岩手のゆるキャラ一丸、ラッピング列車でワールドカップ盛り上げ〜「スクラムいわてフィフティーン号」三陸鉄道運行


2019/07/05
復興釜石新聞アーカイブ #観光

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石開催実行委員会は三陸鉄道の協力を得て、大会の盛り上げを図るラッピング列車「スクラムいわてフィフティーン号」を、リアス線盛駅(大船渡市)―久慈駅(久慈市)間で運行させている。県内の自治体マスコットキャラクターたちが描かれていて、25日に釜石市鈴子町の釜石駅のホームでお披露目。岩手のゆるキャラたちも一丸となり、走って大会PR、機運醸成を応援する。

 

 車体に描かれているのは、県内のご当地キャラクターで結成したラグビーチーム「スクラムいわてフィフティーン」のメンバーたちで、ラガーそばっち(県)、ラガーかまリン(釜石市)、サーモンくん(宮古市)など35体。日本代表の赤白のユニホーム姿で、「みんなでスクラム!」などとアピールしている。

 

 背景には熱戦の舞台となるラグビー場もデザイン。釜石会場での試合出場国の国旗などもあしらった。

 

 ラッピング列車は16日から運行。この日も釜石駅に到着すると、車両を背に記念撮影する乗客の姿が見られた。観光で訪れ、宮古駅から乗車した栃木県大田原市の大竹裕則さん(68)、満子さん(67)夫妻は「こうした明るい車両があると、大会が盛り上がると思う。観戦客が大勢訪れてほしい」と期待。初めて利用した三鉄での旅も「のんびりしていて、いいね」と笑顔を重ねた。

 

 ラッピング列車は1車両で、来年6月15日まで運行する予定。同実行委は今後、市内装飾や独自ボランティアの取り組みなどを進め、大会機運をさらに高めていく考えだ。
 釜石市ラグビーW杯2019推進本部事務局の小田島徳子副主幹は「オール岩手で力を合わせ、お客さまを迎える準備をし、おもてなしの雰囲気をつくっていく」と話した。

 

(復興釜石新聞 2019年6月29日発行 第803号より)

 

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