「お宝&鉄人発掘博覧会」の決起集会で、多くの市民の参加を呼びかける鉄人ら

釜石の魅力、丸ごと体験〜お宝&鉄人発掘博覧会、参加呼び掛け

「お宝&鉄人発掘博覧会」の決起集会で、多くの市民の参加を呼びかける鉄人ら

「お宝&鉄人発掘博覧会」の決起集会で、多くの市民の参加を呼びかける鉄人ら

 

 食、歴史・文化、産業、遊びなど釜石の魅力を丸ごと体験できる「釜石のお宝&鉄人発掘博覧会」(釜石シティプロモーション推進委員会主催)は18~20日を中心に市内各地で行われる。昨年に続く企画で、今回は「釜石の暮らしと水」をテーマに21のプログラムを用意した。開催を前に2月22日、鉄人らが集まり、多くの参加を呼び掛けた。

 

 大町の青葉ビルで開かれた「決起集会」で、事務局を担当する三陸ひとつなぎ自然学校代表理事の伊藤聡さんは「釜石には魅力的な人が多い。震災でさらに増え、外との接点も広がった。昨年に続く企画で”つながり人口”をもっと増やしたい」とアピールした。

 

 体験プログラムは昨年より1つ増えて21に。このうち8つは新しい企画という。合わせた定員は約230人(延べ)。プログラム(鉄人)は次の通り。問い合わせは釜石シティプロモーション委員会(電話0193・22・2111/内線192)へ。

 

▽ワカメの収穫と塩蔵体験ツアー(おはこざき市民会議)12日
▽リラクゼーション乗馬(三陸駒舎・漆原豊)18~20日
▽ホースセラピーの仕事体験(同)同
▽南部杜氏と酒蔵見学(浜千鳥・奥村康太郎)19日
▽古民家で仕込むみそ造り体験・発酵食ランチを楽しむ会(藤勇醸造・小山和宏)19~20日
▽石窯ピザづくり体験(創作農家こすもす・藤井サヱ子)18~19日
▽豆腐づくり体験(A&Fグリーンツーリズム委員会)18日
▽コーヒー飲み比べ(ハピスコーヒー・岩鼻伸介)18日
▽コーヒー手焙煎体験(同)20日
▽釜石ラーメンスタンプラリー/12~20日
▽わかめ漁師に弟子入り(両石港・久保宣利)19~20日
▽尾崎半島クルーズ(尾崎100年学舎・久保晨也)19日
▽桜満開牡蠣ができるまで(佐々進一、佐々木健一)19~20日
▽春の流しそうめんまつり(釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクト・宮崎達也)20日
▽鉄ものづくり(岩間鉄工所・岩間邦明)19日
▽栗林フォトリップ(釜石観光ボランティアガイド会・藤原信孝)19日
▽間伐現場見学(釜石地方森林組合・坂本和幸)19日
▽三鉄車両洗い隊(三陸鉄道・菊池弘充)19日
▽ロケットストーブ作り(ユナイテッドグリーン・山田周生)19日
▽避難道・絆の道整備(根浜MIND・岩崎昭子)18日
▽釜石製鉄所工場見学(新日鉄住金釜石製鉄所)18日

 

(復興釜石新聞 2017年3月1日発行 第567号より)

関連情報 by 縁とらんす
Meetup Kamaishi 2017 | オープンシティ釜石
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釜石高の生徒らに大歓迎を受けた倍賞さんら

「心の復興」歌で応援〜倍賞千恵子さん、トーク・コンサートで魅了

夫婦で歌声を披露した倍賞千恵子さんと小六禮次郎さん

夫婦で歌声を披露した倍賞千恵子さんと小六禮次郎さん

 

 エンターテインメントを通じた東日本大震災復興支援活動を続ける一般社団法人チームスマイル(東京都渋谷区)の「”わたしの夢”応援プロジェクト」で、女優の倍賞千恵子さんが2月26日、釜石市を訪れた。倍賞さんがナレーションを務めた映画「世界でいちばん美しい村」の上映やトークショー、ミニコンサートが行われ、160人の観客を楽しませた。

