3回目の「釜石からの手紙」プロジェクトへの参加を呼びかける鹿島委員長

「釜石からの手紙」今年も〜大切な人へ感謝の思いを届けよう、オリジナルデザイン 3枚セットで販売

3回目の「釜石からの手紙」プロジェクトへの参加を呼びかける鹿島委員長

3回目の「釜石からの手紙」プロジェクトへの参加を呼びかける鹿島委員長

 

 東日本大震災から5年となる「今」の思いを絵はがきで届けよう――。釜石市で、3月11日の消印が押されたはがきを大切な人に送るプロジェクトが今年も行われている。「釜石からの手紙」実行委(鹿島卓弥委員長)が主催し、釜石にちなんだオリジナルデザインのはがきを製作、販売している。「この機会に、さまざまな支援で世話になった人、離れて暮らす家族や友人、大切な『あの人』に感謝やまちの現状、震災後の変化、なかなか言葉にできない素直な気持ちをつづって届けてみませんか」と呼びかける。

 

 はがきは3枚1セット。今回初めて1枚のデザインを公募した。市内外から18点の応募があり、釜石市在住の山端寛人さんの写真「過去、今、そして未来へ」を選んだ。24時間稼働し続ける製鉄所、震災後にできた大型商業施設、復興工事が進むまちの夜景をとらえた作品で、鹿島委員長は「釜石の象徴、変わりゆくまちの途中経過を見ることができ、今の釜石の姿が伝わる」と話す。

 

販売する3種類の絵はがきとプロジェクトのロゴマーク

販売する3種類の絵はがきとプロジェクトのロゴマーク

 

 東京都内の都市計画コンサルト会社に勤める山端さんは復興業務を担当するため釜石に転居。日々の仕事をこなしつつ、復興現場の写真を撮り続けている。同プロジェクトに参加し「工事によって失われるもの、生み出されるものがあり、両方が混在しているのは今しかない」と、変わり続ける風景を記録に残す思いを強めているという。

 

 ほかのデザインは釜石にゆかりのある2人が担当した。市内の子育て支援団体「かまめっちょの会」代表の黍原里枝さんは身近にある自然や文化など釜石の魅力を散りばめた作品で、優しい色調が特徴。支援のため釜石に通った経験があるという盛岡市のデザイン事務所「マルツ工房」代表の吉田つとむさんは龍のような虎舞を描き、「逆境に負けずに昇っていく」と未来への希望を込めた。

 

 切手を貼り、10日までに専用ポストに投函(とうかん)すると、「(平成)27・3・11」付の釜石の風景消印が押されたはがきが届く仕組み。はがきセットは270円(税込み)で、1500セットを用意した。釜石観光物産協会、釜石情報交流センター、玉泉堂、さわや書店、ローソン(駅前店・上中島店・鵜住居町店・平田店)などで販売している。

 

 専用ポストへの投函は26日から。各販売場所のほか、市内8カ所の生活応援センターなどにも設置している。

 

 同プロジェクトは3年目。これまでに約6600枚が投函され、国内外に郵送された。公式サイト(https://kamaishi-tegami.net)には、はがきの行き先が表示される「届いたよマップ」があり、はがきを受け取った人がコメントや写真を寄せている。「釜石の皆さんの想いが、一枚のはがきに乗ってきたような気がしてとても嬉しくなりました」。そんなはがきがつないだ思いを見ることができる。

 

 鹿島委員長は「近況や思いを伝えたい人がいると思う。伝えたい思いを考える時間も大事で、はがきがそのきっかけになれば」と期待する。

 

 はがきの販売場所や専用ポストの設置場所など問い合わせは、同実行委(電話0193・55・6722)へ。

 

(復興釜石新聞 2016年2月17日発行 第462号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

完成した絵本を手にする藤井了さん、妻のサエ子さん、作者の指田和さん

子どもたちの笑顔のために〜こすもす公園「希望の壁画」奮闘記が絵本に

完成した絵本を手にする藤井了さん、妻のサエ子さん、作者の指田和さん

完成した絵本を手にする藤井了さん、妻のサエ子さん、作者の指田和さん(左から)

