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東北横断自動車道・釜石花巻道路遠野区間の開通をテープカットで祝う達増知事ら

遠野区間11キロ開通、東北横断道釜石花巻道〜釜石―秋田 高速道路で直結

東北横断自動車道・釜石花巻道路遠野区間の開通をテープカットで祝う達増知事ら

東北横断自動車道・釜石花巻道路遠野区間の開通をテープカットで祝う達増知事ら

 

 国土交通省岩手河川国道事務所が整備を進めていた東日本大震災の復興支援道路、東北横断自動車道釜石秋田線釜石―花巻間(釜石花巻道、80キロ)の遠野住田インターチェンジ(IC)―遠野IC間(11キロ)が3日、開通した。9日には、残る釜石市内の6キロも完成し、釜石から秋田市までが高速道で直結。同時に三陸沿岸道路とも接続し、高速道の結節点となる釜石周辺の交通環境は劇的に変化する。

 

 開通式は遠野市上郷町の遠野住田ICで行われ、約100人が出席。達増拓也知事は「沿岸と内陸が本県史上初めて高速交通体系で結ばれる。復興を力強く後押しし、岩手の未来を切り開く道路になる」と期待を述べた。遠野市の本田敏秋市長は「内陸と沿岸市町がしっかりとタッグを組み、連携交流する中で、しっかりと道路を生かしたい」と決意を示した。

 

 鈴木俊一衆院議員、平野達男、木戸口英司両参議院議員が祝辞。地元を代表して遠野市観光協会の三浦芳昌会長があいさつし、「震災復興へ、今後も遠野市としての役割を果たしていきたい」と述べた。

 

 達増知事ら6人がテープカット。釜石市の野田武則市長ら9人がくす玉を割り、開通を祝った。この後、パトカーを先頭にトラックや招待客の自動車など約30台が遠野ICまでをパレードした。同日午後3時には一般車両の通行が始まった。

 

釜石花巻道路の遠野住田IC付近=国土交通省岩手河川国道事務所提供

釜石花巻道路の遠野住田IC付近=国土交通省岩手河川国道事務所提供

 

 遠野住田―遠野間(遠野市上郷町平倉―綾織町新里)は2011年度に着工した。総事業費は356億円。両IC間の開通で、釜石花巻道は釜石仙人峠IC―花巻ジャンクション(JCT)までの74キロが直結。花巻市役所から釜石市役所までの所要時間は約11分短縮され、85分程度となる。

 

 9日には、釜石仙人峠IC―釜石JCT間の6キロと、三陸沿岸道路の釜石南IC―釜石両石間の14・6キロが同時開通。復興の加速化、物流の効率化、産業・観光振興など、さまざまな効果が期待される。

 

(復興釜石新聞 2019年3月6日発行 第771号より)

 

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祈りのパーク、鎮魂の桜植樹〜「釜石に桜を植える会」震災伝承の決意込め

「安らぎの場に」と願いを込めた「植える会」のメンバーや遺族

「安らぎの場に」と願いを込めた「植える会」のメンバーや遺族

 

 東日本大震災で多数の犠牲者を出した釜石市鵜住居町の鵜住居地区防災センター跡地に整備中の追悼施設「釜石祈りのパーク」に22日、犠牲者の鎮魂と悲惨な記憶を乗り越えて生きることの大切さや素晴らしさを感じる場に―との願いを込めて、桜の木が植えられた。被災地に安らぎの場をつくろうと活動する「釜石に桜を植える会」(中川淳会長)が主催。同会メンバーや遺族ら約20人が参加した。

 

 パークを囲む形に盛り土した緑地の斜面に、高さ約4メートルのヤマザクラ3本を植樹。根元に丁寧に土をかぶせ、間もなく訪れる暖かい陽気の中で花開き、震災に思いを寄せる散策路を彩る日を心待ちにした。

 

 枝には、参加者や県内外の支援者の名前を書いた木札を結び付けた。「わすれない」「優しい笑顔があったあの時にタイムスリップしたい」「桜の下で皆が笑顔になれますように」。亡き人への思いや地域の復興を願う言葉もつづられ、震災を後世につなぐ場となることへの願いも込めた。

