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縄文人の暮らしの痕跡多数確認 釜石・橋野「太田林遺跡」発掘現場を一般に公開

発掘調査が行われてきた「太田林遺跡」の現地公開=釜石市橋野町

発掘調査が行われてきた「太田林遺跡」の現地公開=釜石市橋野町

 
 6月から発掘調査が進められてきた釜石市橋野町の「太田林遺跡」の現場が11月23日、一般に公開された。調査を行う県文化振興事業団埋蔵文化財センターによると、同所では縄文時代の竪穴住居20棟以上が密集した状態で見つかり、当時の装飾品「玦(けつ)状耳飾り」が多数出土した。縄文人の暮らしの一端を垣間見ることができ、訪れた人たちは興味をそそられながら担当者の説明に聞き入った。調査は来年度まで続く。
 
 橋野地区の消防屯所建設に伴う記録保存のための調査。現場は産地直売所「橋野どんぐり広場」から笛吹峠方面へ約150メートルの県道沿い。本年度は1325平方メートルを対象とした。
 
 竪穴住居は縄文時代早期(約8000年前)から前期末(約5000年前)のものと推定され、溝の長さや柱穴の状態から大型住居の痕跡が見られる。複数の建物跡が重なりあっていて、同じ場所に何回も建て替えて住み続けていたことが分かる。調査を担当する同センター主任文化財専門員の八木勝枝さん(48)は「この場所は日当たりが良く、平地が広い。川も近い。集落を構えるのに最適な立地条件」と話す。
 
竪穴住居を区画する溝や柱穴が複数見られる現場

竪穴住居を区画する溝や柱穴が複数見られる現場

 
長期にわたり住み続けるのに最適な条件がそろっていたとみられる

長期にわたり住み続けるのに最適な条件がそろっていたとみられる

 
 食糧を保存するための「貯蔵穴」も見つかった。大きなものは深さ約1・7メートルで、底が広いフラスコ型。小型の穴からは炭化したクリが多数見つかった。皮がむかれた状態で発見されるのは珍しく、原形もとどめている。大型住居の中には炉の跡(焼土)が複数みられ、家族単位で炉を囲んでいたとも考えられるという。
 
深さ約1・7メートルのフラスコ型「貯蔵穴」

深さ約1・7メートルのフラスコ型「貯蔵穴」

 
底に炭化したクリが見つかった(赤丸部分)貯蔵穴。形がはっきり残る縄文時代のクリ(右下)

底に炭化したクリが見つかった(赤丸部分)貯蔵穴。形がはっきり残る縄文時代のクリ(右下)

 
 担当者が注目するのは建物跡から見つかった「玦状耳飾り」。耳たぶに開けた穴に装着して使うもので、完成品(24点)だけでなく、製作途中のものも見つかった。材料は滑石。これだけの数が同じ場所から見つかることはまれだという。他に土器、石器(矢じり、石斧、すり石など)が多数出土したほか、土偶の破片や動物とみられる焼けた骨も見つかった。
 
今回の調査区から出土した遺物。上段は玦状耳飾りの製作過程

今回の調査区から出土した遺物。上段は玦状耳飾りの製作過程

 
用途別に大小さまざまな形状に加工された石器類

用途別に大小さまざまな形状に加工された石器類

 
 発掘範囲の東側では墓とみられる穴が5基見つかった。人為的に埋め戻されたような土がたまっていて、加工途中の「石刀」状の石製品が出土している。墓は住居よりも新しい時期のものと推定される。
 
墓の跡とみられる穴が複数見つかった東側エリア

墓の跡とみられる穴が複数見つかった東側エリア

 
 見学した甲子町(中小川)の中川和雄さん(73)は「場所的に住みやすい地形ですもんね。当時の人もできるだけ考えていたのだろう。釜石の温暖な気候もあるのかも」と想像を巡らし、「亡妻は遺跡が大好きだった。帰ったら報告してあげたい」と語った。
 
 同センターの八木さんは「これほどの住居の密集は私も見たことがない。玦状耳飾りは割とまとまっていたので、その家がどういう役割だったかを考える材料にもなる。来年度の調査と合わせ、一帯の全体像を把握できれば」と話した。発掘調査の成果は最終的に1冊の調査報告書にまとめられ、一般の人も県内市町村図書館などで目にすることができる。
 
 太田林遺跡は今回の調査区の北側にも広がり、これまでの市による分布・試掘調査で縄文時代から弥生時代の遺構・遺物が発見されている。

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台風で倒木・ユリノキ→積み木に加工 岩手県緑化推進委、かまいしこども園に贈る

