「三鉄お絵かき列車」で入賞した林野黎さん(右)と岡本あいるさん(左)

三鉄に夢を乗せ、お絵かき遠足列車〜林野さん、岡本さん(小佐野保育園)入賞

「三鉄お絵かき列車」で入賞した林野黎さん(右)と岡本あいるさん(左)

「三鉄お絵かき列車」で入賞した林野黎さん(右)と岡本あいるさん(左)

 

 三陸鉄道が沿線の幼稚園児や保育園児などを対象に募集した「お絵かき遠足列車」の表彰式は7日、釜石市のイオンタウン釜石で行われ、いずれも小佐野保育園の園児で、釜石市特別賞を受賞した林野黎(れい)さん(6)と、釜石市さんてつくん賞を受けた岡本あいるさん(5)にそれぞれ賞状が贈られた。昨年6月から10月まで運行された同列車には、釜石市内から保育園、保育所、こども園の5つの施設から園児72人が乗車。海沿いを走る三鉄の絵を描き、「マイレール」に親しんだ。

 

 2人の入賞作はいずれも、青い空と海を背景に、気持ちよさそうに走る列車を表現。三鉄の車両を象徴する赤と青のライン、窓からのぞく乗客の笑顔を子どもらしく、元気なタッチで描いた。友達と仲良く三鉄に乗った2人は「とっても楽しかったよ」と口をそろえた。

 

 家族や保育園、三鉄の関係者が見守る中、野田武則市長が入賞の2人に賞状を贈呈。三鉄南リアス線の吉田哲運行部長は、作品を寄せた全園児に贈る参加賞を各園の職員に託した。

 

 野田市長は「みなさんの絵で三鉄の素晴らしさをアピールしてもらえた。沿線住民がマイレール意識を高め、もっと三鉄を利用してもらいたい」と期待。吉田運行部長は「三鉄は地域のみなさんに支えられる鉄道。子どもたちに今後も継続して乗ってもらえるような鉄道にしたい」と話した。

 

 2人が通う小佐野保育園(勝又和子園長)は昨年10月、年長児10人が三鉄に乗車。車窓を流れる外の景色を食い入るように眺め、トンネルに入るたびに大きな歓声を上げたという。引率した職員は「こどもたちの目がキラキラと輝いていた」と喜んだ。

 

 三鉄の「お絵かき列車」は1995年から運行。応募作品は南、北の各線の車内で公開するほか、表彰は沿線の各自治体で行っている。釜石市内の応募作品は昨年12月24日から今月10日までイオンタウン釜石のイベントスペースに展示された。

 

(復興釜石新聞 2017年1月14日発行 第554号より)

 

復興釜石新聞

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

おらほ弁で昔話を語っぺし 南部弁さみっとin釜石

おらほ弁で昔話を語っぺし 南部弁さみっとin釜石

おらほ弁で昔話を語っぺし 南部弁さみっとin釜石

 

おらほ弁で昔話を語っぺし 南部弁さみっとin釜石を開催します。

 

日時

2017年1月21日(土) 14:00~16:30(開場13:30)

場所

チームスマイル・釜石PIT
岩手県釜石市大町1-1-10(釜石情報交流センター)

プログラム

・ばあば、かでて
(漁火の会とお孫さん達との昔話語り)
・釜石あの日あの時甚句
(孫につたえ隊)
・おらほ弁「金太郎」
・青森県からのゲスト
(柾谷伸夫さん・佐々木和子さん ほか)
・盛岡からのゲスト
(田口友善さん)
・おらほ弁ラジオ体操
・遠野からのゲスト
菊池力松 一族語り(菊池栄子さん)

入場料

無料

問い合わせ

釜石市教育委員会 生涯学習文化課 0193-22-8835

 

