タグ別アーカイブ: 文化・教育

小学校最後の学習発表会で、復興への思いを込めた劇を演じた6年生

震災テーマに創作劇上演、鵜住居小学習発表会〜人、世代、地域をつなげる力に

小学校最後の学習発表会で、復興への思いを込めた劇を演じた6年生

小学校最後の学習発表会で、復興への思いを込めた劇を演じた6年生

 

 鵜住居小(村上清校長、児童169人)の学習発表会は17日、仮設校舎で開かれ、6年生43人が震災をテーマにした創作劇を演じた。音楽を通して被災地を元気づけようと行動する人々の物語で、人、世代、地域をつなげる音楽の力や行動することの大切さを表現。「『立ち上がった』って、胸を張って生きていきたい」と復興への思いを訴え、保護者らから大きな拍手を受けた。

 

 本年度の学習発表会のスローガンは「鵜小魂で全校の心を一つに感動を届けよう」。鵜小虎舞で幕開け、各学年が劇や合奏などで日ごろの学習の成果を披露。全校児童で「あしたははれる」などを大合唱し、元気な歌声を響かせた。

 

 6年生の劇は、釜石と復興を考える総合学習で取り組んだ。被災地でライブハウス建設を目指したプロジェクト「東北ライブハウス大作戦」の実話を基に、自分たちの成長をつなぎ合わせた物語。台本は教諭3人と児童が協力して練り上げ、「ボクたちの歌―今、立ち上がるとき」という約35分間の劇にまとめた。

 

 児童の中には仮設住宅で暮らし、通学に1時間もかかる子もおり、日々の生活はなかなか落ち着かない状態。震災からもうすぐ5年だが、まだ復興の途中で、自分たちも含め多くの市民が我慢し、苦しい思いをする日々が続く。そんな市民や自分たちが笑顔になるよう、そして「がんばろう」と思ってもらおうと、6年生は小学校最後の学習発表会で熱演。「(劇を通じ)『もうだめだ』ってあきらめない心を学んだ。立ち上がり、行動することが釜石の復興につながると信じている」と締めくくった。

 

 実行委員長の八幡大夢(ひろむ)君(6年)は「震災の時は1年生で、本設の校舎で過ごした最後の学年。家も被災し、仮設住宅でも暮らした。これまでの経験を入れた劇で、みんなで必死にやったから最高の劇になったと思う。全力出しきった」と充実感をにじませた。

 

 担任の片山直人教諭(43)は「子どもたちは多くに支えられているが、自分たちの住む地域は被災地で、自分たちも復興を担っていく一人であると立ち上がるきっかけになれば」と語った。

 

(復興釜石新聞 2015年10月21日発行 第429号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石商工高校虎舞委員会

釜石商工高校虎舞委員会より公演のお知らせ

釜石商工高校虎舞委員会

 

県内の郷土芸能部・委員会が一堂に会して行われる、高文祭郷土芸能発表会に参加し公演を行います。演目としては「矢車」(やぐるま)、「跳ね虎」(はねとら)、「笹喰み」(ささばみ)、「甚句」(じんく)を予定しております。一般の方も入場可能ですので応援よろしくお願いいたします。

 

また、商工祭や黒沢尻工業でも下記の日程にて公演を行います。お越し頂ければと思います。

 

岩手県高等学校総合文化祭郷土芸能発表会

日時

平成27年10月24日(土) 14:00~14:15

会場

北上市のさくらホール(一般の方も入場可)

問い合わせ

岩手県立釜石商工高等学校 Tel 0193-22-3030

 

その他の公演情報

 

商工祭(2ステージ公演)

日時

平成27年10月25日(日)

会場

本校 昇降口前11:15~・第1体育館13:40~

 

黒沢尻工業文化祭(2ステージを予定)

日時

平成27年10月31日(土)(時間未定)

会場

黒沢尻工業高等学校(北上市)

岩手県立釜石商工高等学校

岩手県立釜石商工高等学校

〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-2-1 / TEL 0193-22-3030 / FAX 0193-31-1533 / 公式サイト

