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釜石まんぷくフェス2023

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今年も釜石まんぷくフェス2023を釜石鵜住居復興スタジアムに行われるラグビー釜石絆の日と同時に開催いたします。
2023釜石絆の日の詳細はこちら
 

釜石まんぷくフェス2023 会場案内表(JPG/224KB)

開催日程

令和5年9月16日(土)、17日(日)9:00~15:00

場所

釜石市鵜住居町 釜石鵜住居復興スタジアム
 
無料シャトルバス運行します
無料巡回シャトルバスが、釜石駅〜釜石中央〜魚河岸テラス〜鵜住居駅〜スタジアムで運行します。
三陸鉄道に乗ってイベントに行こう!
イベントチラシに付いている三陸鉄道運賃補助券を使えば、会場最寄駅の鵜住居駅までお得に乗車出来ます。

内容

  • 出店エリア
    カレー、ピザ、ジェラード、ラーメン、ジンギスカン串焼き、焼きホタテ、コロッケ、だんご、地酒など、市内、県内外の特産品から水産加工品まで美味い物が大集合、県産材を使った木工教室なども開催。(愛知県東海市、富山県朝日町、東京都荒川区、秋田県横手市の交流都市から出店)

  • 水産まつり
    さんま塩焼きのお振舞い 各日500尾 11:00〜(予定)

  • スタンプラリー
    会場全体の周遊を目的としてスタンプラリー抽選会を実施

  • 働く自動車展(17日のみ)
    警察、消防、海上保安部、自衛隊による車両展示

  • 釜石絆の日【同時開催イベント】
    釜石SWの強化試合の開催(vs静岡ブルーレヴス)、
    釜石SWアカデミーvs友好ジュニアチーム
    東海市、袋井市、釜石市の小学生の交流試合、ラグビー教室などの開催

  • うのスタメモリアルリバース(16日のみ)
    1分間に最大1万個のシャボン玉を発生させるマシーンを用意し、たくさんのシャボン玉を一定時間滞在させ、風景に介入し変容させる美術作家大巻伸嗣氏によるプロジェクト

  • かまいし軽トラ市
    新鮮な農産物を販売
    16日10:00〜餅まき・野菜まき

主催・共催

主催:(一社)釜石観光物産協会
共催:釜石市、釜石ラグビー応援団、釜石市農業祭実行委員会、釜石水産まつり実行委員会

お問合せ

(一社)釜石観光物産協会 TEL:0193-22-5835
イベント当日:080-4516-0333(本部携帯)

かまリン

(一社)釜石観光物産協会

釜石市内の観光情報やイベント情報をお届けします。

公式サイト / TEL 0193-27-8172 / 〒026-0031 釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石

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岩手のおいしい野菜、肉を食べて元気に 食の楽しみPR 上中島こども園に県食育キャラバン

「県食育普及啓発キャラバン」上中島こども園に来園=8月29日

「県食育普及啓発キャラバン」上中島こども園に来園=8月29日

 
 釜石市の市立上中島こども園(楢山知美園長、園児50人)に8月29日、岩手県の食育普及啓発キャラバンが来園。園児らは紙芝居やクイズ、ダンスを通して、食べることの大切さ、食品ロス削減について学んだ。キャラバン隊の訪問は県内4カ所目。
 
 県職員や本県の農畜産物を全国にPRしているJA全農いわての「いわて純情むすめ」など8人が訪問。楽しく学べる教材で園児らに食育を行った。純情むすめの髙橋美有さん(24)、村中咲心さん(19)は本県のおいしい食べ物の紙芝居を披露。豊かな自然と畜産農家の愛情で育てられる「いわて牛」と「いわて純情豚」を紹介し、「おいしいお肉はパワーの源。しっかり食べて毎日を元気に過ごそうね」と呼び掛けた。
 
