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テープカットとくす玉割りで大畑団地公園の完成を祝った関係者ら

愛称は「ふれあい広場」大畑団地公園完成

テープカットとくす玉割りで大畑団地公園の完成を祝った関係者ら

テープカットとくす玉割りで大畑団地公園の完成を祝った関係者ら

 

 釜石市が整備していた甲子町の大畑団地公園が完成し、27日、近隣住民や市関係者ら約80人が参加して開園式が行われた。国が復興支援道路と位置付ける東北横断自動車道釜石秋田線の一部、釜石花巻道路の整備に伴い、既存の公園を山寄りに移設したもの。愛称は住民から寄せられた中から選び、「ふれあい広場」に決まった。

 

 新しい公園は広さ約1800平方メートル。滑り台やブランコ、あずまや、身障者兼用の水洗トイレ、ゲートボールやグラウンドゴルフなどができる多目的広場などを整備した。

 

 大畑団地では約150世帯が暮らす。もともとあった公園は1983年に整備され、市内を一望できる「見晴らし公園」として住民らに親しまれてきた。道路整備により公園や住民13世帯が移転対象に。公園の新設を市に要望し、元の公園から南側約100メートルの位置に新たに整備され、広さはほぼ同じだという。

 

 開園式で、あいさつに立った野田武則市長は「道路用地確保のためとはいえ、迷惑をかけた。利便性が良くなったと思うので、地域の皆さんに親しまれ、愛され、健康増進や憩いの場として大いに活用してほしい」と期待。関係者によるテープカットやくす玉割り、餅まきで完成を祝った。

 

400個の餅がまかれ、住民らは大喜びだった

400個の餅がまかれ、住民らは大喜びだった

 

 大畑団地自治会による愛称コンテストには30点ほど応募があった。「ふれあい広場」は互野正則さん(72)の提案。「公園で楽しく語り合い、笑い、互いに助け合い、心の触れ合いとコミュニケーションを大切に」との願いを込めた。

 

 テープカットに参加した藤井さくらさん(甲子小6年)は「公園はあった方がいい。いっぱい遊びたい」とにっこり。同自治会の菊池豊吉会長は「慣れ親しんだ公園がなくなるのは残念だが、将来に向けた事業によるもので止むを得ない。立派な素晴らしい公園を整備してもらったので、十分活用して健康、生活をエンジョイできれば。末永く使ってもらえるよう環境美化にも取り組みたい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年11月30日発行 第542号より)

 

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広報かまいし2016年12月1日号(No.1653)

広報かまいし2016年12月1日号(No.1653)

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広報かまいし2016年12月1日号(No.1653)

広報かまいし2016年11月15日号(No.1652)

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【目次】
表紙:釜石情報交流センター&ミッフィーカフェかまいしオープン1周年感謝祭
P02:平成28年度 後期地域会議を開催しています
P03:平成27年度釜石大槌地区行政事務組合会計 決算のあらまし
P04:「新しい東北」交流会in釜石を開催します
P05:水道管の凍結にご注意ください、道路の除雪作業にご理解・ご協力を、橋野鉄鉱山の見学を再開しました、車検切れのポンプ車使用と防災行政無線の放送事故についてのおわび
P06:今月のインフォメーション、おもいをつむぐはなみずき
P08:釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください、「かまいしの第九」演奏会を開催します、平成29年釜石市新年交賀会を開催します、市長のつぶや記

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橋野産の野菜が入ったおいしいひっつみ汁に子どもたちの箸も進む

元気な橋野の源に、産直「どんぐり広場」感謝デー〜開設20周年、意欲新たに

旬の野菜などが並んだ橋野どんぐり広場の店内

旬の野菜などが並んだ橋野どんぐり広場の店内

 

 釜石市橋野町の「橋野どんぐり広場産地直売所」は23日、お客様感謝デーとして、野菜のプレゼントや「ひっつみ汁」のお振る舞いを行った。橋野地区直売組合(藤原英彦組合長)が運営する同産直は、今年で開設20周年を迎える。藤原組合長は「新鮮で安全な野菜を手ごろな価格で提供するという産直の原点を守りながら、付加価値を高めていきたい」と意欲を新たにした。

 

