ポスターセッションでは来場者が興味深い研究に聞き入った

釜石の実践知を手がかりに、東大社研が報告会〜危機対応と希望との関係考える

釜石での調査研究について話すプロジェクトの参加者

釜石での調査研究について話すプロジェクトの参加者

 

 国立大学法人東京大学社会科学研究所が行った「危機対応学」釜石調査の成果報告会は15日、釜石市大町の釜石PITと市民ホールTETTOで開かれた。同研究所のプロジェクトに参加した各大学の教授らがポスターセッションで成果を発表。県内外からの来場者約110人が耳を傾け、地域の未来を創造するためのヒントを学んだ。

 
 東大社研が2016年度から取り組んできた危機対応学の成果は、全4冊の書籍として刊行。うち1冊が釜石市の研究で、「地域の危機・釜石の対応~多層化する構造」というタイトルで今春発売される。

 

 同著の編集を担当した玄田有史、中村尚史両教授は報告会で、釜石調査の狙いや研究活動の経過、本の内容などを説明。震災前の「希望学」釜石調査も踏まえた地域再生の多面的考察、震災をめぐる危機対応の検証を柱にした研究について紹介した。

 

 調査研究には東大社研のほか、首都圏や関西、岩手県の各大学から、法、政治、経済、歴史など社会科学諸分野の研究者総勢30人が参加。11の調査班が3回の大規模現地調査や、釜石から東京にゲストを招いての調査研究会(11回)などを実施。釜石ではシンポジウムや公開セミナー、トークイベントも開催した。

 

 調査の過程で注目したのは「危機の多層化」。▽突発的な危機(自然災害、戦災など)▽段階的に進む危機(産業構造の変化など)▽慢性的な危機(人口減少、高齢化など)―という複数の危機が、折り重なるように出現してきた釜石の歴史に着目。「時間軸の異なる危機に同時に対応するのはとても難しい。さまざまな危機をトータルに考える必要がある」とし、多くの危機に直面してきた釜石ならでは危機対応の研究意義を強調した。

 

 ポスターセッションでは8つの調査班が研究成果を公開。来場者との意見交換も行われた。総括討論では同著に論文を寄せた11人が登壇し、研究の視点や論文内容、今後必要な議論について語った。

 

ポスターセッションでは来場者が興味深い研究に聞き入った

ポスターセッションでは来場者が興味深い研究に聞き入った

 

 地方政治班の佐々木雄一氏(明治学院大)は震災前後の市の予算規模の変化に注目。平時に戻る中での予算縮小による影響などを考察し、「人口減少を考慮しつつも地域が縮小しないように行政はどうすべきか、研究者の立場から議論の必要性を書いた」と説明。

 

 地域防災班の佐藤慶一氏(専修大)は消防関係者らに話を聞き、「印象に残ったのは気持ちの問題。災害発生時に後悔しないよう、今できることをする。備えへの心構えが大事」と実感。

 

 地域漁業班の高橋五月氏(法政大)は「魚のまち釜石」を切り口に、自ら漁業体験しながら地元漁業者の思いを聞き取り。「(水産業の危機に向き合い)海と一緒に生きていく人々が今後、どのような魚のまちを作っていくのか、さらに研究を深めたい」と話した。

 

 玄田、中村両教授は同著のあとがきで「津波、艦砲射撃、鉄鋼不況―など多様な危機に直面してきた釜石には、危機への向き合い方とでもいうべきものが脈々と受け継がれている。危機が多層ならば、対応を総合化させていく。それが同時進行の危機への、いかにも釜石らしいダイナミックな実践知としての対応なのだ。釜石の実例から、危機対応のヒントを見出していただければ」と結んでいる。

 

(復興釜石新聞 2020年2月19日発行 第868号より)

 

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第33回釜石市民劇場、「釜石の赤ひげ」生涯描く〜地域医療に奮闘 故小泉医師、「思いやりの人」生き生き熱演

第33回釜石市民劇場、「釜石の赤ひげ」生涯描く〜地域医療に奮闘 故小泉医師、「思いやりの人」生き生き熱演

地域医療の向上に奮闘した小泉日出雄医師の生涯を描く

地域医療の向上に奮闘した小泉日出雄医師の生涯を描く

 

