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見て触れて学ぶ 岩手の海 県水産技術センター(釜石) 公開デー 家族連れ、興味津々

岩手県水産技術センターの施設内探検ツアーを楽しむ参加者

岩手県水産技術センターの施設内探検ツアーを楽しむ参加者

  
 釜石市平田の岩手県水産技術センター(神康俊所長)で22日、公開デーとしてイベントが催され、家族連れらが施設見学や研究の紹介、体験活動を通して身近な海や水産について理解を深めた。
   
 公開デーは「海の日」に合わせて行ってきたが、ここ数年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止したり、入場などを制限する形の実施が続いた。制約のない開催は4年ぶり。同センターの研究に触れてもらう新企画を用意した。
  
 その一つが、探検ツアー。神所長らが環境化学実験室など普段は入ることができない施設内部を案内した。種苗棟ではアサリや海藻の養殖試験の様子を見学。地元企業などと協力し開発・商品化を進めた、ワカメを高速で塩漬けする機械「しおまる」について、神所長は「洗濯機に似ている。500キロを均質に効率よく作ることができる。三陸地域で約500台が使われ、広島や島根、北海道など全国で活躍している」と説明した。
  
 二枚貝や海藻類の養殖研究の様子を見学。施設内には震災の爪痕も残る(右下写真)

二枚貝や海藻類の養殖研究の様子を見学。施設内には震災の爪痕も残る(右下写真)

   
 この日くみ取った海水を顕微鏡で観察するコーナーも初企画。「アメフラシのたまご」などプランクトンが生息する小さな世界に大人も子どもも夢中になった。海の生き物に関するクイズを楽しむ、かるたも好評。「オタマジャクシじゃありません。口に4本のひげ。地震の前に暴れます」などと読み上げられると、子どもたちは元気よく「ナマズ」の絵札に手を伸ばした。
  
海のプランクトンを顕微鏡で観察。小さな世界に子どもたちは夢中

海のプランクトンを顕微鏡で観察。小さな世界に子どもたちは夢中

  
魚にまつわるクイズを解きながら挑むかるたも白熱した

魚にまつわるクイズを解きながら挑むかるたも白熱した

  
 ヒトデやウニなどの生き物に触れるタッチプール、塩蔵ワカメの芯抜き作業体験は恒例の催しながら、変わらず人気。60センチほどもあるタチウオの魚拓づくりに挑戦した大船渡市の中井幹太君(大船渡北小2年)は「うまくできた。うちに飾りたい。いろんな体験ができて楽しい」と満足げだった。
  
カラフルな魚拓づくりに挑んだ中井幹太君(左)。出来栄えに満足げ

カラフルな魚拓づくりに挑んだ中井幹太君(左)。出来栄えに満足げ

  
さまざまな海の生き物と触れ合えるタッチプールは子どもたちに人気

さまざまな海の生き物と触れ合えるタッチプールは子どもたちに人気

  
 漁業指導調査船・岩手丸(154トン)も公開。海洋の水温調査や底引き網漁での魚種調査などで使われる観測・漁労装置が並ぶ船内を興味深そうに巡った地元釜石の菊池結衣さん(甲子小2年)は夏休みに入ったばかりで、「船がかっこいい。絵日記に書ける」とにっこり。父・正利さん(53)も「こんな船は見る機会がないから楽しい。海が身近にある地域に住んでいるので、泳ぎに行ったり思い出をつくりたい」と目を細めた。
  
漁業指導調査船・岩手丸の船内巡りを楽しむ家族連れ

漁業指導調査船・岩手丸の船内巡りを楽しむ家族連れ

  
ずらりと並んだ調査用装置に大人も子どもも興味津々だった

ずらりと並んだ調査用装置に大人も子どもも興味津々だった

  
 海況変動に関する研究や貝毒に関する調査、県内水産物のブランド化を支える加工技術の開発など同センターの取り組みもパネルで紹介。神所長や研究員らは来場者と触れ合いながら、やりがいなども伝えていて、「何でもいいから興味を持ってもらえたら。そして将来、海や水産業に関わる人が増えたら」と期待した。

 

Meetup Kamaishi2023で釜石を堪能しませんか?

Meetup Kamaishi2023で釜石を堪能しませんか?

Meetup Kamaishi2023で釜石を堪能しませんか?