 日ごろの利用に感謝する年1回の恒例行事。店内にはハクサイやダイコン、ホウレンソウなどの冬野菜、カキやリンゴなどの果物、漬物や菓子など豊富な品数が並んだ。来店客はお目当ての品を買い求め、組合員が提供した旬の野菜などのプレゼントを受け取った。ひっつみ汁は約200食分用意され、本格的な冬の到来で冷え込みが増したこの日には、身も心も温まるうれしいお振る舞いとなった。

 

 友人家族と鵜住居町から訪れた女性(40)は「今は野菜が高いので、新鮮で安く買えるどんぐり広場は魅力的。イベントの振る舞いも楽しみの一つ。子どもたちは団子や漬物がお気に入り。隣の水車小屋のある公園で遊べるのもうれしい」と笑顔を広げた。

 

 この日は、橋野の生産者が市、釜石・大槌地域産業育成センターと特産化に向け取り組むキクイモのPRコーナーも設けられた。漬物にしたものを試食してもらい、その他の調理法も紹介。産直での販売も行われた。キクイモは健康への効能も期待され、さまざまな研究対象になっており、試食した人も興味をそそられていた。

 

 橋野どんぐり広場は、地区内のバイパス道路開通に伴い、1996年5月にオープン。市の要請を受けた橋野町振興協議会が全戸に声がけし、集まった50人余りでスタートさせた。同町の生産者はそれまで、農協の集荷や市街地の朝市への出店などで販路を確保していた。地元直売所の誕生は小規模農業者の販売も可能にし、「少ない量でもここに持ってくれば売れるので、生産者の生きがいづくりにつながった。何より母ちゃんたちが元気になっている」と藤原組合長。

 

橋野産の野菜が入ったおいしいひっつみ汁に子どもたちの箸も進む

橋野産の野菜が入ったおいしいひっつみ汁に子どもたちの箸も進む

 

 組合結成当初、55人だった組合員は、今では栗林、鵜住居町などの生産者も加わり89人にまで拡大。販売品目も農産物のほか、パンや菓子、手工芸品など100を超えるまでになった。橋野鉄鉱山の世界遺産登録後は、関連の土産物コーナーも設置。観光シーズンには同鉄鉱山インフォメーションセンターへの出前産直も実施している。市中心部で開催される味覚まつりなどのイベント出店にも協力を続ける。

 

 安心・安全、地元ならではの味、おもてなしで着実にファンを増やしてきたが、震災後は常連客が多かった鵜住居、大槌町の被災、山菜の出荷規制などが影響し客数が減少。特に今年後半は、台風10号被害による笛吹峠の通行止め、野菜の不作と厳しい状況が続く。

 

 藤原組合長は「生産者の高齢化が進み、今後、絶対的な品数の不足が懸念される。生産技術を受け継ぐ後継者の育成が課題」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年11月26日発行 第541号より)

関連情報 by 縁とらんす

市内の産直 | かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

現在、釜石市内では9つの産直が営業中です。地元産のお野菜や生花、加工直品や工芸品、お食事ができるところまで、「釜石の自然と文化とまごころ」が詰まった個性豊かな産直をぜひ訪れてみてください。
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釜石○○会議の様子

【12/10(土)】第3回釜石○○会議を開催します

釜石○○会議チラシ
 
10月29日から始まった釜石○○会議の第3回を行います。

 

第3回では、参加者が発案したやりたいことや話したいテーマをもとに、みんなで具体的に何をするか、どのようにするかのアイデアを出し合い、想いを形にするための方法を話し合っていきます。

 

第1回、第2回に参加していない方でも、安心して参加していただけるようプログラムを組んでいます。また、昨年の○○会議に参加した、という方も大歓迎です。全5回シリーズですが、毎回参加できなくても問題ありません。

 

皆さまのたくさんのご参加お待ちしています♩

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/11/10/kamaishi_marumaru_a4_1005_2.pdf

釜石○○会議 チラシ

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日程

第3回 12月10日(土) 13時~17時

 

また、第3回以降は以下日程で行います。こちらもぜひご参加ください。
第4回: 1/22(日) 13:00~
第5回: 2/18(土) 13:00~

場所

釜石・大槌地域産業育成センター
※託児サービスあります。利用を希望される方は合わせて申し込みください。

申し込み

以下申込サイトにアクセスし必要事項記入の上送信ボタンを押してください。
【申込サイト】 https://goo.gl/uWxcjM

釜石○○会議とは

地域、立場、世代を超えて様々な人が集まり、出会い、語り合い、釜石がもっと楽しくなるアクションを生み出していく場です。昨年は3月~6月に4回にわたって実施し、延べ350人の市民が参加しました。単なる会議ではなく、参加者間で結成した9つのチームが思い思いの行動を起こしており、イベントを開催したり、趣味を語り合う集いを開くなど会議終了後もそれぞれに活動を継続しています。

