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ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

島倉千代子さんの歌碑に音声装置〜根浜に流れる「おかえりなさい」、後援会員ら寄付募り実現

 音声装置が加わった島倉千代子さんの歌碑の前で関係者らが記念撮影

音声装置が加わった島倉千代子さんの歌碑の前で関係者らが記念撮影

 

 釜石市鵜住居町の根浜海岸を望む一角に建つ、2013年に死去した歌手島倉千代子さんの歌碑近くに音声装置が設置され、10月28日、現地でお披露目された。装置は高さ約120センチ、幅約75センチで、ボタンを押すと歌碑に刻まれた島倉さんの「おかえりなさい」を聞ける仕組み。♪あなたの帰りを待っている 変わらぬ心がここにある――。集まったファンらは温かみのある島倉さんの歌声にじっくり聴き入り、歌声を重ねて笑顔を見せた。

 

 歌碑は白御影石製で高さ90センチ、幅約1・4メートル。表に歌詞を刻み、背面には島倉さんが優しくほほ笑むジャケット写真が配置されている。同曲は定年を迎える団塊世代の男性に向けて歌ったものだが、東日本大震災を受け、「帰っておいで」と呼び掛ける歌詞が、犠牲者や行方不明者に向けて歌っているような内容であることから、島倉さんは「被災地が落ち着いたら歌いに行きたい」と希望。その思いを遂げられぬまま、他界した。

 

 それを知った後援会(吉田恵美子代表)が「思いをかなえたい」と被災地に歌碑を建てることを計画。島倉さんの思いを知った旅館「宝来館」が快く場所を提供し、16年に旅館の裏山にある避難路入り口付近に歌碑を建立した。

 

 今回、音声装置を設けるきっかけとなったのは、歌碑を訪れた人から多く寄せられた「どんな曲?歌が聞けたらいいのに」「曲が聞けないのは寂しいね」との声。会員に寄付を募ったところ150万円が集まり、要望に応えることができた。

 

ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

 

 お披露目には後援会の会員、地元ファンのほか、歌碑や避難路の清掃、花の植栽活動を続けている花巻市シニア大学の受講者有志でつくる「花っ子夢クラブ」のメンバーも参加。作詞の友利歩未さん、作曲の杉村俊博さんも駆けつけ、装置の除幕を行った後、歌碑の前で声を合わせて「おかえりなさい」を歌った。

 

 吉田代表(67)=大阪府吹田市=は「『一緒に歌っているよ』という島倉さんの声が聞こえてくるよう」と感無量の様子。「島倉さんの歌声が、震災で今も行方の分からない人たちへの呼び掛けに、被災した方たちの希望の明かりになれば。この場を訪れた人が震災を記憶し続ける手伝いにもなれたらいい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年11月1日発行 第635号より)

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ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

障害者の就労を支援〜新センター甲子町天洞に完成、NPO遠野まごころネット運営

ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

 

 NPO法人遠野まごころネット(臼澤良一理事長)が運営する「まごころ就労支援センター釜石」が釜石市甲子町天洞に移転、新築され、22日、竣工(しゅんこう)式・祝賀会が行われた。就労者ら50人が参加し、広く、自然環境に恵まれた本設施設の完成を喜び合った。施設は11月から運用、31人が利用する。

 

 新支援センターは釜石鉱山から借用した用地約4千平方メートルの一部に建設。木造平屋建て198平方メートルに作業室2部屋、ホール、調理室、トイレを配置。南側に広いウッドデッキを加えた。その先には、同ネットがなりわい創出、地域活性化を期待するワイン造りのためのブドウ畑が広がる。

 

 作業室にはブックカバー、トートバッグなどを作るミシン数台、看板や表札、記念プレートも製作できるレーザー加工機も備え、整然と作業デスクが並ぶ。ホールの一角に畳敷きの小上がりとテーブルが区画され、休息と語らいの場となる。

 

機能性を重視した作業室は広く、明るく

機能性を重視した作業室は広く、明るく

 

 神事の後、落成式で臼澤理事長が「多くの支援、地域のみなさんの理解で完成した。広く、素晴らしい環境の中で、就労、作業学習で十分に力を発揮できるだろう。ここが地域コミュニティーを強め、生業(なりわい)づくりと、大橋地域がはばたく場になるよう期待する。私たちスタッフもがんばる」と意欲を示した。

 

