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部会ごとに自己紹介し、今後の活動へ意欲を高めるプロジェクトメンバー

協働によるまちづくり推進へ かまいし未来づくりプロジェクト始動

部会ごとに自己紹介し、今後の活動へ意欲を高めるプロジェクトメンバー

部会ごとに自己紹介し、今後の活動へ意欲を高めるプロジェクトメンバー

 

 釜石市は第6次市総合計画の重点施策の推進や地域課題の解決に官民協働で取り組むため、市民による「かまいし未来づくりプロジェクトチーム」を発足させた。メンバー48人は6部会で実施計画に関する意見交換を行うほか、小中高生と連携し地域の未来を見据えた活動を展開する。

 

 2021年度から10年間のまちづくりの方向性を示す同計画は、10年後のあるべき将来像を「一人ひとりが学びあい世界とつながり未来を創るまちかまいし」とし、多様な価値観を認め合いながら挑戦し続けることを基本姿勢に掲げる。同プロジェクトは具体的施策にさまざまな立場の市民の意見を反映させようと設置。メンバーは公募し、市長が委嘱した(任期3年)。

 

 本年度は、市が策定する22~24年度までの実施計画について意見交換や提案を行う。総合計画の重点施策推進のための6重点プロジェクトについて、メンバーが部会ごとに協議。市民目線の事業構築につなげる。部会は▽人口減対策▽健康寿命日本一に向けて▽持続可能な交通体系の構築▽人材育成と産業の振興▽学びの多様性の実現に向けて▽防災まちづくりの推進―。市役所内に設けられた部局横断的なワーキンググループと情報共有しながら活動を進め、8月上旬の意見集約を目指す。

 

 この他、市内の小・中学生でつくる「かまいし絆会議」、スーパーサイエンスハイスクール(SSH、文科省指定)として地域課題に向き合った研究を行う釜石高と連携し、釜石の未来を考える取り組みにも着手する。

 

 2日、大町の釜石PITで開かれたプロジェクトの初会合で、野田武則市長は「第6次総合計画では全市民参加のまちづくりを目指す。次の10年、20年先を見据え、釜石がさらに発展するよう意見をいただきたい」とあいさつ。メンバーに委嘱状を交付した。プロジェクトリーダーに佐々木駿さん(36、会社員)、副リーダーに柏﨑未来さん(35、一般社団法人理事)を選出。佐々木さんは「明るく豊かで持続可能な釜石の未来をつくる一助になれれば」と意欲を示した。

 

 オブザーバーを務める県立大総合政策学部の吉野英岐教授は講演の中で、20年の国勢調査で釜石市の人口減少率が県内で最大の12・8%(15年~20年で4706人減)だったことを紹介。「復興のステージが終わったこれからが正念場。市民の突破力と行政の組織力で釜石の未来をつくっていってほしい」と期待した。

広報かまいし2021年6月15日号(No.1762)

広報かまいし2021年6月15日号(No.1762)

広報かまいし2021年6月15日号(No.1762)

 

お配りした広報のページ番号(P15~P24)に誤りがありました。
正しくは、P15→P11、P16→P12・・・P24→P20と4ページずつ繰り上がりとなります。訂正してお詫びいたします。

 

※本号は、新型コロナワクチンに関するお知らせを折り込んでおります。
高齢者のいる世帯では、内容を十分に確認し、接種が完了するまで大切に保管するようお願いします。

 

広報かまいし2021年6月15日号(No.1762)

広報かまいし2021年6月15日号(No.1762)

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別冊_新型コロナワクチン接種[PDF:181KB]
新型コロナワクチンに関する詳細はこちらから

 

基礎疾患における優先接種届[PDF:456KB]

 

【P1】
アユの稚魚の放流

【P2-3】
新市庁舎建設に係る取り組み

【P4-7】
災害時の避難行動の基準・緊急避難場所について

【P8-9】
防災行政無線について
まなびぃ釜石

【P10-11】
住宅に係る助成金などについて
まちの話題 

【P12-13】
こどもはぐくみ通信
市民のひろば

【P14-16】
まちのお知らせ 
休日当番医情報 ほか

【P17-19】
各種健診
健康相談 ほか

【P20】
鈴子広場のリニューアルについて
岩手大学イベント ほか

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021060400034/
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
こつこつと手作りした庭を開放している菊池夫妻

バラが咲き誇る庭へようこそ 釜石・甲子町オープンガーデン「陽子の庭」

こつこつと手作りした庭を開放している菊池夫妻

こつこつと手作りした庭を開放している菊池夫妻

 