主催: 文化庁支援事業「おらほ弁で語っぺしプロジェクト」(岩手大学)
共催: 釜石市教育委員会、「発信!方言の魅力 語るびゃ語るべし青森県の方言」(弘前学院大学)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 教育委員会 生涯学習文化課 文化係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / Fax 0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1206897_2462.html
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みらいに伝えたい、ふるさと鵜住居

みらいに伝えたい、ふるさと鵜住居

みらいに伝えたい、ふるさと鵜住居

 

鵜住居みらいシアター第1回プログラム

中心部のかさ上げ造成や道路の切り替えも進み、2019年にはラグビーワールドカップ2019を控えて、まちづくりがいよいよ本格化する鵜住居地区。このたび新築復旧の鵜住居公民館を会場に、懐かしい鵜住居の映像上映や、震災前の鵜住居のまちなみを再現した模型を公開して、公民館の新築と鵜住居のまちづくりを盛り上げます。

 

とき

平成29年1月29日(日)10:30〜15:30

ところ

釜石市立鵜住居公民館(鵜住居地区生活応援センター内)
住所:釜石市鵜住居町16-66-17

入場料

無料

 

特別展示

 
まちなみ復元模型を特別公開
震災前の鵜住居の風景と記憶がよみがえる
時間: 10:30-15:30
協力: 神戸大学
◎なつかし写真の展示もあります。

 

映像上映イベント

 
昭和の三陸と未来の鵜住居を語る会
昭和期の三陸や鵜住居の貴重な映像を上映。なつかしい風景や生活の様子、さらには鵜住居のみらいを思い出とともに語り合いませんか?
時間: 13:30-15:00
進行役: 坂本英紀さん(NPO法人20世紀アーカイブ仙台)

 

主催: 鵜住居みらいシアター実行委員会
共催: 文化なしごと人コンソーシアム
後援: 釜石市、釜石市教育委員会、社会福祉法人釜石市社会福祉協議会
協力: 鵜住居地区復興まちづくり協議会、釜石の20代でつながろうぜ!の会、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校、特定非営利活動法人カリタス釜石、釜石スイミンシャ事務所、特定非営利活動法人20世紀アーカイブ仙台

 

お問い合わせ先

平松(釜石スイミンシャ事務所) 
電話 080-1823-1571
電子メール suiminsha@gmail.com

 

※「鵜住居みらいシアター」は、「みんなでつくるコミュニティシアター 〜みらい座〜」事業(平成28年度復興庁被災者総合支援事業「心の復興」事業)の釜石におけるプログラムです。

 

鵜住居みらいシアター実行委員会

鵜住居みらいシアター実行委員会

鵜住居みらいシアターは、鵜住居公民館を拠点として、映画や映像を使ったイベントを通じて、鵜住居の住民交流やまちづくり参加を盛り上げる仮設シアターです。 問い合わせ: TEL 080-1823-1571(担当 平松) / Mail suiminsha@gmail.com
慎重に進められた伐採作業

鵜住神社の「夫婦くろべ」復興見つめた神木伐採〜樹齢300年余 地域住民に惜しまれ、枯れて倒れる恐れ

鵜住居地域の原風景だった「夫婦クロベ」

鵜住居地域の原風景だった「夫婦クロベ」

 

 釜石市鵜住居町、鵜住神社(花輪宗嗣宮司)の境内にある、樹齢300年以上と推定される市指定文化財(天然記念物)「夫婦(めおと)クロベ」は、枯れて倒れる恐れがあることから、9日までに伐採された。鵜住居の原風景の一つだった巨木は、地域住民に惜しまれながら御神木の役目を終えた。

 

 クロベはヒノキ科クロベ属。本州から四国に分布する常緑高木で寒さによく耐えるとされるが、標高の高い場所では樹高が低くなる。別名のネズコ(鼠子)は、加工した後の材木呼称とされる。

 

 寄り添うように立ち、震災後は地域の復興を高台から見守ってきた「夫婦クロベ」。市教育委員会の調べでは、本殿に向かって右側の樹高は28メートル、幹回り472センチ、根元回り550センチ。二股になった左側は樹高30メートル、幹回り407センチ、根元回り460センチ。