 

7月15日(土)から11月5日(日)までの期間、漁船クルーズやトレイルハイキング、坑道体験など、釜石ならではの体験が出来るMeetup Kamaishi2023を開催します。どなたでも参加することができます。ぜひ、釜石の大自然・歴史・文化・スポーツを全身で堪能してください。

 

プログラムや料金、申込等は こちらの特設ホームページ へどうぞ!定員が少ないプログラムもあるのでお早めにご応募ください。

お問い合わせ

株式会社かまいしDMC
TEL  0193-27-5455(根浜海岸レストハウス)
MAIL  contact@dmo-kamaishi.com

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商工観光課 観光物産係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8421 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2023062000038/
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溶融炉ごみ処理の設備に興味津々 岩手沿岸南部クリーンセンター4年ぶりに見学会

岩手沿岸南部クリーンセンターの設備を見学する家族=22日

岩手沿岸南部クリーンセンターの設備を見学する家族=22日

 
 釜石、大船渡、陸前高田、大槌、住田の5市町のごみ処理を担う、釜石市平田の岩手沿岸南部クリーンセンターは22日、コロナ禍で中止していた施設見学会を4年ぶりに開いた。工場棟などを見学した人たちは、施設の役割や環境への配慮に理解を深め、さらなるごみ減量化へ意識を高めた。
 
 見学者は施設紹介のDVDを見た後、職員の案内で工場棟へ向かった。コンピューターで全設備の運転を24時間管理する中央操作室、ごみを貯留し撹拌(かくはん)処理後、溶融炉に投入するごみピットなどを見学。家庭や事業所などから出るごみがどう処理されているかを学んだ。
 
中央操作室には安全運転を行うためのさまざまな機器が並ぶ

中央操作室には安全運転を行うためのさまざまな機器が並ぶ

 
ごみピット(左下)のクレーンの動きに子どもも大人も目がくぎ付け

ごみピット(左下)のクレーンの動きに子どもも大人も目がくぎ付け

 
ごみを撹拌処理した後、溶融炉上部に投入する

ごみを撹拌処理した後、溶融炉上部に投入する

 
 ごみや3R(リデュース、リユース、リサイクル)に関するクイズや家庭のエコチェック、発電体験、リサイクル工作などで環境への意識を高めるコーナーも設けられた。普段は平日(月~金曜・午前10時~午後4時)に無料で利用可能な余熱で沸かす風呂も開放された。
 
 宮城県仙台市の玉木格さん(31)は妻祐香さん(30)の釜石の実家に帰省中で、家族とともに足を運んだ。「ごみ処理というと焼却炉のイメージだったが、溶融炉がどう違うのかを知ることができた。排出されるのもクリーンなガスということで環境にもやさしい施設」と実感を込めた。
 
 大槌町の及川泰来君(8)は「ごみ収集車が好きで一度来てみたかった。ごみをクレーンでつり上げているのがすごかった」と目を奪われ、「夏休みの自由研究にしてみたい」と意欲を見せた。泰来君の母は「処理過程の蒸気を利用して発電したり、ごみがリサイクル素材(スラグ、メタル)に生まれ変わっていると聞き、勉強になった」。世界的にCO2の排出削減が課題となる中、「未来ある子どもたちのためにどうにかできないかという思いは日々ある。リサイクルできるものは分別し、家庭から出すごみをできるだけ減らしたい」と意識を高めた。
 
蒸気タービン発電機について学ぶ

蒸気タービン発電機について学ぶ

 
クイズや発電体験が行われた環境学習コーナー

クイズや発電体験が行われた環境学習コーナー

 
うちわをあおいでプロペラを回し風力発電を体感

うちわをあおいでプロペラを回し風力発電を体感

 
 同センターは沿岸南部の5市町が共同で建設。ガス化溶融炉2炉を有する。稼働開始の2011年4月を前に東日本大震災が発生。施設は津波による大きな被害は免れ、電気設備復旧後に本格稼働した。14年8月まで被災4市町の災害廃棄物処理も行い、3万トン余りを処理した。
 
 現在は1日あたり約100トンを処理。処理量は毎年2~3%ずつ減少している。人口減、資源物の分別が進んでいることが要因と見られ、コロナ禍のこの3年は事業者が出すごみの量がかなり減ったという。昨年度1年間の処理量は2万7125トン。
 