 約120種類のバラを中心に、季節の花や緑を楽しめるオープンガーデンが、釜石市甲子町洞泉の民家で開かれている。約700坪ある自宅庭を「陽子の庭」として開放しているのは、菊池秀明さん(73)、陽子さん(74)夫妻。「今年も頑張っちゃいました。ふらっと気楽に寄ってください」と公開6年目の庭の鑑賞を呼び掛けている。10日まで。

 

釜石自動車道を望む高台にある「陽子の庭」は開放感も抜群

釜石自動車道を望む高台にある「陽子の庭」は開放感も抜群

 

 咲き始めと開花後の花色が大きく変わる品種の代表格と言われる「チャールストン」、深いピンク色の中輪花を長く楽しめる「プリンセス・アン」、とげのないしなやかな枝に小花を多数咲かせる「春風」―さまざまなバラが今年も開花。サツキなど開花を迎えた花々との競演も見所の一つになっている。

 

 庭は10年ほど前から夫婦で、こつこつ手作り。ツツジなどで彩った日本庭園、華やかに咲き誇るバラと可憐に咲く野の花が混植されたイングリッシュガーデンなど和洋それぞれの雰囲気を楽しめる庭がある。昨年からは約50本のバラを集めたバラ園がお目見え。庭を一望できる「見晴らし台」もあり、高台からは周囲に広がる自然風景と合わせ、釜石自動車道を行き交う車の流れなど街の様子も見ることができる。

 

バラと草花の競演を楽しむことができるイングリッシュガーデン風の庭

バラと草花の競演を楽しむことができるイングリッシュガーデン風の庭

 

 菊池夫妻は「一年、手を掛けてきた結果を自分たちだけで楽しむのはもったいない。花それぞれに良さがあり、たくさんの人たちと共有したい。好きな花を見つけて、ゆったり過ごしてもらえたら」と笑顔を重ねる。

 

 見学時間は午前9時から午後4時まで。入場無料。5日にはmia&リアスバンドによるミニコンサート、6日は水晶でできた楽器クリスタルボウルの演奏会を予定する。各日とも午前11時から。問い合わせは菊池さん(電話0193・27・2141)へ。

広報かまいし2021年6月1日号(No.1761)

広報かまいし2021年6月1日号(No.1761)

広報かまいし2021年6月1日号(No.1761)

 

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高齢者のいる世帯では、内容を十分に確認し、接種が完了するまで大切に保管するようお願いします。
別冊_新型コロナワクチン接種[PDF:650KB]

 

広報かまいし2021年5月15日号(No.1760)

広報かまいし2021年6月1日号(No.1761)

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【P1】
災害時の避難情報の変更について

【P2-3】
東京2020聖火リレーについて
ラグビー人財の募集について ほか

【P4-5】
大天場運動広場・片岸公園の供用開始について

【P6-7】
大町地区津波避難経路の完成について
結婚新生活補助金・結婚新生活スタートアップセミナー 
かまいし学生エール便

【P8-9】
各種U・Iターン向け補助金
しごと・くらしサポートセンターのリニューアルについて ほか

【P10-11】
まちのお知らせ ほか

【P12】
かまいし軽トラ市の開催について
サンドウィッチマン ライブツアー釜石公演 ほか

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釜石市

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水槽車両から延ばしたホースで放流=松倉橋付近

甲子、鵜住居両河川にアユの稚魚放流~豊かな自然環境を目指して~

アユの稚魚を放す甲子川鮎釣協力会のメンバー

水槽車両から延ばしたホースで放流=松倉橋付近

 

 釜石市内の甲子川、鵜住居川に今年もアユの稚魚が放流された。河川環境を守る取り組みは関係者によって長年続けられる。解禁日は甲子川が7月4日、鵜住居川が7月11日。稚魚の成育保護のため、両河川とも6月1日から解禁日前日まで全魚種が禁漁となる。

 

 甲子川では11日、甲子川鮎釣協力会(安久津吉延会長)など3者によって放流事業が行われた。体長7~8センチに育った稚魚、総量300キロを甲子川(大松~中妻間)約20カ所、支流の小川川2カ所に放流した。稚魚は大船渡市の盛川漁協から購入した。事業費は約112万円。同会に寄せられる釣り人らの協力金のほか、甲子地域会議、クボタ環境サービスからの応援金が充てられた。放流には約20人が協力した。

 

