スイムを終え、バイクレースに向かう男子の選手

釜石トライアスロン25年を結実、いわて国体本大会〜男子94人、女子88人 全力レース

スイムを終え、バイクレースに向かう男子の選手

スイムを終え、バイクレースに向かう男子の選手。気温20度、秋晴れの天候の下、力強くペダルをこぎ出した。釜石東中生ら沿道の観客の熱い声援が選手の背中を押す=根浜の漁港付近

 

 1日に開幕した希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)本大会のトライアスロン競技が2日、釜石市鵜住居町の根浜海岸特設会場を発着点に行われた。本国体から正式競技となったトライアスロン。震災による津波被害を乗り越え、根浜でのトライアスロン復活へ歩みを重ねてきた地元の競技関係者は、万感の思いでレースを見つめ、日本のトライアスロン史に名を刻む新たな一歩に誇りをにじませた。

 

本国体から正式競技に 地元関係者 万感の思い

 

 47都道府県の代表、男子94人、女子88人が出場。男女別にスイム(遠泳)1・5キロ、バイク(自転車)40キロ、ラン(長距離走)10キロの総距離51・5キロの3種連続競技を栗林町と箱崎町にまたがるコースで繰り広げた。沿道では地域住民のほか、栗林小、鵜住居小、釜石東中の全校児童・生徒約330人が応援。唐丹中の2、3年生18人は給水ボランティアなどで活躍した。選手らは各所で熱い声援を受けながら全力でレースに挑み、震災から6年目の被災地に大きな力を与えた。

 

 競技は、男子が東京都、女子は千葉県の2選手がワンツーフィニッシュを飾り、正式競技初の大会を制した。千葉の女子はリオデジャネイロ五輪に出場した上田藍、加藤友里恵の両選手がオリンピアンの実力を発揮し、”トライアスロン王国千葉”の名を知らしめた。優勝した上田選手(32)は「競技を続けてきて良かったと思える瞬間だった。これを励みに2020年の東京五輪に向け、目標を一つ一つ達成していきたい」と、リオのリベンジを誓った。

 

記念すべき正式競技第1回大会で見事、入賞を果たした男女の選手ら

記念すべき正式競技第1回大会で見事、入賞を果たした男女の選手ら

 

 本県代表(男女各2人)の最高成績は男子、寺澤光介選手(22)の21位(1時間55分33秒)。「入賞に届かず、ふがいない結果」と悔しさを口にしたが、「地元の声援が心に響き、何とかゴールまでたどり着けた。恩返しは遠くなるが五輪出場で果たしたい」と強い決意を示した。女子24位(2時間11分29秒)の細川久実子選手(36)は自己ベストを約8分縮めた。「震災前の根浜を知る者として、ここで再び3種目できたことがうれしい。今国体を機にトライアスロンの楽しさを感じてもらえれば」と競技の認知、普及に期待を込めた。

 

 釜石トライアスロン協会が中心となり、1990年から”はまゆりトライアスロン大会”を継続してきた同市。2011年の震災で会場の根浜地区は甚大な被害を受けたが、関係者の競技復活への熱意で12年にオープンウォータースイミング(遠泳)、13年にアクアスロン(スイム、ラン)、14年にはトライアスロンの大会を成し遂げ、昨年の国体リハーサル大会を経て今国体を迎えた。

 

 全国から集結した選手らは、震災や台風の影響がある中での大会開催に深く感謝し、「トライアスロンをメジャーに」と競技の振興を誓い合った。

 

 男女上位3人の記録は次の通り。

 

【男子】
①古谷純平(東京都)1時間50分25秒
②小田倉真(同)1時間50分53秒
③谷口白羽(愛知県)1時間51分11秒
【女子】
①上田藍(千葉県)2時間00分01秒
②加藤友里恵(同)2時間02分09秒
③福岡啓(神奈川県)2時間02分17秒

 

成年男子1位の古谷純平選手、2位の小田倉真選手、3位の谷口白羽選手

成年男子1位の古谷純平選手=東京都=(中央)、2位の小田倉真選手=同=(左)、3位の谷口白羽選手=愛知県=(右)

 

成年女子1位の上田藍選手、2位の加藤友里恵選手、3位の福岡啓選手

成年女子1位の上田藍選手=千葉県=(中央)、2位の加藤友里恵選手=同=(左)、3位の福岡啓選手=神奈川県=(右)

 