 センターを運営管理する岩手沿岸南部広域環境組合(管理者・野田武則釜石市長)の和賀利典事務局長は4年ぶりに実現した見学会について、「楽しみに待っていたという方も。普段何げなく出しているごみの処理過程を見てもらうことで、一人一人が意識して、できるだけごみを出さない取り組みをしていってもらえれば」と期待した。
 
 センターの風呂は仮設住宅などで暮らした震災被災者らに大変喜ばれた。コロナ禍で浴場の閉鎖や人数制限が行われてきたが、規制緩和で現在では週2回の利用が可能となっている(予約が必要)。組合では昨年度(1607人)の倍の利用を見込む。

「廃墟と化した鉄の町 釜石艦砲射撃の記録」釜石上映会

「廃墟と化した鉄の町 釜石艦砲射撃の記録」釜石上映会

「廃墟と化した鉄の町 釜石艦砲射撃の記録」釜石上映会
 

概要

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開催日

2023年8月5日(土)

時間

①10:30 ~
②14:00 〜

開場

釜石市民ホールTETTO ホールA

料金

一般 前売り 1,000円(当日1,200円)
小中学生 500円(当日同じ)

プレイガイド

釜石市民ホール

お問い合わせ

有限会社ロングラン 映像メディア事業部 0197-67-0714

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

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かたちで遊ぼう おりんさんの夏の工作ひろば

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壊れているのに捨てられない
気になって拾ってきてしまった
このかたちアレに見えるよね
 
そんな気になるモノたちを
使って工夫してみよう
色々な素材と合体させたり
色を塗ったり
お気に入りの逸品を
作ってみよう!

 
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プログラム

【準備するもの】
・工作で使いたい素材をお持ちください。
・汚れても良い服装でお越しください
・流木や木材はこちらでご用意します。
 
【対象年齢】4歳~どなたでも
 
【申込み方法】事前予約フォーム、または電話でお申込みください。事前予約の方優先ですが当日参加も可能です。
7/29日(土) 13:30~15:00
7/30日(日) 10:30~12:00 13:30~15:00
 
「おりんさんの夏の工作ひろば」参加者募集 (google.com)

講師

おりんさん(澤田 麟太郎)
1981 釜石市生まれ
2007 多摩美術大学工芸科陶コース卒業
東京都昭島市を拠点に活動を開始
2018 活動の拠点を釜石市に移し、活動再開。
 
近年の活動状況
2019  芸術広場(東京紀尾井町ホテルニューオータニ)
第25回日本陶芸展 入選
第3回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ 入選
第55回神奈川県美術展 奨励賞
2020 工芸祭 2020 (工芸青花)
STORAGE 2020(個展) (水犀)
2021 art at TETTO vol.1「やきもの日和」(釜石市民ホールTETTO)

開催日

2023年7月29日(土)〜 7月30日(日)

会場

釜石市民ホールTETTO ギャラリー

料金

1回 おひとり様 500円

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

釜石納涼花火2023

釜石納涼花火2023

釜石納涼花火2023

 

8月11日(金・祝)は釜石納涼花火2023が釜石港で開催されます。(荒天時は翌12日)

指定観覧場所は港町会場、グリーンベルト会場、魚市場会場、イオンタウン釜石屋上となっております。当日は混雑も予想されますので(交通規制等あり)安全に指定された場所で、大曲の花火協同組合が打ち上げる花火をご覧ください。名物・水中花火の迫力を楽しむなら魚市場!

 

打ち上げ日時

令和5年8月11日(金・祝) 19:00〜20:00(19:10から打上げ予定)
※荒天時は翌12日(土)に順延

内容

秋田県大仙市大曲の花火協同組合各社による打上げ花火、投込・打込水中花火、スターマイン各種、計3,000発を予定 

打ち上げ場所

釜石港内 南防波堤

観覧場所

港町会場、グリーンベルト会場、魚市場会場、イオンタウン釜石屋上の4箇所

中止・順延の基準

荒天等で、安全に開催出来ない状況の時は、関係機関と協議し釜石納涼花火中止基準に従って判断する。

主催

釜石市、(一社)釜石観光物産協会
協力:ソフトバンク株式会社

かまリン

(一社)釜石観光物産協会

釜石市内の観光情報やイベント情報をお届けします。

公式サイト / TEL 0193-27-8172 / 〒026-0031 釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石

第1回 かまいし五百円市

第1回 かまいし五百円市

第1回 かまいし五百円市

 

売ってる商品はぜ~~んぶ500円の『かまいし五百円市』を開催します。

リユース可能な衣類や子供用品、持て余したお中元や引き出物、野菜やお菓子、まだまだ使えるおもちゃ、趣味やコレクションの品・・・など、全て500円のフリーマーケットです!

