「金太郎」の歌を漁火の会バージョンのおらほ弁替え歌で楽しませるメンバーら

方言の力 復興に生かす、民話の世界 観客魅了〜「おらほ弁で昔話を語っぺし」南部弁さみっとin釜石

「金太郎」の歌を漁火の会バージョンのおらほ弁替え歌で楽しませるメンバーら

「金太郎」の歌を漁火の会バージョンのおらほ弁替え歌で楽しませるメンバーら

 

 「おらほ弁で昔話を語っぺし」南部弁さみっとin釜石は21日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。被災地の方言の保存・継承、方言の力を活用した復興への取り組みを支援することで、方言の再興や地域コミュニティー再生につなげる文化庁の事業で、3年目の開催。岩手大が事務局を務める「おらほ弁で語っぺしプロジェクト」が主催した。

 

 釜石で民話を語り伝える漁火の会(須知ナヨ会長)の7人と青森県、盛岡市、遠野市からのゲスト6人が出演。漁火の会は新年にちなんだ「十二支の始まり」の話や釜石、遠野に伝わる民話を地元の方言で語った。釜石の話は「長ぇ長ぇ綱っこ」(両石)、「釜石のお産婆さま」(東前)など4話。同会がこの日初めて披露する演目もあり、約50人の観客は興味をそそられながら物語の世界に引き込まれた。

 

 青森県のゲストは、江戸時代に南部藩の領域で、岩手とは”南部弁仲間”の関係にある「八戸童話会」メンバーと、津軽弁で民話を語る「北の会」メンバーの計4人。それぞれに特徴ある方言で地元の昔話を聞かせた。釜石・遠野の昔話の締めの言葉「どんどはれ」は、八戸では「どっとはれ」、津軽弁では「とっちぱれ」と言うそう。他にも地域独特の言葉が飛び出し、方言の魅力を際立たせた。

 

 北の会の千葉涼子さん(66)=弘前市=は「私たちはとにかく津軽弁が好きで、旅行してもほとんど津軽弁で通している。今回のように方言で他地域の人とつながれるというのもいいですね」と地元の言葉に愛着を見せた。

 

 NHK盛岡放送局のラジオ番組「まじぇ5時」のパーソナリティーを務めるシンガーソングライター田口友善さんは、「クラリネットこわしちゃった」の盛岡弁版を弾き語りで披露。「どうしよう」という歌詞を「なじょするべ」と置き換えるなどユーモアあふれる”なまり歌”で楽しませた。

 

 須知会長(85)のめいで、遠野市で語り部の活動を行う菊池栄子さん(76)は、「まめっこの話」「そば屋のかまり代」などを披露。遠野民話を広める源となった「菊池力松一族」の語り術を見せ、観客を喜ばせた。

 

遠野の昔話語りの名手「菊池力松一族」について話す須知ナヨさん(中左)と菊池栄子さん(中右)

遠野の昔話語りの名手「菊池力松一族」について話す須知ナヨさん(中左)と菊池栄子さん(中右)

 

 このほか観客も一緒に、おらほ弁ラジオ体操(釜石バージョン)で体を動かすなど、全身で方言の素晴らしさを感じた。只越町の復興住宅に暮らす大河内静子さん(65)は「方言は自分も使った覚えがあり懐かしい。初めて聞く話ばかりで面白かった。今は方言や昔話に触れる機会も減ったので貴重な時間だった」と振り返った。

 

(復興釜石新聞 2017年1月25日発行 第557号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

雪の滑り台は今年も大人気

「自慢の味」大集合、冬の味覚まつり〜「おいしい釜石」満喫、横手から「かまくら」

県内外の特産品が集まった冬の味覚まつり

県内外の特産品が集まった冬の味覚まつり。おいしいものを求める人でにぎわった

 

 釜石観光物産協会主催の「かまいし冬の味覚まつり」は21、22の両日、釜石市鈴子町のシープラザ遊で開かれた。市が共催するイベントには、市内をはじめ、県内外の交流都市などの「自慢の味」が大集合。子どもから大人まで楽しめるステージや恒例となった秋田県横手市の「かまくら」も出現し、食と遊びを満喫する家族連れなどでにぎわった。

