釜石SW レギュラーシーズン最終戦も勝利ならず 4月22日の順位決定戦は再び江東と


2023/03/28
釜石新聞NewS #スポーツ

今季2回目の対戦「釜石SW―江東」=19日

今季2回目の対戦「釜石SW―江東」=19日

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブス(SW)RFCは19日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで清水建設江東ブルーシャークスと対戦し、26―35(前半14―22)で敗れた。26日の日野レッドドルフィンズ戦が相手の不祥事で不戦勝となったため、2勝8敗勝ち点9(5位)でレギュラーシーズンを終えた。4月22日の4~5位順位決定戦で再び江東と対戦する。
 
 ホームでの今季勝利をかける釜石、実戦での初勝利を目指す江東。先制したのは釜石だった。前半2分、けがから復帰し3試合目の出場となったCTBヘルダス・ファンデルボルトが今季初トライ(ゴール成功)。チームを勢いづけるも、その後はディフェンスミスなどで江東に3トライを許した。釜石の追加点は33分。敵陣ラインアウトを起点に、ファンデルボルトが力強い突破で22メートルまで運び、すぐさま右に展開。外側に1人余す余裕で最後はフルバック片岡領が決めた(ゴール成功)。
 
前半2分、先制トライを決めるヘルダス・ファンデルボルト(中央)

前半2分、先制トライを決めるヘルダス・ファンデルボルト(中央)

 
前半33分、片岡領(左)が抜け出しSW2本目のトライ。7点差に詰め寄る

前半33分、片岡領(左)が抜け出しSW2本目のトライ。7点差に詰め寄る

 
片岡領のナイストライに喜びの大漁旗がはためく

片岡領のナイストライに喜びの大漁旗がはためく

 
 8点差で追う釜石は後半、継続したアタックは見せるもハンドリングエラーなど大事な場面でのミスが出て、なかなかトライまで持ち込めない。江東のPG、トライでさらに点差を広げられた。25分以降、8選手を入れ替え。33分には敵陣5メートル手前のスクラムから粘り強く攻め続け、フランカー河野良太が相手の隙を突いてトライ。39分には途中出場のフランカー、セタ・コロイタマナのトライ(ゴール成功)で追い上げたが、差は埋められず、26-35で敗れた。
 
後半33分、河野良太(手前)のトライで追加点

後半33分、河野良太(手前)のトライで追加点

 
 試合後の記者会見。「細かいミスとペナルティーで崩してしまった印象。取り急いでしまった」とWTB小野航大主将。ディフェンスがうまくいかなかった要因として「ゲインラインを越えられ、ネガティブなフェーズになってからのタックルが多かった。接点でもっと戦わないといけない」と修正点を見据えた。
 
 レギュラーシーズンを終え、須田康夫ヘッドコーチは「昨季よりトライ数、得点能力は飛躍的に改善したが、ディフェンスはまだ課題が残る。最終的にどこで取り返し、どう取り切るかという部分で、プレー選択の明確な意図が必要」と総括。順位決定戦で勝利して1つ順位を上げ、3部との入れ替え戦に臨めるよう、1カ月間しっかり準備を進めていくことを誓った。

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