今日から始める美活!スタイルアップのためのエクササイズ教室

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みんなで楽しくエクササイズ!お友達と一緒に参加しませんか?
※この事業は「労働力発掘人材マッチング事業」の一環で実施します

 

日時

2017年10月23日(月) 10時30分~12時(10時15分集合)

場所

イオンタウン釜石 2Fイベントスペース

対象

女性限定

定員

先着30名

内容

・イオンタウン釜石にオープンしたフィットネスジムのプログラムのプチ体験!ヨガなど簡単なもので、汗をかかずに体験できます。
・当日はライフ&キャリアアドバイザー登場予定!「なりたい自分の見つけ方」などのワンポイントアドバイス。

参加料

無料(無料託児あり)

持ち物

運動できる服装・運動靴・飲み物・タオルなど

申し込み

10月18日(水)まで
◆電話の場合 市商業観光課雇用対策室 0193-27-8421
◆メールの場合 kankou@city.kamaishi.iwate.jp
※氏名、年齢、電話番号、託児の有無(有りの場合はお子さんの年齢と人数)をお伝えください。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商業観光課 雇用対策室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話: 0193-27-8421 / Fax: 0193-22-2762 メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/kurasu/rodo/rodonitsuite/detail/1213143_2295.html
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

ラグビーW杯成功へ初の市民運動〜有志団体スクラム、のぼり旗で機運盛り上げ

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

 

 2年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を市民サイドから盛り上げようと、有志でつくる民間団体スクラム2017連絡調整会議(石村眞一代表)は27日、釜石市ラグビー子ども未来基金に30万円を寄付した。寄付金を受け取った野田武則市長は「W杯の成功に向けた市民サイドからの具体的な動きはこれが初めて」と、今後の展開に期待を寄せた。同会議は14団体で構成し、8月に市内各所へラグビーW杯開催の機運を盛り上げるのぼり旗400本を設置。これに合わせて市内の企業などから募った協賛金(133万円)の一部をラグビー基金の寄付金に充てた。

 

 のぼり旗は2種類あり、それぞれ青地に白で「JAPAN2019」「釜石には、ラグビーの力がある」とキャッチコピーが記されている。お盆前までに市内全域に設置され、花火大会や釜石よいさで訪れた観光客などにW杯釜石開催をアピールした。

 

 この日は石村代表や鈴木久事務局長らメンバー7人が市役所を訪ね、野田市長に寄付金を手渡した。石村代表は「当初はメンバーの”自腹”で―と企画したが、思いがけず多くの協賛金が集まった。のぼり旗の設置作業にも多くの人が協力してくれた。釜石も捨てたものではないと自信を持った」と報告。「W杯開催後の心配もあるが、釜石を世界にPRする絶好の機会。地域振興の大きな武器にもなる」とエールを送った。

 

 野田市長は「ゼロからのスタートで、W杯の成功には市民の盛り上げが課題。市民の協力を形にすることが大事。みなさんには今後も独自の展開で、少しずつでも応援の輪を広げてほしい」と期待した。

 

 連絡調整会議のメンバーからは「のぼり旗を一番喜んでもらったのは鵜住居の人たち」「W杯は三陸全体の振興をけん引する役割を果たす」「市民の知識、情熱、経験をフルに活用し、世界にPRする大きなチャンス」と前向きな声が相次いだ。

 

 市のラグビー基金にはこれまでに560件、約2億2千万円が寄せられている。

 

(復興釜石新聞 2017年9月30日発行 第626号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

活力あるまちづくりへ決意を新たにした釜石商議所創立70周年記念式典

活力ある地域社会の実現へ、960事業所・地域経済を支える〜釜石商工会議所創立70周年

活力あるまちづくりへ決意を新たにした釜石商議所創立70周年記念式典

活力あるまちづくりへ決意を新たにした釜石商議所創立70周年記念式典

 