 

 特産品販売には市内外の29業者・団体が出店。初日は雪が舞い、このイベントにはぴったりの空模様の中で、”できたて熱々”を味わえる釜石ラーメン、花巻市の稗(ひえ)カレーうどん、秋田県横手市の横手やきそば、山形県米沢市の牛串や玉こんにゃく、福岡県北九州市の絆焼うどん―などが人気を集めた。

 

 初出店の「いわて観光キャンペーン推進協議会」は、市内外の菓子店などがクッキーやスポンジケーキを使って表現した「世界遺産橋野鉄鉱山・高炉跡」を展示。3キロのもちを使って3番高炉を作り上げた上中島町の小島製菓、菊地広隆社長は「大変だったけど、地元の食が集まる機会に参加できてよかった。2年後にはラグビーワールドカップもあるので、地元の人に愛される菓子を作り続けたい」と意気込みを見せた。

 

 サケつみれ汁のお振る舞い、本年度の「おいしい釜石コレクション」に認定された菓子や甲子柿の加工品などの試食コーナーにも行列ができた。釜石の新たな味に来場者も興味津々。鵜住居町の岩崎ユリさん(76)は「初めて来たが、いろんなものがあって楽しい。年を取ると出歩くのがおっくうになるが、知らなかった味に出会えたので来てよかった」と、両手いっぱいに買い物袋をぶら下げていた。

 

横手から「かまくら」

 

 屋外には今年も、かまくらと雪の滑り台が設けられ、子どもたちが雪遊びに歓声。熊谷莉緒さん(双葉小1年)、瑠花ちゃん(4)、陸ちゃん(3)姉弟は「滑り台、おっきい。楽しい」と、そり滑りに夢中になった。

 

雪の滑り台は今年も大人気

雪の滑り台は今年も大人気。子どもたちの笑顔が広がった

 

 ステージイベントは釜石ラーメンの早食い、横浜市中区による体操や民族音楽の演奏、花巻市の上根子神楽の演舞など盛りだくさんの企画が用意された。21日は毎年人気のわんこそば大会釜石場所が開かれ、30人の「食士」が2分間に何杯食べられるか勝負。66杯食べて2位になった佐藤優雅君(釜石中1年)は「初めて参加したけど、思ったよりいけた。おいしかった。1位とは1杯差だったのが悔しい。来年も出たい」と話した。

 

 22日には鵜住居町出身の民謡歌手佐野よりこさんが登場。「釜石に帰ってきました。ふるさとっていいな」と笑顔を見せ、昨年秋に開かれた第56回郷土民謡民舞全国大会で最高賞の民謡グランプリ大賞に輝き、内閣総理大臣賞を受けたことを報告した。大会で歌った「南部牛追唄」などを披露。県内の民謡仲間とともに「南部俵積み唄」など、踊りも織り交ぜた多彩な内容で来場者を楽しませた。

 

 佐野さんは震災で両親を亡くし、声を出せない時期もあったというが、「たくさんの仲間に支えられ、皆さんの前で元気な歌声を届けることができるように。両親から残された声と体を使って歌い、おしゃべりすることが供養になる。皆さんの拍手と掛け声で育ててもらっている。これからも楽しんでもらえるよう頑張る」と来場者に語り掛けていた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月25日発行 第557号より)

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釜石SWの選手らとパス交換をする子どもたち

ラグビーW杯開催盛り上げへ 「釜石カフェ」で市民交流イベント〜釜石シーウェイブスから3選手参加

 ラグビーにちなんだ福笑いゲームを楽しむ家族連れと釜石SWの許選手

ラグビーにちなんだ福笑いゲームを楽しむ家族連れと釜石SWの許選手

 

 2年後の開催まで1000日を切ったラグビーワールドカップ(W杯)へ向けて機運を盛り上げようと、釜石市鈴子町シープラザ釜石内の「ラグビーカフェ釜石」で15日、新春イベントが開かれた。市内外からラグビーファン30人余りが親子連れなどで参加し、ラグビーにちなんだ福笑いゲームなどを楽しみながら交流を深めた。