参加費

無料

第2回の様子

11月13日(日)に○○会議 第2回を実施しました。市民の参加者、市外からの参加者など様々な方が集まり、全体で61名の方に参加していただきました。

 

今回の目的は「チームを作る」。参加しているみなさんのつながりを作ることと、みなさん自身が話したい・やってみたいと思うことを出して話し合うことがゴールでした。

 

はじめに、第一回○○会議でやったことや様子の説明が実行委員からありました。

 

その後、参加者全員で歩き回りながらできるだけたくさんの人と自己紹介&握手、指定されたことばの文字数の人数で手をつなぐといったウォーミングアップをして緊張した気持ちをやわらげました。

 

そしてメインの「この指とまれ分科会」。色々な人が会場の真ん中に出てきて話したいこと、やってみたいことを発表し、最終的に12の分科会ができました。

 

テーマは、昨年から引き続いての「ラグビー」「コンセプトバー」に加え、新しく「釜デート」「癒し」「防災」「漁業後継者」「釜石で遊ぶ」「釜石を地球の未来のモデルに」「柿の有効活用」「スポーツ」「漁業」「和楽器」などなど、釜石の課題といわれるものから、ユニークな案まで沢山です!

 

どのチームも真剣にかつ笑顔で話し合いが行われており、実際の活動にどのようにつながっていくのか非常に楽しみです。

 

釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子

 

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来秋の完成を目指して工事が進められている市民ホール

釜石市民ホール見学会、多目的使用アピール〜来秋の完成へ期待膨らむ

来秋の完成を目指して工事が進められている市民ホール

来秋の完成を目指して工事が進められている市民ホールの建設現場見学会に訪れた参加者たち

 

 東日本大震災で被災し使えなくなった釜石市民文化会館に代わる施設として、来年10月末の完成を目指して建設工事が進む釜石市民ホール(仮称)の見学会が20日、大町の建設現場で行われた。市民約60人が、鉄骨が組まれ建物の形が現れてきた現場の様子を見学。設計者によるコンセプト紹介、現場作業責任者による安全管理の取り組みについての説明を聞きながら、新しい芸術文化活動の拠点、市街地のにぎわい創出の核となる施設の完成に期待を膨らませた。

 

 工事は昨年11月に始まり、現在は地上部分の鉄骨を組み立てる工事を進めている。工期の半分を迎えた工事の進ちょく率は37%。遅れることなく順調に進んでいるという。

 

 市民ホールは鉄骨鉄筋コンクリート造り地上4階建て、地下1階で、延べ床面積は約7千平方メートル。可動式の大ホール(838席)がメーン。小ホール(208席)や防音の練習室3部屋などを設け、広く市民に開放する。

 

 見学会では建設工事作業所(戸田建設・山崎建設特定共同企業体)の関宏和所長(戸田建設)の案内で外周や舞台裏の通路などを巡った。むき出しの鉄骨など今しか見ることができない構造や、クローラークレーンで資材をつり上げる様子を間近に見た参加者たちは感激した様子。全建築工事をコンピューター上に作成した3D(3次元)画像で管理する体制を採用し意志疎通や問題解決の効率化を図っていること、休憩施設の整備やクレーンに愛称を付けるなど作業員のモチベーションアップにつなげる取り組みなどの紹介もあり、身近な工事現場に理解を深めた。

 

 釜石PITに会場を移し、監理設計者のヨコミゾマコトさんが設計概要を説明した。可動席を取り外すと大ホール、ロビー、小ホールが平場でつながり、スポーツやイベントなど多目的の会場として使用できるとアピール。「人の集う神社とその境内のようなイメージを描いてもらいたい」とコンセプトを紹介した。周辺の施設や商店街と一体化して自由な通り抜けができる”まちの散策路”的な開放空間を作ることで、にぎわい創出の核施設として集客を促すような工夫も。「建物は新しい時代の人の要望に合っていないとなくなるものだと思う。永久にあり続けることは可能で適切な管理、メンテナンスを」と願った。

