深まる秋に「柿すだれ」、唐丹で干し柿づくり


2020/11/30
復興釜石新聞 #地域

手練の技で柿の皮むき作業が順調に進められた

手練の技で柿の皮むき作業が順調に進められた

 

 釜石市の唐丹公民館(猪又博史館長)で12日、干し柿作りの皮むき作業が行われた。60代以上の住民25人が参加し、約1300個を仕上げた。年内の乾燥、成形を経て、独特の形と風味の「気仙柿」を完成させる。

 

 この地方では、柿の木は古くから田や畑のあぜなどに植栽され、渋柿の実は、さらし柿(アルコール加工)、干し柿などに加工して珍重され、高値の商品となった。

 

 唐丹公民館は、地元の資源を活用し、その技術を伝え残す活動を住民のコミュニティーづくりと一体化しようと、2年前から干し柿づくりを始めた。今年も住民が提供した柿を2回に分けて加工。合わせて2千個を作った。

 

 参加者は小白浜と片岸・川目地区の女性が大半。〝マイ包丁〟を持参し、手作業で加工を進めた。皮むきすると、木綿糸で20個を結び、つり下げた。作業は1時間ほどで終了した。

 

 川目の所有地にある柿を提供した小白浜復興住宅の尾形英治さん(80)は「昔は家族総出で気仙柿を作った。最近は作る人も、量も減った。今年はクマの被害もあったが、量は十分。柿作りの交流は楽しい。昔の技を思い出しながら、語らうのはいい」と共同作業を楽しんだ。

 

 小白浜地区の民家が協力し、日当たりがいい軒先に“柿すだれ”を並べる。好天が続けば1週間ほどで渋みが抜け、甘さが増す。乾燥状態と色合いを確認し保存する。参加者らが味見し、公民館や地区の集会行事で活用する。

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