釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

ヘルダス・ファンデンボルト選手(所属先:日本製鉄(株)釜石製鉄所)プロフィール
2019年加入/1995.4.2生(24歳)/184㎝/100㎏/南アフリカ出身/ヨハネスブルグ大学卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:5歳から。父が教えてくれた。
●ポジションの遍歴:CTB ※その他にもBKで出来るポジションはあります。(ユーティリティープレイヤー)
●ニックネーム:Dus(ダス)
●趣味:BBQ
●好きな食べ物:BBQ
●釜石のオススメ:Aragami Beach(荒神海岸:山田町)
●出身地のオススメ:ヨハネスブルグ:クルーガーズドープ
●試合前のルーティン:音楽を聴く、リラックスして過ごす
●ストロングポイント:アタッキング
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも応援、サポートありがとうございます。毎試合ベストを尽くして、チームと釜石の為に頑張ります。

 

インタビュー:2019年6月6日(釜石シーウェイブスクラブハウス)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条佳泰(株式会社Grafica)

 

釜石はラグビーに理解があって素晴らしいまち

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーー入団の経緯を教えてください。

 

ファンデンボルト選手:

ヤマハに所属している時に、なかなか試合に出場する機会を掴めずにいました。そんな時、釜石からオファーが来て、すごく良いチャンスを頂いたと思い、オファーを受けました。釜石でラグビーが出来る機会を頂いた事、とても感謝しています。

 

ーー昨年8月に行われた、鵜住居復興スタジアムオープニングマッチの時には釜石にいらしていましたか?

 

ファンデンボルト選手:

いいえ、実は、ヤマハはあのオープニングマッチの前々日にも試合があって、僕はそちらの試合に出場したので、残念ながら釜石での試合のメンバーには入っていませんでした。

 

ーー釜石で暮らして、まちの印象などどうでしょうか?

 

ファンデンボルト選手:

良いまちですね!自然も美しいですし、市民の皆さんはとても親切で、そして応援してくださる方も多くて素晴らしいまちです。
 
休みの日もリラックス出来る環境ですし、ラグビーだけではなくて、普段の暮らしも良い時間を過ごしています。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

2019年3月28日に行われた新規加入選手発表記者会見での一枚(@釜石PIT)

 

ーー奥様と一緒にいらしていますよね?

 

ファンデンボルト選手:

はい、そうですね。1人暮らしだとラグビーへのチャレンジもハードルが上がるというか、やっぱり色々と大変ですから。その点一緒だと、家事の面だけではなくて色々と助けてもらって、ラグビーにも打ち込むことが出来るし、僕もさらに頑張ることが出来ますので。

 

ーー釜石はラグビーしやすい環境ですか?

 

ファンデンボルト選手:

そうですね。どこに行っても、釜石SWのポスターやステッカーなどが貼られているのを目にします。このまちのみなさんはラグビーにとても理解があるので、今年は良いシーズンになりそうです。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

2019年3月28日に行われた新規加入選手発表記者会見での一枚(@釜石PIT)

 

ーーうのすまい・トモス『いのちをつなぐ未来館』をチームで見学されたそうですね。その時の感想を聞かせてください。

 

ファンデンボルト選手:

施設を見学して、釜石に起きた事、大きなダメージを受けた事を初めて知り、最初はとても悲しかったです。
チームで見学した後に、もう一度、妻を連れて行って、教えてもらった内容を説明しました。
 
大きなダメージを受けた後に釜石の人たちは、一歩一歩復興に向かって進み、ここまでの姿になった。みなさんが一生懸命、まちをリカバリーする為にここまで歩んできた事を知って素晴らしいと思いました。

 

ーーラグビーの強豪国、南アフリカのご出身。なぜ日本でラグビーをプレーしようと?