 

 伝承によると、江戸時代中期の元禄3(1690)年、鵜住神社の勧請の際に植え、樹齢は300年余と伝えられる。本殿を守るように立つ2本の巨木はいつしか、「御神木」としてあがめられるようになった。

 

 しかし、東日本大震災以降、樹勢の衰えが加速。強風で太い枝が落下するなど倒木の心配もあり、参拝する人たちの安全を考える必要があった。昨年暮れの神社総代会(二本松富太郎総代長)で協議、早期の伐採を決めた。

 

慎重に進められた伐採作業

慎重に進められた伐採作業

 

 伐採作業は釜石地方森林組合が請け負った。年明け4日、感謝と哀惜の思いを込め、神事で作業の安全を祈願。高所作業車で木の状況を確かめた上、一部の枝を切り取った。6日午前、「男木」を伐採。作業は順調に進んだ。頂上の部分から数回に分けて切り取り、大きなクレーンにつるして下ろした。昼過ぎには根元から約3メートルの切り株を残し、伐採は終了した。

 

 住民、氏子総代らが作業の様子を見守った。総代長の二本松さん(80)は「300年を超える木は、東日本大震災で住民が避難する際の目印にもなった。切るのはしのびがたく、残念だが、人にけがをさせては大変だ」と惜しんだ。総代の大里利男さん(78)は「こんな(大きな)木があってこその神社。枯れにくい木だが、いつかは来ること。しょうがない」と声を落とした。

 

伐採作業を最後まで見守った氏子らは御神木への感謝を語った

伐採作業を最後まで見守った氏子らは御神木への感謝を語った

 

 花輪宮司(33)は「伐採は決まっていたことだが、作業を見ていると涙が出そうになった。300年も住民を見守ってきた。ありがとう、ご苦労さんでした―というしかない」。2本とも切り株を残して年輪を調査、その威容を後世に語り継ぐ。

 

 夫婦クロベには、幹にキツツキが開けた穴が連なり、その中にムササビがすみついているのも目撃されていた。伐採作業中、中段の空洞(うろ)に3匹のムササビを確認。2匹は隣のスギの大木に移り、残る1匹は裏山に姿を消した。

 

巨木の「うろ」に住むムササビたちは慌ただしく新居に移った

巨木の「うろ」に住むムササビたちは慌ただしく新居に移った

 

 「夫婦クロベ」は1978年11月28日、市文化財(天然記念物)に指定された。昨年12月に指定を解除され、市内に残る同記念物は7件となった。

 

(復興釜石新聞 2017年1月14日発行 第554号より)

 

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第4回 新春韋駄天競争

第4回 新春韋駄天競争

第4回 新春韋駄天競争

 

東日本大震災の津波の記憶と千年先の未来に伝える

東日本大震災の記憶と津波発生時の教訓を込めた、第4回目となる「新春 韋駄天競走(いだてんきょうそう)」を開催いたします。

 

新春韋駄天競争 チラシ表

第4回 新春韋駄天競争 チラシ表

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第4回 新春韋駄天競争 参加申込書

第4回 新春韋駄天競争 参加申込書

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開催日時

2017年2月5日(日) 10:00集合 11:00開始

会場

日蓮宗 仙寿院(岩手県釜石市大只越町2-9-1)

参加資格

個人の部(男性29歳以下/男性30歳以上/女性/小学生)、親子の部
計5部門、各20名程度

参加方法

参加申込書をご覧ください

参加費

無料

参加申込受付

2017年1月7日(土)〜25日(水)

集合場所

釜石市只越町 消防団第一分団 第三部屯所(只越集会所)前に、当日10時までに集合してください。
※緊急時の避難行動を啓発する行事ですので、雨や雪の際も原則として決行します。
※仙寿院の駐車場はご利用になれません。

