SL銀河クリスマストレイン

【動画】SL銀河〜2015年クリスマストレイン

2014年よりJR釜石線(花巻〜釜石間)を運行する蒸気機関車「SL銀河」は、JR東日本の復興支援と地域活性化を目的とした企画列車です。
SL銀河 | かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

 

2015年のクリスマスイブに初めて企画された「SL銀河 クリスマストレイン」では、子どもから大人まで、クリスマスの装飾が施されたイーハトーブの世界の中でSLの旅を楽しみました。

 

SL銀河クリスマストレイン

クリスマス彩るSL銀河〜気分味わい列車の旅、感謝を込め初の企画 子どもら歓声、大喜び | 釜石新聞 – 縁とらんす

蒸気機関車「SL銀河」の車内を綺麗に飾り付けた「クリスマストレイン」が運行され、乗客はクリスマス気分を味わいながら列車の旅を楽しんだ。
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SL銀河を運行するJR東日本より、クリスマストレインのプロモーションムービーが公開されました。JR釜石駅のSL検修庫の様子や市内の子どもたちによるオープニングアトラクションの模様、釜石駅の出発とお見送り、遠野駅でのお出迎えやイルミネーションされためがね橋の通過風景、花巻駅でのお出迎えと帰着の様子がまとめられています。

 

 

2016年のSL銀河は、4月23日(土)から運行が開始します。23日(土)と24日(日)には、JR釜石駅にて運行開始記念イベントも開催されます。

 

SL銀河運行情報

平成28年度SL銀河運行情報

今年も4月23日からSL銀河の運行が開始されます。4月23日(土)及び24日(日)に、平成28年度運転開始記念イベントを行います。
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縁とらんす

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縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

平成28年度SL銀河運行情報

平成28年度SL銀河運行情報

今年も4月23日からSL銀河の運行が開始されます。4月23日(土)及び24日(日)に、平成28年度運転開始記念イベントを行います。SL銀河が市内を通過するときは手を振って笑顔で歓迎・見送りましょう!今年も元気を運んでくれるSL銀河を地域一丸となって応援しましょう。

 

平成28年度運転開始記念イベント

 

釜石駅でお出迎え

<期日>
平成28年4月23日(土)
<時間>
15時頃~15時20分
<内容>
歓迎横断幕の掲出、かまリンによるお出迎え
釜石観光パンフレットの配布、郷土芸能の披露
ホタテ稚貝汁のお振舞い

 

釜石駅出発式

<期日>
平成28年4月24日(日)
<時間>
10時30分頃~11時00分頃
<主催>
東日本旅客鉄道株式会社
<内容>
主催者代表による挨拶、来賓代表による挨拶
出席者によるテープカット、くす球開花
かまリンと桜舞太鼓によるお見送り、出発合図

 

SL銀河運行日程

SL銀河の運行日程や詳細については下記のリンク先をご覧ください。(他サイトに移動)

https://www.jr-morioka.com/sl/

SL銀河アーカイブ|JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社

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SL銀河関連イベント

SL銀河に関連するイベントについては決まり次第、追って掲載いたします。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 観光交流課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-22-2111(333) / 0193-22-5003 / メール
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釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
八回裏、決勝点に在校生も歓喜の笑顔(

「甲子園に連れてきてくれてありがとう」スタンドに歓声と涙、「鋼鐵の意志」アルプスに響く

三回裏、待望の先制点に沸き立つ家族応援団

三回裏、待望の先制点に沸き立つ家族応援団

 

 釜石ナインが甲子園で躍動した。20年前の釜石南時代を含め、センバツ2度目の挑戦でつかんだ悲願の初勝利。「連れてきてくれてありがとう」。一塁側アルプススタンドの応援団は力の限り声を上げ、ナインの奮闘を後押し。スクールカラーの紫一色に染め、歓喜に沸いた。

 

 最後の打者を打ち取って勝利が決まると、応援団は互いにハイタッチして喜びを爆発させた。「岩手の山川 太平洋の…」。選手とともに校歌を歌い、春の甲子園初勝利をかみしめた。

 

 一塁側アルプス席は生徒や保護者、卒業生などで埋め尽くされた。「頑張れ」「勝つぞ」。プレーボールのサイレンが鳴る前から声援が途切れない。釜高応援団とともにブラスバンド演奏で後押しする吹奏楽部の黒沢美咲さん(3年)は「甲子園まで連れてきてもらった感謝を込め、勝ってもらえるよう盛り上げる」と笑顔を見せた。

