【イベントレポート】景色と美酒に酔いしれる 三陸鉄道「海街ワイン列車」を満喫
地域情報

三陸鉄道の観光列車「海街ワイン列車」を楽しむ参加者
列車が盛駅(大船渡市)をゆっくりと走り出すと、車内にはワイングラスが触れ合う軽やかな音と潮風のような爽やかな香り、笑い声が広がった。三陸鉄道恒例の「海街ワイン列車」。日常の移動手段の鉄道が、この日だけは特別なワイナリーへと姿を変える。
7月25日夕刻、三鉄盛駅。レトロ調の車両に乗り込むと、座席には豪華なおつまみBOXとグラスが用意されていた。席に着き、ほどなくしてグラスに注がれたのは、大船渡市のワイナリーが醸造するワイン。赤、白、ロゼなど個性豊かな味わいがそろい、それぞれ飲み比べができるのもうれしい。

大船渡市のワイナリー「THREE PEAKS(スリーピークス)」で醸造されたワイン。6種の飲み比べを楽しめた

おつまみとの相性も抜群!大船渡市のカフェ「ユキグランパ」が提供した
あいにくの雨模様ながら、車窓には緑豊かな自然と穏やかな海が次々と流れ、グラスを傾けるたびに旅情が深まっていく。車内は終始和やかな雰囲気。近くに座った人同士が自然と会話を始め、「どのワインが好きですか」「普段も三鉄に乗るんですか」などと話が弾む。旅先で偶然居合わせた人との交流も、この列車ならではの魅力だ。

海街ワイン列車で出会って意気投合「かんぱ~い!」
途中停車した恋し浜駅(大船渡市)や折り返し地点の唐丹駅(釜石市)では、ホームに降りて「思い出に」と写真撮影を楽しむ人の姿が見られた。復路では、三鉄やワインに関するクイズで大盛り上がり。盛駅へ戻るころには初対面だった参加者同士が打ち解け、「また来年も会いましょう」と言葉を交わしていた。笑顔があふれた約2時間の旅はあっという間だった。

海街ワイン列車の舞台となった三陸鉄道のレトロ風列車。途中停車した恋し浜駅のホームから見ると車両が傾いている!?

車内ではクイズも。答え合わせは盛り上がり、景品をかけてじゃんけんで勝負する一幕も
三陸の景色、地元で醸造されたワイン、沿線の魅力を知り尽くした三鉄社員のもてなし-。それらが調和した「海街ワイン列車」は、五感で味わう特別な旅を届ける、三陸ならではの観光列車だ。そして、三鉄は単なる移動手段ではなく、人と人、地域と人をつなぐ舞台であると改めて感じた。

参加者をもてなしたのは三鉄盛駅の吉田哲駅長(右)と大船渡派出所の山蔭康明所長
岩手県内のいいところ、おいしいものを紹介する三鉄の観光列車はさまざまある。飲食関係では日本酒、焼酎、サーモン…そして、人気のビールも。○○好きはもちろん、鉄道旅を楽しみたい人もぜひ一度体験してみては。