主催

日蓮宗仙寿院・釜石仏教会
協力:釜石応援団あらまぎハート

お問い合わせ

メール: info@kamaishi-ouendan.com (釜石応援団 ARAMAGI Heart)
日蓮宗 仙寿院 (住職・芝崎惠應): 0193-22-1166

 

昨年の模様

「津波だ、逃げろ」韋駄天競争112人が参加〜教訓胸に高台へ避難

「津波だ、逃げろ」韋駄天競争112人が参加〜教訓胸に高台へ避難 | 縁とらんす

津波発生時に速やかに避難するよう呼びかける「新春 韋駄天競走」が、東日本大震災時に1千人余りが避難した釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院で行われた。
リンク


 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

新しい年を迎え、威勢よく纏を振る消防団員

纏振り威勢よく、被災の分団も出そろう〜平成29年釜石市消防出初式

新しい年を迎え、威勢よく纏を振る消防団員

新しい年を迎え、威勢よく纏を振る消防団員

 

 釜石市消防団(山﨑長栄団長、団員638人)の2017年消防出初め式は8日、行われた。鈴子町のシープラザ釜石での式典に続き、大町の目抜き通りでパレード。大勢の市民が見守る中、華やかな纏(まとい)振り、団員と消防車両の行進で防災の心意気を示した。東日本大震災で流失した纏14本が新調され、震災後初めて37本すべてが勢ぞろいした。

 

 式典で、統監の野田武則市長は「昨年は自然災害が多い1年だった。市内では火災9件が発生し、死者1人、負傷者1人。団員、消防職員は市民が安心して暮らせるよう防災に努めてほしい」と訓示。無火災を続ける地域の消防団(3分団、5分団、8分団)と永年勤続などで優秀団員77人を表彰した。

 

 山﨑団長は「団員は震災の被害を受けながら、任務を忘れず歩みを進めた。昨年は消防操法が再開され、不自由な環境にも訓練し、参加した団員にエールを送る」と後押しした。

 

 消防パレードはラッパ隊、幹部団員が先導し、「纏隊」が続いた。統監台が置かれた青葉通りの交差点を「よいしょ、よいしょ」の掛け声とともに進んだ。沿岸部を管轄する第3、第6、第8分団を合わせ14部で失われたまといも復活し初披露。威勢よく振り上げられる纏、青空に広がる馬簾(ばれん)を、市民は食い入るように見つめた。

 

 初めて新年を迎えた復興公営住宅大町4号棟では、住民が各階の通路からパレードを見守った。山崎テツさん(93)、タイ子さん(75)は片岸町室浜の自宅を失い、タイ子さんは近所の住民とともにヘリコプターで救出された。2人は大槌町の親戚、釜石市定内町の仮設住宅を経て昨年11月19日に入居した。

 

 初めて出初め式を見たテツさんは「すばらしい。よかった」、タイ子さんは「胸いっぱいになり、泣きそうになった」と語った。

 

 昨年はいわて国体で釜石を訪れた天皇皇后両陛下に直接、言葉をかけていただいた。8日には、成人を迎えたかわいい身内を囲む会もあった。2人は「うれしいことが続いた。ここに落ち着いて、安心です。きょうは楽しい日」と穏やかな笑顔を見せた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月11日発行 第553号より)

 

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チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.8 倍賞千恵子と映画「世界でいちばん美しい村」を観よう

倍賞千恵子と映画「世界でいちばん美しい村」を観よう

チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.8 倍賞千恵子と映画「世界でいちばん美しい村」を観よう

 

チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.8 倍賞千恵子と映画「世界でいちばん美しい村」を観よう

東北の人たちにこそ、この映画を観てほしい!!2015年、M7.8のネパール大地震で甚大な被害を受けた震源地の山村ラプラックには、世界のどこよりも美しい、家族の笑顔と絆があった。 この村に惚れ込んだ写真家•石川梵は、自身初めてのドキュメンタリー映画撮影を決意。映画に共感した倍賞千恵子は、ナレーション参加へ手を挙げた。日本を代表する女優と、この映画を観て、語り合う、イベント&ミニコンサート!

