釜石シネクラブ6月上映会「MONSTERZ」

釜石シネクラブ6月上映会「MONSTERZ」

釜石シネクラブ6月上映会「MONSTERZ」

 

釜石シネクラブ 第23回映画上映会 『MONSTERZ モンスターズ』

「MONSTERZ モンスターズ) (2014、日本)
監督:中山秀夫 出演:藤原竜也、山田孝之、石原さとみ 他

 

2010年の韓国映画「超能力者」を「カイジ」の藤原竜也と「闇金ウシジマくん」の山田孝之の共演でリメイクしたサスペンス・アクション。他人の意識を操り悪事を働く超能力者と、その力が唯一通じない男が運命的にめぐり会い、激しい攻防を繰り広げるさまを描く。共演に石原さとみ。監督は「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫。

 

 ひと目見るだけで誰でも思い通りに操ることが出来るその男は、その超能力ゆえに哀しい過去を持ち、必要なとき以外は力を使わずに孤独に生きていた。そんなある日、男がいつものように力を使った時、一人だけ自由に動く男がいた。彼の名は田中終一。なぜだか分からず、終一を消し去ろうとする男。終一も男の悪意に気づき、たった一人で迎え撃つ。終一にもまた、特別な能力が秘められていたのだったが…。
<allcinema>

 

日時

平成29年6月30日(金)
開場:18:30 開演:19:00(上映時間:112分)

場所

カリタス釜石多目的ホール
※駐車場には限りがあります。

入場料

無料
※釜石シネクラブの活動資金に充てるため、お一人300円を目安に「協力金」をお願いいたします。

 

◎託児あります。
お仕事帰りの金曜の夜、ご来場、お待ちしております。

主催

釜石シネクラブ、三陸映画上映ネットワーク(一般社団法人コミュニティシネマセンター、みやこ映画生協)
 
共催
認定NPO法人カリタス釜石、三陸みらいシネマパートナーズ
後援
釜石ロータリークラブ、釜石まちづくり株式会社、社会福祉法人釜石市社会福祉協議会

お問い合わせ先

釜石シネクラブ(平松) TEL: 080-1823-1571 / Mail: suiminsha@gmail.com

 

 

釜石シネクラブ

釜石シネクラブ

釜石シネクラブは、映画上映などの文化活動を通じて人と人をつなぎ、釜石の映画文化の再生を目指す市民グループです。
問い合わせ:〒026-0022 釜石市大只越町2-4-4 カリタス釜石内 / TEL 0193-27-0903 / FAX 0193-27-8070 / Facebookページ / メール
ふるさと釜石を思いながら、「釜石小唄」に合わせて踊る釜石はまゆり会の集い参加者

ふるさと復興へ熱いエール、釜石はまゆり会32回目の集い〜支援継続誓い合う、160人参加

ふるさと釜石を思いながら、「釜石小唄」に合わせて踊る釜石はまゆり会の集い参加者

ふるさと釜石を思いながら、「釜石小唄」に合わせて踊る釜石はまゆり会の集い参加者

 

 首都圏在住の釜石市出身者やゆかりの人々でつくる釜石はまゆり会(石森寛会長)の32回目の集いが3日、東京都荒川区日暮里のホテルラングウッドで開かれた。釜石から駆け付けた野田武則市長らを含め、前回を上回る約160人が参加。6年前の東日本大震災に加え、昨年夏の台風10号災害、さらに今年5月の尾崎半島山火事と”ご難続き”の古里へ「負けずに前を向こう」と熱いエールを送った。

 

 就任から3年目になる石森会長(61)=町田市=は「こんなに大勢集まっていただき、ありがたい。台風、山火事もあったが、2年後にはラグビーワールドカップ(W杯)もある。前向きに頑張ろう」と呼び掛けた。

 

 総会の部では、震災後から取り組む募金活動で、首都圏以外の個人や団体を含め4260万円余りの支援金が寄せられたことも報告。この1年間に寄せられた支援金の中から100万円が石森会長から野田市長に託された。