 

 子どもたちの笑顔のために──と、震災後に釜石市甲子町洞泉につくられた「こすもす公園」と、隣接する工場の外壁に描かれた「希望の壁画」。その取り組みにかかわった人たちが、壁画を完成させるまでの奮闘記が絵本になった。埼玉県鴻巣市の児童文学作家、指田和さん(48)が出版した「あしたがすき」(ポプラ社)。指田さんは「復興はまだ先だと思うが、震災という大変な事が起こっても、みんな必死に生きている。それをサポートする人もいる。大人が動くことが子どもの喜びに、子どもの笑顔が大人の頑張る力につながる。そういったことを知ってほしい」との思いを込めた。

 

 「大つなみがきてものすごくビックリした。つらいこと、かなしいことがいっぱいあった。9歳で死んじゃうのかなと思った」。絵本では、こんな言葉がつづられた絵日記を目にした藤井了(さとる)さん(69)、サエ子さん(71)夫妻の公園づくりの取り組みを取り上げた。

 

 恐ろしい思いをした子どもたちに必要なものは、つらい思い出を忘れられる楽しい場所をつくることではないか―。夫妻は、甲子町で運営している農家レストラン前に公園を作った。そこに子どもたちの笑顔が広がったある日、一人の女の子が公園の前に立つ工場の黒ずんだ灰色の壁を見ながらつぶやいた。「つなみ、みたい」。これをきっかけに始まった壁画づくりに、被災した子どもが大人の力を借りて心の傷を癒やし回復していくまでの日々を織り交ぜて描いた。

 

 指田さんは、出版社で子どもの雑誌、家庭雑誌などの編集を経て、フリーに。いのちや平和、自然に関するテーマを取材し、著書には阪神淡路大震災を題材にした「あの日をわすれない はるかのひまわり」(PHP研究所)がある。

 

 震災直後、被災した親類を心配して釜石入りしたという指田さん。ボランティアとして釜石に通い続けながら取材し、2013年に震災の津波から命を守り抜いた釜石市の子どもたちの避難行動を題材にした絵本「はしれ、上へ!」(ポプラ社)を出版している。

 

 その後も被災した旅館の手伝いなどで釜石に滞在していた2014年6月頃、公園と壁画のことを知り、「後方支援の必要性をしみじみ感じた」と絵本作りを決め、約1年半かけて取材。大人が子どもたちのために力を合わせて作った空間を記録に残す絵本に仕上げた。

 

 絵は、壁画を描いたタイ・バンコク在住の画家、阿部恭子さんが担当。あとがきに「釜石の強い気持ちは前を向いていた。未来の絵を描こう、できるだけきれいな色で、たくさんの色で、よろこびしかない絵にしよう。ずっと釜石の人の心のなかで、太陽がふりそそいでくれますように」とメッセージを寄せた。

 

 指田さんは現在も釜石に滞在し、公園やレストランの手伝い、甲子柿の食ブランド化に向けた活動などに協力。「記録係が私の役目。釜石のことを考えてできることをやっていきたい」と話した。

 

 絵本はB4変形判、40ページ。全国の書店で販売(税別1300円)している。

 

絵本をプレゼント

 

「こすもす公園」と「希望の壁画」の完成までを描いた絵本「あしたがすき」

「こすもす公園」と「希望の壁画」の完成までを描いた絵本「あしたがすき」

 

 釜石新聞社は、指田和さんから絵本の提供を受け、3人にプレゼントします。希望者は、はがきに住所、名前、年齢、電話番号を記入し、釜石新聞社「あしたがすき」絵本プレゼント係。応募締め切りは2月27日(当日消印有効)。希望者多数の場合は抽選の上、贈呈者を決定します。応募・問い合わせは釜石新聞社(〒026-0044 釜石市住吉町3番3号/電話0193-55-4713)へ。絵本をプレゼント

 

(復興釜石新聞 2016年2月13日発行 第461号より)

 