環境絵日記展を開催します

市内小学校から、平成27年度釜石市「環境絵日記」へご応募いただいた作品を下記日程で展示します。小学生の皆さんが描いた将来の釜石をぜひご閲覧ください。

 

日程

平成27年10月1日(木)~10月12日(月)

展示会場

イオンタウン釜石 2階イベントスペース

展示内容

環境絵日記応募作品 262点

 

***
この取り組みは、横浜市資源リサイクル事業協同組合が実施する「環境絵日記」に全国の環境未来都市が参加協力するものです。詳しくは同組合ホームページをご覧ください。

 

https://www.recycledesign.or.jp/enikki/

環境絵日記

「もったいない」「3R」「環境」「エネルギー」など、エコなキーワードについて家族で考え、絵と文章で表現する。それが「環境絵日記」です。
リンク


この記事に関するお問い合わせ
釜石市 復興推進本部 リーディング事業推進室
〒026-0025 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(312・136) / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/fukko_joho/fukko_torikumi/fukko_kankyoumirai/detail/1196597_3132.html
釜石市

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アトリエ☆フランス vol.4

【参加者募集】アトリエ☆フランス vol.4

フランス語とフランス文化を楽しく学んでみませんか?姉妹都市であるディーニュ・レ・バン市との交流を目指しましょう。

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/kokusai_koryu/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/09/14/vol.4_AtelierFrance.pdf

アトリエ☆フランス vol.4

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日時

平成27年10月20日から12月15日まで
毎週火曜日 全8回 18:00~19:30

場所

市役所第1庁舎2階 第2会議室

対象

高校生以上どなたでも

参加費

無料

申込み

市総務課国際交流室 Tel:22-2111(内線113)

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釜石市 総務企画部 総務課 国際交流室
〒026-0025 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(113) / 0193-22-2686 / メール
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釜石市

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釜石チャットラウンジ

釜石○○会議より、「国際化」チーム【釜石チャットラウンジ】HP開設のお知らせ

釜石チャットラウンジとは、「英語を通じて、異文化での生活や文化にふれてみる」をコンセプトに活動を行っています。

 

釜石チャットラウンジ

釜石チャットラウンジ 活動の様子

 

主な活動

初級者レッスン

日時

毎週水曜日 19:00~20:30

場所

カリタス釜石

参加費

100円/回

対象

中学生以上

内容

基本講座
フリートーク(英語と日本語)
異文化紹介など

 

チャットラウンジ

日時

毎週第一月曜日 19:00~20:30

場所

カリタス釜石

参加費

100円/回

内容

カードを使って英語で遊んだり、英会話を試したりするレクリエーション

 

いずれも、興味のある方であれば参加自由です。英語が苦手な方でも大丈夫です。是非、周りの方をお誘いの上、ご参加ください

 

レッスンの様子など詳しい内容はHPをご覧ください。

釜石チャットラウンジ

釜石チャットラウンジ

一緒に「国際」について学んでいきましょう♥
釜石チャットラウンジは、釜石市と市民有志によって開催された「釜石○○(まるまる)会議」をきっかけに発足した異文化交流・語学学習を目的としたコミュニティです。
https://kamaishicl.wix.com/kamaishicl


 

※開催日時は変更することがありますので、予めHPのスケジュール表をご確認の上ご参加ください。

釜石○○会議

釜石○○会議

○○会議は、参加者が仲間と共に、釜石の好きなところや、こんな街にしたいを話し合い、自分達の手でそれを実現に近づけるための何かを始めるきっかけとする場です。Facebookページ

第45回釜石市民芸術文化祭

第45回 釜石市民芸術文化祭を開催します

第45回釜石市民芸術文化祭

 

釜石市、釜石市教育委員会及び釜石市芸術文化協会では、「ひらめく芸術、きらめく文化のまち釜石を創ろう」をテーマに、第45回釜石市民芸術文化祭を開催いたします。

 