たくさんの積み木を前に、笑顔を見せる子どもたち

たくさんの積み木を前に、笑顔を見せる子どもたち

  
 釜石市天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児78人)に11月28日、台風被害を受けた盛岡市内の倒木・ユリノキを加工して作られた積み木90個が贈られた。ユリノキの苗木1本も届き、子どもたちが園庭に植樹。「一緒に大きくなろうね」と苗木の根元にそっと土をかぶせた。
   
 積み木の材料となったユリノキは盛岡・高松公園地内にあったが、2019年10月の台風19号による強風で倒木。県緑化推進委員会が盛岡市から譲り受け、東日本大震災被災地の幼稚園、保育園、こども園を対象に子どもたちの「木育」の推進を図ろうと、積み木を製作、寄贈している。今回、同委員会から釜石市に寄贈先の調整依頼があり、各施設に意向を確認。同園が希望したことから、苗木と合わせて贈ることを決めた。
  
小山田課長(右)から積み木を受け取る園児と藤原園長

小山田課長(右)から積み木を受け取る園児と藤原園長

  
 この日は同委員会釜石支部事務局を担う市水産農林課の小山田俊一課長らが同園を訪問。小山田課長は、▽モクレン科の落葉樹▽大きな枝を広げて高さ15メートルにもなり、街路樹や公園樹として植栽されている▽8年くらいで、おわんに似たチューリップのような花が咲く―といったユリノキの特徴を紹介した。
  
ユリノキの苗木を植えるかまいしこども園の年長児たち

ユリノキの苗木を植えるかまいしこども園の年長児たち

  
 年長児8人が植樹作業をお手伝い。小山田課長は「みんなと一緒に成長することを期待。積み木を通して木に親しみ、森や緑の大切さを知ってほしい」と、園児と藤原園長に積み木を手渡した。
  
「共同作業でロボットを作ろう」。積み木遊びを楽しむ年長児

「共同作業でロボットを作ろう」。積み木遊びを楽しむ年長児

  
 園内に戻り、木箱に入った大小さまざまな積み木が広げられると、年長児は「わー、しんぴん」などと歓声。思い思いの形に並べたり、高く積み上げたりして積み木遊びを楽しんだ。中村日陽(ひより)ちゃん(5)は「すてきなかおりがした。つるつるしてた。人とかいっぱい作って遊ぶ」とはにかんだ。

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震災被災地の「心の復興」に貢献 チームスマイル活動終了 釜石で布袋寅泰さんライブ&感謝の会

多くのファンを魅了した布袋寅泰さんのスペシャルライブ(撮影:西条佳泰 / Grafica Inc.)

多くのファンを魅了した布袋寅泰さんのスペシャルライブ(撮影:西条佳泰 / Grafica Inc.)

 
 東日本大震災の被災地で著名文化人やアーティストによる復興支援イベントを手掛けてきた一般社団法人チームスマイル(東京都、矢内廣代表理事=ぴあ社長)は、年内で活動を終了する。東北3県の拠点の一つ「釜石PIT」がある釜石市では11月20日に、これまでの感謝を込め、ギタリスト布袋寅泰さんのスペシャルライブを開催。同法人の活動に協力し、釜石に思いを寄せ続けてきた布袋さんの熱いステージに約720人が酔いしれた。
 
 ライブは釜石PITに隣接する市民ホールTETTOで開かれた。抽選でチケットを手にした観客は、開演前から期待で心を躍らせた。映画「キル・ビル」のテーマ曲で布袋さんが登場すると観客は総立ちに。こぶしを突き上げ、体を揺らした。ソロの代表曲「バンビーナ」「さらば青春の光」「POISON」、バンド、ユニットで魅了した「マリオネット」「BE MY BABY」など、布袋さんが生み出してきた数々の名曲で会場の熱気は最高潮に達した。
 
 布袋さんの同市でのライブは2016年8月以来2回目。前回は同年1月にオープンした釜石PITで行われ、同法人が企画したトークショーにも出演している。布袋さんと同市との縁は少年時代にさかのぼる。当時、親戚が暮らしており、「毎年夏休みに釜石に来るのが楽しみだった」という。16年のトークでは、釜石のいとこに聞かせてもらったビートルズに衝撃を受け、ギターを始めたことも明かしている。
 