 

ファンデンボルト選手:

高校2年生の17歳の時に、宗像サニックスのユーストーナメント(サニックス2012ワールドラグビーユース交流会)に、南アフリカのモニュメントハイスクールの一員として大会に参加する為に、初めて日本に来ました。その時に、“日本はとても良い国だな”という印象を持ちました。
 
高校卒業後も、南アフリカの大学、そして社会人チームでプロ選手としてラグビーを続けていましたが、ヤマハからオファーをもらった時に、その17歳の時の日本に対する良い印象がありましたから、「日本に行きます!」と即決しました。迷いはなかったです。

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

 

ーー南アフリカと日本のラグビーは、どういう所が違うと感じますか?

 

ファンデンボルト選手:

日本に来て2年ですが、日本に来て初めてフィットネスや走る練習をしているので、そういうトレーニング強度の面は南アフリカと大きく違うと思います。
 
それから、南アフリカの選手は体も大きいですし、フィジカルを前面に出したゲームプランが多いと思います。
一方で、スピードは日本人の方があるのではないかと思います。だから、日本人の方がボールを良く動かすゲームプランが得意ですよね。
 
今年のラグビーワールドカップでも、そういうスピードとかパス回しとか日本が優位に立てそうなプレーで、日本代表がどんなゲーム、プレーを見せてくれるのか楽しみですね!

 

ーーラグビーは何歳の頃から始めましたか?

 

ファンデンボルト選手:

覚えている限りで言うと、たぶん5歳くらいから始めたと思います。でも、もしかしたらもう少し早かったかも?
南アフリカでは、4,5歳からラグビーを始めるのがポピュラーです。

 

ーーそれから、ここまでずっとラグビー一筋ですか?

 

ファンデンボルト選手:

いいえ、高校の時には、テニスとかクリケットとか色々とやっていました。ラグビー1本に絞ったのは、高校を卒業してからです。
 
南アフリカは、スポーツと言えばやはりラグビーがメインだと思います。パッションというか、想いが特に強いです。さっき言ったように、小さい頃からみんなラグビーが身近にあって、僕も将来を考えた時に、ラグビー選手になりたいと思っていましたから。

 

みんな“チームメイト”というより“家族”という感じです

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

 

ーー釜石のチームはどうですか?

 

ファンデンボルト選手:

周りのチームメイトも良い人ばかりですし、最初から溶け込みやすかったです。今年はこのメンバーで、とても良いシーズンになりそうだと感じています。

 

ーー海外出身選手も多いですし、年齢も近いですよね。
そうですね、海外出身選手は、僕より2,3歳年上のメンバーが多いですね。
同い年の選手は日本人選手に多いです。加賀(亮太郎選手)とかですね。
 
最初に日本に来た時には日本語が全然わからなかったので、こうしてチームにたくさん海外出身選手がいる事は本当に助かります。それから、フィサー(ユーゲン選手)は同じ南アフリカの出身なので、英語ではなくて南アフリカの言葉、母国語で話せます。みんな、“チームメイト”というより“家族”という感じです。

 

ーー昨シーズン、海外出身選手のみなさんが日本語を勉強していると伺いました。今年も勉強会はやっていますか?

 

ファンデンボルト選手:

はい、週に2回火曜日と木曜日に、チームメイトと一緒に日本語の勉強をしています。
最初は本当に日本語は難くて・・・だからなかなか大変ですけれど、普段からコミュニケーションを取るため、少しでも話せるよう、理解出来るよう勉強したいと思っています。
 
グラウンドの上でのコミュニケーションでも、オスカ(村田選手)がいる時は言葉の面はだいぶカバーしてくれるんですけど、いない時もあるので、やっぱり自分で理解出来るようにならないといけないですからね。

 

ーー好きな日本語の言葉はありますか?