 

 駆け付けたOBの中には20年前の甲子園メンバーの姿も。野球部OB会長の小国晃也さん(37)=大槌町職員=は「震災でつらい思いをしてきた中で、つかみ取った甲子園。頑張ってほしい。被災地ということで背負うものもあると思うが、伸び伸び楽しんで。笑顔でやることが被災地に元気を届けることにつながる」と激励した。その隣には「KAMAISHI MINAMI」と校名が入った白い上着が。震災で犠牲になった宮田豊さん(享年32)の遺品だ。「一緒に校歌を歌えればいいな」と亡き友に語りかけた。

 

 姉妹都市の東海市からもバス2台で80人が応援に駆け付けた。佐々木有三さん(68)は「公立校、釜石のような地方校が甲子園に出るのはめったにないこと」、大槌町生まれの後藤順次さん(64)は「つながりがあるから、この場で応援したい」と試合を見守った。

 

 三回に1番・佐々木航選手の中前打で先制点をあげると、「ヨッシャー」などと喜ぶ声が上がった。「ハガネノココロ GO!カマイシ!」と声援を送るのは、関東を中心に全国の釜石出身者でつくる釜石応援団のメンバー15人。及川健智副団長(40)=東京都江東区=は「震災時は小学生。制約の中、頑張ってきた。悔いのないように」と願った。

 

 その後、八回にも佐々木航選手の安打を足掛かりに、3番・奥村颯吾選手の中越え二塁打で追加点をあげた。メガホンを突き上げて割れんばかりの大歓声に包まれるアルプス。奥村選手、5番・新沼康大選手が小学時代に在籍していた双葉野球スポーツ少年団でエース投手の金澤俊輔君(12)が「生で見ることができてうれしい。ぼくも甲子園に出たい。(先輩たちは)かっこいい」と笑顔をはじけさせた。

 

 応援団が祈るように見つめたのは九回表。一球一打に息をのむ。奥村選手の前に白球が転がる。丁寧にさばき、一塁へ。新沼選手ががっちりと受け止めると、紫色に染まったスタンドは、ようやく大きく揺れた。

 

八回裏、決勝点に在校生も歓喜の笑顔(

八回裏、決勝点に在校生も歓喜の笑顔

 

 笑顔で声援を送り続けていた同校の佐々木春菜さん(2年)は「ドキドキした。勝ってくれると信じていた。甲子園は一生に一度、行けるかどうか分からない。来ることができただけでもいいのに、いい試合して勝って本当にうれしい。ありがとう」と目を潤ませた。

 

 一塁コーチャーを務めた中村翔斗選手の祖母、絢子さん(78)=小佐野町=は「勝利と孫の頑張る姿を見ることができて良かった。最高」と、一緒に訪れた親戚の佐野ミサ子さん(77)=定内町=と顔を見合わせ笑った。

 

 東京都江東区から駆け付けた高杉知明さん(49)は、おいの9番・石崎仁鵬(のりたか)選手の活躍を見つめた。「感無量。涙が出た」と感激。息子の太基君(11)は「(石崎選手は)かっこいい。ぼくも何かに挑戦したい気になった」と目を輝かせた。親子で声を合わせ、「もう一つ勝って」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2016年3月23日発行 第472号より)

 

復興釜石新聞

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いわて南部地粉そば

「いわて南部地粉そば」が農林水産大臣賞を受賞!

川喜と岩手大学の共同開発 「いわて南部地粉そば」!

 

一般財団法人 食品産業センター主催(後援: 農林水産省)の「平成27年度優良ふるさと食品中央コンクール」新技術開発部門において、株式会社 川喜のと岩手大学が共同開発した「いわて南部地粉そば」が、最も優秀な作品に与えられる「農林水産大臣賞」を受賞しました!

 

「いわて南部地粉そば」の注目ポイント!

岩手大学と共同研究で開発した独自の「気流式粉体殺菌技術」により、酒精等の添加物を使用しなくてもそばの風味を残しつつ、賞味期限を10日間延長させることに成功!

 

お土産に買って帰って、ご自宅で風味の良い美味しい生そばを堪能するできるようになりました!