紙芝居を上演する「いわて純情むすめ」の髙橋美有さん(左)と村中咲心さん

紙芝居を上演する「いわて純情むすめ」の髙橋美有さん(左)と村中咲心さん

 
園児らは岩手のおいしいお肉についてお勉強

園児らは岩手のおいしいお肉についてお勉強

 
野菜の名前を当てるクイズは大盛り上がり!にぎやかな声が響いた

野菜の名前を当てるクイズは大盛り上がり!にぎやかな声が響いた

 
 野菜の絵を見せて名前を当てるクイズも実施。絵を見せると園児らはすぐに「ダイコン!」「タマネギ!」「キュウリ!」などと声を上げ、正解すると大喜び。純情むすめの2人は「お腹の調子を良くしてくれる」「血をサラサラにしてくれる」など、それぞれの野菜が体にもたらす効果も教えた。
 
 近年、問題になっている「食品ロス」を知ってもらおうと、消費者庁が作成した絵本「たべものかいじゅうあらわる!?」も読み聞かせた。採りすぎた野菜や果物、作りすぎた料理、食べ残しの山…。まだ食べられるものを捨ててしまうことにならないよう、日ごろから食べ物を大切にすることを教えた。最後は県3R(リデュース、リユース、リサイクル)推進キャラクター「エコロル」ちゃんが登場。みんなで食育ダンスを踊って楽しんだ。
 
食べ物にちなんだ振り付けで踊る食育ダンス。エコロルちゃんと一緒に!

食べ物にちなんだ振り付けで踊る食育ダンス。エコロルちゃんと一緒に!

 
振りをまねて食育ダンスを楽しむ園児

振りをまねて食育ダンスを楽しむ園児

 
 小笠原悠天君(5)は「食べ物のクイズが面白かった。好きな野菜はキュウリ。朝ごはんは毎日食べる。これからもいっぱい食べる」と話した。純情むすめの髙橋さんは「子どもたちのリアクションがすごくいい。食べ物を大事にするとともに食べること自体を楽しんでくれたら」。前日まで必死にダンスを練習していたと笑う村中さんは「子どもたちが笑顔で応えてくれてうれしかった。ピーマンやニンジンは子どもが嫌いなイメージがあったが、好きな野菜に挙げる子もいて驚いた」。2人は「岩手のおいしいものをいっぱい食べてすくすくと育ってほしい」と願った。
 
キャラバン隊から園児らに記念品の贈呈。園児からは感謝の気持ちを込めた手作りペンダントが贈られた(右下)

キャラバン隊から園児らに記念品の贈呈。園児からは感謝の気持ちを込めた手作りペンダントが贈られた(右下)

 
最後はクラスごとに記念撮影。思い出の一枚

最後はクラスごとに記念撮影。思い出の一枚

 
 県内の幼児施設を訪問する同キャラバンは新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いたが、昨年度から再開。今年度は上中島こども園を含め5カ所を訪問する予定。

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中学生7人が自らの体験、考えを堂々発表 「わたしの主張」釜石地区大会 県大会へ代表決定

わたしの主張釜石地区大会の出場者(前列)と主催者ら

わたしの主張釜石地区大会の出場者(前列)と主催者ら

 
 2023年度わたしの主張釜石地区大会(同実行委主催)は8月28日、大槌町文化交流センターおしゃっちで開かれた。釜石市、大槌町の7中学校から代表弁士各1人が出場。学校生活や地域との関わりの中で感じたこと、より良い社会の実現への提言など自身の思い、考えを自分の言葉で発表した。最優秀賞を受賞した釜石中3年の大下桜雅さんが、9月13日に盛岡市で行われる県大会に出場する。
 
 大会は次代を担う中学生の健全育成などを目的に、防犯団体、教育機関などが実行委を組織して毎年開催。本年度は新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い有観客で行われ、出場者の家族や大槌学園8年(中2)の生徒らが耳を傾けた。
 
各弁士の発表に家族や仲間、関係者が耳を傾けた

各弁士の発表に家族や仲間、関係者が耳を傾けた

 
 弁士は1人5分の持ち時間で発表。部活動やボランティア活動、地域の人との出会いから学んだこと、病に苦しむ人を支えられる社会への提言など、それぞれの体験を基に率直な意見が述べられた。4人の審査委員が論旨、表現、態度の項目で採点。総合点で3賞の受賞者が決まった。
 
