半年の平穏、健康祈り輪をくぐる 尾崎神社で夏越の大祓
半年の無病息災を願い、カヤの輪をくぐる参拝者
釜石市の尾崎神社(佐々木裕基宮司)で6月30日、夏の無病息災を願う「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」の神事が行われた。約30人が集まり、一年の半分が過ぎる日に災厄を振り払い、残り半年の平穏や健康を祈った。
この神事はこれまで半年を振り返って心身を清め、これから迎える夏の暑さや季節の変化にも心を強く持って向かう契機とする。参拝者は「切麻(きりぬさ)」と呼ばれる四角い紙を体に振りかけて身を清めた後、カヤでできた直径約2メートルの茅(ち)の輪をそれぞれの願いを込めてくぐった。
地元の三浦光子さん(79)、萬キヨさん(85)は「健康で元気に過ごせるようにと思って参加。気持ちがスーと軽くなった感じ。早くコロナが収束して好きなように外出したいね」と願った。
佐々木宮司は「上半期の災いを託してもらえたら。体をご自愛し、暑い夏を元気に乗り切って、来年に続く日々が平穏であることを願う」と参拝者に語り掛けていた。
さまざまな願いがつづられた短冊で彩られた七夕飾り
今年は本殿に七夕のササ飾りを設置。「健康で過ごせますように」「コロナに勝!」などと願い事が書き込まれた短冊が揺らめいている。7月7日まで設置予定。訪れた人にも思いをつづってもらえるよう、短冊が用意されている。
釜石新聞NewS
復興釜石新聞を前身とするWeb版釜石新聞です。専属記者2名が地域の出来事や暮らしに関する様々なNEWSをお届けします。取材に関する情報提供など: 担当直通電話 090-5233-1373/FAX 0193-27-8331/問い合わせフォーム