 

 同カフェを運営するラグビーワールドカップ2019釜石開催支援連絡会(小泉嘉明会長)が主催。来シーズンからスタートする新リーグへの参入を決めたばかりの釜石シーウェイブス(SW)RFCからマヘ・トゥビ、許雄、中野裕太の3選手が加わりファンと交流した。

 

 同カフェは昨年4月にオープン。日本選手権7連覇(昭和53~59年度)を達成した新日鉄釜石ラグビー部のユニホームや、ラグビーW杯開催に向けて釜石市鵜住居町に建設される復興スタジアムの模型などが展示されている。

 

 ラグビーのミニボールなどを備えた体験コーナーもあり、イベントに参加した子どもたちがゴールポストを目がけてキックに挑戦。シーウェイブスの選手とパスを交換し、オリジナルのキーホルダー作りも体験した。

 

釜石SWの選手らとパス交換をする子どもたち

釜石SWの選手らとパス交換をする子どもたち

 

 1歳になったばかりのケソミちゃんを抱いて参加したトゥビ選手は「やっと新リーグ参入を決めることができた。来シーズンはもっと活躍したい」と、釜石に来て4年目のシーズンへ向けて英気を養った。

 

 釜石シーウェイブスジュニアで活動する孫の阿部海凛君(甲子小2年)と参加した野田町の阿部正彦さん(73)は「スタジアムの建設が心配だが、大丈夫間に合うと思う」とW杯釜石開催の成功を願った。

 

 同カフェは原則的に土・日・祝日の午前10時から午後5時までオープン。W杯開催まで2年余りと迫り、今後は毎月1回程度、機運を盛り上げるイベントを予定している。

 

(復興釜石新聞 2017年1月21日発行 第556号より)

 

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昇降口に最後の飾り付けを行う唐丹小OBら。テーマは「春夏秋冬」

仮設校舎に最後の飾り付け、唐丹小の卒業生ら〜2月に新校舎へ「いい思い出に」と願い込め

昇降口に最後の飾り付けを行う唐丹小OBら。テーマは「春夏秋冬」

昇降口に最後の飾り付けを行う唐丹小OBら。テーマは「春夏秋冬」

 

 今年2月に仮設校舎から新校舎に移る唐丹小(一條直人校長、児童53人)で18日、同校の卒業生らが昇降口に最後の飾り付けを行った。「仮設校舎での生活に少しでも彩りを添えたい」と2年ほど前に始まった取り組みで、最後のテーマは「春夏秋冬」。飾り付けを発案した下村達志さん(41)=唐丹町花露辺=は「ここでいろんな季節を過ごした子どもたちには、それぞれいろんな思い出があると思う。仮設校舎という環境に負けずに、元気で健やかに学び続けた子どもたちの新しい生活の節目の一つになれば」と願いを込めた。

 

 この日は下村さんら3人が作業した。桜、ヒマワリ、魚、モミジ、雪だるま―。ガラス窓や鏡などに何度も貼り付けられるジェル状のシールを、子どもたちに喜んでもらおうと配置やデザインを考えながら、一つ一つ丁寧に貼り付けた。

 

 作業をしていると、休み時間に児童がやって来て「かわいい」と歓声。香川彩夏さん(2年)は「きれいなところがいい。いろいろ変わって楽しいし、うれしい」と喜んだ。

 

 同校は震災後、平田小を間借りし、仮設校舎で生活が始まったのは2012年1月。小・中併設の新校舎建設は資材の高騰・不足などにより計画見直しを余儀なくされ、15年に工事は始まったが、完成は17年4月と当初の計画から1年延びた。

 

 現6年生は平田小で入学式を行い、1年生の3学期から仮設校舎で生活。建設計画がずれ込んだことで下村さんは「仮設校舎しか知らない学年が出てしまうのでは。せめて仮設を彩っていい思い出にしてもらおう」と、知人らの協力を得て、14年12月から昇降口の飾り付けを始めた。