 

いわて南部地粉そば

 

https://kawakinomen.com/index.html

カラダにやさしい麺作り 株式会社川喜

いつもありがとうございます。弊社は岩手県釜石市より、素材を吟味したこだわりの麺をお届け致します。
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シープラザ釜石内「かまいし特産店」ほか、市内スーパー等でお取り扱いしております。
平成27年度優良ふるさと食品中央コンクール受賞作品の一覧は こちら(592 KB pdfファイル)

 

◆優良ふるさと食品中央コンクールとは・・・

全国各地で生産されている地域色豊かな「ふるさと食品」の中で、製造・加工に関する新技術等による品質の向上及び地域で生産される農林水産物の加工利用の面で特に優れた成果をあげた食品に対して、農林水産大臣賞、農林水産省食糧産業局長賞及び一般財団法人食品産業センター会長賞を授与する。
※新技術開発部門: ふるさと食品の製造・加工に関する新技術の開発又は実用化を行ったもの。

◆主催 一般財団法人食品産業センター

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一塁側の応援スタンドに駆け寄る釜石高ナイン

センバツ初勝利 復興の光に〜21世紀対決 小豆島に2-1、釜石高 歴史つくった

一塁側の応援スタンドに駆け寄る釜石高ナイン

悲願の甲子園初勝利。「校歌」を歌った後、一塁側の応援スタンドに駆け寄る釜石高ナイン

 

 「鋼鐵(はがね)の意志(こころ)」甲子園に響く――。第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)は20日、西宮市の阪神甲子園球場で開幕。釜石(岩手)は第2日の第1試合で同じ21世紀枠の小豆島(香川)と対戦し、2―1で競り勝った。不利と予想された下馬評を覆し、20年ぶり2回目のセンバツで手にする悲願の甲子園初勝利。一塁側のアルプススタンドには釜石から、あるいは釜石ゆかりの各地から約2千人が応援に駆け付け、被災地に届ける1勝に沸いた。

 

 釜石が接戦を制し、悲願の甲子園初勝利を手にした。三回1死三塁で1番佐々木航が中前に弾き返して先制。佐々木航は八回にも中前打で出塁し、3番奥村の中越え二塁打で生還。結局、これが決勝点となった。主戦の岩間は立ち上がりこそ制球が定まらなかったが、尻上がりに調子を上げ、直球とスライダーにチェンジアップを効果的に混ぜて打ち取り、完投した。

 

被災地に届ける勇気の1勝

 

スコアボード

 

 20年前、釜石南高として初めて甲子園の土を踏んだ、米子東とのあの初戦が思わず頭をよぎった。2―0とリードして迎えた最終回の守り。1死二塁から左前安打にエラーが絡み、1点差に迫られる。20年前はここから逆転され、無念の涙をのんだが、今度は違った。落ち着いて後続を内野ゴロに打ち取り、ゲームセット。「釜石高の歴史をつくった」。九回を投げ抜いた岩間大投手は、4万2千人の大観衆の中で飛び上がって喜んだ。

 

 「ここまでが長かった。たくさんの期待を背負い、子どもたちにはつらい時期もあったと思うが、本当におめでとうと言ってやりたい」。佐々木偉彦監督は選手とともに、晴れやかな表情で母校の校歌を甲子園に響かせた。

 

 21世紀枠でつかんだ2度目のセンバツ切符。しかも震災を乗り越えての出場で全国から注目を集めることになったが、のしかかる重圧も大きかった。技術よりメンタル面を重視してきた佐々木監督。時には「(被災地ということで)ひいきにされることに甘えるな」と選手に厳しく諭すこともあったという。「野球と震災は分けて考えています。野球をやるのは生徒。せっかく出るのであれば、シンプルに野球に集中し楽しんでほしかった」。32歳の青年監督は、この信念を貫き通した。

 

 大舞台に向かって選手の気持ちを盛り上げていく心配りも見事だった。試合直前の室内練習の場面では、各部員宛てのメッセージをパソコンの画面に映し出して見せた。「ここで、それが出るか」。岩間投手は感極まり、思わず泣いたという。

 

 「うちは弱いです」と佐々木監督はよく口にする。甲子園本番までの練習試合は8連敗。最後に予定していた練習試合は、雨もあったが取りやめたほど。うまくいかなかった時期を乗り越え、監督のタイムリーなメッセージがナインの気持ちを切り替え、奮い立たせた。

 