 

被災地を見下ろす「祈りのパーク」に鎮魂の桜を植樹

被災地を見下ろす「祈りのパーク」に鎮魂の桜を植樹

 

 震災で片岸町室浜の実家が被災し、兄夫婦など親族4人を亡くした佐々和代さん(71)は「この場所を訪れることで、心の中にゆとりや和みができると思う。春にすてきな花を咲かせてほしい」と待ち望んだ。

 

 町内の災害公営住宅で共に暮らす妹の光代さん(67)はパーク周辺に整備が進む建物、つながる鉄路、開催が迫るラグビーワールドカップ(W杯)にまちの変化を実感。「三陸鉄道が開通したら、姉と行ったことのない場所へ足を運んでみたい。少しずつでも人が戻り、にぎわいのある地域になればいい」と願った。

 

 同会はパーク内に計18本を植える予定。桜を植える会理事で仙寿院の芝崎惠應住職は「鵜住居のみならず市内全体の犠牲者、遺族の心安らぐ祈りの場になれば」と思いを寄せた。

 

 植樹費用として全国から届けられた寄付金50万円を市に贈呈。野田武則市長は「御霊に手を合わせ祈る、二度と悲劇を起こさない決意―さまざまな思いの込もった場所。寄付した多くの人の気持ちもあり、慰霊しながら大切に守っていく」と受け止めた。

 

 パークには震災犠牲者の芳名板・献花台を備えた慰霊碑のほか、震災の津波の高さを示すモニュメント、市防災市民憲章碑を設ける。中央の慰霊の場は階段で結ばれ、円形の緩やかなスロープに沿ってパーク内を巡ることもできる。スロープの脇には、防災センター跡地を示す碑も設置する。

 

 慰霊碑などモニュメントは完成しており、震災から8年となる3月11日に献花式などを行う。仕上げ舗装、スロープなど一部外構工事が残り、12日から22日は入場を制限。3月末の事業完了を予定する。

 

(復興釜石新聞 2019年2月27日発行 第769号より)

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広報かまいし2019年3月1日号(No.1707)

広報かまいし2019年3月1日号(No.1707)

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広報かまいし2019年3月1日号(No.1707)

広報かまいし2019年3月1日号(No.1707)

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【表紙】東日本大震災犠牲者追悼式開催のご案内/東日本大震災身元不明者の供養について
【P2~3】3月11日に釜石市防災市民憲章を制定します
【P4~5】釜石祈りのパークでの献花を行います/いのちをつなぐ未来館・鵜の郷交流館の供用を開始します/4月から蛍光管や乾電池などのごみの出し方が変わります/復興住宅・市営住宅などの入居者募集
【P6~7】まちのお知らせ
【P8】やっぺし!RWC2019推進本部通信/三陸沿岸道路・東北横断自動車道釜石秋田線 3月9日㊏15時開通!/市長のつぶや記

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カウントダウンボードを除幕する野田市長ら

三陸防災復興プロジェクト開幕まで100日〜野田市長「多くの人に三陸の魅力を」、三鉄釜石駅ボード除幕

カウントダウンボードを除幕する野田市長ら

カウントダウンボードを除幕する野田市長ら

 

 6月から開幕する三陸防災復興プロジェクト2019(実行委員会=会長・達増知事=主催)まで100日となった21日、釜石市鈴子町の三陸鉄道釜石駅にカウントダウンボードが設置された。除幕に加わった野田武則市長は「三陸防災復興プロジェクトは地域振興に大きな役割を果たし、三陸が一つになるチャンス。秋に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)と合わせ、多くの人に三陸の魅力を楽しんでほしい」と期待した。

 

 ボードは縦84センチ、横59センチで、開幕日の6月1日までの日数がデジタル表示される。釜石駅を含む三陸鉄道の4駅と、県庁、6地区の県合同庁舎の計11カ所に設置された。

 