 

 パフォーマンスのワークショップもあり、参加者たちはステージに上る気分を体験した。今年の釜石市民劇場で裏方として活動した上中島町の千葉悦子さん(74)は「舞台に上がってみたら楽しかった。大きい舞台、市民ホールの完成を心待ちにしています」と大興奮。伊藤璃胡さん(双葉小6年)は「見る機会がないのを見ることができて面白かった。大きくてびっくりした」と話した。

 

 市民ホールの完成は来秋。工事や市の関係者、参加者からは「12月の『第九』でこけら落としできたら」との声も聞かれた。

 

(復興釜石新聞 2016年11月23日発行 第540号より)

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おいしそうにラーメンを食べるお年寄りを見守る店主の前川さん

「昔とおんなじ味」と大喜び〜食堂喜楽、ごさいしょの里でラーメン振る舞う

おいしそうにラーメンを食べるお年寄りを見守る店主の前川さん

おいしそうにラーメンを食べるお年寄りを見守る店主の前川さん

 

 釜石市鵜住居町のラーメン食堂「喜楽」(前川栄子店主)は7日、町内の高齢者介護施設「ございしょの里」(古川貞治社長)を慰問し、施設を利用するお年寄りらにラーメンを無料で振る舞った。

 

 昼食の時間に合わせて「喜楽」から前川店主ら4人が同施設を訪れ、厨房(ちゅうぼう)を借りて調理。グループホームに入居する18人とデイサービス利用者、職員の分も含めて41食を用意した。

 

 利用者らは、透き通ったスープに縮れ麺のどこか懐かしいしょうゆラーメンを一口食べると「うんめぇー」と第一声。「昔とおんなじ味だ」と大喜びで、スープも全部飲み干した。

 

 箱崎町の仮設住宅で暮らす小林和子さん(86)は足が弱くなっており、週3回のデイサービス利用で外出するのが楽しみになっているという。「昔、病院の帰りとかに食べに行った思い出の味。今はなかなか家から出られないので、来てくれてありがたい。おいしかった」と大感激。同施設の千葉節子さんは「飲食店に食べに行くのが大変な利用者のために食を提供しに来てもらって、皆さん大変喜んでいた」と感謝した。

 

 喜楽は震災前、鵜住居駅前にあったが震災の津波で被災。現在は旧釜石北高跡地にできた仮設商店街で営業している。ラーメンを振る舞う慰問活動は以前、市内の中華料理店などでつくる組合の活動で行っていたが、今回初めて店独自の取り組みとして実施。同施設の先代社長が同店に頻繁に足を運んでいたといい、感謝の気持ちを込めて企画した。

 

 阿部寿好(ひさよし)店長は「いつもとは違う厨房でも同じ仕事をする。いい経験になった。市内のほかの店では魚介だしが基本だが、うちは違うものを使い釜石では珍しい麺になっている。皆さんが懐かしんだ味を出し続けることに日々精進している」と意気込みを語る。「懐かしい味、おいしかったよ」と利用者から声を掛けられると、「どうりで若くなったもんね」と返して触れ合いも楽しんでいた。

 

 同店の営業は午前11時半~午後2時(ラストオーダー)で、月曜定休。世界遺産を訪れる観光客の利用があったことでレトロ車やバイク好きな人たちが集うようになり、今では日曜日の午後に座談会が行われるまでになっているという。「気軽に立ち寄ってみて」と阿部店長。震災に負けじと仮設店舗で変わらぬ味を提供し、交流の場としての役割も果たしている。

 

(復興釜石新聞 2016年11月12日発行 第537号より)

 

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広報かまいし2016年11月15日号(No.1652)

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【目次】
表紙:ラグビーのまち・釜石で全国の選手が躍動!
P02:みんなで盛り上げた「希望郷いわて国体」
P04:お知らせします平成27年度決算のあらまし
P08:復興住宅の入居者を再募集します、上平田定住促進住宅の入居者を随時募集します
P09:只越復興住宅5号棟(仮称)および大町復興住宅4号棟のテナント入居者を募集します、新町地区の市道の一部を新たに通行止めにします、みんなでごみ減量へチャレンジ3
P10:12月1日は鉄の記念日
P11:ラグビーのまち・釜石PRキャッチコピーが決定しました、釜石市女性人材リストへの登録者を募集しています
P12まちの話題
P14:保健案内板
P16:まちのお知らせ
P20:かまいし徒然日記