 

 年に5回ほど模様替えをしてきたが、新校舎の完成が今年2月になり、今回の貼り替えで最後にすることに。「役目を終えたというすがすがしさがある。活動が終わることは、本校舎ができて移れるということなので、うれしい気持ちの方が強い」と下村さん。「新しい校舎に移っても、これまでと変わらず元気に明るく学校生活を楽しんで。頑張れ、唐丹っ子」とエールを送る。

 

 新校舎への初登校は2月20日を予定。仮設校舎で5年を過ごした6年生の卒業式は新校舎で行われる。

 

(復興釜石新聞 2017年1月21日発行 第556号より)

 

復興釜石新聞

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ラグビーワールドカップ2019™釜石タウンミーティングin東海

ラグビーワールドカップ2019™釜石タウンミーティングin東海

ラグビーワールドカップ2019™釜石タウンミーティングin東海

 

当市の姉妹都市である東海市は、当市との姉妹都市交流を促進する一環として、東海市民がラグビーワールドカップ2019釜石開催を応援し、釜石ラグビーへの理解を深める「ラグビーワールドカップ2019™釜石タウンミーティングin東海」を開催します。

 

ラグビーカフェ釜石で現地と相互中継

当日、当市ではラグビーカフェ釜石を会場として、現地との相互中継を実施します。是非お気軽にお越し下さい。

 

日時

平成29年1月29日(日) 10時00分~12時00分(予定)

会場

○釜石市:ラグビーカフェ釜石(釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石2階西側フロア)
○東海市:東海市芸術劇場 多目的ホール

主催

東海市・東海市教育委員会

共催

釜石市

協力

RWC2019釜石開催支援連絡会、釜石シーウェイブスRFC、(株)まちづくり東海

プログラム

○第1部 基調講演
・テーマ: ラグビーワールドカップ2019が日本の地方にもたらすもの
・講演: ノンフィクションライター 松瀬 学 氏
○第2部 パネルディスカッション
・テーマ: 釜石ラグビーの魅力とラグビーワールドカップ™のレガシー
・パネリスト: 元日本代表 桜庭 吉彦 氏 、ノンフィクションライター 松瀬 学 氏
・コーディネーター: RWC2019釜石開催支援連絡会幹事 浜登 寿雄 氏

 

釜石タウンミーティングin東海 チラシ表面

釜石タウンミーティングin東海 チラシ表面

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釜石タウンミーティングin東海 チラシ裏面

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この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(105) / 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1207098_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
5班の担当者が張り詰めた表情で業務を進めた

ラグビーW杯想定、テロ対策図上訓練〜国、県、釜石市 連携を確認、初動対応や避難指示

5班の担当者が張り詰めた表情で業務を進めた

5班の担当者が張り詰めた表情で業務を進めた

 

 2年後の2019年にラグビーワールドカップ(W杯)が開かれる釜石市で18日、「会場でテロが発生した」との想定で図上対応訓練が行われた。国、県、市が連携した訓練は、盛岡市内丸の県庁と釜石市役所を結ぶ形で行われ、釜石からは野田武則市長、市職員、関係機関の連絡員ら90人が参加。凶悪事案に対する初動対応、被害拡大防止へ最善の道筋、連携のあり方を探った。市は今後、災害発生の想定を含め、W杯対応の事前訓練を重ねる。

 

豪雨、津波被害などにも応用

 

 県が主体となった同訓練は、国民保護法に基づく「国民保護共同訓練」の一つとして行われた。国は官邸連絡室など、県は情報連絡室を設置し約150人を投入、市も危機連絡調整会議を設けた。釜石を事態発生地域としたテロ対応訓練は初めてだった。

 

 ラグビーW杯の試合会場となる釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)で国際テロ組織による化学剤爆弾の爆発があり、多数の観客などが死傷。関連イベントが開かれる釜石市民ホール(仮称)でも爆弾が発見された―との想定。

 