(復興釜石新聞 2016年10月5日発行 第526号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

Team Smile presents “わたしの夢”応援プロジェクト vol.6〜川淵三郎 vs 釜石の高校生「キャプテン・サミット in 釜石」

わたしの夢応援プロジェクト「キャプテン・サミット in 釜石」 川淵三郎 vs 釜石の高校生

Team Smile presents “わたしの夢”応援プロジェクト vol.6〜川淵三郎 vs 釜石の高校生「キャプテン・サミット in 釜石」

 

Team Smile presents “わたしの夢”応援プロジェクト vol.6〜川淵三郎 vs 釜石の高校生「キャプテン・サミット in 釜石」

日本一有名なキャプテン・川淵三郎と、釜石の高校生キャプテンたちが、チームの夢・キャプテンの夢を世代を超えて語り合うトーク&シンポジウム。釜石の若きリーダーたちの言葉を、しかと受け止めてみませんか?

 

Team Smile presents “わたしの夢”応援プロジェクト vol.6〜川淵三郎 vs 釜石の高校生「キャプテン・サミット in 釜石」

Team Smile presents “わたしの夢”応援プロジェクト vol.6〜川淵三郎 vs 釜石の高校生「キャプテン・サミット in 釜石」

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日時

2016年10月23日(日) 13:30〜受付開始 / 14:00〜スタート

場所

チームスマイル・釜石PIT
岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

入場料

無料
※観覧ご希望の方は、当日、直接会場にお越しください。事前予約は不要です。
※先着100名までご入場いただけます。
※ご来場者多数の場合は、入場をお断りする場合がございます。ご了承ください。

主催

一般社団法人チームスマイル
〜つなげよう、感動。つながろう、東北の笑顔。〜
https://www.team-smile.org/

問い合わせ

釜石まちづくり株式会社
電話: 0193-22-3607

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

記念式典で年長児が息の合った鼓隊演奏を披露した

正福寺幼稚園、園舎の完成祝賀会〜園児も演奏で喜び表現

記念式典で年長児が息の合った鼓隊演奏を披露した

記念式典で年長児が息の合った鼓隊演奏を披露した

 

 釜石市甲子町の学校法人釜石学園(理事長=須藤寛人・正福寺住職)が運営する正福寺幼稚園(菊池久園長、園児69人)の園舎落成記念式典が9月25日、同園で行われた。8月に完成したばかりの新しい園舎で、園児たちは「ぴかぴか輝いている幼稚園でいっぱい遊びます」と、お祝いに駆け付けた関係者ら約50人に約束した。

 

 須藤理事長は「子どもたちを取り巻く環境は変化しているが、安全で安心な環境を整えて成長を見守っていきたい。地域の安全にも貢献していく」とあいさつ。野田武則市長が「新しい園舎で幼児教育の充実により子どもを育むとともに、地域の子育て応援拠点としての機能拡大にも期待する」と祝辞を述べた。

 

 設計、施工に関わった2業者に感謝状を贈呈。年長児22人は鼓隊演奏を披露し、「すてきな幼稚園をありがとうございます」と声を合わせた。

 

 同園は1936年に正福寺の境内にフタバ保育所として開設したのが始まり。54年にふたば保育園と改称、72年に現園名に改め、74年まで3期にわたり園舎新築工事が行われた。40年ぶりの改築は認定こども園(幼稚園型)への移行に伴うもので、今年3月に新園舎の改築工事に着手し、約5カ月かけて完成した。

 

 新園舎はNSスーパーフレーム工法(スチールハウス)による平屋で、延べ床面積は約990平方メートル。ゆったりとした廊下や木のぬくもり感あふれる内装など、子どもたちの健やかな成長に配慮している。

 

 8月25日に2学期の始業式を行い、新園舎での保育を開始。園児らは「広い廊下、かわいいトイレが気に入った」「お部屋に水道があってうれしい」などと喜んでいた。

 

(復興釜石新聞 2016年10月1日発行 第525号より)

 

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釜石お店なう : アンジェリック洋菓子店

岩手のこだわりの食材を使用したオリジナリティ溢れる創作菓子のお店「アンジェリック洋菓子店」

アンジェリック洋菓子店

 

はじめまして!これから釜石のお店紹介を担当する、“釜石お店なう”です。釜石のお店のHOTな情報や釜石に住んでいても実は知らない釜石のお店の魅力をお伝えしていきます!!