 

 支援金100万円を野田市長に託す石森会長(右)

支援金100万円を野田市長に託す石森会長(右)

 

 野田市長は「震災被災者の住まいの再建は本年度がヤマ場」と近況を報告。「今年は近代製鉄発祥160周年、市制80周年の大きな節目。これからも釜石を励まし、応援し続けてほしい」と呼び掛けた。

 

 現在も職員3人を釜石に派遣している荒川区の西川太一郎区長も駆け付け、「今後も支援を続けたい」とエールを送った。

 

 釜石出身の映画監督・佐藤雅道さん(67)は制作を進める映画「奇跡の釜石」について報告。釜石出身の民謡歌手で、昨年の郷土民謡全国大会でグランプリに輝いた佐野よりこさん(46)は「釜石小唄」などを自慢ののどで披露した。

 

 会場には、ラグビーW杯に向けて建設が進む「釜石鵜住居復興スタジアム」をパネルで紹介するコーナーも設けられた。

 

釜石の特産品もたくさん並び、競って買い求める

釜石の特産品もたくさん並び、競って買い求める

 

 千葉県市川市に住む宮本信子さん(64)=旧姓結城=は、新日鉄釜石ラグビー部のマネジャーなどを務めた夫政志さん(64)とともにラグビーW杯を心待ちにする。「チケット買えるかなって、夫婦で気をもんでます」と笑った。

 

 釜石市東前町出身で神奈川県横須賀市に住む佐々木幸子さん(76)=旧姓岩間=の夫實さん(82)は尾崎白浜出身。幸子さんは「古里の兄弟たちと仲がいいので、(山火事を)とても心配しました。住宅へ延焼しなくて本当に良かった」と胸をなで下ろしていた。

 

(復興釜石新聞 2017年6月10日発行 第595号より)

 

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

広報かまいし2017年6月15日号(No.1666)

広報かまいし2017年6月15日号(No.1666)

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広報かまいし2017年6月15日号(No.1666)

広報かまいし2017年6月15日号(No.1666)

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【目次】
表紙:リッチー・マコウ チャリティーフォーオール
P02:釜石市観光振興ビジョンへの意見を募集します
P04:洪水・土砂災害から身を守るために
P06:釜石市公共施設等総合管理計画を策定しました
P07:復興住宅・市営住宅入居者募集
P08:バスロケーションサービスについてなど
P10:まちの話題
P12:保健案内板
P14:まちのお知らせ
P16:釜石地区山火事警戒宣言を発令、RWC2019™ミニ通信

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1210590_2596.html
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バスロケーションサービス「バス予報」の実証実験を行います

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市は、岩手県交通(株)とアーティサン(株)の三者共同でバスロケーションサービス「バス予報」の実証実験を市内バス路線で行います。

 

「バス予報」とはスマホから近くのバス停や使いたいバス停にあと何分でバスが来るのか確認したり、バス停の位置や時刻表の表示もできるWebサイトです。

 

対象路線

・市内コミュニティバス運行路線
・大槌町方面広域バス運行路線

対象区間

「釜石市役所前」~「上大畑」間

期間

6月15日(木)~9月15日(金)まで

 

「バス予報」操作説明など詳細はこちら

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問い合わせ先

・全体に関すること: 生活安全課 電話27-8451
・Webサイト「バス予報」に関すること: アーティサン(株) 電話042-444-4815
・バスの運行に関すること: 岩手県交通(株)釜石営業所 電話25-2527

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リポビタンDチャレンジカップ2017 パブリックビューイング 開催のお知らせ

リポビタンDチャレンジカップ2017 パブリックビューイング 開催のお知らせ

 

 日本代表が世界の強豪と激突するリポビタンDチャレンジカップ2017が、6月に開催されます。

 