 来賓の野田武則市長は「ワイン造りに取り組み、新しいセンターもできた。過疎的地域で、公的施設が少ない。センター、まごころネットの活動に期待する」と激励。テープカットのあと、出席者らが屋内を見学した。 

 

テープカットで新センターがオープン

テープカットで新センターがオープン

 

 同ネットは東日本大震災を契機に障害者の支援活動を続ける。就労支援事業はこれまで大槌センター(定員15人)と、釜石市甲子町大畑団地の民家を借り受けた旧釜石センター(定員16人)で行って来たが、新しい支援センター(小谷千恵センター長)は定員を31人に拡充した。

 

 同ネットは「一般企業への就労を目指す利用者(契約者)もおり、いろんな人と接する体験も重視する」。この施設では週末や休日にカフェを開設し、地元の食材を使った食事を提供する構想も進める。夏休みの子どもや地域住民と共に、ブドウ畑と周囲の自然を活用した交流の場とする計画もあるという。

 

(復興釜石新聞 2017年10月28日発行 第634号より)

 

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広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

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広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

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【目次】
表紙:釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました
P02:テナント入居者を募集します
P03:「おいしい釜石コレクション」商品開発支援制度の事業者と認定商品を募集します、平成29年台風18号被害の復旧を支援します など
P04:平成30年度4月保育施設入所申し込みを受け付けます、子育てボランティア養成講座参加者募集
P05:復興住宅の入居者を再募集します、鵜住居地区の市道開通、釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください
P06:今月のインフォメーション
P08:戦没者追悼式を開催します、敬老会を開催します、若者交流イベント「釜恋」を開催します!

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新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

復興道路 仕上げ工事も大詰め、ラグビーW杯までの完成急ぐ〜南三陸国道事務所が現場公開

 新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

 

 「復興道路」として工事が進む三陸沿岸道路と東北横断自動車道路のうち国土交通省南三陸国道事務所が担当する区間が26日、報道関係者に公開された=写真。2年後の2019年10月に釜石市で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に間に合わせるため、現場では仕上げの工事が急ピッチで進む。中でも規模が大きく、形も複雑な釜石中央インターチェンジ(IC)、釜石ジャンクション(JCT)は1年後にはほぼ形が整い、同区間の全線開通に近づく。

 

 同国道事務所が担当する工事区間は、三陸沿岸道路の宮城県境から山田町まで40・4キロと、東北横断自動車道釜石道路6キロの合わせて46・4キロ。このうち41・6キロが18年度中に、残りの4・8キロは2年後のラグビーW杯までの完成を見込む。

 

 東日本大震災を受けて12年度から始まった同区間の工事には、これまで約1823億円の事業費を投入。同区間に建設する18カ所のトンネルは、最後まで残っていた唐丹第3トンネルが6月に貫通し、すべて貫通した。30カ所に建設する橋りょうも、大槌町内の2カ所を残してほぼ完成。17年度はさらに約330億円を投入し、仕上げの工事を急ぐ。

 

三陸沿岸道と東北横断道を結節する釜石ジャンクションの工事現場

三陸沿岸道と東北横断道を結節する釜石ジャンクションの工事現場

 

 釜石市新町に建設される釜石中央ICでは9月に、国道283号とJR釜石線をまたぐ橋げたの大掛かりな設置工事を完了。同国道事務所が担当する区間の工事は大きな山場を越えた。

 

 同ICでは今後、土盛り工事などが進み、来年の春にはほぼ形が見えて来るという。土盛りに使用する約10万立方メートルもの土は、1キロほど先で工事が進む釜石JCTの切り土を運んで活用する。

 

 報道関係者に工事概要を説明した南三陸国道事務所の武田慈生副所長は「工事は順調に進み、トンネルや橋がつながって来ている。地域交流をはじめ、観光や物流、災害対応、救急医療など三陸沿岸の復興に欠かせない道路。工事も大詰めを迎えているが、一日も早い開通を目指して事業を進めたい」と話した。

 

 担当区間で最後に貫通した唐丹第3トンネルの完成式は、トンネル内部のコンクリート巻き立て工事などを終えた11月に予定する。

 

(復興釜石新聞 2017年10月28日発行 第634号より)

 

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釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

愛称は『TETTO(テット)』、三陸鉄道 記念列車を運行〜建設中の市民ホール、森さん(双葉小4年)「鉄都」表す

完成間近の市民ホール。愛称は「TETTO」

完成間近の市民ホール。愛称は「TETTO」

 