 今回のライブでも「豊かな自然、釜石の人たちの屈託のない笑顔、温かさ…。自分にとっても、この地で出会った父と母にとっても思い出のまち」と語った。ライブ前には、19年にラグビーワールドカップ(W杯)会場となった釜石鵜住居復興スタジアムにも足を運んだ。台風の影響でW杯2試合のうち1試合が中止となったが、ロンドンでそのニュースを聞いた布袋さんはすぐさま矢内代表に連絡を取り、落ち込む同市のためにスタジアムでのコンサートを提案したという。その後のコロナ禍で実現はできなかったが、この日のライブで「いつかやりたい」と思いを口にした。
 
 昨年、アーティスト活動40周年を迎えた布袋さん。アニバーサリー曲として制作した「10年前の今日のこと」などアコースティックナンバーも聞かせた。観客は全13曲の演奏と布袋さんの言葉に感激しながら、かけがえのない時間を味わった。
 
 最前列で迫力のステージを堪能した釜石市の水野吾一さん(52)は「布袋さんの音楽は自分の青春そのもの。釜石のことをずっと思ってくれてありがたい。明日からまた頑張れそう」と大喜び。滝沢市の小野寺美奈子さん(52)も高校生のころからの大ファン。「憧れ続けてきた人生の先輩。いつ見てもかっこいい。被災地を盛り上げてくれるのも県民としてうれしい」と胸を熱くした。久慈市の40代男性4人は「めちゃくちゃ楽しかった」と口をそろえ、余韻に浸った。「布袋さんのやさしさに目頭が熱くなった」「ずっと見守ってくれている気がする」―次々にあふれる言葉。震災から10年が経ち風化が色濃くなりつつある中、「見えない部分の復興の力になるのでは」と話した。
 
一般社団法人チームスマイル「釜石PIT」感謝の会=11月20日

一般社団法人チームスマイル「釜石PIT」感謝の会=11月20日

 
 チームスマイルは震災直後、ぴあ社員らによるボランティア活動からスタート。2012年には一般社団法人を立ち上げ、「エンターテインメントによる心の復興支援」を掲げて活動を発展させてきた。活動拠点として14年に豊洲PIT(東京都江東区)を開業。東北では福島県いわき市(15年)、岩手県釜石市(16年)、宮城県仙台市(同)に拠点を設け、同法人主催のイベントのほか地元企画の事業などを行い、復興を後押ししてきた。
 
2016年1月、釜石市大町にオープンした「釜石PIT」

2016年1月、釜石市大町にオープンした「釜石PIT」

 
 16年からは被災地の子どもや若者の支援企画「“わたしの夢”応援プロジェクト」を展開。「東北PIT応援団」に名を連ねた各界の著名人らを3市に派遣し、講演会やトークショー、舞台実演、技術指導などを行ってきた。釜石市では布袋寅泰さんのトークショーを皮切りに20年までに計8回の企画が実現。音楽、美術、古典芸能、スポーツなどの各分野で活躍する14人が訪れ、夢や希望を育んだ。
 
 布袋さんのライブ後、釜石PITでは同活動を支援してきた地元関係者らを招いた感謝の会が開かれた。矢内代表はこれまでの経過を説明し、「10年を目標に活動を続けてきた。心の復興の面では多少なりともお役に立てたのではないか。社団法人としての活動は終わるが、4つのPITは名前を残して継続する」とし、今回のライブチケットの売り上げ全額を同市と釜石まちづくり会社に寄付した。
 
寄付金を贈った矢内廣代表(中)、野田武則釜石市長(右)、釜石まちづくり会社・谷澤栄一社長

寄付金を贈った矢内廣代表(中)、野田武則釜石市長(右)、釜石まちづくり会社・谷澤栄一社長

 
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 野田武則市長は「心が折れそうな時、皆さんが届けてくれる励ましや元気に地域の方々がどれほど勇気づけられたことか。感謝してもしきれない。矢内社長らの精神は釜石PITの名称とともにこの場所で脈々と生き続ける。しっかり守っていきたい」と決意を示した。
 
 釜石PITは同市が建設した釜石情報交流センターの多目的集会室に併設する形でオープン。ライブや映画上映会、パブリックビューイングなど多彩な催しが行われ、住民活動の場としても親しまれてきた。今後も引き続き、同センター指定管理者のまちづくり会社が運営を担い、活用が図られる。

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うのすまい・トモス クリスマスマーケットwithひとつの街

うのすまい・トモス クリスマスマーケットwithひとつの街
  

うのすまい・トモス広場と鵜の郷交流館内にて、「うのすまい・トモス クリスマスマーケットwithひとつの街」が開催されます。
キッチンカーや市内事業者等による飲食物の販売や、ハンドメイド作品の販売を行います。