 三鉄釜石駅のボードを除幕した県沿岸広域振興局の石川義晃局長は「全国から多くの人を迎え、笑顔で接してほしい」、同駅の山蔭康明駅長は「三鉄を利用したイベントもある。地域のみなさんと一緒に三陸を盛り上げていきたい」と述べた。

 

 同プロジェクトは東日本大震災の風化を防ぎ、復興する被災地の姿を全国に発信するのが狙い。6月1日から8月7日まで68日間にわたり、沿岸13市町村で22のイベントを繰り広げる。

 

 震災の教訓や地域防災について考えるシンポジウムを各地で開催。郷土芸能祭のほか、復興支援に取り組んできた指揮者佐渡裕さん、音楽家坂本龍一さんらを招いたコンサートも開く。沿岸の飲食店では、国内外の名シェフと地元料理人が三陸の食材を生かした創作メニューを提供する。

 

 6月1日のオープニングセレモニーは釜石市で開催。同2日まで釜石と大槌町で三陸防災復興シンポジウムが開かれる。

 

(復興釜石新聞 2019年2月23日発行 第768号より)

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東谷さん(左)と意見を交わす釜石商工高の生徒ら

釜石大観音仲見世通りを訪問、商店街復活の取り組み学ぶ〜釜石商工高総合情報化、就職促進 キャリア意識の醸成図る

東谷さん(左)と意見を交わす釜石商工高の生徒ら

東谷さん(左)と意見を交わす釜石商工高の生徒ら

 

 釜石商工高(村上則文校長、生徒338人)の総合情報科2年生約60人は18日、空き家リノベーションによるまちづくりが進められている釜石市大平町の釜石大観音仲見世通りを見学。「ゼロ店舗商店街からの復活」を目指し、新事業を立ち上げた3人から取り組みへの思いや展望などを聞き取った。

 

 1970年代に形成された仲見世通り商店街は20店舗以上が軒を連ねたが、閉店が相次ぎ、2017年12月には稼働店舗がゼロとなった。空き家や2階の住宅利用のみとなっていた通りに着目した若者たちが、空き店舗を改修し仕事場として活用したり、イベント開催など新たな人の流れが生まれている。

 

 再生の明かりをともしたシェアオフィス「co―ba(コーバ) kamaishi」オーナーの宮崎達也さん(47、三重県出身)、不動産活用を推進する合同会社「sofo(ソホ)」共同代表の神脇隼人さん(30、千葉県出身)、「民泊あずま家」店主の東谷いずみさん(25、大槌町出身)が、それぞれ取り組みを説明した。

 

 震災復興に携わるため移住した一級建築士の宮崎さんは本業の傍ら、同通りを再び人の行き交う場にしようと各種イベントも手掛けてきた。土産物店だった木造2階建ての物件を改修し、昨年5月にシェアオフィスをオープン。同通りの魅力は「赤い屋根の建物群と景観。建物を改修すれば活性化、おしゃれなまちになる。釜石の復興に貢献したい」と語った。

 

 そば店だった建物の2階で昨年9月から民泊営業を始めた東谷さんは、人のつながりを大切にした交流の場づくりへの思いを打ち明けた。神脇さんは1階部分を活用し、6月を目標にカフェを開業する予定。「釜石は受け入れる文化、新しいことが動き出す余白がある。チャレンジできるまち」と印象を話した。

 

 家業の理容店を継ぐと意志を固めている熊谷長士(たけし)さんは「人のつながりを大事にしたいという思いに共感。起業にも興味を持った。釜石がもっと大きなまちになるよう盛り上げたい」と夢を膨らませた。

 

 この企業見学は県沿岸広域振興局が釜石・大槌地域の小中高生を対象に地元企業への理解や就職の促進、キャリア意識の醸成を目的に行っている。本年度は同地域の17校が地元企業を見学。同校は18校目で、同日は市内のホテルや水産加工会社も回った。

 

(復興釜石新聞 2019年2月20日発行 第767号より)

 

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「おもてなしを支えたい」大会ボランティア、釜石に200人集結〜W杯成功へ思いを一つに