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釜石○○会議の様子

【11/13(日)】第2回釜石○○会議を開催します

釜石○○会議チラシ

 

10月29日から始まった釜石○○会議の第2回を行います。

 

第2回では、参加者が具体的にやりたいことや話したいテーマを出し合い、「この指とまれ」方式でチームをつくり、チーム毎に、まちをより楽しくしていくためにどんなことをしていきたいかを話し合っていきます。

 

第1回に参加していない方でも、安心して参加していただけるようプログラムを組んでいます。また、昨年の○○会議に参加した、という方も大歓迎です。

 

全5回シリーズですが、毎回参加できなくても問題ありません。皆さまのたくさんのご参加お待ちしています♩

 

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釜石○○会議 チラシ

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日程

第2回 11月13日(日) 13時~17時

 

また、第3回以降は以下日程で行います。こちらもぜひご参加ください。
第3回: 12/10(土) 13:00~
第4回: 1/22(日) 13:00~
第5回: 2/18(土) 13:00~

場所

釜石・大槌地域産業育成センター
※託児サービスあります。利用を希望される方は合わせて申し込みください。

申し込み

以下申込サイトにアクセスし必要事項記入の上送信ボタンを押してください。
【申込サイト】 https://goo.gl/uWxcjM

釜石○○会議とは

地域、立場、世代を超えて様々な人が集まり、出会い、語り合い、釜石がもっと楽しくなるアクションを生み出していく場です。昨年は3月~6月に4回にわたって実施し、延べ350人の市民が参加しました。単なる会議ではなく、参加者間で結成した9つのチームが思い思いの行動を起こしており、イベントを開催したり、趣味を語り合う集いを開くなど会議終了後もそれぞれに活動を継続しています。

参加費

無料

第1回の様子

10月29日に○○会議 第一回を実施しました。市民の参加者、市外からの参加者など様々な方が集まり、全体で73名の方に参加していただきました。

 

第一回のテーマは「自分の思い・まちの人々の思いを知る」。

 

前半は○○会議とは何かという一期のおさらいや「私の取扱説明書」シートを使った自己紹介を行い参加者同士お互いのことを知り合いました。

 

後半はワールドカフェを行いながら「あなたがやっていてあっという間に時間が流れることはなんですか?」「朝起きたら釜石が最高のまちになっていました。それはどんなまちですか?」といった自分のことやまちのことを皆でわいわい共有。

 

そして最後はグループごとに釜石のありたい未来を考えます!「最悪な釜石市を、みんなのアイディアで最高の釜石に変えよう」というテーマで各チーム頭をひねらせながらアイディアとアクションを考え最後は全チームが発表をしました。ユニークな意見が沢山あり、聞いているだけで釜石がどんどん面白くなりそうな気持ちになる発表でした。

 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子
 
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釜石○○会議の様子
 
釜石○○会議の様子

 

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柿を手に笑顔を見せる(左から)関谷さん、三浦さん、沼﨑君

ハロウィーンに柿届ける〜釜石東中学校へ、岐阜の三浦さんら

柿を手に笑顔を見せる(左から)関谷さん、三浦さん、沼﨑君

柿を手に笑顔を見せる(左から)関谷さん、三浦さん、沼﨑君

 

 ハロウィーンの10月31日、釜石東中(佐々木賢治校長、生徒131人)にカボチャをくりぬいて作る飾り「ジャック・オー・ランタン」に似せた柿約150個が届いた。届けられたのは栄養価が高く、ビタミンも豊富で風邪も引きにくくなるという岐阜県特産の富有柿。本格的な冬を元気に乗り越えるパワーをもらった生徒らは大喜びだった。

 

 この日、柿を届けたのは岐阜県瑞穂市で柿農園を営む関谷英樹さん(37)=本巣市=と、震災直後から同校を応援するフォトグラファー三浦寛行さん(48)=岐阜市=。同校を代表し受け取った生徒会長の沼﨑壱君(2年)は「震災から5年以上もたっているのに、応援を継続してもらってうれしい。元気ももらえる」と感謝した。

 

 関谷さんは柿のかぶりものに紫のマント姿の「カッキーマン」に仮装して登場。教室や廊下でハロウィーン仕様の柿を生徒に渡し、「かわいい」と返ってくると満面の笑みを見せた。

