いわての森林の感謝祭 10月2日開催に~限りなく規模を縮小、簡素化


2021/08/31
釜石新聞NewS #地域

コロナ禍で1年延期した「いわての森林の感謝祭」の開催を決めた実行委の会合

コロナ禍で1年延期した「いわての森林の感謝祭」の開催を決めた実行委の会合

 

 第13回いわての森林(もり)の感謝祭実行委員会(会長・野田武則釜石市長)は25日、同市役所で会合を開き、8月中に最終判断するとしていた開催の可否について、当初の予定通り10月2日に開くことを決めた。参加者は市内の関係者を中心とした数十人程度に縮小。限りなく簡素化した形で植樹、式典を実施するとした。

 

 委員6人が出席し、新型コロナウイルスの感染状況などを踏まえて協議した。植樹は鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムを会場に、作業時間を短縮して実施。スタッフを含めた約300人の参加予定者は大幅に縮小し、市内の児童の参加も見合わせる。参加予定だった関係者にはパンフレットや記念品(林野火災の被災木を活用した皿、地元産乾燥シイタケ)などを発送する。

 

 同感謝祭は県や各市町村、県緑化推進委員会が主催。県民参加の植樹や育樹活動を通じ、森林の恵みに感謝する行事として2007年度に始まり、各市町村を巡って開いている。第13回は20年秋の開催予定だったが、コロナの影響で1年延期していた。

 

 県緑化推進委の赤澤由明常務理事は「木を植え、緑化思想の啓発につなげることが感謝祭の意義。経験したことのない状況下、スタイルを変えざるを得ない」と指摘。野田市長は「限りなく縮小した形で、開催に理解を得られるよう準備を進めていく」とした。

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