水槽車両から延ばしたホースで放流=松倉橋付近

アユの稚魚を放す甲子川鮎釣協力会のメンバー

 

 同会会員で、協力金受け付けの窓口となる釣具オヤマ(甲子町)の小山哲平さん(44)は「昨今の異常気象で、良好な河川環境を保ち続けるのは難しいが、放流を続けることで少しでも保たれる。放流魚が産卵し、次の世代に命をつないでいけるような環境が理想。これからも魚がすむ川を維持できれば」と望んだ。

 

 河川漁協のない甲子川は入漁料を徴収しないため、稚魚の放流は協力会に寄せられる釣り人らの善意で支えられる。協力金が増えたことで、2年連続で300キロの放流が可能になった。順調に気温が上がり、極端な大雨などがなければ、解禁日には18~20センチに成長した姿が見られそうだ。

 

 一方、鵜住居川では16日、鵜住居川漁業協同組合(川崎公夫代表理事組合長、組合員160人)がアユの稚魚400キロを放流した。鵜住居町日ノ神橋付近から橋野町どんぐり広場手前まで約20カ所に、盛川漁協から購入した体長7~8センチの稚魚を放した。事業費は約155万円。組合費、釣り客の遊漁料のほか、鵜住居地域会議などの協賛金で賄われた。組合員約30人が放流にあたった。

 

バケツリレーで稚魚を運ぶ鵜住居川漁協の組合員ら

バケツリレーで稚魚を運ぶ鵜住居川漁協の組合員ら

 

夏までにアユが大きく育つよう願いながら放流

夏までにアユが大きく育つよう願いながら放流

 

 組合によると、昨年のアユは成育が良く、解禁時には20~21センチにまで成長。釣果も良く、釣り客は地元のみならず関東方面からも訪れた。問い合わせも多かったという。川崎組合長(71)は「2016年の台風被害の河川工事も終わり、環境が回復したことが大きかったようだ。川がきれいでないと、魚も人もすめない。汚さないようにみんなで気を付けていければ」と保全意識高揚を願う。

 

放流時の鵜住居川の水温は14度。川に放たれた稚魚は上流方向へ元気に泳ぎ出した

放流時の鵜住居川の水温は14度。川に放たれた稚魚は上流方向へ元気に泳ぎ出した

 

 鵜住居川での釣りには、組合員証か遊漁券が必要。遊漁券(日券、年券あり)は、市内の釣具店や流域の小売店など赤いのぼり旗を掲げた販売所で購入できる。組合では今年も、ごみの持ち帰りや密漁禁止などマナーや法順守の徹底を呼び掛ける。

【第2弾】かまいしエール券を販売します!

【第2弾】かまいしエール券を販売します!

 【第2弾】かまいしエール券を販売します!

 

令和3年6月1日(火)より【第2弾】かまいしエール券を販売します!

 

釜石市では、新型コロナウイルス感染症により甚大な影響を受けている地域経済の活性化を図るために、市内取扱店舗で利用できるプレミアム付き食事券と食事にも使える共通商品券を発行しています。

販売期間

令和3年6月1日(火)〜売れ切れ次第終了

販売場所・販売時間

■市内スーパー
イオンスーパーセンター釜石店、キクコーストア釜石松倉店、ジョイス釜石店、マイヤ釜石店、マイヤ野田店、みずかみ平田店
※販売時間は各店舗によって異なります
 
■市内各地区生活応援センター(釜石地区生活応援センターを除く)
8時30分〜17時15分(月〜金曜日 ※祝日を除く)
 
■釜石市商工観光課(第三庁舎1階)
8時30分〜17時15分(月〜金曜日 ※祝日を除く)
 
■釜石観光総合案内所(ホテルフォルクローロ三陸釜石1階)
9時〜18時(無休)

購入方法

各販売場所に身分証明書を持参し、購入してください(購入時に申請書への記入が必要です)

販売対象者

市内に居住している人

購入上限

1人2冊まで(代理購入可、上限5人分、重複購入不可)

使用期間

令和3年6月1日(火)〜12月31日(金)

使用可能店舗

かまいしエール券 取扱店舗一覧(PDF:260KB)

 

イオンタウン釜石2階にあります「南部家敷」の店名に誤りがありましたので訂正してお詫びいたします。
そば・天ぷら・うなぎを中心とした和風レストランで、そばは毎日自店で打ち、そばつゆには本場土佐の鰹節をふんだんに使い仕上げています。
かまいしエール券の食事券・共通商品券が利用可能です。