 ベンチでは「一丸」を心がけ、親指と小指を突き上げる共通ポーズで盛り上げた。「どんな状況の時でも気持ちを落とさず、『いいね』。これが勝利のルーティーン」と佐々木監督は笑った。

 

 震災後、21世紀枠での東北勢の勝利は初めて。大会前に目標に掲げていた「ベスト4」へ一歩近づいた。次戦の相手は滋賀学園(滋賀県)。岩間投手は「次もガンガン強気で攻めたい」と力を込める。粘りに粘ってセンバツ出場につなげた、昨秋のムードに似てきた。

 

(復興釜石新聞 2016年3月23日発行 第472号より)

 

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阿部志穂さん(左)ら釜石市民が復興の現状を全国に発信したラジオ番組の公開生放送

TOKYO FM「心の復興」全国へ配信〜震災5年 被災者の声 ラジオに乗せ

阿部志穂さん(左)ら釜石市民が復興の現状を全国に発信したラジオ番組の公開生放送

阿部志穂さん(左)ら釜石市民が復興の現状を全国に発信したラジオ番組の公開生放送

 

 TOKYO FMグループの衛星デジタルラジオ「ミュージックバード」は11日、震災から5年を迎えるにあたり、釜石市から全国のコミュニティーFM108局を結ぶ特別番組「KIZUNA STATION」を公開生放送した。

 

 鈴子町のシープラザ釜石1階イベントステージが会場。シンガーソングライターの因幡晃さんがメーンパーソナリティーを務め、震災を経験した釜石市民らがゲスト出演した。

 

 浜町で車ごと津波にのまれ一命を取り留めた菊池真智子さん(54)=菊鶴商店経営=は、自身の被災体験や震災後の商業環境などを紹介。「直後は多くのボランティアに来ていただき、(商売でも)助けられた。3年過ぎてから訪れる人も減ってきている」とし、全国に三陸の海の幸をアピールしながら来訪を呼びかけた。

 

 出演後、「復興はまだ途上。実際に釜石に来て、自分の目で見て人と話して、状況を知ってほしい」と菊池さん。住宅再建への不安も口にし、「被災したみんなが一日も早く穏やかな生活を送れるようになるのが何よりの願い」と実感を込めた。

 

 「かまいしさいがいエフエム」パーソナリティーの阿部志穂さんは、これまでの取材活動で感じた被災者の心の葛藤などを伝えた。仮設住宅から災害公営住宅への転居でコミュニティーの再構築が課題となっている現状にも触れ、「心の復興」の難しさを浮き彫りにした。全国のリスナーへ多くの支援に対する感謝の気持ちを述べ、「震災時、地域のつながりが大きな力を発揮した事例は多い。防災対策とともに、今、周りにいる人たちをぜひ大切にしてほしい」と呼びかけた。

 

 他にも釜石観光ボランティアガイドなどが出演し、震災後の状況と今後の展望などを発信した。因幡さんは鎮魂の祈りを込めた歌も披露し、4時間にわたる放送を全国に届けた。

 

(復興釜石新聞 2016年3月19日発行 第471号より)

関連情報 by 縁とらんす
MUSIC BIRD 公式サイト

スタッフです。今日は岩手県釜石市からミュージックバードの特別番組「KIZUNA station」をお送りしました。全国108局のコミュニティFMを結んだ4時間の生放送。無事に終えることが出来ました。「ことづて」と 「涙よ今祈りになれ 」も歌わせてもらい、被災地の方にお届けできたと思います。会場に来てくれた方々、スタッフの方々、聴いてくれた方々ありがとうございました。

因幡 晃さんの投稿 2016年3月11日

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製作したマグネットシートを壁に貼る子どもを笑顔で見つめる寺崎幸季さん(右)

笑いとアートで釜石を元気に「願えばかなう、動けば届く」寺崎さん(釜石高2年生)復興への思いを形に

製作したマグネットシートを壁に貼る子どもを笑顔で見つめる寺崎幸季さん(右)

製作したマグネットシートを壁に貼る子どもを笑顔で見つめる寺崎幸季さん(右)

 

 東日本大震災の復興支援活動でつながるアーティストの日比野克彦さんと釜石高2年の寺崎幸季さんが、笑いとアートで釜石市民を元気に――。12日、寺崎さんの復興への思いを形にしたイベントが大町の情報交流センター釜石PITで開かれ、「つくる、たべる、うたう、つたえる、わらう」をコンセプトに来場者に楽しい時間を提供した。