 

ファンデンボルト選手:

1つじゃなくても良いですか? 1つ目の言葉は・・・ここでは言えない言葉です(笑)。
チームメイトの中で、特に加賀と仲がいいんです、友達で。その加賀に、その言葉をしょっちゅう言っています(笑)。
 
もう一つは『なんだろう?』です。どうしてこの言葉かというと、日本人のチームメイトが一生懸命に英語で伝えようと話をしてくれる時に、でも英語が上手く出てこなくて分からない時に、「ん~なんだろう?」って良く言うんです(笑)。その言葉を良く耳にするので、『なんだろう?』です(笑)。

 

ーーそういう時はお互いに「なんだろう?」って思っているんでしょうね (笑)。じゃあ、「なんだろう?」が「分かった!」になれば良いですね。

 

ファンデンボルト選手:

そうですね!早くそうなりたいですね!

 

どんな形でも自分に出来る事をしてチームに貢献したい

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第4弾『ヘルダス・ファンデンボルト選手』

 

ーー春シーズン、ここまで。ご自分の仕上がりは順調ですか?

 

ファンデンボルト選手:

まだまだ、これからですね。釜石のシステム、プレースタイルにもっと慣れながら、自分をもっと良くしていかなくてはならないと思っています。だから、まだまだ課題はたくさんありますね。

 

ーーチームの中での自分の役割は?

 

ファンデンボルト選手:

これが自分の役割、というのがなかなかすぐには出て来ないんですけど・・・。やっぱり、チームの為にたくさんトライを取ることはもちろんですけど、自分に出来る事はどんな形でも何でもして、チームに貢献したいです。

 

ーーチームに貢献する為のプレーに徹して・・・という事ですね。

 

ファンデンボルト選手:

そうですね、今年もTLからTCLへ落ちて来るチームがありますし、リーグ全体のレベルは高いと思います。釜石にとって良いシーズンになるように、昨シーズンよりも良い成績を残せるように、チームの為に何でもしたいと思います。頑張ります!毎試合、自分のベストのパフォーマンスを出して行けるシーズンにしたいです!

 

ーー大型センターのファンデンボルト選手の加入に、ファンのみなさんは大きな期待を寄せています!

 

ファンデンボルト選手:

そうなんですね!ありがとうございます!そのみなさんの想いは、僕にとってとても良い事です!毎試合、会場まで足を運んで応援してくれるファンのみなさんの為にも、良いラグビーをしたいです。

 

ーー6月からは、TL、TCLのカップ戦がスタート。そこへ向けてどんな思いを持っていますか?

 

ファンデンボルト選手:

TLのチームと対戦出来るという事は、チームにも自分にとっても、とても良い機会だと思います。僕も楽しみです!

 
 
 

ジャパンラグビートップリーグカップ2019(カップ戦)は早くも後半戦に突入しています。
これからのスケジュールは以下の通りです。

 

第4節 7月13日(土) 16:30 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ:秩父宮ラグビー場
第5節 7月20日(土) 18:30 対 コカ・コーラレッドスパークス:えがお健康スタジアム(熊本県)

 

最新情報、詳細は釜石シーウィブスの公式サイトでご確認ください。
http://www.kamaishi-seawaves.com/

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

岩手のゆるキャラ一丸、ラッピング列車でワールドカップ盛り上げ〜「スクラムいわてフィフティーン号」三陸鉄道運行

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石開催実行委員会は三陸鉄道の協力を得て、大会の盛り上げを図るラッピング列車「スクラムいわてフィフティーン号」を、リアス線盛駅(大船渡市)―久慈駅(久慈市)間で運行させている。県内の自治体マスコットキャラクターたちが描かれていて、25日に釜石市鈴子町の釜石駅のホームでお披露目。岩手のゆるキャラたちも一丸となり、走って大会PR、機運醸成を応援する。

 

 車体に描かれているのは、県内のご当地キャラクターで結成したラグビーチーム「スクラムいわてフィフティーン」のメンバーたちで、ラガーそばっち(県)、ラガーかまリン(釜石市)、サーモンくん(宮古市)など35体。日本代表の赤白のユニホーム姿で、「みんなでスクラム!」などとアピールしている。

 

 背景には熱戦の舞台となるラグビー場もデザイン。釜石会場での試合出場国の国旗などもあしらった。

 