 

 イベントは大町の情報交流センター釜石PITで開かれ、倍賞さんと同映画を撮影した石川梵監督、倍賞さんの夫で作曲家の小六禮次郎さんがゲストに招かれた。

 

 「世界でー」は、2015年のネパール大地震で甚大な被害を受けたヒマラヤ山岳地帯の震源地の村「ラプラック」で生きる人々を追ったドキュメンタリー映画。写真家の石川さんが自身初の映画製作に挑んだ。

 

 同村は標高2200メートルの傾斜地にあったが、地震で地盤が緩み生活が困難になったため、村人の大半は徒歩で1時間半登った標高2700メートルの高地でキャンプ生活を送っている。石川監督は壊滅した村で出会った14歳の少年とその家族に思いを寄せ、被災後の一家の暮らしと村の復興への歩みを映像に収めた。厳しい環境の中で明るくたくましく生きる姿、家族の絆、神への祈り―。雄大な自然に育まれながら生きる人々の強さが圧倒的な映像美とともに見る者を引き込む。

 

 トークショーで石川監督は「同じ被災という経験をした東北の人たちにぜひ見てもらいたい映画。気持ちを共有して、ネパールと何らかのつながりが生まれれば」と期待。倍賞さんは「人間が生きていく原点みたいなものを学んだ気がして、自分自身の生き方を見つめ直した。東北もこれからいろいろな問題が起きてくると思うが、心を込めて話し合えば人は必ず通じ合える。頑張っていきましょう」とエールを送った。

 

 ミニコンサートでは、倍賞さんが小六さんとステージに。代表作の映画「男はつらいよ」から「さくらのバラード」、自身最大のヒット曲「下町の太陽」など7曲を聞かせ、年配客らの懐かしさを誘った。

 

 大只越町の森美智子さん(73)は「国や宗教が違っても人間の根本的な営みは変わらないと感じた。倍賞さんの歌声は声量もあって素晴らしい。元気をもらった」と満足そうに会場を後にした。

 

 同プロジェクトの釜石でのイベントは昨年8月の布袋寅泰さん、10月の川淵三郎さんに続き今回で3回目。

 

倍賞さん 釜石高で交流、音楽部員にアドバイス〜忘れられない思い出に

  

釜石高の生徒らに大歓迎を受けた倍賞さんら

釜石高の生徒らに大歓迎を受けた倍賞さんら

  

「”わたしの夢”応援プロジェクト」で釜石市を訪れた倍賞千恵子さんらは2月26日午前、甲子町の釜石高(佐藤一也校長)で同校音楽部(6人、太田圭香部長)の部員らと交流を深めた。

 

 音楽部のほか部活動中の各部員らが校舎玄関前で盛大にお出迎え。交流会は3階の石楠花ホールで開かれた。音楽部は進路が決まった3年生の部員3人とともに、ピアニストの小原孝さんが作詞した「願い~震災をのり越えて」を披露。部員らの思い入れが強く、大切に歌い継いでいるこの曲を、手話を交えて歌い上げた。

 

 真剣な表情で聞き入った倍賞さんは「いろいろな歌を歌っていると、どこかで虚構が入ってしまったりするが、シンプルに気持ちだけを伝えようとする姿に胸がいっぱいになった」と絶賛。この曲の歌詞を朗読して聞かせ、多彩な声のトーンや感情移入、間の取り方などプロの表現力で部員らを魅了した。

 

 このほか部員らは、倍賞さんが登場人物の声を演じ、主題歌を歌って大ヒットしたアニメ映画「ハウルの動く城」より「世界の約束」を披露。映画の映像をバックに美しいハーモニーを届けた。歓迎と感謝の気持ちが込められた歌を受け、最後は倍賞さんが「忘れな草をあなたに」を夫の小六禮次郎さんのピアノ伴奏で歌い、ホールを大きな感動で包んだ。

