウイルス感染症の予防動画「おうちじかん」を制作した。感染症の影響が残り、自宅で過ごすことが多くなる中、家族との「おうち時間」を充実させる工夫を提案。予防対策のほか、身近な自然を生かした遊びや簡単にできる工作も紹介している。

 

 「おうちじかん」は3部構成となっている。「たのしく感染予防しよう編」(約12分)はマスクの着け方などをクイズ形式で出題。汚れを絵の具で表現し、正しい手洗いの方法も分かりやすく解説・実践した。

 

 「おうちあそび編」(約17分)は家庭にあるティッシュペーパーや紙コップ、水性ペン、塩などを使った工作を紹介。「近所あそび編」(約15分)ではタンポポの茎を使った笛、さまざまな形の葉を使ったアート作品づくりなど身の回りの自然を楽しむ遊びのアイデアを提供している。

 

 同協議会が新型コロナ感染症予防・拡大阻止に向けた活動の推進と地域づくり団体との連携強化を目的に企画、制作統括を担った。さんつなが構成、撮影、編集を担当。釜石市や田野畑村を拠点に活動する「自然あそび広場にここ」(深澤鮎美代表)が協力した。

 

 さんつなの柏﨑未来理事(35)は「家族で楽しく感染予防を学び、遊んでもらうイメージで作った」とアピールする。外出など自粛傾向が緩和されたが、今は身近なものに目を向ける時期だと強調。「身の回りには遊びの要素がいろいろあり、工夫次第で思いがけない楽しさの発見につながる。視点を変え、地元を見るきっかけにしてもらえれば」と期待する。

 

 動画を収めたDVDを100枚制作し、一部を同協議会の関係組織に配布。さんつなのアカウントで動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」でも公開している。

 

 DVDの問い合わせは伊藤代表理事(電話090・1065・9976)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年7月11日発行 第894号より)

 
 

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広報かまいし2020年7月15日号(No.1740)

広報かまいし2020年7月15日号(No.1740)

広報かまいし2020年7月15日号(No.1740)

 

広報かまいし2020年7月15日号(No.1740)

広報かまいし2020年7月15日号(No.1740)

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【表紙】
【P2-3】
・新型コロナウイルス感染症に関する支援策
【P4-5】
・災害に対する事前の備え
【P6-7】
・市職員の募集など
【P8-9】
・イベント情報
【P10-11】
・こどもはぐくみ通信
・国民健康保険税などのお知らせ
【P12-13】
・まちのお知らせ
【P14-15】
・保健案内板
【P16】
・平田公園野球場復旧・改修工事完了など

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釜石市

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解体される仮設追悼施設。作業を前に関係者が手を合わせた

震災追悼施設で解体式、祈りのパーク完成 役目終える〜鵜住居 常楽寺敷地内

解体される仮設追悼施設。作業を前に関係者が手を合わせた

解体される仮設追悼施設。作業を前に関係者が手を合わせた

 

 釜石市の鵜住居地区復興まちづくり協議会(佐々木憲一郎会長)は3日、鵜住居町の常楽寺境内入り口付近にある市追悼施設の解体式を行った。東日本大震災で亡くなった市全体の犠牲者の霊を慰める場だったが仮設のもので、別の追悼施設が整備されたことから、役目を終えたと判断。参列した遺族や地域住民、市幹部ら約30人は犠牲者を悼むとともに施設との別れを惜しんだ。

 

 仮設施設は震災で避難した多くが犠牲になった鵜住居地区防災センターの解体が決まったことを受け、2013年8月に同協議会が同センター隣接地に設置。復興工事の進展で、15年2月に現在の場所に移設した。

 

 市内全犠牲者を悼む場として遺族ら多くの人が訪れてきたが、19年3月に「釜石祈りのパーク」が同センター跡地に完成。これまで管理してきた同協議会は活用し続けるか協議を重ねてきたが、「仮設施設の役目を終えた」と解体を決めた。