合言葉は「500円玉でお宝発掘!」

日時

2023年7月29日(土)10:00~14:00

場所

釜石市民ホールTETTO・ホール前広場

主催・お問合せ

釜石まちづくり(株)
TEL 0193-22-3607

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

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出遅れ感 希少性で知名度アップなるか!? 釜石はまゆりサクラマス 地元飲食店、加工業者ら活用法模索

釜石はまゆりサクラマスの活用を探るワークショップ

釜石はまゆりサクラマスの活用を探るワークショップ

 
 釜石湾で養殖する「釜石はまゆりサクラマス」の事業化に伴い、釜石市はプロモーション活動に力を入れる。18日、地元の味として定着させようと、飲食店や水産加工業者対象のワークショップを「魚河岸テラス」で開催。料理人ら約10人が刺し身、焼き物などで味わいを確かめ、新メニュー開発にアイデアを出した。
 
 岩手県内の沿岸部では、サケやサンマの記録的な不漁を背景にサーモン類の養殖が各地で展開されるが、サクラマス生産に取り組むのは釜石だけ。その希少性を強みとして「ご当地グルメ」に育てていくのが狙いで、6月に実施した先行事例を学ぶセミナーに続く取り組みだ。
 
 アイデア出しの前に、釜石地域の地魚の良さを発信する魚食普及コーディネーターの清原拓磨さん(25)=市地域おこし協力隊員=が、サクラマスの味の特徴を紹介。生食に注目されがちな養殖魚だが、釜石産は脂がのっているのにさっぱりとしていて、塩焼きがおすすめだといい、生食以外の活用を提案。魚を数日間寝かせ、本来の味に加えうまみや食感を向上させる「熟成」についても解説し、「釜石を誇れる魚の一つ。海の環境に配慮した給餌方法など努力していて、味も秀でている。貴重な食材としてアピールできるので、いろんな食べ方で喜ばせてほしい」と期待を込めた。
 
味の特徴など清原さん(右)の話に耳を傾ける参加者

味の特徴など清原さん(右)の話に耳を傾ける参加者

 
 この日、水揚げされたサクラマスを刺し身、塩焼きやあぶり、ソテーなど焼き方を工夫しながら調理した後、試食。「ただ火を通すより、油でソテーする方がいい」「とれたては焼くと油分が出てこず食感がパサパサ。さっと焼き上げるのがいい」「養殖独特のにおいがする」などと声が上がった。
 
焼き方などを工夫しながら手分けして調理する参加者

焼き方などを工夫しながら手分けして調理する参加者

 
参加者は試食しながら味や調理法など情報交換した

参加者は試食しながら味や調理法など情報交換した

 
 市では秋ごろに市内飲食店でのサクラマスフェアの開催を計画中で、「自分の店だったらどんな料理、加工品を提供したいか」と案を求めた。参加者はマリネや天ぷら、ムニエル、カルパッチョなどを提案。「サクラマスをメインにするのは意外に難しい。癖が少なく、どう宣伝していくか…」と思考する声もあった。市内への流通量の確保や保存の在り方など先行きが不透明なことも多く、思い悩む人も。「他のサーモンに比べると、認知されておらず売り出しづらい」「食の多様性から養殖に取り組むのはいいが、釜石は出遅れた」と厳しい意見も聞かれた。
 
 市内ですし店を営む男性も「サクラマスは後発組」と辛口だが、活用のアイデアはあり、今後の動きを注目していくという。魚河岸テラス内で営業する「ヒカリ食堂」では漬け丼など2種のメニューを提供中で、料理長の阿部香さん(45)は「今後も使うことになると思うので、新たな献立を考えていかなければ」と思案。ワークショップで、ほかの事業者から「燻製(くんせい)がいい」と新発想を得て、「調理法を組み合わせれば面白そう」と腕をまくった。
 