 ラグビーワールドカップ2019™出場に向け、現在ヨーロッパ予選で奮闘中のルーマニア代表、本大会で日本代表と同じプールになった、世界ランキング4位のアイルランド代表と戦います。

 

 日本代表の今後を占う、これら好カード3戦すべてを、釜石市内でパブリックビューイングします。

 

 入場は無料で、飲食の持ち込みは自由です。ご家族、ご友人の方とお誘いあわせの上、皆さんで盛り上がりましょう。

 

日時・会場

6月10日(土) 開場10:00 試合開始14:40
シープラザ釜石2階(釜石市鈴子町22-1)ラグビーカフェ
6月17日(土) 開場10:00 試合開始14:00
シープラザ釜石2階(釜石市鈴子町22-1)ラグビーカフェ
6月24日(土) 開場13:30 試合開始14:40
釜石PIT(釜石市大町1-1-10)

入場

6月10日・17日
全席30席入場無料、先着順(途中入退出可)
6月24日
全席84席入場無料、先着順(途中入退出可)

日時・会場

・中学生以下のお子さんは、保護者の方の同伴をお願いします。
・釜石PIT会場には来場者用の駐車場がありませんので、自家用車でお越しの方はお近くの駐車場をご利用
ください。
・会場への飲食物の持ち込みは自由ですが、各自の責任において管理し、ゴミは必ずお持ち帰りください。
・泥酔、大声等、他の来場者のご迷惑となる方につきましては、ご退出をお願いすることがあります。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-27-8420 / Fax 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1210493_3208.html
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「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

世界遺産・橋野鉄鉱山、大切に次世代へ〜近代製鉄発祥160周年 国史跡指定60周年、たたら研究会 佐々木さん記念講演

「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

 

 「近代製鉄発祥160周年」と「橋野高炉跡国史跡指定60周年」を記念した環境美化活動と講演会が3日、釜石市橋野町の世界遺産「橋野鉄鉱山」で行われた。釜石の発展に大きく貢献した製鉄業の歴史的節目を祝う記念事業の第1弾。市と市教委が主催した。

 

 橋野高炉跡とその周辺の環境美化活動には、地元栗橋地区の住民や釜石観光ボランティアガイドを中心に約100人が参加。草刈りや落ち葉回収、ごみ拾いなどの清掃に加え、高炉跡入り口に建つ「史跡橋野高炉跡碑(標柱)」「日本最古熔鉱炉記念碑」の洗浄が行われた。

 

 両碑は高炉跡が国の文化財に指定された1957(昭和32)年に建立された。記念碑裏面の碑文には「熔鉱炉百年祭を行うに当り日本産業発展の基盤を築いた大島高任翁の不滅の功績を敬仰してこの碑を建てる」とあり、当時の鈴木東民釜石市長、富士製鉄の永野重雄社長ら4人の名前が刻まれている。

 

 清掃日は史跡指定月日の6月3日と重なり、参加者は60年前から文化遺産として評価されてきた高炉跡に特別な思いを抱きながら、熱心に作業にあたった。

 

 続いて、橋野鉄鉱山インフォメーションセンターで記念講演が行われた。講師に招かれたのは、元県埋蔵文化財センター調査第一課長で、県内の発掘調査を数多く手がけてきた佐々木清文さん(盛岡市在住)。橋野高炉跡の史跡整備検討委員会の委員も務めている。

 

 たたら研究会全国委員の佐々木さんは、県内のたたら製鉄遺跡の発掘、論文執筆なども行っており、「たたら製鉄から高炉製鉄」と題し、国内外の製鉄の歴史や両製鉄技術の違いなどについて解説した。

 

インフォメーションセンターで行われた記念講演

インフォメーションセンターで行われた記念講演

 

 本県では大槌、山田、宮古などで古代の製鉄遺跡が発見されている。南部藩時代には、仙台藩から先進技術が伝えられ、18世紀には鉄生産が盛んになった。当時は1カ所で操業する永代たたらではなく、木炭産地を求めて炉を移動したため、各地に遺跡が残る。高炉製鉄が始まってからも、たたら製鉄は続き、20(大正9)年ごろまで行われたという。