 

 日比野さんがナビゲーターを務める東京のFMラジオ局J―WAVEの震災復興支援番組がプロデュース。寺崎さんが住む中妻町仮設団地(昭和園)で昨年9月に開いたイベントを発展させ、第2弾を企画した。

 

 ハートをデザインするマグネットシート作りには老若男女が参加。作品は同センターに隣接する市民ホールの工事用外壁に飾り付けた。「ハートマークビューイング」と呼ばれるこの活動は震災後に日比野さんが始めた被災地支援で、仮設住宅の壁を彩るハートアートが被災者の心を和ませてきた。寺崎さんと日比野さんとの出会いにより、活動はさらなる広がりを見せ、全国の賛同者から作品が寄せられるように。今回もイベントに合わせ、2千枚以上の作品が届いた。

 

 ライブには、お笑い芸人のハイキングウォーキング、シンガーソングライターの矢井田瞳さんが出演。爆笑ネタ、心に響く弾き語りでそれぞれ観客を魅了した。2組は初の「釜石もちまき大使」にも任命され、釜石ならではのイベントの締め(餅まき)を熱く盛り上げた。他にも寺崎さんら復興に携わる市民のトークショー、虎舞披露、めかぶそばなどの振る舞いがあり、来場者は身も心もリフレッシュし、明日への活力につなげた。

 

もちまき大使第1号となったハイキングウォーキング(中央)

もちまき大使第1号となったハイキングウォーキング(中央)

 

 「ハイキング―のネタが個性的で面白かった」と和田悠晟君(釜石高1年)。高校の先輩寺崎さんの行動力に感心しながら、「自分も昨年秋から同級生と復興支援のボランティア活動を始めた。寺崎さんのように、いろいろ挑戦していきたい」と意欲を見せた。

 

 大人たちにぶつけた素直な思いが共感を広げ、多くの協力者と共に釜石復興へ力を与えている寺崎さん。「願えばかなう、動けば届くというか…。震災がなければ平凡に暮らしていただろう。(いろいろ失い)悔しい気持ちはあるが、震災から得たものも大きい」と実感を込める。

 

 11日の震災発生時刻は初めて1人で迎えた。「列車内に居て、1人で考え込んでしまった」と5年の歳月の重みをかみしめた。これからの釜石について、「(外部)ボランティアが観光客になって、再び釜石を訪れた時が(真の)復興だと思う」とし、「若い人たちが釜石に来るきっかけを作り、もう一度来たくなるような機会を提供していきたい」と、さらなる前進を誓った。

 

(復興釜石新聞 2016年3月19日発行 第471号より)

 

https://en-trance.jp/event/7147.html

HEART TO HEART FES IN TOHOKU | かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

アーティスト日比野克彦さんがナビゲーターを務める東京のFMラジオ局の番組『Hitachi Systems HEART TO HEART』がプロデュースする複合イベントが、3月12日(土)チームスマイル・釜石PITにて開催されます。
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先日釜石PITにて行われたイベントHEART TO HEART で、ハートのマグネット作りにも参加させてもらったよ♪ゆきちゃんにまた会いたいな♡https://www.facebook.com/heart.magu.kamaishi

矢井田瞳さんの投稿 2016年3月16日

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釜石○○会議「横田親さん講演会&活動報告会」

釜石○○会議「横田親さん講演会&活動報告会」を開催します

釜石○○会議「横田親さん講演会&活動報告会」
 

釜石○○会議のスピンオフ企画として、横田親さん講演会&活動報告会を下記により開催いたします。たくさんの方のご参加をお待ちしております。

 

釜石○○会議とは

行動する市民を発掘・応援!釜石に想いのある若者らを対象に、釜石をより楽しくするためにやりたいことを挙げ、自らの手でカタチにするための「新たな一歩」を応援する場、いわば行動への補助線です。
※参加者がそれぞれのやりたいことを ○○(まるまる)に入れて、自ら企画し行動して欲しい、という願いを込めています。

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/03/19/kamaishimarumarukaigi.pdf

釜石○○会議講演会&活動報告会チラシ

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 371 KB
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日時

2016年3月27日(日)14時~16時

会場

イオンタウン釜石 2階 イベントスペース

参加

どなたでもご参加いただけます。(入場無料・出入り自由)