「おもてなしを支えたい」大会ボランティア、釜石に200人集結〜W杯成功へ思いを一つに

ラグビーW杯成功へ思いを一つにした大会ボランティア

ラグビーW杯成功へ思いを一つにした大会ボランティア

 

 9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のボランティア向けのオリエンテーションが16日、釜石市民ホールで開かれた。釜石で行われる2試合で観客の案内などに当たるボランティアが集結し、初顔合わせ。交流を深めながら、W杯の成功に向けて思いを一つにした。

 

 オリエンテーションはラグビーワールドカップ組織委員会が2月から3月にかけて全国12会場で開催しており、釜石は6カ所目。

 

 大会ボランティアには全国で約3万8千人が応募し、約1万3千人が採用された。釜石市では19歳から78歳までの約700人が来場者の案内や関係者の輸送補助などを担う。

 

 オリエンテーションには約200人が参加。釜石市ラグビーワールドカップ推進本部事務局の正木隆司総括部長は「みんなでスクラムを組み、一生に一度のW杯を成功に導こう」と呼び掛けた。

 

 組織委のスタッフはボランティアの心得として「笑顔が大事」「まずは自分が楽しむこと」などとアドバイス。前回W杯でボランティアが観客を案内する様子も映像で紹介された。最後に全員で拳を突き上げ、本番に向けて士気を高めた。

 

交流を深め、本番へ気持ちを高めるボランティアら

交流を深め、本番へ気持ちを高めるボランティアら

 

 釜石市大平町の市非常勤職員、山崎達美さん(69)は「みんなで熱い思いを語り合い、力を合わせて大会を成功させようと意気投合した」と高ぶる気持ちを表した。米軍三沢基地や1993年のアルペンスキー世界選手権盛岡雫石大会でボランティアを経験し、簡単な英会話もできる。関係者の輸送に当たるボランティアが少ないと聞き、運転手として大会を支えたいという。

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCでWTBなどとして10年間プレーした新日鉄住金釜石の菅野朋幸さん(34)は「現役時代は地域のみなさんに支えられた。今度はボランティアとして、その恩返しを」と思いを込める。

 

ストリートラグビーを体験するボランティア

ストリートラグビーを体験するボランティア

 

 この日は、イオンタウン釜石に設けられた専用フィールドでストリートラグビーの体験会も開かれ、オリエンテーションを終えたボランティアらも参加。盛岡市の会社員、高田昭子さん(49)も楕円(だえん)のボールを抱えて走り、「英語ができるので、世界中からやって来る人たちを心からもてなし、W杯の盛り上げにつなげたい」と息を弾ませた。

 

(復興釜石新聞 2019年2月20日発行 第767号より)

 

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周辺に復興住宅が建ち並ぶ鵜住居駅に滑り込む

釜石―宮古間、被災の山田線で試乗会〜三陸鉄道リアス線、3月23日開通へ

報道機関向けに試乗会が行われた山田線=11日、釜石駅

報道機関向けに試乗会が行われた山田線=11日、釜石駅

 

 東日本大震災の津波被害で不通となったJR山田線釜石―宮古間(55・4キロ)で11日、運行再開を前に報道機関向けの試乗会があった。車窓には、震災から復興が進む町並みが広がり、沿線の住民が笑顔で手を振る姿も見られた。同区間はJR東日本から三陸鉄道に移管され、リアス線として3月23日に開通する。

 

 JR東日本と三鉄は1月28日に試運転を開始。今月3日からは、運転士の技術習熟のための訓練運転を続けている。

 

 この日の試乗会は釜石―岩手船越間と宮古―陸中山田間の2コースに分かれて行われ、釜石駅からは報道機関13社、約30人が参加。元バドミントン選手でタレントの陣内貴美子さんがテレビカメラに向かい、沿線の模様をレポートする姿もあった。

 

 釜石駅を出発した車両は、甲子川の鉄橋を経てトンネルをくぐり、間もなく開通を迎える三陸沿岸道路と並行して走った後、復興事業の土盛りで町並みが一変した両石駅へ。さらに北へ進み、復興住宅が建ち並ぶ鵜住居駅のホームに滑り込んだ。