 

チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.8 倍賞千恵子と映画「世界でいちばん美しい村」を観よう

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日時

2017年2月26日(日) 13:00〜受付開始、13:30〜スタート

会場

チームスマイル・釜石PIT
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10(釜石情報交流センター内)
TEL 0193-27-8751

チケットについて

※チケットの配布は終了しました
 
入場無料(チケット事前配布制)
 
配布開始日時
2月11日(土)10:00から
※なくなり次第終了。お一人様4枚まで。
配布場所
釜石情報交流センター窓口
お問い合わせ
釜石情報交流センター
TEL 0193-27-8751

ゲスト

倍賞千恵子/ばいしょうちえこ
1941年東京生まれ。1961年に映画デビュー、続いて歌手デビュー。寅さんシリーズ49作品を皆勤。日本を代表する庶民派女優。歌手活動も旺盛。
 
コンサートゲスト
小六禮次郎/ころくれいじろう
1946年岡山生まれ。東京藝術大学卒業後、映画やドラマやオペラ・舞台の他、CM、ゲーム、大型イベント等、膨大な数の作曲・編曲を手がけ続ける。
 
トークゲスト
石川梵/いしかわぼん
1960年大分生まれ。写真家、ノンフィクション作家。ネパール地震の被害者を温かく見つめた「世界でいちばん美しい村」で初の映画監督に挑んだ。

主催

一般社団法人チームスマイル
共催:釜石市、釜石まちづくり株式会社
平成28年度文化庁文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業

 

世界でいちばん美しい村公式サイト

 

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新成人は振り袖やスーツ姿で成人式に臨み、大人としての第一歩を踏み出した

釜石市成人式、感謝を胸に「大人」の一歩〜東日本大震災から間もなく6年、復興へ思い新たに

新成人は振り袖やスーツ姿で成人式に臨み、大人としての第一歩を踏み出した

新成人は振り袖やスーツ姿で成人式に臨み、大人としての第一歩を踏み出した

 

 9日の成人の日を前に釜石市では8日、市と市教育委員会主催の「成人のつどい」が県立釜石高校体育館で開かれた。東日本大震災の発生から間もなく6年。当時中学2年生だった新成人は、父母や周囲の人々への感謝を胸に「大人の一歩」を踏み出すとともに、復興への思いも新たにした。

 

 今年の新成人は1996(平成8)年4月2日から97年4月1日までに生まれた人たち。96年3月には釜石南高(現釜石高)野球部がセンバツ大会に初出場。途中で大逆転したものの、土壇場で涙をのんだ。それから20年を経た昨年(2016)3月には、釜石高野球部が21世紀枠で再びセンバツ大会に出場、初勝利を飾った。

 

友人との再会を喜び、晴れ着姿で写真に納まる新成人

友人との再会を喜び、晴れ着姿で写真に納まる新成人

 

 そうした20年間には道路や港湾、発電など釜石発展につながる大事業が成し遂げられた一方、学校統合で教育環境は転換期を迎えた。震災後、生活環境が変化する中、全国から支援を受けながら少しずつ復興が進むまちを見つめ、高校卒業後、進学や就職先で努力を重ねてきた新成人。式典には、復興を願いながらそれぞれの夢に向かっている男性146人、女性129人の計275人が出席した。

 

会場は輝く笑顔であふれ、華やいだ雰囲気が広がった

会場は輝く笑顔であふれ、華やいだ雰囲気が広がった

 

 震災犠牲者に黙とうをささげて開式。野田武則市長は「震災」「釜石人の誇り」「復興まちづくり」をキーワードに、「命の大切さを忘れず、命が輝ける人生を歩んでほしい。日本の近代化の先駆けとなった釜石の歴史に目を向け、釜石人としての誇りを失わないでほしい。新たなまちをつくる力となってほしい。未来は輝かしいものがある。自らの手でつかみ取ってください」と激励した。