右:千葉雫さん(大平中)=私を変えてくれたもの 左:小笠原愛光さん(釜石東中)=みんなが前向きに明るく生きるために

右:千葉雫さん(大平中)=私を変えてくれたもの 左:小笠原愛光さん(釜石東中)=みんなが前向きに明るく生きるために

 
右:倉本華さん(吉里吉里中)=「出会い」は世界を変える 左:髙清水琳世さん(大槌学園)=言葉の影響力

右:倉本華さん(吉里吉里中)=「出会い」は世界を変える 左:髙清水琳世さん(大槌学園)=言葉の影響力

 
右:森真心さん(甲子中)=誰かの笑顔のために 左:香川彩夏さん(唐丹中)=負けから学ぶこと

右:森真心さん(甲子中)=誰かの笑顔のために 左:香川彩夏さん(唐丹中)=負けから学ぶこと

 
 最優秀賞を受賞したのは「誰かの笑顔のために」と題して発表した釜石中3年の大下桜雅さん。病気などで髪を失った人のウィッグを作るための「ヘアドネーション」に取り組む大下さんは、小学3年時にテレビ番組で見た髪を伸ばす男子高校生の姿に刺激を受け、「自分も誰かの助けになりたい」と髪を伸ばし始める。「女子みたい」とからかわれたり、手入れの苦労もあったが、「応援してくれる友達がいて頑張れた」という。弁論では、提供される毛髪がまだまだ少ないという実態も紹介。「(ヘアドネの活動は)自分1人の力で成り立つものではない。活動を理解し実行する人が増えることで、困っている多くの人を笑顔にすることができる」と訴えた。
 
最優秀賞を受賞した釜石中3年の大下桜雅さん。ヘアドネーションについて思いの丈を発表

最優秀賞を受賞した釜石中3年の大下桜雅さん。ヘアドネーションについて思いの丈を発表

 
 小学校卒業時に1回目の毛髪の寄付をし、現在2回目を目指し伸ばし続ける大下さん。願うは「男女隔てなく(ヘアドネを)できるような社会」の実現。今回の弁論も「みんなに知ってもらえる機会」と捉え、夏休み開始とともに練習を続けてきた。本番は「ちょっと早口になってしまったかも」と改善点を見いだし、「県大会では釜石地区代表として最優秀賞を狙って頑張りたい」と意気込んだ。
 
 優秀賞は中総体卓球競技での敗戦から学んだことを発表した唐丹中3年の香川彩夏さん、優良賞は老人福祉施設などでの歌のボランティア活動を題材にした森真心さんが受賞した。
 
(右から)優良賞の森真心さん、優秀賞の香川彩夏さん、最優秀賞の大下桜雅さん

(右から)優良賞の森真心さん、優秀賞の香川彩夏さん、最優秀賞の大下桜雅さん

 
実行委の岩渕善吉会長(釜石地区防犯協会連合会会長)から表彰状が手渡された

実行委の岩渕善吉会長(釜石地区防犯協会連合会会長)から表彰状が手渡された

 
 審査委員長を務めた大槌町教委の松橋文明教育長は「自分の体験に照らし合わせながら、さらには他の人にも共感を呼ぶような内容」と出場者をたたえ、各弁論について感想を述べた。出場者には主催者から図書カードや記念の楯が贈られた。

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サンマ船 釜石・白浜漁港(箱崎町)から出漁 北の海へ、見送る家族ら「無事であれ」

白浜漁港から北海道へ向かうサンマ船「第二十八明神丸」

白浜漁港から北海道へ向かうサンマ船「第二十八明神丸」

  
 秋の味覚・サンマを求めて、釜石市箱崎町の白浜漁港からサンマ漁船「第二十八明神丸」(19トン)が2日、拠点となる北海道の釧路港へ向けて出港した。近年、サンマ漁を取り巻く状況は厳しく、不安を抱えての船出に。そうした中でも、見送る地域住民の表情は明るく、浜は活気づいた。
 
 同漁港からの出漁は40年ほど続くが、今ではこの船が唯一。船主の栗澤重之さん(61)を船頭に、息子の仁(まさし)さん(32)が機関長を務め、甲板長の佐々木康裕さん(39)、炊事長の佐々木幸喜さん(59)の4人で漁に出る。
 