 

周辺に復興住宅が建ち並ぶ鵜住居駅に滑り込む

周辺に復興住宅が建ち並ぶ鵜住居駅に滑り込む

 

 同駅の周辺では、大漁旗を振って車両を出迎える住民の姿も。右側の車窓に釜石鵜住居復興スタジアムの大きな屋根が見えると、報道陣が一斉にカメラのシャッターを切った。

 

 釜石―宮古間は鵜住居、大槌、陸中山田など7駅に流失や浸水の被害が出たほか、線路が7・5キロにわたり流失した。三鉄に移管後は久慈(久慈市)―盛(大船渡市)間の163キロが一本につながる。

 

 リアス線は3月23日に開通記念列車を運行。翌24日から営業運転を始める。

 

(復興釜石新聞 2019年2月16日発行 第766号より)

 

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釜石の鉄道展 つながるリアス~三陸の鉄道アーカイブ~

釜石の鉄道展 つながるリアス~三陸の鉄道アーカイブ~ を開催します。

釜石の鉄道展 つながるリアス~三陸の鉄道アーカイブ~

 

平成31年3月23日(土)の三陸鉄道リアス線全線開通を記念して、釜石の鉄道展 つながるリアス~三陸の鉄道アーカイブ~ を開催します。

 

第1期開催期間 3月18日(月)~3月31日(日)

 

会場 釜石市民ホール TETTOギャラリー&共通ロビー
(3月20日(水)は休館、各日9~19時)
主催/釜石市民ホール TETTO(釜石市大町1-1-9/☎0193-22-2266)
共催/三陸鉄道株式会社、釜石市
協力/東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社

 

第2期開催期間 4月27日(土)~5月27日(月)

 

会場 釜石市郷土資料館
(火曜日休館・4/30は開館、各日9時30分~16時30分・16時最終入館)
主催/釜石市郷土資料館(釜石市鈴子町15-2/☎0193-22-2046)
共催/釜石市
協力/三陸鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社

 

■三陸鉄道株式会社、東日本旅客鉄道株式会社盛岡支社の共催、ご協力のもと、釜石や三陸の鉄道の歴史、復興への道のりを貴重な資料、写真、動画等で紹介する企画展です。入場は無料です。皆様のお越しをお待ちしています。

 

釜石の鉄道展リーフレット(559 KB pdfファイル) (クリックしてご覧ください。)

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広報かまいし2019年2月15日号(No.1706)

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【表紙】祝成人! 希望を胸に 未来へトライ
【P2~3】東日本大震災犠牲者追悼式/市民フォーラム いのちをつなぐ未来館の活用を考える/釜石・大槌企業交流プラザ/平成30年度かまいし地域づくりフォーラム/市・県民税の申告を受け付けています
【P4~5】意見を募集しています(次期男女共同参画推進計画(案)、釜石市新庁舎建設基本計画(案))/すこやかアイドル/第3回釜石てっぱん映画祭
【P6~9】復興情報(土地情報の公開、復興道路について)
【P10~11】まちのお知らせ
【P12~13】まちの話題
【P14~15】保健案内板
【P16】やっぺし!RWC2019TM 通信/市営釜石ビル(事務所)入居者、小白浜復興住宅仮設店舗事業者を募集します

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3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

鵜住居駅公共施設 完成間近「うのすまい・トモス」震災の教訓、復興を広く発信〜「釜石祈りのパーク」3月11日オープン

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

 

 釜石市が鵜住居町の鵜住居駅前周辺に整備を進めている公共施設は、間もなく完成を迎える。8月に完成予定の市民体育館なども含めた駅前全体の愛称は「うのすまい・トモス」。津波で多数の犠牲者を出した鵜住居地区防災センター跡地にできる追悼施設「釜石祈りのパーク」は、東日本大震災から8年となる3月11日に慰霊碑の芳名板への献花式、防災市民憲章などの除幕式を行う。この日は、津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」と観光交流拠点施設「鵜の郷(うのさと)交流館」をともに一般公開。両館は、三陸鉄道リアス線の開通に合わせて同23日に開館を予定する。