 

 式では同寺の藤原育夫住職が読経する中、参列者が焼香し手を合わせた。あいさつに立った野田武則市長はの仮設施設で手を合わせてきたという佐々木会長は「感慨深い。ありがとう、ご苦労さまという気持ち」と言葉をかみしめる。新しいまちの姿が見え、未来を見据えた話し合いも進んできていると実感。今年初めて同パークで追悼し、「これからは祈りのパークを地域として守っていきたい」と話した。

 

 解体作業を順次進め、今月末までには整地される見込み。訪れた人が思いをつづったノートは町内にある伝承施設「いのちをつなぐ未来館」、千羽鶴などの供物は市が保管する。

 

(復興釜石新聞 2020年7月11日発行 第894号より)

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復旧・復興の歩み(パンフレット)

復旧・復興の歩み(パンフレット)

 

震災以降、継続した温かい御支援に心から感謝申し上げます。このパンフレットは、東日本大震災からの復興に向けての取り組みをまとめたものです。ご覧いただきまして、釜石市の取り組みにご理解賜れば幸いに存じます。

 

復旧・復興の歩み(令和2年4月版)

復旧・復興の歩み(令和2年4月版)

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人命救助、海保業務協力に感謝状〜海中転落の男性漁業者救う、釣り仲間ら3人お手柄

人命救助、海保業務協力に感謝状〜海中転落の男性漁業者救う、釣り仲間ら3人お手柄

人命救助の功労者とイオンタウン釜石の代表(右端)

人命救助の功労者とイオンタウン釜石の代表(右端)

 

 釜石海上保安部(松吉慎一郎部長)は6月26日、海中転落した高齢漁業者を連携して救助した男性3人に感謝状を贈った。海上保安業務の周知活動に会場を提供するなど協力を続けるイオンタウン営業本部東北事業部「イオンタウン釜石」(森信義マネジャー)にも感謝状を贈った。

 

 海難救助功労で感謝状を受けたのは、釜石市唐丹町の漁業千葉雅之さん(64)、北上市の会社員佐藤広人さん(38)、花巻市の会社員梅田裕矢さん(43)。

 

 事故は3月29日午前3時ごろ、唐丹町の唐丹漁港で発生した。80代の漁業者がワカメ漁の手伝いをしようと準備中、誤って海中に転落。自力ではい上がることができなくなった。

 

 4時半ごろ、釣りをしていた佐藤さんが救助を求める漁業者の声を聞きつけ、漁港にいた千葉さんも異変に気付いた。佐藤さんの仲間の梅田さんも加わり、車のライトを点灯。漁業者がすがる漁船に乗り移った。佐藤さんは「最初は千葉さんと2人でやったが難しかった。梅田さんと3人がかりで引き揚げることができた」と振り返った。

 

 佐藤さんが要請した救急車に収容された漁業者は市内の病院で治療を受け、順調に回復した。

 

 釜石海保によると、当時は気温3度、水温8度。約1時間半、胸から下が海中にあった漁業者の体温は30度まで低下していた。松吉部長は「漁業者は体力の限界にきていたと考える。命の危険があった」と3人の救命活動をたたえた。

 

(復興釜石新聞 2020年7月4日発行 第893号より)

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会員が持ち寄った青梅を観察。大船渡農業改良普及センターの職員から来年に向けてのアドバイスも

ウメの実 近年にない不作、降水量の少なさ影響〜釜石地方梅栽培研究会集荷「来年に向け また一から」

会員が持ち寄った青梅を観察。大船渡農業改良普及センターの職員から来年に向けてのアドバイスも

会員が持ち寄った青梅を観察。大船渡農業改良普及センターの職員から来年に向けてのアドバイスも

 