 重大事件の一報を受けて市は緊急事態連絡室本部(本部長・市長)を設置。職員は大会議室(議場)に集まり、情報、通信・広報、統括、対策、総務の5班を組織、活動を開始した。県、自衛隊、警察、消防などの連絡員も派遣された。

 

 ▽負傷者の搬送と医療措置▽現場周辺住民の避難対応▽逃亡するテロ犯人の捕捉▽有害物質の除染―など各機関の動きや応援体制の要請を確認。訓練は3時間半に及んだ。

 

 県の危機管理アドバイザー越野修三さん(岩手大客員教授)は「初めての訓練にしては良くできた。個々の担当者は役割を理解して動いていた」と釜石市での訓練を評価。課題としては、▽全体像のタイムラインを作成していないため、(刻々と変化する事態に)先行した業務ができなかった▽テロだけでなく、豪雨、津波災害にも対応できる体制にグレードアップを▽見積もり、確認の質を高め、どんなことにも対応できるようにする―などを挙げた。

 

評価者の越野さん(左から2人目)が各部門の動きを注視

評価者の越野さん(左から2人目)が各部門の動きを注視

 

 市の佐々木亨危機管理監は「災害と今回の事態では、(国や県の)指示系統が違う。出された対処方針を実行できるようにしないと…。いろいろ課題はあったが、その解決に向けて、さらに検討したい」と語った。

 

 野田市長は「担当職員は初めての経験にも基礎的な理解は得たようだ。(訓練での)混乱の中、東日本大震災の教訓を思った。犠牲者を出さないよう、訓練に参加させていない職員にも危機意識を広める必要がある」と課題を見据えた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月21日発行 第556号より)

 

復興釜石新聞

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CINEPIT映画上映会「チャーリーとチョコレート工場」

CINEPIT映画上映会「チャーリーとチョコレート工場」

CINEPIT映画上映会「チャーリーとチョコレート工場」

 

さあ!世界一オカシな工場見学へ!ジョニー・デップ主演の大ヒット作がCINEPITに登場です。255インチの大画面スクリーンと高音質サウンドで、ぜひをお楽しみください。映画上映後には、バレンタイン特別イベントとして、餅まきならぬ「チョコまき」も開催!

 

上映日時

2017年2月12日(土)
開場:13:00 開演:13:30
※全席自由(100席)

入場料金

大人500円 / 高校生以下500円(ドリンク代込み)

 

バレンタイン特別イベント「チョコまき」開催!
上映後のアトラクションとして、”餅まき”ならぬ”チョコまき”を開催します!映画と合わせてお楽しみください。

 

会場

チームスマイル・釜石PIT
(釜石情報交流センター内)

主催

CINEPIT運営委員会
(釜石まちづくり株式会社、一般社団法人チームスマイル、釜石市、釜石シネクラブ、みやこ映画生協)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:みやこ映画生協 TEL 0193-64-5588

 

チャーリーとチョコレート工場
 

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

観客と一緒に健康体操を楽しんだステージ。曲は水戸黄門の主題歌「ああ人生に涙あり」

新春彩る歌と踊り、新しい振り付けでパワフルに〜釜石民謡クラブ、新会員4人迎え

観客と一緒に健康体操を楽しんだステージ。曲は水戸黄門の主題歌「ああ人生に涙あり」

観客と一緒に健康体操を楽しんだステージ。曲は水戸黄門の主題歌「ああ人生に涙あり」

 

 釜石民謡クラブ(会員20人)の第11回新春民謡お楽しみ会が15日、釜石市鈴子町のシープラザ釜石イベントステージで開かれた。今年は新入会員4人を迎え、さらにパワーアップした歌と踊りのステージで観客を楽しませた。

 

 友情出演の3人を含む総勢16人が約30のプログラムを披露。「南部俵積み唄」「花笠音頭」「沢内甚句」など東北を代表する民謡を中心に、三味線伴奏で自慢ののどを響かせた。踊りや健康体操を交えたステージもあり、観客は手ぶりをまねながら一緒に体を動かした。

 

