潮風を感じながら… うのスタ周辺で52回目の釜石健康マラソン 老若男女 仲間と走る喜び分かつ

第52回釜石健康マラソン大会。最もエントリーが多かった3キロの部
第52回釜石健康マラソン大会は10日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムを発着点に開かれた。市、市陸上競技協会、市体育協会が主催。市内外の2歳から88歳の男女304人が参加し、幼児の200メートルから一般の5キロまで各種コースで健脚を競い合った。スポーツの日(旧体育の日)にちなんだ同大会は釜石の秋を彩る伝統のスポーツイベント。甲子町の市球技場周辺から会場を移し、今年で7回目となった。
開会式の後、芝グラウンド内に設けた発着点から部門ごとにスタートした。2024年に新設された中学生以上が対象の「5キロアップダウンの部」からスタート。根浜海岸沿いから震災後に整備された高台の市道箱崎半島線を通ってスタジアムに戻るコース。高低差のある坂道がいくつかある難コースに13歳から88歳の男女19人が挑んだ。続く「5キロの部」は小学校高学年以上が対象。根浜と新川原に設けた2つの折り返し地点を経由してゴールを目指した。小学生は小佐野ミニバス少年団の団員を中心に男女12人が挑み、日頃のスポーツ活動で培った体力をいかんなく発揮した。

5キロアップダウンの部のスタート。男女19人がエントリーした

スタジアム管理棟裏手ではスタート直後のランナーを仲間や家族が応援

鵜住居川水門周辺は急な坂道のアップダウンがある。根浜の折り返し地点から戻ってきたランナーは力を振り絞って前に進む
この後、小学校中・高学年と60歳以上の「3キロの部」、小学校低・中学年の「2キロの部」、小学校低学年のほか親子で走る「1.15キロ(スタジアム外周)の部」、幼児の「200メートル(グラウンド内)の部」と続いた。参加者は気持ちのいい晴天の下、仲間と走る楽しさを体感し、ゴール後は完走の喜びを分かち合った。
釜石市内のこども園に通う仲本凪沙ちゃん(5)は自分から出たいと希望し、同大会初参加。200メートルを走り切り、「疲れても負けないで走れた」と頑張れた自分に満足げ。見守った母康子さん(37)は「(娘は)普段から走ったりする外遊びが大好き」と話し、くじけずに完走した姿に成長の一端を感じた様子。「これからも何ごともあきらめずに挑戦してほしい」と自主性に期待した。

栗林ラビー(バレーボール)の団員(赤Tシャツ)は仲間の声援にこの笑顔!

3キロの部は市内のスポ少団員が多くを占めた。子どもたちに交じって60歳以上のランナーも懸命にゴールを目指す

ゴール後は仲間と頑張りをたたえ合う姿も。シニアランナーも続々ゴール!(写真上)最後までデッドヒートを繰り広げる小学生(同下)

1.15キロ(スタジアム外周)の部のスタート。勢いよく駆け出す小学校低学年児童
盛岡市の山田毅さん(40)は5キロ一般男子の部で2位に入った。「快晴で海風も感じられて、とても気持ち良く走れた。風光明媚(めいび)でいいですね」とさわやかな表情。同大会には5年ほど前から参加。「市民マラソンは老若男女が楽しく走れるのが魅力。ここは復興スタジアムの緑の芝生を走れるのも心地いい」とほほ笑む。釜石の企業に勤める後輩の縁で10年前に「釜石市駅伝クラブ」に加入。釜石市チームのメンバーとして駅伝大会にも出場する。
山田さんら駅伝の釜石市チームが次に挑むのが11月23日に開催される第85回一関・盛岡間駅伝競走大会(通称:日報駅伝)。今大会は85回の節目と主催する岩手日報社の創刊150周年を記念し、郡市町村対抗レースに一本化され、新たに女子や中学生が走れる区間が設けられている(総距離95.2キロ、13区間)。この大会に釜石市チームの中学生メンバーとして、釜石中の内山銀さん(2年)、菊池星那さん(2年)、藤原莉那さん(1年)が出場する。3人は同校の特設駅伝部に所属し、今月2日に開催された第41回県中学校駅伝大会では男子が8位、女子が15位(ともに39チーム中)と昨年より大幅に順位を上げた。

11月の日報駅伝に釜石市チームのメンバーとして出場する釜石中の(左から)内山銀さん、菊池星那さん、藤原莉那さん
3人は今回の釜石健康マラソンにも参加。5キロアップダウン一般男子の部に参加した内山さんは2位。5キロ一般女子の部に参加した藤原さんは1位、菊池さんは3位に入る健闘を見せた。大会で5キロを走るのは3人とも初めて。内山さんは「アップダウンがきつかった」、藤原さんは「スタジアムに戻ってくるあたりがきつかった」、菊池さんは「きついところもあったが、ゴールできて達成感がある」と話し、1カ月後の駅伝大会に向け、いいトレーニングになった様子。

健康マラソンでは5キロの部で体力づくり。駅伝の先輩メンバーも複数参加した
日報駅伝で1区(3.2キロ、中学女子)を走る藤原さんは「(選手は)3年生とか先輩が多いと思うが、ちゃんとついていけるように頑張りたい」、2区(3.8キロ、中学男子)を走る内山さんは「(力のある他地域の選手に)少しでも食らい付いて、できるだけ上の順位でたすきをつなげるようにしたい」、3区(2.1キロ、中・高・一般女子)を走る菊池さんは「一般も入るので速い選手が多いと思うが、まずは楽しみたい」と、それぞれ抱負を語った。
この日はマラソンの後、恒例のリレーの部もあり、参加チームの熱い戦いで盛り上がった。レースの後は、商品券や仙人秘水が当たるお楽しみ抽選会も行われた。

リレーの部は大盛り上がり。一般の部にはスポ少の保護者チームも参加した

釜石新聞NewS
復興釜石新聞を前身とするWeb版釜石新聞です。専属記者2名が地域の出来事や暮らしに関する様々なNEWSをお届けします。取材に関する情報提供など: 担当直通電話 090-5233-1373/FAX 0193-27-8331/問い合わせフォーム