 

 「ハウル―」の大ファンという音楽部前部長の萬海果さん(3年)は「元気で天真爛漫(らんまん)な姿や見送りの時にハグしてくれたやさしさ。倍賞さんはとても温かい素敵な方でした。一生忘れられない思い出です」と感激の表情。「倍賞さんが朗読してくれている時、感極まって涙がこぼれそうになった」と話すのは現部長の太田さん(2年)。歌詞の意味を理解して歌うことがいかに大事かをあらためて実感し、「たくさんの人を感動させられるよう今後に生かしたい」と気持ちを新たにしていた。

 

(復興釜石新聞 2017年3月1日発行 第567号より)

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釜石オープンアカデミーの開催について

【3月3日開催・企業経営者・ビジネスマン必見】釜石オープンアカデミーの開催について

釜石オープンアカデミーの開催について

 

日本のビジネス界の第一線で活躍されている講師をお招きし、「多様な人材が活躍し、様々なビジネスが展開されるまちを目指して」をテーマに「釜石オープンアカデミー」を開催いたします。
どなたでも参加できますので、お気軽にご参加ください。

 

釜石オープンアカデミーチラシ

釜石オープンアカデミーチラシ

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日時

平成29年3月3日(金)18時~20時30分 ※開場:17時30分~

会場

釜石PIT(釜石情報交流センター) ※釜石市大町1-1-10

内容

■挨拶 釜石市長 野田 武則
■講演①
講師 政所 利子 氏(株式会社玄 代表取締役)
演題 「ヒト・コト・モノづくり」
■講演②
講師 阿部 洋己 氏(キリンビバレッジ株式会社 元代表取締役社長 / 阿部経済研究所所長)
演題 「人を活かすリーダーシップ」
■取組紹介
説明 釜石市総合政策課オープンシティ推進室 室長 石井 重成
内容 釜石市オープンシティ戦略の施策・事業の紹介(釜石ローカルベンチャー事業、労働力発掘人材マッチング事業等の紹介)

無料

無料(事前申込制)

共催

釜石シティプロモーション推進委員会、釜石市

問い合わせ先・申込先

釜石市総合政策課オープンシティ推進室
TEL:0193-22-2111(内線132・192)
FAX:0193-22-2686
MAIL:sougou(アットマーク)city.kamaishi.iwate.jp
※スパムメール対策のため、「@」を「アットマーク」で表記しています。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 総合政策課 オープンシティ推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(内線 132) / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/1207644_3278.html
釜石市

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CINEPIT映画上映会「四月は君の嘘」

CINEPIT映画上映会「四月は君の嘘」

CINEPIT映画上映会「四月は君の嘘」

 

月刊少年マガジンで連載され、”泣けるラブストーリー”として累計発行部数500万部を超え、アニメ化もされた「四月は君の嘘」が待望の映画化。Blu-ray&DVDの発売より一足お先に、CINEPITに登場です。

 

上映日時

2017年3月20日(月・祝)
①開場:10:30 開演:11:00
②会場:13:30 開演:14:00

入場料金

大人1,000円 / 高校生以下500円(1ドリンク付き)
※通常のCINEPIT料金とは異なりますのでご注意ください。

 

会場

チームスマイル・釜石PIT
(釜石情報交流センター内)

主催

CINEPIT運営委員会
(釜石まちづくり株式会社、一般社団法人チームスマイル、釜石市、釜石シネクラブ、みやこ映画生協)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:みやこ映画生協 TEL 0193-64-5588

 

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

【Oh!マチ Music Festa】フリーマーケット出店者募集

【Oh!マチ Music Festa】フリーマーケット出店者募集

【Oh!マチ Music Festa】フリーマーケット出店者募集

 

申込期間が延長されました(4月20日まで)

 

ゴールデンウィークの五月晴れの空の下、音楽に包まれながら、出店してみませんか?