 釜石市大町に建設中の釜石市民ホールの愛称命名式(市、釜石まちづくり会社主催)が22日、鈴子町の三陸鉄道南リアス線イオンタウン釜石駅で開かれた。愛称は700通を超える応募の中から「TETTO(テット)」に決まった。愛称を基にデザインしたロゴマークも発表。これを記念し、三鉄南リアス線は愛称とロゴをあしらったヘッドマークを装着した臨時列車を運行した。

 

 愛称は5月15日~6月30日まで公募。全国から775通の応募があり、約400種の名前が集まる中、双葉小4年の森美惠(みさと)さん(10)が寄せた「TETTO」を採用した。名称には2つの意味が込められていて、一つは釜石と鉄の深いつながりを表した「鉄都」。もう一つは同ホールの建築の特徴でもあるガラスの屋根にちなんだもので、イタリア語で「屋根」を意味する「tetto」という音の響きも重ねたという。

 

 ロゴマークは8月に実施した釜石高、釜石商工高の生徒と岩手大生による共同制作プログラムの中で考案された。「鉄」をキーワードに、同ホール建設現場見学で得た鉄骨の印象をデザインに取り入れつつ、文化芸術の明るく前向きなイメージをオレンジ色で表現。にぎわいが作り出される「現場」との意味合いも盛り込んだ。

 

釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

 

 式は、愛称とロゴ入りのヘッドマークを装着した臨時列車が待つプラットホームで行われ、命名者の森さん、ロゴ制作プログラムを代表して釜石高2年の今出実利(みのり)さん(17)、市関係者ら約40人が参加。野田武則市長は「鉄の歴史をひもときながら、つながりを生む施設への期待を込めた愛称、それにふさわしいマークも完成。新しいホールとともに親しみを持って末永く大事にしてほしい」とあいさつし、ヘッドマークを除幕した。

 

 森さんは「家族と一緒に考えたものが選ばれてうれしい。自分でも気に入っているので、みんなにも分かりやすい愛称だと思ってもらえたら、いいな」と感想。今出さんは「シンプルな中にしっかり意味を込めるのが大変だった。ずっと残るものなので頑張ったかいがある。いい経験になった」と振り返った。

 

 臨時列車には、限定配布された無料乗車券を持つ市民ら約30人が乗り込んだ。上中島町の小澤瑞枝さん(48)は、若者たちの意見を取り入れた愛称とロゴに親しみを持った様子。合唱に取り組んでいることもあり、「広い場所で歌える日が待ち遠しい。見るたびにできてくる建物にわくわくする日々」と期待感をにじませた。

 

 完成間近の同ホールは12月にプレオープンを予定。市では愛称やロゴマークをホームページや印刷物などで広く発信し認知度を向上させるとともに、施設の設置による文化芸術振興、にぎわい創出に向けた取り組みも進める考えだ。

 

(復興釜石新聞 2017年10月25日発行 第633号より)

 

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きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

「復興を見守って」オオシマザクラを植樹〜釜石東中学校・鵜住居小学校

 きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

 

 岐阜市の「支援グループ岐阜・手と手」(丹原美穂代表)は17日、鵜住居小(中軽米利夫校長、児童141人)と釜石東中(佐々木賢治校長、生徒116人)にオオシマザクラ6本を贈り、鵜住居町の両校敷地内に植えた。

 

 同グループは震災翌月の2011年4月から被災地で支援活動を展開。被災した学校や仮設住宅で暮らす人に物資を届けたり、歌や踊りを楽しんでもらう会を開催するなど釜石を応援している。

 

 今回は本設の校舎で生活を始めた子どもたちの思い出づくりにしてもらおうと、桜の植樹を企画。この日、新校舎を訪れた丹原代表が見守る中、小学6年の児童30人、中学1年の生徒31人が植樹。正面入り口階段周辺ののり面に植えられた約3メートルのオオシマザクラの根元に、代わる代わる土を盛った。

 

 ハーモニカ奏者としても活動する丹原代表は児童生徒が作業を終えると、演奏を披露。「震災の年、この地に咲いた桜から生きるということを教えられ、精いっぱい咲く花の美しさに感動した。頑張りは人生の糧になる。桜のようにみんなにもずっと素晴らしい花を咲かせてほしい」と激励した。