今年度は「未来に活かそう伝統芸術と文化を 子供達に伝えよう創造と感動の心を」をスローガンに、書道、華道、絵画、水墨画、切り絵、リボンフラワー、山野草、皐月、切手、写真、ステンドグラス、ビデオ上映、茶道、合唱、筝曲、三曲、民謡、唄と踊り、バレエ、詩吟、吹奏楽など、発表部門と展示部門がメーン会場となるシープラザ遊での開催となります。

 

また、メーンのシープラザ以外にも、9月から12月にかけて市内各所において各団体が発表、展示を行います。

 

震災後も絶えず芸術文化活動に勤しみ、多くの方々へ感動と癒しを提供した釜石市の芸術家の素晴らしいステージ・作品の数々をぜひご覧ください。

 

第45回 釜石市民芸術文化祭

1. 主催:釜石市、釜石市教育委員会及び釜石市芸術文化協会
 
2. 期間:平成27年9月から12月
 
3. 発表部門参加団体:
岩手三曲協会釜石支部、岩手県民謡保存会釜石支部、釜石芸能連合会、釜石混声合唱団、釜石音楽教育研究会、山﨑音楽教室、四ツ派会日本舞踊水木流、八雲吟詠会、小柳玲子バレエ教室、釜石市合唱協会、釜石ユネスココーラス、釜石フィルハーモニック・ソサィェティ、平稀流糸扇会、平真美バレエスタジオ釜石教室、琴城流大正琴白百合会、生田流正派釜石会、釜石吟詠会、釜石茶道協会、劇団青い海、古川舞踊教室、親と子の合唱団ノイホフ・クワィアー、(一社)岩手県ピアノ音楽協会釜石支部、釜石市民吹奏楽団
 
4. 展示部門参加団体:
美術集団サムディ45、ステンドグラス「BEHOLD」、釜石写遊会、(特財)日本原色押花福祉協会釜石支部、(公財)日本郵趣協会釜石支部、MOA美育ネットワーク釜石、釜石皐月愛好会、釜石草友会、リボンフラワー石垣教室、釜石草月会、彩美会、釜石ビデオクラブ、釜石書道協会、切り絵サークル「はまゆり」、池坊釜石会、水墨画遊心会、龍生派釜石支部、釜石市民絵画教室、釜石写光クラブ

 

第45回 釜石市民芸術文化祭(メーン会場)

1. 開催日時:平成27年11月1日(日)から3日(火)
・1日(日曜日)10:00から17:00
・オープニングセレモニー 13:00から
・2日(月曜日)9:00から17:00
・3日(火曜日)9:00から15:30
・エンディングセレモニー 15:00から
2. 開催場所:シープラザ遊(大型テント)
3. 参加団体及びプログラムは後日掲載いたします
4. 駐車場:シープラザの駐車台数(有料)には限りがありますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。

 

メーン会場以外での開催

釜石市民吹奏楽団 第49回定期演奏会with 釜石中学校吹奏楽部 大平中学校吹奏楽部

1. 主管:釜石市民吹奏楽団
2. 開催日:平成27年11月29日(日曜日)
3. 開演:午後2時(午後1時30分開場)
4. 場所:釜石中学校体育館
5. 入場料:無料
6. プログラム
第1部 オリジナルステージ
WHERE EAGLES SOAR
燃え上がる緑 ほか
第2部 中学校合同ステージ
SHAKER HEIGHTS FANTASY ほか
第3部 スペシャルステージ(テーマ:世界旅行)
7.問い合せ先:山内(080-5571-3401)

 

釜石市民吹奏楽団 第49回定期演奏会

 

親と子の合唱団ノイホフ・クワィアー 第132回ファミリーコンサート ノイホフ・イン・パープルクリスマス 2015

 

1. 主管:親と子の合唱団ノイホフ・クワィアー
2. 開催日:平成27年12月20日(日曜日)
3. 開演:午後2時(午後1時30分開場)
4. 場所:小佐野コミュニティ会館
5. 入場料:無料
6. プログラム
第1部 クリスマス・ページェント
・ノエルのうた
・牧人羊を
・もろびとこぞりて ほか
第2部 合唱組曲チコタン ~ぼくのおよめさん~
・なんでかな
・プロポーズ
・ほっといてんか ほか
第3部 クリスマス・ファンタジー
・あわてんぼうのサンタクロース
・明日に架ける橋
・赤鼻のトナカイ
・サンタがママにキッスした ほか
7. 問い合せ先:小澤(090-4638-0580)