 釜石商工会議所(山崎長也会頭)の創立70周年記念式典は26日、釜石市大町の釜石PITで開かれた。終戦直後に設立し、度重なる試練を乗り越えながら地域経済の発展とともに歩んだ歴史を振り返り、歴代役員ら組織運営に尽くした功労者を表彰。節目の年を祝うとともに、東日本大震災からの復興と活気あるまちづくりに一層努めていく決意を新たにした。

 

 同商議所は1924(大正13)年創設の釜石商工会をルーツとし、製鉄業や水産業の隆盛とともにまちの発展が進む中、戦後の47(昭和22)年に社団法人釜石商工会議所として発足。チリ地震津波の襲来、産業の構造転換に伴う製鉄業の相次ぐ合理化、石油危機、バブル経済の崩壊による不況など社会・経済状況の変化や数多くの困難に見舞われながらも総合経済団体として幅広い活動を展開し、地域経済振興をけん引してきた。

 

 震災では、当時1046あった会員事業所の65%が被災し、只越町にある同商議所会館も被害を受けた。ほかの施設を間借りして被災会員事業所の再開に向けた伴走型の支援にあたり、1年後に会館を再建。現在は約960事業所が会員となり地域経済を支えている。

 

 式典には、同商議所役員、議員、職員をはじめ国、県、市の行政関係者、県内の商工団体関係者など合わせて約150人が出席。式辞に立った山崎会頭は創立からの歴史をたどりながら「幾多の困難を乗り越えてきた先輩方の英知と遺業を継承し、地域資源を最大限活用した豊かで活力ある地域社会の実現に向け一丸となってまい進する」と力を込めた。

 

 引き続き、歴代会頭事業所、元役員功労者、永年勤続の役員・議員、優良会員(創業当初からの会員事業所)を表彰。震災直後から釜石の復旧復興に尽力したとして県外の4商議所に感謝状を贈った。

 

 組織運営に尽くし、表彰を受ける功労者

組織運営に尽くし、表彰を受ける功労者

 

 東北経済産業局、県、日本商工会議所が来賓代表として祝辞。野田武則市長は「地域経済の活性化と市民の幸せは表裏一体。企業には後継者不足や人材育成といった問題が山積しており、商議所の今後の尽力を切に願う。70周年を契機に未来を見据えた発展を」と期待した。

 

 式典に合わせて記念誌も発刊した。A4判カラーの115ページ。会員のインタビューなどで歩みをたどる内容で、1200部作成し会員、関係機関に配布する。記念事業として、今年5月に尾崎半島で起きた山林火災からの山林再生や地域振興につながればと願いを込め、焼けたスギを使った置物を作製。記念品として出席者に配った。

 

(復興釜石新聞 2017年9月30日発行 第626号より)

 

復興釜石新聞

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《インタビュー》Meetup Kamaishi 2017 Autumn実施プログラム PICKUP!

《インタビュー》Meetup Kamaishi 2017 Autumn実施プログラム PICKUP!

Meetup Kamaishi 2017 Autumn

 

初めて秋に開催されている、Meetup Kamaishi。この時期だからこその釜石を楽しむことが出来るプログラムで盛りだくさんの内容になっていますね。

 

オープンシティ釜石

オープンシティ釜石公式サイトです。岩手県釜石市のお宝&鉄人発掘博覧会「Meetup Kamaishi」、21世紀の新しい暮らしをつくる個人・企業・地域のオープンプラットフォーム「釜石ローカルベンチャーコミュニティ」、フリーで使用できる写真ライブラリー「釜石 photo library」など
リンク


 

Meetup Kamaishi 2017 Autumn パンフレット

Meetup Kamaishi 2017 Autumn パンフレット

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 42,362 KB
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しかし残念ながら「参加したいプログラムはあるのに行けない・・・」と涙を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなあなたに、取材班独自目線で2つのコンテンツをPICKUPしてご紹介します。

 
 

まずは、1つ目はこちら!

 

10月7日(土)に開催される【KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会】です。数あるプログラムにも負けない程、ある意味これが一番贅沢なプログラムなのでは?

 

釜石市オープンシティ推進室 室長の石井重成さんによるおすすめポイント!