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かまいしエール券2021チラシ 表(PDF:579KB)
かまいしエール券2021チラシ 裏(PDF:488KB)

問い合わせ

釜石市産業振興部商工観光課 TEL 0193-27-8421
(一社)釜石観光物産協会 TEL 0193-27-8172

かまリン

(一社)釜石観光物産協会

釜石市内の観光情報やイベント情報をお届けします。

公式サイト / TEL 0193-27-8172 / 〒026-0031 釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石

通常セット(イメージ)

【かまいし学生エール便】釜石出身の学生へ、市内事業者の商品詰め合わせを送ります

 

新型コロナウィルス感染症対策学生支援事業として、釜石市出身の学生に対し、「かまいし学生エール便」として、市内事業者の商品詰め合わせ(5,000円相当)をお送りします。釜石市は、学生のみなさんが有意義な学生生活を送れるよう、応援しています!
※本事業は(株)かまいしDMCに委託しています。

 

対象者

①釜石市出身の学生(大学、大学院、短大、専門学校、高専、予備校等)
※住民票を移した方、移していない方、どちらでも対象です。
②岩手大学釜石キャンパスに通う学生

 

お問い合わせ例
・実家は釜石だが、住民票を移して自分が世帯主。
 ⇒対象です。
・実家は釜石。今学生だがひとり暮らしではない(寮、下宿)。
 ⇒対象です。
・実家は釜石だが、市外の高校を卒業した。
 ⇒対象です。
・実家は釜石だが、市外の高校に通っている。
 ⇒申し訳ありませんが、高校生以下は対象外です。
・市外の実家から釜石市内の高校に通った。
 ⇒申し訳ありませんが、対象外です。
・実家は釜石で、岩手県内の大学に通っている。
 ⇒対象です。
・オンライン授業のため釜石の実家にいて、戻る時期未定。
 ⇒受付期間内に戻らない場合は、実家の住所で申し込んでください。

受付期間

令和3年6月1日(火)から6月30日(水)

申込み方法(申込フォーム)

上記期間内に 申込フォーム から、学生本人がお申込みください。(かまいしDMCのホームページ内)
※住所欄=配送先です。
※6/1より受付開始します。

学生のみなさんへお願い

本件をまわりの釜石出身の学生の方へお知らせください!

詰め合わせ商品イメージ

通常セット(イメージ)

通常セット(イメージ)

 

レディースセット(イメージ) ※生理用品は袋に入れて同梱となります。

レディースセット(イメージ) ※生理用品は袋に入れて同梱となります。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商工観光課 移住定住相談センター
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8421 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021051100042/
菜の花に囲まれた野だて席での一服は格別=9日(写真:山田周生さん撮影)

菜の花畑で癒やしの時間を~橋野町のエコ農園23日まで無料一般開放

目にも鮮やかな菜の花が楽しめる農園=15日

目にも鮮やかな菜の花が楽しめる農園=15日

 

 一般社団法人ユナイテッドグリーン(山田周生代表理事)は、釜石市橋野町に開設するエコ農園・菜の花畑を23日まで無料で一般開放している。園内では見学や写真撮影など自由に過ごすことができる。山田代表は「コロナ禍であちこち出歩けない状況。自然豊かな空間で、おいしい空気を吸ってゆっくり過ごしてもらえれば」と来訪者を歓迎する。開放時間は午前10時から午後4時まで。

 

 産地直売所「橋野どんぐり広場」近くにある菜の花畑は、広さ約30アール。震災後、「菜の花大地復興プロジェクト」を展開してきた山田代表が、地元農家から休耕農地を借りて作付けしている。同プロジェクトは、被災農地や耕作放棄地に菜の花を植え、種から搾った菜種油を全国へ販売する取り組み。塩分吸収率が高い菜の花による土壌浄化、被災者の雇用創出などで沿岸部(山田町~陸前高田市)の復興を後押ししてきた。

 

 釜石市内では鵜住居川流域を中心に、休耕田などを活用して菜の花を栽培。仮設住宅入居者らが種まき、雑草取り、収穫、ラベル貼りなどを担い、収入を得てきた。復興の進展とともに栽培地は減っているが、橋野の同畑では今年、約2倍に面積を広げ、プロジェクトの回復を図る。

 

 開花時期の一般開放はこれまで、1日限定で開設する「菜の花青空レストラン」で行ってきたが、今年初めて期間を設けて実施。初日の9日には昼食提供のほか茶道や楽器演奏など好きなことを楽しんでもらい、以降は自由に来場してもらう形で開放している。