 第33回釜石市民劇場「釜石の赤ひげ~小泉日出雄伝」(実行委員会主催)は16日午前と午後の2回、大町の釜石市民ホールTETTOで上演された。戦中、戦後を通じ医師として地域医療の充実に奮闘し、市議会議員としても市勢の発展に努めた小泉日出雄(1916~85)の生涯を描いた。今も釜石市民の心に宿る、真摯(しんし)で思いやりにあふれた日出雄の人物像に、約1千人の観客が拍手を送った。

 

熱演したキャスト、支えたスタッフに客席から大きな拍手

熱演したキャスト、支えたスタッフに客席から大きな拍手

 

■正義感あふれ
 3幕9場、約2時間にわたる舞台は、盛岡生まれの日出雄が岩手医学専門学校(現在の岩手医大)学生時代、不良に乱暴な言いがかりを受けた母娘を助けるシーンで幕開け。正義感あふれる青年像が描かれた。

 

 娘サヨ(さっちゃんは後に看護師となり、「恩人」日出雄が開院した小泉医院で働く。母お圭は釜石市平田の実家に帰ったあと病気で亡くなり、日出雄が「平田診療所」開設に奔走する契機をつくる。母娘との縁が、全編を彩る〝線〟となった。

 

 医師となり旧満州での3年余の軍医勤務を終え、宮古共済病院を経て釜石市民病院に着任した1945年春の釜石駅前は、製鉄所の煙突が林立していた。各地で毎日のように空襲があり、敗戦が色濃くなった時期。重要な軍需物資の鉄を生産する拠点は攻撃対象となる危険をはらんだ。予想は的中。2度の艦砲射撃に見舞われた惨状は、医師日出雄の胸を押しつぶした。

 

 20年に及ぶ市議会議員に初当選するシーンには、八雲神楽保存会、柳家細川流舞踊の「秋田大黒舞」が花を添えた。家族を慈しみ、地域の人々や患者と接する姿、医療を求める市民に応えようとする行動で「医は仁術」を信条とする日出雄の生き方を表現した。

 

 ラストシーンでは、白衣姿の日出雄が診察室に腰掛け、家族や多くの人々に感謝し、「人生に悔いなし」と言い残す。68歳だった。

 

■肩の荷おりた
 主役を演じた埼玉県出身の神脇隼人さん(31)は2018年7月から釜石に移り住み、起業型地域おこし協力隊(釜石ローカルベンチャー)として釜石大観音仲見世商店街の活性化に取り組んでいる。大役を終えて「多くの人前で話す経験はあるが、演技は初めて。日出雄さんの、多くの人から頼られ、慕われ、市民のために行動する豪快さを持つ人物像を演じるのは、初めは難しかった。仕事との兼ね合いで稽古になかなか出られず、仲間のみなさんの優しさに支えられた。肩の荷が下りた」とホッとした表情。

 

 キャストとして10年目になる会社員阿部弘さん(43)は「仕事の関係で土・日曜日の稽古になった。経験は長いが、なかなかうまくできない。キャスト、スタッフの不足は長年の課題だ。お客さんの反応は笑いもあって良かったと思う」と笑顔を浮かべた。

 

■お人柄に感謝
 初めて市民劇場の脚本を手がけた紺野仁司さん(64)は「たくさんの人が見てくれた。(日出雄さんの)お人柄かと感謝する。市民のために身も心もささげた、あんな人(日出雄)がいた―ということを多くの人に知ってもらえたことがうれしい」と語った。

 

 初めて演出を担当した武田仁一さん(69)は「やっと無事終わった。多くの制約があったが、みんなの意識が一つになった。今後は違うイメージの劇、テーマも探したい」と新たな意欲を燃やす。

 

 久保秀俊実行委員長(71)は「組織も一新して臨んだ舞台だった。少人数でも、ここまでたどり着いた喜びは大きい。子どもたちの成長にはいつも驚かされる」と市民劇場の醍醐味(だいごみ)をかみしめた。

 