 「ここ数年は資源量が少ないうえ、魚形が小型化していることもあり、水揚げは一番いい時から10分の1くらい。廃業になるかも」。重之さんは厳しい状況を語る。公海まで行く燃料代に加え、集魚灯など棒受網漁の設備装着など出漁の経費も掛かるが、「乗組員の生活もあるから。ほかの魚種のかたまりがピンポイントで見込まれ、一獲千金ということもある」と期待を込める。
 
大漁旗を掲げて船出の準備をする乗組員ら

大漁旗を掲げて船出の準備をする乗組員ら

 
乗組員を激励したり「祝い酒」を味わったり

乗組員を激励したり「祝い酒」を味わったり

 
 午前9時、大漁旗をはためかせながら岸壁を離れた第二十八明神丸。「気をつけて行ってこい」。乗組員の家族や漁師仲間、地域住民らが手を振って送り出した。船は漁港内を2周し、汽笛を鳴らして見送りに応えて外海に出た。
 
白浜漁港を離れる船を見送る地域住民ら

白浜漁港を離れる船を見送る地域住民ら

 
岸壁で見守る仲間に、乗組員も手を振って応える

岸壁で見守る仲間に、乗組員も手を振って応える

 
 当初、8月下旬に出る予定だったが、海況の状況が良くなく、数日待っての出漁。この日は土曜日ということもあって、子どもの姿もあった。地元でホタテやワカメなどの養殖を手掛ける浦島富司さん(71)は「遠出は若手に任せる。頑張ってこい。人が集まり、活気が出ていいな」と目を細めた。
 
 「無事であれ」。重之さんの妻イミさん(60)は願う。海に出る漁師の夫の帰りを待ちながら陸の生活を守っていて「一心同体だから」と、近年の不漁は切実な問題だという。大変であっても漁場へ向かう乗組員たちを送ろうと集まった住民らに「祝い酒」や赤飯などを振る舞い、ともに航海の安全、健康を祈った。
 
期待を込め船出した第二十八明神丸の乗組員

期待を込め船出した第二十八明神丸の乗組員

 
岸壁で手を振りながら船を見送る乗組員の家族ら

岸壁で手を振りながら船を見送る乗組員の家族ら

 
 水産庁が7月下旬に発表したサンマ長期漁海況予報(北海道東部~常磐海域)では、8~12月のサンマ来遊量を「低水準(昨年と同水準)」と予測している。明神丸は釧路港で待機し、漁場までの距離などを確認して出漁する予定。例年は10月半ばごろに釜石に戻る。

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釜石から届け…平和の願い 図書館長・読書サポーター 言葉でつなぐ戦争の記憶「やってはいけない」

戦災を題材にした作品の朗読会「わたしたちのことばで語る戦争の記憶」

戦災を題材にした作品の朗読会「わたしたちのことばで語る戦争の記憶」

  
 釜石市小佐野町の市立図書館(川畑広恵館長)で8月26日、戦災を題材にした作品を伝える朗読会「わたしたちのことばで語る戦争の記憶」が開かれた。ロシアのウクライナ侵攻など世界では戦火が収まらずに苦しむ人もいる中、「つらくても記憶、記録を語り継ぐことが大切。一緒に戦争と平和を考える機会に」と同館が企画。市民ら約20人が太平洋戦争中の戦禍を記した手記や紙芝居などに耳を傾けた。
   
 読み手は、市内の小学校などで活動する読書サポーター「颯(かぜ)・2000」のメンバー4人と川畑館長。広島、長崎の原爆手記や詩、東京大空襲を題材にした絵本など、戦争の悲惨さと人々の心情、平和への思いが伝わるものを選んで朗読した。
   
知ってほしい、伝えたい…読み手それぞれが思いを込め朗読した

知ってほしい、伝えたい…読み手それぞれが思いを込め朗読した

   
 釜石の戦災を伝える紙芝居「釜石の艦砲射撃」も披露された。米英軍による2度の艦砲射撃(1945年)を経験した故鈴木洋一さん(元教員、画家)が残した記録。暗くて狭い、そして暑い防空壕(ごう)の中で汗だくになりながら爆発音や衝撃に耐える様子、焼けた家々や砲弾によってあちこちに大きな穴ができた市街地の被害状況が生々しく描かれている。
   
