「令和3年度 水産・海洋研究フォーラムin釜石~未来へつなぐ三陸の海を考える~」 参加者を募集します

「令和3年度 水産・海洋研究フォーラムin釜石~未来へつなぐ三陸の海を考える~」 参加者を募集します

水産による教育・研究・他地域での取組みの紹介を通じて、魚のまち釜石復活に向けた新たな取組みの可能性を考えることを目的として海洋環境、経済、養殖と広く相互理解を促進し、釜石市、さらには三陸沿岸の水産業を考えるフォーラムを開催します。

日程

開催日:令和4年2月25日(金)
時間:13時30分~17時00分

場所

会場:チームスマイル釜石PIT(釜石市大町1丁目1番10)
オンライン参加可能

定員

会場50名、オンライン200名

申込方法 (※事前申込制 令和4年2月21日〆切)

・FAXでお申込みの方
申込用紙に必要事項をご記入のうえ、申込先のFAX番号にご送信ください。
・メールでお申込みの方
申込用紙と同様の事項をメール本文に記載のうえ、申込先のアドレスにご送信ください。

申込用紙について

申込用紙は下記の場所に設置しております。
・下記のURLでダウンロード
・生活応援センター(※2月1日から設置します)
・漁業協同組合事務所(※2月1日から設置します)

申込用紙

申込用紙[PDF:1.28MB]

新型コロナウイルス感染拡大防止対策について~会場参加希望者の皆様へお願い~

■当日はマスク着用をお願いいたします。
■当日は会場の入り口で検温を行います。
■当日、体調の悪い方は参加をご遠慮ください。

※新型コロナウイルス感染症の発生状況によっては、オンライン開催のみに変更となります。会場希望で申し込まれた方におかれましても、オンライン視聴での参加をお願いする場合がございます。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 水産農林課 水産振興係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8427 / Fax 0193-22-1255 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022012600045/
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
唐丹公民館で開かれた節分の会。参加者は豆をまいて鬼を退治した

「コロナも鬼も外」鬼退治で世代間交流 きょう節分 唐丹公民館で豆まき

唐丹公民館で開かれた節分の会。参加者は豆をまいて鬼を退治した

唐丹公民館で開かれた節分の会。参加者は豆をまいて鬼を退治した

 

 3日の節分を前に1日、釜石市唐丹町の唐丹公民館で、子どもと住民の交流を図る「節分の会」が開かれた。同館が併設されている復興住宅入居者や地域住民、唐丹児童館の子どもら約30人が参加。新型コロナウイルス退散や1年の健康を願って仲良く豆まきした。

 

 児童館職員と年長の村上波月(はづき)ちゃん(6)が紙芝居で豆まきの由来を説明した後、「心の中にいる悪い鬼を追い出そう」と呼び掛けて豆まきを開始。色画用紙で手作りしたお面をかぶった子どもや高齢のお母さんたちは、こん棒を持った鬼役の住民に向かって「鬼は外」と元気よく豆を投げた。力を合わせて無事に鬼を追い出すと、互いに豆を投げ合い、子どもたちは心の中の「のんびり鬼」「ゲームしすぎ鬼」「言うこと聞かない鬼」、大人は体の不調やコロナ禍の不安を撃退。「残ったのは福の神だ」と明るい声を響かせた。

 

高齢のお母さんたちは子どもたちのかわいらしい姿に顔をほころばす

高齢のお母さんたちは子どもたちのかわいらしい姿に顔をほころばす

 

 さらに福を呼び込もうと、餅つきも。子どもたちは大人の力を借りて「よいしょー」「ソーレ」などと声を掛け合いながら交代できねを振り下ろした。倉又海成ちゃん(5)は「餅をぺったんして楽しかった」とにっこり。鳥居大愛(たお)ちゃん(5)は「おばあちゃんたちとたくさん遊んだ」と満足そうだった。

 

「よいしょ」「ぺったん」と掛け声を合わせて餅つきを楽しむ参加者

「よいしょ」「ぺったん」と掛け声を合わせて餅つきを楽しむ参加者

 