 

 鵜小の大丸碧仁(あおと)君は「春にきれいな桜を見られるよう大事に育てていきたい」と感謝。東中の川崎真菜さんは「桜は復興のシンボルとなって私たちだけでなく鵜住居の発展も見守ってくれると思う。桜の成長とともにまちも人も歩み続けてほしい。私も夢を追い続ける」と力をもらった様子だった。

 

(復興釜石新聞 2017年10月21日発行 第632号より)

 

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TETTO ロゴ

釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました。

釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました。

 

愛称「TETTO(テット)」

愛称は、応募総数775件の中から選ばれた森美惠(もりみさと)さん(双葉小4年)の「TETTO(テット」)」です。「TETTO(テット)」には、釜石と鉄の深いつながりを表した「鉄都」と、釜石市民ホールと釜石情報交流センターをつなぐ広場上部のガラスから建物につながる「屋根」が建築の特徴でもあることから、イタリア語で屋根を意味する「tetto」の2つの意味が込められています。

 

ロゴマーク

tetto logo
ロゴマークのデザイン案は、本年8月に開催された「岩手大学地域課題解決プログラム」に参加した釜石高校生、釜石商工高校生が、岩手大学人文社会科学部の田中隆充教授の指導で、岩手大学生と共に作成しました。建設現場見学の際に見た鉄骨のイメージをロゴマークに生かしながらも、文化芸術の明るく前向きなイメージをオレンジ色で表現しました。愛称とロゴマークそれぞれにキーワードとして「鉄」が含まれることで、文化芸術やにぎわいが創り出される「現場」のようなイメージもアピールしています。

 

「TETTO」やロゴマークは、ホームページや印刷物等において積極的に展開することで、文化芸術振興やにぎわい創出に寄与するとともに、市民に愛されるホールを目指します。釜石市民ホールの愛称「TETTO(テット)」と、ロゴマークをどうぞよろしくお願いします。

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〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
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【11/18(土)開催】釜石街コン2017「釜恋」

【11/18(土)開催】釜石街コン2017「釜恋」

 

11月18日(土)に釜石街コン2017『釜恋』を下記のとおり開催します。

 

開催日時

平成29年11月18日(土)
【受付】16:00~16:30
【イベント】16:30~20:30

開催場所

釜石ベイシティホテル2階(釜石市大町1-8-1)

参加定員

50名(男女各25名)
※定員を超えた場合は抽選により決定

参加条件

25歳以上45歳以下の独身の方
※男性は釜石市内在住の方限定

参加料金

男性 1人5,000円
女性 1人3,000円
※飲食代込み

内容

自己紹介タイム、飲食交流等

申込期間

平成29年10月14日(土)~11月4日(土)

申込方法

①釜石市若者定着事業実行委員会事務局への電話による申し込み
②メール(kamakoi2017(アットマーク)gmail.com)による申し込み
※スパムメール対策のため「@」を「(アットマーク)」で表記しています。
③公式HP・公式Facebookページの申込フォームによる申し込み
「釜恋」公式HP ⇒ https://kamakoi2017.jimdo.com/
「釜恋」公式Facebook ⇒ https://www.facebook.com/kamakoi.fellinlove/

問い合わせ先

釜石市若者定着事業実行委員会事務局
(釜石市オープンシティ推進室内)
TEL:0193-27-8463
FAX:0193-22-2686

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釜石市 総務企画部 オープンシティ推進室 戦略推進係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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広報かまいし2017年10月15日号(No.1674)

広報かまいし2017年10月15日号(No.1674)

 

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【目次】
表紙:読売巨人軍三軍による野球教室
P02:10月22日は衆議院議員総選挙です
P04:台風第18号の被害状況についてなど
P06:ガントリークレーンが設置されました、おしごと大相談会を開催します
P07:ラグビーワールドカップ2019™ミニ通信、飲食店向け接客英語レッスンなど
P08:まちの話題
P10:保健案内板
P12:市民のひろば
P13:まちのお知らせ
P16:スポーツ推進委員と一緒に身体を動かしましょう

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《インタビュー》甲子柿の里秋祭り2017

《インタビュー》甲子柿の里秋祭り2017〜10月21日(土)、22日(日)開催

《インタビュー》甲子柿の里秋祭り2017

 