 

 新成人を代表し、釜石中、釜石高出身で消防士として釜石消防署に勤務する三浦祐規さん(19)が抱負を発表。震災直後、がれき撤去や学びの場の提供など復興を後押しした全国の支援者への思いや、昨年の台風10号で大きな被害を受けた岩泉町でのボランティア活動など近況を話し、「震災にあった私たちだからこそ、できることがある。自分の足で、責任で動けるようになった今、一歩踏み出し、私たち若い世代が先頭に立ち、さまざまな方法で恩返ししていきましょう」と呼び掛けた。震災で祖父母を亡くしたことが職業選択のきっかけの一つになったという三浦さん。消防士としてレベルアップし地域に恩返しする思いを一層強めた。

 

支えてくれた人に感謝しながら抱負を発表する三浦祐規さん

支えてくれた人に感謝しながら抱負を発表する三浦祐規さん

 

 男女15人の有志は、支えてくれた家族や地域の人たちに感謝の気持ちを込め、虎舞を披露。「釜石市民歌」の斉唱で式典の幕を閉じた。終了後は、久しぶりに顔を合わせる仲間と話を弾ませ、スマートフォンで記念写真を撮りあったりするなど、成人式ならではの光景が広がった。

 

釜石の伝統芸能虎舞で式典を盛り上げた新成人有志

釜石の伝統芸能虎舞で式典を盛り上げた新成人有志

 

 会場には、県建設業協会釜石支部青年部が12年に実施したタイムカプセルの企画に参加した釜石中、唐丹中出身者に、20歳の自分に宛てた手紙を渡すコーナーを設置。受け取って早速封を開けた新成人は「恥ずかしい」「泣きそう」「夢は変わったけど、元気」などと懐かしみ、「なんか、頑張ろう」と新たな歩みを進める力にした。

 

(復興釜石新聞 2017年1月11日発行 第553号より)

 

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広報かまいし2017年1月15日号(No.1656)

広報かまいし2017年1月15日号(No.1656)

広報かまいし2017年1月15日号(No.1656)

 

広報かまいし2017年1月15日号(No.1656)

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【目次】
表紙:Still, I love rugby それでも、ラグビーが好きです
P02:間もなく税の申告です
P04:「災害時における燃料の供給に関する協定」を締結しました、灯油購入費の一部を助成します
P05:市民のひろば
P06:まちの話題

P06:まちの話題

P08:保健案内板
P10:まちのお知らせ
P12:釜石・大槌地域産業育成センター情報便14、1/27「釜石漁火(いさりび)酒場 かまりば」グランドオープン

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2686 / メール
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(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)

【意見募集】(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)

意見募集案件

 

案件名

(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)
 
東日本大震災からの復興を願い、当市にご寄贈(予定を含む)いただいた桜などの樹木を適切に活用するための基本方針として(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)を作成しましたことから、本案に関し皆様からご意見を頂戴したく意見募集を行います。

募集期間

平成29年1月13日(金曜日)から平成29年2月28日(火曜日)まで

担当部署

復興推進本部都市整備推進室 電話0193-22-2111(内線410)

 

計画案の概要

 
公共施設等の管理者や土地所有者の方々が土地や施設の利用手法を検討される際にご寄贈いただいた樹木を積極的に活用していただくべく、復興まちづくりに対する植樹の効果や樹木の特性などを整理し、維持管理のパターン整理を含め、植樹の手法を整理しております。また、復興の基盤整備と併せてより高い植樹効果の期待できるエリアに関しては、具体の植栽のゾーニングプランを整理しております。

 

資料

 
(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)本編
(35,893 KB pdfファイル)
(仮称)かまいし桜プロジェクトマスタープラン(案)概要版
(2,113 KB pdfファイル)
タイプA(図面)
(7,518 KB pdfファイル)

 