フェア開催に向け売り出し方などについて意見を出し合う

フェア開催に向け売り出し方などについて意見を出し合う

 
 市では今回出た事業者らの声を踏まえ、フェアに向け統一ルールなどを設定する考え。新メニュー開発も進めるほか、イベント開催を通じて、ご当地グルメとしての知名度向上を図る。

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「全力で戦う」高校総体へ壮行式 釜石高 空手道・ボクシング出場選手、活躍誓う 在校生から温かいエール

青木校長から激励を受ける釜石高空手部、ボクシング部の選手たち

青木校長から激励を受ける釜石高空手部、ボクシング部の選手たち

  
 北海道を中心に開催される2023年度全国高校総合体育大会(インターハイ)に向け、21日、釜石高(青木裕信校長、生徒426人)で出場選手の壮行式が行われた。今大会には空手部とボクシング部の生徒計15人が岩手県代表として参加。在校生から温かいエールを受けた選手たちは全国の晴れ舞台での健闘を誓った。
  
 体育館で行われた壮行式は、同校生徒会執行部が進行。ステージ上に整列した選手たちを前に、青木校長が「皆さんが全国の舞台に立つためにどれだけの時間を費やしてきたのか、部活の仲間、家族、私たちが知っている。全国大会では最高のパフォーマンスを発揮してきてください」と激励した。
 
ステージ上の選手たちは応援委員、在校生からのエールを力にする

ステージ上の選手たちは応援委員、在校生からのエールを力にする

 
 新型コロナウイルス下で応援活動を控える状況が続いたが、同校応援委員会は伝統を引き継ごうと全校生徒での応援体制を再構築した。「フレーフレー拳闘」「頑張れーがんばれー空手」。エールを送る側の応援委員、在校生はそうした成果を声に乗せた。
  
 激励を受けた空手部の松田郷佑主将(3年)は「インターハイではこれまで練習してきた成果を十分に発揮したい。全員、全力で戦ってくる」と決意表明。ボクシング部からただ一人参加する男子ピン級の佐々木夏さん(同)は「男子部員が少ない中で、日々の練習を工夫しながら自分を追い込んできた。一戦一戦を大切にし、一つでも多く勝てるよう頑張ってくる」と力を込めた。
  
「仲間とともに全力発揮」と意気込む空手部の松田郷佑選手(左)

「仲間とともに全力発揮」と意気込む空手部の松田郷佑選手(左)

 
「一勝でも多く」と活躍を誓うボクシング部の佐々木夏選手

「一勝でも多く」と活躍を誓うボクシング部の佐々木夏選手

 
 インターハイは22日に開幕。空手道は26~29日に恵庭市総合体育館で行われ、同校は男女ともに団体組手で出場する。男子は3年の松田さんと坂本嘉之さん、2年の倉澤威琉さんと岩間瑛心さん、1年生は上野大雅さん、佐々木楓舞さん、人首颯眞さんが参加。松田さんと倉澤さんが個人組手、坂本さんは個人形にも挑む。女子は3年の佐々木來愛さんと松下鈴空さん、2年の石村海鈴さんと照井万尋さん、1年の髙橋愛里さん、佐野心洵さん、小松倫子さん。髙橋さんは個人形にも臨む。
 
 ボクシングは29日~8月4日、北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央体育館)で実施。コロナの5類移行に伴い、4年ぶりの通常開催となるインターハイは8月21日まで熱戦が繰り広げられる。

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「かまいしの第九」ファイナルへ― メンバー高齢化などで実行委苦渋の決断 45年の歴史に幕

2023「かまいし第九の会」発会式=22日

2023「かまいし第九の会」発会式=22日

 
 釜石の音楽文化の象徴、師走のベートーベン第九演奏会が本年の公演をもって終了する。1978(昭和53)年の初演から45年―。東日本大震災、新型コロナウイルス禍などさまざまな困難に直面しながらも歴史を重ねてきた同演奏会だが、主催する「かまいし第九」実行委員会(川向修一会長)はメンバーの高齢化などで事業継続が困難と判断。今年の演奏会で幕を閉じることを決めた。12月17日の最終公演に向け、7月22日、合唱メンバーの練習が始まった。
 