復興釜石新聞

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プリンセス プリンセス

プリプリ 岸谷香さんによるチームスマイル・釜石PIT オープニングイベントの模様がTV放送されます

プリプリの愛称で知られるガールズバンドのパイオニア「プリンセス プリンセス」。東日本大震災の復興支援を目的に、2012年に1年間の限定再結成をし、チャリティコンサートやライブビデオ・ライブCDの発売など、様々な活動を通しておよそ5億1000万円の義援金を集め、岩手・宮城・福島への寄付をはじめ、東北での様々な分野に寄付されています。

 

2016年1月10日、「チームスマイル・釜石PIT」のオープニングイベントとして、プリンセス プリンセスのボーカル岸谷香さんのコンサートが行われました。この時の模様が、3月3日(木)21:30より、WOWOWプライム『震災から5年~プリンセス プリンセスが繋ぐ笑顔の絆~』にて無料放送されます。

 

https://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/108146/index.php

震災から5年〜プリンセス プリンセスが繋ぐ笑顔の絆〜|WOWOWオンライン

“あの震災”から5年。震災復興支援ボランティア活動「チームスマイル」とプリンセス プリンセスが“音楽”という形での支援を目指し歩んできた歳月を追う。
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https://www.wowow.co.jp/music/princess2/

生中継!プリンセス プリンセス TOUR 2012-2016 再会 -FOR♥EVER-|WOWOW

東日本大震災の復興支援を目的に2012年に限定再結成したプリンセス プリンセス。彼女たちも寄付し建てられたライブハウス・仙台PITのこけら落とし公演を生中継!
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あれから5年となる“3.11” 2016年3月11日、プリンセス プリンセスの再結成のしめくくりとして、「チームスマイル・仙台PIT」のこけら落とし公演が行われます。


生中継!プリンセス プリンセス TOUR 2012-2016 再会 -FOR EVER- ライブ・ビューイングのご招待

 
 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

ホールマネジメント研修

ホールマネジメント研修(平成27年度復興支援の担い手の運営協力強化実践事業)

ホールの役割とは?ホールに必要な事とは?
公共ホールの成り立ち・変遷や、震災後のマネジメントの変化、ホール運営におけるアートマネジメントのポイントなど、わかりやすくご説明します。
講師:坂田裕一(特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター理事長)

 

https://en-trance.jp/wp-content/uploads/2016/02/hole_management.pdf

ホールマネジメント研修

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日時

2016年3月4日(金) 13:30〜15:30

場所

釜石情報交流センター 会議室1

参加費

無料

申込方法

名前・電話番号・所属(団体)を記入の上
FAX(019-604-9021)またはメール(kaze@iwate-arts.jp)

お問い合わせ

特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター
TEL:019-604-9020 FAX:019-604-9021

 

フェリアス釜石

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尾崎神社「奥の院」の修復を祝う関係者

尾崎神社「奥の院」玉垣修復、尾崎半島の現地で竣工式〜地元住民らも全面協力

尾崎神社「奥の院」の修復を祝う関係者

尾崎神社「奥の院」の修復を祝う関係者=8日、釜石市尾崎半島の現地で

 

 釜石市の尾崎半島の中央部にある尾崎神社「奥の院」(佐々木裕基宮司)で8日、東日本大震災の地震で壊れた玉垣の修復工事の完了を祝う竣工(しゅんこう)式が営まれた。同院には同神社の御神体がまつられ、玉垣は神域を守る。式には関係者29人が参列し、奉仕作業で修復に当たった北上市の石材加工業、石川満さん(56)=イシカワ石材社長=に感謝。おごそかな威容を取り戻した奥の院のたたずまいを喜び合った。

 

 同市浜町にある尾崎神社本殿は里宮で、尾崎白浜地区に本宮(もとみや)、青出浜には奥宮(拝殿)がある。さらに奥宮から尾崎半島の先端に向け約1・5キロ、歩いて40分ほどの所に「奥の院」がある。

 

 釜石市文化財保護審議会会長で同神社氏子総代の板澤利幸さんによると、大正年代に発行された「釜石町案内」に玉垣造営の由来があり、同神社は寛政年間(1789~1801年)に朝廷から「尾崎大明神 正一位」の宣旨(しんじ)を賜ったとされる。

 