 この紙芝居では、2011年の東日本大震災も「忘れられない日」として記す。そのうえで、「戦争は悲劇、愚かな罪悪だ。人の力ではどうにもならない自然災害とは違い、人間が引き起こすもの。絶対にやってはいけない」と訴える。そして、続く願い。「みなさんは平和を願う気持ちを忘れないで、持ち続けて」
   
紙芝居を通じて釜石艦砲射撃の様子を伝えた

紙芝居を通じて釜石艦砲射撃の様子を伝えた

  
朗読にじっと耳を傾ける市民ら。平和の尊さをかみしめた

朗読にじっと耳を傾ける市民ら。平和の尊さをかみしめた

   
 参加者の感想は「内容は悲しものだが、心に残る時間だった」「声で聴くと印象が違う」など。祖母とともに聞き入った佐久間桜音(おと)さん(唐丹小5年)は、長崎で「焼き場に立つ少年」を撮影した米国人カメラマンの手記が印象に残ったといい、「赤ちゃんが死に、お兄ちゃんが一人ではだしで歩いたりしたのかなと思うと…すごい」とつぶやいた。
   
 紙芝居の読み聞かせをした佐野順子さん(70)は「(鈴木さんは)悲惨な歴史を子どもたちに伝えようと読まれていた。その思いを届けられたかな」と思いをはせた。千田雅恵さん(61)は、広島の原爆で子を奪われた父母らの手記集「星は見ている」から、本のタイトルの由来にもなった手記を朗読。深い悲しみがにじむ文章に「気持ちを重ねた」と目頭を熱くした。
   
平和への願いを込め朗読した川畑館長(左)と颯・2000のメンバー

平和への願いを込め朗読した川畑館長(左)と颯・2000のメンバー

  
戦争と平和をテーマにした所蔵本がずらり。伝える取り組みを続ける

戦争と平和をテーマにした所蔵本がずらり。伝える取り組みを続ける

   
 同館では8月に戦争に関する図書展を開くなど語り継ぐ取り組みにも力を入れてきた。川畑館長は、並んだ本や資料を目にした幼児が「戦争って何?」「戦ったり焼けたり死んだり…だめだね」と何か感じた様子に驚いたと明かし、「続けることで、小さな まちの図書館から平和への願いを広められる」と確かな感覚を抱いていた。
 
 

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広報かまいし2023年9月1日号(No.1815)

広報かまいし2023年9月1日号(No.1815)
 

広報かまいし2023年9月1日号(No.1815)

広報かまいし2023年9月1日号(No.1815)

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【P1】
釜石市子育て応援アプリ 配信開始 他

【P2-3】
イベント案内

【P4-5】
新型コロナワクチン接種のお知らせ
各種助成のお知らせ 他

【P6-7】
まちのお知らせ

【P8】
第1回 ワールドアマチュアラグビーフェスティバル フランス大会への道
イベント案内 他

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2023090100021/
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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
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狙うは世界一! いわて・釜石ラグビー 派遣団、仏のアマ大会出場へ結団式

世界一へジャンプ!日本代表としてアマチュアラグビー大会に挑む選手たち

世界一へジャンプ!日本代表としてアマチュアラグビー大会に挑む選手たち

  
 9月にフランスで開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)に合わせて初めて開かれる「ワールドアマチュアラグビーフェスティバル」に、日本代表として岩手県釜石市からチームが出場する。その名はずばり「いわて釜石ラグビーフットボールクラブ」。市や県にゆかりのあるメンバー30人が公募で選ばれている。8月26日に釜石鵜住居復興スタジアムで結団式。「世界一を狙う」と戦いを前に気持ちを高めている。
   
 派遣団は選考を通過した釜石シーウェイブス(SW)のOBや県内クラブチーム在籍者、県外在住の元プロ選手らに加え、役員・スタッフ5人で構成。団長は県ラグビーフットボールクラブ協会の白根敬介会長が務める。
   