 

KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会

 

同日の午後に開催される、オープンシティフォーラムで登壇する専門家、各プログラムの鉄人やコーディネーターなどがまさに一同に会する場です・・・、と言うと普通の交流会のように聞こえますが、実は、こんなに多様な属性を持つ人たちが集まる場はそうそう無いのでは?と思います。~意外な出会いから新しい絆が生まれる~、そんな素敵な場となっています。ぜひ、ご参加下さい!

 

事前申し込みが必要ですが、枠があれば当日参加も可能だそう。今回は参加出来ずに「次こそはあのプログラムに・・・」と狙いを定めている方も、各鉄人と直接お話すれば、その魅力を深く知ることに繋がるかも。また、このMeetup Kamaishi以外にも定期的にプログラムを提供している鉄人もいるので、情報収集の場としても最適ですよ!

KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会

10月7日(土)18時半~20時半 (開場 18時)
場所:釜石ベイシティホテル 2階
会費:3,500円
お問い合わせ:釜石市オープンシティ推進室 0193-27-8463
申込フォーム:https://goo.gl/69wCTs
申込締め切り:10月2日(月) (枠があれば当日参加も可)

 
 

そして、2つ目はこちら!

 

10月9日(月・祝)にラグビーカフェ釜石で開催される、【ルール講習会&チャレンジウォークラリー】です。

 

RWC2019 日本大会まで2年を切り、「ラグビーを身近に感じたい、もっと楽しみたい」という気持ちがふつふつと湧いてきた・・・というあなたにおすすめの参加型プログラムです。

 

これまで試合観戦中に「今の何の反則?」「今、何が起きたの?」など頭の中が疑問だらけで、今一つ試合を楽しめない、プレーに集中出来ない!!などと感じた事ありませんか?そんなラグビーの疑問を一気に解消できるチャンスかも!

 

ラグビーカフェ釜石 遠藤ゆりえさんによるおすすめポイント!

 

【ルール講習会&チャレンジウォークラリー】

 

前半は藤原さんによるルール講習会からスタートします。ビデオ映像観ながら、そして、実演付きで分かりやすく解説して頂きます。参加者の皆さんからの質問にも答えていきます。

 

後半は、今学んだばかりの知識を活かして、チャレンジウォークラリーを実施します。ラグカフェ内のどこかに問題が隠されています。それを探しながら答えてもらい、高得点の人にはラグビーボールやTシャツが当たります!また、参加者全員への参加賞もあります。ラグビー初心者の方も大歓迎です!ぜひたくさんの方にご来場いただきたいと思っております。

ルール講習会&チャレンジウォークラリー

10月9日(月・祝)13時~15時
場所:ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)
講師:藤原誠氏(元釜石シーウェイブスRFC)
参加費:無料 
申込:不要
問合せ:ラグビーカフェ釜石 080-4689-1123

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

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ラグビートップチャレンジリーグ、釜石シーウェイブス3連敗〜TL昇格 早くも厳しく

前半3分、釜石WTB森山裕樹がゴール右隅に先制トライを決める

前半3分、釜石WTB森山裕樹がゴール右隅に先制トライを決める

 

 ラグビートップチャレンジ(TC)リーグ第3節の24日、地元釜石市球技場に九州電力(昨季トップキュウシュウ1位)を迎えて対戦した釜石シーウェイブス(SW)RFCは20―22(前半20―10)で惜しくも逆転負け。開幕から3連敗となり、トップリーグ(TL)昇格の最低条件である4位以内確保は難しくなった。釜石は前半、WTB森山裕樹の2トライなどで20―10と10点リードで折り返した。しかし、風下に回った後半7分、モールを押し込まれてトライを許し、22分にもトライを奪われ逆転された。終了間際に敵陣ゴール前まで攻め込んだが、あと一歩及ばなかった。次戦は10月7日、盛岡市のいわぎんスタジアムで日野自動車と対戦する。

 

 後半ロスタイムに入って2点差のビハインド。それまで防戦一方だった釜石はロックのステファン・ルイスが鬼気迫る形相で相手を引きずり、やっと敵陣ゴール前まで迫る。しかし、最後は相手にボールが渡って万事休す。ノーサイドの笛に釜石の選手はがっくりと膝を折り、しばらく立ち上がれなかった。