 中妻公民館で行われた今年の発会式には市内外から33人が集まった。川向会長(71)は「主力としてやってきたメンバーが減っていく中、この大きな事業を支えるだけの“体力”を維持できなくなった。今後10年、20年と続けていける展望が開けず、実行委としては今回で一旦区切りをつけるという判断に至った。最後の演奏会をいい形で締めくくりたい」と理解を求めた。
 
集まった合唱参加者を前に実行委の川向修一会長(右下)が公演の終了について説明した

集まった合唱参加者を前に実行委の川向修一会長(右下)が公演の終了について説明した

 
 この日は長年、継続参加するメンバーのほか、数年ぶりに参加を決めたメンバーも顔をそろえた。自己紹介後、合唱練習を開始。親と子の合唱団ノイホフ・クワィアーの指揮者などを務める小澤一郎さん(46)の指導で、ベートーベン交響曲第9番の13コーラスの前半部と、第1部で歌う「明日を」の練習に取り組んだ。
 
7カ月ぶりに歌声を響かせるソプラノメンバー

7カ月ぶりに歌声を響かせるソプラノメンバー

 
合唱指導者から注意点を教わりながら練習に励む

合唱指導者から注意点を教わりながら練習に励む

 
 平田の猪又春香さん(26)は高校2年時以来10年ぶり2回目の参加。昨年の演奏会を聞き、「もう一度自分も」と望んでいた矢先の“最後”の知らせ。 残念さをにじませつつも「記念の年になると思うので、できるだけ練習に参加し、最後にふさわしい盛大な舞台になるよう精いっぱい頑張りたい」と意欲を見せた。
 
 大槌町の菊池征毅さん(81)は釜石の第九演奏会を立ち上げた発足メンバー6人のひとり。釜石の“合唱の父”渡邊顕麿さん(故人)の提案、指導で始まった第九演奏に深い思い入れを持つ。当時、渡邊さんは「20年、30年後の子どもたちに伝わるような活動をしなければ」と話していたという。その言葉を胸に継続へ力を尽くしてきた菊池さん。「40年を越すことができた。今の状況を見れば(渡邊)先生も許してくれるだろう…」。第九は自身のライフワークだった。最後の公演に向け、「自分にとっても総まとめという気持ちで臨みたい」と気を引き締める。
 
自己紹介で釜石の第九演奏会への思いを述べる発足メンバーの菊池征毅さん

自己紹介で釜石の第九演奏会への思いを述べる発足メンバーの菊池征毅さん

 
小澤一郎さん(左)の熱心な指導で約2時間の練習が行われた

小澤一郎さん(左)の熱心な指導で約2時間の練習が行われた

 
 指導にあたる小澤さんは練習初日の歌声に、「みんな歌い込んでいるだけあってパワーが伝わってきた。最後の公演へ気合いが感じられる」。昨年はコロナ感染拡大防止を考慮し、合唱出演者は県内在住者に制限したが、今年は県外からの参加も広く呼び掛ける。「昨年よりも多くの参加を得て、より感動的な演奏会にできれば。ぜひ大勢の方々に聞いてほしい」と期待を込める。
 
 演奏会は2部構成。1部では、震災関連ソング「明日を」、「群青」の2曲を合唱。2部でベートーベン交響曲第9番(1~4楽章)を演奏する。指揮は釜石出身で、東京で音楽活動を続ける瓦田尚さん(40)=ムジカ・プロムナード主宰=が、昨年に続き務める。釜石市民ホールTETTOで、午後1時半の開演を予定する。
 
コロナ禍を経て3年ぶりに開かれた昨年の演奏会

コロナ禍を経て3年ぶりに開かれた昨年の演奏会

 
12月17日の本番に向けて今年も合唱練習が続く

12月17日の本番に向けて今年も合唱練習が続く

 
 実行委では8月26日まで合唱メンバーを募集する。対象は第九を歌った経験があり、練習(毎週土曜日午後3時半~午後5時半)に参加できる人。問い合わせ、申し込みは実行委(電話090・6780・0434、FAX0193・23・8344、E-mail:kamaishinodaiku@yahoo.co.jp)へ。

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「かまいし軽トラ市」4年目のスタート 地域の農林水産物、菓子、花苗など多彩に販売