 玉垣を寄進したのは南部藩第36代藩主の南部利敬公。寛政9(1797)年8月、現地に直参し参拝したという。「歴代の藩主は家臣などを代参させるのが普通で、直参は珍しい。長旅、海を渡り、参道の山道を進む難儀を考えると、公は敬神の心が篤かったのだろう」と板澤さん。

 

 聖域の結界を意味する玉垣は石の柱で囲まれ、入り口の両開きの扉、周囲の傘石などすべて花こう岩で造られた。扉には波模様が彫られる。規模は幅約8メートル、奥行約5・4メートル、高さ1・2メートル。門は高さ1・8メートルほど。域内中央には奉納された石や金属の宝剣が並ぶ。

 

 造営から200年以上に及ぶ風雪は一帯を変え、玉垣も傷んだ。佐々木宮司によると、何度かの修復の痕跡がある。2011年の東日本大震災でも損傷。南東側の囲いを中心に内部に倒れ込み、15センチ角の柱20本が割れた。柱の間をつなぐ渡し板(石)も欠損した。

 

 その惨状は、地域づくりを考える地元の若者、支援の学生らの調査で偶然、確認された。これを知った石川さんが修復工事を申し出、昨年12月の現地調査から4回訪れ、工事を進めてきた。

 

 工事では、新たな石材の採用を極力避けた。モルタルは目立たないよう、最小限にした。用具や作業員の海上搬送、山道の運び上げには尾崎白浜の住民や本宮奉賛会の会員らが参加、漁船も提供した。背後から崩れ込んだ土砂も除去し、聖域は本来の姿を取り戻した。

 

 石川さんは震災前から尾崎白浜と縁があり、仕事でも住民と親しんでいた。犠牲者4人、流失住宅22棟のほか、漁業で大きな被害を受けた震災の翌年には、震災教訓碑の建立にも全面的に協力した。青出浜の岩場にまつった「ゑびす様」「大黒様」の石像も復活させた。

 

修復工事に当たった石川満さん

修復工事に当たった石川満さん(右)も神前に竣工を報告

 

 石川さんは「由来を調べると、歴史がある有名な場所。不思議な感覚に包まれた。石材の重さは最大200キロ。柱は84本もあり、それらを人力で運び、運ばせた人々の心を思った。昔の職人技はすごいことも分かった。修復にかかわることができて、ありがたかった」と語った。

 

(復興釜石新聞 2016年2月13日発行 第461号より)

 

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プリンセス プリンセス TOUR 2012-2016 再会 -FOR EVER- ライブ・ビューイング

生中継!プリンセス プリンセス TOUR 2012-2016 再会 -FOR EVER- ライブ・ビューイングのご招待

東日本大震災の復興支援を目的に2012年に限定再結成したプリンセス プリンセス。彼女たちも寄付し建てられたライブハウス・仙台PITのこけら落とし公演が、先月釜石市にオープンした「チームスマイル・釜石PIT」をはじめ、全国33会場でのライブ・ビューイングで同時生中継されます。

 

チームスマイル・釜石PITで開催されるライブ・ビューイングでは、東北6県にお住まいの方限定で50組100名様の招待枠がございます。応募方法などの詳細や申し込みは、WOWOWの特設ページをご確認ください。

開催日時

2016年3月11日(金) 開場18:00 開演19:00  

釜石PIT会場

釜石情報交流センター内 チームスマイル・釜石PIT
岩手県釜石市大町1丁目1番10

応募締切

2016年3月2日(水) 24:00

 

https://www.wowow.co.jp/plusw/present.php?p_id=4497

【東北エリアにお住まいの方限定】「プリンセス プリンセス TOUR 2012-2016 再会 -FOR EVER-」チームスマイル・釜石PITライブ・ビューイングに50組100名様をご招待!