 

うのすまいトモス

 

 「うのすまい・トモス」という愛称には、復興の明かりを「灯(とも)す」という意味とともに、「共」「友」という意味も重ねた。公募の結果、秋田県大仙市藤沢まゆさんの案が採用された。

 

 敷地面積は約2万5千平方メートル。国内外に震災の教訓を伝えるとともに、今年秋に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向けて建設された釜石鵜住居復興スタジアムと併せ、国内外から寄せられた復興支援への感謝の気持ちと、悲劇が繰り返されないまちづくりを広く発信する。

 

 このうち震災犠牲者を慰霊、追悼し、生きることの大切さ、素晴らしさを感じる場として整備する「祈りのパーク」は約4900平方メートル。パークの中には、震災犠牲者の芳名板・献花台を備えた慰霊碑のほか、震災の津波の高さを示すモニュメント、釜石市防災市民憲章碑を設ける。

 

 震災犠牲者を示す芳名プレート(3センチ×15センチ)には、行方不明者を含む市内の犠牲者1064人のうち遺族の意思確認調査などを経た998人の氏名を記す。

 

 防災市民憲章は検討委員会を経て、昨年9月の市議会で可決。3月11日に正式に制定される。憲章碑には「私たちは生きる。かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる」と後世に継承する市民総意の誓いを掲げ、「備える」「逃げる」「戻らない」「語り継ぐ」の4つの教訓を刻む。

 

 中央の慰霊の場には階段で結び、ロータリーの形の緩やかなスロープに沿ってパーク内を巡ることもできる。スロープの脇には、震災で多くの人が犠牲になった鵜住居地区防災センター跡地を示す碑も設ける。碑には「偲いを永久に」とのメッセージを刻む。

 

 パークを囲む形の土盛りの上にはサクラが植樹され、震災に思いを寄せる散策路となる。

 

(復興釜石新聞 2019年2月9日発行 第764号より)

 

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Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

 

今年も岩手県釜石市の中心市街地で音楽フェスを開催します!2月14日から3月14日まで、参加バンドを釜石市内外から募集中しております。プロもアマもみんなで熱く!釜石を熱くする!出演者大募集!

 

Oh!マチ Music Festa 2019

開催日時:2019年5月3日(金・祝)11:00〜17:00
開催場所:釜石市民ホールTETTO 北広場
主催:Oh! マチ Music Festa 実行委員会
共催:釜石市大町商店街振興組合 / 後援:釜石市、釜石商工会議所、釜石観光物産協会、釜石市芸術文化協会、釜石市東部コミュニティ振興グループ

 

Oh! マチ Music Festa 2017 出演者募集フライヤー

Oh! マチ Music Festa 2019 出演者募集フライヤー

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出演者募集期間

2019年2月14日(木)~3月14日(木)

演奏場所

釜石市民ホールTETTO北広場(市民ホールホールB隣接)

演奏時間

最大30分程度(転換時間含まず)

演奏内容

ご自身の演奏パフォーマンスをお見せください

参加料

1グループ /1,000円
出演決定後、手続きに合わせ振込用紙を発送致します。入金確認後、申込み完了となります。キャンセルの場合は返金できませんのでご了承下さい。

申込手順

(1)公式サイトの申込みフォームより送信、または公式サイトからダウンロードした申込用紙をFAX(0193-24-3660)にてお送り下さい。
(2)申込後、音源又は演奏時の映像をYouTubeへアップロードし、URLをご連絡頂くか、音源を郵送でお送り下さい(できない場合は問合わせ下さい)
(3)出演決定者には、3月18〜20日に市内宿泊情報及び近隣MAPを同封し通知します。また、3月18〜31日にFAX及びメールにて使用機材を確認します。

