リーグワンライジング 釜石SW 1部の相模原DBと対戦 若手選手ら力付けプレマッチ後半へ


2026/10/21
釜石新聞NewS #スポーツ

リーグワンライジング第2戦、日本製鉄釜石シーウェイブス対三菱重工相模原ダイナボアーズ=11日、釜石鵜住居復興スタジアム

リーグワンライジング第2戦、日本製鉄釜石シーウェイブス対三菱重工相模原ダイナボアーズ=11日、釜石鵜住居復興スタジアム

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン3部の日本製鉄釜石シーウェイブス(SW)は11日、釜石鵜住居復興スタジアムでリーグワンライジング第2戦に挑み、1部の三菱重工相模原ダイナボアーズに21-58(前半7-36)で敗れた。若手選手や公式戦出場回数の少ない選手の成長、新たな有望選手の発掘を目的に昨季から始まった大会。釜石は今季プレシーズン2度目の1部チームとの対戦で、格上の胸を借り、これまで蓄えた力とリーグ開幕までの課題を確認する機会となった。
 
 前半3分に先制された釜石は相模原のスピードある攻撃を止めきれず、10分までに3連続トライを奪われ、0-19と引き離された。フィジカルで圧力を受けつつも、15分には、敵陣でのマイボールスクラムからボールをつなぎ、SH村上陽平が待望の釜石初トライ。今季新加入のCTBラリー・スルンガのゴールも決まり、7-19とした。23分にはナンバー8サム・ヘンウッドの中央突破から敵陣深くに攻め込むも、相模原の堅い防御で追加点はならず。28分以降、再び3トライを許し、7-36で折り返した。
 
前半15分、釜石ボールのスクラムからアタックを続け、SH村上陽平(写真右)が抜け出しトライ

前半15分、釜石ボールのスクラムからアタックを続け、SH村上陽平(写真右)が抜け出しトライ

 
 後半、釜石は控え選手を続々投入。開始直後からいい形で攻め込む場面もあったが、相手の巧妙なディフェンスラインに前進を阻まれた。追加点のチャンスは15分。ラインアウトからフォワード陣が強力に押し進め、最後はフランカー、アンガス・フレッチャーがトライ。14-41とした。23分には後半から出場のSH南篤志がトライ。左サイドからの難しい角度のゴールはスルンガがきっちり決め、この日6得点。相模原は最後まで攻撃の手を緩めず、後半は4トライを挙げ、釜石は21-58で敗れた。
 
後半15分、フランカー、アンガス・フレッチャー(背番号39)が密集の中で押し込みトライ

後半15分、フランカー、アンガス・フレッチャー(背番号39)が密集の中で押し込みトライ

 
後半23分、左に展開しWTB小野航大からSO川上剛右につなぎ(写真上)、最後はSH南篤志がトライ(写真下)

後半23分、左に展開しWTB小野航大からSO川上剛右につなぎ(写真上)、最後はSH南篤志がトライ(写真下)

 
今季新加入のCTBラリー・スルンガのコンバージョンキック。この試合で3ゴールを決めた

今季新加入のCTBラリー・スルンガのコンバージョンキック。この試合で3ゴールを決めた

 
 釜石SWのトウタイ・ケフヘッドコーチ(HC)は「エラーや状況判断のミスはまだ多いが、いい場面もあった」とし、特に良かった部分として前半のアタックのシェイプ、選手では入団3年目のフッカー西林勇登選手のプレーを挙げた。フランカー河野良太主将は「1部チームのフィジカルの強さやアタックスピードにプレッシャーを受けた」としつつ、「チームとしてやろうとしていたディフェンスやアタックが通用した部分もあった」と収穫を示した。
 
プロップ山口湧太郎(23歳、写真左手前)、フッカー西林勇登(25歳、写真右)ら若手選手が活躍

プロップ山口湧太郎(23歳、写真左手前)、フッカー西林勇登(25歳、写真右)ら若手選手が活躍

 
プレシーズンの半分を経過したチームについてケフHCは「今まで基本的なスキルと遂行力に重点を置いてきたが、キャッチパスやタックルはうまく進んでいると思う。接点で上回る1部チームとの対戦ではつらい状況を強いられたが、用意していたプレーをしっかり遂行できたところもあった」と評価。プレマッチ4試合では若手選手も出場機会があり、「チームが求めているものをグラウンドの中で体現しようという姿勢は全体としてあり、いい方向で進んでいる」と河野主将。
 
両チームのゲームキャプテンが相手チームから選ぶプレーヤー・オブ・ザ・マッチは釜石SWが村上陽平選手(左)、相模原DBはハニテリ・ヴァイレア選手が受賞した

両チームのゲームキャプテンが相手チームから選ぶプレーヤー・オブ・ザ・マッチは釜石SWが村上陽平選手(左)、相模原DBはハニテリ・ヴァイレア選手が受賞した

 
リーグ戦開幕まで残り2カ月。ケフHCは「まだセットピースの問題は残る。けが人がいてスクラムの練習にも影響があったので強化へのスピードは遅れぎみだが、1週間のオフで力を養い、再度取り組んでいく」、河野主将も「開幕まで5連戦というタフなブロックにはなるが、チーム全体でしっかり底上げし成長していければ」と望んだ。
 
 釜石SWの次の試合は31日、熊谷スポーツ文化公園西グラウンドで1部の埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦する。ホーム戦は11月7日、いわぎんスタジアムで3部のクリタウォーターガッシュ昭島と対戦(第61回IBC杯ラグビー招待試合)するほか、21日には釜石鵜住居復興スタジアムで2部の川越狭山セコムラガッツ戦(「黄金の國、いわて。」Presents)が予定される。

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