 

ノイホフ・イン・パープルクリスマス 2015

 

釜石ユネスココーラス & アンサンブル ル・シエル ジョイントコンサート

 
1. 主催:釜石ユネスココーラス、アンサンブル ル・シエル
2. 開催日:平成27年9月13日(日曜日)
3. 開演:午後2時(開場:午後1時30分)
4. 場所:中妻公民館
5. 入場料:無料
6. プログラム
女性合唱とピアノのための 花に寄せて
麦の唄(中島みゆき)
川の流れのように(美空ひばり)
やさしさに包まれたなら(荒井由実)
永遠に(ゴスペラーズ)ほか
7. 問い合せ先:釜石ユネスココーラス 藤井(090-8921-6578)

 

釜石ユネスココーラス & アンサンブル ル・シエル ジョイントコンサート

 

第46回 ピアノコンサート(岩手県ピアノ音楽協会釜石支部)

 
1. 主管:岩手県ピアノ音楽協会釜石支部
2. 開催日:平成27年9月19日(土曜日)
3. 開演:午後1時
4. 場所:遠野市文化交流施設みやもりホール
(遠野市宮守町下宮守32-133-1)
5. 入場料:無料
6. 特別演奏:小井土文哉(第67回岩手芸術祭ピアノコンクール第1位「芸術祭賞」受賞)
7. 問い合わせ先:岩手県ピアノ音楽協会釜石支部 大久保(0193-27-2229)

 
第46回 ピアノコンサート(岩手県ピアノ音楽協会釜石支部)
 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 教育委員会 生涯学習文化課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / 0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1195894_2462.html
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H27岩手大学生涯学習講座広告

【受講者募集】釜石市・岩手大学生涯学習講座を開催します

市は、岩手大学と共催する生涯学習講座の受講生を募集します。
試験やレポートの提出はありませんので、お気軽にお申し込みください。

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/gakushu_sports/shogai_gakushu/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/08/17/2iwu.pdf

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対象

高校生以上

定員

30名(各講座)

受講料

無料

申し込み、お問い合わせ

生涯学習文化課(電話 22-8835)

その他

・1講座のみの受講もできます。
・3講座以上受講した方に修了証書を授与します。
・内容は一部変更となる場合があります。

 

日程・講座テーマ

①8/22(土)13:30~15:30 釜石市教育センター 5階 岩手大学釜石教室(釜石市鈴子町15-2)
工学部教養講座「ものづくり技術と将来の展望」
◎金属材料の放電加工と厚板のプレス技術
岩手大学工学部 機械システム工学科 准教授 清水友治
◎先進材料のしくみと応用
岩手大学工学部 機械システム工学科 准教授 西村文仁

 

②9/26(土)13:30~15:00 釜石市教育センター 5階 岩手大学釜石教室(釜石市鈴子町15-2)
「シリーズ平泉」 -古代閉伊地方の蝦夷とその文化-
岩手大学平泉文化研究センター 特認教授 伊藤博幸

 

③10/31(土)13:30~15:00 岩手大学釜石サテライト(釜石市平田第3地割75-1)
「釜石サテライト講座」 -三陸岩手の水産業の将来-
岩手大学三陸水産研究センター長 教授 田中教幸

 

④11/28(土)で調整中
⑤1/23(土)で調整中

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〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話 0193-22-8835 / FAX 0193-22-3633 / メールでの問い合わせ
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釜石東RCが実施する派遣事業のメンバーに決定した6人

中学生6人を英国へ派遣、ラグビーW杯釜石開催支援プロジェクト〜「親善大使」に成長期待

釜石東RCが実施する派遣事業のメンバーに決定した6人

釜石東RCが実施する派遣事業のメンバーに決定した6人。前列右から洞口留伊さん、澤田梨水子さん、佐々木美咲さん、後列は右から福成委員長、新田壮吾君、佐々木瑞紀君、鈴木良平君

