「怖いな」でも「イエーイ」高所作業車に歓声、甲子小で建設業ふれあい事業


2020/12/01
復興釜石新聞アーカイブ #文化・教育

高所作業車に試乗し、「高いね」と笑顔を見せる児童

 

 県建設業協会釜石支部青年部(山元一輝部会長、28社)による「建設業ふれあい事業」は16日、甲子小(菅原正樹校長、児童259人)で行われ、1年生41人が工事現場で実際に使用されている建設重機の操作や試乗を体験した。

 

 青年部会員に重機のリース事業所が協力、合わせて31人が児童を迎えた。校庭にはバックホー、土やアスファルトを固めるコンバインドローラー、除雪作業などで使うショベルローダー、高所作業車がずらり。児童は実際に車両に乗り込み、青年部会員に手伝ってもらいながら操作に挑戦した。

 

重機の操作も体験し、建設の仕事に触れた

重機の操作も体験し、建設の仕事に触れた

 

 25メートルの高さまで伸びる高所作業車には、ヘルメットや安全帯を身に着けて乗車。「怖いな」と緊張気味の児童もいたが、3階建ての校舎より高く上昇すると、「面白い。イエーイ」などと校庭にいる友達に自慢げに手を振っていた。

 

 小川雛詩(ひなた)さんは「どの機械も初めて乗った。(操作を)教えてくれて面白かった。高い所が見えて楽しかった」と喜んだ。

 

 ふれあい事業は、建設業を理解してもらおうと継続する地域貢献活動。山元部会長は「体験を通じ建設現場の仕事や働いている人に親しみを持ってもらえたら。子どもたちはすごく喜んでくれた。そういう笑顔を見ると、次の仕事にリフレッシュした気分で向かえる」と目を細めた。

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