 同クラブは釜石に伝わる歌にも力を入れる。広く知られる「釜石小唄」「釜石浜唄」のほか、「くろがね音頭」「釜石鉱山音頭」「釜石行進曲」「釜石音頭」と、今ではあまり耳にしなくなった名曲を機会あるごとに聴かせている。この日は新たに振り付けした踊りも披露し注目を集めた。

 

 新春のステージ初出演となる4人は歌と踊りで大活躍。昨年8月から民謡を習う小川町の佐々木裕海さん(小佐野小4年)と、裕海さんに刺激を受け一緒に習い始めた妹の玲海さん(同1年)は「みんなと歌ったりするのが楽しい。もっと大きな声を出せるようになりたい」と民謡の魅力にすっかり引かれた様子。

 

 同クラブ事務局の藤沢静子さん(75)は「最初は蚊の鳴くような声だったが、どんどん成長している。みんなで育てていきたい」と2人を温かく見守る。

 

 駒木町の及川美代子さん(77)と平田の小池テル子さん(66)は、息子が利用する障害者自立支援施設に同クラブが慰問した際のステージに感激し、昨年11月に入会。「こんなに人を喜ばせるんだ」と心を動かされた及川さんは、意気投合した小池さんを誘って未知の世界に飛び込んだ。

 

 「民謡を始めて自分も明るくなったし、眠っていた着物を着る機会も増え、楽しくてしょうがない」と及川さん。唐丹町で被災した小池さんは、仮設住宅を経て平田で新たな生活をスタートさせた。「手芸のしすぎで首などに痛みがあったが、歌や踊りをやるうちに病まなくなった。皆さんにも良くしてもらい本当に入ってよかった」と声を弾ませた。

 

 友情出演した上中島町の瀬田政広さん(86)は「体調を崩して2年ほど民謡から遠ざかっていたが、最近また歌い始めた。皆さんのステージも楽しみで、元気をもらう」と顔をほころばせた。

 

 震災後、仮設住宅や福祉施設などへの慰問活動を精力的に行う同クラブ。昨年は1年間で59回も慰問に訪れた。

 

(復興釜石新聞 2017年1月18日発行 第555号より)

 

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一緒に小正月の団子作りを楽しむ子どもと復興住宅の住民

団子丸めて世代交流〜唐丹の復興住宅住民ら、児童館園児と仲良く

一緒に小正月の団子作りを楽しむ子どもと復興住宅の住民

一緒に小正月の団子作りを楽しむ子どもと復興住宅の住民

 

 釜石市唐丹町小白浜の唐丹地区生活応援センター(小山善司所長)で13日、復興公営住宅の住民と近くにある唐丹児童館の園児らが仲良く「みずき団子」を丸めながら交流を深めた。復興住宅に併設する同センター集会室には、町内から切り出したミズキが置かれ、一緒に作った団子や縁起物をにぎやかに飾り付けた。

 

 復興住宅(集合型、27世帯)住民のうち高齢の女性ら17人、園児ら11人のほか、園児の母親5人も加わった。復興住宅の住民が団子にする4色の生地を作り、園児も団子を丸めた。ゆで上げ、冷まして飾り付け。マイタケごはん、すりみ汁の昼食を一緒に味わった。

 

 3人兄弟の長男、鈴木虎徹君(6)は間もなく小学1年生。「団子を作ったのは初めて。いっぱい作った。おばあちゃんたちは、早くて上手だった。面白い」と喜んだ。

 

 復興住宅で暮らす木村ヨミ子さん(78)は、東日本大震災で北小白浜の自宅を流失。平田の仮設住宅を経て一昨年10月に入居した。新しい環境にやっと落ち着き、天気のいい日はみんなで体操し、お茶を飲む。趣味のカラオケの会にも通っているという。

 

 ミズキには、丸い団子のほか、緑色の生地で小判形のアワの穂(アワボ)も作った。木村さんは「小正月を子どもたちと祝うのは初めて。団子を作ったのは何年ぶりか。楽しくて、頭が元気になる」と子どもらとの交流を満喫した。

 