 

 2019ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催決定を踏まえ、釜石東ロータリークラブが、今年9月に英国で開かれるイングランド大会へ派遣する市内の中学生6人が決定。7月30日、1回目の事前研修が市教育センターで開かれた。目を輝かせる中学生らに、派遣事業実行委員会のメンバーは「4年後に釜石で開かれるW杯の親善大使に」との期待を込めエールを送った。

 

 中学1・2年生を対象にした募集には、市内の全5校から25人が応募。釜石から2人、大平、甲子、唐丹、釜石東の各校から1人ずつが派遣メンバーに選ばれた。派遣事業実行委員会の福成和幸委員長は「釜石の将来を担い、W杯を成功に導く人材として自覚を持ってほしい」と激励した。

 

 釜石東RCが企画した派遣事業には、岩手、宮城両県のRCで組織する2520地区が支援を表明。これまでに目標の500万円を上回る支援金が全国のRCから寄せられ、派遣メンバーの数も当初予定した5人から6人へと増やした。

 

 派遣事業は9月21日から28日までの日程で実施。イングランド大会の準備や運営状況などについてロンドンを中心に視察するほか、グラスゴーで行われる日本代表の試合を観戦する。

 

▽佐々木瑞紀君(13)大平中1年「小学生のときからラグビーをやっている。選手のプレーをいっぱい勉強して帰り、釜石の大会を盛り上げたい」
▽鈴木良平君(12)釜石中1年「初めて行く外国が楽しみ。世界のラグビーを見たいと思い応募した。スタッフとして釜石の大会の力になりたい」
▽新田壮吾君(13)甲子中2年「タックルやモールの組み方など選手の動きをしっかりと勉強し、自分のプレーに生かしたい」
▽佐々木美咲さん(14)唐丹中2年「英語が好き。外国人と話せるようになりたい。釜石の大会では外国人との交流を手伝いたい」
▽澤田梨水子さん(13)釜石中2年「家族でドイツに行ったことがあり、外国に興味があった。釜石の大会ではボランティアとして活躍したい」
▽洞口留伊さん(13)釜石東中2年「震災後に書いた作文が入賞し、スイスに行ったことがある。外国人とうまくコミュニケーションが取れるようになりたい」

 

(復興釜石新聞 2015年8月1日発行 第407号より)

復興釜石新聞

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

故正明さんの遺志を継ぎ鹿踊り継承を誓う

5年ぶり橋野鹿踊り〜保存活動も再出発、地域を活性化

瀧澤神社境内で地域住民を前に舞う「橋野鹿踊り」

瀧澤神社境内で地域住民を前に舞う「橋野鹿踊り」

 

 釜石市橋野町、瀧澤神社の例大祭が26日、5年ぶりに盛大に行われ、東日本大震災以降活動を休止していた「橋野鹿踊り・手踊り保存会」(和田松男会長)が町内を練り歩いた。「橋野鉄鉱山・高炉跡」の世界文化遺産登録を祝い、現地でも鹿踊りを奉納。地域の歴史に刻まれる記念の祭りで、町内は終日、祝賀ムードに包まれた。

 

住民、復活を喜ぶ

 

 保存会一行は最初に二手に分かれ、同神社奥の院と橋野鉄鉱山インフォメーションセンターを訪問。センター駐車場では観光客らが見守る中、鹿踊りを奉納し、世界遺産登録への感謝の気持ちを表す踊りも披露した。

 

 橋野町出身で茨城県水戸市在住の佐藤正子さん(74)は夫、元保さん(75)と五十数年ぶりに鹿踊りを観賞。「すごく懐かしい。子どものころ出ていた祭りを思い出す。何年たっても変わらない姿に思わず涙があふれた」と感動に浸った。

 