 今春、小学生になる波月ちゃんは「鬼が出てきたときはびっくりしたけど、みんなで倒すことができて良かった」と怖いものを乗り越え、たくましい表情を見せた。復興住宅で暮らす上村ツネ子さん(83)と木村ヨミ子さん(82)は「子どもたちがいると楽しいし、にぎやか。元気をもらって若返る。これからもいろんなことを一緒にやって、コロナを吹き飛ばしたい」と目を細めた。

 

 住民の交流促進、孤立化の予防などを目的に2016年から月例で実施する食事交流会の一環。小正月行事のみずき団子づくりなど季節の行事では今回のように世代間交流も取り入れている。コロナの影響で1年半以上休止。昨年12月のクリスマス会から再開した。今回、子どもたちは食事を控え、おすそ分けされた餅を児童館に持ち帰った。同館の千菅英理子館長は「地域にはいろんな声が響いているのがいい。コロナは長引いているが、うまく付き合っていくしかない。感染対策を徹底し、できるだけ行事は中止せず、交流事業を続けたい」と模索する。

釜石市民劇場キャストの稽古=1月27日夜、市民ホールTETTO

釜石市民劇場 唐丹の天文学者・葛西昌丕をめぐる物語で3月6日公演へ

釜石市民劇場キャストの稽古=1月27日夜、市民ホールTETTO

釜石市民劇場キャストの稽古=1月27日夜、市民ホールTETTO

 

 第35回釜石市民劇場(同実行委主催)は、江戸時代の唐丹村で名をはせた天文学者・葛西昌丕(まさひろ)の人物像をフィクションで描く創作劇。3月6日に大町の市民ホールTETTOでの公演を予定する。新型コロナウイルス禍で2年ぶりとなる公演に向け、キャスト、スタッフらは気合い十分。本番まで1カ月余りとなり、熱のこもった稽古を続けている。

 

 葛西昌丕(1765―1836)は唐丹村本郷生まれ。葛西家は代々、五十集(いさば=水産加工)を営む地元の名家で、昌丕は若くして勉学の道へ。仙台で国学、天文地理などを学んだとされる。江戸幕府の命で全国を測量して歩いた伊能忠敬が唐丹を訪れた際に、関わりがあったとの説もあり、昌丕は測量から13年後の1814年に忠敬の偉業を記した石碑を建立している。同所の緯度と周りに星座名を刻んだ星座石も残し、これらは忠敬の測量事績を江戸時代に示したものとしては全国唯一とされる。1985年に県指定文化財となった。

 

葛西昌丕が建立した「陸奥州気仙郡唐丹村測量之碑」写真提供=市文化振興課

葛西昌丕が建立した「陸奥州気仙郡唐丹村測量之碑」写真提供=市文化振興課

 

唐丹の緯度(北緯39度12分)を中心に星座名を刻んだ「星座石」写真提供=市文化振興課

唐丹の緯度(北緯39度12分)を中心に星座名を刻んだ「星座石」写真提供=市文化振興課

 

 今回の市民劇場の脚本は同実行委の久保秀俊会長(73)が執筆。劇中では昌丕の功績はナレーションでの紹介にとどめ、人物像に焦点を当てる。「人間味のある人だった」という資料の一文から発想を膨らませ、地域の人たちとの関わりをフィクションで描いた。歴史資料によると、葛西家は明治三陸大津波で滅亡。一家や昌丕個人の私生活を詳しく記した資料はなく、地元で伝え聞く人も今となってはいないという。

 

 久保会長は「私財を投げ打って地域に新道を造るなど、科学者だけでなく人格者としても尊敬に値する人物だったのではないか。人にやさしく接し、話をよく聞いてあげただろう姿を想像し物語を書いた」と話す。二幕十場、約2時間の公演予定で、劇の前には地元本郷の「桜舞太鼓」がステージを盛り上げる。

 

 キャストは小学生から60代まで14人で、4人が初挑戦。昨年11月末から稽古を開始し、今はセリフと動作を組み合わせながら演技の基礎固めを行う。久保会長が総監督を務め、キャストの武田仁一さん(71)、小笠原景子さん(37)が助演出を兼ねる。舞台制作も始まっており、今後、キャストの協力も得ながら準備を進めていく。