内容

横田親さん講演会
兵庫県丹波市で、地域おこしやまちの活性化のための様々なコミュニティ創設に取り組んでいる横田親さんをお招きし、ご自身の活動をご紹介いただきます。
—————————————————————————
横田親(いたる)
兵庫県丹波市在住 33歳 丹波市議会議員
株式会社リクルートキャリアに入社後、2012年4月に独立。
2012年11月の丹波市議会議員選挙にて、史上最年少の市議会議員となる。
また、市議会議員の傍ら、自らも積極的に丹波市のPRに取り組み、その甲斐もあり、丹波市は、2015年にAERAにて「選ばれる田舎」に選出され、2016年度は北近畿(北兵庫・北京都エリア)で移住者数が1位となった。
丹波市内ではさまざまなコミュニティの創設に関わる。
お寺で語る「BOWS-CAFE」や100人規模で楽しく企画する「丹波100プロジェクト」、子育て中の母親の就業支援を目的とした「ママパソ」など様々な活動を展開。
自宅が180年の古民家であり、自らも空き家の活用にチャレンジしているほか、都市部に住まう人々の気軽な別荘『サードプレイス』や空き家改修プロジェクト『リノベーション・ラボ』にも取り組む。
人生の目標であり、すべての活動の根源にある目的は「あらゆる人の心から躊躇いを消すこと」。

 

チーム活動報告会
第1回釜石○○会議から1年近くが経過しましたが、○○会議で誕生した各チームがそれぞれ様々な活動を展開しています。
これまでの活動の成果を振り返るとともに、今後の方針・展望を各チームから発表していただきます。

問い合わせ先

釜石○○会議実行委員会事務局
(釜石市総合政策課まち・ひと・しごと創生室)
TEL:0193-31-2005
E-mail:marumaru(アットマーク)tohokumirai.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「(アットマーク)」で表記しています。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 総合政策課 まち・ひと・しごと創生室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(132) / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/1200197_3278.html
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釜石高校 甲子園 パブリックビューイング

釜石高校 対 滋賀学園〜甲子園パブリックビューイング

釜石高校 対 滋賀学園〜甲子園パブリックビューイング

 

釜石南高校時代から20年ぶりの甲子園!応援も悔いのないように、遠く離れた釜石からも球児たちに熱い声援を!

 

釜石情報交流センター内のチームスマイル・釜石PITでは、3月25日(金)の滋賀学園戦を、パブリックビューイングで中継いたします。

 

255インチの大画面スクリーンと迫力のサウンドで、みんなで応援しましょう!ご来場の方には、応援をさらに盛り上げる「スティックバルーン」もお配りいたします!

 

日時

2016年3月25日(金)14:00〜(開場 13:30)
※前の試合状況により開始時間が前後する場合があります

場所

釜石情報交流センター内 チームスマイル・釜石PIT
住所:岩手県釜石市大町1-1-10
※ペットボトル飲料持込み可

入場料

無料

 

※天候等により試合が順延となった場合は、本イベントも試合日程に合わせ順延します。
※会場に駐車場はございません。お車の方は近隣の釜石大町駐車場をご利用ください。

 

主催:釜石まちづくり株式会社(お問い合わせ 0193-22-3607)

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

震災犠牲者に思いを寄せ、鎮魂と一日も早い地域の復興を祈る追悼供養法要の参列者

鵜住居 常楽寺「大日如来像」寄進の法要〜協同商船 亡き先代社長の恩返し

震災犠牲者に思いを寄せ、鎮魂と一日も早い地域の復興を祈る追悼供養法要の参列者

震災犠牲者に思いを寄せ、鎮魂と一日も早い地域の復興を祈る追悼供養法要の参列者

 

 鵜住居町の常楽寺(藤原育夫住職)では11日、寄進された「大日如来像」の開眼供養式と東日本大震災追悼供養法要が営まれた。檀(だん)信徒や関係者約150人が参列。仏の加護に感謝し、震災犠牲者の鎮魂、遺族や地域住民の安寧を願い、祈りをささげた。

 

 大日如来像を寄進したのは、船舶輸送業を営む東京都の協同商船(福田光容社長)。徳島県阿南市の仏師宮本義一さん(74)と門弟の東正義さん(68)=徳島市=、阿部和仁さん(68)=同=が木曽檜(ひのき)を彫り、1年余りかけて完成させた。