結団式に臨んだ「いわて釜石ラグビーフットボールクラブ」

結団式に臨んだ「いわて釜石ラグビーフットボールクラブ」

   
 結団式では、チームを派遣するラグビー国際交流推進事業実行委員会の小泉嘉明会長が「岩手、釜石の思いを発信しながら、思いっ切りプレーしてきて」、野田武則市長は「日本代表として有意義な戦いを」などと激励。チームフラッグなどを贈って活気づけた。
   
 大漁旗をモチーフにしたユニホームもお披露目。「KAMAISHI大漁旗Tシャツ」をアレンジし、明るい太陽(赤)とダイナミックな波(黒と白)が目を引く。制作に関わった「釜石応援ふるさと大使」の藤原綾子さん(56)=東前町出身、ユミカツラインターナショナルアクセサリーデザイナー=は「身に着けた皆さんは格好いい。実力、気力、体力十分に、気持ちで頑張ってきてください」と背中を押した。
  
大漁旗をモチーフにしたユニホームを紹介する藤原綾子さん

大漁旗をモチーフにしたユニホームを紹介する藤原綾子さん

  
決意を語る(右から)福士周太主将、白根敬介団長、佐伯悠ヘッドコーチ

決意を語る(右から)福士周太主将、白根敬介団長、佐伯悠ヘッドコーチ

  
 ヘッドコーチ兼選手で、市スポーツ推進課の佐伯悠さん(38)は「世界一を狙える、素晴らしいメンバーが集まった。戦うだけでなく、東日本大震災の復興支援への感謝、岩手や釜石は元気だ!と世界に発信してくる」と熱を込めた。主将の福士周太さん(29)は「世界で戦えるチャンスをもらった。優勝を目指し頑張ってくる」と意気込んだ。
  
 この日から27日まで事前合宿。式の後、さっそくグラウンドに出て練習。攻撃や守備の連係を確認し、チームの結束を高めた。練習後には、近くの震災伝承施設・いのちをつなぐ未来館で津波発災当時の出来事や教訓を学ぶ研修会を実施。ほか、9月10日にも練習会を予定する。
  
合宿の練習でプレーの連係を確認し、チームの結束を高める

合宿の練習でプレーの連係を確認し、チームの結束を高める

  
 「パパ、かっこいい!」。スタンドから送られる、かわいらしい応援が目に入った。埼玉県宮代町の中村勇琥(ゆうご)君(小学3年生)、碧葉(あおば)さん(同1年)、燦斗(あきと)ちゃん(3)きょうだいが見つめていたのは、父彰さん(36)の雄姿。フランスで見せてほしいのは「かっこいいスロー」と声をそろえ、フッカーとしての活躍を期待していた。きょうだいの母江里子さん(41)は「子どもたちにラガーマンとしての姿を記憶してほしかったから、選手としてチャンスをもらえてうれしい。持ち味のフィールドワークを生かしたプレーをしてくれたら」と目を細めた。
  
「パパ、頑張れ!」。中村彰選手の挑戦を家族が応援

「パパ、頑張れ!」。中村彰選手の挑戦を家族が応援

  
チーム一丸!迫る戦いに向け、練習に励む中村選手ら

チーム一丸!迫る戦いに向け、練習に励む中村選手ら

  
 そんなキラキラ輝くまなざしを力にする彰さん。いくつかのクラブチームを渡り歩いたというが、特に思い入れがあるのが釜石SW時代だったことから、「この地でまたジャージーを着ること」を望んだ。メンバーとは、この日が初顔合わせ。「短い期間でチームを作り上げなければならない。コミュニケーションをとって、ユニホームのように明るい仲間たちと戦いに挑みたい」と気合を入れた。
  
いわて釜石クラブ派遣団、活躍を期待する関係者

いわて釜石クラブ派遣団、活躍を期待する関係者

   
 フェスティバルは9月23~30日、釜石と姉妹都市提携を結ぶディーニュ・レ・バン市を中心としたプロバンス地方で開かれる。ラグビーW杯の出場国を主に20カ国が出場。いわて釜石チームは同20日に渡仏する。