■父の志自分も
 日出雄の長男で現在は釜石医師会の会長を務める小泉嘉明さん(74)は2回の公演を見守り、「何となく恥ずかしい」と面はゆそうだった。父親の生き方については表情を改め、「人を思い、人々と仲良く、楽しく生きる。そのためにそれぞれが目標を持ち、苦労があっても前向きに進む。自分もそうあろうと思ってきた。父は豪快といわれるが、自分には繊細な人という印象が強い」としのんだ

 

■すばらしい方
 定内町の田沢ひろ子さん(72)は、22年前にスタッフとして活動した経験がある。「近所の関係者の方に誘われて久しぶりに見ました。懐かしかった。よかった」と満足そう。

 

 只越町の佐々木八重子さん(82)は、長い東京暮らしを終えて釜石市に帰郷したが、新築したばかりの住まいを震災で失い復興公営住宅に暮らす。「演劇や演芸は大好きです。日出雄先生のことは、釜石を離れていた時期に活躍されたので、よくは存じません。劇を見て、すばらしい方がいたと、うれしくなりました。楽しかった」と声を弾ませた。

 

(復興釜石新聞 2020年2月19日発行 第868号より)

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三陸沿岸都市会議で釜石市に集まった7市の代表

三陸沿岸道の早期全線開通を〜三陸沿岸都市会議、政府追悼式継続も要望

三陸沿岸都市会議で釜石市に集まった7市の代表

三陸沿岸都市会議で釜石市に集まった7市の代表

 

 釜石市など本県沿岸5市と青森県八戸市、宮城県気仙沼市で構成する三陸沿岸都市会議は12日、釜石市で開かれた。「復興道路」として整備が進む三陸沿岸道路の早期全線開通を国に要望するなど14項目の決議を採択。三陸沿岸地域の持続可能なまちづくりに向けた取り組みをめぐって活発な議論が交わされた。

 

 同会議は三陸沿岸地域の振興発展に向けた問題提起や情報発信を行う場として1983年に本県沿岸5市でスタート。翌84年に八戸、気仙沼の2市が加わり、毎年持ち回りで会議を開いている。今回で36回目。釜石での開催は2013年以来7年ぶり6回目となった。

 

 大町の釜石ベイシティホテルで開かれた会議には、八戸市の大平透副市長、久慈市の遠藤譲一市長、宮古市の山本正徳市長、大船渡市の戸田公明市長、陸前高田市の戸羽太市長、気仙沼市の菅原茂市長が出席。開催地・釜石市の野田武則市長が座長を務め、「令和2年度末の三陸道全線開通を見据え、都市間連携の重要性は増す。三陸の隆盛、発展を期してともに頑張りたい」と呼び掛けた。

 

 政府が2021年までとする方針を示した政府主催の東日本大震災の追悼式について、陸前高田市の戸羽市長は「高田松原津波復興祈念公園など国営の施設を整備しており、一度は追悼の気持ちを表現してほしい」と強調。被災3県の国営追悼記念施設での開催継続を望んだ。また、復興事業完了まで各種支援制度の継続が必要との考えで一致。7市が連携して関係機関に要望していく方針を確認した。

 

 人口減少が進む三陸沿岸地域の課題として話題になったのは、地域医療。久慈市の遠藤市長、気仙沼市の菅原市長は「子どもを生める環境を整えることが地域創生につながる」などと指摘し、分娩や産科医療体制の確保を強く求めた。

 

 宮古市の山本市長は「クルーズ客船の受け入れ体制づくりを一層進め、効果を三陸地域に波及させたい」と意欲を示した。

 

 決議では、三陸道の早期整備要望のほか、▽物流ネットワークを支える港湾施設整備と機能拡充・強化▽多重防災型まちづくりの推進▽三陸道を利用した周遊観光モデルの検討やPR▽新たな労働力の創出を見据えた各種施策の推進―など14項目を採択した。

 

 次回は気仙沼市で開催する。今年のリアス・ハイウェイ早期実現大会は10月28日に釜石市で開くことも決定した。

 

(復興釜石新聞 2020年2月15日発行 第867号より)

 