  

※新型コロナウイルス感染症対策として、会場内でのマスク着用、手洗い及び手指消毒の実施にご協力ください。また、体調がすぐれない方、37.5度以上の発熱がある方は入場をお控えください。

  

▼イベントチラシはこちら▼
クリスマスマーケット_チラシ[JPG:2.05MB]

日時

令和4年12月4日(日)11:00~15:00

場所

釜石市鵜住居町4丁目901番2
うのすまい・トモス前広場、鵜の郷交流館内

イベント内容

市内外から飲食店やハンドメイド作品のお店が集まります。
また、数量限定ホットワイン風ドリンク(ジュース)のおふるまいや、廃油を使用したエコキャンドルづくり体験を行います。
イベント終了後15時からは、いのちをつなぐ未来館横のクリスマスツリーの点灯式がございます。

問合せ先

うのすまい・トモス事務局
住所:釜石市鵜住居町4丁目901番2
電話:0193-27-5666 

この記事に関するお問い合わせ
産業振興部 商工観光課 観光物産係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8426 / Fax 0193-22-1255 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022112800017/
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地域活動再開の一歩! 釜石・栗林町砂子畑地区で「あおぞら市」 元気な笑顔で再会

掘り出し物を探したり会話を楽しんだりした「あおぞら市」

掘り出し物を探したり会話を楽しんだりした「あおぞら市」

 
 釜石市栗林町の砂子畑老人クラブ「高砂会」女性部(藤原たか子部長、部員約20人)は11月24日、全ての商品を100円で販売するフリーマーケット「あおぞら市」を初開催した。新型コロナウイルスの感染拡大で控えてきた地域活動を再開するきっかけづくりとして企画。会場となった町内の砂子畑さんあいセンターには買い物を楽しむ笑顔や、「久しぶり」「元気そうだね」などと再会を喜ぶ声が広がった。
  
 この日は朝方まで雨が降ったため、室内での実施に変更。窓を開けて換気するなど感染対策に気を配った。会場には5つの販売コーナーが並び、部員や同クラブ会員が育てた新鮮野菜(白菜、大根、ニンジン、キクイモなど)や手作り雑貨(ビーズアクセサリーなど)、古着などがずらり。約1升の米、手作りの郷土菓子「かまだんご」は人気で、あっという間に売り切れた。
 
新鮮な野菜が並んだ販売コーナーで品定め

新鮮な野菜が並んだ販売コーナーで品定め

 
元気な姿を確認し合い、会話を弾ませた

元気な姿を確認し合い、会話を弾ませた

 
「財布が閉まらない」。100円を手に品定め、買い物を楽しむ女性たちの声があちらこちらから聞こえてきた。「あらー、来てくれたの」「元気だった?」「寒くなってきたから、風邪ひかないようにね」。久しぶりに顔を合わせ、立ち話をする姿も見られた。
 
 女性部ではコロナ禍前、折り紙などの手芸教室や保健師による健康講座、地域の清掃活動などで定期的に集まって交流してきた。ここ数年は対面での活動を控えていて、「久しく顔を見ていない。元気な姿で再会を楽しみたい」と思案。「老人クラブは草取り」というイメージを拭き取ろうと、この催しを企画した。
  
 「高齢者もイベントがあると、いつも以上に体も声にも元気があふれる」と藤原部長(77)。会場のあちらこちらで会話を楽しむ住民らの様子に目を細めた。そして、もう一つ、うれしいことも。東日本大震災後、同地区には被災した人たちのための仮設住宅が建ち、10年以上がたった今、地区に残って生活を根付かせた人たちがイベントに参加してくれた。
 
震災を機に親交を深めた藤原部長(左)、佐々木さん

震災を機に親交を深めた藤原部長(左)、佐々木さん

 
 そんな一人が佐々木ナツさん(86)。エコクラフトのかご、キーホルダーなど手作り品を提供した。海沿いの鵜住居町根浜地区から、山側の砂子畑に移り、「知らないところに来て不安だったが、地区のみなさんに声をかけてもらい、立ち上がることができた」。感謝の気持ちを込めて作った作品を顔なじみの住民らが手に取ると、目に喜色を浮かべた。「地震が起きても津波の不安はなく、気持ち的に安心な地域。みんなと穏やかに暮らしたい」。そう願う。
 