 

後半、鬼気迫る形相で突進するステファン・ルイス

後半、鬼気迫る形相で突進するステファン・ルイス

 

 釜石は前半3分、森山がタッチライン沿いをゴール右隅に飛び込み、鮮やかな先制トライで波に乗った。FW陣がスクラムで押し勝ち、14分には敵陣ゴール前でモールを押し込みルイスがトライ。その後2トライで追いつかれたが、36分にはFB村井佑太朗からボールを受けた森山がゴール中央まで運び、2つ目のトライ。約1300人で埋まったスタンドの「かーまいし」コールを背に折り返した。

 

 しかし風下に回った後半はFW戦で劣勢に立たされる。ロック菅原貴広が反則で一時退場。1人足りなくなったところを相手に突かれ、トライを献上。22分にはカウンターから相手FWに走り抜かれ、逆転を許した。

 

痛い逆転負けに、小村淳ヘッドコーチ(HC)は「チームで戦っていない。自分一人で戦っている。細かなミスが結果的に響いた。逆転された場面も、無理なパスからのノックオンが起点」と苦言。開幕からゲームキャプテンを務めるWTB小野航大は「地元で最後のゲーム。何とか勝ちたかったが、反則が多く、失点につながった」と反省。2トライと活躍したベテラン森山も「相手の展開が速く、付いていけなかった」と悔しさをにじませた。

 

開幕から3連敗で早くもTL昇格が難しくなったが、小村HCは「厳しいのは分かっていた。選手は1戦1戦成長している。これからは本当に負けられない試合が続く」と希望をつなぐ。

 

(復興釜石新聞 2017年9月27日発行 第625号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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Webb Ellis Cup

Webb Ellis Cup(ウェブ・エリス・カップ)の釜石市一般公開について

Webb Ellis Cup

 

ラグビーワールドカップの優勝トロフィーを広く市民に公開することにより、ラグビーワールドカップ2019釜石開催への市民の親近感・関心、今後の取り組みへの参画意識を図り、大会に向けた気運醸成を目的に、Webb Ellis Cup(ウェブ・エリス・カップ)一般公開を行います。

※ラグビーワールドカップ2019™ トロフィー・ロードショーとして12開催都市等国内を巡回しているもの。

 

一般公開期日

初 日…平成29年10月5日(木)17:30~20:00
<冒頭 ウェルカムセレモニーを実施(下記)>
2日目…平成29年10月6日(金) 9:00~12:00
その他…10/5~10/6は釜石市で公開しますが、10/7は盛岡市いわぎんスタジアムにてお披露目されます。

会場

釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石 2階「ラグビーカフェ釜石」

公開対象

市民・県民一般

ウェルカムセレモニーについて

一般公開を行うにあたり、次の内容でセレモニーを開催いたします。
日 時
平成29年10月5日(木)17:30~18:00 ※終了後、一般公開
会 場
釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石 2階「ラグビーカフェ」
主な内容
■ウェブ・エリス・カップの紹介
■除幕(下記各団体の代表者)
・市内小学生(釜石SWジュニア、鵜住居小・小佐野小のタグラグビーチーム)
・市内中学生(釜石中・甲子中・釜石東中の特設ラグビー部)
・市内高校生(釜石高、釜石商工高のラグビー部)
・ラグビーワールドカップ2019アンバサダー、釜石シーウェイブス選手
・RWC2019釜石開催支援連絡会 会長
・釜石市長  ※以上、予定
■記念撮影(除幕者)
■ラグビーワールドカップ2019アンバサダー ウェルカムトーク
(釜石シーウェイブスRFC GM 桜庭吉彦 様の講話) ほか

 