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ラグビーW杯2019釜石開催推進協議会

「オール釜石」取り組みを前へ、ワールドカップ釜石開催推進協議会〜W杯効果をまちづくりに、「ナミビア対カナダ」実現目指す

ラグビーW杯2019釜石開催推進協議会

ラグビーW杯2019釜石開催推進協議会

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石開催推進協議会(小泉嘉明会長)は13日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで3回目の会議を開催。大会1周年記念事業に向けた取り組みなどをめぐり意見を交わした。同協議会は3月末でいったん解散。来年度に新たな組織を立ち上げ、W杯の成果をまちづくりに生かす「オール釜石」の取り組みを推進する。

 

 釜石市によると、W杯開催1周年記念事業は10月下旬から11月上旬に鵜住居復興スタジアムや市民ホールTETTOなどで開催を予定。昨年10月の台風災害の影響で中止となったナミビア対カナダ戦を改めて国際親善試合として実施することを検討している。新日鉄釜石OBなどによるレジェンドマッチのほか、観戦チケットを購入できなかった人にも1周年記念事業が体感できるようファンゾーンも開設する。

 

 協議会メンバーの中からは「W杯開催で釜石の名は世界にとどろいた。台風で1試合が中止になるアクシデントもあったが、市内の小中学生が大きな自信を得たことは何よりの宝。カナダチームが被災地でボランティア作業に取り組んだことも、改めて釜石が世界から注目される結果につながった。ナミビアとの対戦はぜひ実現してほしい」という声が上がった。

 

 小泉会長は「市内の小中学生が手にした希望を前面に出し、進んでいこう」と呼び掛けた。

 

 市によると、採用した公式ボランティアのうち昨年7月のパシフィック・ネーションズカップとW杯で延べ625人が活動。W杯期間中(9月30日~11月2日)のファンゾーン入場者は当初の見込みを大幅に上回る3万8982人に上った。ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーが顕著な貢献をした団体に贈る「キャラクター賞」も受賞した。

 

 野田武則市長は「『ラグビーのまち釜石』のさらなる発展へ一緒に進んで行こう」と呼び掛けた。

 

ワールドカップ県内経済効果113億円、大会前の見込みを大幅に上回る

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石開催実行委のまとめによると、W杯に伴う県内への経済波及効果は113億4500万円に上ることが分かった。同実行委が調査を委託した岩手経済研究所の試算。総効果額は、大会前の16年度に試算した83億2千万円を30億2500万円も上回る。

 

 経済波及効果のうち約6割は、試合会場となった釜石鵜住居復興スタジアム建設に伴うもので、建設費は70億2千万円。大会運営費は35億4900万円。昨年7月のパシフィック・ネーションズカップとW杯、ファンゾーンなどの来場者消費支出は7億7800万円とした。

 

 主な産業分類別では建設が51億6600万円、業務委託などの対事業所サービスは16億3600万円、運輸・郵便8億2千万円、飲食や宿泊施設など対個人サービス7億7500万円など。

 

 「日本チームの活躍などで盛り上がり、経済波及効果が大きくなった。台風の影響で1試合が中止になり、長期滞在が難しくなる面もあったが、県内事業所にも一定の経済効果があった」と分析している。

 

 一方、釜石市のまとめによると、W杯期間中(9月30日~11月2日)の道の駅など市内公共施設の入り込み数は増えたが、市内主要3ホテルの稼働率は60~75%にとどまり、前年以下となった。

 

(復興釜石新聞 2020年2月15日発行 第867号より)

 

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防災備蓄食試食会

防災備蓄食試食会

防災備蓄食試食会

 

東日本大震災の発災から間もなく9年を迎えようとしています。その間にも全国各地で大きな災害が続く中で、3月11日を“命を救う行動に繋げる日”にしたいとの思いから、いつ起こるかわからない災害への備えを啓発するため「防災備蓄食の試食会」を実施します。

 

日時

2020年3月7日(土)、8日(日) 10時~17時

会場

釜石情報交流センター1階 ラウンジ
釜石市大町1-1-10 TEL 0193-27-8751

概要

防災備蓄用非常食のサンプル試食会です。無料でご参加いただけますので、お気軽にお立ち寄りください。
●長期保存用のご飯・パン・惣菜などを試食できます。
●お立寄り頂いた方には持ち帰り用のプレゼント有り(数量限定)
●一部商品は販売もいたします。(注文販売にて後日お渡しの場合あり)