 

 釜石市内のたたら製鉄は、片岸町の室浜遺跡で古代製鉄の跡が見られ、同じ室浜の川原遺跡からは中世の鉄製品が大量に見つかっている。近世になると、栗林や和山高原でもたたらが行われ、「和山7鉄山」などとも呼ばれた。栗林では釣り針に使う針金も作られていたことが分かっている。

 

 仙台藩からの技術指導だけでなく、独自に技術を学んできて、釜石でたたらを広めた人物もいた。たたらの原料は砂鉄。磁石が発見されると、たたらによる鉄鉱石精錬も試みられたが、連続操業には至らなかった。

 

 佐々木さんは「日本に製鉄が伝わって1500年余り。世界で最も進んだ製鉄を行うまでになった。近代化を物語る産業革命遺産の中で、初期の高炉跡が遺跡として残るのは釜石だけ。これは地元のたゆまぬ努力と情熱があったればこそ。大事にし、次の世代にもつないでいこう」と講演を締めくくった。

 

 市は本年度、同記念事業として12月の「鉄の週間」行事の拡大、鉄の歴史館のリニューアル、市制施行80周年と連動した記念行事の開催などを計画。世界遺産を含む鉄のまち釜石を内外にアピールする。

 

(復興釜石新聞 2017年6月10日発行 第595号より)

 

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地域の郷土芸能団体が祝いの演舞を披露し、集いの場の完成を祝った

鵜住居公民館、復旧喜ぶ〜地域住民の集いの場、復興住宅に併設整備

地域の郷土芸能団体が祝いの演舞を披露し、集いの場の完成を祝った

地域の郷土芸能団体が祝いの演舞を披露し、集いの場の完成を祝った

 

 今年1月に開所した鵜住居公民館の復旧を祝う会が4日、釜石市鵜住居町の同館で開かれた。住民らは集いの場の完成を喜び、新しい地域づくりに向けた市民活動充実へ思いを新たにした。

 

 同館は市の出先機関、鵜住居地区生活応援センターを併設する。この2つは震災前、鵜住居地区防災センターに併設されていたが、震災の津波にのまれ、完成から1年余りで流失した。震災後は仮設の施設で出先機関としての業務を行ったが、公民館活動は場所が無く、大幅に縮小した。

 

 新施設は町内中心部の復興公営住宅の建設と合わせて整備。鉄骨造り平屋、延べ床面積は約500平方メートル。多目的室や和室2部屋、調理室などがある。

 

 祝う会は、鵜住居地域会議、同館運営審議会、鵜住居地区復興まちづくり協議会で組織した開催実行委員会が主催。復興途上で、まちびらきにはまだ時間がかかるが、同館や高台への学校の完成を機に、地域の代表者が集い親睦を深め、新しい地域づくりへの機運を高めようと開催した。

 

 地域住民ら約60人が参加。実行委員長の花輪孝吉さん(鵜住居地域会議議長)が「やっと念願の施設が完成。箱崎半島部の公共交通、買い物できる場がないなど悩みはあるが、ここでラグビーワールドカップが開催されることは未来につながるものと期待感もある。この会を連携を深める機会に」とあいさつした。

 

 祝辞に立った野田武則市長は「地域住民が集う核施設が公民館。文化、教養、健康づくりに取り組んでほしい」と期待。同協議会の藤原博会長は「みんなで利用し明るい場所に。住民活動が活発化してほしい」と願った。

 

 乾杯の後、食事を味わいながら歓談。お祝いに駆け付けた田郷鹿子踊、新神町内会大黒舞、日向振興会長月会の手踊り、鵜住居青年会の虎舞を楽しんだ。

 