 同住宅の入居は、一昨年9~10月に行われた。昨年11月に開始した月例の昼食会は3回目。今回、初めて児童館の子どもと交流した。

 

(復興釜石新聞 2017年1月18日発行 第555号より)

 

復興釜石新聞

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みんなの上映会を作ろうCINEPIT映画上映会「聲の形」

みんなの上映会を作ろうCINEPIT映画上映会「聲の形」

みんなの上映会を作ろうCINEPIT映画上映会「聲の形」

 

数々の賞に輝いた人気漫画「聲の形」のアニメーション映画がCINEPITに早くも登場!255インチの大画面スクリーンと高音質のサウンドで、ぜひお楽しみください。本作品は1/8に開催したワークショップの選定作品です。

 

上映日時

2017年2月11日(土)
①13:30〜 ②16:00〜
※受付・開場は30分前からとなります
※全席自由・先着受付(100席)

入場料金

大人1,000円 / 高校生以下500円(ドリンク代込み)
※通常のCINEPIT料金とは異なりますのでご注意ください

会場

チームスマイル・釜石PIT
(釜石情報交流センター内)

主催

CINEPIT運営委員会
(釜石まちづくり株式会社、一般社団法人チームスマイル、釜石市、釜石シネクラブ、みやこ映画生協)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:みやこ映画生協 TEL 0193-64-5588

 

映画「聲の形」 公式サイト
 

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

顔に墨を浴び、イカの鳴き声を発して繁栄と健康のお告げを伝える子ども

さお振って大漁祈願〜尾崎白浜で「するめっこ釣り」

顔に墨を浴び、イカの鳴き声を発して繁栄と健康のお告げを伝える子ども

顔に墨を浴び、イカの鳴き声を発して繁栄と健康のお告げを伝える子ども

 

 漁師にふんした子どもたちが家々を回って大漁を祈願する浜の小正月行事、「するめっこ釣り」が15日、釜石市の尾崎白浜地区で行われた。幼児から小学生までの男児16人が地区(92世帯)内の20軒ほどを訪ね、イカの疑似餌を付けた釣りざおを振りながら「キュッ、キュッ」とイカの鳴く声をまねし、大漁や家内安全を祈った。

 

 この伝統行事は、子どもがイカ釣り船の漁師、家主が船主という想定で、イカを釣った漁師に船主が手当てをやる様子を演じる。地域の宝、子どもの成長ぶりを住民が確かめ、喜び合う意味が込められている。

 

 ねじり鉢巻きをした子どもらが釣りざおを持ち、尾崎本宮神社を出発。気温3度以下の寒気を突き、来訪を待つ家々を巡った。子どもの世話役は地区PTAの父親らが務めた。

 

 子どもは、大漁旗を掲げた家々の玄関や神棚を飾った床の間で釣りの動作を繰り返す。家主が成果を問うと、「満船(まんせん=大漁)」と応じ、家主は手当てを弾む。子どもたちの顔はイカの墨にまみれ、「大漁」と書かれた文字が増えていく。

 

 4回目のするめっこ釣りという佐々木隆正君(8)=平田小2年=は「面白い。やり方の順序は覚えたけど、するめの鳴き声がうまくできない。家に帰ると必ず鏡を見る。本当は、(筆で)書かれるのは気持ち悪い」と少々渋い顔。

 

 まだ4歳の久保海翔(かいと)君=平田幼稚園=には高校生以上の姉3人がいるものの、漁業の父秀孝さん(44)にとっては一家の「するめっこ釣りデビュー」となった。「いっぱい食べて、早くお父さんのように大きくなりたい」と、秀孝さんが箸で運ぶおでんにかぶりついた。

 

 長年にわたり世話役を引き受けてきた漁業箱石忠男さん(61)は「息子2人が男孫3人と一緒に回っているので留守番。小正月に、家でゆっくり飲めるのは久しぶりだ。震災もあって地域の行事は少ない。するめっこ釣りはみんなを楽しませる。続けてほしい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年1月18日発行 第555号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石〇〇会議