 

「Oh!マチ Music Festa」は釜石の中心市街地の賑わいづくりを目的として、商店街が中心となって行う音楽イベントです。

 

https://ohmachi-musicfesta.jimdo.com/

Oh!マチ Music Festa 2017 フリーマーケット実施概要

リンク


 

会場

釜石市大町 青葉通り緑地帯 および 大町広場

開催日

2017年5月3日(水・祝) 受付9:00〜10:30 / 退出16:00〜17:00

募集数

最大20区間(1区間 2m×2m)

出店料

1,000円/区画

申込期間

2017年3月1日〜4月20日(当日消印有効) 3/28更新
2017年3月1日〜3月31日(当日消印有効)

申込方法

必要事項を明記の上、ハガキ 又は メールにてご応募下さい。
 
必要事項
①代表者氏名、②郵便番号、③住所、④携帯電話番号、⑤代表者年齢、⑥参加人数、⑦希望区画数、⑧取扱商品
 
送付先
〒026-0024 岩手県釜石市大町3-2-2
大町商店街振興組合事務所内
Oh!マチ Music Festa 実行委員会 フリーマーケット係
 
メールアドレス
ohmachi.music.festa@gmail.com

 

※予定区画数に達した場合には応募を締め切らせていただきます。
※区画数はご希望に添えない場合があります。
※出店者には4月10日頃から順次、出店証を発送します。

注意事項

・フリマでのテントの使用は禁止します。
・飲食物、動植物、危険物、毒劇物、わいせつ物、偽ブランド品の販売はご遠慮ください。
・代表者は18歳以上とします(高校生以下のみは不可)
フリーマーケット注意事項 (PDFファイル/142.7KB)

主催

Oh!マチ Music Festa 実行委員会
 
《後援》
釜石市、釜石商工会議所、釜石観光物産協会、釜石市芸術文化協会、釜石東部コミュニティ振興グループ

お問い合わせ

Oh!マチ Music Festa 実行委員会
TEL: 0193-24-3660
メール: ohmachi.music.festa@gmail.com
https://ohmachi-musicfesta.jimdo.com/

 

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

問い合わせ:Oh!マチ Music Festa 実行委員会 / TEL・FAX 0193-24-3660 公式サイト / メール
学区内のお年寄りにヒヤシンスの花を贈る白山小児童

高齢者世帯を彩るヒヤシンス〜白山小児童、今年もプレゼント

学区内のお年寄りにヒヤシンスの花を贈る白山小児童

学区内のお年寄りにヒヤシンスの花を贈る白山小児童=21日、大平町の仮設住宅団地

 

 白山小(栗澤弘校長、児童50人)は21日までに、学区内に住む高齢者100世帯に花をプレゼントした。今年で8回目になる取り組み。児童らは近所の家を訪問し、美しくラッピングしたヒヤシンスを届けた。

 

 21日は寒い風が吹く中、3・4年生(14人)が大平町の仮設住宅団地2カ所、28世帯を訪問した。鉄の歴史館の近くにある第2団地でも、在宅の住民に花と児童のメッセージなどを贈った。

 

 平野武雄さん(83)、タマ子さん(80)夫妻には、3年の成田彗七君と佐々木梨杏さんが、咲き誇った白花を届けた。平野さんは震災で嬉石町の自宅を流失。仮設住宅の生活は5年半を過ぎた。入り口の周囲には、これまで白山小から贈られた花などの鉢植えを置き大事に育てている。

 

 タマ子さんは「私の子どもも白山小を卒業した。被災後4カ月半の避難生活も学校でお世話になった。まだ寒いけど、元気に勉強して」と児童に語りかけた。今年の夏には同校に近い災害復興住宅に入居する。

 

 成田君は「花を喜んでくれてうれしい。花を育てるのに、水をきれいにするよう気を付けた」、佐々木さんは「私は黄色や赤など華やかな色が好き。ヒヤシンスはいい香りがする」と話した。

 

 この活動は、市の「かまいしコミュニティスクール事業」を導入、震災前から継続している。昨年11月から150個の球根を教室で水耕栽培。児童は観察し、水換えを続けた。冬を乗り越え、大半の株が色とりどりの花を咲かせた。

