歳末の釜石港を彩る「雪月花」〜釜石商工会議所青年部、花火をプレゼント


2020/12/31
復興釜石新聞アーカイブ #地域

コロナ禍を元気づけようと打ち上げられた花火=24日夜

コロナ禍を元気づけようと打ち上げられた花火=24日夜

 

 クリスマスイブの24日、釜石港に打ち上げ花火の轟音(ごうおん)が響き、大きな光の輪を描いた。わずか5分間のイベントだったが、コロナ禍で静まり返る歳末のまちを元気づけるように、港内を明るく彩った。

 

 「かまいし雪月花」と銘打った花火は、釜石商工会議所青年部(多田和広会長、30人)がプレゼントした。県内の商工会議所や商工会の青年部が企画する「イーハトーブプロジェクト」の一環で、同夜は釜石だけで行われた。

 

 秋田県大仙市の花火業者、響屋(ひびきや)大曲煙火の新山良洋取締役と高橋毅さんが新浜町の防波堤から75発を打ち上げた。最大の4号玉数発は上空で直径120メートルの光を散らせ、色とりどりの多様な形を描いた。

 

 この夜の釜石港は気温が10度近くもあり、風も穏やか。鏡のような海面には花火の反射光と月明かりが揺れた。

 

 多田会長(42)は「新型コロナウイルスの感染拡大で各地のイベントは中止となった。私たちもチャリティーサンタ事業を取り止めた。花火を見て感動した。来年が未来を明るく照らす年になるように」と願った。

関連情報 by 縁とらんす
復興釜石新聞 臨時休刊のお知らせ
復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石のイチ押し商品

商品一覧へ

釜石の注目トピックス