 

第1回目にご紹介するお店は、「アンジェリック洋菓子店」です。

 

https://kamaishi-town.com/archives/6482233.html

釜石お店なう : アンジェリック洋菓子店

このサイトは釜石商工会議所が運用する、岩手県釜石市の店舗・その他施設の情報を発信するタウン情報サイトです。少しづつ情報を増やし、よりリアルタイムで情報をお届けできるようにしていきます。
リンク


 

震災後、「釜石鉄鉱石シュケット」や「釜石ラガークッキー」、「釜石港通り塩マドレーヌ」など、SL銀河の運行やラグビーワールドカップ開催のために力を入れて開発した釜石のお土産シリーズでも知られています。

 

特にも「釜石鉄鉱石シュケット」は、第1回おいしい釜石コンテストのスイーツ部門で金賞を受賞し、「釜石港通り塩マドレーヌ」は、釜石コレクション認定商品に選ばれるなど、ひとつひとつ実績を積み上げているお店です。

 

釜石鉄鉱石シュケット

第1回おいしい釜石コンテストのスイーツ部門で金賞を受賞した「釜石鉄鉱石シュケット」

 

震災前は嬉石町で和洋菓子店として営業しており、大福やシュークリームなどが人気がありました。

 

釜石港通り塩マドレーヌ

釜石コレクション認定商品に選ばれた「釜石港通り塩マドレーヌ」

 

東日本大震災で嬉石町の店舗が流出し、震災後からはシープラザ釜石で営業しています。復旧ボランティアの方達が訪れた際や地元のお客さんが遠出する際など、お土産として買える商品はないか、という要望が多くあったことから、遠くへ持って行っても日持ちする焼き菓子の商品を増やし、現在の「釜石鉄鉱石シュケット」や「釜石ラガークッキー」等が生まれました。

 

釜石ラガークッキー

釜石郷土菓子かまだんご味の釜石ラガークッキー

 

今年の春に発売された「もなかクッキーかまいしコロンチョコ」は、チョコクッキーに貝型のもなか生地がかぶさるように覆っている可愛らしいクッキーです。

 

常に前を向き、新たな商品作りに邁進している「アンジェリック洋菓子店」の今後の商品も楽しみですね。釜石お店なうの紹介ページでは、より詳しい情報も掲載しております。こちらもぜひご覧ください。

 

次回のタウンレポートでは、各店で品薄状態になっている、釜石のある企業とコラボした人気の商品をご紹介します!

アンジェリック洋菓子店
所在地: 岩手県釜石市鈴子町22-1 シープラザ釜石(1階)
電話番号: 0193-22-4719
駐車場: あり
営業時間: 9:00~18:00
定休日: 第1・3・5火曜日
Webサイト: https://angelique.ftw.jp/
釜石お店なう

タウンレポーター 釜石お店なう

釜石商工会議所が運営する「釜石お店なう」は、釜石市内のお店や商品・サービスの情報をお伝えする情報サイトです。

釜石お店なう

広報かまいし2016年10月1日号(No.1649)

広報かまいし2016年10月1日号(No.1649)

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【目次】
表紙:第2期釜石○○(まるまる)会議を開催します、市長のつぶや記
P02:希望郷いわて国体ラグビーフットボール(7人制)の組み合わせ
P03:平成29年度 4月入園の幼稚園児を募集します
P04:胃がん検診が始まります!
P05:B型肝炎予防接種のご案内、映画上映会「CINEPIT」下半期上映作品、縁とらんす
P06:今月のインフォメーション、おもいをつむぐはなみずき
P08:洪水・土砂災害に関する住民懇談会を開催します、台風第10号の影響により見学できない施設などをお知らせします、台風第10号の被害による各種保険の減免・免除をお知らせします

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1204541_2596.html
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
天皇、皇后両陛下を迎える釜石市民

天皇、皇后両陛下が沿岸へ〜「優しいご様子に感動」市民も笑顔でお迎え

天皇、皇后両陛下を迎える釜石市民

天皇、皇后両陛下を迎える釜石市民=28日午後3時39分

 

 天皇、皇后両陛下は9月28日、本県入りされた。岩手国体総合開会式などのご出席を前に、同日昼は釜石市など東日本大震災の被災地に向かい、同市内の沿道では多くの市民が両陛下を歓迎した。

 

 同日午後3時40分ごろ、両陛下は釜石市新町の沿岸広域振興局庁舎に入られた。国道283号をはさんだ歩道の市民が国旗を掲げてお迎えすると、両陛下は手を振ってお応えした。市民は出発する車中の両陛下を、笑顔でお見送りした。

 

 釜石市甲子町松倉の鈴木真里さん(30)は7カ月の長男耀平ちゃんを抱いてお出迎えした。「間近に両陛下のお姿を拝見するのは初めてです。遠いところを大変でしょうが、仲むつまじいご様子に感動しました。息子が大きくなったら、きょうのこと、喜びを話してあげようと思います」と語った。