買い物客でにぎわう2023年度第1回かまいし軽トラ市=16日

買い物客でにぎわう2023年度第1回かまいし軽トラ市=16日

 
 地元の農林水産物や菓子、手工芸品などを生産者が直売する「かまいし軽トラ市」が16日、本年度の開催初日を迎えた。初出店の2業者を含む12店が出店。楽しみにしていた市民らが買い物を楽しんだ。4年目となる今季は11月まで月1回の開催を予定する。
 
 釜石市水産農林課が主催する同イベントは、地元生産者の販路拡大や農林水産業の担い手育成などを目指し2020年度にスタート。農作物の収穫時期に合わせ初夏から晩秋にかけて、市街地を中心に開催される。本年度は周辺飲食店などへの誘客にもつなげようと、開催時間を1時間延長し正午までにした。
 
 初回の市は大町の市民ホールTETTO前広場が会場。市内の産直や農園、水産加工業者などが自慢の品を持ち寄り販売した。収穫期を迎えたジャガイモやトマト、キュウリなど夏野菜、漬物、花苗、菓子、ワイン…。多彩な商品が並んだ。釜石・大槌地域農業振興協議会は“100円でピーマン詰め放題”の大盤振る舞い。 来場者は生産者との交流も楽しみながら、商品を買い求めた。
 
ピーマンの詰め放題は大人気! 100円で400円相当をゲット

ピーマンの詰め放題は大人気! 100円で400円相当をゲット

 
ラベンダーファームおざわ(唐丹町)は切り花や花苗を販売

ラベンダーファームおざわ(唐丹町)は切り花や花苗を販売

 
 中華菓子の代表格「月餅」を販売したのは、甲子町に「リリーズ美食工房」を構える中国出身の高莉莉さん(41)。コロナ禍で本国への帰省ができなかった時期に古里の味を求めて自作した月餅が周囲の反響を呼び、昨春から商品化。小豆から作る甘さ控えめのあんこなど4種の味を提供している。普段はSNSなどでの注文販売や小佐野町の自宅前での無人販売を行っており、軽トラ市への出店は今回が初めて。「興味を持ってくれる人が多く、反応も上々。お客さんとのやりとりも楽しい」と莉莉さん。将来、常設の販売店舗を持つのが夢だという。
 
無添加、手作りの月餅を販売したリリーズ美食工房の高莉莉さん(中央)

無添加、手作りの月餅を販売したリリーズ美食工房の高莉莉さん(中央)

 
 木工製品を並べた甲子町(中小川)の外川直樹さん(50)も初出店。自営の製材所で余った端材を生かし製作した縁台などのほか、さまざまな用途に使える角材や板材を販売した。ヒノキ、ケヤキの木材は釜石をはじめとする県内産。これまで木工品は知人に頼まれて製作する程度だったが、「需要があれば」と今回初めて公の場で製品を紹介。立ち寄った客からは「まな板はできる?」など、製作可能なものについて質問が寄せられた。「注文があれば、できるだけこなしたい」と受注生産に意欲を見せる外川さん。次回以降の軽トラ市にも出店予定で、地場産木材の良さも広めたい考え。
 
 「Sal(外川製材所の英語表記の頭文字)」の出店名で木工品を並べた外川直樹さん(左)。角材、板材も安く提供

「Sal(外川製材所の英語表記の頭文字)」の出店名で木工品を並べた外川直樹さん(左)。角材、板材も安く提供

 
「スタンプラリーもどうぞ」来場者にプレゼント企画を紹介

「スタンプラリーもどうぞ」来場者にプレゼント企画を紹介

 
 会場では、3店舗で買い物をすると地元産野菜がもらえる恒例のスタンプラリーも実施。今回は先着150人に釜石産菌床シイタケがプレゼントされた。綿あめの無料配布もあり、子どもたちを喜ばせた。
 
 毎回足を運ぶという甲子町(上小川)の男性(71)は「物価高もあり、野菜などを安く買えるのが一番の魅力。月2回とか回数を増やしてほしい。会場内でスイーツや飲み物を試食できる場があれば、売り上げ増にもつながるのではないか。出店者を増やし、他地域にも情報発信すればもっと客が集まると思う」と話した。
 
 昨年度の軽トラ市は5回の開催に1969人が来場(平均393人)。1回の出店者数は平均11団体だった。次回は8月20日午前9時から正午まで、鵜住居町・うのすまいトモスの広場(三陸鉄道鵜住居駅前)で開かれる(トモスdeマルシェと同時開催)。

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第10回オペラ・コンサート「歌の翼にのせて」

第10回オペラ・コンサート「歌の翼にのせて」
 
日報リーダーズサークル釜石例会
NHKニューイヤーオペラコンサートに2017年から連続出演など、今、日本で最も人気のテノール歌手が登場いたします!
 