上記資料は、意見募集期間中、次の場所でも閲覧できます。
午前8時30分~午後5時15分(※ 土・日曜日、祝日、各施設の休館日を除きます。)

 

【備え付け場所】
●市市民課、市教育センター、市保健福祉センター、市立図書館、各地区生活応援センター、市都市整備推進室、市広聴広報課

 

意見を提出できる方

 
■市内に住所がある方
■市内に事務所または事業所を持っている個人、法人または団体
■市内の事務所または事業所に勤務している方
■市内の学校に通学している方
■意見募集手続きに係る事案に利害関係を有する人

 

記載内容

 
意見を提出する際は、次の内容を必ず記載してください。
■提出する意見とその理由(案のどの部分に対する意見かを記載のこと)
■氏名(法人、団体の場合はその名称)
■住所
■電話番号(連絡先)
※市外の方は、次の項目も記載していただきます。
●勤務先または通学先

 

意見の提出方法

 
■郵送…<平成29年2月28日必着>〒026‐8686釜石市只越町3‐9‐13 市広聴広報課あて
■ファックス…0193-22-2686
■電子メール…koutyou@city.kamaishi.iwate.jp
■「みんなの声の箱」への投かん…(設置場所=市役所、各生活応援センター、市教育センター、市図書館、市保健福祉センター)
■直接持参…市広聴広報課へ

 

※皆さんの意見や提言が「文字」となっていることを前提としますので、電話での意見は受けません。
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新たな夢へエール、大嶋さん センバツ出場の釜高ナインと再開〜エース岩間君、教師目指して大学へ

釜石高を訪れた大嶋啓介さん

釜石高を訪れた大嶋啓介さん(前列中央)と菊池智哉君(左)、岩間大君(右)

 

 「本気の朝礼」で知られる居酒屋「てっぺん」(東京)創業者の大嶋啓介さん(42)が29日、釜石市甲子町の釜石高(佐藤一也校長、生徒530人)で講演した。3年生177人を対象に「世界で一番ワクワクする夢のかなえ方」を紹介。前向きな言葉、動作、表情によって心の状態が変わると指摘し、「毎日喜んで勉強するだけ。心をうまくコントロールできれば良い結果を出せる」と激励した。

 

 「夢にワクワクすることがかなえる究極の方法」と大嶋さん。目標を達成し喜ぶ姿を想像することや原動力となる人の重要性を説明し、「みんなには今持っている力の3万倍以上の可能性という未来の力が眠っている。受験は手段の一つで、頑張ったことやその過程は今後のみんなの人生に生きてくることばかり。諦めるのはいつでもできるので、今は自分の力を信じて」と呼び掛けた。

 

 同校では3年生の100人余りが受験本番を迎える。教師となる夢をかなえようと県内の大学への進学を目指す佐々木希さんは「だれのため、何のために頑張るか再認識できた。受験は通過点で、その後の生き方に生かせる笑顔の大切さや、明るい空気がチーム作りに必要なことも学んだ。試験本番に向け”予祝”をしっかりやっていきたい」と意欲を高めた。

 

 居酒屋てっぺんでは、開店前にスタッフ一人一人が夢や目標を叫び、テンションを高めて組織の一体感も強める「本気の朝礼」が名物。大嶋さんは昨年9月にも同校で講演している。それを転機にしたのが野球部。秋の地区予選初戦負けでチームが沈んでいた時に聞いた大嶋さんの熱弁が選手たちの心に響いたという。

 

 「本気の朝礼」を参考に、声出しなどで気持ちを高める方法を練習に取り入れ、常に本番を意識して取り組んだ。すると黒星発進後は、地区予選の敗者復活戦から勝ち上がって県大会で準優勝。20年ぶりに東北大会に出場し、21世紀枠でセンバツ出場につなげた。

 