Webb Ellis Cup(ウェブ・エリス・カップ)とは

 
ラグビーワールドカップの優勝チームに贈られるトロフィー。純銀製で覆われたカップの持ち手には、ギリシャ神話のサテュロスとニンフの頭部が施され、ぶどうの木をモチーフにカップ全体が装飾されている。
カップの名前は、1823年ラグビー創始者と言われる英国のラグビー校というパブリックスクールの「ウィリアム・ウェブ・エリス」少年から由来。【高さ472㎜・重さ4.5kg(台座含)】
※歴代優勝チーム(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、イングランド)が刻印されている。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話: 0193-27-8420 / Fax: 0193-22-6040 メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1213093_3208.html
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テープカットでガントリークレーンの稼働を祝う出席者。背後のクレーンの高さに圧倒される

復興けん引、高まる期待〜岩手と大阪の絆の証し、ガントリークレーン稼働開始

テープカットでガントリークレーンの稼働を祝う出席者。背後のクレーンの高さに圧倒される

テープカットでガントリークレーンの稼働を祝う出席者。背後のクレーンの高さに圧倒される

 

 東日本大震災からの復興支援のため大阪府から本県に無償譲渡され、釜石港に設置された大型荷役機械「ガントリークレーン」の供用開始式が23日、釜石市港町の同港公共ふ頭マイナス11メートル岸壁で行われた。これまで稼働してきたジブクレーンの約3倍の作業効率を誇る大型クレーンの導入で、同港の取扱貨物量は飛躍的な増大が見込まれ、関係者はコンテナ物流の活発化による本県経済振興へ期待を高める。

 

 県、市、釜石港湾振興協議会が主催した式典には約100人が出席した。達増拓也県知事は「本県港湾の震災復興のシンボルとして大いに活用させていただきたい」と大阪府(松井一郎知事)に感謝。同協議会会長の野田武則市長は「多くの企業の関心が釜石港に向けられる中で、歴史的な瞬間を迎えることができた」と喜びを表した。

 

 同府の竹内廣行副知事に記念品を贈り、出席者の代表11人でテープカット。コンテナ陸揚げのデモンストレーションを披露し、本県初導入となるガントリークレーンの供用開始を祝った。

 

 同クレーンは高さ56メートル(アーム伸長時76メートル)、重さ557トン。最大で44・5トンをつり上げることができ、1時間あたり20フィートコンテナ25~40個の積み下ろしができる。岸壁に設置されたレール上を走行するため、タイヤ移動式のジブクレーンに比べ、スピーディーな処理能力を持ち、大型コンテナ船にも対応可能となった。

 

 県は昨年7月から岸壁補強工事を進め、2列の移動用レール(延長178メートル)を敷設。先月、5日間かけてクレーンを堺泉北港から海上輸送し、岸壁への移設工事を行った。受け入れのための事業費は約9億円。

 

 同クレーンは1995年の阪神淡路大震災を受け、翌年、府が堺泉北港に整備。被災した神戸港の復興や関西の物流確保に活躍した3基のうち、現在運用されていない1基が本県に贈られた。クレーンには両府県章が並べて表示されている。

 

 竹内副知事は「岩手と大阪の絆の証し。東北の復興、経済成長、産業活性化に役立つことを期待する。復興後も岩手との交流を続け、互いに助け合っていければ」と願った。

 

 釜石港は震災後の2011年7月に国際フィーダー定期航路が開設されて以来、コンテナ貨物取扱量が大幅に増加。昨年12月に本県初の1港2船社体制となり、貿易手段の選択肢が広がった。今後、同港と海外の港を直接結ぶ新たな外貿ダイレクト航路が開設される見通しで、荷役能力向上は大きな強みになる。

 

(復興釜石新聞 2017年9月27日発行 第625号より)

 

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木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

復興見渡す「潮見第」完成、世代を超えた交流拠点に〜神田さん(東大名誉教授)漁村を豊かに 夢実現へ、唐丹小白浜まちづくりセンター

木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

 

 東日本大震災からの地域復興と三陸創生を考える拠点とする「潮見第(しおみだい)=唐丹小白浜まちづくりセンター」が、釜石市唐丹町小白浜に完成した。伝統木造建築工法による2階建て。お披露目の会は17日に行われ、建設事業に協力した地元住民、運営主体の民間事業者ら30人が完成を祝った。潮見第は、三陸の豊かな自然や水産物を発信し、市内外の幅広い世代が交流する施設を目指す。