 

地元言葉のイントネーションを教える助演出の武田仁一さん(右)

地元言葉のイントネーションを教える助演出の武田仁一さん(右)

 

現在、週4回ほどのペースで稽古を続けるキャスト。観客に楽しんでもらおうと熱心に励む

現在、週4回ほどのペースで稽古を続けるキャスト。観客に楽しんでもらおうと熱心に励む

 

総監督を務める久保秀俊実行委会長。今作品の脚本も手掛けた

総監督を務める久保秀俊実行委会長。今作品の脚本も手掛けた

 

 市民劇場初参加の西山彩菜さん(16)は、物語の主要人物となる「おユキ」役。「本心を出せず、どこか強がっている子ども。自分とは正反対」と役柄を分析。「本番では、おユキがこの場にいると錯覚させたい。ベテランの先輩たちに負けないよう、存在感を放っていけたら」と意気込む。

 

葛西昌丕役の久保修二さん(右)とおユキ役の西山彩菜さん

葛西昌丕役の久保修二さん(右)とおユキ役の西山彩菜さん

 

 主人公「葛西昌丕」役は久保修二さん(54)。20代初めに出演経験があり、一昨年の前回公演で約30年ぶりに復帰した。釜石出身で、自営業を営む花巻市から稽古に通う。初めての主役抜てきに「(多くの人と絡むので)相手とのセリフの間に苦労している」と難しさを実感。「恵まれた環境で勉強する昌丕が、つらい境遇を生きてきた人たちと接する中で芽生える心情の変化を表現できれば。人物像をしっかりイメージしながらやっていきたい」と気を引き締める。

 

 第35回釜石市民劇場「満天の星は知っている『天文学者葛西昌丕』若き日の私記」は、3月6日(日)午前10時半、午後2時半の2回公演。チラシやポスターが完成次第、チケット販売を開始する。

広報かまいし2022年1月15日号(No.1777)

広報かまいし2022年2月1日号(No.1777)

広報かまいし2022年1月15日号(No.1777)

 

広報かまいし2022年1月15日号(No.1777)

広報かまいし2022年2月1日号(No.1777)

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【P1】
虎舞フェスティバル ※開催延期となりました
SL銀河招待企画
【P2-3】
新型コロナワクチン3回目接種
・2回目接種から6カ月で接種可能です
・【遠隔地】送迎バスの運行情報
【P4-7】
各種計画への意見募集
まちのお知らせ
※P4に掲載している後期地域会議・復興まちづくり協議会は開催延期となりました
【P8】
東日本大震災復興支援 感謝のつどい
冬の星空観察会 他

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釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
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釜石市

釜石市

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長唄三味線子ども教室発表会=中妻北地区コミュニティ消防センター

コロナに負けず稽古継続 長唄三味線子ども教室10人が成果発表

長唄三味線子ども教室発表会=中妻北地区コミュニティ消防センター

長唄三味線子ども教室発表会=中妻北地区コミュニティ消防センター 

 

 杵家会釜石支所(杵家弥多穂代表)が主催する伝統文化長唄三味線子ども教室は1月23日、本年度の教室最終日を迎え、受講した10人がこれまでの稽古の成果を発表した。新型コロナウイルス影響下での教室は2年目を迎えたが、意欲ある子どもたちの成長を止めまいと、感染防止策を徹底しながら稽古を継続。全15回の日程を終えた受講生は、さらなる上達を願い、来年度の開講に期待した。

 

 同教室は2008年度に開始し、東日本大震災による中断を経て再開。13年目となる本年度は昨年6月に開講し、小中高生9人と大人1人が受講した。継続受講は3~9年目。初受講した釜石中の2年生3人は、同会が昨年9月に学校に出向いて行った三味線体験会を機に教室へ。杵家代表ら4人の講師が、受講年数に応じてきめ細かく指導した。感染症対策として受講生を3組に分け、時間をずらして稽古した。