 

菜の花に囲まれた野だて席での一服は格別=9日(写真:山田周生さん撮影)

菜の花に囲まれた野だて席での一服は格別=9日(写真:山田周生さん撮影)

 

花の中で奏でる音楽に酔いしれる来場者=9日(写真:山田周生さん撮影)

花の中で奏でる音楽に酔いしれる来場者=9日(写真:山田周生さん撮影)

 

 15日に訪れた甲子町の佐々木勇人さん(44)、江利さん(41)夫妻は、長女琉心ちゃん(3)と〝黄色いじゅうたん〟を満喫。「幸せな気分になる。コロナで騒いでいる世間とはかけ離れた世界。娘に『お花見行くよ』と言ったら、すごく喜んで車中では歌を歌いながら来ました。屋外で楽しめる場所はありがたい」と声を弾ませた。

 

 山田代表によると、今年は予想より開花が早まり、10日ごろには満開のピークを迎えた。すでに種が付き始め、花は終盤に入ったが、23日までは予定通り開放する。花が終わった後は、種を収穫し搾油。今季の菜種油は順調にいけば、年末から年始には販売できる見込み。市内では橋野どんぐり広場などで購入できる。

 

 山田代表は「この取り組みを絶やさず、釜石の菜種油としてブランド化できれば。ふるさと納税の返礼品など全国への発信も模索しながら、販路拡大につなげたい」と意欲を見せる。

戦没者を慰霊した尾崎神社の鎮魂社例大祭

尾崎神社「鎮魂社」例大祭 戦没者の霊を慰め、平和の永続願う

戦没者を慰霊した尾崎神社の鎮魂社例大祭

戦没者を慰霊した尾崎神社の鎮魂社例大祭

 

 釜石市浜町、尾崎神社(佐々木裕基宮司)の境内にまつられる「鎮魂社」で5日、例大祭が営まれた。太平洋戦争終了から76年目となる今年の例大祭には遺族ら約10人が参列。明治時代以降、幾多の戦争で命を落とした人たちの霊を慰め、平和を願った。

 

 明治から大正、昭和、と続いた戦争では釜石でも軍人、軍属、市民、捕虜など外国人が亡くなった。これらすべての犠牲者に向け、神事で佐々木宮司が祝詞(のりと)を奏上。度重なる戦争で国内外、大海原に散った兵士や戦災犠牲者を悼み、その犠牲の上に今日の平和と平穏な生活がもたらされていることに感謝した。

 

 釜石遺族連合会の西村征勝会長(76)、各地域の遺族会代表ら参列者が玉串を奉納、拝礼した。佐々木宮司は「憲法、日本という国を考える日に」と呼び掛けた。

 

玉串ささげて戦没者の冥福を祈る遺族ら

玉串ささげて戦没者の冥福を祈る遺族ら

 

 義理の父が出征先で病死したという小佐野町の女性(80)は、別の用事で参列できなかった夫に代わり慰霊。「この場を訪れ、思い出すことが供養になると思う。元気なうちは続けたい。参列する遺族も高齢化で年々少なくなり、忘れられていくようで寂しい」と小さくこぼした。

 

鎮魂社の例大祭に参列した遺族ら関係者

鎮魂社の例大祭に参列した遺族ら関係者

 

 鎮魂社は1989(平成元)年5月5日に創建された。社殿、銘板の建立には遺族、市民有志が力を合わせ、同神社が協力。例大祭は同神社が主祭し、若葉に包まれる端午の節句(こどもの日)に行われる。

満開の八重桜を見上げ、顔をほころばせる子ども

桜シーズン締めくくる「八重桜」が満開~春の橋野鉄鉱山を華やかに~

満開の八重桜を見上げ、顔をほころばせる子ども

満開の八重桜を見上げ、顔をほころばせる子ども

 

 釜石市橋野町青ノ木の世界遺産「橋野鉄鉱山」の玄関口を彩る八重桜並木が15日、満開を迎えた。好天に恵まれたこの日は、山里の春を求めて市内外から見物客が訪れ、市街地より一足遅れの花見を楽しんだ。大雨や強風がなければ、花はあと数日は持ちそう。濃桃色の美しい花姿がコロナ禍の人々の心を癒やす。

 

