野田町4丁目 町内会設立、ワンチームに〜超高齢化社会に対応、休止状態の2町内会を再編

復興釜石新聞2019/12/16

「野田4丁目町内会」の設立に集まった住民ら

「野田4丁目町内会」の設立に集まった住民ら

 

 釜石市野田町4丁目(73世帯)の住環境改善を図ろうと、新たに町内会が組織されることになり、7日、住民による設立総会が開かれた。名称は「野田4丁目町内会」。今後、総会で出された意見を基に規約や班編成を見直し、2020年4月1日からの正式スタートを目指す。

 

 甲東こども園ホールで開かれた総会には26人が出席。設立準備委員会を代表し、住民の和田顕正さん(77)は「統一した町内会をと、準備を進めてきた。原案を見てもらい修正を図りながら、地域に合ったより良いものにしていければ」とあいさつ。世話人を務める小佐野地域会議の黒田至議長(69)が経緯を説明し、「組織があれば地域会議としても(諸課題解決への)応援が可能。“ワンチーム”によるコミュニティー形成で新たな出発を」と激励した。

 

 野田町4丁目はJR釜石線に隣接する同町北側地域(北野田ブロック)の一部。元々、十一会(11世帯)、仲の会町内会(17世帯)という2つの住民組織があったが、住民の高齢化などで、活動は実質休止状態。残る45世帯は未組織のままだった。このため、地区内に防犯灯(街路灯)がないなど長年手つかずの地域課題があるほか、最近では独居高齢者の死去がしばらく発見されなかった事案もあり、確固たる町内会組織の必要性が浮上していた。

 

 実態を把握した小佐野地域会議が1年半前から、対象住民に新町内会設立に関するアンケート(意向調査)を実施。73・5%の賛同を得たことから、既存の2組織の代表を含む準備委を発足させ、同4丁目全域をまとめる町内会設立に向け取り組んできた。

 

 総会では会員名簿を確認。規約、役員選出などの議案を審議した。その結果、新町内会は加入を希望する40世帯(7日現在)、6班編成でスタート。事業として▽生活環境の整備、改善▽保健衛生▽会員の親睦、福祉▽交通安全、防災―などに関することを掲げ、明るく住みよい地域づくりを目指す。初代役員として会長に和田顕正さん、副会長に竹下常雄さんらを選出した。

 

 出席者からは、今回加入を見送った世帯への将来的対応に質問も。会では「加入は任意だが、防災や環境整備の平等な恩恵の観点からも、できるだけ加入を促したい」とし、会の活動をアピールしながら引き続き呼び掛けていくことを確認した。

 

 和田会長は「超高齢化社会を迎え、地域が果たす役割はさらに重要になる。地区内には独居の高齢者も増えており、見守り、声掛けに率先して取り組みたい。住民間の横の連携(つながり)を大事にし、班長同士も頻繁に情報交換できるようになれば」と期待。喫緊の課題として防犯灯の設置も挙げ、行政への要望活動に着手したい意向を示した。
 規約の施行開始、行政への届け出は2020年度からを予定する。

 

(復興釜石新聞 2019年12月11日発行 第849号より)

 

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