 

修了証書を授与される濱田真由香さん(右)

修了証書を授与される濱田真由香さん(右)

 

 発表会に先立ち行われた閉講式では、受講9年目となった濱田真由香さん(釜石中3年)が代表で修了証書を受け取った。来賓の市文化振興課・藤井充彦課長は、コロナ禍での学びの機会提供に敬意を表し、「先生方の熱意が子どもたちの意欲につながっているものと思う。教室で学んだことを日々の暮らしにも生かし、心身豊かに成長していくことを願う」と期待した。

 

「釜石市民歌」の演奏、歌で開演した発表会

「釜石市民歌」の演奏、歌で開演した発表会

 

 演奏は「釜石市民歌」からスタート。初心者2人は長唄三味線の入門曲「松の緑」の合いの手(間奏)で稽古の成果を発表。歌舞伎「娘道成寺」の合いの手など2曲が続いた。後半は講師が唄で加わり、「元禄花見踊り」(三部合奏)と「雪」の合方(あいかた)を演奏。春と冬の風情を醸す曲で季節の違いを表現した。最後は歌舞伎十八番の「勧進帳」から「寄せ」「こだま」「滝流し」「舞い」の4つの合方を披露。高度な技と息の合った音色で、見守った保護者や来賓をうならせた。

 

中級、上級者らによる演奏は聞きごたえ十分

中級、上級者らによる演奏は聞きごたえ十分

 

来賓や保護者は見事な調べに感心しながら拍手

来賓や保護者は見事な調べに感心しながら拍手

 

 稽古を始めて5カ月の及川美結さん(釜石中2年)は、学校での体験会を機に興味を持ち、「自分も弾けるようになりたい」と教室に通うように。10回の受講ながら、入門曲を演奏できるまでに上達した。「難しかったが、自分なりに頑張ってこられた」と達成感を見せ、「ちょっとずれただけで音が変わる。難しさもあるけど、それが楽しい。先輩方みたいに弾けるようになるのが目標」と稽古の継続を誓った。

 

 姉妹で三味線を学んできたのは佐藤七海さん(釜石高3年)、永愛さん(小佐野小6年)、あいなさん(同2年)の3人。七海さんは小学6年時に教室のチラシを見て、弟海輝人(みきと)君(現釜石高1年)と受講を開始。その後、2人の姿を追って妹2人も入り、昨年度まで4人で稽古に励んだ。

 

仲良く三味線を学んだ佐藤3姉妹。あいなさん、七海さん、永愛さん(左から)

仲良く三味線を学んだ佐藤3姉妹。あいなさん、七海さん、永愛さん(左から)

 

 就学前から教室に通い、長唄に親しんできたあいなさんは、3年目の本年度から三味線の稽古を本格化。6年目の永愛さんは、名取でも難しいという「滝流し」に初挑戦し、発表会で中高生らと見事な演奏を見せた。七海さんは年の離れた妹らと三味線で絆を深められたことを喜び、「昨年はきょうだいみんなで楽しんで演奏できた」とにっこり。7年の学びを振り返り、「練習を重ねるたびに上達するのがうれしくて。部活で吹奏楽をやってきたので、洋楽、邦楽それぞれの魅力を感じることができた」。高校卒業後は進学のため釜石を離れる予定で、「何らかの形で三味線も続けられたら」と願った。

 

「松の緑」の合いの手を堂々と弾く佐藤あいなさん(左)。将来が楽しみ

「松の緑」の合いの手を堂々と弾く佐藤あいなさん(左)。将来が楽しみ

 

「勧進帳」の合方「滝流し」を弾く佐藤永愛さん(前列右)。姉七海さん(後列左)と難曲に挑む

「勧進帳」の合方「滝流し」を弾く佐藤永愛さん(前列右)。姉七海さん(後列左)と難曲に挑む

 

 杵家代表は「長く続けてくれるのは(三味線が)好きだからこそ。稽古中は私語も無く、覚えるのに真剣。成長とともに難しい曲に挑戦できるのも励みになっているのでは」と話し、今後の開講にも意欲を示した。