主催

釜石まちづくり株式会社(お問合わせ TEL 0193-22-3607)

 

[同時開催]“3月11日を「大切な人を想う日」に”への署名を実施します

 

3月11日を「大切な人を想う日」に

 

岩手日報社が実施する「大切な人を思う日」に賛同し、署名とパネル等の展示を行います。
岩手日報 「大切な人を想う日」特設ページ
https://www.iwate-np.co.jp/content/taisetunahito-omouhi/

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

魚河岸テラス 沖縄美ら海水族館イベント

魚河岸テラス 沖縄美ら海水族館イベント

魚河岸テラス 沖縄美ら海水族館イベント

 

国営沖縄記念公園・沖縄美ら海水族館では、災害被災地を含む来館困難な皆様に対し、各種イベントを提供し、水族館の雰囲気を感じていただく取り組みを行っております。今回は、魚河岸テラスにおいて、下記のイベントを実施いたします。

 

開催日・場所

開催日:令和2年3月7日(土)、8日(日)
場所:釜石魚河岸にぎわい館「魚河岸テラス」(釜石市魚河岸3-3)

内容

①沖縄美ら海水族館「黒潮の海」を撮影したジンベエザメが飛び出す3D映像の上映
②サメ博士によるジンベエザメやホホジロザメの生態に関するお話
③水族館で飼育されているジンベエザメ「ジンタ」の等身大タペストリーの掲示
④触れる標本やパネル展示によるサメの解説
 
入場無料です。

サメのお話・3D映像上映の時間

3月7日(土)
【午前】
10:30~11:00 サメのお話
11:00~12:00 3D映像上映(※1回あたりの上映時間 約10分)
【午後】
13:00~13:30 サメのお話
13:30~16:00 3D映像上映(※1回あたりの上映時間 約10分)
 
3月8日(日)
【午前】
10:30~11:00 サメのお話
11:00~12:00 3D映像上映(※1回あたりの上映時間 約10分)
【午後】
13:00~13:30 サメのお話
13:30~15:00 3D映像上映(※1回あたりの上映時間 約10分)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商業観光課 商業まちづくり係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/kanko/matsuri_event/detail/1235191_2438.html
釜石市

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新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

高齢者に救いの手、「まちの便利屋」本格再開〜ライフサポートかまいし、暮らしの困りごと何でも相談を

新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

 

 東日本大震災後は事業活動がほとんど休止状態となっていた協同組合ライフサポートかまいし(八幡徹也理事長、組合員17人)が本格的に事業を再開することになった。「まちの便利屋」として事業をPRするパンフレットなどを新たに作成。「暮らしの困りごと 地元のプロが丁寧にサポートします」と利用を呼び掛ける。

 

 同組合は2000年、釜石商工会議所青年部の有志を中心に結成。高齢者向けの弁当宅配、買い物代行などの事業に取り組んだ。しかし、震災で組合の中心メンバーが亡くなったことなどから事業活動を中断していた。5年ほど前から仮設事務所で活動を再開。年間20件ほどの困りごと相談を受けるようになり、本格的な事業再開を目指すことになった。

 

 県中小企業団体中央会の助成、中小企業診断士の木村裕美さん(早稲田大学都市・地域研究所招聘研究員)のアドバイスを受けながらPR用のパンフレットやファイルなどを作成。近くイベント会場などで配布を始める。

 

 これを前に7日、八幡理事長らが釜石市役所を訪ね、野田武則市長に支援を要請。「一時は組合解散の話も出たが、できることを模索し継続を決めた。事業のレールを敷き、次の世代に渡したい」と思いを伝えた。市内の一人暮らしの高齢者が4千人を超えるなどの現状も説明した上で、超高齢化社会を支える同組合の事業をアピールした。

 

 野田市長は「高齢者を支援する事業は人手不足が課題と聞く。組合事業の本格再開は非常に期待が持てる。市としても事業の支援を検討したい」などと応えた。

 