 梅酒製造に使うウメの実の品質向上などを目指し、生産者らが組織する釜石地方梅栽培研究会(前川訓章会長、24会員)は6月29日、2020年度総会と集荷会を釜石市栗林町の栗橋地区基幹集落センターで開いた。今年のウメの実は降雨量の少なさが影響し、近年にない不作。地元酒造会社、浜千鳥(新里進社長)に提供する量は、最終的に1トン程度と見込まれる。

 

 総会には12人が出席。前川会長(74)は「自然とうまく付き合いながらの栽培は、つくづく大変なこと。来年に向け、また一から頑張っていこう」と呼び掛けた。

 

 事務局を務める浜千鳥によると、昨年の青梅集荷実績は4060キロ(前年対比160・5%)で、出荷者は19人(うち会員16人)。前年産の青梅を使った梅酒の出荷量は約1万1千本(720ミリリットル入り)だった。

 

 本年度は計4回の集荷会、剪(せん)定や病害防除を学ぶ栽培講習会、会員圃(ほ)場の見学などを計画。現在、ほぼ廃棄されている梅酒製造後のウメの実(漬梅)の活用法を探るため、漬ける前後の実に含まれるクエン酸量の分析を県工業技術センターに依頼することも承認した。

 

 同社の漬梅は、5月に開店した魚河岸テラスのジェラート店で梅酒ジェラートに使われているほか、食品加工会社麻生が漬物への活用を研究中。道の駅釜石仙人峠で無料配布され、消費者から返ってきたアンケートでは、ジャムや肉料理への応用例もあるという。

 

 会員からは「クエン酸の健康効果をアピールし、商品開発を目指しては」「漬梅の商品化が増えれば、実の買い取り価格も上げられるのでは」などの意見が出た。

 

 今年の青梅の集荷は6月22日から始まり、この日が3回目だったが、持ち寄った会員は2人で、量は計140キロにとどまった。会員らによると、今年は暖冬の影響で開花が早まったが、遅霜など低温被害はなく、順調に実が付いた。ところが、成長期に入る5月から約1カ月間、雨がほとんど降らず、極度の乾燥で多くの実が落ちてしまった。水分不足は粒の大きさ、張りにも影響するという。

 

 甲子町洞泉の佐々木耕太郎さん(72)は複数品種の約50本を栽培するが、収量は例年の3分の1。「収穫直前に降ったひょうで傷ついたり落ちたりした実もあり、ダブルのダメージ」と肩を落とす。

 

 浜千鳥の梅酒製造のため、地元産ウメの一括集荷が行われるようになって10年。遊休農地の利活用、生産者の出荷先確保など農業振興につながる要素は大きいが、安定供給を維持するのは難しい。同社の奥村康太郎杜氏(39)は「釜石・大槌地区の収穫能力の7割、約4トンが毎年供給されると理想。講習会や新植の成果にも期待したい」と話す。

 

 昨年収穫されたウメで製造された梅酒は、6月18日から販売されている。

 

(復興釜石新聞 2020年7月4日発行 第893号より)

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茅の輪をくぐり向こう半年の安寧を祈る参列者

茅の輪くぐり、1年の折り返し〜尾崎神社 夏越の大祓

茅の輪をくぐり向こう半年の安寧を祈る参列者

茅の輪をくぐり向こう半年の安寧を祈る参列者

 

 1年の折り返しに当たる6月30日、釜石市浜町の尾崎神社(佐々木裕基宮司)で「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」の神事が行われ、30人が茅の輪(ちのわ)をくぐり、健康などを祈った。

 

 この神事は、これまで半年を振り返って心身を清め、これから迎える夏の暑さや季節の変化にも心を強く持って向かう契機とする。

 

 本殿でお祓いし、参列者は作法に従って、それぞれの心身を清めた。佐々木宮司は「コロナの問題で悩む方は多いと察する。雨はいつか止む。コロナが静まる時に備えて、気持ちを整えてほしい」と呼び掛けた。

 

