日赤への寄付で感謝状 鈴木さん(唐丹)、亡き父の願い受け活動を支え続ける


2021/10/01
釜石新聞NewS #地域 #福祉

赤への寄付で、厚生労働大臣感謝状を受けた鈴木さん(中)、野田市長(左)、同席した木村参事

日赤への寄付で、厚生労働大臣感謝状を受けた鈴木さん(中)、野田市長(左)、同席した木村参事

 

 日本赤十字社に多額の寄付をした釜石市唐丹町の鈴木明広さん(38)に厚生労働大臣感謝状と社長感謝状が9月16日、伝達された。伝達式は市役所で行われ、野田武則市長が感謝状を手渡した。さまざまなボランティア活動に取り組む鈴木さんは「(表彰は)素直にうれしい。人のためになる活動を続けていきたい」と喜んだ。

 

 厚労大臣感謝状は、同一年度内に一時または累計で100万円以上、日赤活動資金へ協力した場合に授与。社長感謝状は金色有功章(一時または累計で50万円以上協力)を受章後、一時または累計でさらに50万円以上協力した場合に贈られる。

 

 鈴木さんは7年ほど前から日赤に毎年多額の寄付を続けている。亡くなった父親の「国に貢献したい」との願いを受けて始めた活動で、趣味のコイン収集などで得た資金を寄付金に充てている。今回は100万円を寄付。これまで総額205万円余りの支援を行ってきた。

 

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野田市長に寄付継続への思いを伝える鈴木さん(右)

 

 日赤のほか、戦争・紛争や災害、病気などで困難な状況下にある人を支える活動を行う他団体にも寄付を継続。市内の福祉施設でのシーツ交換、ハーモニカ演奏などボランティア活動も行っていて、「コロナ禍が終われば再開し、困っている人の力になれれば。父の功績を残していきたい」と思いを強めていた。

 

 日赤岩手県支部釜石市地区長の野田市長は「安心安全な暮らしを守る活動を支えようという思いが事業推進の原動力になる」と協力の継続に期待。同席した日赤県支部の木村匠参事は「長年いただいた寄付は人道支援の活動に役立てたい」と感謝した。

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