 同組合がサポートするのは、草取り、家事手伝い、リサイクル品処分、パソコン・スマホの操作など。問い合わせは同組合(電話22・0051/FAX22・5395)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月12日発行 第866号より)

 

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交流会では小中学生がよりよい地域づくりに向けた取り組みを紹介し合った

魅力ある地域づくりへアイデア探る〜釜石−大館 思い共有、小中学生交流 意見交わす

交流会では小中学生がよりよい地域づくりに向けた取り組みを紹介し合った

交流会では小中学生がよりよい地域づくりに向けた取り組みを紹介し合った

 

 釜石市の14小中学校でつくる「かまいし絆会議」と秋田県大館市の25小中学校で構成する「大館子どもサミット」の交流会は7日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。両市の児童生徒計41人が参加し、生徒会活動や地域活動について意見交換。リーダーとしての自覚を高めながら、よりよい地域づくりに向けた取り組みのアイデアを探った。

 

 開会行事で、絆会議会長の正木快歩君(釜石中2年)が「地域の未来をつくるため、いろんな話を聞くことを楽しみにしている」と歓迎のあいさつ。子どもサミットから絆会議にペットボトルキャップのリサイクル活動で得たプランターと花苗が贈られることになり、子どもサミット委員長の福田詩乃さん(東中2年)は「たくさんの人が元気になるよう活用してほしい」と思いを伝えた。

 

 交流会では両市の活動を紹介したあと、5グループに分かれ、各学校の取り組みや地域活動について意見を交わした。大館市の児童生徒は手製のリーフレットを使った地域の魅力発信や環境保全に向けたリサイクル活動が活発なことを報告。釜石市の子どもたちは防災活動やタグラグビー大会の開催といった取り組みを説明した。

 

 各グループがまとめを発表し、「あいさつは地域の人との交流を深め、地域に元気を届ける大切な取り組み」「防災活動には違いがある。互いのいい所を参考にしたい」などと意見が出た。

 

親睦を深めた釜石市、大館市の児童生徒

親睦を深めた釜石市、大館市の児童生徒

 

 大館市の高橋美桜さん(川口小5年)は「震災があって落ち込んでいるかと思ったが、釜石のみんなは復興に向け頑張っていて、気持ちが強いと感じた。楽しく交流できた」と笑顔。釜石市の浅田桜子さん(甲子小5年)は「今回の交流で学んだことを今後の活動に取り入れ、地域の人と協力し、より良い釜石をつくっていきたい」と意欲を見せた。

 

 両市の交流は2012年8月に釜石で開かれた全国生徒会サミットをきっかけにスタート。13年3月から交流会を開き、毎年大館市の子どもが釜石を訪れている。プランターの寄贈も継続。昨年度はラグビーワールドカップ(W杯)に合わせて贈り、盛り上げに協力した。

 

 交流会終了後の会場では釜石の中学生委員による絆会議臨時専門部会を開催。来年度の活動方針、オーストラリア(東京五輪・パラリンピックの復興ありがとうホストタウンの相手国)の大規模森林火災の被災地支援として検討する募金活動について話し合った。

 

 小学生委員は市役所に移動。本庁舎の放送室で行われた防災行政無線の録音作業に臨んだ。春休み中の安全行動を呼び掛ける内容で、3月19日から4月5日までの午後4時20分ごろに放送される予定だ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月12日発行 第866号より)

 

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広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

 

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

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【P1】表紙/もくじ
【P2-3】東日本大震災津波岩手県・釜石市合同追悼式/心のケア班市民講座/こころのセミナー/台風第19号被害への対応状況/持続可能な観光東北フォーラム2020/海洋環境フォーラムin釜石
【P4-5】市・県民税、所得税の申告/宅地の売却/ドラレコでの運転診断/宝くじ助成金での備品整備/釜石シーウェイブスRFCシーズン終了
【P6-9】市民のひろば/まちのお知らせ
【P10-11】まちの話題
【P12-13】保健だより
【P14-15】復興情報/大石地区復興まちづくり協議会地権者連絡会
【P16】三陸ジオパーク

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
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移住促進へ 釜石をPR、人口減に歯止めを〜コーディネーターに4人委嘱、3人が市外から定住