 同館によると、2010年度の登録自主サークルは18団体あったが、震災後は活動の休止が目立った。場所を変えながら継続した団体もあり、この6年余りで徐々に活動団体は増加。今年4月現在の登録サークルは10団体となっている。鈴木伸二館長は「新たなコミュニティーづくりや、さまざまな生活課題への対応が必要。地域の皆さんと連携し、できる限り、お役に立ちたい」としている。

 

(復興釜石新聞 2017年6月7日発行 第594号より)

 

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鉄友会創立50周年を祝い、佐々木会長(中)らが鏡開き

釜石鉄友会創立50周年祝う〜「友愛と信義」旗印に半世紀、地域貢献へ決意新たに

鉄友会創立50周年を祝い、佐々木会長(中)らが鏡開き

鉄友会創立50周年を祝い、佐々木会長(中)らが鏡開き

 

 新日鉄住金釜石製鉄所のOBで組織する釜石鉄友会(佐々木伸一会長、会員947人)は今年で創立50周年を迎え、50回目の定例総会を兼ねた記念祝賀会を1日、釜石市平田のホテルシーガリアマリンで開いた。「友愛と信義」を旗印に、会員の健康増進と相互交流を継続して半世紀。祝賀会には会員ら約130人が集い、「地域に貢献する鉄友会であり続けたい」との思いを新たにした。

 

 同会は1967(昭和42)年12月、釜石製鉄所の退職者39人で結成。当初は事務局を労働組合に置いた。74年には退職者すべてを会員の対象とするなど会社と組合の連携を深め、事務所も製鉄所構内に置いている。会員数は96年度の2360人をピークに減少を続け、本年度は950人を割り込むが、北海道から大阪まで県外在住者も約60人を数える。

 

 祝賀会で、就任2年目の佐々木会長は「スポーツや文化活動で今なお現役で頑張っている会員も多い。地域に根差し、貢献する会であり続けたい」とあいさつ。来賓の野田武則市長は「釜石製鉄所の協力があって、震災からの復興の形が見えてきた。鉄友会には町内会や地域会議などの役員として釜石を支えている会員も多い。今後も釜石の発展のために支援を」と期待した。

 

会員ら約130人が集い、さらなる地域貢献を誓う

会員ら約130人が集い、さらなる地域貢献を誓う

 

 今年4月に就任したばかりの米田寛・釜石製鉄所長は「鉄友会には釜石の鉄の歴史を次世代につなぐ役割を担ってもらいたい」とエールを送った上で、「当所としても従業員一人一人が新たな歴史を刻む当事者になれるよう日々努力していきたい」と決意を述べた。この後、佐々木会長らが鏡開きを行い、創立50周年の大きな節目を祝った。

 

 祝賀会を前に開いた総会では、在任5年を迎えた幹事4人を表彰。本年度は会員増や経費節減などに取り組み、行事計画では▽ソフトボール大会(6月14日)▽ゴルフ大会(春・秋)▽一泊旅行会(9月/男鹿半島・角館方面)▽囲碁・将棋大会(11月15日)などを予定する。

 

(復興釜石新聞 2017年6月7日発行 第594号より)

 

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三陸地域が誇る名峰「五葉山」について理解を深めたフォーラム

山の魅力、課題を語り合う「大松コース」復活を望む声も〜石楠花荘 早期改修へ、五葉山フォーラムで情報交換

三陸地域が誇る名峰「五葉山」について理解を深めたフォーラム

三陸地域が誇る名峰「五葉山」について理解を深めたフォーラム

 

 五葉山石楠花荘改修促進協議会(市川滋会長=釜石山岳協会顧問)主催の「五葉山フォーラム」が5月28日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。五葉山(標高1351メートル)の素晴らしさを再認識し、老朽化する避難小屋「石楠花(しゃくなげ)荘」の早期改修への機運を高めようと初めて企画。登山愛好者ら約80人が参加し、同山の存在意義や登山の課題について意見を交わした。

 