 

復興と震災犠牲者の冥福を祈念する「大日如来像」

 

 同社は先代社長の故福田正さんが1948年に創業。日本製鉄時代から新日鉄(現・新日鉄住金)釜石製鉄所の鋼材、原料輸送を担い、戦後の復興に貢献。正さんは釜石の観光船運航にも携わった。

 

 同像の寄進は、福田正海専務と東さん=まるいち汽船(広島県尾道市)取締役=の仕事上のつながりが縁で実現。父・正さんが世話になった釜石に震災の祈りの場を考えていた正海専務と宮本仏師の被災地に対する思いが重なり、新日鉄釜石OBの仲立ちで常楽寺への安置が決まった。

 

 式には尽力した4人のほか同OBらも参列し、開眼供養を見守った。正海専務は「皆さまのお力添えでここまで来られた。大日如来様自身が釜石に来たくて、私たちが動かされた気がする」と目に見えない導きに感謝。宮本仏師は「何かできればと思っていた。このような機会を得て、非常に光栄。皆さんに喜んでいただけたら」と思いを込めた。

 

 開眼式後は震災犠牲者を供養する法要が行われた。僧侶らの読経が響く中、参列者が焼香。あの日逝ってしまった大切な人たちを思い、手を合わせた。同寺では震災で420人もの檀信徒が犠牲になった。

 

 藤原住職は、高台に再建された寺から見下ろすまちに帰還希望者の切なる願いを重ね、「ここに人が住み、最後の1人まで笑顔が出た時こそが初めて復興だろう。道のりは長く険しいが、1人ひとりがどう進んでいくかを考える時期になってきている。次の世代にかけて心からの笑顔が出ることを祈念してやまない」と鵜住居の将来に希望を託した。

 

(復興釜石新聞 2016年3月16日発行 第470号より)

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釜石市主催の震災5周年犠牲者追悼式で、犠牲になった家族や知人の面影を思い、手を合わせる参列者=11日釜石高校体育館

震災5年 犠牲者しのぶ、ふるさと再生願い黙祷

釜石市主催の震災5周年犠牲者追悼式で、犠牲になった家族や知人の面影を思い、手を合わせる参列者=11日釜石高校体育館

釜石市主催の震災5周年犠牲者追悼式で、犠牲になった家族や知人の面影を思い、手を合わせる参列者=11日釜石高校体育館

 

 東日本大震災から5年を迎えた11日、県内は犠牲者の死を悼む鎮魂の祈りに包まれた。震災関連死を含め1062人が犠牲になり、152人が今なお行方不明のままとなっている釜石市では、被災21地区でかさ上げ工事が進み、自宅の自力再建や災害公営住宅への入居が始まっているものの、いまだ3600人余りが仮設住宅で生活を送る。市主催の震災5周年追悼式は甲子町の釜石高体育館で行われ、参列した遺族ら約600人が震災発生時刻の午後2時46分に黙とう。亡き家族や知人の面影を思い、一日も早い復興を願って手を合わせた。

 

節目の追悼式 遺族ら600人参列

 

 政府主催の追悼式の中継に合わせて国歌を斉唱した後、午後2時46分を告げるサイレンに合わせて黙とう。野田武則市長は「5年前のあの時の思いを決して忘れてはならない。悲劇を二度と繰り返さないよう、教訓を次の世代に確実につなげていくことを誓う」と式辞を述べた。

 

追悼式では釜石市合唱協会メンバーが鎮魂と復興の思いを込め献唱した

追悼式では釜石市合唱協会メンバーが鎮魂と復興の思いを込め献唱した

 

 母トモさん(享年92)を亡くした唐丹町小白浜の自営業、千葉陽一さん(81)が遺族代表で追悼のことば。津波は海抜約20メートルの場所にあった自宅1階に流れ込み、トモさんはがれきの下敷きに。近所の人の手を借りて助け出されたが、震災の影響で電気が止まっていたため暖を取ることができず、その日のうちに亡くなった。

 

 千葉さんは「がれきに囲まれ、医者に連れて行くこともできなかった。母は『寒いよ、寒いよ』と繰り返し、息を引き取った。手押し車でも、背中におぶってでも、なぜ避難しなかったか。『まさかここまでは』という思いがあったかもしれない。悔やまれてならない」と振り返った。そのうえで、発展を遂げようとする釜石の姿を見ることなく亡くなった人たちに「残された私たちを静かに見守ってください。そして安らかにお眠りください」と語りかけた。