 同所の八重桜は、1980年代に釜石ライオンズクラブが植樹。橋野鉄鉱山が世界遺産登録された2015年には、橋野町振興協議会による植樹も行われ、若木が順調に育っている。山間部ならではの気候で、市街地より遅れて開花する同地区の桜。今春はヤマザクラやソメイヨシノの開花は例年より早かったものの、5月に開花する八重桜は初旬の激しい寒暖差が影響してか、なかなか花が開けずにいた。10日過ぎからようやく咲き始め、1週間ほどで満開を迎えた。

 

 15日は朝から青空が広がり、午前の気温が24度に達するなど夏を思わせる陽気に。世界遺産を目当てに訪れた観光客のほか、豊かな自然を求めて足を延ばした市内の家族連れなどが、思いがけない桜の出迎えに感激しながら散策を楽しんだ。

 

橋野鉄鉱山に続く並木道は格好の散策コース

橋野鉄鉱山に続く並木道は格好の散策コース

 

 平田の藤井恵子さん、沙綾さん(8)、菊池真奈美さん、唯乃さん(7)親子2組は初めて同所を訪れ、満開の桜の歓迎を受けた。唯乃さんは「今も桜が咲いていると思わなかった。きれい。春の花では桜が一番好き」とにっこり。子ども同士が同級生で、一緒に足を運んだ母親の恵子さん、真奈美さんは「いい時期に来ました。目の保養になる。今日は天気も良くて最高。この後、世界遺産の高炉跡も見てみたい」と、並木が連なる緩やかな坂道に向かった。

 

葉が多めながら、濃桃色の花は青空と競演!

葉が多めながら、濃桃色の花は青空と競演!

 

 例年だと花が散るころから葉が出始めるが、今年は満開の花と葉が同居する木が多い。「これも不安定な気候の影響だろうか」と地元住民。橋野鉄鉱山インフォメーションセンターには今年、桜の開花に関しての問い合わせが多く寄せられているという。スタッフは「〝密〟を避けた自然空間で観光やレジャーを楽しもうという人が増えているのかも。コロナ禍を象徴する出来事」と話す。

自動車税納付通知書の発送準備をする沿岸振興局職員

沿岸振興局、自動車税納税通知書を送付 納期限は5月31日

自動車税納付通知書の発送準備をする沿岸振興局職員

自動車税納付通知書の発送準備をする沿岸振興局職員

 

 県沿岸広域振興局は4月30日、2021年度自動車税の納税通知書を送付した。納付期限は5月31日(月)まで。金融機関や広域振興局県税窓口のほか、コンビニエンスストアなどで納付できる。納期限までに納付できない事情がある場合は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間は電話(0193・25・2703)で相談するよう呼び掛けている。

 

 沿岸振興局によると、同局管内の課税台数は6万5029台で、前年度より536台(0・8%)減少。税額も23億5000万円と3100万円(1・3%)減少した。

 

 このうち本局管内(釜石市、大槌町)の課税台数は1万4823台で、前年度より147台(1%)減少。税額は5億3700万円で、800万円(1・5%)減った。

 

 県内全体の課税台数は50万7878台で、前年度に比べ1108台(0・2%)減少。税額も179億9100万円にとどまり、1億2800万円(0・7%)減った。

 

 20年度に新車新規登録した自動車のうち環境負荷の小さい一定の自動車は軽減される一方、新車新規登録から一定年数を経過した自動車は一部の例外(電気自動車など)を除き、おおむね15%重課される。身体や精神に障害のある人などが使用する自動車で一定の要件に該当する場合は、申請(期限は5月24日まで)により自動車種別割が免除される。

 

 東日本大震災による被災自動車の11年3月11日時点の所有者が今年3月31日までの間に代替自動車を取得した場合に、一定期間の自動車種別割が非課税となる。

 

 沿岸振興局では、期限内納付とともに、引っ越しによる住所変更の連絡などの手続きについても呼び掛ける。

広報かまいし2021年5月15日号(No.1760)

広報かまいし2021年5月15日号(No.1760)

広報かまいし2021年5月15日号(No.1760)

 

広報かまいし2021年5月15日号(No.1760)

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【P1】
ゴールデンウィークのイベントの様子

【P2-3】
新型コロナワクチンQ&A

【P4-5】
聖火リレーの開催に伴う交通規制について
市営住宅入居者募集 ほか

【P6-7】
民生委員・児童委員について

【P8-9】
こどもはぐくみ通信
市民のひろば

【P10-13】
釜石エール券の販売について
まちのお知らせ ほか

【P14-15】
保健案内板
保健だより

【P16】
釜石の歴史よもやま話

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