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釜石まちづくり株式会社

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〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

高台を目指して一斉にスタートする「親子の部」

「津波だ、逃げろ」韋駄天競争112人が参加〜教訓胸に高台へ避難

高台を目指して一斉にスタートする「親子の部」

野田武則市長の銅鑼の音を合図に、高台を目指して一斉にスタートする「親子の部」の参加者

 

 「津波だ、逃げろ――」。津波発生時に速やかに避難するよう呼びかける「新春 韋駄天(いだてん)競走」が7日、東日本大震災時に1千人余りが避難した釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院(芝崎恵応住職)で行われた。兵庫県西宮市の西宮神社で正月に行われ、全国に知られる開門神事「福男選び」をヒントに、節分行事として行われるようになって3回目。今回は昨年のほぼ2倍の112人が参加し、標高差約30メートルの急坂を懸命に走った。

 

 親に抱かれた1歳の子どもから85歳のお年寄りまで幅広い年齢層が参加。年齢や性別などで5部門に分かれ、震災の津波で浸水した只越町のスタート地点から、銅鑼(どら)の音を合図に高台の仙寿院まで286メートルを全力で駆け上がった。

 

 男性29歳以下の部で「福男」となった田代優仁さん(18)=盛岡四高3年=は山田町で被災し、現在は家族と盛岡市で暮らす。高校では陸上競技部に所属。「周りの人に、いざという時に逃げる判断力を持ってほしい」との思いを込め、トップでゴールにたどり着いた。

 

急坂を全力で駆け上がる「男性29歳以下の部」の参加者

仙寿院までの急坂を全力で駆け上がる「男性29歳以下の部」の参加者

 

 ボランティア活動で札幌市から訪れた大城愛梨さん(19)=天使大1年=は「津波から逃げた人たちを思いながら走りました。みんなで走れば急な坂も苦にならない。この行事が長く続いてほしい」と願った。

 

 今回は地元の浜っ子野球スポーツ少年団の子どもたちがユニホーム姿で初参加。お坊さんも法衣姿で走った。福島県いわき市の日蓮宗大宝寺から参加した僧侶の小林智厚さん(32)は「原発被害からの復興はまだスタート地点に立ったばかりで、これからが正念場」との思いを込めた。

 

 東日本大震災時に本堂を避難所として開放した仙寿院の芝崎住職は「津波が来たら、ともかく逃げる。この教訓を子どもたちに伝え続けたい」との思いを新たにした。

 

 韋駄天競走は首都圏在住の釜石出身者らでつくる「釜石応援団」の発案で始まった。「少しずつ参加者が増え、この行事の趣旨をよく理解してくれているのがうれしい。10年、100年と続いてほしい」と副代表の及川健智さん(40)=東京都江東区=は喜ぶ。

 

各部門で1位となり、「福男」「福女」に認定された参加者

各部門で1位となり、「福男」「福女」に認定された参加者

 

 昨年に続き西宮神社から派遣された同神社開門神事講社の平尾亮講長(39)は「阪神淡路大震災を経験した21年前の恩返しをしたいという思いがある」とした上で、「釜石は、参加者もスタッフも”命を守る”という部分で、ぶれていない」と共感。開門神事の法被(はっぴ)の色と同じ黄色の手袋を参加者に贈り、「関西と東北をつなぐシンボルになれば」と願った。

 

(復興釜石新聞 2016年2月10日発行 第460号より)

第3回新春韋駄天競走の写真です。菊地写真館さん、いつもありがとうございます!

Posted by 釜石応援団あらまぎハート(釜石を想う ふるさとプロジェクト) on 2016年2月8日

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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広報かまいし2016年2月15日号(No.1634)

広報かまいし2016年2月15日号(No.1634)

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広報かまいし2016年2月15日号(No.1634)

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【目次】
表紙:奥で名高い釜石浦は ホイヤホイ いつも大漁で繁盛する
P02:復興への思いを白球にのせていざ全国へ!
P04:市県民税の申告を受け付けています、被災者生活再建支援金[基礎支援金]の申請期限を延長します・災害関連死も災害義援金の支給対象です
P05:復興をサポートしています 全国からの派遣職員
P06:日向復興住宅の入居者を随時募集します、『釜石市民の暮らしと復興についての意識調査』にご協力をお願いします、釜石市東日本大震災犠牲者追悼式を開催します
P07:災害危険区域を指定しました、コミュニティ助成事業(宝くじの助成金)で整備しました
P08:まちの話題
P10:市民のひろば
P12:保健案内板
P14:まちのお知らせ
P16:かまいし徒然日記

