SL銀河 今季最終運行、鉄道ファン 勇姿に歓声〜「来年もまた来てね」釜石駅で市民ら見送り

復興釜石新聞2018/11/07

今季の最終運行を前に「SL銀河」の勇姿をカメラに収める乗客ら=JR釜石駅

今季の最終運行を前に「SL銀河」の勇姿をカメラに収める乗客ら=JR釜石駅

 

 JR釜石線(花巻―釜石間)を走る蒸気機関車「SL銀河」の今年の最終運行が10月28日に行われた。釜石駅発の今季最終便には、ツアーで訪れた旅行客など約100人が乗車。深まりゆく秋の沿線の風景を車窓から楽しみながら遠野を経由し、花巻へと向かった。

 

 ホームでは、煙を吐くSLを背に、乗客らが次々とカメラで記念撮影。市民や釜石駅周辺の商店主らが横断幕を掲げ、地元の尾崎青友会が郷土芸能の「虎舞」で威勢よくSLを見送った。

 

 栃木県足利市から夫婦でツアーに参加した野村久夫さん(69)は大のSLファン。旅行パンフレットでSL銀河を目にし、「次は、これだ」と迷わずツアーに申し込んだという。SL銀河の雄姿を眺めながら、「これはC型。地元の真岡鉄道を走る蒸気機関車よりやや大きく、D51よりは小さい」などと話し、SLマニアぶりをうかがわせた。

 

 神奈川県横浜市から夫婦で訪れた大塚勝彦さん(54)は「同業者(京浜急行の社員)ですが」と前置きした上で、「この型のSLは全国でも数少ない。かっこいいですね。車内の展示も楽しみ」と言いながら列車に乗り込んだ。

 

 東京からツアー客を引率して来たJR東日本東京支社営業部首都圏エージェントセンターの保田暢彦副課長(45)は、盛岡支社にいた時代にSL銀河の運行を企画した“仕掛け人”。釜石ラグビーを支援する「スクラム釜石」の一員としても活動しており、「来年は釜石でラグビーW杯が開かれるし、JR山田線を移管する三陸鉄道も全線開通する。これを弾みに、SL運行を通して釜石を盛り上げたい」と意気込みを示す。

 

 JR盛岡支社によると、運行5年目のSL銀河の乗客数は延べ約8200人で、平均乗車率は昨年とほぼ同じの約8割。変わらぬSL人気をうかがわせた。4月から31往復の運行を終えた車両はこれから検査に入り、来年の運行日程はその後に決定するという。

 

(復興釜石新聞 2018年11月3日発行 第737号より)

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