 東北学院大の佐々木俊三学長特別補佐が「山」の歴史的精神的意義について基調講演。五葉山に関わる団体から4人が同山の魅力やこれまでの活動経過、今後の展開などを語り合った。

 

 五葉山自然倶楽部、森の文化塾の中嶋敬治事務局長は四季折々の風景、同山がまたがる大船渡、住田、釜石の3市町から見た姿など大自然の息づかいが感じられる写真を公開。同山自然保護管理員の鈴木一敏さんは、大船渡市の日頃市中による登山道清掃などの奉仕活動を紹介した。同校は石楠花荘改修への募金活動にも協力している。日頃市地区には五葉山神社があり、古くからの信仰が地域の結いの精神も育んでいることを明かした。

 

 釜石勤労者山岳会の足立行雄さんは、長年にわたる五葉登山の思い出を披露。「途中に危険箇所がなく2時間ほどで登れる山。安心して登れるのは石楠花荘の存在が大きい。いざという時の駆け込み寺にも。少しでも早く改築が実現すれば」と期待を込めた。

 

 標高が低く積雪が少ない五葉山は、多様な動植物が生育。里山から山頂にかけヤマツツジやハクサンシャクナゲ、固有種のゴヨウザンヨウラクなど美しい花々が見られ、沢が多く水量に恵まれていることから渓流にはイワナやヤマメ、森にはホンシュウジカ、ツキノワグマ、イヌワシなどが生息する。山頂から望むリアス式海岸、早池峰山など周辺の山々も展望できる雄大な眺望は登山者を引きつけてやまない。1966年に県立自然公園に指定されている。同促進協の市川会長は「石楠花荘付近は湧き水が豊富。山頂から50メートルしか標高差のない所で地下水が出るのは非常に珍しい」と説明した。

 

 意見交換では、倒木で通行止めが続く「大松コース」の復活を望む声が上がった。「ある登山道だけに人が集中すると道が傷んでくる。大松コースは森の景観が格別。再建に向け、みんなで知恵を絞る機会も必要」との助言があった。

 

 同促進協は五葉山山麓の山岳会など3団体により昨年4月に発足。石楠花荘改修に向け署名、募金活動を展開し、3市町で組織する五葉山自然保護協議会(会長=野田武則釜石市長)への要望活動を続けてきた。募金額は300万円に到達し、現在も継続中。今年4月29日の山開きでは、野田市長や3市町の関係職員が山に登り、現状をじかに見た。

 

 促進協の事務局を務める桝澤洋光さん(釜石山岳協会理事)は「視察には建築士も同行し、建物を診断してもらった。今年度中に事業化への道筋がつけば」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年6月3日発行 第593号より)

 

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第23回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第23回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第23回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

 

平成28年に開催された希望郷いわて国体で成功のうちに終了することが出来たトライアスロン競技。

 

国体後に開催することで、国体の遺産(レガシー)を引き継ぎ、トライアスロンを通じたスポーツ振興により地域の発展により寄与できるものとするため、平成29年9月3日(日)に第23回釜石はまゆりトライアスロン国際大会が開催されます。

 

大会概要

日時

平成29年9月3日(日)
○スタート時間 <スタンダード・リレー>8:00 <スプリント>8:10
○受付 9月2日(土)~3日(日)

会場

岩手県釜石市鵜住居町根浜海岸特設会場

競技内容

【種目】スタンダード
[内容]
スイム1.5km(2周回)、バイク40km(1周回)、ラン10km(4周回)
[制限時間]
スイム: 0.75km(1周)地点まで25分、1.5km(2周)地点まで50分
バイク: 5km地点まで1時間5分、22km(折返)地点まで1時間45分、36km地点まで2時間20分
ラン: 5km(2周)地点まで3時間
全競技終了まで3時間40分
[参加費]
17,000円
[定員]
170名

 