【1/22(日)】第4回釜石○○会議を開催します

第4回釜石○○会議
 
10月29日から始まった釜石○○会議の第4回を行います。

 

第4回では、前回できたチームに、新しく参加してくださる方にも加わってもらい、チーム毎にどうしてその活動をするのか、今後どうしていくかを深堀して考えていきます。

 

これまで参加していない方でも、安心して参加していただけるようプログラムを組んでいます。また、昨年の○○会議に参加した、という方も大歓迎です。

 

全5回シリーズですが、毎回参加できなくても問題ありません。皆さまのたくさんのご参加お待ちしています♩

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/10/kamaishi_marumaru_a4_1005_2.pdf

釜石○○会議 チラシ

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日程

第4回 1月22日(日) 13時~17時

 

また、第5回以降は以下日程で行います。こちらもぜひご参加ください。
第5回: 2/18(土) 13:00~

場所

釜石・大槌地域産業育成センター
※託児サービスあります。利用を希望される方は合わせて申し込みください。

申し込み

以下申込サイトにアクセスし必要事項記入の上送信ボタンを押してください。
【申込サイト】 https://goo.gl/uWxcjM

釜石○○会議とは

地域、立場、世代を超えて様々な人が集まり、出会い、語り合い、釜石がもっと楽しくなるアクションを生み出していく場です。昨年は3月~6月に4回にわたって実施し、延べ350人の市民が参加しました。単なる会議ではなく、参加者間で結成した9つのチームが思い思いの行動を起こしており、イベントを開催したり、趣味を語り合う集いを開くなど会議終了後もそれぞれに活動を継続しています。

参加費

無料

第3回の様子

12月10日(土)に○○会議 第3回を実施しました。市民の参加者、市外からの参加者など様々な方が集まり、全体で45名の方に参加していただきました。

 

今回の目的は「所属チームを決め、やりたいアクションを考えること」。釜石〇〇会議の目的、「想いをカタチにすること」にぐぐっと近づく回でした。前回の振り返りをした後はワクワクすること等、テーマごとに思いついた内容を全力で出し合い、他の人のアイディアが出た際には全力で「いいね‼」をしていく本気のブレインストーミングで頭と心をやわらかくほぐしました。

 

雰囲気と頭が柔らかくなったら、次は「テーマ出し」と「アイディア出し」。前回出されたテーマを継続するか確認しつつ、他に新しいテーマを出す人もいれば、内容の似たテーマ同士で合体する人もいました。

 

テーマが出たら、発案者以外の人は気になるテーマのテーブルへ移動しテーマを達成するためにはどうしたらいいのか、時間をきめてアイディア出し。時間が来たら次に気になるテーマへ移動して、入りたいチームを探りつつ様々な人と話し合いました。

 

そして遂にチーム決め。悩みながら参加者がそれぞれ次の9つのチームから所属チームを決めました。

 

出来上がったチームは
「コンセプトBar With 趣味のハローワーク」「スポーツでつながり人口を拡大!」「ラグビーW杯を通じ地域づくり」「カフェカツ」「釜石でタイニーハウスをつくる」「釜石大観音リノベーションプロジェクト」「防災」「青空恵のグループ」「釜石を遊ぶ」

 

テーマを決めて集まったチームのほかに、各チームの話し合いへ参加し、チームをつないでいく「蜂チーム」も出来ました。

 

前回まではぼんやりとしていたチームがアイディア出しを経たことで具体的にどんなことをしたいのかの輪郭をつかみ、6W2Hのシートを埋めながら、どうやっていけばいいのかが話し合いの中でどんどん形になっていく様子がうかがえました。

 

いくつかのグループは大まかなイベントの日程を決め、参加者の募集も始まっています。遊び心いっぱいの内容から、まったり落ち着けるもの、わいわい騒げるものなどなど…

 

釜石〇〇会議のFacebookページでも告知していきますので、こちらも随時要チェックです!
https://www.facebook.com/marumarukaigi/

 

釜石○○会議 第3回の様子

 

第1回の様子はこちらから
第2回の様子はこちらから

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 総合政策課
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/1206795_3278.html
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