釜石鵜住居復興スタジアム、木製座席を塗り替え〜ラグビーW杯から1年を前に

復興釜石新聞2020/09/02

木製座席の塗装作業に取り組む職員

木製座席の塗装作業に取り組む職員

 

 釜石地方森林組合(久保知久代表理事組合長)は27日、釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで木製座席を塗装するボランティア活動に取り組んだ。全国一斉の森林組合デー(8月の第4木曜日)にちなんだ地域貢献活動の一環。職員らは「訪れた人が気持ちよく利用できるように」と作業に汗を流した。

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となったスタジアム。設置された木製座席には2017年に平田の尾崎半島で発生した林野火災の被災木(スギ)が使われていて、同組合が提供した。

 

 W杯から1年となるのを前に、スタジアムを管理する市では座席の塗り替えを進めている。市民らを対象にした塗装のボランティア活動を今月2回実施し、延べ約160人が参加。同組合は運営のサポートを行ってきた。

 

 塗装作業が行われているのはバックスタンド(約3千席)で、これまでに7割を色付け。茶色を背景に、青色で「KAMAISHI UNOSUMAI」の文字が浮かび上がった。

 

 この日は残る約830席を塗装。同組合職員や県、釜石市、大槌町の林業担当職員ら約30人が参加し、木材保護性能を持つ塗料(茶色)で座席を彩った。

 

 スポンジを手に丁寧に色付け作業に励む職員たち。中には、座席に使用した木材の切り出し作業に携わった人もおり、「立派なスタジアム。愛着がある」「100年後も残ってほしい」「多くの人に利用してもらえたらうれしい」などと思いも込めた。

 

 同組合ではメインスタンドに整備された木製諸室の木材も供給。高橋幸男参事(56)は「自分たちの仕事が形となって見える場所。できることをやりながら、ラグビーのまちを応援していきたい」と汗をぬぐった。

 
 

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