 マスク姿の参列者は2列になり、神事に合わせた和歌を唱えながら茅の輪をくぐり、境内をゆっくり巡った。

 

 野田町の男性(70)は夫婦で4回目の参加だった。「家族で43年間、宮城県の神社に参拝している。子ども3人の幸せを願って。震災の時に大病が発覚し、現在も治療を続けている。今は、多くの人、何かに生かされていると感謝している。子どもたちも元気で、しっかり生活している。ありがたい」と語った。

 

(復興釜石新聞 2020年7月4日発行 第893号より)

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釜石鵜住居復興スタジアム座席シート防腐剤塗布・場内清掃ボランティア活動募集について

釜石鵜住居復興スタジアム座席シート防腐剤塗布・場内清掃ボランティア活動募集について

釜石鵜住居復興スタジアム座席シート防腐剤塗布・場内清掃ボランティア活動募集について
 
2020.08座席シート防腐剤塗布ボランティアチラシ[PDF:2.64MB]
 

ボランティア活動参加募集について

 

釜石市では、釜石鵜住居復興スタジアムにてボランティア活動を開催致します。開催に伴いまして、ボランティアの募集を致します。ボランティア活動内容の詳細につきましては、下記をご覧下さい。

日時

8月9日(日)10:00~12:00(受付開始時刻9:20~)
8月23日(日)10:00~12:00(受付開始時刻9:20~)
※両日とも9時20分よりメインスタンド中央部分にて受付を開始致します。

開催場所

釜石鵜住居復興スタジアム(釜石市鵜住居町18-5-1)
お車でお越しの際は、東側(海側)駐車場をご利用願います。
ページ下部にある案内図をご参照ください。

募集対象

一般市民のほかどなたでも参加できます。(参加費は無料です)
定員:両日とも各100名程を想定
※今後、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点で重大な懸念が生じた場合は、参加者及び人数・地域の制限や中止の可能性があります。

内容

○木製シートの防腐剤塗布作業
○関連清掃活動
※新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から、屋外での作業とし、
マスク着用や感覚をあけての密集を防ぐ作業形態で実施致します。
また、雨天時は活動内容を変更して実施し、台風などの荒天時は前日の17:00に中止判断のうえ申込連絡先へご連絡致します。
○概ね午前中の作業とし、作業終了後にラグビーボール弁当を配布提供致します。
○13:00より希望者にメイングランドを開放する芝生体験会とスタジアム設備
の案内説明等を行います。

参加者持ち物

水分補給用の飲料水・タオル・帽子・マスク

参加者服装

防腐剤塗料が付着する恐れがありますので、作業着等の汚れても良い服装でお越し願います。
※当日は、ロッカールームとシャワールームを開放致しますので、ご利用下さい。

参加者募集締切日

・7月25日(8月9日に実施の参加者募集締切
・8月1日(8月23日に実施の参加者募集締切

申込方法

・参加人数が5名以下の場合は個人様向けの申し込みフォームから、6名以上の場合は団体様向けの申し込みフォームからお申し込みください。
団体で参加される場合は、申し込み後、下記メールアドレスまたはFAX番号へ別途で参加者名簿の提出をお願い致します。また、ボランティア当日も名簿(参加者の体温が記載されたもの)も持参をお願い致します。
メールアドレス: krms2018office@gmail.com
FAX番号: 0193-27-5068
・第一回、第二回の両日お申込みの場合は、それぞれの日付で申し込みをお願い致します。
個人申込希望の方はこちらhttps://forms.gle/zzFAvcyNeggetzT9A
団体申込希望の方はこちらhttps://forms.gle/Td8WgPtPqTyBJqwM6
ボランティア申込用紙 ボランティア申込書(FaxMail)[PDF:293KB]
2020.08座席シート防腐剤塗布ボランティアチラシ[PDF:2.64MB]

 

空撮写真

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釜石市 文化スポーツ部 スポーツ推進課 ラグビーのまち推進係
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