「歌の翼にのせて」の活動について
東日本大震災をきっかけに始まった、国内外で活躍する第一線のオペラ歌手とピアニストによるコンサート。みずみずしい感性をもつ子どもたちに、クラシック音楽・オペラの入口となる有名な曲を演奏・紹介し、その音の「響き」を直に体験してもらうことを目的にしています。
 
第10回オペラ・コンサート「歌の翼にのせて」
 
ご来場される皆様へ【ご協力お願い】
会場入口での検温・手指の消毒、咳エチケットの励行など、基本的な感染症対策にご協力お願いいたします。

出演

笛田 博昭 Hiroaki Fueda テノール
名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業。「蝶々夫人」や「椿姫」「トスカ」「マクベス」「ドン・カルロ」「運命の力」など各地で多数のオペラに出演。国内外問わずソリストとしても活躍し、イタリア・ヴァチカン国際音楽祭に参加し枢機卿の音楽ミサで演奏、各種コンサートに出演。14年第50回日伊声楽コンコルソ第1位及び五十嵐喜芳賞・岡部多喜子賞 受賞。藤原歌劇団団員。新潟県湯沢町特別観光大使。
 
押見 友花 Yuka Oshimi ソプラノ
日本大学芸術学部音楽学科声楽コースを首席で卒業。卒業時学部長賞を受賞。これまでにオペラ「コシファントゥッテ」のフィオルディリージ、「魔笛」パミーナ、「愛の妙薬」ジャンネッタ、「フィガロの結婚」コンテッサ、「ジャンニスッキ」ラウレッタ(アンダー)、「外套」ジョルジェッタ(アンダー)、「パリアッチ」ネッダ(アンダー)など演じた。
 
藤原 藍子 Aiko Fujiwara ピアノ
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア・ミラノに留学。藤原歌劇団、新国立劇場公演でコレペティトゥールを務める他、日本を代表する歌手とのリサイタル・コンサート、NHK- FM 放送での共演者としても活躍の場を広げている。藤原歌劇団団員。

日時

2023年7月22日(土) 14:00〜(開場13:30)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

プログラム

カルディッロ作曲/「カタリ・カタリ」
トスティ作曲/「君なんかもう愛していない」
プッチーニ作曲/オペラ『蝶々夫人』より“さらば、愛の家”
越谷達之助作曲/「初恋」
プッチーニ作曲/オペラ『トスカ』より“歌に生き、愛に生き”
 
曲目は都合により変更となる場合があります。予めご了承ください。

無料

入場無料 全席自由
※整理券が必要です。(釜石市民ホールTETTO、岩手日報社、同支社局では整理券の取り扱いはございません。)

プレイガイド

整理券は岩手日報釜石広華会会員社で差し上げております。
(五十音順)
岩手缶詰(株)、(株)エイワ、(株)小澤商店、釜石ガス(株)、釜石石油(株)、釜石大観音、釜石プリント(同)、釜石ベイシティホテル、釜石レミコン(株)、(有)鎌田仏具葬儀店、(株)小鯖船舶工業、(株)後藤採鉱所、(有)幸楼、三陸花ホテルはまぎく、スクー(株)、東北土地開発(株)、東陵総業(株)、(有)中村家、日東自動車工業(株)、(株)浜千鳥、藤勇醸造(株)、ホテルクラウンヒルズ釜石、(有)道又商事、(有)ヤハタ、(株)八幡建設

お問い合わせ

岩手日報社釜石支局 TEL:0193-23-5107(受付/平日10:00~16:00)

備考

【駐車場について】
当ホールには、専用駐車場がございません。車でご来場の際は、市営大町駐車場など近隣の有料駐車場をご利用くださいますようお願いいたします。
 
【大町駐車場割引券サービス】
公演当日、ホール総合案内に大町駐車場券を提示いただくと、駐車1時間サービス券を2枚進呈いたします。ぜひご利用ください。

主催等

【主催】岩手日報釜石広華会、岩手日報社、釜石市民ホール
【後援】釜石市

 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9