コロナ禍忘れさせる熱奏〜釜石市民吹奏楽団 第54回定期演奏会


2020/12/10
復興釜石新聞 #文化・教育

観客の目にも訴えた2部のステージ。音楽鑑賞の楽しみも倍増!

観客の目にも訴えた2部のステージ。音楽鑑賞の楽しみも倍増!

 

 釜石市民吹奏楽団(谷澤栄一団長、60人)の第54回定期演奏会は11月29日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルスの影響でコンクールは中止、イベントなどでの演奏機会も失われる中、団員らは「歩みは止めたくない」と感染防止策を講じながら活動を継続。演奏会も観客の理解と協力を得て対策を徹底し、一緒に音楽の楽しみを味わった。 

 

 2部構成(全8曲)のステージ。1部ではベートーベン生誕250周年を記念し、交響曲からピアノソナタまで名曲の数々をつないだ「不滅のベートーベン」(真島俊夫編曲)を披露。英雄、皇帝、田園、悲愴、月光、運命、第九―と耳なじみの旋律が続き、間には〝ハッピーバースデートゥーユー〟の挿入も。偉大な作曲家の功績をたたえた。

 

 2部は人気映画の楽曲などを吹奏楽バージョンで聞かせた。交響組曲「ハリー・ポッター(賢者の石)」は、映画の世界観そのままの幻想的で不思議に満ちた曲が作品の記憶をよみがえらせた。ステージのバックスクリーンには曲に合わせたイメージ画などが映し出され、雰囲気のある照明とともに演奏を引き立てた。

 

 感染防止策の一環で観客に用意されたのは「ブラボー!!」カード。声を出しての感動表現に代え、観客はカードの掲示と盛んな拍手でアンコールを求めた。これに応え、団員らは「マンハッタン・ビーチ」「オーメンズ・オブ・ラブ」を追加演奏。心通うエンディングで締めくくった。

 

 同定演を初めて鑑賞した大槌町の新谷洋一さん(68)は「思った以上に素晴らしい演奏で驚いた。個人の高いスキルとチームワークが生む最高のステージ。内側から湧き出るエネルギーを感じ、自分も明日から頑張れそう」と大感激。

 

 鵜住居町の小林凜さん(釜石高3年)は同校吹奏楽部を夏で引退。「演奏を聞いているとまた楽器を吹きたくなる。コンクールも中止され、部活にも心残りがあったので…。今日は吹奏楽の後輩にも会えた」と喜んだ。

 

 今春、釜石市吹に入団したパーカッションの古川りかさん(26)は「緊張したが、パートのフルメンバーで演奏するのは初めてなのでうれしかった。吹奏楽をやるのは高校以来。コンクールにも出てみたい」と今後の活動に意欲を示した。

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