【種目】リレー
[内容]
(スタンダードの部の内容を2~3名で分担して行う)
[制限時間]
(スタンダードの部と同じ)
[参加費]
20,000円/2名、30,000円/3名
[定員]
30チーム

 

【種目】スプリント
[内容]
スイム0.75km(1周回)
バイク20km(1周回)
ラン5km(2周回)
[制限時間]
スイム:0.75km地点まで25分
バイク:20km地点まで1時間10分
全競技終了まで1時間50分
[参加費]
12,000円
[定員]
50名

 

※競技は(社)日本トライアスロン連合公式競技規則及び釜石大会ローカルルールの規定により行います。

参加資格

○スタンダード 平成29年12月31日時点で18歳以上の高校生を除くJTU登録者
○リレー・スプリント 中学校卒業以上で完走する能力を有する方

 

※パラトライアスリートの方が参加する場合でパーソナルハンドラ―が必要な場合は選手が各自手配の上申込書の摘要欄にその旨お書き添えください。
※その他、条件、注意事項等の詳細は、 大会概要・参加申込書・アンケート・誓約書(630 KB pdfファイル) をご確認ください。

申込み

方法
○参加申込書・アンケート・誓約書を記入のうえ郵送し、参加料を振り込み
※詳しくは 大会概要・参加申込書・アンケート・誓約書(630 KB pdfファイル) をご確認ください
○インターネットで申込み(申し込みは こちら から)

 

期日
7月31日(月) ※定員になり次第締め切り

参加承認

申込者の中から選考の上、参加通知書を送付します。(8月上旬予定)

お問い合わせ

釜石はまゆりトライアスロン国際大会実行委員会
<メール> king61kamaishi@gmail.com
<TEL> 0193-22-6153
※原則として、ご連絡の際はメールを優先してくださいますようお願いいたします

 

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この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生涯学習文化スポーツ課 スポーツ推進係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / Fax 0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/gakushu_sports/detail/1210095_2411.html
釜石市

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野田市長が持つ座席にはリッチ—・マコウさんのサインが

旧国立競技場の座席をリレー、五輪遺産をラグビーW杯に〜北上市が釜石にエール、両市民ら17人 90キロをつなぐ

旧国立競技場の座席を背負ってゴールした北上市の高橋市長を釜石市の野田市長が迎える=5月31日午後5時53分、鈴子町のシープラザ釜石前

旧国立競技場の座席を背負ってゴールした北上市の高橋市長を釜石市の野田市長が迎える=5月31日午後5時53分、鈴子町のシープラザ釜石前

 

 2019年にラグビーワールドカップ(W杯)が開催される釜石市に5月31日、旧国立競技場(東京都新宿区)の座席が北上市からリレーマラソンで届けられた。この座席は建設中の釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)の客席最前列に設置される予定で、国立競技場、岩手国体のレガシー(遺産)を受け継ぎ、ラグビーW杯の成功に向けて機運を高める。

 

 北上市は、3年前に解体された旧国立競技場の座席6500席を譲り受け、このうち6千席を昨年の岩手国体の主会場となった北上陸上競技場に設置。予備として保管していた座席のうち300席を釜石市が譲り受け、鵜住居スタジアムで活用することになった。

 

 リレーマラソンはチャレンジデー北上イベントの一つとして企画された。午前8時、第一走者のマラソン五輪メダリスト有森裕子さんが座席を背負い、「皆さんの思いを背負って走ります」と宣言して出発。釜石まで約90キロの道のりを北上、釜石両市民ら17人がリレーでつないだ。

 

 午後6時前、最終ランナーとなった高橋敏彦市長が、釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーや新日鉄釜石ラグビー部日本一V7メンバーの千田美智仁さん(北上市ラグビー協会会長)と共にシープラザ釜石にゴール。野田武則釜石市長に手渡された。

 

野田市長が持つ座席にはリッチ—・マコウさんのサインが

野田市長が持つ座席にはリッチ—・マコウさんのサインが

 