 藤原部長は「たくさんの笑顔、元気な姿を見ることでき、コロナ禍の気晴らしになったはず」と前向きに捉えた。一方、コロナ下での活動には不安もあり、感染対策に気を付けながら、「地区のみんなが楽しめるようなことを考えて、顔を合わせる機会をつくっていきたい」とした。
 
地域を活性化させる催しに力を発揮した砂子畑地区の女性たち

地域を活性化させる催しに力を発揮した砂子畑地区の女性たち

 
 女性たちのパワーに、栗澤康夫さん(86)は「たいしたもんだ。買い物を楽しめ、交流もできる」と感心した。催しなどへの男性参加は少ない傾向にあり、解決策として「俺たちはカラオケだな」とぽろり。コロナ前の付き合いや交流を取り戻す活動を少しずつ進めていく考えだ。
 
 あおぞら市の収益で、使い捨てカイロを購入して高齢者世帯に配る予定。寒くなる季節に、「体も心もほかほかに」と願いを込め、あたたかさを贈る。
 

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CINEPIT映画上映会「劇場版 荒野に希望の灯をともす」

CINEPIT映画上映会「劇場版 荒野に希望の灯をともす」
 

CINEPIT映画上映会「劇場版 荒野に希望の灯をともす」チラシ(PDFファイル/695kB)

 

●発熱・体調の悪い方のご入場はご遠慮下さい。
●マスク着用の上、上映中の発声はご遠慮下さい。
●入場の際は手指消毒をお願いします。
●来場者名簿記名へのご協力をお願いします。
●接触確認アプリCOCOA・もしサポ岩手の登録をお願いします。

 

 

上映時間

2022年12月4日(日)
① 10:00〜11:30
② 12:00〜13:30
③ 15:00〜16:30
※各回30分前受付・開場となります。
 
■会場 釜石PIT(60席制限)
■料金 一般1,000円 小中高生500円(未就学児無料)

主催

CINEPIT運営委員会(釜石まちづくり株式会社)
上映担当:みやこ映画生活共同組合

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:みやこ映画生活共同組合 TEL 0193-64-5588

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

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近代製鉄発祥の地・釜石から発信!いわての鉄遺産 フォーラムで価値、活用を考える

初開催の「いわての鉄遺産フォーラム」。保存・継承の思いを共有した

初開催の「いわての鉄遺産フォーラム」。保存・継承の思いを共有した

  
 12月1日は「鉄の記念日」(日本鉄鋼連盟制定)。江戸時代末期の1857(安政4)年12月1日、大島高任が現釜石市甲子町大橋に建設した洋式高炉で日本初の鉄鉱石を用いた製鉄(連続出銑)に成功したことにちなむ。釜石市では記念日の前後1週間を「鉄の週間」として、各種イベントを催している。11月26日には「いわての鉄遺産フォーラムinかまいし」(いわて鉄文化関連遺産ネットワーク主催)が大町の市民ホールで開かれ、同市の世界遺産「橋野鉄鉱山」を含む本県の鉄関連遺跡の価値と活用について、鉄の歴史館(大平町)名誉館長の小野寺英輝さん(岩手大理工学部准教授)が講演。地域の歴史を学んだ児童らは成果発表で、再発見した「釜石のよさ」を発信した。
  
「釜石の意義」を強調した鉄の歴史館名誉館長の小野寺英輝さん

「釜石の意義」を強調した鉄の歴史館名誉館長の小野寺英輝さん

  
 小野寺さんは、橋野鉄鉱山を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(8県11市23資産)で描かれた「ストーリー」や、そこでの釜石の位置づけに関し、独自の解釈を織ませながら解説。「構成資産群は世界へ向けた日本の近代化を発信するために作られた人工的なストーリー。歴史の縦糸と言えるもので、これに対する横糸となるのが地域の歴史。2つを融合させることで、近代化の中での地域の役割を立体的に理解できる」と強調した。
  
 伝承について、「遺産は単に古いものというイメージで捉えてはいけない。長い年月にわたり保ち続けた歴史や習慣と、その価値であり、何かを伝えるものでなければならない」と指摘。伝承を基本とした観光客の誘致は重要とした上で、「ただ見て終わりではなく、具体的に何か受け取るものや付加価値を求めている社会学習や修学旅行、ゼミ合宿などを誘致することが遺産の活用につながる」とした。
  
三陸ジオパークの魅力から再発見した「釜石のよさ」を伝えた双葉小児童

三陸ジオパークの魅力から再発見した「釜石のよさ」を伝えた双葉小児童

  
 鉄の学習発表には市内の小学校2校が参加。双葉小5年生29人は、「三陸ジオパーク」について学んだ成果をスライドにまとめた。代表の9人が三陸の地形の歴史や釜石にある6つのジオサイト、鉄づくりの歴史や採取できる鉱物などをクイズ形式で紹介した。
  