 ラッピング列車は16日から運行。この日も釜石駅に到着すると、車両を背に記念撮影する乗客の姿が見られた。観光で訪れ、宮古駅から乗車した栃木県大田原市の大竹裕則さん(68)、満子さん(67)夫妻は「こうした明るい車両があると、大会が盛り上がると思う。観戦客が大勢訪れてほしい」と期待。初めて利用した三鉄での旅も「のんびりしていて、いいね」と笑顔を重ねた。

 

 ラッピング列車は1車両で、来年6月15日まで運行する予定。同実行委は今後、市内装飾や独自ボランティアの取り組みなどを進め、大会機運をさらに高めていく考えだ。
 釜石市ラグビーW杯2019推進本部事務局の小田島徳子副主幹は「オール岩手で力を合わせ、お客さまを迎える準備をし、おもてなしの雰囲気をつくっていく」と話した。

 

(復興釜石新聞 2019年6月29日発行 第803号より)

 

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広報かまいし2019年7月1日号(No.1715)

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【表紙】第31回釜石よいさ/根浜海岸 海イベントのお知らせ/市長のつぶやき
【P2〜5】第25回参議院議員通常選挙/住宅などの助成事業や耐震診断について
【P6〜7】健康診査・大腸がん検診を受けましょう/市民公開講座のお知らせ
【P8〜9】まちのお知らせ
【P10〜11】ラグビーワールドカップ本部2019推進本部通信/釜石警察署が新庁舎で業務を開始します
【P12】こころのビタミンプロジェクトin釜石/「四次元の賢治-完結編-」/マッチ婚 第4弾/郷土資料館企画展 第2弾

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釜石鵜住居復興スタジアム公開収録イベント「音楽の日」観覧募集について

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釜石鵜住居復興スタジアムにおいて、TBS生放送音楽番組「音楽の日」の公開生中継が開催されます。皆様お誘いあわせのうえ、スタジアムでの生中継収録にご参加・ご協力いただきますようお願いいたします。

 

催事名

TBS「音楽の日」公開生中継
募集チラシ(4,741 KB pdfファイル)

場所

釜石鵜住居復興スタジアムメインスタンド

日時

2019年7月13日(土)13:00~15:00

入場料

無料

出演歌手

麻倉未稀さん

公開収録曲

「ヒーロー」~ドラマ「スクール・ウォーズ」主題歌~

来場者プレゼント

オリジナルスポーツタオル

関連情報 by 縁とらんす
音楽の日|TBSテレビ

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願い事を書いた短冊を飾り付けた園児ら

園児ら短冊に願い込め〜釜石駅に七夕飾り

願い事を書いた短冊を飾り付けた園児ら

願い事を書いた短冊を飾り付けた園児ら

 

 釜石市鈴子町のJR釜石駅(工藤冨士雄駅長)に七夕の笹(ささ)飾りがお目見えし、利用者を和ませている。25日、天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、94人)の園児が訪れ、願い事を書き入れた短冊を笹竹に結び付けた。

 

 年長児14人が駅員らと一緒に笹竹4本に短冊を飾り付け。「七夕さま」を元気いっぱいに歌って、七夕ムードに盛り上げた。

 

 子どもたちの願いは「あしがはやくなりますように」「てつぼうができるようになりたい」「おともだちとたくさんあそべますように」など、さまざま。中には「ラグビーボールをじょうずにけることができますように」「五郎丸選手のようになりたい」と、「ラグビーのまち」にちなんだ、かなえたい夢を書いた子もいた。

 

 荒屋柚ちゃん(5)は「おえかきじょうずになりますようにって書いた。結ぶの楽しかった。みんなのお願いもかなうといいな」とはにかんだ。

 

 同駅では利用者や地域の人に駅を身近に感じてもらおうと、数年前から駅構内に七夕の飾り付けや笹の設置を行っている。自由に願い事を書いて飾り付けることができるよう、短冊を用意。同駅では「皆さんの願い事も短冊に託してほしい。ひとつでも願いがかなうよう、応援しています」と呼び掛けている。