 

 同校への柿のプレゼントは3年前からで、三浦さんが岐阜・大野町のかき振興会の協力を得て贈ってきた。昨年秋、関谷さんがハロウィーンの柿の飾りを考案したことを取り上げた新聞記事を目にした三浦さんが購入し、大槌町の仮設住宅で暮らす友人に届けたところ、子どもが大喜び。関谷さんに連絡を取り、被災地の子どもたちに柿を贈るプロジェクトを企画した。

 

 プロジェクトは、関谷さんが育てた早生(わせ)富有柿3個とシールの入った1箱を販売し、1箱が売れるごとに柿1個を被災地に贈るという仕組み。350個の柿が集まり、同校のほか、大船渡市の日頃市中と吉浜こども園にも届けることにした。

 

 届けられた柿には目、鼻、口をかたどったシールが貼ってあり、瑞穂市の園児が作業をお手伝い。関谷さんは「買った人、シールを貼った子どもたち、もらった人が喜んで笑顔になってくれたら幸せ。これからもたくさんの人に喜んでもらえる、いいものつくって届けたい」と笑顔を見せた。

 

 三浦さんは「震災への関心が薄れていると感じるが、ちょっとしたことでも何かできることで被災地と関わり、忘れないよう応援し続けたい」と思いを語った。

 

(復興釜石新聞 2016年11月5日発行 第535号より)

 

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広報かまいし2016年11月1日号(No.1651)

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【目次】
表紙:津波避難訓練
P02:津波から未来の命を守るための釜石の教訓、釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください
P04:平成29年度4月保育施設入所申し込みを受け付けます、アトピー予防と食物アレルギー対策のために知っておきたい子どものスキンケア、子育てボランティア養成講座の参加者を募集します
P06:今月のインフォメーション、おもいをつむぐはなみずき
P08:~はしの四季まつり~第12回水車まつりを開催します、第36回働く婦人の家まつり『作品展示発表会』を開催します、市長のつぶや記

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釜石市

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タウンポート大町 〜第2回 おたのしみ教室〜

タウンポート大町 〜第2回 おたのしみ教室〜

タウンポート大町 〜第2回 おたのしみ教室〜

 

専門店ならではの知識や情報を無料で教えてくれる楽しい講座!この秋、タウンポート大町で学んでみませんか?10月26日(水)より受付開始!

 

hタウンポート大町 〜第2回 おたのしみ教室〜

タウンポート大町 〜第2回 おたのしみ教室〜

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クリスマスリース作り
季節のスキンケア&ケークレッスン
韓国万能みそ「チョジャン」の作り方講座
作って食べよう釜石ラーメン(家でもね!!)
美味しい二子芋の炊き方講座
しあわせのお饅頭作り
秋を彩るジュエリーコンサート
簡単おやつ作り
ネイルケア&ハンドマッサージ教室

 

クリスマスリース作り

 

ドライフラワー・造花やマツボックリなどでステキなX’masを演出しましょう!

 

●開催日時: 11/4(金)、11/11(金)、11/18(金)、11/25(金) 18:45〜20:00
●場所: タウンポート1F店内
●定員: 各6名
●持ち物: リースの土台となるもの、オーナメント ※お持ちでない方はお申し出ください
●材料費: 1000円
●講師: 柏舘 英樹
 
釜石園芸
(電話:0193-23-8020 / 受付時間:9:00~17:00 / 定休日:不定休)

 

季節のスキンケア&メークレッスン

 

寒くて空気が乾燥してくるこの季節。お肌がしっとり潤うスキンケアとメークをお教えします。お試し化粧品もプレゼント。

 

●開催日時: 11/14(月)、11/21(月) 10:30〜12:00
●場所: タウンポート1F店内
●定員: 各5名
●持ち物: なし
●材料費: なし
●講師: 佐々木 淳子
 
ポーラみづきショップ
(電話:0193-22-6433 / 受付時間:10:00~17:00 / 定休日:日曜)

 

韓国万能みそ「チョジャン」の作り方講座

 

みそ、粉トウガラシ、酢、砂糖、生姜、にんにく、ごま油、味の素、ネギ、水で簡単に作れて冷蔵庫で長期保存できます。特にイカ刺しに合います。

 

●開催日時: 11/10(木)、11/17(木) 16:00〜17:00
●場所: タウンポート1F店内
●定員: 各7名
●持ち物: なし
●材料費: なし
●講師: 富田 正
 
なにわ屋
(電話:080-3324-4113 / 受付時間:13:00~17:00 / 定休日:火曜)

 

作って食べよう釜石ラーメン(家でもね!!)