 出場決定を機に、大嶋さんは直接ナインに会って激励したいと、野球部が東海市で行っていた合宿先を訪問。センバツ甲子園にも足を運んだという。今回、「2016年は釜石高のセンバツ出場に勇気や希望、感動をもらい、最高の経験ができたので感謝を伝えたい」と講演を希望し、再訪した。

 

 菊池智哉前主将は「講演を聞いて意識が変わり、センバツに出場、勝つこともできた。本当に大きな力をもらった」と感謝した。県内の大学への進学が決まり、「これからも不安な気持ちや心が折れそうになることがあると思うが、いただいた言葉を大切に頑張っていきたい」。野球で得た気持ちのつくり方を生かし、釜石のものづくりを支えたいとの思いを胸に新たな道を歩む。

 

 エースとして活躍した岩間大君は、教師という夢を抱いて東京の大学に進学する。センバツを振り返り、「あこがれていた舞台なので楽しむ気持ちで臨んだ。仲間と躍動し、家族や応援してくれる人たちに少し恩返しできたと思う。これまでたくさん支えられ、教えられてきたが、これからは子どもに夢を与え、かなえる手助けができる人になりたい」と決意を新たにした。

 

 この日は、野球部の1、2年生らも聴講。夢を実現するチームづくりなどをアドバイスし、選手らと交流する時間もあった。大嶋さんは「センバツ出場は釜石の歴史に残るもの。それを胸にそれぞれの人生で力を発揮してほしい。みんなの力があれば、釜石は元気になる」と話していた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月7日発行 第552号より)

 

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新年交賀会で鏡開きし、復興のさらなる前進を誓い合う釜石市内各界の代表

次代に誇れるまちづくり、今年こそ実感できる年に〜2017年 新年交賀会、本格復興 誓い合う

新年交賀会で鏡開きし、復興のさらなる前進を誓い合う釜石市内各界の代表

新年交賀会で鏡開きし、復興のさらなる前進を誓い合う釜石市内各界の代表

 

 2017年仕事始めの4日、釜石市の新年交賀会が大町のホテルサンルート釜石で開かれた。市、市議会、釜石商工会議所が主催する年頭の恒例行事。市内各界の代表や市民ら約200人が出席し、本格復興と市勢発展を誓い合った。

 

 「君が代」を斉唱したあと野田武則市長が年頭のあいさつ。「昨年は復興を実感できる年にしようと一生懸命頑張ったが、いまだ仮設住宅で生活されている人もおり、力不足だった」と振り返った上で、「今年こそ市民一人一人が復興を実感できる年にしたい」と決意を述べた。

 

 今年は市制施行80周年、近代製鉄発祥160周年の記念すべき年。市が10年をめどに進める復興計画後期(2017~20年)がスタートする年にも当たる。野田市長は、橋野鉄鉱山の世界遺産登録やラグビーワールドカップ誘致、海洋エネルギー実証フィールド選定、岩手大の水産系学部開設などの明るい材料を挙げ、「国、県、周りの支えや協力によって大きな事業ができる見通しが立った。形になりつつあるものを現実的なものにするのがこれからの4年間の課題。まさに正念場。新しいまちづくり、次の世代に誇れる魅力あるまちを目指す、はばたきの年にしたい」と力を込めた。

 

 佐々木義昭・市議会議長のあいさつに続き、釜石商工会議所の山崎長也会頭が「震災から6年を迎える今年、震災後から平時への取り組みへと一歩を踏み出す時期。行政施策の後押しはもちろん、地域資源を活用した新産業の可能性、港湾や道路などインフラ整備の必要性といった地方創生に向けての提言を積極的にしていきたい。少しずつ生活再建が進み、日常に戻りつつある今、市内の企業と共に震災以前にも増した郷土をつくるべく努力をしていく」と意欲を示した。

 

 黄川田徹衆議院議員らが加わり、威勢よく鏡開き。沿岸広域振興局の小向正悟局長の音頭で乾杯し、新しい年を展望しながら懇談した。

 

(復興釜石新聞 2017年1月7日発行 第552号より)

 

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