 

 笹飾りは7月7日まで設置する予定。

 

(復興釜石新聞 2019年6月29日発行 第803号より)

 

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前半27分、釜石はSH南がゴールポスト下にトライを決め、7ー17と追い上げる=いわぎんスタジアム

挑戦者 釜石SW黒星発進、守備で収穫も 決め手欠く〜キヤノンに7―55、ラグビートップリーグカップ

前半27分、釜石はSH南がゴールポスト下にトライを決め、7ー17と追い上げる=いわぎんスタジアム

前半27分、釜石はSH南がゴールポスト下にトライを決め、7ー17と追い上げる=いわぎんスタジアム

 

 ラグビーのトップリーグカップ(TLC)が開幕。1次リーグC組の釜石シーウェイブス(SW)RFCは23日、盛岡市のいわぎんスタジアムで行われた初戦でキヤノンに7―55(前半7―20)の大差で敗れ、黒星スタートとなった。釜石は前半、SH南篤志のトライで7―17と追い上げたが、後半は一方的に5トライを奪われ力尽きた。次戦は29日、東京・秩父宮ラグビー場でクボタと対戦する。

 

 カップ戦で当たる全チームが格上の釜石SW。初戦は昨季トップリーグ(TL)12位のキヤノンに挑んだが、完敗に終わった。

 

黒星発進の悔しさをにじませる釜石SWの選手ら

黒星発進の悔しさをにじませる釜石SWの選手ら

 

 前半は序盤から押し込まれ、PG、トライで10点を先行される。守備で粘り、南のトライから反撃に転じようとしたが、風上に立った有利を生かせず、相次ぐミスで流れを失った。

 

 後半も流れを変えられず、立て続けに3トライを奪われる。この後10分近く、敵陣でゴールまで迫る好機が続いたが、最後の詰めを欠いた。

 

 必死のタックルで何度も食らいつき、チャレンジャーの姿勢を示したWTB小野航大主将は「チャンスはあったが、アタックも守備も相手より我慢が足りなかった」と反省。キックチャージを2度成功させるなど収穫も挙げ、「プレッシャーはさほど感じず、通用した部分もあった。やるべきことを整理して次につなげたい」と前を向いた。

 

 素早いリスタートから相手のスキを突きトライを決めた南は「狙いが、うまくはまった」としながらも、「ペナルティーが多くチャンスを生かせなかった。最後はエンジンが切れた」と悔しさをにじませた。

 

 スコット・ピアースヘッドコーチは「カップ戦で若い選手に経験を積ませ、今後につなげたい」と期待する。

 

 ■トヨタが活動自粛
 TLCは、トヨタ自動車の所属選手が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、当面の活動自粛を発表。23日に盛岡市で予定されていた三菱重工相模原戦への出場を見合わせた。

 

(復興釜石新聞 2019年6月26日発行 第802号より)

 

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7.6ジャパンラグビートップチャレンジカップ

7.6 ジャパンラグビートップチャレンジカップ

7.6ジャパンラグビートップチャレンジカップ

 

釜石鵜住居復興スタジアムでは、ジャパンラグビートップリーグカップ2019の開催に伴い、釜石シーウェイブスRFCの交流試合を開催いたしますので、皆様お誘いあわせのうえご来場願います。
告知チラシ「うのスタへ行こう!」(6,302 KB pdfファイル)

 

開催日時

令和元年7月6日(土)

試合内容

第1試合(公式戦)/11:30 K.O
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス VS. 九州電力キューデンヴォルテクス
 
第2試合(無料試合)/14:00 K.O
釜石シーウェイブスRFC VS. 岩手ブライズラガー

入場料金(第1試合のみ有料) ※第1試合後半から無料

自由席一般 2,000円
小中高 700円
※SWサポーターは会員優待料金 1,000円

その他お楽しみコーナー

ストリートラグビー体験会
老若男女、誰でもラグビーの面白さが体験できるストリートラグビー体験会をお楽しみください。
ストリートラグビー体験会

 