 

 釜石市合唱協会の22人が「麦の唄」など2曲を献唱。生田流正派箏成会が奏でる琴の音が響く中、参列者が次々と献花台に白菊を手向け、犠牲になった家族や知人に思いをはせた。

 

 片岸町室浜に住む娘の山﨑めぐみさん(享年48)を亡くした定内町の早坂テツさん(88)は「高齢になり、最後だと思って足を運んだ。あの日と同じ金曜日。強く思い出してしまって…。近くに娘がいたらどんなにいいか」と涙が頬を伝った。

 

(復興釜石新聞 2016年3月16日発行 第470号より)

 

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組み合わせ抽選会

センバツ初戦は小豆島と〜釜石高 菊池主将「被災地の声援に応えたい」

 20日に開幕する第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会は11日、大阪市の毎日新聞大阪本社で行われ、20年ぶりに甲子園の土を踏む釜石(岩手)の初戦の相手は、同じ21世紀枠で出場する小豆島(香川)に決まった。大会2日目の第1試合(21日午前9時開始予定)で対戦する。この日は東日本大震災から丸5年。抽選会場では、被災地から出場する釜石に関心が集まった。しかも、史上2度目という”21世紀枠対決”が実現。注目度はさらに高まったが、菊池智哉主将(3年)は「いつもの自分たちの野球をやるだけ。最後まで粘り強く」と落ち着いて言った。

 

健闘を誓い合う釜石の菊池智哉主将(左)と小豆島の樋本尚也主将

史上2度目の「21世紀枠対決」が実現。健闘を誓い合う釜石の菊池智哉主将(左)と小豆島の樋本尚也主将=11日、毎日新聞大阪本社

 

 組み合わせはまず、同地区対戦を避けるための振り分けを行い、抽選の順番が最後になった東北地区の釜石に残されたのは開幕試合の「1番」か「7番」。菊池主将は後者を引き当て、小豆島との対戦が決まった。

 

 小豆島は、少子化、野球人口減の困難を克服し、来春の統合を前に甲子園初出場を決めた注目校。話題の2校の対戦が決まると、会場からどよめきが湧いた。菊池主将は「甲子園の雰囲気をつかんでから試合をしたかったので、開幕日だけは避けたかった」と胸をなでおろした。

 

 「うちのチームは強い相手ほど燃える」と大阪桐蔭など強豪校との対戦を望んでいたが、小豆島との対戦もどこかで予感していた。ビデオ映像でプレースタイルを確認したこともあるという。ステージに上がり、小豆島の樋本尚也主将と握手を交わした菊池主将は「野球を考え、楽しむスタイルのチームと聞いている。自分たちも見習う部分はある」と謙虚に話した。

 

 小豆島は17人の部員全員が島出身。21世紀枠とはいえ、昨秋の神宮大会を制した高松商を香川県大会で破っている実力校だ。しかし、気持ちでは釜石も負けてはいない。菊池主将は「最後まで粘り抜く自分たちのスタイルを貫き、勝って釜石高の歴史をつくりたい」と力を込めた。

 

 抽選前には会場の全員で黙とうもささげられた。松原町で被災し甲子町の仮設住宅で暮らす菊池主将は、多くの記者に囲まれ、「この日に抽選会場にいることがありがたい。被災地の声援に応えたい」と、あらためて誓った。

 

 鵜住居町の実家が津波で全壊した佐々木偉彦監督(32)も「大切な日に、この場にいられることがうれしい」と組み合わせ抽選会に臨んだ高揚感をかみしめた。

 

釜石の佐々木偉彦監督(右)と小豆島の杉吉勇輝監督も握手

釜石の佐々木偉彦監督(右)と小豆島の杉吉勇輝監督も握手

 

 小豆島の杉吉勇輝監督は同じ32歳で、青年監督対決としても注目を集める。握手を交わした佐々木監督は「(小豆島は)対戦したい学校だった。投手が良く、守備が堅い印象が強い。ミスを減らし、最少得点に抑えて粘り強く戦いたい」とゲームプランを描く。試合巧者との評判も高い杉吉監督は「投手を中心に守り勝つ野球をしたい」と笑顔で応えた。

 

(復興釜石新聞 2016年3月16日発行 第470号より)

 

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