 

豚骨スープを取り、その後自分で麺を茹であげて釜石ラーメンを試食します。

 

●開催日時: 11/7(月)、11/21(月) 11:00〜12:30
●場所: タウンポート1F店内
●定員: 各5名
●持ち物: エプロン・三角巾
●材料費: なし
●講師: 菅野 光夫
 
大連
(電話:0193-22-1230・080-1652-9177 / 受付時間:9:00~20:30 ※12:00~14:30は不可 / 定休日:月曜)

 

美味しい二子芋の炊き方講座

 

今が旬の二子芋のむき方から煮物の作り方までをご一緒に楽しみ、試食をします。

 

●開催日時: 11/9(水)、11/16(水) 11:00〜12:00
●場所: タウンポート1F店内
●定員: 各5名
●持ち物: エプロン
●材料費: 500円
●講師: 菅野 茂美
 
日本料理 下鴨
(電話:0193-27-8250 / 受付時間:11:00~12:00 / 定休日:日曜)

 

しあわせのお饅頭作り

 

お饅頭を一緒に包み、蒸したてを試食します。お土産用に持ち帰りいただけます。

 

●開催日時: 11/30(水) 10:00〜11:30
●場所: タウンポート2F店内
●定員: 8名
●持ち物: エプロン
●材料費: 500円
●講師: 菊地 広隆
 
餅処 小島かふぇ
(電話:0193-27-8885 / 受付時間:11:00~17:00 / 定休日:火曜)

 

秋を彩るジュエリーコンサート

 

芸術の秋にふさわしい、宝飾デザイナーたちの匠の技による本物のジュエリーをお手に取りながら生演奏をお楽しみください。

 

●開催日時: 11/19(土) 15:00〜16:00
●場所: タウンポート2F店内
●定員: 8名(大人限定)
●持ち物: なし
●材料費: なし
●講師: 山﨑 詔子
 
アトリエ金と銀
(電話:0193-22-4197 / 受付時間:11:00~15:00 / 定休日:金曜)

 

簡単おやつ作り

 

お気に入りのエプロンで簡単にできるおやつをご一緒に作ってみませんか。(その後試食・コーヒー付)

 

●開催日時: 11/9(水) 11:00〜12:00
●場所: タウンポート2F店内
●定員: 5名
●持ち物: エプロン
●材料費: なし
●講師: 髙橋 つね子
 
エプロンハウスHOT
(電話:0193-22-3433 / 受付時間:10:00~16:00 / 定休日:水曜)

 

ネイルケア&ハンドマッサージ教室

 

爪のお手入れ、手首から指先にかけてのマッサージ(ローズマリーオイル使用)をお教えします。

 

●開催日時: 11/4(金)、11/10(木) 14:00〜16:00
●場所: タウンポート2F店内
●定員: 各6名
●持ち物: フェイスタオル2枚
●材料費: 500円
●講師: 佐藤 亜由美(Anciel)
 
寿美美容院
(電話:0193-27-8280 / 受付時間:10:00~18:00 / 定休日:月曜、第1・3日曜)

 

受講料

全9講座 無料
※内容によっては材料費がかかるものもあります。

開催期間

2016年11月4日(金)〜11月30日(水)

会場

タウンポート大町 各店舗
住所:岩手県釜石市大町1-2-10

申込方法

ステップ1: 講座を選ぶ
ステップ2: 各店に電話で申込む
ステップ3: 参加する
・定員になり次第締め切らせていただきます。
・講座での販売や勧誘行為は一切ありません。
・申込は、各店の受付時間内にお願いします。
・申込の際に、受講時の持ち物をご確認下さい。

主催

タウンポート大町テナント会

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社
電話: 0193-22-3607

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

郷土芸能団体がはやしたてる中、薬師公園前の御旅所に到着したみこし(前が尾崎神社)

秋色深まる釜石まつり、復興へ市民の心意気〜曳き船にぎやか海上パレード、合同みこし渡御 16団体、1100人参加

郷土芸能団体がはやしたてる中、薬師公園前の御旅所に到着したみこし(前が尾崎神社)