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1199548_2596.html
釜石市

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釜石市「被災者支援フォーラム」

避難所運営へ教訓生かす、被災者支援フォーラム〜地域のつながり、絆を今以上に 62町内会、27団体、213人に感謝状

釜石市「被災者支援フォーラム」

3人がそれぞれの立場から震災後の活動を紹介した被災者支援フォーラム

 

 釜石市の「被災者支援フォーラム」は7日、大町の釜石情報交流センター多目的集会室「釜石PIT」で開かれた。関係者約170人が参加。東日本大震災で避難所の開設や運営に尽力した町内会、民間施設や自宅を被災者のために提供した団体や個人を顕彰し、地域の支え合いのあり方を考えた。(被表彰者・団体名は13日付で掲載)

 

 野田武則市長が「震災の検証で、被災者のためにご労苦をいただいた多くの市民の姿が浮き彫りになった。感謝の気持ちを伝えたい」とあいさつ。避難所運営活動を行った62町内会(自主防災組織)、避難所として民間施設などを提供した27団体、自宅などを被災者のために提供した213人に感謝状を贈呈することが発表され、それぞれを代表して荒川町内会の川原清文会長、幸楼(浜町)の金沢敬専務、両石町の澤口勇助さんに野田市長が感謝状を贈った。

 

 岩手大学地域防災研究センターの越野修三教授(釜石市東日本大震災検証委員会委員長)がコーディネーターを務め、「市民による市民のための被災者支援のあり方」をテーマに3人が事例発表した。

 

 松倉町内会の佐野賢治事務局長は、コミュニティ消防センターに自主的に開設した避難所について説明。震災直後の約10日間は町内会員が暖房や食料を持ち寄って炊き出しをし、役員が昼夜常駐。救援物資が届くようになると、物資の受け取りや分配など甲子地区の集積拠点として機能した。町内会一丸となり適材適所での対応ができた一方で、避難者同士の摩擦、不満の仲介、物資配布トラブルの対処などの苦労も。佐野事務局長は「有事の際に即応できる体制づくりが必要。何より”人”。日ごろの町内会活動による住民のつながりが最も大事」と実感を込めた。

 

 釜石パンション(大只越町)の長瀬裕子さんは、近くの石応禅寺の避難者を受け入れるとともに周辺避難所や在宅避難者への炊き出し基地となった当時を振り返った。栄養士の長瀬さんはプロパンガスなどの提供を受け、浸水を免れた厨房(ちゅうぼう)で米を炊き、おにぎりと汁物を提供。弁当配布以降は、揚げ物が苦手な高齢者らのため煮物などの総菜を作った。近隣の被災飲食店主やボランティアが協力し、最大で約700人分の食事作りを担った。施設は情報交換、支援活動の拠点にもなった。「避難者を含め自発的にできることをやった。大規模災害時は行政だけでは対応不可能。地域で中心になる人が必要」と長瀬さん。

 

 やえがし歯科医院(平田)の八重樫祐成院長は震災当日、津波にのまれ消防団に救助された人たちや帰宅困難者を受け入れた。停電で暖房器具が使えない中、濡れた衣服を着替えさせカイロや毛布などで体を温め、負傷者を応急手当て。医療資材や2階の自宅にある物を集めて避難者の命をつないだ。八重樫院長は自身の反省を踏まえ、「飲料水や非常食など最低限の備蓄は必要。車もこまめに給油するなど、いざという時の意識を高めておきたい」と教訓を示した。

 

 震災後、釜石市には最大で104カ所の避難所が設置され約9900人が避難。市指定外の避難所は50カ所と半数近く、地域住民が運営の柱として力を発揮した。越野教授は「支援がうまくいった所は普段の地域活動が活発で、リーダーがいて役割分担ができていた。地域のつながり、絆を今以上に促進することが支援のあり方の最終目標だろう」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年2月10日発行 第460号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石のこれまでと、これから。

震災からの5年を振り返る3日間「釜石のこれまでと、これから。」

釜石のこれまでと、これから。

 