 

 建設したのは株式会社唐丹小白浜まちづくりセンター。代表取締役は建築基本法制定準備会の神田順会長(69)=東京大名誉教授=が務める。

 

 167平方メートルの敷地に延べ床面積124平方メートル。1階は広間がコンクリートの床で、キッチン、トイレ、浴室を備える。2階には2つの寝室、浴室、トイレがある。さらに、2階の屋根の上に設置されたロフトからは小白浜集落と唐丹湾を一望できる。

 

お披露目の会で仲間と剱持さん(後列中央)は「新居」の完成に笑顔いっぱい

お披露目の会で仲間と剱持さん(後列中央)は「新居」の完成に笑顔いっぱい

 

 設計した神田さんは「潮見第の愛称はこの眺望から名付けた。『第』は別邸などの意味」という。

 

 七寸(21センチ)角の大黒柱2本が2階の梁(はり)まで突き抜け、支える構造が特徴的。内外の壁も板張りで統一している。半世紀以上前は一帯にありふれた家の風情だ。建材は地元から伐り出したスギを使った。

 

 工事を担当した山形県鶴岡市の剱持猛雄さん(71)=剱持工務店、番匠一級建築士事務所代表=は「古民家を解体した時、木組み、細工のすごさに驚き、伝統工法のすばらしさに引き付けられた。神田先生からお話があり、『間取りだけを考え、建て方はまかせてほしい』と伝えた」という。

 

 強度を補完する金属ボルトや筋交いは一切使っていない。「しっかりした木組みと壁板の組み合わせだけで(地震にも)強い建物ができる。この家(潮見第)は大丈夫だ」と剣持さんは自信をのぞかせた。「近くで材木を調達し、製材できる。後々の改築や修繕などを考えても、地元材を使ったほうが安く建てられる」と断言する。

 

 神田さんは「感無量。棟梁の剱持さん、知人や友人、地元のみなさん、隣の木村工務店の応援で、地元の材木で家を建てるという、私がやりたかったことができた」と喜ぶ。

 

 当面の利用者は株主や知り合い、研究者や大学生を見込む。「都会の子どもたちが唐丹の豊かな自然に触れ、交流する場にもなるといい。ロフトもある構造は、子どもにも隠れ家のような楽しさがある」と夢は広がる。

 

 神田さんが初めて釜石を訪れたのは1971年4月。当時は大学院生で、唐丹町小白浜に住む父親の知人宅に滞在した。

 

 東京大工学部で32年間、建築構造を研究。柏キャンパスに新領域創成科学研究科が立ち上がると、工学の枠にとどまらない環境学の創成に携わった。

 

 定年退官を1年後に控えた2011年3月、東日本大震災が起きた。東大の復興応援プロジェクトの中で、唐丹を中心に活動を開始。神田研究室は6月に被害調査で小白浜、尾崎白浜、佐須地区に入った。

 

 復興まちづくりに関し、ハード、ソフトの住民意向を聴き取るワークショップを翌年6月から小白浜で始め、意見交換会として毎年続けてきた。

 

 復興支援の継続には「基地」が必要と考えた。「自分が気兼ねなく小白浜に滞在できる場所でもある」と神田さん。その熱意に地元住民が応え、建設用地や建材となるスギ林を購入できた。

 

潮見第の完成に「感無量」と神田さん

潮見第の完成に「感無量」と神田さん

 

 「もともとは私個人の夢の実現だが、21世紀の漁村集落を豊かなまちにしたい」という思いを、友人の輪が後押し。民間運営とする資金的基盤の見通しも立った。

 

 神田さんは「過疎地をどうするか、そのまちの将来をどう考えるか―は、どこにでもある課題だ。ここで重要なのは漁業だろう。産物を、生産者の顔が見えるかたちで消費者に届け、交流して地域も発信する方法もある」と潮見第から思いを巡らせる。

 

(復興釜石新聞 2017年9月23日発行 第624号より)

 

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