 児童からは「豊かな自然がたくさんある。地形は海を育み、恵みをもたらすが、津波の被害を大きくすることもある。三陸や釜石のことをもっと知りたいし、よさを発信していきたい」などの声が聞かれた。
  
栗林小児童は大島高任と鉄づくりを題材にした創作劇を紹介した

栗林小児童は大島高任と鉄づくりを題材にした創作劇を紹介した

  
 栗林小5、6年生12人は鉄に関する座学、鉄の歴史館や橋野鉄鉱山の見学を行い、近代製鉄の歴史に理解を深めた。▽勉強熱心▽困難に立ち向かう心の強さ▽目標に向かって前に進む姿勢▽挑戦し続ける粘り強さ―といった大島高任の生き方が印象に残り、高任の考えと支えた釜石人の思いを想像しながら劇を作って校内の学習発表会で披露した。
  
 フォーラムには4人が参加し、劇の一部を動画で紹介。「世界に誇ることができる自慢がたくさんある。この地で偉業を成し遂げた熱い思いを持った人たちの生き方をつないでいきたい」と力を込めた。
  
釜石市に寄贈された絵画「坑底に闘う」。今後は旧釜石鉱山事務所に展示される予定

釜石市に寄贈された絵画「坑底に闘う」。今後は旧釜石鉱山事務所に展示される予定

  
絵画の寄贈式に臨んだ渕上範敏社長(右)、野田武則市長

絵画の寄贈式に臨んだ渕上範敏社長(右)、野田武則市長

  
 旧釜石鉱山事務所(甲子町大橋)で展示されていた絵画「坑底に闘う」(鈴木満作)が修復作業を終え、所有する日鉄鉱業(東京)から市に寄贈された。同社子会社の釜石鉱山(甲子町)の渕上範敏社長によると、作品の右上に「於日鉄釜石鉱山 18.8.2」とあり、戦時中の鉱山坑内で働く人々の姿を描いた100号の大作。「戦時中を考察する歴史資料としての価値もあり、当時のことを思い、ゆっくり鑑賞してほしい」と願う。市では、来年春以降に同事務所で見ることができようにしたいとしている。
  
鉄や三陸ジオパークに関するパネル展示で理解を深める来場者

鉄や三陸ジオパークに関するパネル展示で理解を深める来場者

  
 「明治日本の―」や三陸ジオパークに関する情報を紹介する「鉄のパネル展」。会場を鈴子町のシープラザ釜石に移し、12月4日まで開催する。
  
 同ネットワークは、橋野鉄鉱山を核に鉄文化関連遺産などを結び、情報発信や教育、保存活用、人的・文化的交流などの地域振興につなげていくため、県と県内15市町村を構成団体として、2021年に設立された。フォーラムは鉄遺産の価値を普及させ、保存・継承への意識を醸成するのを狙いに初開催。約70人が聴講した。
   
今後予定される鉄の週間行事は下記の通り。
◆3日(土)午前10時~・鉄の歴史館 記念講演会「三陸ジオパークと釜石の地質」
*同館で3、4日には県指定文化財「紙本両鉄鉱山御山内並高炉之図」(幕末の高炉操業の絵巻)公開
*同館で来年1月9日(月・祝)まで企画展「かまいしの大地の足跡展」
◆4日(日)午後13時半~・市立図書館 市民教養講座「鉄の町かまいし歴史講座」
*同館で14日(水)まで「鉄の記念日図書展」
◆8日(木)まで・旧釜石鉱山事務所 企画展「鉱山を極める その1―釜石鉱山新山について」
◆同・橋野鉄鉱山インフォメーションセンター 橋野高炉跡発掘調査速報展(三番高炉周辺・御日払所跡出土資料の展示)
◆来年1月22日(日)まで・市郷土資料館 企画展「新収蔵資料展」

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広報かまいし2022年12月1日号(No.1797)

広報かまいし2022年12月1日号(No.1797)
 

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【P1】
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金
子育て世帯支援給付金 追加支給

【P2-3】
[12月1日は鉄の記念日]鉄のまち 誕生の軌跡

【P4-5】
わかもの就職説明会&交流会
忘れていませんか? 税金の納付

【P6-7】
まちのお知らせ

【P8】
イベント案内

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〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
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