“食欲の秋”到来-数ある釜石の秋の味覚の中でも、ここ数年着実にファンを増やしているのが、甲子地区の特産品 甲子柿。この時期、まさに旬を迎えています。

 

その甲子柿を冠にした、『甲子柿の里 秋祭り 2017』10月21日(土)・22日(日)の2日間、「道の駅釜石仙人峠」と「創作農家こすもす」の2会場を舞台に開催されます。

 

秋祭り実行委員会構成団体から、藤井サヱ子さん(甲子地区活性化協議会 会長)、深澤鮎美さん(自然あそび広場にここ)、蘆田(あしだ)優さん(甲子地区活性化協議会 研修生)にイベントについてお聞きして来ました。

 

このお祭りはどんなきっかけからスタートしているのですか?

 

藤井サヱ子さん

 

藤井さん:2015年4月に発足した甲子地区活性化協議会で、地域を盛り上げる事業としてどんな事をしていくか、という話し合いの中から生まれました。そして、地域の特産品である“甲子柿”を中心に地元の魅力をPRしていこうと、甲子柿が旬を迎える秋に“祭り”と銘打って2015年から開催し、今年で3年目を迎えます。

 

ただ、当時は釜石市内でも甲子地区以外では甲子柿の知名度は低く、なじみが無いという方が多いのが現状でした。そこで、まずは知ってもらう事からスタートしようと、食はもちろんの事、地域を巡る街歩きツアーや、甲子地区の郷土芸能の披露などと合わせ、甲子地区の魅力をお伝え出来るようにと内容も毎年工夫しています。

 

2015年開催時に“柿室”の見学があることにびっくりしたことを覚えています。とても貴重な機会だと感じました。

 

藤井さん:そうですね、とても大きな反響を頂きました。釜石に住んでいる方でも、柿室は見たことが無いという方がたくさんいらっしゃるんですね。甲子柿について知って頂く、興味を持っていただくことに繋がる、大きなきっかけだったと思います。

 

甲子柿

 

今年の内容も盛りだくさんとお聞きしました。これは、おすすめ!という企画は?

 

深澤さん:全部おすすめなのですが、初めて開催という点からご紹介すると、今年は、2つ体験プログラムをご用意しました。

 

深澤鮎美さん

 

まず、21日(土) Meetup Kamaishi2017 Autumnと連動したプログラムで、甲子柿が店頭に並ぶまでの1連の作業が体験出来ます。

 

Meetup Kamaishi 2017 Autumn 【28】「甲子柿」柿畑・柿室(むろ)見学&作業体験 〜釜石にしかない秋の味覚の魅力に迫る!〜

リンク


 

そして、22日(日)は、東北電力(株)様にご協力頂き、高所作業車に乗って、手が届かない高い枝に生っている実を収穫するというスペシャルな体験が出来ます。こちらは、子供たちに甲子柿を身近に感じて欲しいと企画しました。特に小学生の皆さんにぜひ体験してもらいたいです。

 

ここ数年の取り組みは、甲子柿の市内での知名度を上げるだけではなく、様々な広がりを見せていますね。

 

藤井さん:様々なご縁が繋がって、若い世代の方々にも関わって頂くようになり嬉しいですし、大変ありがたいです。同席している蘆田優くんもその一人です。休学までして、釜石に来てくれました。

 

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そうなんですか!蘆田くんはどんなご縁でこちらに?

 

蘆田くん:僕は現在、宮城教育大学の3年生です。今年8月に釜石市で開催された大学生向けのビジネスコンテストBIZCAMP in 釜石に参加しました。その時に出会った甲子柿の魅力にほれ込んで、もっと全国に広めて行きたいと感じ、1年休学して釜石に来ました。最終的には、甲子柿を活用した起業を目指し、今はこちらで研修生としてお世話になっています。

 

蘆田優さん

 

お祭りの協賛金集めなどの担当をしているのですが、色々な方のご協力があってこの祭りが成り立っていることを肌で実感しています。様々な出会いに感謝し、早く恩返し出来る様になりたいです。

 

深澤さん:その他に、甲子地区活性化推進委員会 東京支部 通称“パーシモンズ”という若い世代も関東で甲子柿を活用したイベントなどを開いてくれています。11月には、東京大学の学園祭で甲子柿ブースを出展する事も決まっていて、そこで提供するメニューを22日にお試し販売します。ぜひ、召し上がってご意見、ご感想お聞かせください。