 橋野鹿踊りは江戸時代末期、現在の遠野市附馬牛町東禅寺から指導者を招き稽古したのが始まりとされ、脈々と受け継がれてきた。震災で笛と踊りの名手を失い活動休止状態が続いていたが、世界遺産の祝事を機に保存活動を再構築しようと6月から稽古を重ねてきた。太夫の菊池完さん(75)は「若者たちの復活への意欲が大きかった。幼い子どもたちも今後の継承活動を担っていってくれるだろう」と手応えを実感。踊りを喜ぶ住民らをうれしそうに見つめた。

 

 神社境内では地域住民らを前に、女性たちが古くから伝わる4種の手踊りを華やかに繰り広げた。続いて鹿踊りが「館褒め」「投げ草」「会鹿」「礼踏み」など一連の奉納舞を披露し、盛んな拍手を受けた。この後、どんぐり広場(産直施設)や家々を門打ちして巡った。

 

 和田会長(71)は「保存活動全体の将来がしっかりと見えてきた。祭りは人の心を一つにしてくれる。これからも地域に元気をもたらしていきたい」と語った。

 

父の意志継ぎ、お囃子再生 家族ぐるみで伝統継承

 
 橋野鹿踊りが復活するには、お囃子(はやし)の笛が大きな課題だった。唯一の経験者が病に倒れ、指導者がいない状態でのゼロからのスタート。和・洋楽器の経験がある同町の菊池ひろみさん(47)が中心となり、お囃子のCDを聴いて音を拾うという地道な作業を重ねた。準備期間約1カ月という日程の中、「やめたら小さいころから親しんできた鹿踊りが途絶えてしまう」との一心で節の再生に没頭。太鼓と合わせながらひろみさん含め4人で形を作り上げ、当日は太鼓と笛そろって踊り手を先導した。

 

故正明さんの遺志を継ぎ鹿踊り継承を誓う

故正明さんの遺志を継ぎ鹿踊り継承を誓う菊池ひかりさん、ひろみさん、のどかさん(左から)

 

 ひろみさんを奮い立たせた要因の一つは、昨年11月に亡くなった父、正明さんの存在。正明さんは生前、保存会会長を務め「(橋野鹿踊りは)絶対無くしてはいけない」と言い続けていたという。ひろみさんの長女ひかりさん(22)、次女のどかさん(20)も小学校の郷土芸能伝承活動を機に鹿踊りを始め、現在は”刀振り”として活躍している。

 

 「志半ばで亡くなった父のためにも、次の世代への継承をしっかり頑張ろうねというのが家族全員の気持ち」とひろみさん。保存活動への責任感をにじませる。

 

 ひかりさんは「(復活を)祖父も喜んでいると思う。まだまだ分からないことも多いので、教えていただきながら守り続けていきたい」、のどかさんは「橋野鹿踊りは、世界遺産になった橋野鉄鉱山と同時代から続けられてきた私たちの誇り。みんなで守っていけるものにしていかなければ」と決意を新たにする。

 

 この日、保存会は前会長の正明さん、一昨年亡くなった前太夫の菊池六郎さんにささげる踊り「位牌(いはい)褒め」を両家で舞い、生前の尽力に感謝しながら追悼の気持ちを表した。

 

 「残したい気持ちは人一倍強かったみたい。『ちゃんとやれよ』って見守っているんじゃないかな」。親子は正明さんへの思いを胸に、大好きな鹿踊りで躍動した。

 

(復興釜石新聞 2015年7月29日発行 第406号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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釜石・大槌大学

生きがい持って前向きに「釜石・大槌大学」開校〜被災者 若者、研究者らと交流

釜石・大槌大学

開校した「釜石・大槌大学」。仮設住宅の住民ら25人が聴講した

 

 仮設住宅の談話室などを教室に、被災した人が地域内外の若者、研究者らと交流しながら学び合う期間限定の仮想大学「釜石・大槌大学」の開校式が21日、釜石市平田の平田第6仮設団地内にあるパークホールで行われた。釜石・大槌地域を新しい活気あるまちにするため、被災者らが人とのつながり、生きがいを持って前向きに暮らせるよう支援するのが目的。来年2月まで月2回程度開かれ、世界の文化や言語を学ぶ講義、料理教室などを予定している。