 

 嬉石町の自宅から約5キロを自転車で駆け付けた長岡薫さん(67)は、「皇太子だった昭和45(1970)年の岩手国体、震災後のご訪問と、陛下をお出迎えさせていただいています。皇后様が陛下をおいたわりなさるご様子が胸に迫りました。いいお天気でよかった」と感激していた。

 

 両陛下は被災地に3日間滞在し30日、釜石市を離れ、花巻市に向かった。

 

(復興釜石新聞 2016年10月1日発行 第525号より)

 

復興釜石新聞

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平成28年 釜石まつり

平成28年 釜石まつり

平成28年 釜石まつり

 

平成28年釜石まつりについて、ご案内いたします。

 

行事予定

 

10月14日(金)

尾崎神社
尾崎神社宵宮祭 18:00〜(尾崎神社)

10月14日(土)

尾崎神社
尾崎神社神輿海上渡御「曳き船まつり」
10:00 新浜町第2魚市場岸壁出港〜10:30 青出浜着
11:30 青出浜出港〜12:00 海上渡御(釜石湾内)
〜13:00 新浜町第2魚市場岸壁着
※曳き船まつり会場付近の駐車場は台数が限られており満車になった際は、車両でのご来場を制限させて頂く場合がございます。

 

山神社
新日鉄住金(株)釜石製鉄所 山神社宵宮祭 17:30〜(山神社)

10月14日(金)

尾崎神社・山神社
尾崎神社出御祭 8:00〜(尾崎神社)
新日鉄住金(株)釜石製鉄所 山神社例大祭 8:00〜(山神社)
両神社神輿到着 11:00〜(シープラザ遊)
尾崎神社・山神社合同祭 11:10〜(シープラザ遊)
両神社神輿市内渡御・市民団体行列 12:30〜(シープラザ遊〜魚市場仮御旅所)
神輿還御式(神楽、虎舞など踊り披露) 14:25〜

 

行事予定

 

※時間は前後する予定がありますのでご了承ください。
※曳き船まつり会場の駐車場は限られております。

 

秋田竿燈の演技披露について

 

今年は、市内渡御において秋田竿燈の演技が披露されます。お祭り広場(青葉通り交差点)で、16日(日)12時からの予定です。めったにない機会ですので、ぜひご覧ください。

 

16日(日)の交通規制について

 

16日(日)の交通規制について

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 観光交流課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-22-2111(内線333) / 0193-22-5003 / メール
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釜石市

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大物のニジマスを狙って奮闘する子ども

魚釣り大会に家族連れ「おじいちゃんにプレゼント!」と大興奮〜橋野町親水公園

大物のニジマスを狙って奮闘する子ども

大物のニジマスを狙って奮闘する子ども

 

 釜石市橋野町、産直どんぐり広場・親水公園で24日、ニジマス釣り大会(橋野町振興協議会主催、栗橋地区まちづくり会議共催)が行われた。子どもを連れた家族連れが訪れ、太公望の醍醐味(だいごみ)を楽しみ、味わった。幼児を伴ったお父さんも竿(さお)先に集中、大物を釣り上げては得意げな笑顔を弾けさせた。

 

 水車小屋から流れ出る最大幅1・5メートルの水路を長さ15メートルに仕切り、大きさ20センチ前後のニジマス500匹を放っていた。子どもらは竹の釣り竿など道具と餌を手にすると、群れに挑んだ。

 

 釣った魚の一部を持ち帰り、あるいはスタッフが処理して塩焼きで味わった。双葉小1年の坂本彩寧さんは兄と2年目の挑戦。「釣りは面白い。釣れるとブルブル震える。食べてもおいしい」と時間いっぱい楽しんだ。奮闘の理由は、大槌町の祖父母や大勢の知り合いにプレゼントするからだった。

 

 振興協議会の菊池成夫会長によると、大会は20年続き、栗橋地区の振興事業「はしの四季まつり」(ユネスコ世界文化遺産・橋野鉄鉱山前の青ノ木地区でのヤエザクラまつりなど)に位置づける。今年は、大雨で被災し、仮設住宅に避難する青ノ木の住民も招待、ニジマスの塩焼きで激励した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月28日発行 第524号より)

 

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濱幸水産サンマ船、新造船が釜石入港〜80トンを初めて水揚げ

釜石港にサンマを初水揚げする浜幸水産の新造船・第65欣栄丸

釜石港にサンマを初水揚げする浜幸水産の新造船・第65欣栄丸

 