申込先/問合せ先

Oh! マチ Music Festa 実行委員会
〒026-0024 岩手県釜石市大町3-2-2 大町商店街振興組合事務所内
TEL/FAX 0193-24-3660
メール ohmachi.music.festa@gmail.com
公式サイト https://ohmachi-musicfesta.jimdo.com/
 

 

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

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問い合わせ:Oh!マチ Music Festa 実行委員会 / TEL・FAX 0193-24-3660 公式サイト / メール
親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

教訓つなぎ 駆け上がる〜仙寿院で6回目 新春韋駄天競争、過去最多154人 高台へ

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

 

 津波発生時は一目散に高台へ―。東日本大震災の教訓をつなぎ、津波から命を守る避難行動を意識づける「新春韋駄天(いだてん)競走」が3日、釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院(芝﨑恵応住職)をゴール地点に行われた。兵庫県西宮市、西宮神社の開門神事「福男選び」をヒントに、2014年から始まった同寺の節分行事。6回目を迎える今年は6部門に過去最多の154人が参加し、津波浸水区域から境内に続く急坂を懸命に駆け上がった。

 

 只越町の消防屯所付近を出発点に、津波避難場所となっている同寺(標高約30メートル)までの286メートルのコースで実施。スターターを務める野田武則市長、釜石シーウェイブス(SW)RFCゼネラルマネジャー兼監督の桜庭吉彦さんらの銅鑼(どら)の音を合図に各部門がスタート。道幅が狭く、急カーブもある参道を必死に走り切り、迅速な津波避難の重要性を心に刻んだ。

 

 野田町の高橋千佳子さん(39)は1歳になったばかりの愛娘、美羽ちゃんと親子の部に初参加。所々で抱っこしながら歩みを進め、無事、境内にたどり着いた。「よちよちですけど歩くようになったので、出てみようと。成長したらこの経験を聞かせ、行事の意味を伝えたい」と千佳子さん。3回目の参加となる夫直樹さん(39)、息子友輝君(6)と一緒に防災意識を高め、家族4人の絆を結んだ。

 

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

 

 各部門の1位には「福男」「福女」などの認定書と共に、同神社から福の神「えびす様」の木像、SWからタンブラーの記念品が贈られた。芝﨑住職は「悪天候の中での津波避難もあり得る。いつ、どこで、どんな災害に遭うか分からない。自分の身を守って逃げることだけは多くの人に伝えてほしい」と全員に呼び掛けた。

 

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

 

 男性29歳以下の「福男」となった高橋隆史さん(19)は、宅地造成などの復興事業を手がける熊谷組釜石中央ブロック作業所に勤務。毎年、参加している職場の先輩らと7人でレースに挑んだ。「練習では転んだりもしたが、完走でき、1位も取れてほっとしている。高台避難のイメージを観客にも伝えられたらと思い走った」と元陸上部の本領発揮。一関市出身。震災復興での地元貢献を志して入社し、昨年5月、釜石に赴任した。「あと1年ほどで終了予定の工事が無事故、無災害で終えられるよう自分自身も頑張りたい。早期復興が一番の願い」と社会人2年目を迎える本年に希望を膨らませた。

 

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

 

 同行事は、関東在住の釜石出身者有志が中心となって11年に発足した「釜石応援団ARAMAGI Heart(あらまぎはーと)」が発案。津波の教訓を地域に根付いた形で未来に伝えたいと仙寿院に相談し、実現させた。釜石在住メンバーで運営責任者の下村達志さん(43)は「趣旨をちゃんと理解し、参加してくれている人が多いのがうれしい。特に親子の参加が増えている。震災後に生まれた子どもたちに、親が津波の事実を伝え、どう行動しなければならないかを教えている証しで、非常に意義深い」と、6年目の手応えを実感した。

 

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

 

 高橋さん以外の各部門の1位は次の通り。

 

 【親子】後藤竜也(47)、尚希(11)=花巻市【女性】新田彩乃(31)=花巻市【小学生】菅原優作(12)=釜石市【中高生】照井海翔(15)=花巻市【男性30歳以上】佐藤芳行(30)=釜石市

 

(復興釜石新聞 2019年2月6日発行 第763号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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