2016年3月11日で東日本大震災から5年が経ちます。岩手県釜石市のこれまでの取り組みを振り返り、同時に市民と協働で、復興まちづくり活動をされた方々に感謝を表し、次の5年の復興に向け、釜石とキズナを更に強くすることを目指して、『釜石のこれまでと、これから。』を開催します。

 

https://kamaishi-korekore.com/

『釜石のこれまでと、これから。』公式サイト

【開催日】2016年3月19日(土)〜21日(月・祝)、【場所】釜石市全域、【主催】釜石シティプロモーション推進委員会
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《開催日程》
2016年3月19日(土)〜21日(月・祝)
《主催》
釜石シティプロモーション推進委員会(事務局 釜石市役所まち・ひと・しごと創生室 / 電話 0193-31-2005)
《場所》
岩手県釜石市全域
《内容》
Meetup kamaishi(釜石の鉄人が案内する観光体験プログラム)、オープンシティフォーラム、参加者交流会、写真展「復興カメラ」パネル展示
 
まちのオープンシティ化推進事業/東北地域観光復興推進事業
東北物語
 

Meetup Kakamishi 〜釜石の”鉄人”が案内する観光体験プログラム〜

 

meetupkamaishi

 

釜石のおいしいを楽しむ、歴史・文化を学ぶ、仕事を体験する、新しい挑戦を応援する… プログラムを案内するのは、釜石の鉄人たち。鉄人だけが知っている釜石の魅力をお伝えします。

プログラム一例

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【3.19開催】本物の“ごちそう”を味わう夕べ ~お餅、蕎麦、豆腐づくり~

橋野の食文化を守り続ける鉄人たちとごちそうづくり。
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【3.20開催】わかめ漁師・久保宣利に弟子入りプログラム

2日間漁師さんに密着。わかめ漁師をまるごと体験します。
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【3.21開催】【釜石鉄の歴史ガイド×雪遊び】冬の橋野満喫ツアー

釜石の鉄を知り尽くす鉄人と、冬の橋野を過ごしませんか。
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上記をはじめ20の多種多様なプログラムをご用意しています。詳しくは、「釜石のこれまでと、これから。」公式ブログをご覧ください。

 
 

オープンシティフォーラム

市民と協働でまちづくりに関わった方々による、パネルディスカッション、市内外の団体から、震災後5年間の取組みを発表していただく復興協働団体ピッチ大会を行います。

日程

2016年3月19日(土) 14:00〜18:00
1.【14:00~15:00】パネルディスカッション
市民と協働でまちづくりに深く関わった方々によるパネルディスカッションを行います。
2.【15:00~18:00】復興協働団体ピッチ大会
市内外の活動団体から、震災後5年間の取組みを発表していただきます。

場所

釜石情報交流センター チームスマイル・釜石PIT
住所:岩手県釜石市大町1-1-10

対象者・申込

どなたでも参加できます。申し込みは不要です。

 
 

参加者交流会

本イベント参加者を対象とした交流会を行います。事前申込み制です。

日程

2016年3月19日(土) 19:00~21:00

場所

ホテルサンルート釜石 鳳凰の間
住所:岩手県釜石市大町2-3-3

対象者

『釜石のこれまでと、これから。』に参加された方

申込先

住所、所属名、氏名、電話番号を添え、下記までお申し込みください。
釜石市復興推進本部事務局 fukko@city.kamaishi.iwate.jp / 0193-22-2111(内線119)

申込締切

2016年3月10日(木)

 
 

写真展「復興カメラ」パネル展示

東日本大震災の直後から撮りためた写真を通して、まちの様子や変化を伝えていきます。

日程

2016年3月19日(土)~21(月) 9:00~20:00

場所

釜石情報交流センター ラウンジ
住所:岩手県釜石市大町1-1-10

 
 

【PRイベント@東京】釜石ミュージアムカフェ

本イベントに先立ち、東京にて2016年の釜石を紹介するミュージアムカフェを開催します。

日程

2016年2月22日(月)~23(火)14:00~22:00

場所

CIRCUS TOKYO
https://circus-tokyo.jp/
住所:東京都渋谷区渋谷3-26-16

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内