 遠洋マグロ漁を主力とする釜石市の浜幸水産(浜川幸雄社長)が新造した大型サンマ漁船・第65欣栄丸(山中東一郎漁労長、17人乗り組み)が21日、母港釜石港に初めてサンマ80トンを水揚げした。わがまちの大型新造サンマ船の水揚げに浜は活気づき、今後に期待した。

 

 同船は8月16日、釜石港から出漁、20日から北海道沖の漁場で操業を続けている。浜幸水産によると、水揚げしたサンマは中型が大半だった。新造サンマ船の母港初水揚げに市場は活気づき、野田武則市長も出向いて祝った。

 

 浜幸水産は創業から80年余り、世界中の海に出漁し、マグロはえ縄漁一筋で日本の食を守ってきた。経営体質強化の一環で、昨年から1隻でサンマ漁に参入した。

 

 四半世紀ぶりに新造した大型サンマ船の第65欣栄丸は最新、ハイテク設備を導入し、運用コストの軽減を具現した。今年は、購入した第58欣栄丸(大崎雅仁漁労長、18人乗り組み)と2隻を加え、サンマ漁の水揚げ拡大を目指している。新たな乗組員の大半は、県内から採用した。

 

 同水産は、新造船での釜石港初水揚げに、「これまでの水揚げは北海道・花咲港が中心だ。漁場との距離など条件が整えば、釜石に揚げたい。漁場はしばらく北海道沖にあり、南下するにしても、先になる」と見込んでいる。サンマ漁は例年、11月末まで続く。

 

(復興釜石新聞 2016年9月28日発行 第524号より)

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新しい憩いの場に期待される飲食店街の完成予想図

釜石飲食店街再建へ、12月末にプレオープン「憩いの場、愛される店舗に」大町で地鎮祭

新しい憩いの場に期待される飲食店街の完成予想図

新しい憩いの場に期待される飲食店街の完成予想図

 

 釜石市が市中心部の飲食店街再建に向けた市有地活用事業として、大和リース岩手支店(池田康二支店長)と進めていた飲食店街新築工事が始まるのを前に23日、大町の現地で地鎮祭が行われた。震災で被災した8店を含む13店が入居を予定。12月25日にプレオープンし、本格オープンは来年1月末の予定だ。

 

 地鎮祭には関係者約20人が出席。神事でくわ入れし、工事の安全を祈った。野田武則市長は「新しい釜石の食べどころ、飲みどころとして市民や観光客の憩いの場になってほしい」と期待した。

 

 建設場所は、ホテルや大型ショッピングセンターに近い約1170平方メートルの市有地。同社が軽量鉄骨造り平屋建て3棟(延べ床面積計約400平方メートル)の共同店舗を建てて、テナントに貸す。事業費は約1億2千万円。店舗面積は約10~60平方メートルまでの5つのタイプを用意。被災事業者の家賃は1坪(3・3平方メートル)当たり1カ月5200円とした。

 

地鎮祭でくわ入れをし、工事の無事を願う野田市長(右)

地鎮祭でくわ入れをし、工事の無事を願う野田市長(右)

 

 入居する被災事業者は居酒屋と食堂で、いずれも現在、鈴子町の「釜石はまゆり飲食店街」で仮設営業している。新規に出店する5店は釜石出身者らによる居酒屋や焼き肉店など。夜だけでなく、ランチタイムも営業する店もある。

 

 市中心部での飲食店街再建は、にぎわい再生と魅力ある都市空間の創出が狙い。入居にあたって市が移転を呼び掛けた事業者の中には、大町で被災した「呑ん兵衛(のんべえ)横丁」の事業者も多く含まれるが、出店の契約を結んだのは3事業者にとどまり、1事業者が調整中だという。

 

 出店を決めた居酒屋「助六」は22年前に呑ん兵衛横丁で開店。店主の藤原ヨウ子さん(72)は「年齢や体調が不安で悩んだが、体力が続く限り頑張りたい。横丁からの出店が少ないのは残念だが、今まで通り愛されるような飲食店街にしたい」と話した。

 

 新しい飲食店街の名称は未定。市は当初、観光名所にもなっていた呑ん兵衛横丁の名の引き継ぎを考えたが、出店が一部にとどまったため引き継ぎは難しくなった。「全国に知られた名を何とか残したいと思ったが」と残念がる野田市長。新しい名称は、大和リースと入居店ら関係者で協議して決めていくという。

 

(復興釜石新聞 2016年9月28日発行 第524号より)

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