移住促進へ 釜石をPR、人口減に歯止めを〜コーディネーターに4人委嘱、3人が市外から定住

移住コーディネーターに委嘱された(左から)伊藤さん、城守さん、手塚さん、石黒さん

移住コーディネーターに委嘱された(左から)伊藤さん、城守さん、手塚さん、石黒さん

 

 釜石市は6日、まちの魅力発信や移住希望者への情報提供などを行う移住コーディネーターに4人を委嘱した。副業というのが特徴で、会社員や学生、地域づくり活動に取り組む人らが個々の仕事、活動の中で市への移住・定住をPR。釜石への関心、理解を深めてもらい移住を促し、将来に向けて持続可能なまちづくりにつなげる。市では「それぞれの視点で、幅広い活動が可能となる、多様性のある制度」と期待を寄せる。

 

 人口減対策を加速させるため、行政と民間が協働で行う新たな取り組み。コーディネーターは、▽インターネットでの情報発信▽県内外の移住関連イベントでのPR▽移住検討者らの相談・助言―などの活動を進める。

 

 国が進める、移住や関係人口の創出・拡大に取り組む拠点の設置、強化を受けて設けた制度。特別交付税措置を活用し、月額2万円(月1回の活動報告が必要)の報酬を支払う。

 

 昨年12月に公募し、応募した4人全員を採用した。任期は1年だが、初年度となる今期は3月末まで。この制度は来年度も継続する予定だ。

 

 4人のうち、3人が実際に市外から移住。手塚さや香さん(40)は埼玉県さいたま市出身で、現在は釜石リージョナルコーディネーター協議会(釜援隊)でまちづくりの手助けをしている。2014年10月に岩手へのUターン者2人と任意団体「岩手移住計画」を立ち上げ、移住定住の促進や移住者の交流を柱にした活動を展開。県から受託し実施した移住体験ツアーでは27人の移住に結び付けた。

 

 ただ、移住者のほとんどが県内陸部で、沿岸部では陸前高田市の2人。交通の便を課題の一つに挙げたが、「デメリットを上回る地域の魅力を発信していき、釜石に1人でも多くUIターンしてもらう取り組みにしたい」と意気込む。

 

 花巻市出身の城守理佳子さん(26)は東京の人材派遣会社勤務を経て、18年9月から甲子町のパソナ東北創生に勤める。首都圏企業を対象にした研修ツーリズムや大学生のインターンコーディネート、地域企業への人材マッチングなどを担当。仕事するうえで大事にする「チャレンジするまち釜石」のアピールを継続させ、「チャレンジする仲間を増やしていきたい」と力を込める。

 

 今回の取り組みには大学生も参加する。岩手大農学部水産システム学コースで学ぶ3年の石黒智大さん(21)は秋田県秋田市出身。昨年10月から同大釜石キャンパスでドンコ(エゾイソアイナメ)を研究している。「よそ者、素人の視点で口出し、活動を後押しできると思う。『魚のまち』を象徴する魚種づくりに向け、自分の研究もしっかり進めたい」と意欲満々。内陸部で沿岸部の情報に触れる機会は少なく、「アピールの仕方を考えるべき」と指摘した。

 

 釜石出身の伊藤聡さん(40)は、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校の代表理事。12年4月に同法人を設立し、ボランティアの受け入れ、支援者と地域をつなぐイベント開催のコーディネートなどを手掛けている。移住促進を目的にしていないが、これまで活動で関わった20人ほどが釜石周辺に移住。現在、力を入れる高校生の地域活動支援を継続し、「Uターンにつながる関係づくり、情報発信を進めたい」とした。

 

 委嘱状の交付は市役所で行われ、野田武則市長は「震災からの復興完遂を目指す中でハード面は完成しても、人口が減少しては意味がなくなる。歯止めをかけるための取り組みが必要。それぞれの立場で可能な限り頑張ってほしい」と激励した。

 

 今年度の活動として、9日に東京で開かれる学生対象の「かまいし就職準備フェア」に参加。釜石で働く、暮らす魅力をアピールする予定だ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月8日発行 第865号より)

 

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