 

(復興釜石新聞 2017年2月25日発行 第566号より)

 

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広報かまいし2017年3月1日号(No.1659)

広報かまいし2017年3月1日号(No.1659)

広報かまいし2017年3月1日号(No.1659)

 

広報かまいし2017年3月1日号(No.1659)

広報かまいし2017年3月1日号(No.1659)

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【目次】
表紙:東日本大震災津波 岩手県・釜石市合同追悼式開催のご案内、鵜住居地区防災センター跡地に慰霊と献花の場を設けます
P02:Meetup Kamaishi 2017
P04:復興住宅入居者の再募集・市営住宅入居者の募集をします
P05:4月3日㈪に「病後児保育室ほほえみ」を開所します、平成29年度釜石市育英会奨学生を募集します、鵜住居地区 工事のため通行止めになります
P06:今月のインフォメーション、おもいをつむぐはなみずき
P08:「避難準備情報」などの名称が変更になりました、釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください、市長のつぶや記

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1207994_2596.html
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いわてしゅみしゅみマルシェ三陸編

岩手暮らしの魅力発信、しゅみしゅみマルシェ三陸編〜趣味を切り口に定住促す、沿岸各地から46人集う

いわてしゅみしゅみマルシェ三陸編

趣味の話で盛り上がる参加者。友達の輪を広げ、岩手暮らしを楽しむきっかけを得た

 

 本県にU・Iターン(移住)した人たちに岩手暮らしの魅力を発信し、定住促進の一助とするイベント「いわてしゅみしゅみマルシェ三陸編」が19日、釜石市大町の青葉ビルで開かれた。任意団体の「岩手移住計画」(手塚さや香代表)が企画し、沿岸地域でさまざまな趣味を楽しむ人たちと参加者が交流。新たな出会いと仲間作りの場に笑顔が弾けた。

 

 参加対象は本県に引っ越して5年目程度までの人。30人の定員で募集したが、予想以上の反響があり、釜石・大槌地区を中心とした沿岸各地と遠野市、住田町から46人が集まった。会では「岩手暮らしを楽しむ達人」として、U・Iターン経験者ら5組のゲストが趣味や交流活動について話した後、グループに分かれて参加者と歓談した。

 

 埼玉県出身で2013年から釜石市に住む三木真冴さんは、四季を通じた登山や沢登り、山から山への縦走、現在の住まいとなっている空き家のリノベーションを紹介。山田町の魅力を楽しむ部活動を展開する「やまだくじら大学(仮)」の道又夕夏さんと佐藤健さんは、探検部、海鞘(ほや)部、ビール部など興味のあることに集う活動をアピールした。このほか、白いスニーカーに絵を描いて世界に1足のアート靴に仕上げる女性、音楽DJやバーベキューを得意とする男性らが登場。参加者は互いに自己紹介し、ゲストから個性豊かな趣味の面白さを聞いた。

 

 12年に山口県萩市から大槌町に復興支援に入り、現在も支援団体に所属しながら、まちのコミュニティー再生などに取り組む生利望美さん(35)は「趣味を極めている人たちのすごく楽しんでいる姿が印象的。このような会は大槌では少ないので、人脈の輪も広げたい」と目を輝かせた。

 

 岩手移住計画は、釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)として釜石地方森林組合で勤務中の手塚代表が、県内のU・Iターン仲間と14年10月に立ち上げた。15、16年に盛岡、釜石、大槌で岩手移住者交流会を開催。メンバーから「趣味という切り口でやってはどうか」と提案があり、昨年11月に盛岡編を開催した。

 

 「趣味の話題だと話しやすいようだ。仲間うちの活動は外からは知る機会が少ないので、こういう場で互いのマッチングができれば。参加者同士がつながって具体的な体験企画などで交流を深めていければ」と手塚代表。

 

(復興釜石新聞 2017年2月25日発行 第566号より)

 

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