みんなで歩ける喜び感じながら… 新年恒例 釜石「初詣ウオーク」 “健歩”で1年スタート

新年初歩きを楽しむ市内外のウオーキング愛好者ら=2日、初詣ウオーク
釜石市ウオーキング協会(遠野健一会長、会員46人)の歩き初め、「初詣ウオーク」は正月2日に行われた。市内の神社や寺を詣でながら歩く新年恒例の行事で、21回目の開催。同協会のほか、大船渡市と遠野市の各団体から計20人が参加した。中妻町から浜町まで約10キロの道のりを歩いた参加者は、心地よい疲れとともに笑顔を広げ、「今年もみんなで元気に歩こう!」と誓い合った。
スタート地点は中妻町の昭和園クラブハウス駐車場。開会式で遠野会長は「仲間と歩くことは健康にも効果がある。今年も、より楽しいウオーキング活動を目指していきたい。今日は歩けることに感謝しながら、1年を無事に過ごせるように神社、仏閣で祈願していこう」と呼びかけた。軽いストレッチで体をほぐした後、最初の詣で地、八雲神社(八雲町)に向けて出発した。

八雲神社には西側の山道から上って参拝。霜柱が立つ地面を踏みしめ一歩一歩前へ…

鳥居の下の「茅の輪」くぐりも体験。厄を払い、無病息災を祈願
この日の市内は晴れて気持ちのいい青空が広がったものの、風が強めに吹き、底冷えの一日に…。日陰の土の地面には霜柱が立ち、真冬らしい寒さとなった。それでも、高台にある寺社への坂道や石階段を上り下りするうちに体は温まってきた。参加者は2カ所目の八幡神社(大渡町)でお参りした後、市保健福祉センターに立ち寄りトイレ休憩。水分補給などもして、後半のコースに向かった。

駒木町の甲子川河川敷遊歩道を進む。対岸ではシカ2頭がごあいさつ(写真左下)

大渡町の八幡神社に到着。急な石階段は手すりにつかまって慎重に上る

薬師山観音寺入り口の樹木にはクマのものとみられる爪痕も。まだまだ注意が必要
同センターに隣接する薬師山観音寺(大町)で参拝後は、中心市街地の県道を進んだ。商店やホテルの門松、正月飾りで新年の始まりを実感しながらウオーキング。道行く人ともあいさつを交わしながら歩き、ゴールとなる尾崎神社(浜町)を目指した。午前9時半前に出発した参加者らは、正午前には同神社に到着。最後の参拝を無事終えた。
釜石協会の大沢寿礼さん(72)は「風は冷たいがピリッとしていいね。新年の初歩きはやはり気持ちが引き締まる」とすがすがしい表情。協会に入って5年ほどになるが、今は月1回発行する「ウオーキングだより」の編集を担当。「手間はかかるが、みんなが楽しみに読んでくれるのがうれしい」と話す。今年は「まだ行ったことがない県外への遠征ウオークにも参加したい。昨年は厄年だったので、今年は“ウマ”くいくように」と願った。
釜石の初詣ウオークは初めてという遠野協会の鈴木幸枝さん(59)は「今年1年、元気で過ごせるようにと拝んで歩いた」。3年ほど前から健康づくりのために始めたウオーキング。「歩くのが苦じゃなくなり、外に出たいという気持ちになった」と心身の変化を実感する。今は他市町の協会が主催する行事にも参加し、「知らない所に行って歩くのが、ちょっとした旅行気分で楽しい。知り合いも増えた」と喜ぶ。2026年に望むのは「体も心も健康に、穏やかに…」。

今年3月で東日本大震災から15年―。中心市街地には複数の復興住宅が建ち並ぶ

釜石港を臨む浜町に到着。ゴールの尾崎神社まであと少し。初詣に向かう車列も続く(左)

無事に完歩! 感謝の気持ちを込め、尾崎神社で最後の参拝
昨年は全国的にクマの出没が相次ぎ、これまで気軽にできたウオーキングも「1人では怖い」「コースや時間帯も見直さざるを得ない」状況に陥った。前述の鈴木さんも「クマが怖いので、ジムで運動するようにしていた」と話す。危険回避の観点からも、大人数で歩く協会行事は運動機会確保の一助にもなるものと思われる。
釜石協会は今年も、市内や周辺市町での月2回の例会ウオーキングのほか、県内外のイベントにも参加予定。各地の自然や歴史、文化に触れながら歩き、仲間との交流も深める。会員以外の参加も大歓迎。次回は1月17日、市内平田地区を散策する。10キロのほか5キロでも参加可能。希望者は午前9時に上平田ニュータウン集会所に集合とのこと。一般の参加料は300円。

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