郷土芸能団体がはやしたてる中、薬師公園前の御旅所に到着したみこし(前が尾崎神社)

 

 東日本大震災以降、復興祈願祭として回を重ねる伝統の「釜石まつり」は14日から3日間にわたって行われ、まちは釜石再興を目指す市民らの心意気と熱気に包まれた。呼び物の「曳き船まつり」は15日に釜石湾内で行われ、大漁旗を掲げた船団がにぎやかに海上パレード。最終日の16日は、尾崎神社と新日鉄住金釜石製鉄所山神社の両みこしが、復興の進展で変わりゆく中心市街地を練り歩いた。

 

 尾崎神社のみこしが海上を渡御する曳き船まつりは、江戸時代から受け継がれる伝統神事。東北では最も古くからの船祭りとされ、海上安全や大漁などを祈願する。尾崎半島青出浜の同神社奥宮で、みこしにご神体を迎えた13隻の船団は、秋晴れに輝く水面を進み、新浜町第2魚市場前に姿を現した。

 

秋の日差しに輝く色とりどりの大漁旗が美しい曳き船まつり

秋の日差しに輝く色とりどりの大漁旗が美しい曳き船まつり

 

 みこしを乗せた御召船「第18宝生丸」が岸壁に近づくと、乗船者と見物客が津波犠牲者の鎮魂と冥福を祈って黙とう。震災から5年7カ月が経過した海に静かに手を合わせた。

 

 各船には所有者と共に郷土芸能団体が乗り込み、鮮やかな大漁旗がはためく船上で神楽や虎舞を披露。岸壁すれすれまで船を近づけ舞を見せるなど、見物客を大いに沸かせた。

 

 源太沢町の紺野数男さん(71)は、釜石製鉄所が全盛だった人口9万人時代の祭りのにぎやかさを懐かしみ、「人出は減ったが、昔ながらの曳き船はやっぱりいいね」と笑顔。人口減の歯止めと復興加速を何よりも願った。

 

 東部地区の復興事業を手がける中央ブロック共同提案体は、みこしの担ぎ手などで約50人が3年目の協力。熊谷組工事課長の平野貴規さん(50)は「祭りへの参加はわれわれの約束。地域を盛り上げようとやっているが、自分たちも楽しませてもらっている」と話し、みこしが陸に上がる時を待った。海上渡御を終えたみこしは、盛り土造成や新魚市場建設が進む東前、浜町地区を進み、尾崎神社里宮に向かった。

 

 翌日の合同みこし渡御には16団体約1100人が参加。行列参加者が鈴子町のシープラザ遊に集まり合同祭の神事を行った後、新浜町まで練り歩いた。途中の”御旅所”や大町のお祭り広場では、各団体が神楽や虎舞、鹿踊りなどを披露。沿道を埋めた見物客から盛んな拍手を受けた。

 

子どもから大人まで幅広い年代が伝統の舞で魅せた錦町虎舞=大町目抜き通り

子どもから大人まで幅広い年代が伝統の舞で魅せた錦町虎舞=大町目抜き通り

 

 釜石製鉄所に勤務する畠山克己さん(20)は山神社のみこしを担いで2年目。「この祭りは伝統行事というのを実感するし、明るく楽しい雰囲気がいい」と満喫。釜石シーウェイブス(SW)RFCに所属するラグビー選手でもあり、「3年後のW杯に向け、復興がさらに進むよう期待する。チームも勝ち続けているので、このまま調子を上げていければ」と力を込めた。

 

 大渡町から只越町地区は復興公営住宅の建設がピークを迎え、今年に入り、完成した住宅に移り住む人たちが増えている。2基のみこしは、震災後に建設された建物が増えつつある目抜き通りを進み、見物客らに市街地復興の進展を感じさせた。

 

青葉通りに軒を連ねた祭りの出店は終始にぎわいを見せた

青葉通りに軒を連ねた祭りの出店は終始にぎわいを見せた

 

 友人5人で祭りを見にきた釜石中1年の植田麗緒奈さんは「行列に友達もたくさん出ていて、かっこ良かった。祭りはウキウキした気分になる。早く復興して活気に満ちたまちになってほしい」と未来への希望を膨らませた。

 

(復興釜石新聞 2016年10月19日発行 第530号より)

関連情報 by 縁とらんす
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復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3