 

 開校式で、同大学長を務める県沿岸広域振興局の佐々木和延局長が「この大学は被災者を元気づけ、楽しんでもらうもので、ここで少しでも活力を得て一日でも早く仮設住宅を卒業していただきたい」とあいさつ。引き続き記念講演として、研究者らによる2コマの講義が行われた。

 

 神戸市にある人と防災未来センター上級研究員の小林郁雄さんは「市民目線によるまちづくり」と題して講演。阪神・淡路大震災の教訓、復興まちづくりの知恵などを織り交ぜ、「何かができたら復興か、そうではない。まちづくりは地域による自律的、継続的な環境改善運動。そこでの生活をどう作るか、住民自らが考える活動を展開し、さまざまな人や団体がつながっていくことがまちづくり」と強調した。

 

 金沢医科大地域医療学・呼吸器内科講師の高橋昌克さんは、体温調節が難しい夏を健康に過ごす方法をアドバイスした。

 

 同団地に住む女性(85)は「健康の話など参考になった。みんなと集まるのも楽しい」、女性(72)は「神戸と釜石の被災状況や、自分たちの生活も震災直後と今では状況が違うが、まちづくりについていろんな考えがあるのが分かった。(同大の講義には)機会があったら、参加したい」と話した。

 

 この大学は、NPO法人アットマークリアスNPOサポートセンターが復興庁の「心の復興」事業の助成を受けて実施。次回は8月19日、世界の文化やフランス語由来の日本語をテーマにした講義を予定する。25日まで釜石、大槌の仮設住宅などでイベント形式の講義を展開。9月から月2回ほど開き、関西を中心に大学生や研究者を講師にした講義のほか、地元住民が地域の郷土料理を教える講座なども予定している。

 

 同法人の川原康信事務局長は「交流性の高いイベントのようなものなので、多くの人に参加してもらいたい。学ぶというより遊んでほしい」と呼びかけていた。

 

(復興釜石新聞 2015年7月25日発行 第405号より)

復興釜石新聞

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市立鵜住居幼稚園、鵜住居小、釜石東中の完成予定模型

高台の校舎 復興のシンボル、鵜住居で待望の着工〜避難所機能も担う 17年3月完成目指す

 東日本大震災の津波で校舎などが全壊し、仮設校舎で授業を続けている釜石市鵜住居地区の幼稚園、小・中学校などを一体で整備する新校舎建設工事の安全祈願祭が17日、鵜住居町の高台に造成した建設地で行われた。市立鵜住居幼稚園、鵜住居小、釜石東中の学びやとしてだけではなく、地域活動の拠点、災害時の避難場所の機能も備えた複合施設を整備。地域に開かれた復興のシンボルとして、17年3月の完成を目指す。 

 

市立鵜住居幼稚園、鵜住居小、釜石東中の完成予定模型

市立鵜住居幼稚園、鵜住居小、釜石東中の完成予定模型

 

 旧鵜住居駅近くにある山を切り崩し、海抜15~26メートルの高台に造成した14万1千平方メートルの敷地に、校舎や体育館、プール棟、園舎などを建てる。校舎は鉄骨4階建てで、延べ床面積約1万1千平方メートル。1、2階は鵜住居小、3、4階を釜石東中が利用する。

 

 緊急時の避難所として活用できるよう、体育館のそばに調理室を配置し、炊き出しができるようにするほか、食糧や毛布を収納する防災備蓄庫も設置。敷地のり面に複数の避難階段も設ける。造成工事を含めた事業費は約96億円。

 

 安全祈願祭は施工者の大林組・熊谷組・東洋建設・元持特定共同企業体が主催し、関係者約100人が出席。神事を行った後、発注者の野田武則市長が「学校建設は復興の希望の光。これに合わせて住民が戻る、地域再生の第一歩。子どもたちにとっても未来への希望の扉になる。地域振興、釜石の発展に尽くす多くの人材を輩出する場となることを期待する」とあいさつした。

 