 この座席には、先月27日に釜石を訪れたラグビー元ニュージーランド代表主将リッチー・マコウさん(36)のサインが入っている。高橋市長は「多くのスポーツマンの熱い思いが込もっている。ラグビーW杯の盛り上げにつながるのではないか。共に頑張ろう」とエール。野田市長は「国立競技場、岩手国体のレガシーが加わった。北上市民の熱い思いに応えたい」と感謝した。

 

 V7時代の赤いジャージーを着て臨んだ千田さんは「釜石のV7を見届けた、あの座席と思うと感慨深い」、桜庭さんは「これからの釜石のレガシーに生かしたい」と決意を込めた。

 

(復興釜石新聞 2017年6月3日発行 第593号より)

 

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移設された三鬼隆像の前で演奏する釜石中・釜石高生

三鬼隆の石像を移設、釜石地域の振興に貢献〜見つめた昭和園グラウンドは警察署に

移設された三鬼隆像の前で演奏する釜石中・釜石高生

移設された三鬼隆像の前で演奏する釜石中・釜石高生

 

 東日本大震災後に仮設住宅の用地に充てられた釜石市中妻町の昭和園グラウンドの一角にある三鬼隆(1892~1952年)の石像が同グラウンドに隣接する新日鉄住金釜石製鉄所の接客施設「楽山荘」の近くに移設され、27日に完成を祝う記念式が行われた。昭和園グラウンドは長く、スポーツや地域の祭りなどで使われ、市民に親しまれた。仮設住宅はすでに撤去。今後、津波で被災した釜石警察署などが建設されることになっている。

 

 釜石のスポーツ振興に尽力した三鬼隆の石像は、遺徳をしのび市民ら有志で結成された「三鬼会」が53年3月に同グラウンドに建立。釜石署などが建設されることに伴い、楽山荘前にある広場の一角に先月、移設された。

 

 市が主催した記念式には85人が出席した。野田武則市長は「地域に貢献した三鬼氏とグラウンドの歴史を振り返りながら新しいまちの姿を目指し、市民とともに歩んでいきたい」とあいさつ。釜石中、釜石高生によるフルート演奏で移設を祝った。この日は楽山荘を一般開放。釜石茶道協会によるお茶会も催された。

 

 中妻地域会議の佐藤力議長は「住民にとって欠かせないグラウンドで、数々のドラマが生まれた場所だった。新たな運動場の整備など今後のまちづくりがより良い方向に進んでほしい」と願った。

 

 三鬼は、33年の昭和三陸津波で被災した釜石に心を痛め、住民の救済や復興にも尽力したと言われている。2011年の震災から復興に歩む釜石をどう思うか。新日鉄住金釜石製鉄所の米田寛所長は「グラウンドを見つめる位置に三鬼さんの像があるが、その視線の先には鵜住居が見えていると思う。復興の歩みを後押しするものとなる2019年ラグビーワールドカップに向け一致団結し、成功を願っているのでは」と話した。

 

 ■三鬼隆(みき・たかし)
 盛岡市出身。大学を卒業後、田中鉱山に入社し、戦後、日本製鉄社長、八幡製鉄初代社長、日経連会長を歴任した。

 

 釜石との関わりは1920年、田中鉱山釜石製鉄所に赴任したのが始まり。1年足らずで離任するも、28年に釜石鉱山釜石鉱業所の庶務課長として再び赴任する。当時製鉄所では労働争議があり、働く環境を整えるとともにスポーツを通じて従業員の融和を図ろうと考えた三鬼が率先して取り組んだのが同グラウンドの整備で、30年に開場。「正しく強く朗らかなスポーツ精神」との持論のもと、野球、剣道、陸上、水泳など各部の創設にも助力した。町議会議員も務め、地域全体の振興にも貢献したが、1952年4月9日、日航機「もく星号」の墜落事故で犠牲となった。

 

(復興釜石新聞 2017年5月31日発行 第592号より)

 

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