釜石ラグビーアクティビティ
メイングラウンドを開放し、ラグビー選手とのふれあいコーナーを開催されます。対象は全ての一般来場者です。
釜石ラグビーアクティビティ

 

ラグカフェフードコーナー
ケータリングカーによる飲食ブースが展開されます。
ラグカフェフードコーナー

 

スタジアム見学会の開催について

全試合終了後16:00から、一般来場者を対象としたスタジアム見学会を開催いたします。この機会に釜石鵜住居復興スタジアムの設備等をご覧願います。

 

アクセスについて

三陸鉄道や路線バスのほか、スタジアム内の駐車場をご利用願います。
※当日の交通規制はありません。

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釜石市

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宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

宮古−気仙沼直結、三陸道 釜石北−大槌開通〜ラグビーワールドカップへ観光客迎える

釜石市と大槌町がやっと高速道で結ばれ、小旗を振って喜ぶ地域住民ら=22日、大槌IC付近で

釜石市と大槌町がやっと高速道で結ばれ、小旗を振って喜ぶ地域住民ら=22日、大槌IC付近で

 

 東日本大震災からの復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路の釜石北インターチェンジ(IC)と大槌IC間の4・8キロが22日、開通した。これにより宮古市から宮城県気仙沼市までの106キロがすべてつながり、同区間で最後まで残っていた釜石市と大槌町の間がやっと高速道路で結ばれた。ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催まで、あと3カ月。釜石周辺の高速交通網が完成したことで、多くの観戦客や観光客の利用が見込まれ、沿岸被災地の交流拡大や産業振興への効果も期待される。

 

 大槌IC付近で行われた開通式典には関係者ら約150人が出席した。達増拓也知事は「地域振興、震災からの復興を後押しする重要なインフラになる」とあいさつ。鈴木俊一五輪担当相は「異例の速さで工事が進んだ背景には震災の犠牲者がいる。しっかり活用し、地域振興に結びつけなければ」と呼び掛けた。

 

宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

 

 9月に開幕するラグビーW杯を前に、滑り込む形で釜石周辺の道路の完成が間に合った。W杯日本大会のアンバサダーとして活動する釜石シーウェイブス(SW)の桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「W杯後も交流人口の拡大に期待する」とメッセージ。釜石市の野田武則市長は「『いのちの道』『希望の道』として活用していきたい」とお礼の言葉を述べた。

 

 野田市長、平野公三大槌町長ら関係者がテープカット。多くの地元住民らが小旗を振る中、パトカーを先導に45台の車が通り初めを行った。地元の児童生徒らによるブラスバンドの演奏、郷土芸能臼澤鹿子踊り保存会による鹿子踊りが式典を盛り上げた。一般車両の通行は午後3時半に始まった。

 

 鹿子踊りのおはやしの太鼓を担当した上野武夫さん(54)は、釜石市小佐野町にある在宅介護支援センターの所長を務める。震災前は、自宅がある大槌町小鎚から職場まで1時間以上かかり、震災後も40分ほどを要していたが、今回の開通で約20分に大幅短縮された。高速道路を降りると、目の前は職場。「朝は渋滞もあり、1時間半もかけて通勤していた時代と比べ、隔世の感。これで、やっと楽ができます」と喜んだ。

 

 同区間は釜石ジャンクション(JCT)と山田南ICの23キロを結ぶ釜石山田道路の一部で、今回の開通区間を含めた総事業費は約1038億円。国土交通省南三陸国道事務所によると、今回の開通で釜石市役所と宮古市役所の移動時間は約6分縮まる。宮古市から気仙沼市までの所要時間は約1時間50分となり、震災前と比べ約50分短縮する。

 

(復興釜石新聞 2019年6月26日発行 第802号より)

 

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