 くわ入れをした鵜住居小児童会長の小笠原朋宏君(6年)は「新しい校舎に入るのが楽しみ。見晴らしもすごくいい」、釜石東中生徒会長の佐藤繁君(3年)は「震災の時は小学生で大変な思いをして逃げた記憶があるが、ここは高台なので大丈夫だと思う。後輩には安心して楽しい学校生活を送ってほしい」と願った。

 

くわ入れして工事の安全を願う児童、生徒ら

くわ入れして工事の安全を願う児童、生徒ら

 

 震災後、鵜住居小は1~4年生が双葉小、5・6年生は小佐野小を間借りし、12年2月に鵜住居町田郷の仮設校舎に移った。釜石中を間借りした釜石東中は同4月から仮設校舎で授業を開始。鵜住居幼稚園は天神町の旧市立第一幼稚園で保育を行っていたが、こども園の開設に伴い閉園となり、14年4月から鵜住居町太田に建設された仮設園舎で保育を続けている。

 

 10年度から12年度まで釜石東中の校長を務めた平野憲さん(現・北上北中校長)は「東中、釜石中、仮設の校舎と3度移ったので、生徒が落ち着ける、安全な校舎がつくられることに思い入れがある。時折、足を運んで見守りたい」と話した。

 

完成イメージ 夢膨らませる

 

 同日は、建設現場の児童生徒見学会も行われ、鵜住居小の4、5年生56人と釜石東中1年生36人が参加。設計者が完成予定の模型を使い、施設の設備などを説明した。中学校の校舎が建てられる海抜26メートルの地点では工事が進む鵜住居地区の様子を見学。児童生徒からは「高いねー」「海が見える」などの歓声が上がった。

 

学校施設の建設現場を見学する児童ら

学校施設の建設現場を見学する児童ら

 

 小笠原由樹也君(鵜住居小4年)は「新しい校舎で、どんなことがあるか楽しみ」、佐々木穂乃花さん(同5年)は「これから住宅も建ってくると思うので、すごく眺めがいいと思う。新しい校舎で入学式をしたい」と期待。釜石東中の伊藤千尋さんは「(建設現場は)広かった。海が見え、風が気持ちいい。新校舎は仮設の校舎とは違い、ゆとりがあり、生活しやすそう」、吹奏楽部に所属する小林凜さんは「広い音楽ホールみたいなのはあるかな。たくさん練習し、コンクールでいい賞をとりたい」と夢を膨らませた。

 

 この見学会は、開校を予定する2年後のイメージを膨らませるとともに、工事の過程を見学することで鵜住居地区の復興を実感してもらうのが目的。市教育委員会の村井大司総務課長は「今のまちが変わっていることを感じてもらったようだ。機会を見て他の学年も見学できるよう調節したい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2015年7月22日発行 第404号より)

 

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小佐野サマースクール 参加者募集

小佐野サマースクール 参加者募集

小佐野公民館寺子屋事業「小佐野サマースクール」を開催します。

 

大学生ボランティアのみなさんが、夏休み中の小学生・中学生を対象に宿題や自由研究などの学習支援を行います。入退室は自由です。

 

学習サポート以外にも大学生と楽しく交流して楽しい時間を公民館でお過ごしいただけます。

 

小佐野サマースクール 参加者募集

 

日時

平成27年8月3日(月)、4日(火)、5日(水)  10時~16時

会場

小佐野コミュニティ会館 談話室ほか

対象

小学生・中学生

定員

20名

持ち物

夏休み中の課題、家庭学習、自由研究など、サポートしてほしいもの。
午前中から引き続き午後も参加するかたは、お弁当

申し込み・問い合わせ

7月31日(金)までに小佐野公民館までお電話で申し込みください
電話 23-5037

 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 地域づくり推進課 小佐野地区生活応援センター
〒026-0052 岩手県釜石市小佐野町3丁目4番25号
電話 0193-23-5544 , 0193-23-5037 / FAX 0193-23-5037 / メールでの問い合わせ
元記事:
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/kurasu/seikatsu_oen/kosano_center/detail/1195104_2309.html
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