魅力ある地域づくりへアイデア探る〜釜石−大館 思い共有、小中学生交流 意見交わす

復興釜石新聞2020/02/17

交流会では小中学生がよりよい地域づくりに向けた取り組みを紹介し合った

交流会では小中学生がよりよい地域づくりに向けた取り組みを紹介し合った

 

 釜石市の14小中学校でつくる「かまいし絆会議」と秋田県大館市の25小中学校で構成する「大館子どもサミット」の交流会は7日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。両市の児童生徒計41人が参加し、生徒会活動や地域活動について意見交換。リーダーとしての自覚を高めながら、よりよい地域づくりに向けた取り組みのアイデアを探った。

 

 開会行事で、絆会議会長の正木快歩君(釜石中2年)が「地域の未来をつくるため、いろんな話を聞くことを楽しみにしている」と歓迎のあいさつ。子どもサミットから絆会議にペットボトルキャップのリサイクル活動で得たプランターと花苗が贈られることになり、子どもサミット委員長の福田詩乃さん(東中2年)は「たくさんの人が元気になるよう活用してほしい」と思いを伝えた。

 

 交流会では両市の活動を紹介したあと、5グループに分かれ、各学校の取り組みや地域活動について意見を交わした。大館市の児童生徒は手製のリーフレットを使った地域の魅力発信や環境保全に向けたリサイクル活動が活発なことを報告。釜石市の子どもたちは防災活動やタグラグビー大会の開催といった取り組みを説明した。

 

 各グループがまとめを発表し、「あいさつは地域の人との交流を深め、地域に元気を届ける大切な取り組み」「防災活動には違いがある。互いのいい所を参考にしたい」などと意見が出た。

 

親睦を深めた釜石市、大館市の児童生徒

親睦を深めた釜石市、大館市の児童生徒

 

 大館市の高橋美桜さん(川口小5年)は「震災があって落ち込んでいるかと思ったが、釜石のみんなは復興に向け頑張っていて、気持ちが強いと感じた。楽しく交流できた」と笑顔。釜石市の浅田桜子さん(甲子小5年)は「今回の交流で学んだことを今後の活動に取り入れ、地域の人と協力し、より良い釜石をつくっていきたい」と意欲を見せた。

 

 両市の交流は2012年8月に釜石で開かれた全国生徒会サミットをきっかけにスタート。13年3月から交流会を開き、毎年大館市の子どもが釜石を訪れている。プランターの寄贈も継続。昨年度はラグビーワールドカップ(W杯)に合わせて贈り、盛り上げに協力した。

 

 交流会終了後の会場では釜石の中学生委員による絆会議臨時専門部会を開催。来年度の活動方針、オーストラリア(東京五輪・パラリンピックの復興ありがとうホストタウンの相手国)の大規模森林火災の被災地支援として検討する募金活動について話し合った。

 

 小学生委員は市役所に移動。本庁舎の放送室で行われた防災行政無線の録音作業に臨んだ。春休み中の安全行動を呼び掛ける内容で、3月19日から4月5日までの午後4時20分ごろに放送される予定だ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月12日発行 第866号より)

 

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