 

イベントを楽しみにしている皆さんに一言お願いします。

 

深澤さん:去年とはまた一味違った内容になっています。皆さんがまだ知らない甲子柿の魅力をお伝えできるツアーもありますので、甲子柿をご存知の方もそうでない方もぜひお越しいただけたらと思います。

 

蘆田くん:今年は、「わたしもたべたい。あなたにもたべさせたい!」というコンセプトを掲げています。誰かに伝えたくなるような、「はい、どうぞ!」と言いたくなるような、そんなお祭りを目指しています。

 

藤井さん:今年は柿が豊作で甲子柿がたくさん並びます。この日を目指してぜひお越しください。そして、たくさん楽しんでください。

 
 

甲子柿の里秋祭り2017

 

イベントスケジュールなど詳しい内容は、甲子柿Facebookページ 甲子柿の里秋祭りイベントページでご確認下さい。
https://www.facebook.com/kasshigaki/
また、ご紹介したツアーは定員になり次第締め切りとなるそうです、お申し込みはお早めにどうぞ。

 

甲子柿について

甲子柿

 

渋柿の一種「小枝柿」を柿室と呼ばれる場所に入れ、燻煙により脱渋するという独特の製法で作られた、釜石市甲子地区の特産品。朱色がかった赤色、柔らかくしっとりとした見た目で、一見トマトと見間違えられるほど。とろりとした甘さとプルンとした食感がたまらない。最近は、その優れた栄養素にも注目が集まっていて、刀根柿と比べると、リコピンは39・4倍、トリプトキサンチンは6・3倍。その他のビタミン類も豊富に含み、美容の他、免疫力を高める効果などが期待されています。

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

ラグビーW杯成功へ初の市民運動〜有志団体スクラム、のぼり旗で機運盛り上げ

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

のぼり旗を掲げ、ラグビー基金を寄付した石村眞一代表(中央)ら

 

 2年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を市民サイドから盛り上げようと、有志でつくる民間団体スクラム2017連絡調整会議(石村眞一代表)は27日、釜石市ラグビー子ども未来基金に30万円を寄付した。寄付金を受け取った野田武則市長は「W杯の成功に向けた市民サイドからの具体的な動きはこれが初めて」と、今後の展開に期待を寄せた。同会議は14団体で構成し、8月に市内各所へラグビーW杯開催の機運を盛り上げるのぼり旗400本を設置。これに合わせて市内の企業などから募った協賛金(133万円)の一部をラグビー基金の寄付金に充てた。

 

 のぼり旗は2種類あり、それぞれ青地に白で「JAPAN2019」「釜石には、ラグビーの力がある」とキャッチコピーが記されている。お盆前までに市内全域に設置され、花火大会や釜石よいさで訪れた観光客などにW杯釜石開催をアピールした。

 

 この日は石村代表や鈴木久事務局長らメンバー7人が市役所を訪ね、野田市長に寄付金を手渡した。石村代表は「当初はメンバーの”自腹”で―と企画したが、思いがけず多くの協賛金が集まった。のぼり旗の設置作業にも多くの人が協力してくれた。釜石も捨てたものではないと自信を持った」と報告。「W杯開催後の心配もあるが、釜石を世界にPRする絶好の機会。地域振興の大きな武器にもなる」とエールを送った。

 

 野田市長は「ゼロからのスタートで、W杯の成功には市民の盛り上げが課題。市民の協力を形にすることが大事。みなさんには今後も独自の展開で、少しずつでも応援の輪を広げてほしい」と期待した。

 

 連絡調整会議のメンバーからは「のぼり旗を一番喜んでもらったのは鵜住居の人たち」「W杯は三陸全体の振興をけん引する役割を果たす」「市民の知識、情熱、経験をフルに活用し、世界にPRする大きなチャンス」と前向きな声が相次いだ。

 

 市のラグビー基金にはこれまでに560件、約2億2千万円が寄せられている。

 

(復興釜石新聞 2017年9月30日発行 第626号より)

 

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木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

復興見渡す「潮見第」完成、世代を超えた交流拠点に〜神田さん(東大名誉教授)漁村を豊かに 夢実現へ、唐丹小白浜まちづくりセンター

木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

木組みの技による伝統工法で建てられた「潮見第」と、完成を喜ぶ地元の協力者

 

 東日本大震災からの地域復興と三陸創生を考える拠点とする「潮見第(しおみだい)=唐丹小白浜まちづくりセンター」が、釜石市唐丹町小白浜に完成した。伝統木造建築工法による2階建て。お披露目の会は17日に行われ、建設事業に協力した地元住民、運営主体の民間事業者ら30人が完成を祝った。潮見第は、三陸の豊かな自然や水産物を発信し、市内外の幅広い世代が交流する施設を目指す。

 

 建設したのは株式会社唐丹小白浜まちづくりセンター。代表取締役は建築基本法制定準備会の神田順会長(69)=東京大名誉教授=が務める。

 

 167平方メートルの敷地に延べ床面積124平方メートル。1階は広間がコンクリートの床で、キッチン、トイレ、浴室を備える。2階には2つの寝室、浴室、トイレがある。さらに、2階の屋根の上に設置されたロフトからは小白浜集落と唐丹湾を一望できる。

 

お披露目の会で仲間と剱持さん(後列中央)は「新居」の完成に笑顔いっぱい

お披露目の会で仲間と剱持さん(後列中央)は「新居」の完成に笑顔いっぱい

 

 設計した神田さんは「潮見第の愛称はこの眺望から名付けた。『第』は別邸などの意味」という。

 

 七寸(21センチ)角の大黒柱2本が2階の梁(はり)まで突き抜け、支える構造が特徴的。内外の壁も板張りで統一している。半世紀以上前は一帯にありふれた家の風情だ。建材は地元から伐り出したスギを使った。

 

 工事を担当した山形県鶴岡市の剱持猛雄さん(71)=剱持工務店、番匠一級建築士事務所代表=は「古民家を解体した時、木組み、細工のすごさに驚き、伝統工法のすばらしさに引き付けられた。神田先生からお話があり、『間取りだけを考え、建て方はまかせてほしい』と伝えた」という。

 

 強度を補完する金属ボルトや筋交いは一切使っていない。「しっかりした木組みと壁板の組み合わせだけで(地震にも)強い建物ができる。この家(潮見第)は大丈夫だ」と剣持さんは自信をのぞかせた。「近くで材木を調達し、製材できる。後々の改築や修繕などを考えても、地元材を使ったほうが安く建てられる」と断言する。

 

 神田さんは「感無量。棟梁の剱持さん、知人や友人、地元のみなさん、隣の木村工務店の応援で、地元の材木で家を建てるという、私がやりたかったことができた」と喜ぶ。

 

 当面の利用者は株主や知り合い、研究者や大学生を見込む。「都会の子どもたちが唐丹の豊かな自然に触れ、交流する場にもなるといい。ロフトもある構造は、子どもにも隠れ家のような楽しさがある」と夢は広がる。

 

 神田さんが初めて釜石を訪れたのは1971年4月。当時は大学院生で、唐丹町小白浜に住む父親の知人宅に滞在した。

 

 東京大工学部で32年間、建築構造を研究。柏キャンパスに新領域創成科学研究科が立ち上がると、工学の枠にとどまらない環境学の創成に携わった。

 

 定年退官を1年後に控えた2011年3月、東日本大震災が起きた。東大の復興応援プロジェクトの中で、唐丹を中心に活動を開始。神田研究室は6月に被害調査で小白浜、尾崎白浜、佐須地区に入った。

 

 復興まちづくりに関し、ハード、ソフトの住民意向を聴き取るワークショップを翌年6月から小白浜で始め、意見交換会として毎年続けてきた。

 

 復興支援の継続には「基地」が必要と考えた。「自分が気兼ねなく小白浜に滞在できる場所でもある」と神田さん。その熱意に地元住民が応え、建設用地や建材となるスギ林を購入できた。

 

潮見第の完成に「感無量」と神田さん

潮見第の完成に「感無量」と神田さん

 

 「もともとは私個人の夢の実現だが、21世紀の漁村集落を豊かなまちにしたい」という思いを、友人の輪が後押し。民間運営とする資金的基盤の見通しも立った。

 

 神田さんは「過疎地をどうするか、そのまちの将来をどう考えるか―は、どこにでもある課題だ。ここで重要なのは漁業だろう。産物を、生産者の顔が見えるかたちで消費者に届け、交流して地域も発信する方法もある」と潮見第から思いを巡らせる。

 

(復興釜石新聞 2017年9月23日発行 第624号より)

 

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